JP2001231534A - 棒状物品を製造するための方法および装置 - Google Patents

棒状物品を製造するための方法および装置

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JP2001231534A JP2001025677A JP2001025677A JP2001231534A JP 2001231534 A JP2001231534 A JP 2001231534A JP 2001025677 A JP2001025677 A JP 2001025677A JP 2001025677 A JP2001025677 A JP 2001025677A JP 2001231534 A JP2001231534 A JP 2001231534A
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Manfred Dombek
マンフレート・ドムベク
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Hauni Maschinenbau GmbH
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    • B23K26/08—Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
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    • A—HUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たばこ加工産業における棒状物品、特にフイ
ルタシガレットを製造するための方法および装置を提供
すること 【解決手段】 物品６を転動運動の間テープで巻回する
こと、物品を転動運動を中断することなく穿孔すること
の方法行程から成る。転動路の少なくとも一部分が、物
品上にこの物品６の穿孔が行われる穿孔帯域５２，５２
−５，９４として形成されている

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、たばこ加工産業に
おける棒状物品、特にフイルタシガレットを製造するた
めの方法に関する。
【０００２】更に、本発明は、物品にテープを巻回する
ための転動路を備えている、たばこ加工産業における棒
状物品を製造するための装置に関する。
【０００３】
【従来の技術】フイルタシガレットを製造にあっては、
フイルタ装着機内においてシガレット連続体とフイルタ
ロッドとは軸方向で互いの先端が揃うように互いに並列
され、被覆紙テープにより、この被覆紙テープが先ずシ
ガレット−フイルタ−シガレット群に“フラップ”とし
て付着されることにより巻回される。その際、この巻回
は、転動路内で行われ、この転動路は互いに対する相対
速度で運動する面（転動面と相手方転動面）によって形
成されている。この例として、ドイツ連邦共和国特許第
３７ ０２ ９１５号（米国特許第４，８２５，８８２
号に相当）があげられる。
【０００４】しばしば、フイルタシガレットはフイルタ
の領域内にいわゆるベンチュレーション帯域（適切な空
気透過性を有する帯域）を備えており、このベンチュレ
ーション帯域を経て、シガレットを喫煙した際、冷たい
周辺空気が吸引され、この周辺空気は煙内のニコチンと
凝縮物の割合を加減する。
【０００５】このようなベンチュレーション帯域を造る
ための方法の要旨は、シガレットをその縦軸線を中心に
して回転運動させ、パルス状に照射されるレーザ光線に
より一つ或いは多数の列の小さな孔を被覆紙内とフイル
タの外部領域内に形成することである。このことは、例
えばドイツ連邦共和国特許第２７ ５１ ５２２号（米
国特許第４，２８１，６７０号に相当）に開示されてい
る。
【０００６】公知技術にあっては、上記の二つの処理行
程が互いに別々に行われ、その際物品が何度も回転され
るので、生じる加速力と制動力により、物品は著しい負
荷を受ける。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、物品に負荷を与えることが少ない、冒頭に記載し
た様式の方法および装置を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
よる方法にあっては、以下の方法行程、即ち物品を転動
運動の間テープで巻回すること、物品を転動運動を中断
することなく穿孔すること、の方法行程から成ることに
よって解決される。
【０００９】更に、上記の課題は、本発明による装置に
あっては、転動路の少なくとも一部分が、物品上にこの
物品の穿孔を行う穿孔帯域として形成されていることに
よって解決される。
【００１０】本発明による他の有利な構成にあっては、
物品は少なくとも二段階で穿孔に必要な回転速度に加速
される。この場合、巻回帯域は第一の回転速度で行わ
れ、他方穿孔は例えば二倍の回転速度で行われる。
【００１１】他の有利な構成にあっては、物品の穿孔の
終了の後二段階で遅延が行われ、従って物品は損傷をこ
おむることがない。
【００１２】物品をテープにより巻回するために転動路
を備えている本発明による装置にあっては、転動路の少
なくとも一部分が、物品の穿孔を行うための穿孔手段
が、物品に作用する穿孔帯域として形成されている。
【００１３】このような穿孔手段は例えばレーザ光線光
源により発生されるレーザ光線である。
【００１４】本発明による装置の穿孔帯域は、特に直
接、物品をテープにより巻回するための巻回帯域に接続
されている。この場合、巻回帯域と穿孔帯域は僅かに交
差している。このことは、物品が未だ転動している間
に、穿孔が既に開始可能であることを意味している。
【００１５】本発明による装置にあっては、転動路は一
方において対置されている相手方転動ブロックを備えて
いる転動ドラムによって形成されているか、或いは他方
部分的に転動ブロックによって置換え可能な転動ベルト
の二つの相対しているベルト行き側・戻り側(Trum)によ
って形成されされている。
【００１６】本発明による有利な構成にあっては、穿孔
帯域は転動ドラムに対置されている転動ブロック内に形
成されている。この目的のため、穿孔手段に物品への作
用を可能にする穿孔開口が転動ブロック内において決定
されている。例えば、この穿孔開口を経てレーザ光線が
穿孔帯域内の転動路内に存在している穿孔されるべき物
品に作用する。
【００１７】本発明による他の構成にあっては、穿孔開
口は、転動路を形成するために使用される転動ベルトの
行き側・戻り側に分割されていて、これによりこれらの
両行き側・戻り側の間に開口が形成されるようにして決
定され、この穿孔開口を経て穿孔手段が物品に作用す
る。
【００１８】他の構成にあっては、移送ベルトの一つの
ために三つの平行な行き側・戻り側が設けられており、
この場合この移送ベルトの中央の行き側・戻り側は穿孔
帯域の直前で転向しており、従って移送ベルトの外側の
行き側・戻り側の一方のみが未だ穿孔帯域の領域内に存
在しており、従って同様に穿孔開口が形成される。
【００１９】本発明による他の構成にあっては、穿孔手
段は二つのレーザ光線から成り、これらのレーザ光線は
レーザ光線を追送するための旋回鏡に、異となった角度
で突き当たる。レーザ光線は自己の間において、二つの
相前後している、特に隣接している物品間の間隔に適合
した角度を形成している。二つの物品を平行にレーザ光
線により照射することにより、個々のレーザ光線照射行
程のために二倍の時間が利用可能である。従って、ただ
一つのレーザ光線のみが使用される場合よりは、僅かな
回転速度で物品を穿孔帯域を経て案内することが可能と
なる。従って、二つのレーザ光線の使用は、より以上に
物品を傷めることのない処理を可能とし、これらのシガ
レットの品質が高められる。
【００２０】上記の章節に記載した発明は−冒頭に記載
した発明に左右されることなく−それ自体発明性を有し
ているものである。
【００２１】以下に添付した図面に図示した発明の実施
の態様につき本発明を詳細に説明する。
【００２２】
【発明の実施の態様】図１は、第一の実施の態様による
本発明による装置１−１の概略断面図である。この装置
１−１は供給ドラム１０を備えている。この供給ドラム
１０は、糊付けされ付着された（図示していない）被覆
紙テープを備えているシガレット−フイルタ−シガレッ
ト群６を収容するためのウエッブ１２を備えている。こ
の供給ドラム１０からシガレット−フイルタ−シガレッ
ト群６は直接転動路１４に引渡される。この転動路１４
は巻回帯域５０として働く部分を備えて、二つのコンベ
ヤベルト１６と１８の表面２０，１７によって形成され
ている。この表面２０はシガレット−フイルタ−シガレ
ット群６のための転動面を形成し、他方転動路１４内で
対置されている表面１７は相手方転動面を形成してい
る。第一のコンベヤベルト１６は、その表面２０が、供
給ドラム１０の周面２２の端面と一致した状態で供給ド
ラム１０を中心にして回動する。従って、シガレット−
フイルタ−シガレット群６は、ウエッブ１２から転動路
１４へと移行の際に移行残しなく引渡される。更に、コ
ンベヤベルト１６は転向ローラ２４を経て転向して供給
ドラム１０に戻される。
【００２３】第二のコンベヤベルト１８は転向ローラ２
６と２８を経て回動する。第二のコンベヤベルト１８は
供給ドラム１０の半分の周速度で回動し、他方第一のコ
ンベヤベルト１６は供給ドラム１０の周速度で走る。転
動路１４内での二本分の長さのフイルタシガレット６の
ピッチ間隔は供給ドラム１０上におけるよりも１／４だ
け小さい。
【００２４】転動路１４はコンベヤベルト１６と１８を
貫通して形成されていない。図１にその下方で図示した
コンベヤベルト１８は、転向ローラ２８に達するまで、
転動路の相手方転動面を形成しているに過ぎない。コン
ベヤベルト１８が側方へと転向された後、相手方転動面
は転動ブロック３０の表面２９によって形成される。コ
ンベヤベルト１６は多部分から成る転向ローラ２４に沿
ってコンベヤベルト３２内に移行して行く。この際この
コンベヤベルトは、その表面３３で転動路１４の転動面
を形成する。転向ローラ２４は互いに同軸状態で設けら
れている多数の部分ローラから成る。コンベヤベルト３
２はコンベヤベルト１６と同様に二倍の速度で回動す
る。コンベヤベルト３２は転向ローラ２４の他の部分ロ
ーラ経て転動し、その際このコンベヤベルトは転動路１
４の端部３４において転向ローラ３６を経て転向され
る。転動路１４の端部３４において、排送ドラム３８は
二本分の長さのフイルタシガレット６を転動路１４から
引取る。この目的のため、この排送ドラム３８はウエッ
ブ４０を備えている。排送ドラム３８は転動ブロック３
０の切欠き部４２内を走り、これにより二本分の長さの
フイルタシガレット６は移行残しなくウエッブ４０によ
って収容される。
【００２５】コンベヤベルト３２は二つの部分から形成
されている。このようにこのコンベヤベルト３２の両半
分間に形成される図示していない開口は、本発明による
意味での穿孔開口として働く。この穿孔開口を経て、本
発明による穿孔手段とし働くレーザ光線４４が、転動路
１４内で転動ブロック３０上に存在している二本分の長
さのフイルタシガレット６に対して、これを穿孔するた
めに作用する。レーザ光線４４はレーザ光線源４６にお
いて発生され、旋回鏡４８を介して二本分の長さのフイ
ルタシガレット６の方向に転向される。旋回鏡４８か
ら、レーザ光線４４は集光レンズ４９を経て転動路１４
内の二本分の長さのフイルタシガレット６上に導かれ
る。旋回鏡４８は、レーザ光線４４を転動ブロック３０
の領域内の転動路１４内で、この転動ブロック３０によ
って決定される穿孔帯域を経て運動する二本分の長さの
フイルタシガレット６に追従するように働く。装置１−
１の転動ブロック３０によって形成される穿孔帯域の領
域内の二本分の長さのフイルタシガレット６のピッチ間
隔は、供給ドラム１０の周面２２上の二本分の長さのフ
イルタシガレット６のピッチ間隔に相当する。何故な
ら、コンベヤベルト３２の移送速度がコンベヤベルト１
６の二倍の移送速度に相当するからである。
【００２６】従って、転動路１４はコンベヤベルト１８
によって決定される巻回帯域５０と転動ブロック３０に
よって決定されるこの巻回帯域に直ちに続く穿孔帯域５
２を備えている。転動路１４を通過している間、二本分
の長さのフイルタシガレット６は絶えず回転し続ける。
ただ回転速度が変化するだけである。こうして、二本分
の長さのフイルタシガレット６は、転動路１４の入り口
５４における供給ドラム１０の周面２２における回転停
止状態から、先ず巻回帯域５０内の転動速度に加速さ
れ、その後二本分の長さのフイルタシガレットはコンベ
ヤベルト１８から転向ローラ２８の位置における転動ブ
ロック３０への移行の際の、穿孔帯域５２内の穿孔速度
に加速される。最後に、二本分の長さのフイルタシガレ
ットは、排送ドラム３８のウエッブ４０内へ引渡される
ことにより、再び回転停止状態に入る。まとめると、図
１の実施の態様１−１のピッチ間隔は、供給ドラム１
０、巻回帯域５０、穿孔帯域５２と排送ドラム３８の序
列で１２：９：２：１２の比率となる。
【００２７】図２は、本発明による装置を第二の実施の
態様１−２として示している。この場合、図１に図示し
た装置１−１の部分と本質的に一致している部分は、同
じ参照符号で示した。装置１−２の特徴は、この装置が
穿孔帯域５２の両側において鏡像対称的に形成されてい
ることである。このことは、更なるコンベヤベルト６０
と６２とがコンベヤベルト１６と１８の様式で設けられ
ていることにより、転動路１４が転動ブロック３０方向
において更に続いていることを意味する。この場合、コ
ンベヤベルト６０は、その周面６２と排送ドラム６６の
周面６４とが端面が整向された状態で指向しており、他
方コンベヤベルト６２は二つの転向ローラ６８と７０と
を介して回動する。排送ドラム６６は供給ドラム１０と
等しく、従って同様に転動路１４から二本分の長さのフ
イルタシガレット６を排送するためのウエッブ１２を備
えている。
【００２８】排送ドラム６６と供給ドラム１０或いは排
送ドラム６６上で回転するコンベヤベルト６０と供給ド
ラム１０上で回転するコンベヤベルト１６と所属してい
るコンベヤベルト１８と６２とを鏡像対称的に設けるこ
とによって、穿孔帯域５２の領域で穿孔される二本分の
長さのフイルタシガレット６は、これが最後に排送ドラ
ム６６のウエッブ１２によって収容されるまで、この穿
孔帯域５２を去った後、転動路１４内のコンベヤベルト
６２によって決定される移送帯域７２を更に移送され
る。穿孔帯域５２から移送帯域７２への移行の際、これ
らの二本分の長さのフイルタシガレット６はその回転が
停止される。移送帯域７２内において、二本分の長さの
フイルタシガレット６は回転することなく排送ドラム６
６まで移送される。移送帯域７２内のピッチ間隔は供給
ドラム１０もしくは排送ドラム６６上における二本分の
長さのフイルタシガレット６のピッチ間隔に相当する。
最後に、排送ドラム６６により二本分の長さのフイルタ
シガレット６はドラム７４上に引渡される。総じて言え
ば、図２による実施の態様１−２のピッチ間隔は、供給
ドラム１０、巻回帯域５０、穿孔帯域５２、制動領域７
２および排送ドラム６６の序列で１２：９：１２：１
２：１２の比率である。
【００２９】図３は、本発明による装置を第三の実施の
態様１−３で示している。図３による実施の態様１−３
は、図２による実施の態様１−２と、移送帯域７２と排
送ドラム６６内の二本分の長さのフイルタシガレット６
のピッチ間隔が変わっている点でのみ異となる。この実
施の態様１−３においては、このピッチ間隔は実施の態
様１−２における巻回帯域５０内におけるピッチ間隔に
相当している。更に、排送ドラム６６上の二本分の長さ
のフイルタシガレット６のピッチ間隔は更に移送帯域７
２に対して１／３に減少している。従ってこのことをま
とめると、このピッチ間隔は、供給ドラム１０上におけ
るピッチ間隔の半分ほどの大きさである。従って、二本
分の長さのフイルタシガレット６は移送帯域７２内で
は、穿孔帯域５２内での回転速度に比して僅かな回転速
度で回転する。総じて言えば、図３による実施の態様１
−３のピッチ間隔は、供給ドラム１０、巻回帯域５０、
穿孔帯域５２、制動領域７２および排送ドラム６６の序
列で１２：９：１２：９：６の比率である。
【００３０】その他、図３による実施の態様１−３は、
図２による実施の態様１−２と変わっていない。
【００３１】図４は、本発明による装置を第４の実施の
態様１−４で示している。実施の態様１−４は、図３に
よる実施の態様１−３と、二つのコンベヤベルト１８と
６２の代わりに、ただ一つのコンベヤベルト７６が使用
されており、このコンベヤベルトが転動ブロック３０を
中心にして転向ローラ７８によって転向されている点の
み異となっている。この図４による実施の態様１−４の
ピッチ間隔は、図３における実施の態様１−３における
ピッチ間隔と同様な比率である。
【００３２】図５は、本発明による装置を実施の態様１
−５で示している。この図５による実施の態様１−５
は、本質的に図２による実施の態様１−２に相当してい
る。しかし、実施の態様１−５は実施の態様１−２との
相違にあって、二つのレーザ光線源４６と二つの旋回鏡
４８と二つの集光作用を行うレンズ４９とを備えてい
る。従って、実施の態様１−２の穿孔帯域５２に対して
拡大されている穿孔帯域５２−５内において、二つの二
本分の長さのフイルタシガレット６ａと６ｂとが同時に
穿孔される。穿孔帯域５２−５内のこれらの二本分の長
さのフイルタシガレット６のピッチ間隔が巻回帯域５０
内におけるピッチ間隔に対して１／３ほど低減してい
て、かつ二本分の長さのフイルタシガレット６が相応し
て緩慢に転動しているにもかかわらず、これらの二本分
の長さのフイルタシガレット６を穿孔するために、供給
ドラム１０上の二本分の長さのフイルタシガレット６の
ピッチ間隔に相当するピッチ間隔が利用される。何故な
ら、レーザ光線はそれぞれ二番目毎の二本分の長さのフ
イルタシガレット６を穿孔するのみであるからである。
更に、図５による実施の態様１−５にあっては、第一の
コンベヤベルト１６が排送ドラム６６を中心にしても回
動する。この実施の態様にあっては、このコンベヤベル
ト１６は（図示していない）平行に指向している三つの
部分、一つの中央の部分、そして二つの外方の部分とか
ら成る。しかも、穿孔帯域５２のための穿孔開口を利用
するために、このコンベヤベルト１６の中央の部分は転
向ローラ７７により操向されるが、二つの外方の部分は
更に転動路１４の転動面を形成し、最後に排送ドラム６
６によって転向される。
【００３３】移送帯域７２の始端部において、二本分の
長さのフイルタシガレット６は再び、巻回帯域５０内の
二本分の長さのフイルタシガレット６のピッチ間隔に相
当するピッチ間隔にもたらされる。この場合、二本分の
長さのフイルタシガレット６は、最後に移送帯域７２か
ら排送ドラム６６上に移行される際、本来供給ドラム１
０上にも存在しているピッチ間隔にもたらされる。ピッ
チ間隔の比率は、供給ドラム１０、巻回帯域５０、穿孔
帯域５２−５、移送帯域７２と排送ドラム６６の序列で
１２：９：６：９：１２である。
【００３４】適切な適合処理により、図１による実施の
態様１−１も二つのレーザ光線４６を使用して作業が可
能である。
【００３５】図６は、本発明による装置を第６番目の実
施の態様１−６で示している。この実施の態様１−６に
あっては、二本分の長さのフイルタシガレット６は供給
ドラム２から転動ドラム８０に引渡される。この転動ド
ラム８０はその周面８４内に比較的偏平なトラフ８２を
備えている。この転動ドラム８０の転動面として働く周
面８４に対して同心的に、転動ブロック８８の相手方転
動面８６が設けられている。周面８４とこの相手方転動
面８６は、巻回帯域９２と穿孔帯域９４と移行帯域９６
とを有している転動面９０を形成している。穿孔帯域９
４は転動ブロック８８内の穿孔開口９８によって形成さ
れており、この穿孔開口を経てレーザ光線１００ａと１
００ｂが旋回鏡４８と集光作用を行うレンズ４９とを介
して二本分の長さのフイルタシガレット６に作用し、従
ってこれらの穿孔開口は周面の穿孔を行う。
【００３６】レーザ光線１００ａと１００ｂは自己間に
おいて角度αを形成している。この角度αは、これらの
レーザ光線１００ａと１００ｂが穿孔帯域９４内に存在
している隣接している物品を同時に穿孔することが可能
であるように選択されている。これにより穿孔のため
に、ただ一つのレーザ光線のみによる穿孔に比較して２
倍の時間が利用可能である。この結果、緩慢な、従って
二本分の長さのフイルタシガレットを傷めることのない
転動が行われる。
【００３７】二本分の長さのフイルタシガレット６が転
動路９０内においてトラフ８２の縁部１０２を越えて転
がり出るのを阻止するために、このトラフは半径方向で
突出可能な持上げウエッブ１０４を備えており、この持
上げウエッブは突出した後、転動ドラム８０の完全に平
坦な周面８４を形成する。この持上げウエッブ１０４の
突出状態は矢印１０８で示した。矢印１１０により持上
げウエッブ１０４の半径方向で入込んだ状態を示した。
この入込みによりトラフ８２は再び周面８４で形成さ
れ、これによりこのトラフ８２内において図示していな
いテープが転動帯域９２内で転動させられ、引続き穿孔
帯域９４内で穿孔され、移送帯域９６内で更に移送され
る二本分の長さのフイルタシガレット６が移送されて再
び転動ドラム８０に戻される。トラフ８２から、このよ
うにして製造された二本分の長さのフイルタシガレット
６が最後に排送ドラム７４により収容される。
【００３８】図７は、二本分の長さのフイルタシガレッ
ト６を転動路１４と転動路９０を去った後の状態で示し
ている。この図は、二本分の長さのフイルタシガレット
６の周面１１２内に穿孔された開口１１４を示してい
る。図７に示した実施の態様にあっては、それぞれ密に
並列して周面に沿って平行に指向している開口１１４の
二つの列を示している。
【００３９】図８は、図７による密に並列して平行に指
向している開口１１４の二つの列の形成を示している。
この場合、それぞれ殆ど平行に指向しているレーザ光線
４４ａと４４ｂとが旋回鏡、例えば図５による実施の態
様１−５と図６による実施の態様６−１に示した旋回鏡
を経て導かれ、これにより転動する二本分の長さのフイ
ルタシガレット６に対する矢印１２０で示した追跡によ
り穿孔開口１１４の列が穿孔される。
【００４０】
【発明の効果】本発明による利点は特に、物品がなおも
う一度転動させられることにより、この物品が傷められ
ことなく処理され、品質上高価値の物品が製造工程から
得られることである。
【００４１】更に、本発明による利点は、装置がコンパ
クトな構造を有していることから、設置場所の占める割
合が僅かで済むことである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による第一の実施の態様の概略断面図で
ある。
【図２】本発明による第二の実施の態様の概略断面図で
ある。
【図３】本発明による第三の実施の態様の概略断面図で
ある。
【図４】本発明による第四の実施の態様の概略断面図で
ある。
【図５】本発明による第五の実施の態様の概略断面図で
ある。
【図６】本発明による第六の実施の態様の概略断面図で
ある。
【図７】本発明による装置により穿孔された二本分の長
さのフイルタシガレットの概略図である。
【図８】本発明による装置の第七における実施の態様に
おけるレーザ光線の光路の概略図である。
【符号の説明】
１−１ 本発明による装置の第一の実施の態様による装
置 １−２ 本発明による装置の第二の実施の態様による装
置 １−３ 本発明による装置の第三の実施の態様による装
置 １−４ 本発明による装置の第四の実施の態様による装
置 １−５ 本発明による装置の第五の実施の態様による装
置 １−６ 本発明による装置の第六の実施の態様による装
置 １−７ 本発明による装置の第七の実施の態様による装
置 ６，６ａ，６ｂ シガレット−フイルタ−シガレット群 １０ 供給ドラム １２ ウエッブ １４ 転動路 １６ 第一のコンベヤベルト １８ 第二のコンベヤベルト １７，２０ これらのコンベヤベルトの表面 ２２ 周面 ２４ 転向ローラ ２６，２８ 転向ローラ ２９ 転動ブロック３０の表面 ３０ 転動ブロック ３２ コンベヤベルト ３３ ３２の表面 ３４ 転動路１４の端部 ３６ 転向ローラ ３８ 排送ドラム ４６ レーザ光線源 ４８ 旋回鏡 ４９ レンズ ５０ 巻回帯域 ５２，５２−５ 穿孔帯域 ６０ コンベヤベルト ６２ コンベヤベルト ６６ 排送ドラム ６８ 二つの転向ローラ ７２ 移送帯域 ７６ コンベヤベルト ７８ 転向ローラ ８０ 転動ドラム ８２ トラフ ８４ ８８ 転動ブロック ８６ 相手方転動面 ９０ 転動面 ９２ 巻回帯域 ９４ 穿孔帯域 ９６ 移行帯域 ９８ 穿孔開口 １００ａ，１００ｂ レーザ光線 １０４ 持上げウエッブ １０８ 矢印 １１２ 二本分の長さのフイルタシガレット６の周面 １１４ 穿孔された開口 １２０ 矢印

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項０１】 たばこ加工産業における棒状物品、特
    にフイルタシガレット（６）を製造するための方法にお
    いて、以下の方法行程、即ち物品（６）を転動運動の間
    テープで巻回すること、物品（６）を転動運動を中断す
    ることなく穿孔すること、の方法行程から成ることを特
    徴とする方法。
  2. 【請求項０２】 物品（６）を穿孔行程の間、少なくと
    もこれらの物品が巻回の間有している回転速度で転動運
    動させることを特徴とする請求項１に記載の方法。
  3. 【請求項０３】 物品（６）を穿孔行程の間、少なくと
    も二段階で転動運動の回転速度に加速することを特徴と
    する請求項１或いは２に記載の方法。
  4. 【請求項０４】 第一の加速段を巻回の開始時の領域
    （５４）で行い、他方第二の加速段を物品（６）の巻回
    行程から物品（６）の穿孔行程への移行の領域（２８）
    内で行うことを特徴とする請求項３に記載の方法。
  5. 【請求項０５】 物品（６）の回転速度を穿孔行程の
    間、巻回の間の回転速度に比較してほぼ二倍速くするこ
    とを特徴とする請求項３或いは４に記載の方法。
  6. 【請求項０６】 物品（６）を、少なくとも二段階で、
    穿孔行程の間の回転速度から穿孔行程後の物品（６）の
    回転の停止へと遅延させることを特徴とする請求項１か
    ら５までのいずれか一つに記載の方法。
  7. 【請求項０７】 物品（６）にテープ（８）を巻回する
    ための転動路（１４）を備えている、たばこ加工産業に
    おける棒状物品を製造するための装置において、転動路
    の少なくとも一部分が、穿孔手段（４４）が物品（６）
    の穿孔を行うためにこの物品（６）に作用する穿孔帯域
    （５２，５２−５，９４）として形成されていることを
    特徴とする装置。
  8. 【請求項０８】 転動路（１４）が物品（６）にテープ
    （８）が巻回される巻回帯域（５０，９２）を備えてい
    る装置であって、この巻回帯域（５０，９２）と穿孔帯
    域（５２，５２−５，９４）とが直に上下に設けられて
    いるか、或いは互い境界を接している縁部分において部
    分的に交差していることを特徴とする請求項７に記載の
    装置。
  9. 【請求項０９】 転動路（９０）が、周面（８４）を備
    えている転動ドラム（８０）と周面（８４）に相対して
    いてかつ相手方周面（８６）を備えている転動ブロック
    （８８）とにより形成されていることを特徴とする請求
    項８に記載の装置。
  10. 【請求項１０】 穿孔帯域（９４）が、転動ドラム（８
    ０）内の、穿孔手段（４４）に物品（６）への作用を可
    能にする穿孔開口によって決定されるように構成されて
    いることを特徴とする請求項９に記載の装置。
  11. 【請求項１１】 転動路（１４）が少なくとも部分的に
    第一の転動ベルト（１６）と第二の転動ベルト（１８）
    の隣接しているベルト行き側・戻り側によって形成され
    ていることを特徴とする請求項８に記載の装置。
  12. 【請求項１２】 転動路（１４）が少なくとも穿孔帯域
    （５０）の領域内において、隣接しているベルト行き側
    ・戻り側によって形成されていることを特徴とする請求
    項１１に記載の装置。
  13. 【請求項１３】 転動路（１４）が穿孔帯域（５２，５
    ２−５）の領域内において、第一の転動ベルト（１６）
    のベルト行き側・戻り側と転動ブロック（３０）の転動
    面（２９）とによって形成されていることを特徴とする
    請求項１２に記載の装置。
  14. 【請求項１４】 穿孔帯域（９４）が、転動ブロック
    （３０）内の、穿孔手段（４４）に物品（６）への作用
    を可能にする、穿孔開口によって決定されるように構成
    されていることを特徴とする請求項９或いは１３に記載
    の装置。
  15. 【請求項１５】 穿孔帯域（５２，５２−５）が第一の
    転動ベルト（１６）内の穿孔開口によって決定されるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項１３に記載
    の装置。
  16. 【請求項１６】 少なくとも二つの部分から成る第一の
    転動ベルト（１６，３２）を備えている装置であって、
    穿孔帯域（５２，５２−５）の始端部において、穿孔開
    口を形成するために、第一の転動ベルト（１６）の一部
    分を転向するための転向部（７７）が設けられているこ
    とを特徴とする請求項１５に記載の装置。
  17. 【請求項１７】 転動ブロック（３３）の領域内に、第
    三の転動ベルト（３２）が設けられており、この転動ベ
    ルトが穿孔帯域（５２）の領域内における物品（６）と
    部分的にのみ接触するように構成されており、このよう
    にして穿孔手段（４４）のための穿孔開口が決定される
    ように構成されていることを特徴とする請求項１３に記
    載の装置。
  18. 【請求項１８】 穿孔手段が二つのレーザ光線（４４）
    から形成されており、これらのレーザ光線が異なった角
    度でこれらのレーザ光線（４４）を追送するための旋回
    鏡（４８）に衝突可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項７から１７までのいずれか一つに記載の装置。
  19. 【請求項１９】 レーザ光線（４４）が、二つの相前後
    している物品（６）の間隔に適合している角度（α）を
    自己間に形成していることを特徴とする請求項１８に記
    載の装置。
  20. 【請求項２０】 転動ドラム（８０）が物品（６）を収
    容するためにトラフ（８２）を備えており、このトラフ
    （８２）が昇降可能な支持面（１０４）を備えており、
    これらの支持面が、これらが走出した状態で転動ドラム
    （８０）のトラフ（８２）を橋絡し、この転動ドラム
    （８０）の滑らかな周面（８４）が形成されるように構
    成されていることを特徴とする請求項９から１９までの
    いずれか一つに記載の装置。
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