JP3361480B2 - ホール素子を用いた電力量計 - Google Patents

ホール素子を用いた電力量計

Info

Publication number
JP3361480B2
JP3361480B2 JP14266899A JP14266899A JP3361480B2 JP 3361480 B2 JP3361480 B2 JP 3361480B2 JP 14266899 A JP14266899 A JP 14266899A JP 14266899 A JP14266899 A JP 14266899A JP 3361480 B2 JP3361480 B2 JP 3361480B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
hall element
output
circuit
operational amplifiers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14266899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000329801A (ja
Inventor
正夫 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Denki Co Ltd
Original Assignee
Osaka Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Denki Co Ltd filed Critical Osaka Denki Co Ltd
Priority to JP14266899A priority Critical patent/JP3361480B2/ja
Publication of JP2000329801A publication Critical patent/JP2000329801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3361480B2 publication Critical patent/JP3361480B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、ホール素子を用
いた電力量計の改良に関するものである。【0002】 【従来の技術】電力量計において、電力(計測電圧V×
計測電流I)を計測する1つの手段としてホール素子が
用いられている。図7に示されるように、ホール素子1
の入力端子に計測電圧Vに相当するホール電流Icを流
し、ホール素子1の表面に計測電流Iに相当する磁界B
を与えると、ホール素子1から出力されるホール電圧V
hは(K×B×Ic)となり、このホール電圧Vhから
電力値を計測することができる。積感度Kはホール素子
1が持つ定数である。但し、ホール素子1からの出力に
は、電力計測には不要な同相電圧Vcmと不平衡電圧Vho
が含まれる。同相電圧Vcmは、ホール電流Icにホール
素子1の入力抵抗Rinの半分を掛けたものであり、ホー
ル素子1の出力端子(V+)にも出力端子(V−)にも
含まれる。不平衡電圧Vhoは、ホール電流Icに不平衡
抵抗Rhoを掛けたものであり、ホール電圧Vhと同様、
出力端子(V+)と出力端子(V−)の間に発生する。
なお、P1,P2は計測電圧Vが印加される電圧入力端
子である。【0003】 ホール素子1を用いて電力量を計測する場
合、ホール電圧Vhの増幅回路としては、同相電圧Vcm
を除去するための差動増幅回路2(増幅率A)を用い、
後段に不平衡電圧Vhoを除去するためと電力値を電力量
に積算するための積分回路3を使用する。不平衡電圧V
hoは計測電圧Vと同じ周波数の交流電圧であるので、積
分されることにより正負が相殺されて零となる。この結
果、下記の(1)式に示す積分回路3の出力電圧Vout'
により電力量に相当するホール電圧Vhを検出すること
ができる。【0004】 Vout'=∫(A×Vh) ……(1) ホール素子出力の増幅回路として使用する差動増幅回路
の種類はいくつかあるが、図8に示されるように1個の
オペアンプ(演算増幅器)OPによる差動増幅回路の場
合、ホール素子1の出力抵抗の影響を抑えるため、オペ
アンプOPの入力抵抗R1をホール素子の出力抵抗より
大きくし、さらに増幅率Aを得るために帰還抵抗R2を
入力抵抗R1より大きくする必要がある。また、下記の
(2)式に示すオペアンプOP(差動増幅回路)の出力
電圧Vout には、ホール電圧Vhと不平衡電圧Vho以外
