JP3371165B2 - 直流ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents

直流ブラシレスモータの駆動装置

Info

Publication number
JP3371165B2
JP3371165B2 JP01850994A JP1850994A JP3371165B2 JP 3371165 B2 JP3371165 B2 JP 3371165B2 JP 01850994 A JP01850994 A JP 01850994A JP 1850994 A JP1850994 A JP 1850994A JP 3371165 B2 JP3371165 B2 JP 3371165B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
pole
coils
excited
brushless motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01850994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07231694A (ja
Inventor
晃 赤見
Original Assignee
日本電産シバウラ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電産シバウラ株式会社 filed Critical 日本電産シバウラ株式会社
Priority to JP01850994A priority Critical patent/JP3371165B2/ja
Publication of JPH07231694A publication Critical patent/JPH07231694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3371165B2 publication Critical patent/JP3371165B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流ブラシレスモータ
の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動ドアを駆動する分野などに
おいて、直流ブラシレスモータ(以下、モータと略す)
が用いられている。固定子として3n個、例として6個
のコイルを備え、回転子として周方向にN極とS極とが
交互に着磁され、例として4つの磁極を有する永久磁石
が用いられている。前記コイルは、トランジスタを用い
るインバータ回路によって、対角線上のコイルが同一の
駆動信号で駆動され、励磁時には同一の磁極となるよう
に構成される。各コイルへの駆動信号の通電順序によっ
て、モータが正回転あるいは逆回転する。このようなモ
ータにおいて、モータを回転駆動する場合、N極あるい
はS極に励磁された2対のコイル以外の1対のコイルは
非励磁状態である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のモータを自動ド
アに用いる場合、ドアを開閉する動作に対応するモータ
の前記正回転及び逆回転は、前述したように各コイルへ
の通電順序の設定によって決定される。また、例として
ドアが開放状態から閉止状態になるとき、ドアを閉止動
作の途中で急速に停止し、再度開放動作を行う場合があ
る。このような場合、ドアを駆動するモータを一旦停止
して、モータの回転方向を逆転させる必要がある。この
ようなドアの停止は、自動ドアを通過する通行人の安全
のために可及的に急速である必要がある。
【0004】従来では、このような急速なモータの停止
を行うためには、前記インバータ回路を構成する周知の
2群のトランジスタのうち、いずれか一方のトランジス
タ群のトランジスタを全てオフ状態に設定している。あ
るいはモータの回転モードを逆転モードに切り替えてい
る。
【0005】しかし、このような従来の制動方式では、
ドアの急速な停止のための制動力が不十分であるという
課題を有している。図13及び図14は、従来の制動方
式によって、4000rpmで正回転あるいは逆回転し
ているモータを停止させた場合の回転数の変化を測定し
たグラフである。モータの確実な停止までに約0.1秒
程度の時間を要していることが分かる。
【0006】本発明の目的は、上述の技術的課題を解決
し、制動力が格段に向上した直流ブラシレスモータの駆
動装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、自動
ドアを駆動するものであって、3相のコイルを有する
定子と、2個の磁極を有する回転子とを備える直流ブラ
シレスモータを駆動し、前記直流ブラシレスモータに駆
動電力を供給するスイッチングレギュレータを備える直
流ブラシレスモータの駆動装置において、通常正回転時
及び通常逆回転時には、各コイルへの通電を、各コイル
への通電期間が重複することなく行い、正回転からの制
動時には、前記スイッチングレギュレータで駆動電力を
