JP3360649B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3360649B2
JP3360649B2 JP13064299A JP13064299A JP3360649B2 JP 3360649 B2 JP3360649 B2 JP 3360649B2 JP 13064299 A JP13064299 A JP 13064299A JP 13064299 A JP13064299 A JP 13064299A JP 3360649 B2 JP3360649 B2 JP 3360649B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパーソナルコンピュ
ータのモニタ等として使用される液晶表示装置に関し、
特に、回路構成及び動作の制御の簡略化を図った液晶表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の液晶ディスプレイ(LCD)のイ
ンタフェースには、CRT(CathodeRay Tube)ディス
プレイの置き換えという位置づけからも、CRTインタ
フェースが一般的に採用されている。このため、LCD
に入力される信号には種々の解像度のものがある。従っ
て、LCDには、これらの解像度の信号をある決まった
解像度のLCDパネルの全面に表示させるために、エキ
スパンジョンとよばれる表示拡大機能が必須となってい
る。そして、現在のLCDとしては、CRTインタフェ
ースとして、入力されたアナログ信号をディジタル信号
に変換してエキスパンジョン等の信号処理を行うもの及
び入力されたアナログ信号そのもので信号処理を行うも
のがある。
【0003】後者のアナログ信号そのもので信号処理を
行うアナログフルカラーLCDにおいて有意な点として
は、画質に関して自然色の表現及び階調性がよいことが
挙げられる。しかし、エキスパンジョン表示では、ディ
ジタル信号で処理するものと比して、画像の輪郭線に多
数の屈曲部が生成されて滑らかな表示が行われないとい
う欠点がある。これは、ディジタル信号の処理では、デ
ータ間の空間的及び/又は時間的な演算処理が行われ、
エキスパンジョン時のデータ補間が行われているのに対
し、アナログ信号の処理では、このような処理が行われ
ていないからである。このような演算処理をアナログ信
号で行おうとすると、より複雑な技術及び多大なコスト
がかかることになる。
【0004】そこで、滑らかな表示が困難なアナログ信
号におけるエキスパンジョンの代替処理方法として、等
倍センタリング表示とよばれる処理方法がある。この等
倍センタリング表示は、入力される種々の解像度の信号
に対して、ある固定された解像度のLCDパネルの中央
部に、その画像を等倍で表示し、画像の輪郭線を滑らか
に表示する処理方法である。
【0005】等倍センタリング表示を行う際に重要とさ
れる点は、ビデオ信号の帰線期間に相当するデータの無
効期間(インバリッド期間)を使って、いかに画面の等
倍表示以外の通常黒色で表示される部分(額縁部分)を
描くかということである。
【0006】これまでのセンタリング表示に関する従来
の技術として、例えばノート型パーソナルコンピュータ
のディスプレイで640×480ドットのVGA(Vide
o graphics array)の解像度に640×400ドットの
信号をどのようにして表示するかという頃に開示された
ものがある(特開平3−45990号公報、特開平7−
181921号公報)。但し、これらはディジタル信号
の処理に関するものである。
【0007】特開平3−45990号公報に記載された
表示方法においては、画面を上下に分けて2分割駆動し
ており、書き始めを示すスタートパルスが入力される時
点を上側の画面と下側の画面とでずらしている。
【0008】また、特開平7−181921号公報に記
載された表示方法においては、LCDである決まった時
点、例えば垂直同期信号の立ち下がりからいくつ目の水
平同期信号が入力された時点というように決められた時
点から書き始められ、予め入力される同期信号に決めら
れた分だけディレイをかけるというものである。
【0009】一方、近時、1280×1024ドットの
SXGA(Super extended graphics array)の解像度
のパネルに、1024×768ドットのXGA(Extend
ed graphics array)、800×600ドットのSVG
A(Super video graphics array)、640×480ド
ットのVGA(Video graphics array)又は640×4
00ドットの画像を映すことが必要とされている。しか
し、上述の公報に開示された方法では、アナログ信号で
のセンタリング処理が困難であると共に、対応する解像
度との関係もあり、実現できないものとなっている。
【0010】特に、小さい解像度のものを等倍センタリ
ング表示する場合には、通常の駆動では、インバリッド
期間以上に額縁部分が大きくなってしまう。従って、こ
のような等倍センタリング表示を実現するためには、額
縁部分に特殊な駆動が必要とされる。このような駆動と
して、例えば複数同時駆動及び早回し駆動がある。
【0011】図13は従来の等倍センタリング表示を行
う液晶表示装置の構成を示すブロック図である。また、
図14は従来の等倍センタリングを行う液晶表示装置の
動作を示すタイミングチャートである。従来の液晶表示
装置には、液晶パネル101内のデータ線(ドレイン
線)を駆動するアナログ水平ドライバ集積回路(IC)
102a乃至102jが設けられており、液晶パネル1
01内の走査線(ゲート線)を駆動する垂直ドライバI
C103a乃至103dが設けられている。
【0012】等倍センタリング表示が行われる際には、
画像データ(バリッド期間のデータ)が液晶パネル10
1の中央に表示され、その周囲に図13中でハッチング
が入れられた額縁部分104が黒色(インバリッド期間
のデータ)で表示される。額縁部分104の水平方向の
幅は、左縁部aと右縁部bとで同一であり、垂直方向の
幅は、上縁部Aと下縁部Bとで同一である。
【0013】図14に示すように、水平ドライバIC1
02a乃至102jが左から右へとデータ線を順次駆動
し、垂直ドライバIC103a乃至103dが上から下
へと走査線を駆動することにより、インバリッド期間内
に左縁部a、右縁部b、上縁部A及び下縁部Bが表示さ
れる。通常、インバリッド期間は、左縁部a及び右縁部
bを表示する期間の和以上であると共に、上縁部A及び
下縁部Bを表示する期間の和以上である。そして、左縁
部a、右縁部b、上縁部A及び下縁部Bを表示する際に
は、前述の早回し駆動又は複数同時駆動が行われる。
【0014】早回し駆動とは、各ドライバへのクロック
を通常より速い周期で送り、アナログ水平ドライバでデ
ータのサンプルホールド動作を速く行い、垂直ドライバ
では通常より速い動作でパネルの走査線(ゲート線)を
走査(オン/オフ動作)させる駆動である。一方、複数
同時駆動とは、1回のクロックで同時に複数のサンプル
ホールド回路を動作させ、複数の走査線(ゲート線)を
走査する駆動である。なお、早回し駆動には、従来の機
能を備えたアナログ水平ドライバ及び垂直ドライバを使
用することで対応することは可能であるが、複数同時駆
動を行う場合には、それに対応するドライバを新たに設
ける必要がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の等倍センタリング駆動には、以下のような問題点があ
る。
【0016】先ず、両駆動方法に共通する問題点とし
て、インバリッド期間に左縁部a及び右縁部b又は上縁
部A及び下縁部Bを個別に表示する必要があるので、そ
の部分を表示させるための早回し駆動又は複数同時駆動
の加減が大きなものになることが挙げられる。
【0017】また、早回し駆動における問題点として、
額縁部分104の早回し駆動期間のために特別に短周期
のクロックが必要とされるため、それに伴って書き込み
時間が通常の表示部と比して短くなり、必要とされる早
回し駆動の周期によっては十分な書き込みが行われない
虞があるということが挙げられる。このように十分な書
き込みが行われない場合には、表示品質に影響が及ぶ。
【0018】複数同時駆動における問題点としては、前
述のようにインバリッド期間に左縁部a及び右縁部b又
は上縁部A及び下縁部Bを個別に表示する必要があるの
で、同時に駆動するデータ線の数が増えることになるこ
とが挙げられる。また、ドライバIC自身に同時に複数
のデータ線を駆動する機能が必要となるが、各縁部を個
別に駆動するため、例えば水平方向の走査では、左縁部
aから等倍表示部への切り替わり時点及び等倍表示部か
ら右縁部bへの切り替わり時点が、解像度毎に相違する
ことになる。これは垂直方向の走査においても同様であ
る。従って、細かい複雑なモード制御がドライバICに
必要となり、ドライバICのコストを上げる要因とな
る。
【0019】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、良好な品質表示を得ることができると共
に、回路構成及び動作の制御を簡略化することができる
液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液晶表示装
置は、液晶パネルと、この液晶パネルの左右両端の画素
から同時に画像の表示を開始し、画面の額縁部分におい
ては前記液晶パネルの水平方向中央に向かって順次デー
タを送る水平画像表示手段と、この液晶パネルの上下両
の画素から同時に画像の表示を開始し、画面の額縁部
分においては前記液晶パネルの垂直方向中央に向かって
順次走査する垂直画像表示手段と、を有することを特徴
とする。
【0021】本発明においては、水平画像表示手段及び
垂直画像表示手段により、液晶パネルの左右両端及び上
下両端から画像の表示が開始されるので、等倍センタリ
ング表示を行う場合には、両端の縁部を同時に表示する
ことになるので、インバリッド期間内に容易かつ確実に
額縁部分を書き込むことが可能である。
【0022】なお、本発明においては、前記液晶パネル
は、その垂直方向に延びる複数本のデータ線と、その水
平方向に延びる走査線と、を有し、前記水平画像表示手
段は、前記データ線の電位を駆動し相互にカスケード接
続された複数個の水平駆動回路を有し、前記垂直画像表
示手段は、前記走査線の電位を駆動し相互にカスケード
接続された複数個の垂直駆動回路を有し、複数個の前記
水平駆動回路のうち両端に位置するものに水平方向の画
像表示開始を示す水平スタートパルスが同時に入力さ
れ、複数個の前記垂直駆動回路のうち両端に位置するも
のに垂直方向の画像表示開始を示す垂直スタートパルス
が同時に入力されてもよい。
【0023】また、前記液晶表示パネルの解像度よりも
低い解像度の画像を表示する際に動作中の前記水平駆動
回路の動作を途中で停止させる水平動作停止手段と、前
記液晶表示パネルの解像度よりも低い解像度の画像を表
示する際に動作中の前記垂直駆動回路の動作を途中で停
止させる垂直動作停止手段と、を有することができる。
【0024】更に、前記水平動作停止手段により動作が
停止された水平駆動回路及びこの水平駆動回路に入力さ
れた水平スタートパルスが経由した全ての水平駆動回路
のシフト方向を反転させる水平方向反転手段と、前記垂
直動作停止手段により動作が停止された垂直駆動回路及
びこの垂直駆動回路に入力された垂直スタートパルスが
経由した全ての垂直駆動回路のシフト方向を反転させる
垂直方向反転手段と、を有することができる。
【0025】更にまた、同時に駆動される前記所定本数
データ線は、この所定本数のデータ線と同時に駆動さ
れない1本以上のデータ線を間に挟んで設定されてお
り、同時に駆動される前記所定本数の走査線は、この所
定本数の走査線と同時に駆動されない1本以上の走査線
間に挟んで設定されていることが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る液晶
表示装置について、添付の図面を参照して具体的に説明
する。図1は本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置
の構成を示すブロック図である。
【0027】第1の実施例には、1280(RGB)×
1024ドットのSXGA(Superextended graphics a
rray)の解像度の液晶パネル1が設けられている。従っ
て、液晶パネル1には、垂直方向に延びる3840本の
データ線(ドレイン線)及び水平方向に延びる1024
本の走査線(ゲート線)が設けられている。この液晶パ
ネル1に、それよりも解像度が低いXGA(1024×
768)、SVGA(800×600)、VGA(64
0×480)等の等倍センタリング表示が行われる。等
倍センタリング表示が行われる際には、画像データ(バ
リッド期間のデータ)が液晶パネル1の中央に表示さ
れ、その周囲に図1中でハッチングが入れられた額縁部
分4が黒色(インバリッド期間のデータ)で表示され
る。額縁部分4の水平方向の幅は、左縁部aと右縁部b
とで同一であり、垂直方向の幅は、上縁部Aと下縁部B
とで同一である。
【0028】また、液晶パネル1内のデータ線を駆動す
