JP3363412B2 - 喫煙用物品若しくはその部品を供給するための供給機 - Google Patents

喫煙用物品若しくはその部品を供給するための供給機

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JP3363412B2 JP25902499A JP25902499A JP3363412B2 JP 3363412 B2 JP3363412 B2 JP 3363412B2 JP 25902499 A JP25902499 A JP 25902499A JP 25902499 A JP25902499 A JP 25902499A JP 3363412 B2 JP3363412 B2 JP 3363412B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒形状の喫煙用
物品若しくはその部品からなる複数の被処理体を主処理
部へ連続的に供給するための供給機に関する。この供給
機は、たばこやたばこ用フィルタ等の喫煙用物品の半完
成品を次の組立工程を行う製造装置に供給したり、喫煙
用物品の完成品或いは半完成品をその外周面上に現れる
汚れや穴を検出及び判定する外観検査装置に供給するた
めに使用される。
【0002】
【従来の技術】例えば、たばこやたばこ用フィルタ等の
喫煙用物品若しくはその部品を製造する場合、これらを
被処理体とする巻品検査が必要となる。生産性の向上の
観点から、製造装置で製造された被処理体は、順次コン
ベアに乗せられて検査装置へ連続的に供給される。製造
装置と検査装置とは処理能力(処理本数/単位時間)が
通常一致しないため、検査装置の直前に或いは検査装置
に付随して、バッファ機能付きの供給機、例えば、被処
理体をプールするためのホッパを有する供給機が配設さ
れる。この場合、ホッパ内に被処理体がある程度集積さ
れると検査装置が始動されて被処理体の検査が行われ、
ホッパ内に被処理体がなくなると検査装置が停止され
る。即ち、検査装置は、ホッパ内の被処理体の集積レベ
ルに応じてオン/オフが繰返されるように運転される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】検査装置の頻繁なオン
/オフは、種々の問題、例えば特定の部品の寿命を短く
する、或いは検査結果の信頼性が低下する(特に運転開
始時の検査結果にばらつきが出る)等の問題を発生させ
る原因となる。また、検査装置を手動でオン/オフする
場合、ホッパ内の被処理体の集積レベルを観察する必要
が生じ、作業性が悪くなる。しかも、トラブルが発生し
た場合には迅速な対応ができないため、検査装置の重大
な故障や被処理体の無駄をもたらす原因となる。これ等
は、検査装置に限らず、ホッパ付の供給機を介して上流
側の装置と接続された処理装置において共通する問題と
なる。
【0004】本発明は、かかる従来技術の問題点に基づ
いてなされたものであり、円筒形状の喫煙用物品若しく
はその部品からなる複数の被処理体を主処理部へ連続的
に供給するためのホッパ付の供給機において、被処理体
を安定供給し、同主処理部の頻繁なオン/オフを回避で
きるようにすることを目的とする。
【0005】本発明はまた、円筒形状の喫煙用物品若し
くはその部品からなる複数の被処理体を主処理部へ連続
的に供給するためのホッパ付の供給機において、トラブ
ルが発生した場合に迅速な対応ができるようにすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点は、
円筒形状の喫煙用物品若しくはその部品からなる複数の
被処理体を主処理部へ連続的に供給するための供給機で
あって、多数の被処理体をプールするためのホッパと、
前記ホッパへ被処理体を搬入するための搬入手段と、前
記ホッパから被処理体を搬出すると共に前記主処理部へ
供給するための搬出手段と、前記ホッパ内の被処理体の
集積レベルを検出するため、前記ホッパ内で下側から順
に設定された低速位置及び高速位置の夫々に対応して配
設されたセンサと、前記センサからの感知信号に基づい
て、前記供給機の動作を制御するため制御手段と、を具
備し、前記制御手段は、前記集積レベルが前記低速位置
から上昇し且つ前記高速位置に至った時点で前記搬出手
段の速度を変更し、前記集積レベルが下降して前記低速
