JP3368050B2 - ロッド部材の搬送方向変換装置 - Google Patents

ロッド部材の搬送方向変換装置

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JP3368050B2
JP3368050B2 JP14746494A JP14746494A JP3368050B2 JP 3368050 B2 JP3368050 B2 JP 3368050B2 JP 14746494 A JP14746494 A JP 14746494A JP 14746494 A JP14746494 A JP 14746494A JP 3368050 B2 JP3368050 B2 JP 3368050B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24CMACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/32Separating, ordering, counting or examining cigarettes; Regulating the feeding of tobacco according to rod or cigarette condition
    • A24C5/322Transporting cigarettes during manufacturing
    • A24C5/326Transporting cigarettes during manufacturing with lateral transferring means

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  • Manufacturing Of Cigar And Cigarette Tobacco (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軸方向の搬送経路か
ら横方向の搬送経路に搬送方向を変えてロッド部材を受
け渡すロッド部材の搬送方向変換装置。
【0002】
【従来の技術】この種の搬送方向変換装置は、たとえ
ば、フィルタシガレット製造機に使用されている。フィ
ルタシガレット製造機は、一般に、巻き上げ機とフィル
タ装着機とから構成されており、巻き上げ機とフィルタ
装着機とは、独立して設けられている。
【0003】巻き上げ機は、巻紙を一方向に走行させる
過程において、この巻紙上に供給された刻みたばこを包
み込み、連続したたばこロッドを形成する。この後、連
続したたばこロッドは、所定の長さに切断されて、個々
の紙巻たばこつまりシガレットとなる。これらのシガレ
ットは、端部と端部が突き合うようにして軸方向に送り
出される。このように、巻き上げ機は軸方向の搬送経路
にてシガレットを製造する。そして、軸方向に送り出さ
れたシガレットは、巻き上げ機の終端部に配置された搬
送方向変換装置であるシガレットの受渡装置によりフィ
ルタ装着機に受け渡される。なお、この巻き上げ機で製
造されるシガレットは、シングルシガレットまたは、ダ
ブルシガレットの2種類がある。
【0004】一方、フィルタ装着機は、受け取ったシガ
レットを巻き付け部に搬送するドラム列を備えている。
ドラム列は複数の溝付きドラムからなり、各溝付きドラ
ムの外周面には等間隔を存して多数の搬送溝が設けられ
ている。ドラム列の始端の溝付きドラム、すなわち、受
取ドラムには、シガレットの受渡装置により巻き上げ機
から送り出されたシガレットが、その個々の搬送溝に順
次供給されるようになっている。受取ドラムに供給され
たシガレットは、連接する溝付きドラムに移し変えられ
ながら横方向に向けて搬送される。
【0005】受け渡されるのがダブルシガレットである
場合、シガレットが横方向に搬送される過程にて、その
ダブルシガレットは等分に切断され、互いに同軸上に並
ぶ一対のシングルシガレットとなり、巻き付け部に向け
て搬送される。一方、シングルシガレットの場合は、切
断を省略されて、互いに同軸上に並ぶ一対のシングルシ
ガレットの状態で巻き付け部に向けて搬送される。巻き
付け部に搬送される過程で、一対のシングルシガレット
間にダブルフィルタプラグが供給され、巻き付け部で
は、一対のシングルシガレットおよびダブルフィルタプ
ラグとをチップペーパの巻き付けにより相互に連結して
ダブルフィルタシガレットが成形される。
【0006】この後、ダブルフィルタシガレットは、そ
の中央から切断され、互いに軸方向に並ぶ一対のシング
ルフィルタシガレットに成形される。シガレットの受渡
装置としては、たとえば、特開昭60−137271号
公報に「巻煙草またはその他のロッド状部品を製造する
機械」として開示されたものが知られている。この機械
において、ダブルシガレットはディフレクタ装置によ
り、巻き上げ機からフィルタ装着機の受取ドラムに搬送
方向が変換されて受け渡される。ディフレクタ装置は周
面が物品接触面になっている渦形カムの形態の回転体を
備えており、その物品接触面は、接触したダブルシガレ
ットを軸方向のみに加速させる第1周面部分と、受け取
り側である溝付きドラムの移動方向に向かう横方向への
運動成分を与える第2周面部分とに分けられている。第
1挟持部分は、一定の半径を有していて、サクション圧
が供給される吸引ポートが設けられており、この吸引ポ
ートに吸引されたダブルシガレットは、回転体の回転に
より軸方向に加速される。また、第2周面部分は、ダブ
ルシガレットの横方向の速度が受取ドラムの周速にほぼ
等しくなるように、増大していく半径を有しており、受
取ドラムにダブルシガレットを受け渡すとき、ダブルシ
ガレットに横方向の運動成分を与える。
【0007】したがって、このディフレクタ装置によれ
ば、一つの回転体で、軸方向に送出されるダブルシガレ
ットを同方向に加速するとともに、横方向の運動成分を
与えて受取ドラムにダブルシガレットを確実に受け渡す
ことができる。なお、製造するシガレットの直径サイズ
や巻長サイズを変更する場合には、サイズに応じて吸引
ポートに供給するサクション圧を調節して、巻き上げ機
からフィルタ装着機に受け渡すタイミングを調節してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した回
転体の吸引ポートには、常にサクション圧が供給されて
いるわけではなく、シガレットを吸着するときだけサク
ション圧が供給されるようになっている。すなわち、吸
引ポートが回転方向の吸着領域に位置するとき、吸着ポ
ートにサクション源からのサクション圧が供給される。
したがって、回転中、サクション圧の吸引ポートへの断
続が繰り返されることで、周期的なサクション圧の断続
音が発生することになる。回転体が高速で回転される
と、発生する断続音は高い周波数の大きな騒音となる不
具合がある。
【0009】そこで、この不具合を解決するためには、
ディフレクタ装置の周囲に防音設備を設置する必要があ
る。このような防音設備は、高価なために製造コストの
増大を招くばかりか、その設置スペースのために装置全
体が大きくなる不具合がある。このディフレクタ装置で
は、シガレットの受け渡すタイミングを一定にするため
に、サクション圧の圧力変動が所定の許容範囲内に抑え
られている。しかしながら、製造機を高速で運転した場
合、受渡タイミングを一定にすべく、回転体の回転速度
に合わせてサクション圧を強くしなければならないし、
サクション圧の使用量が増大するので、サクション圧の
圧力変動を許容範囲内に抑えることができなくなる。し
たがって、この場合、サクション圧の微調整ができない
ばかりか、シガレットのサイズ変更が難しくなるという
不具合がある。
【0010】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れその目的とするところは、機械速度の高速化に対応し
たもので、騒音の発生が防止でき、装置全体のコンパク
ト化が図れ、ロッド部材のサイズ変更に簡単に対応でき
るロッド部材の搬送方向変換装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のロッド部材の
搬送方向変換装置は、所定の長さに切断されたロッド部
材を端部と端部とが突き合うようにして軸方向に送り出
す送出経路と、前記送出経路の送出方向の下流端側に配
置され、前記送出経路から送出されたロッド部材を受け
取り可能に配設された搬送溝を複数有し、各搬送溝に受
け取ったロッド部材を前記送出経路とは交差する横方向
に搬送するコンベアと、前記送出経路の下流側に配置さ
れ、周面が前記送出経路を挟んで対向し、これら対向周
面が前記ロッド部材の送出方向に移動するように互いに
逆向きに回転する第1および第2回転体と、前記第1回
転体の一部周面に形成され、前記送出経路上のロッド部
材の移動に同期して、ロッド部材の送出移動速度よりも
速い周速で移動する第1周面と、前記第2回転体の一部
周面に形成され、第1および第2回転体の回転中、前記
第1周面と周期的に対向し、第1周面と協動して前記送
出経路上のロッド部材を挟持する第2周面と、前記第1
回転体の残部周面に、前記第1周面より徐々に拡径して
形成された拡径部と、前記第2回転体の残部周面に、前
記第2周面よりも縮径して形成され、両回転体の回転
中、前記拡径部と周期的に対向する縮径部とを備えて構
成されている。
【0012】請求項2のロッド部材の搬送方向変換装置
は、前記送出経路の送出方向で見て、前記第1回転体に
所定の間隔を存して隣接して配置され、前記第1回転体
と同方向かつ同周期で回転される第3回転体と、前記第
3回転体の一部周面に形成され、前記第1および第2周
面により加速されたロッド部材を送出移動方向に案内す
る案内部と、前記第3回転体の残部周面に、前記案内部
より徐々に拡径して形成され、前記拡径部と協動してロ
ッド部材を前記コンベアの搬送方向である横方向に平行
に押し出す押出部とを備えて構成されている。
【0013】請求項3のロッド部材の搬送方向変換装置
は、前記第3回転体が、前記第1回転体と前記コンベア
との間にあって、前記送出経路の送出方向で見て前記第
1回転体の下流側に所定間隔をもって隣接して配置した
ことを特徴とする。請求項4のロッド部材の搬送方向変
換装置は、前記第1および第2回転体を前記送出経路の
軸線を中心に接離する方向に移動調整するための第1調
整手段を備えて構成されている。
【0014】請求項5のロッド部材の搬送方向変換装置
は、前記第3回転体を前記第1回転体に対して接離する
方向に移動調整するための第2調整手段と、前記第3回
転体を前記送出経路の軸線を中心に移動調整するための
第3調整手段とを備えて構成されている。
【0015】
【作用】この発明のロッド部材の搬送方向変換装置によ
れば、前記送出経路を軸方向に送出されたロッド部材
は、前記第1回転体と第2回転体との間に進入したと
き、、前記第1周面および第2周面に挟持されて軸方向
に加速され、挟持されたロッド部材は、後続のロッド部
材から引き離される。
【0016】軸方向に加速されたロッド部材は、前記拡
径部および縮径部との間を通過するとき、拡径部により
前記コンベアの搬送方向である横方向に押し出される。
請求項2のロッド部材の搬送方向変換装置によれば、前
記第3回転体の案内部が、前記加速されたロッド部材の
軸方向への移動を案内する。また、第3回転体の押出部
は、前記第1回転体の拡径部と協動して、加速されたロ
ッド部材の進行方向の運動成分を維持しつつ、ロッド部
材を前記コンベアの搬送方向である横方向に平行に押し
出す。したがって、加速されたロッド部材は、前記送出
経路に対して平行に移動される。
【0017】請求項3のロッド部材の搬送方向変換装置
によれば、ロッド部材を早い時期に加速させることがで
きる。請求項4のロッド部材の搬送方向変換装置によれ
ば、第1調整手段により、前記第1および第2回転体を
前記送出経路の軸線を中心に接離する方向に移動調整す
ることができる。すなわち、第1接触面と第2接触面と
の周面間の距離を調節することができ、ロッド部材の直
径サイズの変更に対応できる。
【0018】請求項5のロッド部材の搬送方向変換装置
によれば、第2調整手段により、前記第3回転体を前記
第1回転体に対して接離する方向に移動調整することが
できる。つまり、第1回転体と第3回転体とがロッド部
材を支える2点間の距離を可変調整することができて、
ロッド部材のロッド長の変更に対応できる。また、第3
調整手段により、第1回転体の上下の相対位置が変化し
たとき、第3回転体を第1回転体の上下位置に合わせて
移動させることができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例を添付した図面に
基づいて詳細に説明する。まず、フィルタシガレット製
造機について説明する。フィルタシガレット製造機は、
一般に、巻き上げ機とフィルタ装着機とから構成されて
おり、巻き上げ機とフィルタ装着機とは、独立して設け
られている。
【0020】巻き上げ機(図示省略)は、巻紙を一方向
に走行させる過程において、この巻紙上に供給された刻
みたばこを包み込み、連続したたばこロッドを形成す
る。この後、連続したたばこロッドは、所定の長さに切
断されて、個々の紙巻たばこつまりダブルシガレットT
wとなる。これらのダブルシガレットTwは、端部と端部
が突き合うようにして軸方向に送り出される。巻き上げ
機では、このように、軸方向の送出経路にて、ダブルシ
ガレットTwが製造される。そして、軸方向に送り出さ
れたダブルシガレットTwは、巻き上げ機の終端部に配
置されたシガレットの受渡装置によりフィルタ装着機に
受け渡される。なお、送出経路は、図1中に符号L1の
一点鎖線で示されている。また、巻き上げ機の中には、
シングルシガレットを製造するものもあり、この場合フ
ィルタ装着機にはシングルシガレットが受け渡される。
【0021】一方、フィルタ装着機(図示省略)は、供
給されたダブルシガレットTw(以下単にシガレットTw
とする)を横方向に搬送するコンベアを備えている。こ
のコンベアは、複数のドラム列から構成されており、各
ドラムの外周面には、多数の搬送溝が周方向に等間隔に
形成されている。ドラム列の最初のドラム、すなわち、
キャッチャドラム2は前記送出経路L1の終端部に隣接
して配置されている。送出経路L1から送り出されたシ
ガレットTwは、キャッチャドラム2の搬送溝4に受け
取られ、各ドラムの搬送溝に移し変えながら、ドラム列
により横方向に搬送される。そして、ダブルシガレット
Twが横方向に搬送される過程にて、そのダブルシガレ
ットTwは等分に切断され、互いに同軸上に並ぶ一対の
シングルシガレットとなり、巻き付け部に向けて搬送さ
れる。
【0022】一方、キャッチャドラム2がシングルシガ
レットを受け取る場合には、途中の切断を省略されて、
互いに同軸上に並ぶ一対のシングルシガレットの状態に
整列されてから、その一対のシングルシガレットは巻き
付け部に向けて搬送される。巻き付け部に搬送される過
程で、一対のシングルシガレット間にダブルフィルタプ
ラグが供給され、巻き付け部では、一対のシングルシガ
レットおよびダブルフィルタプラグとをチップペーパの
巻き付けにより相互に連結してダブルフィルタシガレッ
トが成形される。この後、ダブルフィルタシガレット
は、その中央から切断され、互いに軸方向に並ぶ一対の
シングルフィルタシガレットに成形される。ここで、フ
ィルタ装着機のおけるシガレットの搬送経路は前記送出
経路L1に対して垂直に位置付けられている。なお、図
1には、キャッチャドラム2が示されており、符号4は
搬送溝を示す。
【0023】図1を参照すると、ロッド部材の搬送方向
変換装置としてのシガレットの受渡装置10が示されて
いる。シガレットの受渡装置10は、第1回転体12、
第2回転体14および第3回転体16より構成されてお
り、これらの回転体12,14,16は、前記送出経路
L1の下流側にそれぞれ配置されている。
【0024】具体的には、第1および第2回転体12,
14は、その周面が送出経路L1を挟んで、所定の間隔
を存して離間されており、巻き上げ機の送出経路L1の
下流側に設置された取り付けプレート18上に水平かつ
回転可能に取り付けられている。図2を追加してより具
体的に説明すると、第1回転体12は、渦形カムの形状
をなしており、その周面には円弧状に凹んだガイド溝2
0が形成されている。
【0025】第1回転体12は、その一部周面が第1周
面22となっており、第1周面22は所定の一定半径R
0を有している。第1回転体12の残部周面は、第1周
面22から周方向に徐々に拡径された拡径部24となっ
ており、拡径部24は所定の最大値R1まで増大する半
径を有している。なお、図1において、拡径部24は領
域w1の範囲にわたって形成されている。
【0026】第1回転体12の回転軸12aは、受け軸
26を介して固定筒28に軸支されており、固定筒28
は、取り付けプレート18の取付孔18aに固定されて
いる。そして、固定筒28の端面から突出した回転軸1
2aには第1プーリ30が接続されており、この第1プ
ーリ30には駆動ベルト32が掛け回されている。第2
回転体14は、その一部周面が第2周面34となってお
り、この第2周面34は、第1回転体12の第1周面2
2と同じ一定半径R0を有している。また、第2回転体
14の残部周面は、第2周面34よりも縮径された縮径
部35となっている。第2周面34は、図1で見て周方
向の所定領域w2にわたって形成されている。第2周面
34の周面には、第1回転体12の周面に形成されたと
同様に円弧状に凹んだガイド溝34aが形成されてい
る。
【0027】第2回転体14の回転軸14aは、第1回
転体12と同様に、受け軸26を介して固定筒36に軸
支されており、この固定筒36は所定の自由度をもっ
て、プレート18の取付孔18bに取り付けられてい
る。取付孔18bは前記送出経路L1に対して垂直方
向、すなわち、図2中の矢印14b方向に延びる長孔で
ある。したがって、第2回転体14は、取付プレート1
8上を軸方向に対して垂直方向に移動可能となっている
(第1調整手段)。
【0028】そして、固定筒36の端面から突出した回
転軸14aには第2プーリ38が接続されており、この
第2プーリ38には駆動ベルト32が掛け回されてい
る。第3回転体16は、送出経路L1のシガレットの送
出方向で見て下流側に、第1回転体12に対し所定の間
隔をもって隣接しかつ回転可能にして配置されている。
第3回転体16は第1回転体12と類似したカム形状を
有しており、その周面には、円弧状に凹んだガイド溝4
0が形成されている。
【0029】第3回転体16は、その一部周面が案内部
42となっており、案内部42は第1回転体12の第1
周面22と同じ一定の半径R0を有している。また、第
3回転体16の残部周面は、案内部42から周方向に徐
々に拡径された押出部44となっており、押出部44は
所定の最大値R2まで増大する半径を有している。な
お、図1において、押出部44は所定領域w3の範囲に
わたって形成されている。また、押出部44の半径の最
大値R2は、第1回転体12の拡径部24の最大値R1よ
りも大きい(R2>R1)。
【0030】第3回転体16は、第1および第2回転体
12,14と同様にして、所定の自由度をもって固定筒
(図示省略)が取り付けプレート18に取り付けられて
おり、その回転軸には同様な第3プーリ46が接続され
ている。この第3プーリ46にも駆動ベルト32が掛け
回されている。なお、第3回転体16は、第1回転体1
2に対して軸方向、すなわち、図1中の矢印16b方向
に移動可能となっている(第2調整手段)。
【0031】また、第3回転体16は第1回転体12が
送出経路L1の軸線に対して接離する方向に移動する移
動量にあわせてシガレットTwが搬送される間、送出経
路L1と平行に維持できるように、取り付けプレート1
8上を軸方向に対して垂直方向(図1中の矢印16a方
向)にも移動可能となっている(第3調整手段)。この
第3調整手段により、垂直方向における第1回転体12
との相対位置を調整できる。
【0032】図4および図5には、第2および第3調整
手段の具体例が示されている。第3回転体16の回転軸
を支持する固定筒36’は、取り付けプレート18に中
間プレート17を介してスライド可能に取り付けられて
いる。図4において、中間プレート17は、取り付けプ
レート18に対して左右に移動できるようになってい
る。図5において、固定筒36’は、中間プレート17
に対して左右方向(上下方向)に移動できるようになっ
ている。したがって、第3回転体16は、取り付けプレ
ート18に対して上下左右方向に移動できる。なお、図
4および図5中の符号17a,17bは、滑りキーを示
し、各滑りキー17a,17bは、取り付けプレート1
8および固定筒36’のフランジ部に成形されたキー溝
18c,36’aに案内されている。
【0033】また、取り付けプレート18は、図2に示
すように、巻き上げ機の送出経路L1の下流側に設置さ
れたブラケット19上に移動可能に取り付けられてお
り、ブラケット19に対して、図1中の矢印18e方向
に移動可能となっている。なお、図2中の符号18d
は、ブラケット19に対して取り付けプレート18の移
動を案内するための滑りキーである。
【0034】第1回転体12は、取り付けプレート18
に対して固定であるので、第1回転体12と第2回転体
14との周面間の距離の調整は、取り付けプレート18
に対する第2回転体14の移動によってのみ行われるよ
うになっている。このとき、取り付けプレート18をブ
ラケット19に対して移動して、第1回転体12と第2
回転体14の中間点と送出経路L1とのずれを修正する
ようにしている。
【0035】なお、第1回転体12と第2回転体14と
の周面間の距離を調節するのに、取り付けプレート18
を固定にして、第1および第2回転体12,14の両方
を接離可能に移動できるようにしても構わない。駆動ベ
ルト32は、図1に一点鎖線で示した各プーリ30,3
8,46に掛け回されている。そして、駆動ベルト32
が図1に示す矢印48の方向に走行されることで、第1
および第2回転体12,14、第3回転体16はそれぞ
れ矢印方向に回転される。すなわち、第1および第2回
転体12,14は、対向周面がシガレットの送出方向に
移動するように互いに逆向きに回転される。また、第3
回転体16は、第1回転体12と同方向に回転される。
そして、各回転体の回転はそれぞれ同期が取られてい
る。
【0036】第1回転体12の第1周面22と第2回転
体14の第2周面34とは、第1および第2回転体1
2,14の回転中、前記送出経路L1を周期的に挟むと
き、これら第1および第2周面22,34間にて前記送
出経路L1上のシガレットTWを挟んで加速する加速通
路を形成する。なお、この加速通路の間隔は、シガレッ
トTwの直径寸法より若干小さめに設定されており、挟
持されたシガレットTwがつぶれない程度の適度な摩擦
力で保持されるようになっている。また、この加速通路
の間隔はシガレットTwの直径寸法に応じて変更可能で
ある。
【0037】次に、前記第1回転体12の所定領域w
1、前記第2回転体14の所定領域w2、前記第3回転
体16の所定領域w3の範囲について、図3(a),(b),
(c)に基づいて説明する。第1および第2回転体12,
14の回転中、第1回転体12の拡径部24の所定範囲
w1は、第2回転体14の縮径部35の所定領域に対応
しており、第2回転体14の所定領域w2とは重ならな
いようになっている。
【0038】また、第1回転体12と第3回転体16と
においては、第3回転体16の所定領域w3は、第1回
転体12の所定領域w1よりも長い領域にわたって形成
されている。第3回転体16の押出部44において、第
1回転体12の所定領域w1に対応する部分は図3
(c)で見てw1(3)の範囲である。したがって、第3
回転体16の所定領域w3は第1回転体12の所定領域
w1よりも大きい。
【0039】さらに、各回転体の所定範囲w1,w2,
w3の搬送方向に向けての開始位置および、終了位置を
それぞれ添字s,eで示した場合、第1回転体12のw
1sと第3回転体14のw3sとが、また、第1回転体
12のw1sと第2回転体14のw2eとがそれぞれ対
応した位置で同期して第1,第2および第3回転体1
2,14,16が回転されるようになっている。
【0040】図1のように、第3回転体16を第1回転
体12のシガレットTwの搬送方向で見て下流側に所定
間隔をもって配置した実施例では、まず、第1回転体1
2がシガレットTwの搬送方向の速度を加速して、後続
のシガレットTwから引き離した後に、その拡径部24
にてシガレットに横方向の運動成分を与える。このと
き、横方向に運動成分と加速後の軸方向の運動成分を維
持して第1回転体12と協動して平行移動させるのが、
第3回転体16の押出部44のw1(3)である。さら
に、シガレットTwをキャッチャドラム2の搬送溝4内
に送り込むために、前記運動成分を維持しつつ横方向の
成分を与えている部分が第3回転体16の押出部44の
範囲w3の残部(w3−w1(3))である。したがっ
て、所定の範囲は、w3>w1である。
【0041】ところで、第3回転体16が第1回転体1
2の上流側に配置することもできる。この場合(図示省
略)は、下流側配列の場合と同様に考えると、第1回転
体12の所定領域w1は、第3回転体16の所定領域w
3より大きくなる(w1>w3)。ただし、第1回転体
12と第2回転体14とのみにより、後続のシガレット
との引き離しを行い、キャッチャドラム2の溝内の送り
込む横方向の運動成分を与えることができれば、w1=
w3で第3回転体16は第1回転体12と同形状および
同寸法のものであってもよい。
【0042】この場合、機械速度が高速になると、第1
回転体12の拡径部24のみでシガレットに横方向の運
動成分を与えキャッチャドラム2の溝内に送り込まなけ
ればならないので、拡径部24の所定範囲w1をある程
度以上確保しなくてはならない。しかしながら、第1回
転体12と同形状の第3回転体16(w1=w3)とす
ると、後続するシガレットTwと第3回転体16の拡径
部44の一部が干渉することになり、シガレットTwの
連続的な搬送が行えなくなるので、高速化においては、
所定範囲はw1>w3であるのが望ましい。
【0043】図6ないし図12を追加して、シガレット
の受渡装置10の作用を説明する。まず、図6に示すよ
うに、送出経路L1を移動するシガレットTwは、端部
と端部とが突き合うようにして、第1回転体12と第2
回転体14との間の加速通路に進入する。このとき、第
1周面22と第2周面34との周速は、送出経路L1を
移動するシガレットTwの移動速度よりも速くなるよう
に、第1および第2回転体12,14の回転速度が設定
されているから、第1回転体12と第2回転体14との
加速通路内に進入したシガレットTwは、第1周面22
と第2周面34とのガイド溝間に挟持されて軸方向に加
速され、この加速されたシガレットTwは、後続のシガ
レットTWから引き離される(図7および図8)。
【0044】次に、図9に示すように、第1および第2
回転体12,14がさらに回転すると、第1回転体12
は、拡径部24がシガレットTwと接するようになり、
第2回転体14は、シガレットTw側が縮径部35とな
るので、シガレットTwから所定距離離れることにな
る。また、第3回転体16は、押出部44がシガレット
Twと接することになる。
【0045】この後、各回転体が回転すると、図10に
示すように、シガレットTwは、第1回転体12の拡径
部24および第3回転体の押出部44により、前記キャ
ッチャドラム2の搬送方向である横方向に平行に押し上
げられる。したがって、シガレットTwは、軸方向への
運動成分を維持しつつ横方向の運動成分が与えられて、
搬送溝4の移動方向である横方向に向けて移動されるこ
とになる。
【0046】図11に示すように、シガレットTwが第
1回転体12の拡径部24から離れて、キャッチャドラ
ム2の搬送溝4に投入されるとき、第3回転体16の押
出部44により、シガレットTwはさらに横方向に押し
上げられる。この結果、図12に示すように、シガレッ
トTwは搬送溝4の移動速度と等しい速度でその搬送方
向に移動されながら、搬送溝4内に投入されることにな
る。
【0047】したがって、キャッチャドラム2の搬送溝
4に受け渡されるシガレットTwは、搬送溝4の移動方
向と同成分の運動成分が与えられるとともに、送出経路
L1に対して平行に移動されるから、シガレットTwが
搬送溝4に投入される際に、シガレットTwと搬送溝4
の入口付近のかど(端面に形成される突出した溝縁部)
との干渉が防止されることになり、シガレットの円滑な
受け渡しが可能となる。
【0048】そして、後続のシガレットTwは、図6と
同様な状態に位置しており、また、このシガレットTW
は、同様のサイクルを経て、後続のシガレットTwから
加速して引き離されて、順次キャッチャドラム2の搬送
溝に投入されることになる。なお、図12中一点鎖線で
示した符号L2は、キャッチャドラムの搬送経路を表し
ている。
【0049】この実施例の場合、巻き上げ機で製造され
るダブルシガレットにサイズ変更が生じた場合、取付プ
レート18上で第1回転体12、第2回転体14および
第3回転体16をそれぞれ移動させて対応させることが
できる。すなわち、シガレットTWの直径サイズに変更
が生じた場合には、第1回転体12の第1周面22およ
び第2回転体14の第2周面34のガイド溝間の距離、
すなわち、加速通路の間隔を変更して、シガレットTw
の挟み具合を調整する。この調整作業は、各シガレット
Twに対応したそのシガレットTwと同径の調整ジグを用
い、そのジグをガイド溝間に挟んでガイド溝間の間隔を
調節するようにしているため、非常に簡単な作業となっ
ている。さらに、前記調整作業により第1回転体12の
周面の上下方向の移動量に合わせて、第3回転体16の
位置を、シガレットTwが送出経路L1に対して平行移
動するように上下方向に調整する。
【0050】また、シガレットTwの巻長サイズに変更
が生じた場合には、第1回転体12に対して第3回転体
16を軸方向に移動させて、第1回転体12と第3回転
体16とがシガレットを支える2点間の距離を可変調整
する。巻長サイズの変更に付いて詳しく説明する。第1
回転体12と第2回転体14とにより、軸方向にシガレ
ットTwが加速される度合いすなわち加速比(加速後の
ロッドスピード/巻上ロッドスピード)は、加速後のロ
ッドスピードが第1回転体12の一回転でおよそ2πR
0に近似の速度であり、加速前のロッドスピードが第1
回転体12の一回転する間にシガレット長の長さに相当
する速度になるから、回転体のR0を変えないで巻長サ
イズが大きくなった場合、加速比が小さくなり、逆に巻
き長サイズが小さくなった場合には、加速比が大きくな
る傾向にある。
【0051】したがって、加速比が大きく変化すると、
シガレットのキャッチャドラムへの受け渡しに大きく影
響を与えるので、加速比の増減量をある一定の範囲に押
さえる必要がある。また、仮に加速比を無視して考えた
とき、巻長サイズの大きいものに適用されたR0の大き
い回転体を巻き長サイズの小さいものまで適用すること
にすると、第1回転体12と第3回転体16との距離を
大きくとらなければならず、回転体間での受け渡しに支
障が生じるばかりか、シガレットTwの直進性のバラン
スが崩れることになる。
【0052】したがって、巻長サイズの変更は、わずか
な範囲(たとえば数ミリ程度)であれば、共通の回転体
を使用して対応できるが、巻長サイズが大幅に変更され
るような場合には、その巻長に適用したR0の異なる回
転体(カム)に変換して対応を取らなければならない。
そして、回転体の半径であるR0の変更に伴い、第1回
転体12と第2回転体14の軸間距離を第1調整手段に
より調整するようにしている。なお、共通に使用できる
範囲内であれば、第1および第2回転体12,14の距
離の変更は行わない。
【0053】なお、各回転体のガイド溝面には、粉末材
などをコーティングして表面を粗く処理したいわゆる滑
り止め加工がなされている。これにより、各ガイド溝と
シガレットとの滑りが防止されている。したがって、こ
の発明のロッド部材の搬送方向変換装置、すなわち、シ
ガレットの受渡装置によれば、第1回転体12の第1周
面22と第2回転体14の第2周面34とのガイド溝間
(加速通路)にシガレットTwを挟んで加速させるよう
にしたので、サクション圧を使用する従来例のように、
大きな騒音が発生したりしない。また、サクション圧を
使用しないので、サクション圧源の設備が不要となり、
防音設備が不要となるので、製造コストの低減を図るこ
とができる。
【0054】第3回転体16を第1および第2回転体1
2,14より下流側に配置したことで、加速されたシガ
レットTwをキャッチャドラム2の搬送方向に向けて平
行移動させながら、安定した姿勢で搬送溝4に受け渡す
ことができる。なお、第3回転体16を第1回転体12
の上流側に配置することでも同様な効果を得ることがで
きる。
【0055】第1および第2回転体の12,14を接離
可能に配置し、ガイド溝間の距離、すなわち、加速通路
の間隔を調整できるようにしたので、直径サイズの異な
るシガレットTwに対応可能である。なお、直径サイズ
の異なるシガレットTwに対応し、第2回転体14を移
動した場合には、それとの相対位置関係を調整できるよ
うに第3回転体を移動できる調整手段を設けているの
で、直径サイズの異なる場合でも、シガレットTwを搬
送方向に平行に維持しつつ、キャッチャドラム2の搬送
溝4に円滑に受け渡すことができる。また、第3回転体
16を第1回転体12に対して接離可能としたので、巻
長サイズの異なるシガレットTwにも対応可能である。
【0056】さらに、第3回転体16を第1および第2
回転体12,14より下流側に配置した場合には、第1
および第2回転体12,14をキャッチャドラム2から
所定距離遠ざけた位置に配置されるので、シガレットT
wを搬送溝4に受け渡す際の加速するタイミングを早め
ることができる。したがって、受け渡しタイミングの自
由度が増すことになり、受け渡しタイミングの調整が簡
単に行えるようになる。
【0057】また、製造機械の高速化に伴って、第3回
転体16を上流側に配置した場合に生じる第2回転体1
4の縮径部35をさらに縮径しなければならないという
部品製作上の困難性を回避できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、ロッド部材の搬送
方向変換装置によれば、第1回転体と第2回転体の間に
進入したロッド部材を、前記第1周面と第2周面との間
に挟持して加速し、後続のロッド部材から引き離すよう
にしたから、サクション圧を使用する従来例のような大
きな騒音が発生しない。サクション圧を使用しないの
で、サクション圧源の設備が不要となり、防音設備も不
要となるので、その分製造コストの低減を図ることがで
きる。
【0059】請求項2のロッド部材の搬送方向変換装置
によれば、第3回転体を備えたことで、前記加速したロ
ッド部材を第3回転体の押出部と第1回転体の拡径部と
の2点で支えながらコンベアの搬送方向である横方向に
平行移動させることができ、安定した姿勢でロッド部材
をコンベアの搬送溝に受け渡すことができる。請求項3
のロッド部材の搬送方向変換装置によれば、ロッド部材
を前記コンベアの搬送溝に受け渡すタイミングの調整が
簡単に行えるようになるとともに、前記押出部の周面長
さを前記第1回転体の拡径部の周面長さより長くするこ
とができるので、部品製作が容易となる。
【0060】請求項4のロッド部材の搬送方向変換装置
によれば、第1調整手段により、前記第1および第2回
転体を前記送出経路の軸線を中心に接離する方向に移動
調整することができる。したがって、第1周面と第2周
面との間の間隔を可変調整することができるから、ロッ
ド部材の直径サイズの変更に簡単に対応させることがで
きる。
【0061】請求項5のロッド部材の搬送方向変換装置
によれば、第2調整手段により、前記第3回転体を前記
第1回転体に対して接離する方向に移動調整することが
できる。また、第3調整手段により、前記第3回転体を
前記第1回転体の上下方向の相対位置を変えないように
移動調整できる。したがって、第1回転体と第3回転体
とがロッド部材を支える2点間の距離を可変調節し、ロ
ッド部材を搬送方向と平行に保ちつつ前記コンベアに受
け渡すことができるから、ロッド部材の長さおよび直径
サイズの変更に簡単に対応させることができるなどの優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】シガレットの受渡装置の平面図である。
【図2】図1中II−II線に沿う断面図である。
【図3】第1、第2および第3回転体の外形図である。
【図4】取り付けプレートに対する中間プレートの移動
機構を示す図である。
【図5】図4中V−V線に沿う断面図である。
【図6】一対の回転体に挟み込まれる直前のダブルシガ
レットを示す図である。
【図7】図6の状態よりさらに進んだダブルシガレット
の状態を示す図である。
【図8】図7の状態よりさらに進んだダブルシガレット
の状態を示す図である。
【図9】図8の状態よりさらに進んだダブルシガレット
の状態を示す図である。
【図10】図9の状態よりさらに進んだダブルシガレッ
トの状態を示す図である。
【図11】図10の状態よりさらに進んだダブルシガレ
ットの状態を示す図である。
【図12】搬送溝と共に移動するダブルシガレットを示
す図である。
【符号の説明】
2 キャッチャドラム 4 搬送溝 12 第1回転体 14 第2回転体 16 第3回転体 22 第1周面 24 拡径部 34 第2周面 35 縮径部 42 案内部 44 押出部 Tw ダブルシガレット

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さに切断されたロッド部材を端
    部と端部とが突き合うようにして軸方向に送り出す送出
    経路と、 前記送出経路の送出方向の下流端側に配置され、前記送
    出経路から送出されたロッド部材を受け取り可能に配設
    された搬送溝を複数有し、各搬送溝に受け取ったロッド
    部材を前記送出経路とは交差する横方向に搬送するコン
    ベアと、 前記送出経路の下流側に配置され、周面が前記送出経路
    を挟んで対向し、これら対向周面が前記ロッド部材の送
    出方向に移動するように互いに逆向きに回転する第1お
    よび第2回転体と、 前記第1回転体の一部周面に形成され、前記送出経路上
    のロッド部材の移動に同期して、ロッド部材の送出移動
    速度よりも速い周速で移動する第1周面と、 前記第2回転体の一部周面に形成され、第1および第2
    回転体の回転中、前記第1周面と周期的に対向し、第1
    周面と協動して前記送出経路上のロッド部材を挟持する
    第2周面と、 前記第1回転体の残部周面に、前記第1周面より徐々に
    拡径して形成された拡径部と、 前記第2回転体の残部周面に、前記第2周面よりも縮径
    して形成され、両回転体の回転中、前記拡径部と周期的
    に対向する縮径部とを備え、 前記第1および第2回転体の回転中、前記第1および第
    2周面は、前記送出経路上のロッド部材を挟持し、挟持
    したロッド部材を後続のロッド部材から引き離す一方、
    前記拡径部および前記縮径部は、前記引き離したロッド
    部材をその拡径部により前記コンベアの搬送方向である
    横方向に押し出すことを特徴とするロッド部材の搬送方
    向変換装置。
  2. 【請求項2】 前記送出経路の送出方向で見て、前記第
    1回転体に所定の間隔を存して隣接して配置され、前記
    第1回転体と同方向かつ同周期で回転される第3回転体
    と、 前記第3回転体の一部周面に形成され、前記第1および
    第2周面により加速されたロッド部材を送出移動方向に
    案内する案内部と、 前記第3回転体の残部周面に、前記案内部より徐々に拡
    径して形成され、前記拡径部と協動してロッド部材を前
    記コンベアの搬送方向である横方向に平行に押し出す押
    出部とを備えたことを特徴とする請求項1のロッド部材
    の搬送方向変換装置。
  3. 【請求項3】 前記第3回転体が、前記第1回転体と前
    記コンベアとの間にあって、前記送出経路の送出方向で
    見て前記第1回転体の下流側に所定間隔をもって隣接し
    て配置したことを特徴とする請求項2のロッド部材の搬
    送方向変換装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2回転体を前記送出経
    路の軸線を中心に接離する方向に移動調整するための第
    1調整手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれかのロッド部材の搬送方向変換装置。
  5. 【請求項5】 前記第3回転体を前記第1回転体に対し
    て接離する方向に移動調整するための第2調整手段と、 前記第3回転体を前記送出経路の軸線を中心に移動調整
    するための第3調整手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1ないし請求項4のいずれかのロッド部材の搬送方
    向変換装置。
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