にオペアンプOPの入力オフセット電圧Vioや入力バイ
アス電流Ib+,Ib−によるオフセット電圧Vibから
なる合計のオフセット電圧Vosが重畳される。【0005】 Vout =(R2/R1)(Vh+Vho)+Vos ……(2) したがって、積分回路3の出力電圧Vout'は∫{(R2
/R1)Vh+Vos}となる。【0006】 【発明が解決しようとする課題】電力量計として軽負荷
を測定する際には、ホール電圧Vhが微小電圧になるた
め、オフセット電圧Vosの影響が大きく、誤差要因とな
る。よって、高インピーダンスなオペアンプの入力端子
で受けるため、オペアンプ3個により差動増幅回路を構
成する方法もあるが、オペアンプの数が増えると、その
分オフセット電圧の影響も大きくなることから、図9に
示されるように必要最小限のオペアンプ2個による差動
増幅回路を使用することが好ましい。この場合、高イン
ピーダンスなオペアンプOP1,OP2の入力端子で受
けることができるため、ホール素子1の出力抵抗の影響
が抑えられる。また、オペアンプのオフセット電圧のド
リフト低減法として、同一ペレット上で作られ、トラッ
キング特性を保証したデュアルのオペアンプを使用する
と良い。【0007】 但し、オフセット電圧への対応としてオペ
アンプの選択に頼るこの方法は、あくまでドリフト低減
法であり、トラッキング特性を保証したデュアルのオペ
アンプを使用したとしても、2個のオペアンプOP1,
OP2の入力オフセット電圧Vio1 ,Vio2 と入力バイ
アス電流Ib1,Ib2は完全には同値とならないため、オ
ペアンプOP1,OP2によるオフセット電圧は下記の
(3)式に示されるように残ることになる。【0008】 Vout =(1+R2/R1)(Vh+Vho−Vio1 +Vio2 ) −R2(Ib1−Ib2) ……(3) したがって、積分回路3の出力電圧Vout'は∫{(1+
R2/R1)(Vh−Vio1 +Vio2 )−R2(Ib1−
Ib2)}となる。 【0009】 また、使用するオペアンプOP1,OP
2は、同一ペレット上で作られ、トラッキング特性を保
証したデュアルのオペアンプという条件があり、オペア
ンプ全般に適用できないことになる。 (発明の目的) 本発明の目的は、差動増幅回路に使用される2個のオペ
アンプのオフセット電圧を除去することができ、しか
も、この2個のオペアンプを条件なしに選択使用するこ
とができるホール素子を用いた電力量計を提供すること
である。 【0010】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成する
ために、本発明は、計測電圧と計測電流を乗算する手段
として用いられるホール素子と、該ホール素子の2つの
出力端子間の出力電圧を差動増幅する差動増幅回路と、
該差動増幅回路の出力を積分する積分回路とを有する
ール素子を用いた電力量計において、前記差動増幅回路
を、前記ホール素子の一方の出力端子に接続される第2
のオペアンプの反転入力側に、前記ホール素子の他方の
出力端子に接続される第1のオペアンプの出力側を接続
することによって構成すると共に、前記積分回路にて前
記第1及び第2のオペアンプのオフセット電圧が相殺さ
れるように、前記ホール素子の出力電圧に含まれる不平
衡電圧の周期に同期して、前記第1のオペアンプと第2
のオペアンプの位置を入れ換えるようにしたことを特徴
とするものである。【0011】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある、ホール素子を用いた電力量計の要部の構成を示す
図である。【0012】 図1において、ホール素子1及び積分回路
3は図7〜9で説明したものと全く同様のものである。
ホール素子1が出力するホール電圧Vhを差動増幅する
差動増幅回路として、図9で説明したものと同様に、2
個の非反転増幅形のオペアンプOP1,OP2が用いら
れる。ホール素子1の一方の出力端子V(+)(=差動
増幅回路の一方の信号入力端子)にはオペアンプOP2
の非反転入力端が接続され、ホール素子1の他方の出力
端子(=差動増幅回路の他方の信号入力端子)にはオペ
アンプOP1の非反転入力端が接続され、オペアンプO
P2の反転入力側にオペアンプOP1の出力側が接続さ
れる。そして、オペアンプOP1,OP2の入力側と出
力側にそれぞれ設けられたアナログスイッチASによっ
て計測電圧Vの半周期毎にオペアンプOP1,OP2の
位置が図1(a)と図1(b)のように入れ換えられ
る。【0013】 図9に示される差動増幅回路の出力電圧V
out は(3)式より(1+R2/R1)(Vh+Vho−