供給しつつ、各コイルへの通電を各コイルへの通電期間
が重複期間を有するように行って、前記3相のコイルの
いずれも励磁状態になし、かつ、前記各コイルへの励磁
状態のN極からS極、または、S極からN極へ変換させ
ることによって、前記回転子を前記変換のタイミングで
それぞれ正回転方向へ30度づつ回転させることにより
前記自動ドアを制動し、逆回転からの制動時には、前記
スイッチングレギュレータで駆動電力を供給しつつ、各
コイルへの通電を各コイルへの通電期間が重複期間を有
するように行って、前記3相のコイルのいずれも励磁状
態になし、かつ、前記各コイルへの励磁状態のN極から
S極、または、S極からN極への変換させることによっ
て、前記回転子を前記変換のタイミングでそれぞれ逆回
転方向へ30度づつ回転させることにより前記自動ドア
を制動することを特徴とする直流ブラシレスモータの駆
動装置である。請求項2の発明は、自動ドアを駆動する
ものであって、3相のコイルを有する固定子と、2個の
磁極を有する回転子とを備える直流ブラシレスモータを
駆動し、前記直流ブラシレスモータに駆動電力を供給す
るスイッチングレギュレータを備える直流ブラシレスモ
ータの駆動装置において、通常正回転時及び通常逆回転
時には、各コイルへの通電を、各コイルへの通電期間が
重複することなく行い、正回転からの制動時には、前記
スイッチングレギュレータからの駆動電力の供給を停止
しつつ、各コイルへの通電を各コイルへの通電期間が重
複期間を有するように行って、前記3相のコイルのいず
れも励磁状態になし、かつ、前記各コイルへの励磁状態
のN極からS極、または、S極からN極へ変換させるこ
とによって、前記回転子を前記変換のタイミングでそれ
ぞれ正回転方向へ30度づつ回転させることにより前記
自動ドアを制動し、逆回転からの制動時には、前記スイ
ッチングレギュレータで駆動電力を供給を停止しつつ、
各コイルへの通電を各コイルへの通電期間が重複期間を
有するように行って、前記3相のコイルのいずれも励
状態になし、かつ、前記各コイルへの励磁状態のN極か
らS極、または、S極からN極への変換させることによ
って、前記回転子を前記変換のタイミングでそれぞれ逆
回転方向へ30度づつ回転させることにより前記自動ド
アを制動することを特徴とする直流ブラシレスモータの
駆動装置である。
【0008】
【作 用】請求項1の発明は、通常回転時及び通常逆回
転時には、各コイルへの通電を、各コイルへの通電期間
が重複することなく行い、回転制動時には、各コイルへ
スイッチングレギュレータからの駆動電力を供給し、か
つ各コイルへの通電を、各コイルへの通電期間が重複期
間を有するように行う。
【0009】従って、モータを急速に制動する場合に
は、前述したような各コイルへの通電を行うことによ
り、コイルのいずれにも磁極を発生させることができ
る。これにより、モータの制動速度を向上することがで
きる。
【0010】請求項2の発明は、通常回転時及び通常逆
回転時には、各コイルへの通電を、各コイルへの通電期
間が重複することなく行い、回転制動時には、スイッチ
ングレギュレータの動作を停止して駆動電力の供給を停
止すると共に、各コイルへの通電を、各コイルへの通電
期間が重複期間を有するように行う。このような制動動
作によっても、上記の効果を得ることができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例のモータの駆動装置
1の電気的構成を示すブロック図である。本実施例は、
一例として自動ドアを走行駆動するモータについて説明
する本実施例の駆動装置1は、交流電源22からの交
流電力のノイズを遮断するノイズフィルタ23と、ノイ
ズフィルタ23からの交流電力を、後述するようなイン
バータ回路6に供給するスイッチングレギュレータ24
と、前記インバータ回路6と、インバータ回路6に設け
られる各トランジスタを駆動する信号を出力する駆動回
路7とを備える。
【0012】図2はモータの駆動装置1の電気的構成
を示す回路図であり、図3は本実施例に従うモータ2に
関連する電気的構成を示す配線図である。
【0013】モータ2は3対のコイル3a,3b;4
a,4b;5a,5bを有する固定子20備え、各対の
コイル3a,3b;4a,4b;5a,5bは、相互に
対角線上に配置され、駆動装置1からのU相、V相及び
W相の駆動信号で駆動される。従って、前記対角線上の
各コイル3a,3b;4a,4b;5a,5bは、それ
ぞれ同一磁極に励磁される。本実施例では、コイル3
a,4b,5bに臨んで、例としてホール素子などから
なる3つの磁極検出素子H1,H2,H3が設けられ、
それぞれ2つずつの検出出力H1a,H1b;H2a,
H2b;H3a,H3bが得られる。
【0014】駆動装置1は、コイル3a,3b;4a,
4b;5a,5bに前記U相、V相及びW相の駆動信号
をそれぞれ供給するインバータ回路6を備え、インバー
タ回路6には6つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q