位置に至るまで、前記搬入手段による被処理体の搬入数
より、前記搬出手段による被処理体の搬出数が多くなる
ような高速度で前記搬出手段を駆動することと、前記集
積レベルが前記高速位置から下降し且つ前記低速位置に
至った時点で前記搬出手段の速度を変更し、前記集積レ
ベルが上昇して前記高速位置に至るまで、前記搬入手段
による被処理体の搬入数より前記搬出手段による被処理
体の搬出数が少なくなるような低速度で前記搬出手段を
駆動することと、を特徴とする。
【0007】本発明の第2の視点は、第1の視点の供給
機において、前記ホッパ内で前記高速位置の上側に設定
された上限位置に対応して配設され且つ前記制御手段に
接続されたセンサを更に具備し、前記制御手段は、前記
集積レベルが前記上限位置に至った時点で前記搬入手段
による被処理体の前記ホッパへの搬入を停止することを
特徴とする。
【0008】本発明の第3の視点は、第1または第2の
視点の供給機において、前記ホッパ内で前記低速位置の
下側に設定された下限位置に対応して配設され且つ前記
制御手段に接続されたセンサを更に具備し、前記制御手
段は、前記集積レベルが前記下限位置を超え且つ前記低
速位置に至った時点で前記搬出手段を始動し、前記集積
レベルが上昇して前記高速位置に至るまで、前記低速度
で前記搬出手段を駆動することを特徴とする。
【0009】本発明の第4の視点は、第1乃至第3のい
ずれかの視点の供給機において、前記搬入手段により被
処理体が搬入される前記ホッパの入口における被処理体
の異常停滞状態を検出するため、前記入口の直前に配設
され且つ前記制御手段に接続された異常センサを更に具
備し、前記制御手段は前記異常センサからの感知信号に
基づいて、前記搬入手段による前記ホッパへの被処理体
の搬入を停止することを特徴とする。
【0010】本発明の第5の視点は、第1乃至第4のい
ずれかの視点の供給機において、前記制御手段は前記搬
入手段による被処理体の搬送方向を変更することによ
り、前記ホッパへの被処理体の搬入を停止することを特
徴とする。
【0011】本発明の第6の視点は、第1乃至第5のい
ずれかの視点の供給機において、前記搬入手段により被
処理体の搬入が開始されたことを検出するため、前記入
口の直前に配設され且つ前記制御手段に接続された開始
センサを更に具備し、前記制御手段は前記開始センサか
らの感知信号に基づいて、前記主処理部の運転準備を開
始することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係
る、疑似喫煙物品の炭素燃料ロッドを製造するためのシ
ステムの下流側部分を示す線図である。ここで例示され
る疑似喫煙物品は、先端側に内蔵された炭素燃料の燃焼
により発生する熱を利用して、シートたばこの刻みに含
浸されたグリセリン等を揮発させることにより、喫煙に
供するエアロゾルを発生させるタイプのものである。図
1図示の部分においては、炭素燃料を内蔵する炭素燃料
ロッド(炭素燃料芯棒をグラスマットで被覆し且つ巻紙
に巻いたもの)のみが被処理体として乾燥されると共に
検査される。
【0013】図1図示の部分の最上流には供給部2が配
設され、ここから、乾燥処理前の炭素燃料ロッドTが、
乾燥機4を通過するベルトコンベア3a上に供給され
る。ロッドTは、急激に加熱乾燥すると変形を起こすた
め、乾燥機4は、非常に大きな長さ、例えば15m程度
の長さを有する多室型乾燥機からなる。ロッドTはベル
トコンベア3aにより搬送されながら乾燥機4によりゆ
っくりと乾燥される。乾燥機4は天井に複数のマイクロ
波源5を有し、電子レンジと同様な原理でロッドTを加
熱する。
【0014】乾燥後の炭素燃料ロッドTは、本発明に係
る供給機6の一部をなすベルトコンベア12に受け渡さ
れ、外観検査装置10に供給される。外観検査装置10
において、ロッドTは外周面上に現れる汚れや穴を検出
され、その良否が判定される。検査後のロッドTは、ベ
ルトコンベア46に受け渡され、トレー7上に集積され
る。
【0015】図2は本発明の実施の形態に係る供給機6
と組合わされた外観検査装置10の全体を示す概略側面
図である。図2図示の如く、装置10の入口には、装置
10内の検査位置(主処理部)IPへ炭素燃料ロッドT
を連続的に供給するための供給機6が配設される。供給
機6は、多数のロッドTをプールするため、ケーシング
11の一側端に配設されたホッパ14を有する。ホッパ
14の入口には、ベルトコンベア(搬入手段)12が接
続され、これによりロッドTが外部から搬入される。ホ
ッパ14の出口には、図中矢印で示すように、反時計方
向に回転するホッパドラム22(搬出手段)が配設され
る。
【0016】ホッパドラム22の外周面上には、細かい
ピッチで多数のロッド支持溝22aが回転軸方向に延び
るように形成される。ホッパ14内において、ロッドT
は、アジテータローラ16により、ホッパドラム22の
外周面に向かって掻き落とされる。更に、ロッドTは、
ホッパ14から搬出される際、リフューザローラ18に
より、ホッパドラム22の溝22a内に1本ずつ着座す
るように整理される。ホッパドラム22に対向してガイ
ド23が配設され、ロッドTはホッパドラム22とガイ
ド23との間で反時計方向に案内され、トランスファー
ドラム24に引継がれる。
【0017】トランスファードラム24の外周面上に
は、細かいピッチで多数のロッド支持溝24aが回転軸
方向に延びるように形成される。トランスファードラム
24に対向してガイド25が配設され、ロッドTはトラ
ンスファードラム24とガイド25との間で時計方向に
案内され、第1及び第2ローリングドラム26、28に
引継がれる。
【0018】第1及び第2ローリングドラム26、28
は、トランスファードラム24上に細かいピッチで支持
されたロッドTを、後述するチェッキングドラム34上
の広いピッチに適合させるように、ロッドTの支持ピッ
チを順に調整するために使用される。
【0019】第1ローリングドラム26の外周面上に
は、トランスファードラム24より幾分広いピッチで多
数のロッド支持溝26aが回転軸方向に延びるように形
成される。第1ローリングドラム26に対向してガイド
27が配設され、ロッドTは第1ローリングドラム26
とガイド27との間で反時計方向に案内され、第2ロー
リングドラム28に引継がれる。
【0020】第2ローリングドラム28の外周面上に
は、更に広いピッチで多数のロッド支持溝28aが回転
軸方向に延びるように形成される。各溝28aは第2ロ
ーリングドラム28内に配設されたサクション機構に接
続され、ロッドTはサクション機構により溝28a上に
吸着された状態で時計方向に案内され、チェッキングド
ラム34に引継がれる。
【0021】チェッキングドラム34及びこれに対向し
て配設されたキッカローラ36は、ロッドTを検査位置
IPに順次搬入すると共に該検査位置IPにおいてロッ
ドTを自転させるための自転駆動機構32を構成する。
自転駆動機構32の上方には、ロッドTの外周面を撮像
するための撮像部材即ちカメラ52が配設される。カメ
ラ52は制御部54に接続され、カメラ52からの撮像
信号に基づいてロッドTの良否が制御部54において判
定される。検査位置IPにおける撮像終了後のロッドT
は、チェッキングドラム34からエジェクタドラム42
に引継がれる。
【0022】エジェクタドラム42は、不良と判定され
たロッドTを排出するために使用される。エジェクタド
ラム42の外周面上には、広いピッチで多数のロッド支
持溝42aが回転軸方向に延びるように形成される。各
溝42aはエジェクタドラム42内に配設されたサクシ
ョン機構に接続され、ロッドTはサクション機構により
溝42a上に吸着された状態で時計方向に案内される。
また、エジェクタドラム42に対向してガイド43が配
設される。エジェクタドラム42のサクション機構は、
ガイド43と協働して、溝42a上のロッドTを個々に
独立して排除することができるように構成される。これ
により、エジェクタドラム42の回転中に不良品のロッ
ドTが排出され、良品のロッドTのみがキャリアドラム
44に引継がれる。
【0023】キャリアドラム44の外周面上には、広い
ピッチで多数のロッド支持溝44aが回転軸方向に延び
るように形成される。キャリアドラム44に対向してガ
イド45が配設され、ロッドTはキャリアドラム44と
ガイド45との間で反時計方向に案内され、ベルトコン
ベア46を介して装置10外に搬出される。
【0024】ドラム24〜28の下方で、装置ケーシン
グ11内には、落下したロッドTを排出するためのベル
トコンベア38が配設される。また、ケーシング11の
上部には、始動、停止等の装置10の操作を行うための
操作盤48が配設される。なお、ベルトコンベア12、
38、46、ローラ16、18、36、ドラム22、2
4、26、28、34、42、44の動作は、全て所定
のプログラムに従って制御部54により制御される。
【0025】図3は外観検査装置10の入口近傍、即ち
本発明の実施の形態に係る供給機6を拡大して示す概略
側面図である。図3図示の如く、ベルトコンベア12
は、上方に配設された駆動モータ62に、駆動軸64を
介して接続される。また、ベルトコンベア12には、こ
れを旋回させるための伸縮ロッドシリンダ66が接続さ
れる。ベルトコンベア12は、伸縮ロッドシリンダ66
の駆動により、駆動軸64を中心として、水平状態と下
向き傾斜状態との間で旋回可能となる。
【0026】ホッパ14内には4つの光学センサPH1
〜PH4が垂直方向に並ぶように配設される。4つの光
学センサPH1〜PH4は、ホッパ14内で下側から順
に設定された下限位置、低速位置、高速位置及び上限位
置の夫々に対応し、これらはホッパ14内の炭素燃料ロ
ッドTの集積レベルを検出するために使用される。
【0027】また、ホッパ14の入口の直前で、ベルト
コンベア12の上方には2つの光学センサPH5、PH
6が搬送方向(水平方向)に並ぶように配設される。光
学センサ(開始センサ)PH5は、搬送されてくる炭素
燃料ロッドTの先頭を感知することにより、ベルトコン
ベア12によるロッドTの搬入が開始されたことを検出
するために使用される。一方、光学センサ(異常セン
サ)PH6は、外観検査装置10の故障、供給過剰等の
トラブルによりホッパ14の入口が詰まった場合に生じ
る炭素燃料ロッドTの盛上がり、即ち異常停滞状態を検
出するために使用される。
【0028】6つの光学センサPH1〜PH6の感知信
号は、全て制御部54に伝達される。制御部54はこれ
等の感知信号に基づいて、ベルトコンベア12及びドラ
ム22〜44等を含む供給機6及び外観検査装置10の
動作を制御する。以下に、光学センサPH1〜PH6の
感知信号と、制御部54の制御下で行われる供給機6の
動作との関係を説明する。なお、この説明において、ホ
ッパ14内の炭素燃料ロッドTの集積レベルと、ホッパ
ドラム22の運転状態との関係を示す図4図示のグラフ
を参照する。
【0029】先ず、ベルトコンベア12により搬送され
てくる炭素燃料ロッドTの先頭が光学センサPH5によ
り感知されると、外観検査装置10の運転準備が開始さ
れる。ベルトコンベア12によりロッドTがホッパ14
内に供給されると、ホッパ14内のロッドTの集積レベ
ルは次第に上昇する。しかし、ロッドTの集積レベルが
下限位置(光学センサPH1で感知)を超え且つ低速位
置(光学センサPH2で感知)に至るまで、ホッパドラ
ム22は停止状態におかれる(図4の期間TP1参
照)。
【0030】ロッドTの集積レベルが下限位置を超え且
つ低速位置に至った時点で、光学センサPH5により次
続のロッドTが引続いて感知されていることを条件とし
て、ホッパドラム22が始動され、低速度で運転され
る。この低速度運転において、ホッパドラム22は、ベ
ルトコンベア12によるロッドTの搬入数よりホッパド
ラム22によるロッドTの搬出数が、例えば10%程度
少なくなるような速度で駆動される。このため、ホッパ
14内のロッドTの集積レベルは、前よりゆっくりでは
あるが、上昇し続ける。ホッパドラム22のこの低速度
運転は、ロッドTの集積レベルが上昇して高速位置(光
学センサPH3で感知)に至るまで継続される(図4の
期間TP2参照)。
【0031】ロッドTの集積レベルが低速位置を超え且
つ高速位置に至った時点でホッパドラム22が低速度運
転から高速度運転へ変更される。この高速度運転におい
て、ホッパドラム22は、ベルトコンベア12によるロ
ッドTの搬入数よりホッパドラム22によるロッドTの
搬出数が多くなるような速度で駆動される。このため、
ホッパ14内のロッドTの集積レベルは一転して次第に
下降する。ホッパドラム22のこの高速度の運転は、ロ
ッドTの集積レベルが下降して低速位置(光学センサP
H2で感知)に至るまで継続される(図4の期間TP3
参照)。
【0032】ロッドTの集積レベルが高速位置から下降
し且つ低速位置に至った時点でホッパドラム22が高速
運転から低速度運転へ変更される。このため、ホッパ1
4内のロッドTの集積レベルは、再び上昇に転じる。ホ
ッパドラム22のこの低速度運転は、ロッドTの集積レ
ベルが上昇して高速位置(光学センサPH3で感知)に
至るまで継続される(図4の期間TP4参照)。
【0033】このように、光学センサPH2、PH3に
よりロッドTの集積レベルが低速位置及び高速位置に至
ったことを感知して、ホッパドラム22の低速運転及び
高速運転間の切替が繰返される。このため、正常運転時
には、ロッドTの集積レベルが低速位置及び高速位置間
に留まることとなり、ロッドTの安定供給が可能とな
る。従って、ホッパ14内のロッドTの集積レベルに依
存して外観検査装置10を頻繁にオン/オフする必要が
なくなり、継続運転させることができるようになる。
【0034】一方、何等かの理由で外観検査装置10に
異常が発生し、ホッパ14からロッドTが排出されなく
なると、ホッパ14内のロッドTの集積レベルが上昇
し、上限位置(光学センサPH4で感知)に至る。ま
た、同様に、ホッパ14内のロッドTが過剰となると、
ホッパ14の入口が詰まった状態となり、ロッドTがベ
ルトコンベア12で盛上がり、このロッドTの異常停滞
状態が光学センサPH4で感知される。従って、光学セ
ンサPH4、PH6のいずれかがこのような異常な状態
を感知した場合、同感知信号に基づいて、ベルトコンベ
ア12によるホッパ14へのロッドTの搬入が停止され
る。
【0035】この際、ベルトコンベア12の運転が実際
に停止されるのではなく、シリンダ66が駆動され、ベ
ルトコンベア12が駆動軸64を中心に下向き傾斜状態
になるまで旋回される。これにより、ベルトコンベア1
2の先端部がホッパ14の入口から外れ、ロッドTがホ
ッパ14へ搬入されなくなる。即ち、トラブルが発生し
た場合、光学センサPH4、PH6のいずれかの感知信
号に基づいて、ホッパ14へのロッドTの搬入を迅速に
停止することができるため、外観検査装置10の重大な
故障やロッドTの無駄が発生するのを回避すること可能
となる。
【0036】なお、ベルトコンベア12の下方には、下
向き傾斜状態のベルトコンベア12から落下するロッド
Tを受けるとるためのガイド68及びベルトコンベア6
9が配設される。ベルトコンベア12から落下するロッ
ドTは、ベルトコンベア69により回収部に搬送される
か、或いは他の外観検査装置若しくは他の種類の処理装
置に搬送される。
【0037】以上、本発明の好適な実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技
術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、円筒形状の喫煙用物品
若しくはその部品からなる複数の被処理体を主処理部へ
連続的に供給するためのホッパ付の供給機において、ホ
ッパ内の被処理体の集積レベルを低速位置及び高速位置
間に留め、被処理体を安定供給することが可能となる。
従って、ホッパ内の被処理体の集積レベルに依存して主
処理部を頻繁にオン/オフする必要がなくなり、継続運
転させることができるようになる。
【0039】また、本発明によれば、円筒形状の喫煙用
物品若しくはその部品からなる複数の被処理体を主処理
部へ連続的に供給するためのホッパ付の供給機におい
て、ホッパ内の上限位置センサ及びホッパ入口の異常セ
ンサのいずれかの感知信号に基づいて、ホッパへの被処
理体の搬入を迅速に停止することができる。従って、主
処理部等の重大な故障や被処理体の無駄が発生するのを
回避することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る、疑似喫煙物品の炭
素燃料ロッドを製造するためのシステムの下流側部分を
示す線図。
【図2】本発明の実施の形態に係る供給機と組合わされ
た外観検査装置の全体を示す概略側面図。
【図3】図2図示の外観検査装置の入口近傍、即ち本発
明の実施の形態に係る供給機を拡大して示す概略側面
図。
【図4】図3図示の供給機におけるホッパ内の炭素燃料
ロッドの集積レベルと、ホッパドラムの運転状態との関
係を示すグラフ。
【符号の説明】
2…供給部 4…乾燥機 6…供給機 7…トレー 10…外観検査装置 12…ベルトコンベア(搬入手段) 14…ホッパ 22…ホッパドラム(搬出手段) 66…伸縮ロッドシリンダ IP…検査位置(主処理部) PH1〜PH6…光学センサ T…炭素燃料ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A24C 5/33

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形状の喫煙用物品若しくはその部品か
    らなる複数の被処理体を乾燥機から主処理部へ連続的に
    供給するための供給機であって、 多数の被処理体をプールするためのホッパと、 前記ホッパへ被処理体を搬入するための搬入手段と、 前記ホッパから被処理体を搬出すると共に前記主処理部
    へ供給するための搬出手段と、 前記ホッパ内の被処理体の集積レベルを検出するため、
    前記ホッパ内で下側から順に設定された低速位置及び高
    速位置の夫々に対応して配設されたセンサと、前記ホッパにおける被処理体の異常停滞状態を検出する
    ための異常センサと、 前記センサからの感知信号に基づ
    て前記供給機の動作を制御すると共に、前記異常セン
    サ感知信号に基づいて搬入手段の動作を制御するため制
    御手段と、 を具備し、前記制御手段は、 前記集積レベルが前記低速位置から上昇し且つ前記高速
    位置に至った時点で前記搬出手段の速度を変更し、前記
    集積レベルが下降して前記低速位置に至るまで、前記搬
    入手段による被処理体の搬入数より、前記搬出手段によ
    る被処理体の搬出数が多くなるような高速度で前記搬出
    手段を駆動することと、 前記集積レベルが前記高速位置から下降し且つ前記低速
    位置に至った時点で前記搬出手段の速度を変更し、前記
    集積レベルが上昇して前記高速位置に至るまで、前記搬
    入手段による被処理体の搬入数より前記搬出手段による
    被処理体の搬出数が少なくなるような低速度で前記搬出
    手段を駆動することと、前記異常センサにより前記ホッパにおける被処理体の異
    常停滞状態が検出されると、前記搬入手段による被処理
    体の搬送を停止することなくその搬送方向を変更するこ
    とにより、前記ホッパへの被処理体の搬入を停止するこ
    とと、 を特徴とする喫煙用物品若しくはその部品を供給するた
    めの供給機。
  2. 【請求項2】前記異常センサは、前記ホッパ内で前記高
    速位置の上側に設定された上限位置に対応して配設
    れ、前記制御手段は、前記集積レベルが前記上限位置に
    至った時点で前記搬入手段による被処理体の前記ホッパ
    への搬入を停止することを特徴とする請求項1に記載の
    喫煙用物品若しくはその部品を供給するための供給機。
  3. 【請求項3】前記ホッパ内で前記低速位置の下側に設定
    された下限位置に対応して配設され且つ前記制御手段に
    接続されたセンサを更に具備し、前記制御手段は、前記
    集積レベルが前記下限位置を超え且つ前記低速位置に至
    った時点で前記搬出手段を始動し、前記集積レベルが上
    昇して前記高速位置に至るまで、前記低速度で前記搬出
    手段を駆動することを特徴とする請求項1または2に記
    載の喫煙用物品若しくはその部品を供給するための供給
    機。
  4. 【請求項4】前記異常センサは、前記搬入手段により被
    処理体が搬入される前記ホッパの入口における被処理体
    の異常停滞状態を検出するため、前記入口の直前に配設
    され、前記制御手段は前記異常センサからの感知信号に
    基づいて、前記搬入手段による前記ホッパへの被処理体
    の搬入を停止することを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の喫煙用物品若しくはその部品を供給する
    ための供給機。
  5. 【請求項5】前記搬入手段により被処理体の搬入が開始
    されたことを検出するため、前記入口の直前に配設され
    且つ前記制御手段に接続された開始センサを更に具備
    し、前記制御手段は前記開始センサからの感知信号に基
    づいて、前記主処理部の運転準備を開始することを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の喫煙用物品若
    しくはその部品を供給するための供給機。
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