Vio1 +Vio2 )−R2(Ib1−Ib2)であって、前段
のオペアンプOP1の入力オフセンット電圧Vio1 はマ
イナス、後段のオペアンプOP2の入力オフセンット電
圧Vio2 はプラスとなり、同様に入力バイアス電流につ
いてもIb1とIb2では正負極性が反対に現れる。よっ
て、2個のオペアンプOP1,OP2の位置をアナログ
スイッチASにより計測電圧Vの半周期毎に入れ換え、
図1(a)と図1(b)の状態を繰り返すと、計測電圧
Vの1周期で見た場合に各々の入力オフセット電圧Vio
1 ,Vio2 と入力バイアス電流Ib1,Ib2は半周期毎に
正負に振り分けられ、積分回路3を通すと、除去され
る。この時の差動増幅回路の出力電圧Vout は(4)式
及び(5)式で示され、積分回路3の出力電圧Vout'は
(6)式で示される。なお、R1=R3,R2=R4で
ある。【0014】 Vout =(1+R2/R1)(Vh+Vho−Vio1 +Vio2 ) −R2(Ib1−Ib2) ……(4) Vout =(1+R2/R1)(Vh+Vho+Vio1 −Vio2 ) +R2(Ib1−Ib2) ……(5) Vout'=∫{(1+R2/R1)Vh} ……(6) アナログスイッチASの具体的な回路は、図2に示され
る通りである。アナログスイッチAS1によってホール
素子1の出力端子V(+)とオペアンプOP1,OP2
のいずれか一方の非反転入力端との接続が切り換えられ
ると共に、ホール素子1の出力端子V(−)とオペアン
プOP1,OP2のいずれか他方の非反転入力端との接
続が切り換えられる。アナログスイッチAS2によって
オペアンプOP1,OP2のいずれか一方の出力端と積
分回路3との接続が切り換えられると共に、オペアンプ
OP1,OP2のいずれか一方の反転入力端と抵抗R
3,R4の接続点との接続が切り換えられる。アナログ
スイッチAS3によってオペアンプOP1,OP2のい
ずれか他方の出力端と抵抗R1,R3の接続点との接続
が切り換えられると共に、オペアンプOP1,OP2の
いずれか他方の反転入力端と抵抗R1,R2の接続点と
の接続が切り換えられる。【0015】 アナログスイッチAS1〜AS3を制御す
るためのクロックCKを不平衡電圧Vhoと同期させる必
要があるので、不平衡電圧Vhoと同じ周波数の計測電圧
VからコンパレータOP3を用いてゼロクロス信号を検
出し、ゼロクロス信号をそのままクロックCKとして使
用しても良いし、分周回路により分周したものをクロッ
クCKとして使用しても良い。ゼロクロス信号をそのま
まクロックCKとして使用した場合の図1の各部の波形
を図3に示す。アナログスイッチAS1〜AS3を制御
するためには、反転したクロックCKも必要となるた
め、コンパレータOP3或いは分周回路後段にインバー
タIVとバッファBUを配置する。ツェナーダイオード
ZD1,ZD2はホール素子1とコンパレータOP3の
保護用に接続される。【0016】 図3の各部の波形を参照しながら、動作に
ついて説明する。ホール素子1の入力端子に計測電圧V
に相当するホール電流Icを流し、ホール素子1の表面
に計測電流Iに相当する磁界Bを与えると、ホール素子
1から出力されるホール電圧Vhは(K×B×Ic)と
なり、このホール電圧Vhから電力値を計測することが
できる。積感度Kはホール素子1が持つ定数である。但
し、ホール素子1からの出力には、電力計測には不要な
同相電圧Vcmと不平衡電圧Vhoが含まれ、これらは計測
電圧Vと同じ周波数のものである。同相電圧Vcmは、ホ
ール電流Icにホール素子1の入力抵抗Rinの半分を掛
けたものであり、ホール素子1の出力端子(V+)にも
出力端子(V−)にも含まれる。このため、差動増幅す
ることによって除去される。不平衡電圧Vhoは、ホール
電流Icに不平衡抵抗Rhoを掛けたものであり、ホール
電圧Vhと同様、出力端子(V+)と出力端子(V−)
の間に発生する。【0017】 不平衡電圧Vhoは、計測電圧Vと同じ周波
数の交流信号であるため、正負の面積が等しくなる1周
期が終了した時に積分回路3で除去される。同じく、オ
ペアンプOP1,OP2の入力オフセット電圧Vio1 ,
Vio2 と入力バイアス電流Ib1,Ib2によるオフセット
電圧からなる合計のオフセット電圧Vos1 ,Vos2 につ
いても、オフセット電圧Vos1 は、{−(1+R2/R
1)Vio1 −R2×Ib1}の値と{(1+R2/R1)
Vio1 +R2×Ib1}の値を半周期毎に交互にとり、オ
フセット電圧Vos2 は、{(1+R2/R1)Vio2 +