4,Q5,Q6が設けられる。トランジスタQ1,Q4
は電源V1と接地電位との間で直列に接続され、トラン
ジスタQ2,Q5及びトランジスタQ3,Q6も、電源
V1と接地電位との間で直列に接続される。トランジス
タQ1,Q4;Q2,Q5;Q3,Q6の各接続点から
前記U相、W相及びV相の駆動信号が取出される。
【0015】前記トランジスタQ1,Q2及びQ3のベ
ースに、トランジスタQ7,Q8及びQ9を介して駆動
制御信号を入力する駆動回路7が設けられる。駆動回路
7は、集積回路素子として構成され、前記トランジスタ
Q7,Q8,Q9,Q4,Q5及びQ6に、これらのト
ランジスタのオン/オフ状態を制御する駆動制御信号
を、複数の出力端子O1,O2,O3,O4,O5及び
O6から出力する。また、駆動回路7には、前記磁極検
出素子H1,H2,H3から出力される磁極検出信号が
波形整形などの信号処理を施されて得られる検出信号h
1,h2,h3が入力される入力端子I1,I2,I3
が設けられる。
【0016】駆動装置1は、前記駆動回路7の入力端子
I4,I5,I6に制御信号C1,C2,C3を作成し
て入力する信号発生回路8を備える。本実施例の駆動回
路7は、前記制御信号C1,C2,C3のハイレベル
(以下、Hレベルと記す)あるいはローレベル(以下、
Lレベルと記す)の組み合わせによって、後述するよう
な複数の動作モードのいずれか一つを選択する。信号発
生回路8は、HレベルまたはLレベルの信号をそれぞれ
出力するスイッチ9,10,11を備える。スイッチ9
の出力は、OR回路12に入力されると共に、反転回路
13を介してAND回路14に入力され、AND回路1
4の出力は前記OA回路12に入力される。また、スイ
ッチ9の出力はAND回路15に入力される。スイッチ
10の出力は前記AND回路14に入力されると共に、
反転回路16を介してAND回路18に入力される。ス
イッチ11の出力は、前記AND回路15に入力される
と共に、反転回路17を介して前記AND回路18に入
力される。
【0017】図4〜図10は本実施例の動作を説明する
図である。これらの図面を参照して、本実施例の動作に
ついて説明する。
【0018】(1)通常正回転動作 図4および図5を参照する。本実施例のモータ2におい
て、例としてS極とN極とが周方向に交互に4極着磁さ
れた永久磁石片からなる回転子21を備える。本実施例
のモータ2を通常正回転する場合、すなわち例として自
動ドアを開放する場合、駆動回路7には、前記制御信号
C1,C2,C3が例としてH,L,Hの組み合わせで
入力され、駆動回路7は、以下の動作を行う正回転動作
モードに設定される。即ち、前記インバータ回路6のト
ランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6は、図
4(4)〜同図(9)に示されるタイミングで駆動され
る。このとき、各磁極検出素子H1,H2,H3から
は、図4(1)〜同図(3)に示す波形の出力が得られ
る。
【0019】前記トランジスタQ1,Q2,Q3,Q
4,Q5,Q6の図4(4)〜同図(9)に示される駆
動に対応する各コイル3a,3b;4a,4b;5a,
5bの励磁状態は、図5(1)〜同図(6)に示され
る。即ち、図5(1)において、コイル3a,3bがS
極に励磁され、コイル5a,5bがN極に励磁される。
コイル4a,4bは非励磁状態である。図5(2)にお
いて、コイル5a,5bはN極に励磁された状態であ
り、コイル4a,4bがS極に励磁される。コイル3
a,3bは非励磁状態である。各コイルの図5(1)の
励磁状態から図5(2)の励磁状態への変換によって、
回転子21は30度回転する。以下、図4(3)〜同図
(6)に示すような、各コイルの励磁を行うことによ
り、回転子21は図5の矢符CW方向に回転する。
【0020】(2)通常逆回転動作 図6および図7を参照する。本実施例のモータ2を通常
逆回転する場合、即ち例として自動ドアを閉止する場
合、駆動回路7には、前記制御信号C1,C2,C3が
例としてL,L,Hの組み合わせで入力され、駆動回路
7は、以下の動作を行う通常逆回転動作モードに設定さ
れる。即ち、前記インバータ回路6のトランジスタQ
1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6は、図6(4)〜同
図(9)に示されるタイミングで駆動される。このと
き、各磁極検出素子H1,H2,H3からは、図6
(1)〜同図(3)に示す波形の出力が得られる。
【0021】前記トランジスタQ1,Q2,Q3,Q
4,Q5,Q6の図6(4)〜同図(9)に示される駆
動に対応する各コイル3a,3b;4a,4b;5a,
5bの励磁状態は、図7(1)〜同図(6)に示され
る。即ち、図7(1)において、コイル3a,3bがS
極に励磁され、コイル4a,4bがN極に励磁される。
コイル5a,5bは非励磁状態である。図7(2)にお
いて、コイル4a,4bはN極に励磁された状態であ
り、コイル5a,5bがS極に励磁される。コイル3
a,3bは非励磁状態である。各コイルの図7(1)の
励磁状態から図7(2)の励磁状態への変換によって、
回転子21は30度回転する。以下、図7(3)〜同図
(6)に示すような、各コイルの励磁を行うことによ
り、回転子21は図7の矢符CCW方向に回転する。
【0022】(3)正回転からの制動動作 図8および図9を参照する。本実施例のモータ2を制動
するとは、例としてドアが開放状態から閉止状態になる
とき、ドアを閉止動作の途中で急速に停止し、再度開放
動作を行う場合などである。このような場合、ドアを駆
動するモータを一旦停止して、モータの回転方向を逆転
させる必要がある。このようなドアの停止は、自動ドア
を通過する通行人の安全のために可及的に急速である必
要がある。この場合、駆動回路7には、前記制御信号C
1,C2,C3が例としてH,L,Hの組み合わせで入
力され、駆動回路7は、以下の動作を行う制動動作モー
ドに設定される。即ち、前記インバータ回路6のトラン
ジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6は、図8
(4)〜同図(9)に示されるように、180度通電の
タイミングで駆動される。このとき、各磁極検出素子H
1,H2,H3からは、図8(1)〜同図(3)に示す
波形の出力が得られる。
【0023】前記トランジスタQ1,Q2,Q3,Q
4,Q5,Q6の図8(4)〜同図(9)に示される駆
動に対応する各コイル3a,3b;4a,4b;5a,
5bの励磁状態は、図9(1)〜同図(6)に示され
る。即ち、図9(1)において、コイル3a,3b;5
a,5bがS極に励磁され、コイル4a,4bがN極に
励磁される。図9(2)において、コイル3a,3bは
S極に励磁された状態、コイル4a,4bはN極に励磁
された状態である。このとき、コイル5a,5bがN極
に励磁される。図9(3)において、コイル3a,3b
はS極に励磁された状態、コイル5a,5bはN極に励
磁された状態である。このとき、コイル4a,4bがS
極に励磁される。図9(4)において、コイル4a,4
bはS極に励磁された状態、コイル5a,5bはN極に
励磁された状態である。このとき、コイル3a,3bが
N極に励磁される。図9(5)において、コイル3a,
3bはN極に励磁された状態、コイル4a,4bはS極
に励磁された状態である。このとき、コイル5a,5b
がS極に励磁される。図9(6)において、コイル3
a,3bはN極に励磁された状態、コイル5a,5bは
S極に励磁された状態である。このとき、コイル4a,
4bがN極に励磁される。
【0024】各コイルの図9(1)〜同図(6)に示さ
れる励磁状態の変換周期を、急速に減速し停止させるこ
とによって、回転子21は各タイミングでそれぞれ30
度回転しつつ、停止する。本実施例の制動動作では、3
対のコイル3a,3b;4a,4b;5a,5bのいず
れも必ず励磁状態にある。従って、モータ2を、図8及
び図9に示す制動方式で制動制御すると、回転子21に
十分な制動力を与えることができる。また、回転子21
を十分な保持力で拘束することができる。従って、モー
タ2によって駆動される自動ドアの格段に急速な制動を
実現することができる。
【0025】(4)逆回転からの制動動作 図9および図10を参照する。本実施例のモータ2を逆
回転から制動するとは、例として自動ドアを全閉状態か
ら開放する際に、開放動作の途中でドアを停止すること
である。この場合、駆動回路7は、各コイルに対し図1
0で示される通電制御を行う。各コイル3a,3b;4
a,4b;5a,5bの磁極の変化は、図9の例とは、
固定子20の周方向に関して逆方向に進行するのみで、
制動の原理は同一である。従って、逆回転からの制動に
おいても、前記効果と同様な効果を達成することができ
る。
【0026】図11は本発明の発明者が、本実施例の駆
動装置1にを用いてモータ2の制動性能を計測したグラ
フである。モータ2が4000rpmから停止するまで
の時間が、従来と比較して格段に短縮されていることが
分かる。
【0027】本発明の他の実施例として、モータ2の制
動時に、図1に示すスイッチングレギュレータ24を停
止し、モータ2へ駆動電力を供給しないようにしてもよ
い。本件発明者は、図8〜図10に示されたモータ2の
駆動装置1の動作、即ちインバータ回路6の動作は、前
記図8及び図10に示される動作であり、前記スイッチ
ングレギュレータ24を遮断しても、各コイル3a,3
b;4a,4b;5a,5bの自己発電作用によって、
スイッチングレギュレータ24の動作時の前記制動動作
とほぼ同一の制動動作が達成されることを確認した。そ
の実験結果は、図12のグラフに示される。このグラフ
では、回転速度4000rpmのモータ2が停止するま
での時間が、従来の制動方式よりも格段に短縮されてい
ることが確認された。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、通常回転時及び通常
逆回転時には、各コイルへの通電を、各コイルへの通電
期間が重複することなく行い、回転制動時には、各コイ
ルへスイッチングレギュレータからの駆動電力を供給
し、かつ各コイルへの通電を、各コイルへの通電期間が
重複期間を有するように行う。
【0029】従って、モータを急速に制動する場合に
は、前述したような各コイルへの通電を行うことによ
り、コイルのいずれにも磁極を発生させることができ
る。これにより、モータの制動速度を向上することがで
きる。
【0030】請求項2の発明は、通常回転時及び通常逆
回転時には、各コイルへの通電を、各コイルへの通電期
間が重複することなく行い、回転制動時には、スイッチ
ングレギュレータの動作を停止して駆動電力の供給を停
止すると共に、各コイルへの通電を、各コイルへの通電
期間が重複期間を有するように行う。このような制動動
作によっても、上記の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の直流モータ2の駆動装置1
の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のモータの駆動装置1の電気的構成を
示す回路図である。
【図3】本実施例に従うモータ2に関連する電気的構成
を示す配線図である。
【図4】本実施例の通常正回転動作を説明するタイミン
グチャートである。
【図5】本実施例の各コイルの励磁状態を説明する配線
図である。
【図6】本実施例の通常逆回転動作を説明するタイミン
グチャートである。
【図7】本実施例の各コイルの励磁状態を説明する配線
図である。
【図8】本実施例の正回転からの制動動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図9】本実施例の各コイルの励磁状態を説明する配線
図である。
【図10】本実施例の逆回転からの制動動作を説明する
タイミングチャートである。
【図11】本実施例の効果を説明するグラフである。
【図12】本実施例の効果を説明するグラフである。
【図13】従来例の問題点を説明するグラフである。
【図14】従来例の問題点を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 駆動装置 2 モータ 3a,3b;4a,4b;5a,5b コイル 6 インバータ回路 7 駆動回路 20 固定子 21 回転子 H1,H2,H3 磁極検出素子 Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/24 E05F 15/10 H02P 6/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動ドアを駆動するものであって、3相
    コイルを有する固定子と、個の磁極を有する回転子と
    を備える直流ブラシレスモータを駆動し、前記直流ブラ
    シレスモータに駆動電力を供給するスイッチングレギュ
    レータを備える直流ブラシレスモータの駆動装置におい
    て、通常正回転時及び通常逆回転時には、各コイルへの通電
    を、各コイルへの通電期間が重複することなく行い、 正回転からの制動時には、前記スイッチングレギュレー
    タで駆動電力を供給しつつ、各コイルへの通電を各コイ
    ルへの通電期間が重複期間を有するように行って、前記
    3相のコイルのいずれも励磁状態になし、かつ、前記各
    コイルへの励磁状態のN極からS極、または、S極から
    N極へ変換させることによって、前記回転子を前記変換
    のタイミングでそれぞれ正回転方向へ30度づつ回転さ
    せることにより前記自動ドアを制動し、 逆回転からの制動時には、前記スイッチングレギュレー
    タで駆動電力を供給しつつ、各コイルへの通電を各コイ
    ルへの通電期間が重複期間を有するように行って、前記
    3相のコイルのいずれも励磁状態になし、かつ、前記各
    コイルへの励磁状態のN極からS極、または、S極から
    N極への変換させることによって、前記回転子を前記変
    換のタイミングでそれぞれ逆回転方向へ30度づつ回転
    させることにより前記自動ドアを制動する ことを特徴と
    する直流ブラシレスモータの駆動装置。
  2. 【請求項2】自動ドアを駆動するものであって、3相
    コイルを有する固定子と、個の磁極を有する回転子と
    を備える直流ブラシレスモータを駆動し、前記直流ブラ
    シレスモータに駆動電力を供給するスイッチングレギュ
    レータを備える直流ブラシレスモータの駆動装置におい
    て、 通常回転時及び通常逆回転時には、各コイルへの通電
    を、各コイルへの通電期間が重複することなく行い、正回転からの制動時には、前記スイッチングレギュレー
    タからの駆動電力の供給を停止しつつ、各コイルへの通
    電を各コイルへの通電期間が重複期間を有するように行
    って、前記3相のコイルのいずれも励磁状態になし、か
    つ、前記各コイルへの励磁状態のN極からS極、また
    は、S極からN極へ変換させることによって、前記回転
    子を前記変換のタイミングでそれぞれ正回転方向へ30
    度づつ回転させることにより前記自動ドアを制動し、 逆回転からの制動時には、前記スイッチングレギュレー
    タで駆動電力を供給を停止しつつ、各コイルへの通電を
    各コイルへの通電期間が重複期間を有するように行っ
    て、前記3相のコイルのいずれも励磁状態になし、か
    つ、前記各コイルへの励磁状態のN極からS極、また
    は、S極からN極への変換させることによって、前記回
    転子を前記変換のタイミングでそれぞれ逆回転方向へ3
    0度づつ回転させることにより前記自動ドアを制動する
    ことを特徴とする直流ブラシレスモータの駆動装置。
JP01850994A 1994-02-15 1994-02-15 直流ブラシレスモータの駆動装置 Expired - Fee Related JP3371165B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01850994A JP3371165B2 (ja) 1994-02-15 1994-02-15 直流ブラシレスモータの駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01850994A JP3371165B2 (ja) 1994-02-15 1994-02-15 直流ブラシレスモータの駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07231694A JPH07231694A (ja) 1995-08-29
JP3371165B2 true JP3371165B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=11973605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01850994A Expired - Fee Related JP3371165B2 (ja) 1994-02-15 1994-02-15 直流ブラシレスモータの駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3371165B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104192004A (zh) * 2014-08-13 2014-12-10 青岛盛嘉信息科技有限公司 一种基于数字控制的电磁刹车***

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07231694A (ja) 1995-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20040068872A (ko) 전동기의 제어 장치
JP2000278989A (ja) 同期モータの駆動装置
US6128436A (en) Speed monitoring and control for a brushless motor
JP3371165B2 (ja) 直流ブラシレスモータの駆動装置
JP3315792B2 (ja) ブラシレスモータの制御回路
JP3427131B2 (ja) 直流ブラシレスモータの駆動装置
JP4066228B2 (ja) 同期運転装置
JP3363833B2 (ja) Fg信号発生回路及びこれを有するbldcモータ及びbldcモータ駆動回路
JP4203156B2 (ja) モータの制御方法
JP2653586B2 (ja) ブラシレスdcモータ
Kumar et al. DIGITAL IMPLEMENTATION AND CONTROL FOR MULTI QUADRANT OPERATION OF ELECTRONICALLY COMMUTATED MOTOR DRIVE USING FPGA
JP3481751B2 (ja) 直流モータの駆動装置
JP3547890B2 (ja) センサレス無整流子直流モータ駆動装置
JP3486724B2 (ja) 直流モータの駆動装置
JP4432292B2 (ja) Dcブラシレスモータの並列駆動回路
JPH0336237Y2 (ja)
JP3252305B2 (ja) ブラシレス直流モータの駆動装置
JP3110843B2 (ja) センサレス多相直流モータの起動方法
JPH11235083A (ja) センサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置及びその方法
JP2704424B2 (ja) 直流ブラシレスモータの速度制御方法
JPH02237490A (ja) ブラシレス直流モータの起動方法
JP4522059B2 (ja) モータ駆動装置およびモータ駆動方法
JP3331630B2 (ja) センサレスモータ駆動方法およびその装置
JP4312115B2 (ja) モータ駆動装置
JP2001309685A (ja) ブラシレスモータの駆動制御方法および駆動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees