JP3370722B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

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JP3370722B2
JP3370722B2 JP07079593A JP7079593A JP3370722B2 JP 3370722 B2 JP3370722 B2 JP 3370722B2 JP 07079593 A JP07079593 A JP 07079593A JP 7079593 A JP7079593 A JP 7079593A JP 3370722 B2 JP3370722 B2 JP 3370722B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はラベル貼付装置に係わ
り、特にラベルが等間隔に仮着された帯状台紙から剥離
させたラベルを、コンベアで搬送中の被貼付物に自動的
に貼り付けるラベル貼付装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のラベル貼付装置は、ラベルを等間
隔に仮着した帯状台紙が、帯状台紙を巻回収納する供給
リールから巻き戻されて台紙搬送経路に供給される。そ
して、前記台紙搬送経路に設けられたラベル剥離板の先
端部で前記帯状台紙を折り返し移動させることにより、
ラベルが帯状台紙から剥がれながらコンベアで搬送中の
被貼付物に繰り出され、繰り出されたラベルを押圧ロー
ラで被貼付物に押圧することによりラベルを被貼付物に
貼り付けていた。この場合、ラベルを被貼付物の貼付位
置に正確に貼り付けるために、コンベアの移動速度(被
貼付物の搬送速度)とラベルの繰り出し速度(前記供給
リールから帯状台紙を巻き戻す速度)とが同一になるこ
とが必要である。 【0003】また、別のラベル貼付装置として、図5に
示すように、前記帯状台紙1の搬送経路に設けられた剥
離板2の先端部側近傍に、剥離板2で剥離されたラベル
3を吸引保持する吸着盤4を設けると共に、前記吸着盤
4の剥離板2方向反対側に押圧ローラ5を設けた構造の
ラベル貼付装置が提案されている。即ち、吸着盤4に吸
引保持されたラベル3は、この状態でコンベア6で被貼
付物7が搬送されてくるまで待機し、被貼付物7が貼付
位置に搬送されてきたら押圧ローラ5でラベル3を被貼
付物7に押圧するもので、コンベア6の移動速度と、ラ
ベル3の繰り出し速度とを同一にする必要がないという
特徴がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のラベル貼付装置には、以下の欠点がある。 (1)吸着盤を有しない従来のラベル貼付装置の場合、
コンベアの移動速度(被貼付物の搬送速度)とラベルの
繰り出し速度(前記供給リールから帯状台紙を巻き戻す
速度)とが同一になることが必要である。ところが、一
般にこのようなラベル貼付装置を購入する場合、コンベ
アは購入者が従来から使用しているものを用いる場合が
多く、コンベアの移動速度とラベルの繰り出し速度とが
一致しない場合がある。この結果、ラベル繰り出し速度
と異なる速度のコンベアを使用した場合には精度の良い
貼り付けができないという欠点がある。 (2)吸着盤を有する従来のラベル貼付装置は、ラベル
3の長さ、所謂ラベル3を剥離板2から剥離して吸着盤
4に繰り出す方向の長さ(以下ピッチ8という)が異な
る複数のラベル3を使い分ける時に、ラベル3のピッチ
8に合わせて吸着盤4をその都度交換しなくてはならな
いという欠点がある。即ち、吸着盤4に吸引保持される
ラベル3の吸引保持位置は、剥離板2と吸着盤4との位
置関係から、ラベル3のピッチ8に関係なくラベル後端
部3A(剥離板2側)が常に同じ位置になるように吸引
保持される。従って、図6に示すように、吸着盤4の長
さ(ラベル3のピッチ8と同じ方向の長さ)より長いラ
ベル3の場合には、ラベル3の先端部3Bが垂れてしま
う為、押圧ローラ5が貼付動作を行う前にラベル3が被
貼付物7に貼り付いてしまい、被貼付物7の貼付位置に
正確に貼り付けることができない。また、図7に示すよ
うに、吸着盤4の長さより短いラベル3の場合には、ラ
ベル3の先端部3Bが押圧ローラ5に届かないない為、
押圧ローラ5が貼付動作をしてもラベル3は吸着盤4に
吸いついたままになり、ラベル3を被貼付物7に貼り付
けることができない。 【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、被貼付物の搬送速度とラベルの繰り出し速度と
を同一にする必要がなく、且つ、ラベルのピッチが変わ
っても吸着盤を交換する必要のないラベル貼付装置を提
供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、複数のラベルが等間隔に仮着された帯状台紙
を巻回収納すると共に前記帯状台紙を巻き戻して台紙搬
送経路に供給する供給リールと、前記台紙搬送経路に設
けられ、前記帯状台紙からラベルを剥離する剥離部材
と、前記剥離部材により剥離されたラベルを吸引保持す
る吸引保持手段と、前記ラベルを剥離する方向と反対の
方向に被貼付物を搬送する搬送手段と、ラベルを吸引保
持した前記吸引保持手段を、ラベル貼付時前に前記搬送
手段方向に向けて揺動させる揺動手段と、前記吸引保持
手段の前記剥離部材側にスライド可能に設けられ、ラベ
ル貼付時に前記搬送手段上の被貼付物に向けてスライド
させることにより、前記吸引保持手段に吸引保持された
ラベルを介して前記被貼付物に押圧する回動自在な押圧
手段と、前記搬送手段に沿って設けられ、前記搬送手段
で搬送される被貼付物を検知する検知センサーと、前記
検知センサーの検知信号に基づいて前記押圧手段のラベ
ル貼付タイミングを制御する制御手段と、から成り、前
記吸引保持手段に吸引保持されたラベルを前記剥離部材
側から被貼付物に貼り付けていくことを特徴とする。 【0007】 【作用】本発明のラベル貼付装置の動作順序を説明する
と、複数のラベルを等間隔に仮着した帯状台紙が、前記
帯状台紙を巻回収納する供給リールから巻き戻されて台
紙搬送経路に供給される。次に、前記台紙搬送経路に設
けられた剥離部材により、前記帯状台紙に仮着されたラ
ベルが帯状台紙から剥離されて吸引保持手段に吸引保持
される。この時、吸引保持手段に吸引保持されるラベル
の吸引保持位置は、剥離部材と吸引保持手段との位置関
係から、ラベルのピッチに関係なくラベル後端部(剥離
部材側)が常に同じ位置になるように吸引保持される。
次に、吸引保持手段の剥離部材側が揺動手段により搬送
手段方向側に向けて揺動し、この状態で被貼付物が、搬
送手段により吸引保持手段側から剥離部材側、すなわち
ラベルを剥離する方向と反対の方向に搬送されてくる
貼付物を待機する。 【0008】次に、前記搬送手段に設けられた検知セン
サーにより、搬送手段で搬送されてくる被貼付物が検知
されると、検知信号が制御手段に入力される。次に、吸
引保持手段の剥離部材側に設けられた回動自在な押圧手
段が、前記検知センサーの検知信号に基づいて搬送され
てくる被貼付物に向けてスライドし、吸引保持手段に吸
引保持されたラベルを介して被貼付物に当接する。そし
て、押圧手段が前記被貼付物の移動に伴って回転しなが
らラベルを該後端部側から被貼付物に貼り付けていく。 【0009】このように、本発明のラベル貼付装置によ
れば、吸引保持手段でラベルを吸引保持した状態で被貼
付物が搬送されてくるまで待機するようにしたので、被
貼付物の搬送速度とラベルの繰り出し速度とを同一にす
る必要がない。また、押圧ローラを前記吸引保持手段の
前記剥離部材側に設けたので、ピッチの異なるラベルの
うち、一番長いピッチのラベルに合わせた長さの吸引保
持手段を使用すれば、ラベルのピッチが変わっても吸引
保持手段をラベルのピッチに合わせてその都度交換する
必要がない。即ち、前記したように、ラベルのピッチが
かわっても、吸引保持手段に吸引保持されるラベルの後
端部(剥離部材側)は常に同じ位置にあるので、吸引保
持手段に吸引保持されたラベルは、吸引保持手段の剥離
部材側に設けられた押圧ローラの貼付動作によりラベル
を被貼付物に確実に貼り付けていくことができる。 【0010】 【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るラベル貼
付装置の好ましい実施例について詳説する。図1は本発
明のラベル貼付装置の構成図であり、主として、ラベル
10が等間隔に仮着された帯状台紙12を巻回収納する
と共に帯状台紙12を巻き戻して台紙搬送経路に供給す
る供給リール14と、帯状台紙12からラベル10を剥
離する剥離板16と、剥離板16で剥離されたラベル1
0を吸引保持して別設のコンベア18で搬送中の被貼付
物に貼り付ける本発明の改良部分である貼付機構と、ラ
ベル10が剥離された帯状台紙12を巻き取る巻取リー
ル24と、ラベル貼付装置全体の駆動を制御するするコ
ントローラ26と、から構成されている。 【0011】また、前記搬送経路の帯状台紙12の搬送
は、帯状台紙12が駆動ローラ30と従動ローラ32と
に挟みこまれ、駆動ローラ30が間欠的に回転して従動
ローラ32を従動回転させることにより行われる。ま
た、駆動ローラ30の回転軸は、前記巻取リール24の
回転軸にベルトを介して連結しており、巻取リール24
が駆動ローラ30の回転と同期して回転し、帯状台紙
を巻き取るようになっている。また、前記駆動ローラ
30の回転駆動のタイミングは、コントローラ26と駆
動ローラ30の駆動部とを接続する配線25を介して、
コントローラ26からの指示により行われる。即ち、駆
動ローラ30が回転することにより、供給リール14に
巻回収納された帯状台紙12は、搬送経路に巻き戻さ
れ、ガイドローラ28を介して剥離板16に達する。そ
して、先端部がナイフエッジ形状に形成された剥離板1
6で折り返されることにより、帯状台紙12からラベル
10が剥がれる。また、剥離板16でラベル10の剥離
された帯状台紙12は駆動ローラ30及び従動ローラ3
2を経て前記巻取リール24に巻き取られていく。 【0012】次に、本発明の改良部分である貼付機構の
詳細について説明する。図1に示すように、前記剥離板
16の近傍に吸着盤34が設けられ、吸着盤34の吸着
面34Aが剥離板16の上面16Aと略同一平面に位置
するようになっている。また、吸着盤34上面には、吸
着盤34と一体構造になったファン装置36が設けら
れ、ファン装置36が作動することにより、吸着盤34
の吸着面34Aが負圧になり、剥離板16から剥離され
たラベル10を吸引保持するようになっている。この吸
引機構を図2(吸引機構以外の部材は省略して示した)
に従って説明すると、吸着盤34の吸着面34A側は、
逆凹状に形成されると共に吸着面34A側から吸着盤3
4上面に形成された吸引口34Bまで吸引経路34Cが
形成されている。また、前記吸着面34A側には、前記
逆凹状とで空間部34Dを形成するように吸着パッド3
4Eが貼着され、前記吸着パッド34Eには多数の小孔
34Fが開いている。また、前記吸着盤34上面には、
ファンモータ36Aが固定され、ファンモータ36Aの
回転軸36Bの先端部にファン36Cが取付けられてい
る。また、吸着盤34上面には、前記吸引口34Bに連
通し、且つファン36Cを覆うようにファンケース36
Dが設けられ、ファンケース36Dの上面には排気口3
6Eが形成されている。また、ファンモータ36Aはコ
ントローラ26に配線39(図1参照)で接続され、コ
ントローラ26の指示により作動するようになってい
る。これにより、ファン36Cが回転すると、吸着パッ
ド34Eの小孔34Fから空気35を吸い込み吸引経路
34Cを通ってファンケース36Dの排気口36Eから排
気されるので、吸着面34Aが負圧になり、ファン36
Cの回転が停止すると、負圧が解除されるようになって
いる。 【0013】また、図1に示すように、吸着盤34の基
端部(剥離板16の反対側)上方には第1のピストンシ
リンダ38が設けられ、図示しない装置本体に支持され
ている。また、第1のピストンシリンダ38のピストン
ロッド38Aの先端部にあるピン38Bには、リンク棒
40の上端が回動自在に支持されると共に、リンク棒4
0の下端が吸着盤34基端部に設けられた突起板42の
ピン42Aに回動自在に支持されている。また、吸着盤
34の両側面中央部には回転軸44が設けられ、図示し
ない装置本体に設けられた軸受に軸支されている。ま
た、第1のピストンシリンダ38はコントローラ26に
配線27で接続され、コントローラ26の指示により作
動する。これにより、第1のピストンシリンダ38のピ
ストンロッド38Aを縮動作させると、吸着盤34は回
転軸44を中心としてコンベア18方向に所定角度だけ
揺動し、縮んだ状態のピストンロッド38Aを伸動作さ
せると、吸着盤34は元の位置に戻るようになってい
る。 【0014】また、吸着盤34の剥離板16側には傾斜
面が形成され、この傾斜面に沿って押圧ローラ装置46
が設けられている。この押圧ローラ装置46の構造を図
3に従って説明すると、ゴム等の弾力性のある部材から
成る押圧ローラ46Aの回転軸46B両端は、略コ字形
状の軸支板46Cに回動自在に軸支されている。そし
て、軸支板46Cの後部両端から伸びた一対のスライド
棒46D、46Dが、前記傾斜面の上端に固定されたス
ライド支持台46Eにスライド可能に支持されている。
また、前記スライド支持台46Eの上面に固定されて第
2のピストンシリンダ46Fが設けられ、第2のピスト
ンシリンダ46Fのピストンロッド46G先端部が前記
軸支板46Cの後部中央に取付けられている。また、第
2のピストンシリンダ46Fはコントローラ26に配線
47で接続され、コントローラ26の指示により作動す
る。これにより、第2のピストンシリンダ46Fのピス
トンロッド46Gを伸動作させると、押圧ローラ46A
は傾斜面に沿って斜め下向きにスライドし、伸びた状態
のピストンロッド46Gを縮動作させると、押圧ローラ
46Aは元の位置に戻るようになっている。 【0015】また、図1に示すように、コンベア18に
沿って投光用センサー48と受光用センサー50(図面
裏側位置)が設けられ、これらのセンサー48、50は
配線52、54でコントローラ26に接続されている。
そして、コントローラ26に設けられた電源(図示せ
ず)がONの時は、投光用センサー48から常時可視光
又は赤外光が射出されて受光用センサー50に受光さ
れ、受光信号がコントローラ26に入力される。そし
て、投光用センサー48からの射出光を遮ると受光用セ
ンサー50への光が達しなくなり、コントローラ26へ
の受光信号がストップする。この受光信号に基づいてコ
ントローラ26のタイマー機能により所定時間後に第2
のピストンシリンダ46Fが作動して押圧ローラ46A
を吸着盤34の傾斜面に沿って下方にスライドさせるよ
うになっている。 【0016】次に、上記の如く構成された本発明のラベ
ル貼付装置の作用を、段ボール箱20にラベル10を貼
り付ける一例で説明する。尚、ラベル10には別設の印
字機で必要な印字が既になされているものとする。先
ず、図1に示すように、複数のラベル10を等間隔に仮
着した帯状台紙12が、供給リール14から巻き戻され
て台紙搬送経路に供給される。この台紙搬送経路を搬送
される途中で、ラベル10が仮着された帯状台紙12が
剥離板16の先端部で折り返されることにより帯状台紙
12に仮着されたラベル10が剥離される。即ち、帯状
台紙12が折り返されると、帯状台紙12より剛性の大
きなラベル10は折り返され難いので、帯状台紙12か
ら剥がれる。次に、ラベル10の剥離と同期してコント
ローラ26からの指示でファン3Cが回転し、吸着盤
34の吸着面34Aが負圧状態になり、1枚のラベル1
0の非粘着面が吸着パッド34Eに吸引保持される。こ
の時、吸着盤34に吸引保持されるラベル10の吸引保
持位置は、剥離板16と吸着盤34との位置関係から、
ラベル10のピッチ13に関係なくラベル後端部10A
が常に同じ位置になるように吸引保持される。 【0017】次に、図4に示すように、コントローラ2
6からの指示により第1のピストンシリンダ38が作動
し、ピストンロッド38Aが縮動作して吸着盤34の剥
離板16側をコンベア18方向に所定角度だけ揺動し、
この状態で別設のコンベア18で吸着盤34側から剥離
板16側方向に搬送されてくる段ボール箱20を待機す
る。次に、段ボール箱20の搬送方向先端部が投光用セ
ンサー48からの光を遮断すると、受光用センサー50
がこれを検知してその信号をコントローラ26に入力す
る。そして、コントローラ26に内蔵されたタイマー機
能により所定時間後、即ち、段ボール箱20上面のラベ
ル貼付開始位置に押圧ローラ46Aが当接するラベル貼
タイミングで第2のピストンシリンダ46Fのピスト
ンロッド46Gが伸動作する。これにより、押圧ローラ
46Aは、吸着盤34の傾斜面に沿ってスライドしなが
ら、吸着盤34に吸引保持されたラベル後端部10Aを
介して段ボール箱20上面に当接する。次に、押圧ロー
ラ46Aは、段ボール箱20の移動に伴って従動回転し
ながらラベル10を段ボール箱20の上面に貼り付け
る。そして、ラベル10を段ボール箱20に貼り終わる
と、コントローラ26の指示で第2のピストンシリンダ
46Fのピストンロッド46Gが縮動作して押圧ローラ
46Aを元の位置に戻すと共に、第1のピストンシリン
ダ38のピストンロッド38Aが伸動作して吸着盤34
を元の位置に戻す。 【0018】上記操作を繰り返すことにより、帯状台紙
12に仮着されたラベル10を順次段ボール箱20に貼
り付けることができる。このように、本発明のラベル貼
付装置によれば、吸着盤34にラベル10を吸引保持し
た状態で段ボール箱20が搬送されてくるまで待機し、
貼付タイミングで押圧ローラ46Aを段ボール箱20に
向けてスライドさせるようにした。これにより、従来の
ラベル貼付装置のように、段ボール箱20が搬送される
コンベア18の搬送速度と、段ボール箱20に向けて繰
り出すラベル10の繰出し速度とを同一にする必要がな
い。 【0019】また、押圧ローラ46Aを吸着盤34の剥
離板16側に設けた。これにより、吸着盤34を有する
従来のラベル貼付装置のように、ラベル10のピッチ1
3が変わった場合に吸着盤34をラベル10のピッチ1
3に合わせてその都度交換する必要がなく、ピッチ13
の異なるラベル10のうち、一番長いピッチ13のラベ
ル10に合わせた長さ(ラベル10のピッチ13と同じ
方向の長さ)の吸着盤34を使用すればよい。即ち、前
記したように、ラベル10のピッチ13が変わっても、
吸着盤34に吸引保持されるラベル10の後端部10A
(剥離板16側)は常に同じ位置にあるので、吸着盤3
4の剥離板16側に設けられた押圧ローラ46Aの貼付
動作により、ラベル10を確実に段ボール箱20貼り付
けることができる。 【0020】また、吸着盤34に吸引保持されたラベル
10をその後端部10A側から貼り付ける為に、吸着盤
34の剥離板16側を揺動させるようにしたが、この付
随的効果として、ラベル10が吸着盤34に吸引保持さ
れた時に、ラベル後端部10Aが帯状台紙12から完全
に離れない状態、所謂糊切れが悪い状態であっても、段
ボール箱20への貼付位置がズレることなく正確に貼り
付けることができる。即ち、ラベル10が吸着盤34に
吸引保持された時に、ラベル後端部10Aが帯状台紙1
2から完全に糊切れしていなくても、吸着盤34の剥離
板16側を揺動させることにより、ラベル後端部10A
を帯状台紙12から完全に離すことができる。 【0021】尚、本実施例では段ボール箱20にラベル
10を貼り付ける例で説明したが、これに限定されるも
のではない。また、本実施例では、予めラベル10に別
設の印字機で印刷したものを使用したが、ガイドローラ
28と剥離板16との間にサーマルヘッドとフラテンロ
ーラを設けて、帯状台紙12の搬送途中で印字するよう
にしてもよい。また、吸着盤34の吸引機構をファン装
置36で行うようにしたが、真空ポンプ等の装置を使用
してもよい。また、本実施例では、吸着盤34の揺動動
力及び押圧ローラ46Aの押圧動力としてピストンシリ
ンダを用いたが、これに限定されるものではなく、ソレ
ノイド、モータ等でもよい。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように本発明のラベル貼付
装置よれば、剥離部材で剥離されたラベルを吸引保持す
る吸引保持手段を設け、且つ、吸引保持手段の剥離部材
側を揺動させると共に、吸引保持手段の剥離部材側に設
けた押圧手段を被貼付物に向けてスライドさせるように
した。これにより、吸引保持手段でラベルを吸引保持し
た状態で被貼付物が搬送されてくるまで待機できるの
で、被貼付物の搬送速度とラベルの繰り出し速度とを同
一にする必要がない。また、押圧ローラを前記吸引保持
手段の前記剥離部材側に設けたので、ラベルのピッチが
変わっても吸引保持手段をラベルのピッチに合わせてそ
の都度交換する必要がない。 【0023】また、ラベルが吸引保持手段に吸引保持さ
れた時に、ラベル後端部が帯状台紙から完全に離れない
状態、所謂糊切れが悪い状態の場合でも、吸引保持手段
の剥離部材側が揺動して糊切れを行うので、被貼付物へ
の貼付位置がズレることなくラベルを正確に貼り付ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るラベル貼付装置の実施例を説明す
る構成図 【図2】本発明に係るラベル貼付装置の吸引機構を説明
する断面図 【図3】本発明に係るラベル貼付装置の押圧ローラ装置
を説明する説明図 【図4】本発明に係るラベル貼付装置のラベル貼付時の
状態を説明する説明図 【図5】従来のラベル貼付装置の要部を説明する説明
図。 【図6】吸着盤を有する従来のラベル貼付装置に、ピッ
チの長いラベルを吸引保持した状態図 【図7】吸着盤を有する従来のラベル貼付装置に、ピッ
チの短いラベルを吸引保持した状態図 【符号の説明】 10…ラベル 12…帯状台紙 14…供給リール 16…剥離板 18…コンベア 20…段ボール箱 24…巻取リール 26…コントローラ 34…吸着盤 36…ファン装置 38…第1の、ピストンシリンダ 40…リンク棒 42…突起板 44…回転軸 46…押圧ローラ装置 48…投光用センサー 50…受光用センサー

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のラベルが等間隔に仮着された帯状
    台紙を巻回収納すると共に前記帯状台紙を巻き戻して台
    紙搬送経路に供給する供給リールと、 前記台紙搬送経路に設けられ、前記帯状台紙からラベル
    を剥離する剥離部材と、 前記剥離部材により剥離されたラベルを吸引保持する吸
    引保持手段と、前記ラベルを剥離する方向と反対の方向に被貼付物を搬
    送する搬送手段と、 ラベルを吸引保持した前記吸引保持手段を、ラベル貼付
    時前に前記搬送手段方向に向けて揺動させる揺動手段
    と、 前記吸引保持手段の前記剥離部材側にスライド可能に設
    けられ、ラベル貼付時に前記搬送手段上の被貼付物に向
    けてスライドさせることにより、前記吸引保持手段に吸
    引保持されたラベルを介して前記被貼付物に押圧する回
    動自在な押圧手段と、 前記搬送手段に沿って設けられ、前記搬送手段で搬送さ
    れる被貼付物を検知する検知センサーと、 前記検知センサーの検知信号に基づいて前記押圧手段の
    ラベル貼付タイミングを制御する制御手段と、から成
    、前記吸引保持手段に吸引保持されたラベルを前記
    離部材側から被貼付物に貼り付けていくことを特徴とす
    るラベル貼付装置。
JP07079593A 1993-03-08 1993-03-08 ラベル貼付装置 Expired - Lifetime JP3370722B2 (ja)

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