R2×Ib2}の値と{−(1+R2/R1)Vio2 −R
2×Ib2}の値を半周期毎に交互にとるので、オペアン
プOP1,OP2を入れ換えるクロックCKの1周期が
終了した時に積分回路3で除去される。よって、積分回
路3の出力で電力量を検出(サンプリング)するタイミ
ングは、不平衡電圧Vhoの周期とオペアンプOP1,O
P2を入れ換えるクロックCKの周期が同期した時とな
り、同期さえしていれば、1周期毎に検出しても、何周
期かまとめて検出しても良い。また、オペアンプOP
1,OP2を入れ換えるクロックCKはデューティ比が
等しいことが条件であり、電力量を検出(サンプリン
グ)するタイミングと不平衡電圧Vhoとに同期していれ
ば、周波数は速くても遅くても良い。但し、速や過ぎる
場合は、オペアンプOP1,OP2が対応できないこと
や、不安定になることがあるため、注意する必要があ
る。【0018】 図1及び図2の実施形態によれば、2個の
オペアンプOP1,OP2による差動増幅回路の入力イ
ンピーダンスが高いため、センシング部となるホール素
子1の出力インピーダンスの影響を受けない他、オフセ
ット電圧のゼロ調整を行う必要がなく、ドリフトにも対
応し、オフセット電圧を除去することができる。使用す
るオペアンプの条件としても、オフセット電圧を正負に
振り分けてキャンセルするため、オフセット電圧が信号
電圧よりも大きくても構わず、また、同一ペレット上で
作られ、トラッキング特性を保証したオペアンプといっ
た条件のないため、オペアンプ全般に適用することがで
きる。 【0019】 図4は、本発明に係る参考技術例であ
る、直流電位差信号検出装置の構成を示す図である。 【0020】 本参考技術例は、直流電圧V1とV2の
電位差を計測する場合に図1に示される差動増幅回路と
積分回路を使用するものである。【0021】 直流電圧V2が入力される差動増幅回路の
一方の信号入力端子にはオペアンプOP2の非反転入力
端が接続され、直流電圧V1が入力される差動増幅回路
の他方の信号入力端子にはオペアンプOP1の非反転入
力端が接続され、オペアンプOP2の反転入力側にオペ
アンプOP1の出力側が接続される。そして、オペアン
プOP1,OP2の入力側と出力側にそれぞれ設けられ
たアナログスイッチASによって所定の周波数のクロッ
クの半周期毎にオペアンプOP1,OP2の位置が図4
(a)と図4(b)のように入れ換えられる。【0022】 2個のオペアンプOP1,OP2の位置を
アナログスイッチASによりクロックの半周期毎に入れ
換え、図4(a)と図4(b)の状態を繰り返すと、1
周期で見た場合に各々の入力オフセット電圧Vio1 ,V
io2 と入力バイアス電流Ib1,Ib2は半周期毎に正負に
振り分けられ、積分回路3を通すと、除去される。この
時の差動増幅回路の出力電圧Vout は(7)式及び
(8)式で示され、この周期に合わせて積分回路3の出
力電圧を検出(サンプリング)すると、積分回路3の出
力電圧Vout'は(9)式で示される。なお、R1=R
3,R2=R4である。【0023】 Vout =−(1+R2/R1)(V1−V2+Vio1 −Vio2 ) −R2(Ib1−Ib2) ……(7) Vout =−(1+R2/R1)(V1−V2−Vio1 +Vio2 ) +R2(Ib1−Ib2) ……(8) Vout'=∫{−(1+R2/R1)(V1−V2)} ……(9) 直流電圧V1またはV2を接地すると、グランドに対す
る電圧を検出することも可能である。【0024】 アナログスイッチASの具体的な回路は、
図5に示される通りである。大部分は図2と同様である
が、アナログスイッチAS1〜AS3を制御するクロッ
クCKとして、水晶発振器4からのクロックを分周回路
5で分周したものを使用する。分周を行うのは、速いク
ロックCKでオペアンプOP1,OP2を入れ換える
と、オペアンプOP1,OP2が対応できないことや、
不安定になることがあるためである。【0025】 図6の各部の波形を参照しながら、動作に
ついて説明する。直流電圧V1がオペアンプOP1,O
P2のうちのいずれか一方の非反転入力端に印加され、
直流電圧V2がオペアンプOP1,OP2のうちの他方
の非反転入力端に印加されると、この差動増幅回路から
は、電位差(V1−V2)に関して{−(1+R2/R
1)(V1−V2)}が出力される。オペアンプOP
1,OP2のオフセット電圧Vos1 ,Vos2 について
も、オフセット電圧Vos1 は、{−(1+R2/R1)
Vio1 −R2×Ib1}の値と{(1+R2/R1)Vio
1 +R2×Ib1}の値をクロックCKの半周期毎に交互
にとり、オフセット電圧Vos2 は、{(1+R2/R
1)Vio2 +R2×Ib2}の値と{−(1+R2/R
1)Vio2 −R2×Ib2}の値をクロックCKの半周期
毎に交互にとるので、オペアンプOP1,OP2を入れ
換えるクロックCKの1周期が終了した時に積分回路3
で除去される。 【0026】 【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、ホール素子の2つの出力端子間の出力電圧を差動増
幅する差動増幅回路を、前記ホール素子の一方の出力端
子に接続される第2のオペアンプの反転入力側に、前記
ホール素子の他方の出力端子に接続される第1のオペア
ンプの出力側を接続することによって構成すると共に、
前記差動増幅回路の出力を積分する積分回路にて前記第
1及び第2のオペアンプのオフセット電圧が相殺される
ように、前記ホール素子の出力電圧に含まれる不平衡電
圧の周期に同期して、前記第1のオペアンプと第2のオ
ペアンプの位置を入れ換えるようにしたことによって、
差動増幅回路に使用される2個のオペアンプのオフセッ
ト電圧を除去することができ、しかも、この2個のオペ
アンプを条件なしに選択使用することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の一形態である、ホール素子を用
いた電力量計の要部の構成を示す図である。 【図2】図1におけるアナログスイッチの具体的な回路
を示す図である。 【図3】図1の各部の波形を示す図である。 【図4】 本発明に係る参考技術例である、直流電位差
信号検出装置の構成を示す図である。 【図5】図4におけるアナログスイッチの具体的な回路
を示す図である。 【図6】図4の各部の波形を示す図である。 【図7】従来のホール素子を用いた電力量計の要部の構
成を示す図である。 【図8】図7における差動増幅回路の一例を示す図であ
る。 【図9】図7における差動増幅回路の他の例を示す図で
ある。 【符号の説明】 1 ホール素子 2 差動増幅回路 3 積分回路 4 水晶発振器 5 分周回路 OP1,OP2 オペアンプ AS,AS1,AS2,AS3 アナログスイッチ R1,R2,R3,R4 抵抗 V 計測電圧 I 計測電流 Vh ホール電圧 Vio1 ,Vio2 入力オフセット電圧 Ib1,Ib2 入力バイアス電流 V1,V2 直流電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 21/08 G01R 22/00 120 G01R 19/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 計測電圧と計測電流を乗算する手段とし
    て用いられるホール素子と、該ホール素子の2つの出力
    端子間の出力電圧を差動増幅する差動増幅回路と、該差
    動増幅回路の出力を積分する積分回路とを有するホール
    素子を用いた電力量計において、前記差動増幅回路を、
    前記ホール素子の一方の出力端子に接続される第2のオ
    ペアンプの反転入力側に、前記ホール素子の他方の出力
    端子に接続される第1のオペアンプの出力側を接続する
    ことによって構成すると共に、前記積分回路にて前記第
    1及び第2のオペアンプのオフセット電圧が相殺される
    ように、前記ホール素子の出力電圧に含まれる不平衡電
    圧の周期に同期して、前記第1のオペアンプと第2のオ
    ペアンプの位置を入れ換えるようにしたことを特徴とす
    ホール素子を用いた電力量計
JP14266899A 1999-05-24 1999-05-24 ホール素子を用いた電力量計 Expired - Fee Related JP3361480B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14266899A JP3361480B2 (ja) 1999-05-24 1999-05-24 ホール素子を用いた電力量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14266899A JP3361480B2 (ja) 1999-05-24 1999-05-24 ホール素子を用いた電力量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000329801A JP2000329801A (ja) 2000-11-30
JP3361480B2 true JP3361480B2 (ja) 2003-01-07

Family

ID=15320728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14266899A Expired - Fee Related JP3361480B2 (ja) 1999-05-24 1999-05-24 ホール素子を用いた電力量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3361480B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4579523B2 (ja) * 2003-09-30 2010-11-10 株式会社エルポート 磁気ブリッジ型電力センサー
JP4673698B2 (ja) * 2005-08-08 2011-04-20 日立電線株式会社 電線・ケーブルの断線検出方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000329801A (ja) 2000-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3398664B2 (ja) 磁気抵抗センサの信号を評価する方法及びこの方法を実施する装置
JP2568620B2 (ja) 電磁流量計
JP4037481B2 (ja) モノリシック集積センサ回路
US4246497A (en) Phase measuring circuit
EP2728369A1 (en) Hall electromotive force signal detection circuit and current sensor thereof
US5877637A (en) Resistance bridge and its use in conversion systems
JPH04351969A (ja) 電流測定回路
US20140021939A1 (en) Current-measuring device
JP3392029B2 (ja) Icテスタの電圧印加電流測定回路
KR870003391A (ko) 박막 강자성 전류 감지기를 갖고 있는 저렴한 자체 내장 무변압기 고상 전자 적산전력계
JP3361480B2 (ja) ホール素子を用いた電力量計
JPH08327677A (ja) 容量型センサ用検出回路および検出方法
JP3323446B2 (ja) 磁気センサ回路
JP2008249351A (ja) 温度測定回路
JP3462133B2 (ja) ホール素子を用いた電力量計
JP2856521B2 (ja) 電磁流量計
JPS5868615A (ja) 磁気式ロ−タリ・エンコ−ダの出力回路
JPH0569631U (ja) 容量式電磁流量計
JPH0933257A (ja) 磁気方位センサ
JPH0351748Y2 (ja)
JPS6324268B2 (ja)
JP5557181B2 (ja) 同期検波回路、フラックスゲートセンサ、及びfm復調装置
RU2229141C1 (ru) Измеритель параметров двухполюсников
JPS63133069A (ja) 直流差電圧の測定装置
JP3396092B2 (ja) 磁気検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081018

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091018

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091018

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101018

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111018

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111018

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121018

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131018

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees