JP3364410B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP3364410B2
JP3364410B2 JP11997397A JP11997397A JP3364410B2 JP 3364410 B2 JP3364410 B2 JP 3364410B2 JP 11997397 A JP11997397 A JP 11997397A JP 11997397 A JP11997397 A JP 11997397A JP 3364410 B2 JP3364410 B2 JP 3364410B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばマルチメデ
ィアに対応した無線端末がATMネットワークを介して
通信を行う場合において、ATMアダプテーションレイ
ヤにおける呼の受付処理および優先制御を行う通信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで無線端末は、携帯電話やPHS
(Personal Handyphone Syst
em)のように主として音声を扱うものばかりであっ
た。また最近PHSのようにデータ伝送もできる方式が
考えられているが、音声の場合と全く同じ伝送速度であ
るため、ネットワーク側からみると同様とトラヒックと
みなして処理することが一般的であった。従って全ての
端末に同一帯域を割り当てて回線交換的な処理を行えば
よかった。
【0003】ところが最近ワイドバンドCDMA(Co
de Division Multiple Acce
ss)という方式が注目を集めだした。ワイドバンドC
DMAは音声やデータといったマルチメディアの通信を
行うばかりでなく、メディアに応じて異なる伝送速度を
サポートすることが考えられている。例えば音声は符号
化方式にもよるが数kbpsから数10kbps程度ま
でのバリエーションがあり、一方データは最大2Mbp
sまでサポートする必要がある。これを時分割で回線を
処理するのはかなり難しく、また特にデータレートは必
ずしもいつもピークレートに一定ということはないた
め、無駄も多くなってしまう。
【0004】このような可変レートのマルチメディアの
情報をサポートする方法として、ATM(Asynch
ronous Transfer Mode)通信とい
うものがある。ATM技術はマルチメディアを扱うのに
最もふさわしいインフラストラクチャである。ATM技
術では、ATMセルと呼ばれる固定長のパケットを使っ
て回線の多重化を行う。ATMセルは1つで48バイト
の情報を収容できるが、これは音声のような小さなもの
を扱うためには効率が悪くて適切ではない。そこで、複
数のユーザの情報を1つのATMセルの中に多重するこ
とが考え出された。これがAAL(ATM Adapt
ation Layer)タイプ2である。 AALタ
イプ2では、ユーザが1つのATMセルを共有すること
から、通常のレイヤ3におけるシグナリングメッセージ
を直接使うことはせず、ANP(AAL2 Negot
iation Protocol)を使ってシンプルな
呼の収容を可能とするように考えているが、ANPの詳
細はまだ決まっていない。
【0005】また、ANPを用いて収容された呼はトラ
ヒック特性が違うため、それに応じた情報送出の優先制
御が必要となるが、それについても現在はまだ決まった
ものがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、AN
Pを用いた呼の受付および、AALタイプ2における優
先制御については、これまで決まった規格がなかった。
【0007】本発明は、この点を鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ハンドオーバ等を含め
て呼処理の多い無線端末に対して、AALタイプ2への
シグナリングを簡易かつ帯域の効率を良くするように行
うことと、各呼について、無線端末およびネットワーク
の特性を加味した効率的な送出の制御を行うことであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の通信装置は、無線端末からの伝送デ
ータを蓄積する、異なる滞留許容時間に対応させた複数
のバッファと、前記伝送データの滞留許容時間に対応す
る前記バッファに当該伝送データを蓄積する手段と、対
応する滞留許容時間の小さな前記バッファから順に、蓄
積された伝送データをネットワーク側に送出する手段
と、無線端末から伝送データが到着する周期よりも大き
な滞留許容時間に対応させたバッファにおける当該対応
する滞留許容時間を、当該周期ごとに当該周期分ずつサ
イクリックに変更する手段とを具備する。例えば、AA
Lタイプ2を用いて少なくとも一方は無線端末が通信を
行うシステムであって、無線端末からのデータ伝送の単
位である無線フレームの到着周期をp、無線端末からの
伝送データの無線基地局における滞留許容時間をm種類
のアプリケーション毎にq[x] (X=1,2,3,…,m)とし
たとき、各q[x] について、q[x] およびq[x] からp
を1回以上引いた全ての正の値のうち重複のあるものを
除いて小さい方から順にt[y] (y=1,2,3,…,n)と
し、各t[y] についてn個のバッファを作成し、無線端
末からの伝送データはその滞留許容値と同じt[y] の値
を持つバッファにいれ、t[y] の値の小さなバッファか
ら順にデータをネットワーク側に送出するものである。
また、前記バッファのt[y] の値が、次の無線端末から
のデータが到着する周期p毎に更新され、pより大きい
t[y] の値を持つバッファは、t[y] −pの値に置き換
えられ、p以下のt[y] の値を持つバッファは、t[y]
およびt[y] にpの倍数を加えたもののうち、アプリケ
ーションの滞留許容値と同じ値を持ち、かつその中で最
大のq[x] の値に置き換えられ、これら置き換えられた
バッファの値について改めて小さい方から順にt[y]
(y=1,2,3,…,n)となるような、バッファのタイマ管
理を行うものである。
【0009】請求項2記載の通信装置は、請求項1記載
の通信装置であって、バッファの空き容量を、該バッフ
ァに対応する滞留許容時間の間に送出できるデータ量か
ら、現在該バッファに蓄積されているデータの量及び該
バッファよりも対応する滞留許容時間の小さなバッファ
に現在蓄積されているデータの量を引いた値とする。
えば、前記t[1] の値を持つバッファが、期間t[1] の
間に送出できるデータ量から現在該バッファに蓄えられ
ているデータの量を引いた値を空きバッファ容量として
有し、前記t[y] (y=2,3,…,n)の値を持つバッファ
は、期間t[y] の間に送出できるデータ量から、前記t
[z](z=1,…,y)の値を持つバッファにそれぞれ既に
蓄えられているデータ量の合計を引いた値を空きバッフ
ァ容量管理を有するものである。
【0010】請求項3記載の通信装置は、ネットワーク
からの伝送データを蓄積する、所定時間単位の整数倍の
滞留許容時間に対応させた複数のバッファと、前記伝送
データの滞留許容時間に対応する前記バッファに当該伝
送データを蓄積する手段と、対応する滞留許容時間の小
さな前記バッファから順に、蓄積された伝送データを無
線端末側に送出する手段と、無線端末から伝送データが
到着する周期よりも大きな滞留許容時間に対応させたバ
ッファにおける当該対応する滞留許容時間を、当該周期
ごとに当該周期分ずつサイクリックに変更する手段とを
具備する。 例えば、AALタイプ2を用いて少なくとも
一方は無線端末が通信を行うシステムであって、無線端
末へのデータ伝送の単位である無線フレームの送出周期
をp、ATMアダプテーションレイヤタイプ2を終端す
る交換機において、無線端末向けのデータに関する滞留
許容時間をm種類のアプリケーション毎にq[x] (X=
1,2,3,…,m)としたとき、これらのq[x] から一つの単
位時間t[1] を決め、q[x] の最大値qmax までt[y]
=yt[1] なるt[y] (y=1,2,3,…, qmax /t[1]
)を決め、各t[y] についてqmax /t[1] 個のバッ
ファを作成し、新しくバッファに入力される無線端末向
けの伝送データはその滞留許容時間をベースにバッファ
に入れられ、t[y] の値の小さい方のバッファから順に
取り出して出力されるようにする。 また、前記バッファ
のt[y] の値は、周期t[1] 毎に更新され、値t[1] の
バッファの値はqmax となり、それ以外のt[y] の値は
t[y-1] に置き換えられるという、バッファのタイマ管
理を有する。
【0011】
【0012】請求項記載の通信装置は、請求項記載
の通信装置において、滞留許容時間qを持つ無線端末向
けの伝送データが、qと同値の値t[y](ただしy=1,2,
3,…n)に対応させたバッファに新しく入力され、
(イ)該伝送データと同じコネクションに属するデータ
の入っているバッファがある場合であって、該バッファ
の中で最大のt[y]に対応させたバッファにおいて、
kp≦(q−t[y] )<(k+1)pなる正整数kが存
在するとき、正整数k’を0からk−1まで順に変えな
がら(t[y] +(k’−1)p,t[y] +k’p]の区
間の値に対応させたバッファにおける該コネクションの
伝送データ量の合計値を計算し、該コネクションが周期
pにおいて無線区間で送出できる伝送レートから、その
合計値を引いたものをaとし、t[y] +k’pの値に対
応させたバッファにおける空き容量をbとし、aおよび
bを越えない範囲で、新しく到着した伝送データをt
[y] +k’pの値に対応させたバッファに入力してい
き、(ロ)一方該伝送データと同じコネクションに属す
るデータの入っているバッファがない場合であって、
(k+1)p≦q<(k+2)pなる正整数kが存在す
るとき、正整数k’を1からkまで順に変えながら該コ
ネクションが周期pにおいて無線区間で送出できる伝送
レートをaとし、k’pの値に対応させたバッファにお
ける空き容量をbとし、aおよびbを越えない範囲で、
新しく到着した伝送データをk’pの値に対応させた
ッファに入力していく。例えば、新しくバッファに入力
される無線端末向けの伝送データが、滞留許容時間qを
持ち、該伝送データと同じコネクションに属するデータ
の入っているバッファがあるならば、該バッファの中で
最大のt[y] の値を持つバッファにおいて、kp≦(q
−t[y] )<(k+1)pなる正整数kが存在すると
き、k’を0からk−1まで順に変えながら(t[y] +
(k’−1)p,t[y] +k’p]の区間の値を持つバ
ッファにおける該コネクションの伝送データ量の合計値
を計算し、該コネクションが周期pにおいて無線区間で
送出できる伝送レートから、その合計値を引いたものを
aとし、t[y] +k’pの値を持つバッファにおける空
き容量をbとし、aおよびbを越えない範囲で、新しく
到着した伝送データをt[y] +k’pの値を持つバッフ
ァに入力し、この手順でk’がkの場合について終了し
た結果として、該伝送データを全て収容できなかった場
合には、残りを全てqの値を持つバッファに入力し、ま
た途中で全ての新規到着の伝送データがバッファに入力
されれば、その時点で処理を終了し、一方該伝送データ
と同じコネクションに属するデータの入っているバッフ
ァがないならば、(k+1)p≦q<(k+2)pなる
正整数kが存在するとき、k’を1からkまで順に変え
ながら該コネクションが周期pにおいて無線区間で送出
できる伝送レートをaとし、k’pの値を持つバッファ
における空き容量をbとし、aおよびbを越えない範囲
で、新しく到着した伝送データをk’pの値を持つバッ
ファに入力し、この手順でk’がkの場合について終了
した結果として、該伝送データを全て収容できなかった
場合には、残りを全てqの値を持つバッファに入力し、
また途中で全ての新規到着の伝送データがバッファに入
力されれば、その時点で処理を終了する、といったバッ
ファへの伝送データの書き込み処理を行う。
【0013】
【0014】請求項記載の通信装置は、請求項記載
の通信装置であって、バッファの空き容量を、該バッフ
に対応する滞留許容時間の間に送出できるデータ量
現在該バッファに蓄積されているデータの量及び該
バッファよりも対応する滞留許容時間の小さなバッファ
に現在蓄積されているデータの量を引いた値とする。例
えば、前記t[1] の値を持つバッファは、期間t[1] の
間に送出できるデータ量から現在該バッファに蓄えられ
ているデータの量を引いた値を空きバッファ容量として
有し、前記t[y] (y=2,3,…, qmax /t[1])の値を
持つバッファは、期間t[y] の間に送出できるデータ量
から、前記t[z] (z=1,…,y)の値を持つバッファに
それぞれ既に蓄えられているデータ量の合計を引いた値
を空きバッファ容量とする、というバッファ容量管理を
行う。
【0015】請求項記載の通信装置は、新たな呼に対
する無線端末からの伝送データの滞留許容時間が無線端
末との間の無線フレームのやり取りの周期より大きい場
合であって、既存のコネクション及び新しい呼の回線出
力レートの合計が出力可能な回線のレート以下のときに
は呼を受け付け、以上のときには呼を拒否し、前記新た
な呼に対する無線端末からの伝送データの滞留許容時間
が無線端末との間の無線フレームのやり取りの周期より
小さい場合には、既存のコネクションのうち滞留許容時
間が前記無線端末からの伝送データの滞留許容時間以下
の全てのコネクションと新しい呼との合計の回線出力レ
ートを求め、該レートで滞留許容時間内に出力すべきデ
ータ量が該時間内に実際に回線に出力可能なデータ量以
下であれば呼を受け付け、以上のときには呼を拒否する
呼受付制御を行う。例えば、ATMアダプテーションレ
イヤのタイプ2を用いて少なくとも一方は無線端末が通
信を行うシステムであって、無線端末と無線基地局との
間のデータ伝送の単位である無線フレームの送出および
到着の周期をp、m種類のアプリケーションの各々につ
いて無線端末からの伝送データの無線基地局における滞
留許容時間をq[x](X=1,2,3,…,m)とし、新たな呼
が到着し、無線端末からの伝送データの無線基地局にお
ける滞留許容時間をqとしたとき、qがp以上の時は、
m種類の全てのアプリケーションおよび新しい呼の回線
出力レートの合計が出力可能な回線のレート以下の場合
に呼を受け付け、回線レートより大きい場合には呼の受
付を拒否し、一方qがpより小さい場合は、m種類のア
プリケーションのうち滞留許容時間がq以下の全てのも
のと新しい呼との合計の回線出力レートを求め、そのレ
ートでのqの期間に出力したいデータ量が、同期間に実
際にATM回線に出力できるデータ量以下であれば呼を
受け付け、そうでなければ拒否するという、呼受付制御
を行う。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の詳細を
図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係
る通信システムの構成を示す図である。同図に示すよう
に、無線端末1は移動しながら、その近傍の無線基地局
2と通信を行い、一方複数の無線基地局2は交換機3と
ATM回線4で接続されている。交換機3の先にはAT
Mネットワーク、N−ISDN、PSTNといった種々
の公衆または私設のネットワークが接続されている。
【0017】一般に無線区間7は無線フレームという固
定長のフレームの中に伝送データを入れて送るが、図2
に示すように、これらの無線フレーム5は無線基地局2
には周期的に到着し、かつ複数の無線フレーム5はほぼ
同時に到着する。例えばCDMA技術では、同じ周波数
を使ってコードの違いでデータの違いを認識するもので
あるので、コード間の同期の必要性から、異なる無線端
末1からの無線フレームがほぼ同期している。このた
め、到着するデータの特性としては、一定周期毎にバー
スト的に最大量の決まった無線フレームが無線端末1か
ら無線基地局2へ到着する。
【0018】また、図3に示すように、同様に無線基地
局2から各無線端末1へ向けて送出される無線フレーム
6も到着する無線フレーム5と同様の周期で送ることに
なる。従って送出データも一定周期毎にバースト的に出
ることになる。無線フレーム5、6の送受信の周期は、
例えばワイドバンドCDMAでは10ms程度となり、
この場合、64kbpsのトラヒックでも1フレームに
収容されるデータ量は640ビットとなる。
【0019】一般にアプリケーション、例えばデータ、
音声、映像等によって、許容される遅延の最大値は決ま
っており、それを図1に示した各構成に割り振ることが
できる。具体的には、無線端末1においてデータ送信ま
での遅延、無線区間7での遅延、無線基地局2での受信
の遅延、無線基地局2から交換機3へ向けて送信するた
めの遅延、交換機3で受信するための遅延、交換機3か
ら無線基地局2へ送信するための遅延、無線基地局2で
交換機3から受信する処理遅延、無線基地局2から無線
端末1に向けて送信するための遅延、無線区間7での遅
延、無線端末1の受信遅延、といった具合である。
【0020】ここでは、第1の実施形態として、無線基
地局2が交換機3に向けて送信する際の遅延の制御につ
いて記し、第2の実施形態として、交換機3が無線基地
局2に向けて送信する際の遅延の制御について記し、第
3の実施形態として、これらの遅延制御を可能にする前
提としての呼受付制御について記す。
【0021】(第1の実施形態)図4は無線基地局2の
構成を示す図である。同図に示すように、無線基地局2
は、アンテナを介して無線区間7より受信した信号を再
生する受信部8、再生された信号(無線フレーム)を所
定の形式のパケットに組み立てるパケット化部9、組み
立てられたパケットを一旦蓄積し、ATMセルに乗せる
バッファ部10、バッファ部10から出力されたATM
セルをATM回線4に送出するATMインタフェース部
11を有する。
【0022】図5はパケット化部9の動作を示す図であ
る。
【0023】同図に示すように、無線端末1から送信さ
れた複数の無線フレーム5は、最初に情報パケット12
に直される。1つの無線端末1が複数の無線フレーム5
を出している場合は、それらの無線フレーム5を合わせ
て1つの情報パケット12が完成する。すなわち、情報
パケットは可変長をとり得る。
【0024】この情報パケット12はAALタイプ2の
パケット13にパケット化される。パケット化について
は、AALタイプ2のまずSSCS(Service
Specific Convergence Subl
ayer)で必要に応じてシーケンス番号(SN)とC
RCをつける。そして、CPS(Common Par
t Sublayer)においてそれを45オクテット
ずつに区切って、3オクテットのヘッダHを付加する。
端数に対しても3オクテットのヘッダHを同様に作成す
る。
【0025】ここで、バッファ部10は容量の異なる複
数のバッファ10a,10b,10c…を有する。そし
て、CPSのパケット13はそれぞれの遅延特性に応じ
てバッファ10a,10b,…に格納させる。バッファ
10a,10b,…は図5では論理的に別として書いて
あるが、もちろん物理的には共有メモリでも構わない。
各バッファ10a,10b,…の中ではFIFOの規則
で入出力が行われる。そして、バッファ10a,10
b,…からの送出優先度に従って、バッファ10a,1
0b,…からデータが読み出され、ATMセルにマッピ
ングされ、ATMインタフェース部11に送出される。
【0026】各伝送データの滞留許容時間の定義をどこ
でとるか、という問題がある。終了はバッファ10a,
10b,…からその伝送データが読み出されてATMセ
ルにマッピングされた時ということができる。一方滞留
時間の開始時刻は、例えば、ある周期で各無線フレーム
を受信して、フレームから情報パケットを構成した時を
開始とする方法、AALのパケットを構成しはじめた時
を開始とする方法、またAALのパケットの1つ目をバ
ッファ10a,10b,…に入れ始めた時を開始とする
方法等がある。ここの例では、AALタイプ2のCPS
パケット化が終了し、1つめのパケットをバッファ10
a,10b,…に入力し始めるときを開始時刻である、
ということにするが、他の場合でもほとんど変更なく実
現することができる。
【0027】以下では、バッファ10a,10b,…へ
の入力およびバッファ10a,10b,…からの出力の
動作について記す。
【0028】長期的にアプリケーションをいくつか想定
したとすると、それぞれのアプリケーションについて、
上述の滞留許容時間を定義しておく必要がある。例え
ば、アプリケーションAはq[1] 、アプリケーションB
はq[2] 、というように決める。いまアプリケーション
がm種類あるとすると、q[x] は値の同じものも含めて
m種類あることになる。
【0029】出力のポリシーとしては、滞留許容時間の
短いものから先に出すことが必要であるので、q[x] 毎
に別々のキューに入れて、q[x] の値の小さいものから
出力することになる。このため、バッファ10a,10
b,…にマークを付けて、到着したデータは該当するマ
ークのあるバッファ10a,10b,…に入力し、バッ
ファ10a,10b,…のマークの比較によってバッフ
ァ間での送出順序制御を行うという方法を用いる。
【0030】マークの付け方であるが、滞留許容時間の
値と一致させるのが最もわかりやすいので、それを用い
ることにする。すなわち、到着した伝送データは、自分
の滞留許容時間q[x] の書いてあるバッファ10a,1
0b,…に入力されることになる。
【0031】ところが、q[x] の値はしばしば無線フレ
ームの到着周期pよりもずっと大きな値となる。例えば
図6に示すように、ある時刻に到着した伝送データAの
滞留許容時間が20msであったとして、10ms後に
到着した伝送データBおよびCの滞留許容時間がそれぞ
れ5ms、15msだったとすると、伝送データBは後
から到着したにもかかわらず、先にATM回線に出力さ
せなければならないし、伝送データCは滞留許容時間が
伝送データAよりも短いにもかかわらず、伝送データA
よりも遅れて出力される。
【0032】このような到着順序に対する送出順序のフ
レキシビリティを可能にするために、各バッファ10
a,10b,…に記されている滞留許容時間の値を随時
変更することが必要となる。すなわち、ある時刻におい
て滞留許容時間がq[x] の伝送データは時間が経過する
毎に許容時間が次第に減っていくことになることを利用
して、各バッファ10a,10b,…に記される滞留許
容時間の値を一定値ずつ減らしていくことにする。
【0033】本実施形態の場合には、一定周期p毎にし
か新しい伝送データが到着しないので、滞留許容時間の
更新はp毎に行えば良いことになる。
【0034】具体例を図7に示す。ここでは簡単のため
にアプリケーションA、Bの2種類のみを想定し、アプ
リケーションAは5ms、Bは50msの滞留許容時間
を持つものとする。また無線フレーム到着の周期pは1
0msであるものとする。
【0035】ある時刻にアプリケーションAの伝送デー
タA1とアプリケーションBの伝送データB1が到着し
たとする。A1の滞留許容時間は5msなので、5ms
という表示のあるバッファ701に入力される。一方B
1の滞留許容時間は50msなので、50msという表
示のあるバッファ702に入力される。
【0036】周期p、すなわち10msが経過したと
き、アプリケーションAの伝送データA2とアプリケー
ションBの伝送データB2が到着したとする。A1の滞
留許容時間は周期pより短いので、A1は既にATM回
線に出力されている。その結果バッファ701は空きと
なっており、しかも5msの表示がついているので、A
2はバッファ701に入力される。一方、バッファ70
2はまだB1が残っている可能性があり、しかも次に入
ってくるB2よりは明らかに滞留許容時間が短いので、
その区別のために、50msとある滞留許容時間の表示
から周期pの分、すなわち10msを引いた40msと
いうように表示を変更する。そして、新たに50msの
滞留許容時間の表示のあるバッファ703を用意し、B
2はそこに入力される。
【0037】さらに次の周期で、アプリケーションAの
伝送データA3とアプリケーションBの伝送データB3
が到着したものとする。バッファ701はA2が既に出
力されていて空であるので、順序制御の問題は発生しな
い。そこで、A3はバッファ701に入力される。ま
た、バッファ702は40msから30msに、バッフ
ァ703は50msから40msにそれぞれ値を書き換
える。そして、新たに50msの値を持つバッファ70
4を用意してB3をそこに入れる。
【0038】このように展開していくと、5msの値を
持つバッファ701の他に、10ms,20ms,30
ms,40ms,50msのそれぞれの値を持つバッフ
ァが必要となることがわかる。10msのバッファは、
次の周期では確実に中身が空になるので、改めて50m
sと書き直せば、再利用が可能である。
【0039】従って、この例では、図8に示すように、
5msの値を持つバッファ701、最大値が50msで
50ms→40ms→30ms→20ms→10ms→
50msとその値がサクリックに変化し、かつ同一のタ
イミングではその値が相互に異なる5種類のバッファ7
02〜706からなる6種類のバッファが必要となるこ
とがわかる。
【0040】上記を一般化すると、無線端末1からのデ
ータ伝送の単位である無線フレーム5の到着周期をp、
無線端末1からの伝送データの無線基地局2における滞
留許容時間をm種類のアプリケーション毎にq[x] (X
=1,2,3,…,m)としたとき、各q[x] について、q[x]
およびq[x] からpを1回以上引いた全ての正の値のう
ち重複のあるものを除いて小さい方から順にt[y] (y
=1,2,3,…,n)とし、その各t[y] を滞留許容時間の値
として持つn個のバッファを作成する。
【0041】無線端末1からの伝送データはその滞留許
容値と同じt[y] の値を持つバッファ10にいれ、t
[y] の値の小さなバッファ10から順にデータをネット
ワーク側に送出する。
【0042】前記バッファ10のt[y] の値は、次の無
線端末1からのデータが到着する周期p毎に更新され
る。
【0043】pより大きいt[y] の値を持つバッファ1
0は、t[y] −pの値に置き換えられ、p以下のt[y]
の値を持つバッファ10は、t[y] およびt[y] にpを
1回以上加えたもののうち、アプリケーションの滞留許
容値と同じ値をもち、かつその中で最大のt[y] の値に
置き換えられる。
【0044】データ送出は、置き換えられた値を持つバ
ッファ10を値の小さいものからt[1] 、t[2] 、…、
とつけていったときに、t[1] の値を持つバッファ10
の中身から順にATM回線4に出力される、ということ
で実現される。
【0045】次に、出力回線容量から必要となるバッフ
ァ容量について説明する。
【0046】ATM回線4は155Mbps等が一般的
であるが、AALタイプ2を使う場合は比較的狭い帯
域、例えば6Mbpsや1.5Mbpsの回線を使うこ
とが多い。ここでは、1.5Mbpsを使用することと
する。
【0047】1.5Mbpsの回線は正確には1.53
6Mbpsであり、1つの125μsのフレームには1
93ビットが含まれる。そのうち1ビットはFビットと
なるので、ATMセルの収容できるのは192ビット
(24オクテット)となる。
【0048】一例で図9に示すように滞留許容時間が5
ms、10msの2つのバッファのみがあったとする
と、5msでは24オクテットの40倍で960オクテ
ットが使用可能である。その中にATMセルが入るのだ
が、ATMセルは53オクテットのうち5オクテットが
ヘッダであり、しかもペイロードのうち1オクテットは
AALタイプ2のCPSパケットを収容するために用い
られるので、結局ユーザは53オクテットについて47
オクテット分ずつ使用可能となる。とすると、960オ
クテットでは53オクテットが18と余りが6オクテッ
トとなるから、5msの間に使用可能なオクテット数は
846オクテット以上852オクテット以下となる。こ
こでは一定値として、846オクテットをユーザの使用
できる帯域であるとして、5msの値を持つバッファに
は846オクテットを与える。すなわち、図9(a)に
示すように5msの値を持つバッファ901は常に84
6オクテットまで使用可能となり、現在500オクテッ
トがそのバッファに入っているとすると、846−50
0で346オクテットが空き領域となる。
【0049】一方10msの方は、5msの状態によっ
て空き領域が変わる。10msでは1920オクテット
が使用可能であり、先ほどと同様のATMセルによるオ
ーバヘッドを考慮すると、最大の場合、図9(b)に示
すように10msの値を持つバッファ902の容量は1
698オクテットとなる。ただし空き容量としては、該
バッファ902において700オクテットを使用してい
るとすると、1698オクテットから700オクテット
と、5msの値のバッファ901で使用している500
オクテットの両方をひいて、498オクテットが空き領
域となる。このように、空き領域と判断される大きさ
は、そのバッファの有する滞留許容時間よりも小さい滞
留許容時間を有するバッファの有無によって影響され
る。
【0050】これを一般化すると、バッファにつけられ
た滞留許容時間の値を小さい方からt[1] 、t[2] 、
…、t[n] としたとき、t[1] の値を持つバッファは、
期間t[1] の間に送出できるデータ量から、現在該バッ
ファに蓄えられているデータ量を引いた値を空き容量と
して有し、t[y] (y=2〜n)の値を持つバッファ
は、期間t[y] の間に送出できるデータ量から、t[z]
(z=1,2,3,…,y)の値を持つバッファに蓄えられてい
るデータ量の合計を引いた値を空きバッファ容量として
有することとなる。
【0051】(第2の実施形態)図10は交換機3の構
成を示す図である。同図に示すように、交換機3は、交
換用のスイッチ14、スイッチ14で振り分けられた送
信データを所定の形式のパケットに組み立てるパケット
化部15、組み立てられたパケットを一旦蓄積し、AT
Mセルに乗せるバッファ部16、バッファ部16から出
力されたATMセルをATM回線4に送出するATMイ
ンタフェース部17を有する。
【0052】図11はパケット化部15の動作を示す図
である。
【0053】ここで、ネットワークからの伝送データ
は、第1の実施形態と異なり到着が規則的ではない。従
って、図11に示すように、スイッチ部14から出力さ
れてきた情報パケットは、パケット化部15においてF
IFO状のバッファ18に入れられ、そこから順に抜き
出される。
【0054】抜き出された情報パケット19は、第1の
実施形態と同様の手順によってAALタイプ2のCPS
パケット20の形にされる。
【0055】ここで、バッファ部16は容量の異なる複
数のバッファ16a,16b,16c…を有する。そし
て、CPSパケット20はそれぞれの遅延特性に応じて
バッファ16a,16b,…に格納させる。このとき、
第1の実施形態と異なる点は、同じ情報パケットから生
成されたAALタイプ2のパケット20が異なるバッフ
ァ16a,16b,…に入れられることがあることであ
る。以下では、ここの原理およびバッファ16a,16
b,…の持つ値について説明を行う。
【0056】第2の実施形態では、情報パケット19の
到着は全てのタイミングが考えられる。従って、各情報
パケット19が到着する度に、バッファ16a,16
b,…に付与されている滞留許容時間の値を、原則とし
て変更しながらバッファリングを行わなければならな
い。第1の実施形態のように周期p毎に更新する、とい
うことは不可能である。しかしながら厳密に行うことは
実装上難しいので、なんらかのまるめ誤差を許容した形
で行う。
【0057】アプリケーションにより示される交換機か
ら無線基地局に向かうインタフェースにおける滞留許容
時間をm種類のアプリケーション毎にq[x] (X=1,2,
3,…,m)としたとき、この値からある単位t[1] を決め
る。t[1] の決め方の例としては、m個のq[x] の最大
公約数をとる方法が最良であるが、例えば周期pが10
msであるとすると、その約数でもある方が計算上望ま
しい。すなわち、一般には1ms,2msといったとこ
ろに落ちつく。ここでは、t[1] を1msとした場合を
考える。
【0058】各バッファは時刻t[1] 毎に値を変更する
必要がある。このため、q[x] の中で最大のものをqma
x とすると、qmax までのt[1] の倍数の値を持つバッ
ファが全て必要になる。従ってバッファの数はqmax /
t[1] 個となる。
【0059】各バッファは時刻t[1] 毎に、t[y] から
t[y-1] に変更する。ここでt[y]はy*t[1] に相当
する。ただし、t[1] の値を持つバッファは中身が空に
なるので、qmax に変更する。すなわち図12に示すよ
うに、最大値がqmax でそん値がt[1] ごとにt[1] ず
つサクリックに変化し、かつ同一のタイミングではその
値が相互に異なるqmax /t[1] 個のバッファが必要と
なることがわかる。
【0060】次に、出力回線容量から必要となるバッフ
ァ容量について説明する。ATM回線は155Mbps
等が一般的であるが、AALタイプ2を使う場合は比較
的狭い帯域、例えば6Mbpsや1.5Mbpsの回線
を使うことが多い。ここでは、1.5Mbpsを使用す
ることとする。
【0061】1.5Mbpsの回線は正確には1.53
6Mbpsであり、1つの125μsのフレームには1
93ビットが含まれる。そのうち1ビットはFビットと
なるので、ATMセルの収容できるのは192ビット
(24オクテット)となる。
【0062】いま滞留許容時間が1ms、2msの2つ
のバッファのみがあったとすると、1msでは24オク
テットの8倍で192オクテットが使用可能である。そ
の中にATMセルが入るのだが、ATMセルは53オク
テットのうち5オクテットがヘッダであり、しかもペイ
ロードのうち1オクテットはAALタイプ2のCPSパ
ケットを収容するために用いられるので、結局ユーザは
53オクテットについて47オクテット分ずつ使用可能
となる。とすると、192オクテットでは53オクテッ
トが3と余りが33オクテットとなるから、1msの間
に使用可能なオクテット数は168オクテット以上17
4オクテット以下となる。ここでは一定値として、16
8オクテットをユーザの使用できる帯域であるとして、
1msの値を持つバッファには168オクテットを与え
る。すなわち、図13(a)に示すように、1msの値
を持つバッファ1301は常に174オクテットまで使
用可能となり、現在100オクテットがそのバッファに
入っているとすると、174−100で74オクテット
が空き領域となる。
【0063】一方2msの方は、1msの状態によって
空き領域が変わる。2msでは384オクテットが使用
可能であり、、先ほどと同様のATMセルによるオーバ
ヘッドを考慮すると、最大の場合、2msの値を持つバ
ッファの容量は336オクテットとなる。ただし図13
(b)に示すように、このバッファ1302の空き容量
としては、該バッファ1302において200オクテッ
トを使用しているとすると、336オクテットから20
0オクテットと、1msの値のバッファで使用している
100オクテットの両方をひいて、36オクテットが空
き領域となる。このように、空き領域と判断される大き
さは、そのバッファの有する滞留許容時間よりも小さい
滞留許容時間を有するバッファの有無によって影響され
る。
【0064】これを一般化すると、バッファにつけられ
た滞留許容時間の値を小さい方からt[1] 、t[2] 、
…、t[n] としたとき、t[1] の値を持つバッファは、
期間t[1] の間に送出できるデータ量から、現在該バッ
ファに蓄えられているデータ量を引いた値を空き容量と
して有し、t[y] (y=2〜n)の値を持つバッファ
は、期間t[y] の間に送出できるデータ量から、t[z]
(z=1,2,3,…,y)の値を持つバッファに蓄えられてい
るデータ量の合計を引いた値を空きバッファ容量として
有することとなる。
【0065】さて、これまで述べてきているように、図
11において入力される情報パケットは公衆網等のネッ
トワークを通過してきているために遅延に揺らぎが生じ
ている。また、有線端末からであると、無線端末1の無
線フレームの構造にかまわず大きな情報パケットを出し
てくることがある。
【0066】これらの揺らぎや情報パケットの大きさに
関して、もし特に何の対策も施さなかったならば、受信
側の無線基地局2において、過大なバッファの滞留が発
生してしまう。無線基地局2では、そこから無線端末1
に対しては、一定周期p毎に最大値の決まっている無線
区間7を通して通信をするという特性を有しているため
に、有線区間でのバーストトラヒックを吸収できないの
である。また、そのような滞留を引き起こすことは、逆
に、その分通すことのできない伝送データがあることを
意味し、そのアンバランスな状態は結局システム全体と
してのスループットの低下を招いてしまうことになりか
ねない。
【0067】そこで、交換機3の出力側において、無線
基地局2へ送出する伝送データのバースト性を緩和する
ようなバッファへのキューイング方法を考える必要があ
る。ただし、この部分における滞留許容時間は守らなけ
ればならないという前提がある。
【0068】原則的な考え方は図14に示す通りであ
る。
【0069】すなわち、あるコネクションの伝送データ
が到着したとき(ステップ1401)、その滞留許容時
間qが周期pより大きいかどうかを調べる(ステップ1
402)。qがp以下の場合はそのままqを値に持つバ
ッファに入れる(ステップ1403)。qがpより大き
い場合には、該コネクションが最後にキューイングされ
ているバッファを検索する(ステップ1404)。
【0070】そのようなバッファがあって、そのバッフ
ァの滞留許容時間q’の値と当該伝送データの滞留許容
時間qの値の差がp未満であるときは(ステップ140
5)、今回到着した全ての伝送データは無条件にqの値
を持つバッファに入れられる(ステップ1403)。
【0071】またq’の値とqとの差がp以上であるな
らば、まず(q’−p,q’]の区間の値を持つバッフ
ァにおいて、キューイングされている該コネクションの
伝送データ量の合計sを求める(ステップ1406)。
そして該コネクションが周期pの間に無線区間を通る伝
送データの量から該合計量を引いた値aと、該バッファ
における空き領域との最小値比較をし、小さい方をbと
する(ステップ1407)。次にbを越えない範囲で、
到着した伝送データをCPSパケット毎に順に該バッフ
ァへ入力させる(ステップ1408)。ただし、(数字
1、数字2]は、数字1より大きく数字2以下であるこ
とを意味する。
【0072】次にq’の値とqとの差がk*p(k>
1)以上ならば(ステップ1409)、kの値の小さい
方から順にq’+(k−1)pの値を持つバッファにお
ける空き領域を越えない範囲で、到着した伝送データを
CPSパケット毎に順に該バッファへ入力させる(ステ
ップ1410)。
【0073】そして、もし到着した伝送データがそれら
のバッファへの入力の過程で全て入力を終了すれば(ス
テップ1411)、その時点でこの作業を終了し、また
逆に、これらのバッファへ入力を試みた結果として到着
した伝送データに残りがあれば、それらは全てqの値を
持つバッファに入力される(ステップ1403)。
【0074】一方該コネクションがキューイングされて
いるバッファがないときに(ステップ1404)、qが
p以下であるときは(ステップ1412)、今回到着し
た全ての伝送データは無条件にqの値を持つバッファに
入れられる(ステップ1403)。
【0075】またqの値がk*p(k>1)以上である
ならば(ステップ1413)、kの値の小さい方から順
に(k−1)pの値を持つバッファにおける空き領域を
越えない範囲で、到着した伝送データをCPSパケット
毎に順に該バッファへ入力させる(ステップ141
4)。
【0076】そして、もし到着した伝送データがそれら
のバッファへの入力の過程で全て入力を終了すれば(ス
テップ1411)、その時点でこの作業を終了し、また
逆に、これらのバッファへ入力を試みた結果として到着
した伝送データに残りがあれば、それらは全てqの値を
持つバッファに入力される(ステップ1403)。
【0077】このようなバッファへの入力方法はある区
間でみたときに周期pに対して無線区間での伝送容量を
越えないように一種のシェイピングをしていることにな
る。なおかつ、その範囲内でできるだけ公平なキューイ
ングを行うようにし、遅れて到着した伝送データに対し
て先に出力されるバッファに入力することができるよう
になっている。
【0078】このようにすることによって、無線区間で
出力できないことによる、無線基地局でのバッファの増
大を抑えることが可能となる。また、遅れて到着した場
合に折角の無線区間を空きのまま伝送することをなるべ
く減らすことで、伝送効率を増すことができる。さら
に、無線区間を有効に使えるようにすることで、各コネ
クションについて異常な滞留がなくなり、遅延を抑えた
上でかつパケットの廃棄を抑えることが可能となる。
【0079】(第3の実施形態)第3の実施形態とし
て、第1の実施形態および第2の実施形態における遅延
制御をうまく行うための呼受付制御について述べる。
【0080】呼受付制御は、ATMネットワークの場
合、本来はQ.2931といったようなシグナリングプ
ロトコルを用いるのが一般的である。しかしながら、A
ALタイプ2においては、VCレベルでなく、1つのV
Cに複数のユーザが多重する場合についてまで考慮に入
れなくてはならないため、既存のシグナリング方式を踏
まえた上で、ANPと呼ばれる方式を用いる。しかしな
がら、ANPはAALレベルでのシグナリングに相当す
るため、手続きの簡単なものが望ましい。ここでは、手
順の比較的シンプルな方法について述べる。
【0081】第1の実施形態および第2の実施形態にお
いては、バッファからデータがあふれる場合について、
特に述べなかった。バッファあふれが発生してしまう場
合には、その伝送データは廃棄されるが、それをできる
だけ避けるように呼受け付けの手法を工夫することが重
要である。
【0082】そこでまず第1の実施形態の場合を検証す
る。例として、無線フレームの到着周期pを10ms、
滞留許容時間をアプリケーションAでは30ms、アプ
リケーションBでは20ms、アプリケーションCでは
10msであるとする。アプリケーションA,B,Cの
伝送データがある時刻に到着したとき、それぞれ、30
ms、20ms、10msの滞留遅延時間の値を有する
異なるバッファに入力されるので、一見これらの間は無
関係のように見える。
【0083】ところが次の周期でまたアプリケーション
A,B,Cの伝送データが到着したとする。アプリケー
ションBの伝送データは20msの滞留許容時間のバッ
ファに書き込まれるが、このバッファには前回到着した
アプリケーションAの伝送データが入っている。という
のは、前回の時に滞留許容時間が30msであったバッ
ファは、1周期がたったことで、その周期分の値、すな
わち10msを減じた20msの値を持っていることに
なるからでる。
【0084】同様にさらに次の周期では、今度は10m
sの値を持つバッファに、今回到着したアプリケーショ
ンCの伝送データと、前回到着したアプリケーションB
の伝送データと、前々回に到着したアプリケーションA
の伝送データが入ることになる。このように送出される
直前のバッファの状態を勘案しないとバッファあふれが
発生するかどうかはわからない。
【0085】また、別の議論として、各バッファの空き
容量は、そのバッファよりも小さい滞留許容時間を持つ
バッファにどれだけの伝送データがバッファリングされ
ているか、によって可変となる。具体的には、前述した
ように、t[1] の値を持つバッファの空き容量は、t
[1] 期間の間に送出できるデータ量から現在バッファリ
ングされているデータ量を引いたものになる。t[y] の
値(y=2,3,…,n)を持つバッファの空き容量は、t
[y] 期間に送出できるデータ量から現在t[z] (z=1,
2,3,…,y-1)の値を持つバッファに入っているデータ量
の合計を引いたものである。したがって、同じバッファ
に入るものばかりでなく、そのバッファよりも小さい滞
留許容時間を持つバッファの空き容量も考慮しなければ
ならない。
【0086】これらのことを踏まえて、ある新しい呼が
到着したときに、その呼の受付判定の方法を考える。
【0087】いま、既存のコネクションとして、 ・コネクションA、B、C 1回のフレームにおける伝送データ量が80オクテット 滞留許容時間は5ms ・コネクションD、E 1回のフレームにおける伝送データ量が180オクテッ
ト 滞留許容時間は5ms ・コネクションF 1回のフレームにおける伝送データ量が180オクテッ
ト 滞留許容時間は25ms ・コネクションG 1回のフレームにおける伝送データ量が480オクテッ
ト 滞留許容時間は50ms があるものとする。
【0088】上述したように呼受付制御では、周期pよ
り短いバッファによって判定を行わなければならない。
20msの値を持つバッファは10msの値に書き換え
られた時に最もバッファ容量が多くなり、その時にバッ
ファあふれがなければ良いということになるからであ
る。上記の例について周期pを10msとすると、第1
の実施形態に示した通り、5msおよび10msの値を
持つ2つのバッファが存在する。そこで、呼受付制御用
にこの2つの値を持つバッファを仮定し、新しい呼を受
け付けた時に、これらのバッファがあふれない場合に呼
を受け付け、あふれる場合には受け付けを拒否するとい
う方法を用いる。
【0089】既に記述したように、1.5Mbpsの回
線を想定すると、5msの値をもつバッファでは最大の
大きさが846オクテットとなる。また、10msの値
をもつバッファでは、最大で1698オクテットとな
る。
【0090】いま、これらのバッファに対して、上記の
コネクションの伝送データが入るものとする。AからE
までは5msの値を持つバッファの中でカウントされ
る。一方、F,Gは周期pすなわち10msよりも大き
い値なので、これらは全て10msの値を持つバッファ
の中でカウントされる。第1の実施形態にあるように、
アプリケーションFは実際には25msの値をもつバッ
ファに入力され、2周期後に5msに値を書き換えられ
ることによって滞留許容時間が5msのバッファに入る
のであるが、呼受付制御におけるカウントとしては別と
なる。この様子を図15に示す。
【0091】AALタイプ2は45オクテット毎に3オ
クテットのヘッダを付加する。アプリケーションA、
B、Cは伝送データが80オクテットであるが、6オク
テット分のヘッダが追加されてバッファ内では86オク
テットになる。またアプリケーションD,Eは12オク
テットのオーバヘッドがついてそれぞれ192オクテッ
トとなる。この結果、5msの値を持つバッファは84
6オクテットから各アプリケーションのAAL2パケッ
トのオクテット数を引いて、204オクテットの空き領
域となる。
【0092】また、アプリケーションFはD,Eと同じ
く12オクテット分のCPSヘッダがついて192オク
テット、またアプリケーションGは11個のCPSパケ
ットが出来るので、33オクテットのオーバヘッドがつ
き513オクテットとなる。この結果10msの値を持
つバッファにおいては、1698オクテットからアプリ
ケーションA,B,C,D,E,F,G全てのCPSパ
ケットのオクテット数を引いて351オクテットの空き
領域となる。
【0093】このことから、以下のような呼の受付判定
が行われる。
【0094】(1)滞留許容時間が5msの呼であると
き この場合、1つの無線フレームの伝送データが5msの
値のバッファの空き領域である204オクテット以下な
ら呼を受け付け、それより大きければ拒否することにな
る。
【0095】(2)滞留許容時間が10ms以上の呼で
あるとき 1つの無線フレームの伝送データが10msの値のバッ
ファの空き領域である351オクテット以下であれば呼
を受け付け、それより大きければ拒否する。
【0096】ここで、例えば25msの滞留許容時間で
あって、1つの無線フレームの伝送データが300オク
テットの呼が発呼したとする。前述したように、この呼
は実際には5msの値を持つバッファに入るので、その
観点からすると、5msのバッファには204オクテッ
トしか余裕がないので、受け付けは拒否されることにな
る。しかしながら、この呼は25msの滞留許容時間が
あるので、例えばこれをネットワーク側で20msに変
更するのは全く構わない。とすると20msでは10m
sの値を持つバッファに入るので、この場合は351オ
クテットの余裕があるので、受け付けられることにな
る。
【0097】このことから、第1の実施形態におけるバ
ッファリングの問題にかかわりなく、10msを越える
滞留許容時間を有するものは10msのバッファに入る
ものとして呼受付判定を行うと、より多くの呼を受け付
けることができることがわかる。 このように受け付け
られた場合に第1の実施形態に従うと、各周期では5m
sの値を持つバッファと10msの値を持つバッファか
らのデータを全て出力した後にまだ余裕があるため、1
5msの値を持つバッファから最大351オクテット分
のデータを読み出すことができることになる。こうして
周期pを越える値を持つバッファを先に読み出すことに
よって、15msの値を持つバッファが次の周期で5m
sの値を持つバッファに変更されたときには、残り5m
sの間に出力できる量のデータになっていることにな
る。
【0098】この結果を一般化すると、以下のようにな
る。
【0099】無線端末と無線基地局との間のデータ伝送
の単位である無線フレームの送出および到着の周期を
p、m種類のアプリケーションの各々について無線端末
からの伝送データの無線基地局における滞留許容時間を
q[x] (X=1,2,3,…,m)とし、新たな呼が到着し、無
線端末からの伝送データの無線基地局における滞留許容
時間をqとする。
【0100】いまqがp以上の時は、m種類の全てのア
プリケーションおよび新しい呼の回線出力レートの合計
が出力可能な回線のレート以下の場合に呼を受け付け、
回線レートより大きい場合には呼の受付を拒否する。
【0101】一方qがpより小さい場合は、m種類のア
プリケーションのうち滞留許容時間がq以下の全てのも
のと新しい呼との合計の回線出力レートを求め、そのレ
ートでのqの期間に出力したいデータ量が、同期間に実
際にATM回線に出力できるデータ量以下であれば呼を
受け付け、そうでなければ拒否するという、呼受付制御
を行うことになる。
【0102】このような呼受付制御によって、バッファ
あふれの心配なく無線基地局ではバッファリングが可能
となる。この方法は比較的簡単なので、ANPの方法と
して十分利用できるものである。
【0103】また、第2の実施形態のように交換機から
無線基地局に向かう場合についても、前述の方法で呼受
付制御が行われている限り、遅延のばらつきがなければ
バッファあふれは発生しない。また遅延の大きかったト
ラヒックは、第2の実施形態にあるような方法で各周期
で平滑化して伝送できるように工夫されているので、バ
ッファあふれの確率を十分小さく抑えることが可能であ
る。
【0104】ただし、放送形トラヒックや非対称のトラ
ヒックのように、交換機から無線基地局へ向かうトラヒ
ックの方が逆方向のトラヒックより大きいような場合
は、これが成立しない。このような非対称なコネクショ
ンを含む場合には、大きい方の伝送帯域を前述の呼受付
制御のパラメータとして用いることによって解決され
る。
【0105】
【発明の効果】以上述べてきたように、請求項1〜
載の本発明においては、無線フレームの形で一定周期毎
にバースト的に到着するトラヒックに対して、適切な値
の滞留許容時間を有するバッファを用意し、各伝送デー
タをその滞留許容時間のパラメータによってバッファリ
ングし、一定周期毎に、バッファの滞留許容時間を適切
に置き換え、その上で滞留許容時間の短いバッファから
順に交換機へ向けて出力することにより、アプリケーシ
ョン別に遅延時間を考慮したATMタイプ2の優先制御
を行うことができる。
【0106】また、請求項3〜5記載の本発明において
は、交換機における滞留許容時間を保持した範囲で1つ
の無線端末行きのトラヒックの変動を、最終ホップであ
る無線回線の特性を加味して抑えることにより、コネク
ション毎に比較的公平な送出制御が実現でき、結果とし
て、無線基地局から無線端末へ向かう部分における滞留
時間を抑えることが可能となり、また無線基地局におけ
るバッファ量も減らすことができる。
【0107】さらに、請求項記載の本発明において
は、特に上記発明における特性を利用してバッファあふ
れの発生しないような呼受付制御を行うことにより、受
け付けたコネクションの無線基地局における滞留許容時
間を指定されたパラメータに抑えることができ、また、
これは第2の平滑化されたトラヒックにも有効となり、
交換機における滞留許容時間の増大を抑えることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成
を示す図である。
【図2】無線端末から無線基地局への無線フレームの様
子を示す図である。
【図3】無線基地局から無線端末への無線フレームの様
子を示す図である。
【図4】図1に示した無線基地局の構成を示す図であ
る。
【図5】図4に示したパケット化部の動作を示す図であ
る。
【図6】図4に示したバッファ部での伝送データの滞留
の滞留の様子を示した図である。
【図7】図4に示したバッファ部での滞留許容時間の更
新を示した図である。
【図8】図4に示したバッファ部での滞留許容時間の更
新を示した図である。
【図9】出力回線容量から必要となるバッファ容量を説
明するための図である。
【図10】図1に示した交換機の構成を示す図である。
【図11】図10に示したパケット化部の動作を示す図
である。
【図12】図10に示したバッファ部での滞留許容時間
の更新を示した図である。
【図13】出力回線容量から必要となるバッファ容量を
説明するための図である。
【図14】交換機の出力側において無線基地局へ送出す
る伝送データのバースト性を緩和するようなバッファへ
のキューイング方法を示すフローチャートである。
【図15】呼受付判定のためのバッファ容量計算を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 無線端末 2 無線基地局 3 交換機 4 ATM回線 7 無線区間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/26 7/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線端末からの伝送データを蓄積する、
    異なる滞留許容時間に対応させた複数のバッファと、 前記伝送データの滞留許容時間に対応する前記バッファ
    に当該伝送データを蓄積する手段と、 対応する滞留許容時間の小さな前記バッファから順に、
    蓄積された伝送データをネットワーク側に送出する手段
    と、 無線端末から伝送データが到着する周期よりも大きな滞
    留許容時間に対応させたバッファにおける当該対応する
    滞留許容時間を、当該周期ごとに当該周期分ずつサイク
    リックに変更する手段とを具備することを特徴とする通
    信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信装置であって、 バッファの空き容量を、該バッファに対応する滞留許容
    時間の間に送出できるデータ量から現在該バッファに
    蓄積されているデータの量及び該バッファよりも対応す
    滞留許容時間の小さなバッファに現在蓄積されている
    データの量を引いた値とすることを特徴とする通信装
    置。
  3. 【請求項3】 ネットワークからの伝送データを蓄積す
    る、所定時間単位の整数倍の滞留許容時間に対応させた
    複数のバッファと、 前記伝送データの滞留許容時間に対応する前記バッファ
    に当該伝送データを蓄積する手段と、 対応する滞留許容時間の小さな前記バッファから順に、
    蓄積された伝送データを無線端末側に送出する手段と、 無線端末から伝送データが到着する周期よりも大きな滞
    留許容時間に対応させたバッファにおける当該対応する
    滞留許容時間を、当該周期ごとに当該周期分ずつサイク
    リックに変更する手段とを具備することを特徴とする通
    信装置。
  4. 【請求項4】 請求項記載の通信装置において、滞留許容時間qを持つ無線端末向けの伝送データが、q
    と同値の値t[y](ただしy=1,2,3,…n)に対応させた
    バッファに新しく入力され、 (イ)該伝送データと同じコネクションに属するデータ
    の入っているバッファがある場合であって、該バッファ
    の中で最大のt[y]に対応させたバッファにおいて、
    kp≦(q−t[y] )<(k+1)pなる正整数kが存
    在するとき、正整数k’を0からk−1まで順に変えな
    がら(t[y] +(k’−1)p,t[y] +k’p]の区
    間の値に対応させたバッファにおける該コネクションの
    伝送データ量の合計値を計算し、該コネクションが周期
    pにおいて無線区間で送出できる伝送レートから、その
    合計値を引いたものをaとし、t[y] +k’pの値に対
    応させたバッファにおける空き容量をbとし、aおよび
    bを越えない範囲で、新しく到着した伝送データをt
    [y] +k’pの値に対応させたバッファに入力してい
    き、(ロ)一方該伝送データと同じコネクションに属す
    るデータの入っているバッファがない場合であって、
    (k+1)p≦q<(k+2)pなる正整数kが存在す
    るとき、正整数k’を1からkまで順に変えながら該コ
    ネクションが周期pにおいて無線区間で送出できる伝送
    レートをaとし、k’pの値に対応させたバッファにお
    ける空き容量をbとし、aおよびbを越えない範囲で、
    新しく到着した伝送データをk’pの値に対応させた
    ッファに入力していく、ことを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項記載の通信装置であって、 バッファの空き容量を、該バッファに対応する滞留許容
    時間の間に送出できるデータ量から現在該バッファに
    蓄積されているデータの量及び該バッファよりも対応す
    滞留許容時間の小さなバッファに現在蓄積されている
    データの量を引いた値とすることを特徴とする通信装
    置。
  6. 【請求項6】 新たな呼に対する無線端末からの伝送デ
    ータの滞留許容時間が無線端末との間の無線フレームの
    やり取りの周期より大きい場合であって、既存のコネク
    ション及び新しい呼の回線出力レートの合計が出力可能
    な回線のレート以下のときには呼を受け付け、以上のと
    きには呼を拒否し、前記新たな呼に対する無線端末から
    の伝送データの滞留許容時間が無線端末との間の無線フ
    レームのやり取りの周期より小さい場合には、既存のコ
    ネクションのうち滞留許容時間が前記無線端末からの伝
    送データの滞留許容時間以下の全てのコネクションと新
    しい呼との合計の回線出力レートを求め、該レートで滞
    留許容時間内に出力すべきデータ量が該時間内に実際に
    回線に出力可能なデータ量以下であれば呼を受け付け、
    以上のときには呼を拒否する呼受付制御を行うことを特
    徴とする通信装置。
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