るアナログ水平ドライバICが複数個設けられている。
1個の水平ドライバICの出力が384出力である場
合、その個数は10個となる。本実施例においては、水
平ドライバIC2a乃至2jが液晶パネル1の水平方向
で左から右へとこの順で配置されている。更に、液晶パ
ネル1内の走査線を駆動する垂直ドライバICが複数個
設けられている。1個の垂直ドライバICの出力が25
6出力である場合、その個数は4個となる。本実施例に
おいては、垂直ドライバIC3a乃至3dが液晶パネル
1の垂直方向に上から下へとこの順で配置されている。
【0029】なお、水平ドライバICのうちで最も左に
位置する水平ドライバIC2a及び最も右に位置する水
平ドライバIC2jには、同時にスタートパルスHSP
が入力される。また、垂直ドライバICのうちで最も上
に位置する垂直ドライバIC3a及び最も下に位置する
垂直ドライバIC3dには、同時にスタートパルスVS
Pが入力される。そして、隣り合うドライバICは相互
にカスケード接続されており、これらの間でスタートパ
ルスが出入力される。
【0030】また、水平ドライバIC2iにリセット信
号HRSTが入力され、垂直ドライバIC3dにリセッ
ト信号VRSTが入力される。これらのドライバIC
は、等倍センタリング表示時にデータが流れる方向に関
して後側の額縁部分4と等倍センタリング表示部との境
界を担当するドライバである。
【0031】更に、水平ドライバIC2i及び2jに方
向制御信号HR/Lが入力され、垂直ドライバIC3d
に方向制御信号VR/Lが入力される。
【0032】次に、一般的な従来のアナログ水平ドライ
バICと垂直ドライバICの基本ブロック構成及び動作
について説明する。図2は一般的な従来のアナログ水平
ドライバICを簡略化して示すブロック図であり、図3
は一般的な従来の垂直ドライバICを簡略化して示すブ
ロック図である。また、図4は従来のドライバICに使
用されるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャー
トである。
【0033】アナログ水平ドライバICには、図2に示
すように、シフトレジスタ部11、サンプルアンドホー
ルド部12及び出力バッファ部13が設けられている。
シフトレジスタ部11には、水平クロック信号HCKが
入力されるn段のブロックSR1乃至SRnからなるシ
フトレジスタが設けられている。最前段のブロックSR
1には、スタートパルスHSPIが入力され、最後段の
ブロックSRnからは、スタートパルスHSPOが出力
される。サンプルアンドホールド部12には、各レジス
タSR1乃至SRnから出力されたシフトパルスSP1
乃至SPnが立つまでアナログのデータ信号をサンプル
・ホールドするサンプルアンドホールド回路S/H1乃
至S/Hnが設けられている。そして、出力バッファ部
13には、各サンプルアンドホールド回路S/H1乃至
S/Hnから出力されたアナログのデータ信号O1乃至
Onを夫々出力する出力バッファアンプBU1乃至BU
nが設けられている。
【0034】一方、垂直ドライバICには、図3に示す
ように、シフトレジスタ部21及び出力バッファ部23
が設けられている。シフトレジスタ部21には、垂直ク
ロック信号VCKが入力されるn段のブロックSR1乃
至SRnからなるシフトレジスタが設けられている。最
前段のブロックSR1には、スタートパルスVSPIが
入力され、最後段のブロックSRnからは、スタートパ
ルスVSPOが出力される。そして、出力バッファ部1
3には、各ブロックSR1乃至SRnから出力されたシ
フトパルスSP1乃至SPnを夫々出力信号O1乃至O
nとして出力する出力バッファアンプBU1乃至BUn
が設けられている。各出力バッファアンプBU1乃至B
Unには、出力のイネーブル/ディセーブルを制御する
アウトプットイネーブル信号OEが入力される外部端子
が設けられている。なお、出力信号は、液晶パネル1内
の薄膜トランジスタのオン電圧(約20V)又はオフ電
圧(約−10V)のレベルで出力される。
【0035】このように、一般的な従来のアナログ水平
ドライバIC及び垂直ドライバICには、最前段にシフ
トレジスタが配置されている。このシフトレジスタにお
いては、クロック信号HCK又はVCKがシフトレジス
タ部11又は21の各ブロック(D型フリップフロッ
プ)SR1乃至SRnに入力される。そして、1クロッ
ク幅のスタートパルスHSP又はVSPが最前段のブロ
ックに入力されると、シフトレジスタのクロック動作に
より、1クロック幅のシフトパルスSP1乃至SPnと
して1ブロック毎に順次出力していく。このようなシフ
トレジスタの動作により水平ドライバIC及び垂直ドラ
イバICはデータを順番に取り込んでいく。
【0036】次に、上述のように構成された第1の実施
例の液晶表示装置の動作について説明する。図5は本発
明の第1の実施例に係る液晶表示装置の動作を示すタイ
ミングチャートであり、図6は本発明の第1の実施例に
使用されるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャ
ートである。先ず、水平方向の表示動作について説明す
る。
【0037】表示有効期間(バリッド期間)及び無効期
間(インバリッド期間)を備えた1水平走査期間(1
H)のデータが水平同期信号に乗って第1の実施例の液
晶表示装置(LCD)に入力されると、等倍センタリン
グ表示されるバリッド期間のデータの前後にあるインバ
リッド期間のデータにより額縁部分4が、例えば黒色で
描かれる。
【0038】インバリッド期間では、水平方向のスター
トパルスHSPが同じタイミングで最前段と最後段の水
平ドライバIC2a及び2jに入力される。そして、例
えば前回の動作におけるリセット信号HRSTの立ち下
がりと同時に、後側の等倍センタリング表示部と右縁部
bとの境界を担当するドライバIC2i及びそれより右
側に配置されたドライバIC2jに方向制御信号HR/
Lが入力され、シフト方向が等倍センタリング表示が行
われないSXGA表示のときの方向(通常の方向)に対
して逆の方向に設定される。即ち、水平ドライバIC2
i及び2jが担当する領域では、右側から左側へと走査
が行われるように設定される。
【0039】そして、インバリッド期間で左縁部a及び
右縁部bがうまく書き込まれるように、複数同時駆動で
同時駆動数が調整され、左縁部aでは左側から、右縁部
bでは右側から同時に額縁部分4の描画が開始される。
その後、額縁部分4の左縁部a及び右縁部bの書き込み
が終了すると同時に、後側の境界を担当するドライバI
C2iにリセット信号HRSTが入力されて、その中の
シフトレジスタの内容がクリアされる。
【0040】その後、リセット信号HRSTの立ち下が
りと同時に、方向制御信号HR/Lが水平ドライバIC
2i及び2jに入力され、そのシフト方向が通常の方向
に戻される。これと同時に、バリッド期間のデータによ
り等倍センタリング表示部が書き込まれる。そして、等
倍センタリング表示部の書き込みが右縁部bとの境界ま
で達すると、水平ドライバIC2iにリセット信号HR
STが入力されて、その中のシフトレジスタの内容がク
リアされる。このようにして、等倍センタリング表示が
行われる。
【0041】次に、額縁部分4の書き込みを行う際のシ
フトレジスタの動作について更に詳細に説明する。図6
に示すように、シフトレジスタの駆動には、例えば同時
駆動数が4の複数同時駆動が採用される。
【0042】本実施例においては、額縁部分4の書き込
みに使用されるクロック信号の周期は、等倍センタリン
グ表示部の書き込み時のものと同じである。スタートパ
ルスが最前段及び最後段の水平ドライバICに入力され
ると、1番目のクロックでシフトパルスSP1乃至SP
4が生成され、2番目のクロックでシフトパルスSP5
乃至SP8が生成され、3番目のクロックでシフトパル
スSP9乃至SP12が生成され、・・・というよう
に、順次シフトパルスが生成され、データ線(ドレイン
線)が連続して4つずつ同時に駆動される。
【0043】同時駆動数が、例えば16である場合に
は、データ線が連続して16本ずつ同時に駆動され、ア
クティブにされる。この同時駆動数をうまく組み合わせ
て額縁部分4の書き込みが行われる。
【0044】複数同時駆動の方法としては、上述のもの
に限定されることなく、以下のようなものも実現可能で
ある。図7は本発明の第1の実施例に使用されるシフト
レジスタの他の動作を示すタイミングチャートである。
上述のような連続的同時駆動の場合、同時駆動数毎のブ
ロック的な表示品位の劣化の虞がある。そこで、この動
作では、同時アクティブになる箇所を分散させる。な
お、クロック信号の周期は、上述の動作と同様に、等倍
センタリング表示部の書き込み時のものと同じである。
【0045】この動作例では、4つおきでシフトパルス
がアクティブになる。即ち、スタートパルスが最前段及
び最後段の水平ドライバICに入力されると、1番目の
クロックでSP1、SP5、SP9及びSP13が生成
され、2番目のクロックでSP2、SP6、SP10及
びSP14が生成され、3番目のクロックでSP3、S
P7、SP11及びSP15が生成され、・・・という
ように4つおきに4つずつシフトパルスが同時にアクテ
ィブになる。そして、5番目のクロックでSP17、S
P21、SP25及びSP29が生成され、6番目のク
ロックでSP18、SP22、SP26及びSP30が
生成され、・・・というようにシフトパルスが生成され
る(アクティブになる)。
【0046】同時駆動数が、例えば16である場合に
は、データ線が4つおきに16本ずつ同時にアクティブ
にされる。この4飛び同時駆動の場合、最低4クロック
が必要とされ、その制御は同時駆動数に4を乗じたもの
を1単位として行うものとなる。このような制限をも考
慮して、同時駆動数をうまく組み合わせて額縁部分4の
書き込みが行われる。
【0047】なお、垂直方向の表示動作は、水平方向の
動作と同様である。図5においては、垂直方向の表示動
作の際の各信号をかっこ内に記載してある。
【0048】SXGA(1280×1024)の液晶パ
ネル1に、それ以下の解像度の信号を等倍センタリング
表示で映す場合の垂直側制御の一例を表1に示す。ま
た、従来の液晶表示装置における垂直側制御の一例を表
2に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】なお、「SUN」は、サンマイクロシステ
ム社製のワークステーションにおける解像度、「MA
C」は、アップルコンピュータ社製のパーソナルコンピ
ュータにおける解像度、「PC98」は、日本電気株式
会社製のパーソナルコンピュータにおける解像度を示し
ている。また、「SUN」は、サンマイクロシステム社
の商標、「MAC」は、アップルコンピュータ社の商
標、「PC98」は、日本電気株式会社の商標である。
【0052】表1に示す制御の例は、4飛び複数同時駆
動を前提としたものである。この場合、必要な同時駆動
数の数は16と4のみであり、他に駆動数が1である通
常の駆動を組み合わせることにより、各解像度に対応す
ることが可能である。
【0053】一方、表2に示すように、従来の液晶表示
装置で等倍センタリング表示を行う場合には、同時駆動
数が多く、そのためのバリエーションとして4及び16
の駆動数の他に、32、20及び12の駆動数も必要と
なる。そして、額縁部分の表示の際には、それらをほと
んど任意の位置で任意のものに変化させる必要があるの
で、ドライバIC内のシフトレジスタ部の回路構成は極
めて複雑なものである。
【0054】なお、前述のように、額縁部分の駆動に
は、クロックの早回し駆動及び複数同時駆動があるが、
クロックの早回し駆動の場合には、その部分の書き込み
時間が等倍センタリング部分と相違するため、表示品位
が損なわれる虞がある。
【0055】また、第1の実施例においては、通常の機
能に加え、液晶パネル1の駆動途中に同時駆動数を変更
することが可能な複数同時駆動機能が水平ドライバ及び
垂直ドライバに必要とされる。
【0056】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。第2の実施例においては、水平方向の駆動方法が
第1の実施例と相違している。図8は本発明の第2の実
施例に係る液晶表示装置に使用される水平ドライバIC
の構成を示すブロック図である。また、図9は本発明の
第2の実施例に係る液晶表示装置の動作を示すタイミン
グチャートであり、図10は本発明の第2の実施例の水
平ドライバICに使用されるシフトレジスタの動作を示
すタイミングチャートである。なお、図8に示す水平ド
ライバICにおいて、図2に示す水平ドライバICと同
一の構成要素には、同一の符号を付してその詳細な説明
は省略する。
【0057】第2の実施例においては、アナログ水平ド
ライバICのサンプルアンドホールド回路部22に額縁
部分の電圧レベルが外部から直接入力される。そして、
額縁部分の駆動を担当する部分のサンプルアンドホール
ド回路のみから、その外部から入力された電圧レベルが
液晶パネルに出力される。
【0058】また、その部分は予めドライバICに入力
される設定により決定される。そして、スタートパルス
HSPは、図9に示すように、等倍センタリング表示の
バリッドデータの始まりの位置で立つ。スタートパルス
HSPは、最前段のブロックSR1にのみ入力される
が、図10に示すように、額縁部分を担当する部分のブ
ロックを通過し、等倍センタリング表示を行う領域から
通常の動作を行う。
【0059】次に、第3の実施例について説明する。第
3の実施例は、垂直方向の駆動方法が第1及び第2の実
施例と相違している。一般的に垂直ドライバには、図3
に示すように、出力のイネーブル/ディセーブルを制御
するアウトプットイネーブル信号OEが入力される外部
端子が設けられている。そして、アウトプットイネーブ
ル信号OEがハイレベルの期間に、ドライバ全出力がク
ロックに非同期で、オフレベルになる。第3の実施例で
は、この機能を使って額縁部分と等倍センタリング表示
部との後側の境界を制御する。図11は本発明の第3の
実施例に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図であ
る。また、図12は本発明の第3の実施例に係る液晶表
示装置の動作を示すタイミングチャートである。
【0060】第3の実施例においては、後側境界の駆動
を担当する垂直ドライバIC3dに、方向制御信号VR
/L、リセット信号VRST及びスタートパルスVSP
に加え、アウトプットイネーブル信号OEが入力され
る。
【0061】また額縁部分を複数同時駆動で書き終え
ると同時に、アウトプットイネーブル信号OEを一定期
間ハイレベルにする。同様に、等倍センタリング表示部
を書き終えると同時にも、アウトプットイネーブル信号
OEを一定期間ハイレベルにする。これにより、その期
間、垂直ドライバIC3dの出力をオフレベルとし、即
ち垂直ドライバIC3dから出力を出さないようにす
る。
【0062】そして、その期間内において、第1の実施
例と同様に、リセット信号VRSTを垂直ドライバIC
3dに入力し、シフトレジスタの内容をクリアすると共
に、方向制御信号VR/Lのレベルを反転することによ
り、シフト方向を切り換える。
【0063】このように、第3の実施例によれば、アウ
トプットイネーブル機能を使用しているので、より一層
確実かつ安全に表示部の切り換えを行うことが可能とな
る。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
液晶パネルの両端から同時に画像の表示を開始する水平
画像表示手段及び垂直画像表示手段を設けているので、
等倍センタリング表示を容易かつ確実に行うことができ
る。また、そのための回路構成は、駆動の停止及び反転
等が可能なものであれば十分なので、簡略化することが
できる。従って、コストの上昇を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】一般的な従来のアナログ水平ドライバICを簡
略化して示すブロック図である。
【図3】一般的な従来の垂直ドライバICを簡略化して
示すブロック図である。
【図4】従来のドライバICに使用されるシフトレジス
タの動作を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置の動
作を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の第1の実施例に使用されるシフトレジ
スタの動作を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第1の実施例に使用されるシフトレジ
スタの他の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例に係る液晶表示装置に使
用される水平ドライバICの構成を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施例に係る液晶表示装置の動
作を示すタイミングチャートである。
【図10】本発明の第2の実施例の水平ドライバICに
使用されるシフトレジスタの動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図11】本発明の第3の実施例に係る液晶表示装置の
構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施例に係る液晶表示装置の
動作を示すタイミングチャートである。
【図13】従来の等倍センタリング表示を行う液晶表示
装置の構成を示すブロック図である。
【図14】従来の等倍センタリングを行う液晶表示装置
の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1;液晶パネル 2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g、2h、2
i、2j;水平ドライバ 3a、3b、3c、3d;垂直ドライバ 4;額縁部分 11;シフトレジスタ部 12;サンプルアンドホールド部 13;出力バッファ部 HRST、VRST;リセット信号 HSP、VSP;スタートパルス HR/L、VR/L;方向制御回路 HCK、VCK;クロック HSPI、HSPO、VSPI、VSPO;スタートパ
ルス OE;アウトプットイネーブル信号

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶パネルと、この液晶パネルの左右両
    の画素から同時に画像の表示を開始し、画面の額縁部
    分においては前記液晶パネルの水平方向中央に向かって
    順次データを送る水平画像表示手段と、この液晶パネル
    の上下両端の画素から同時に画像の表示を開始し、画面
    の額縁部分においては前記液晶パネルの垂直方向中央に
    向かって順次走査する垂直画像表示手段と、を有するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶パネルは、その垂直方向に延び
    る複数本のデータ線と、その水平方向に延びる走査線
    と、を有し、前記水平画像表示手段は、前記データ線の
    電位を駆動し相互にカスケード接続された複数個の水平
    駆動回路を有し、前記垂直画像表示手段は、前記走査線
    の電位を駆動し相互にカスケード接続された複数個の垂
    直駆動回路を有し、複数個の前記水平駆動回路のうち両
    端に位置するものに水平方向の画像表示開始を示す水平
    スタートパルスが同時に入力され、複数個の前記垂直駆
    動回路のうち両端に位置するものに垂直方向の画像表示
    開始を示す垂直スタートパルスが同時に入力されること
    を特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記液晶表示パネルの解像度よりも低い
    解像度の画像を表示する際に動作中の前記水平駆動回路
    の動作を途中で停止させる水平動作停止手段と、前記液
    晶表示パネルの解像度よりも低い解像度の画像を表示す
    る際に動作中の前記垂直駆動回路の動作を途中で停止さ
    せる垂直動作停止手段と、を有することを特徴とする請
    求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記水平動作停止手段により動作が停止
    された水平駆動回路及びこの水平駆動回路に入力された
    水平スタートパルスが経由した全ての水平駆動回路のシ
    フト方向を反転させる水平方向反転手段と、前記垂直動
    作停止手段により動作が停止された垂直駆動回路及びこ
    の垂直駆動回路に入力された垂直スタートパルスが経由
    した全ての垂直駆動回路のシフト方向を反転させる垂直
    方向反転手段と、を有することを特徴とする請求項3に
    記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 所定本数の前記データ線の電位が前記水
    平駆動回路により同時に駆動され、所定本数の前記走査
    線の電位が前記垂直駆動回路により同時に駆動されるこ
    とを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の
    液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 同時に駆動される前記所定本数データ
    線は、この所定本数のデータ線と同時に駆動されない1
    本以上のデータ線を間に挟んで設定されており、同時に
    駆動される前記所定本数の走査線は、この所定本数の走
    査線と同時に駆動されない1本以上の走査線を間に挟ん
    で設定されていることを特徴とする請求項5に記載の液
    晶表示装置。
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