JP3358087B2 - 光電スイッチ - Google Patents

光電スイッチ

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JP3358087B2
JP3358087B2 JP15244491A JP15244491A JP3358087B2 JP 3358087 B2 JP3358087 B2 JP 3358087B2 JP 15244491 A JP15244491 A JP 15244491A JP 15244491 A JP15244491 A JP 15244491A JP 3358087 B2 JP3358087 B2 JP 3358087B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検知対象物体の有無に
応じてオン・オフする光電スイッチに関し、特に、3台
以上のスイッチ間の相互干渉を防止する相互干渉防止機
能を備えた光電スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】パルス変調型の光電スイッチでは、投光
パルスに同期した受光入力だけを取り出し、その他の期
間に入った受光入力は禁止するいわゆる同期ゲート方式
が採用されている。この方式では、非連続的な雑音光に
対しては誤動作防止の効果がある。しかし、光電スイッ
チを複数個並列した場合には、他の光電スイッチの投射
光の影響により誤動作することがある。このような不都
合を解消した相互干渉防止機能付き光電スイッチが特開
昭58−73888号公報および特開昭58−7388
9号公報に示されている。
【0003】図7は従来の相互干渉防止機能を備えた光
電スイッチの電気的構成を示す概略ブロック図である。
図8(a)(b)(c)はそれぞれ図7に示すA,B,
C点の信号波形図である。次に、図7および図8を参照
して、従来の相互干渉防止機能付き光電スイッチ51に
ついて説明する。光電スイッチ51は、投光素子2、投
光素子駆動回路3、発振回路4a、受光素子5、信号処
理回路6aおよび出力回路7を備える。
【0004】投光素子2は、検知対象物体に検知用光を
出射するためのものである。発振回路4aは、パルス信
号を出力するものである。投光素子駆動回路3は、発振
回路4aからのパルス信号を受け、パルス信号と同期し
たパルス光が出射されるよう投光素子2を駆動するもの
である。受光素子5は、検知対象物体からの反射光を電
気信号に変換するものである。信号処理回路6aは、受
光素子5の出力信号のうち、一定レベル以上の波高値を
持つ信号のみを波形整形し、一定幅T1の矩形波に変換
する波形整形回路と、投光パルスに同期した受光入力だ
けを取り出すゲート回路と、ゲート回路により取り出さ
れた受光信号を積分する積分回路と、発振回路4aによ
りパルス信号が出力される直前に受光信号が与えられた
とき、発振回路4aのパルス出力を一時的に停止する制
御回路とを含む。出力回路7は、信号処理回路6aに含
まれる積分回路により連続して所定回数の受光信号が計
数されたことに応じて、対象物体が検知されたことを示
す信号をケーブル8に出力するものである。
【0005】図7に示す光電スイッチ51において、投
光素子2の前方を覆って投光素子2の光が受光素子5に
入らないようにし、かつ、このとき他の光電スイッチの
投光素子から出射されたパルス光が受光素子5に入射し
たものとする。このときの受光素子5の受光信号を図8
(b)に示す。発振回路4aは、コンデンサ52を含
む。コンデンサ52の信号波形を図8(c)に示す。コ
ンデンサ52は、所定の電圧レベルまで充電され、その
後放電する。その放電期間中に投光素子2にパルス電流
が与えられてパルス光が出射されるようになっており、
通常は一定周期T0で投光信号を出力している。投光素
子2に与えられる信号を図8(a)に示す。
【0006】信号処理回路6aに含まれる制御回路は、
コンデンサ52の電圧レベルにより投光する直前という
タイミングを検知し、図8(b)に示すような投光直前
の受光信号B1を検知したことに応じて、コンデンサ5
2の充電を一時的に停止し、投光素子2の投光周期を投
光直前に受光のない場合の周期T0よりも長い周期T
(=T0+受光信号の幅T1=一定値)とすることによ
り、投光タイミングをずらすようにしている。(なお、
投光直前に検知した受光信号がなくなってから、直ちに
あるいは一定時間後に投光信号を出力するようにしたも
のもある。)
【0007】このようにして、他の光電スイッチからの
投射光を受光した場合、発振回路の動作が一時的に停止
されるので、投光タイミングが遅れ、他の光電スイッチ
の投射光のタイミングを外してパルス光を発生すること
になり、そのため、自他の投射光が重なり合うことが少
なくなる。従って、2台の光電スイッチを並べて設置し
た場合には、一方の光電スイッチの投光直後に他方の光
電スイッチが投光を行うよう動作するので、2台の光電
スイッチの相互干渉を防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成を有する従来の光電スイッチにあっては、光
電スイッチを3台以上並設した場合には、充分に相互干
渉防止機能が働かなかった。
【0009】例えば、図6は、接近して並設された3台
の反射型光電スイッチ1a,1b,1cの前方を対象物
体11が通過中のようすを示している。対象物体11
は、光電スイッチ1a,1b,1cの前方をV方向に移
動しており、いま光電スイッチ1a,1bの前方を通過
中で、これから光電スイッチ1cの前方に差しかかろう
としている。このとき、光電スイッチ1aの投光素子2
aから出射された検知用光は検出物体11の表面で反射
(拡散)し、その反射光aaは光電スイッチ1aの受光
素子3aに入射し、反射光abは光電スイッチ1bの受
光素子3bに入射し、反射光acは光電スイッチ1cの
受光素子3cに入射している。また、光電スイッチ1b
の投光素子2bから出射された検知用光による反射光b
a,bb,bcは、それぞれ光電スイッチ1a,1b,
1cの各受光素子3a,3b,3cに入射している。一
方、光電スイッチ1cの投光素子2cから出射された検
知用光coは、検出物体11によって反射されることな
く、前方へ通過しているとする。
【0010】図9(イ)〜(ヘ)は、これらの光電スイ
ッチ1a,1b,1cがいずれも従来例の光電スイッチ
51であるとした場合の各光電スイッチ1a,1b,1
cの受光信号および投光信号を表わしており、同図
(イ)(ロ)は光電スイッチ1aの受光信号及び投光信
号、同図(ハ)(ニ)は光電スイッチ1bの受光信号及
び投光信号、同図(ホ)(ヘ)は光電スイッチ1cの受
光信号及び投光信号をそれぞれ表わしている。いま、光
電スイッチ1a,1cが、図9(ロ)(ヘ)の破線で示
した時期に投光信号53,54を出力しようとする直前
に、投光信号55によって光電スイッチ1bから投光さ
れた光パルスの反射光ba,bcを受光したとする。こ
れにより光電スイッチ1a,1cの投光周期が受光信号
レベルに関係なく一定時間T1だけ長くなり、投光信号
55から遅れて各投光信号56,57が出力されるの
で、光電スイッチ1a,1cと光電スイッチ1bとの相
互干渉が防止されるが、光電スイッチ1aおよび1c間
では、投光タイミングが一致して相互干渉するという問
題があった。例えば、図9(ホ)(ヘ)のように光電ス
イッチ1aからの反射光acが光電スイッチ1cで受光
されており、図6のように光電スイッチ1cの前方に検
出物体11が存在しないにもかかわらず、光電スイッチ
1cは検出物体11を誤検出する。
【0011】本発明は、叙上の従来例の欠点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、3台以上
の光電スイッチを並べて設置した場合にも、相互干渉を
防止できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光電スイッチ
は、パルス信号を出力する発振回路と、前記発振回路の
出力信号に応じてパルス光を外部に出射するための発光
手段と、外部からの光を受光して受光信号を出力するた
めの受光手段と、前記発振回路が出力するパルス信号に
同期した前記受信信号だけを取り出すゲート回路及び前
記ゲート回路により取り出された受光信号を積分する積
分回路を有する信号処理回路と、前記発振回路のパルス
信号発生直前の期間に前記受光手段に受光信号が生じた
ことに応答して前記発振回路のパルス周期を変化させる
発振周期制御手段とを備えた光電スイッチにおいて、前
記発振周期制御手段が、前記発振回路のパルス信号発生
直前の期間に生じた前記受光手段の受光信号レベルに応
じて前記パルス周期変化量を制御するようにしたことを
特徴としている。
【0013】
【作用】3台以上の光電スイッチを並列に設置した場
合、その設置位置の違いや設置誤差、検出用光の広がり
等のため、例えば2台以上の光電スイッチが他の光電ス
イッチから投光された検出用光の反射光を受光しても各
光電スイッチ毎に受光信号レベルは異なっている。
【0014】本発明の光電スイッチにあっては、例えば
2台の光電スイッチが投光直前に他の光電スイッチから
の反射光を受光しても、光電スイッチ毎に投光するまで
の停止時間が異なるので、投光タイミングが一致するこ
とがなく、相互干渉が防止される。したがって、3台以
上の光電スイッチを並列に設置した場合にも、相互干渉
を防止することができ、光電スイッチの信頼性を高める
ことができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による光電スイッ
チの電気的構成を示す概略ブロック図である。図1を参
照して、この光電スイッチ1について説明する。本実施
例の光電スイッチ1は、投光素子2、投光素子駆動回路
3、発振回路4、受光素子5、信号処理回路6、出力回
路7及び発振周期制御回路9を備える。
【0016】投光素子2は、検知対象物体11に検知用
光を出射するためのものである。発振回路4は、パルス
信号を出力するものである。投光素子駆動回路3は、発
振回路4からのパルス信号を受け、パルス信号と同期し
たパルス光が出射されるよう投光素子2を駆動するもの
である。受光素子5は、検知対象物体11からの反射光
を電気信号に変換するものである。信号処理回路6は、
受光素子5の出力信号のうち、一定レベル以上の波高値
を持つ信号のみを波形整形し、矩形波に変換する波形整
形回路と、投光パルスに同期した受光入力だけを取り出
すゲート回路と、ゲート回路により取り出された受光信
号を積分する積分回路とを含む。出力回路7は、信号処
理回路6に含まれる積分回路により連続して所定回数の
受光信号が計数されたことに応じて、対象物体が検知さ
れたことを示す信号をケーブル8に出力するものであ
る。また、信号処理回路6から発振周期制御回路9へ
は、波形成形前の受光信号が出力されている。発振周期
制御回路9は、発振回路4よりパルス信号が出力される
直前に信号処理回路6から受光信号が与えられた場合に
は、この受光信号から受光量レベルを求め、求めた受光
量に応じた時間だけ発振回路4のパルス出力を一時的に
遅延させる制御回路とを含む。言い換えると、発振周期
制御回路9は、発振回路4よりパルス信号が出力される
直前に信号処理回路6から受光信号が与えられた場合に
は、発振回路4における投光信号の周期を受光量に応じ
て一時的に変化させる。
【0017】いま、図6に示すように、接近して並設さ
れた3台の反射型光電スイッチ1a,1b,1cの前方
を対象物体11がV方向に通過中であるとする。図2
(イ)〜(ヘ)は、これらの光電スイッチ1a,1b,
1cがいずれも上記実施例の光電スイッチ1であるとし
た場合の各光電スイッチ1a,1b,1cの受光信号お
よび投光信号を表わしており、同図(イ)(ロ)は光電
スイッチ1aの受光信号及び投光信号、同図(ハ)
(ニ)は光電スイッチ1bの受光信号及び投光信号、同
図(ホ)(ヘ)は光電スイッチ1cの受光信号及び投光
信号をそれぞれ表わしている。光電スイッチ1a,1c
が、図2(ロ)(ヘ)の破線で示した時期に投光信号1
2,13を出力する直前に、投光信号14によって光電
スイッチ1bから投光された光パルスの反射光ba,b
cを受光したとする。このとき、各光電スイッチ1a,
1b,1c間の設置位置の違いや設置誤差、検知用光の
広がりその他の理由によって、一般に各光電スイッチ1
a,1cが受光した反射光ba,bcの受光強度は異な
っている。いまの場合でいえば、図2(イ)に示されて
いる反射光baの光電スイッチ1aにおける受光量は、
図2(ホ)に示されている反射光bcの光電スイッチ1
cにおける受光量よりも大きくなっている。このため図
2(ロ)(ヘ)に破線で示した本来の投光タイミングが
一致していても、光電スイッチ1aの投光タイミングは
比較的大きな時間T2遅れ、光電スイッチ1cの投光タ
イミングは比較的小さな時間T3遅れるので、両光電ス
イッチ1a,1cの投光信号15,16は一致せず、光
電スイッチ1cの投光後に光電スイッチ1aが投光さ
れ、両光電スイッチ1a,1c同志の相互干渉が防止さ
れる。こうして、各光電スイッチ1a,1b,1cの投
光タイミングがずれると、光電スイッチ1a,1b,1
cは各々一定周期T0で投光動作を行うので、その後も
相互干渉が防止される。そして、投光タイミングが重な
り合う寸前になると、再び上記のようにして相互干渉し
ないよう各光電スイッチ1a,1b,1cの投光タイミ
ングが一時的に変化させられるのである。
【0018】上記実施例では、3台の光電スイッチの場
合について説明したが、4台以上でも各光電スイッチ毎
に受光量が異なるので、同様にして相互干渉を防止する
ことができる。また、上記実施例では、受光素子の受光
量に応じて投光タイミングを遅らせる時間を決めたが、
受光信号の最大値のレベルに応じて投光タイミングを遅
らせるようにしてもよい。さらに、受光量や受光信号の
最大値にほぼ反比例させて遅れ時間を決めてもよい。
【0019】図3に受光部21、発振周期制御回路9、
発振回路4、投光素子駆動回路3及びゲート信号発生回
路23の具体回路図を示す。受光部21においては、抵
抗R1と受光素子5を直列に接続したものを電源電圧ラ
インとアースの間に接続してあり、抵抗R1と受光素子
5の間の中点電圧がコンデンサC1を介して増幅器22
に入力されている。この増幅器22の出力電圧V1は、
コンデンサC2を介して信号処理回路6に入力されてい
る。したがって、受光量に比例して受光素子5に流れる
電流は、負電圧に変換され、増幅器から増幅されて出力
される。この増幅器22で増幅された電圧V1を図5
(a)に示す。
【0020】発振周期制御回路9では、帰還抵抗R3及
び入力抵抗R2を有するオペアンプ24の非反転入力に
基準電圧電源25を接続し、コンデンサC3を介して増
幅器22の出力を入力抵抗R2に接続されている。オペ
アンプ24の出力は、抵抗R4を介してカレントミラー
回路27を構成する一方のトランジスタ26aに接続さ
れており、カレントミラー回路27を構成する他方のト
ランジスタ26bには発振回路4が接続される。
【0021】発振回路4では、電源電圧Vccを分圧抵
抗R6,R7,R8,R12で分圧した電圧V5=(R
7+R8+R12)Vcc/(R6+R7+R8+R1
2)をオペアンプ30の反転入力に入力させてある。電
源電圧ライン33とアースライン34との間には、定電
流回路28とコンデンサC4を直列に挿入してあり、コ
ンデンサC4の高圧側をオペアンプ30の非反転入力に
接続してある。また、電源電圧ライン33とアースライ
ン34の間には、発光ダイオードのような投光素子2
と、投光素子駆動回路3を構成する駆動用トランジスタ
32及び抵抗R11の直列接続体を挿入してあり、駆動
用トランジスタ32のベースにオペアンプ30の出力を
接続してある。また、オペアンプ30の非反転入力とア
ースライン34との間には、抵抗R5とトランジスタ2
9を直列にして接続してあり、トランジスタ29のベー
スには抵抗R9を介してオペアンプ30の出力が接続さ
れている。さらに、分圧抵抗R12と並列に接続された
トランジスタ31のベースには、オペアンプ30の出力
が抵抗R10を介して接続されている。しかして、定電
流回路28からコンデンサC4に充電され、コンデンサ
電圧V3が反転入力電圧V5を超えると、駆動用トラン
ジスタ32がオンとなり、投光素子2から検出用光が投
射されると共にトランジスタ29がオンとなってコンデ
ンサC4に充電されていた電荷がトランジスタ29を通
して放電され、同時にトランジスタ31がオンとなって
オペアンプ30の反転入力電圧がV6=(R7+R8)
Vcc/(R6+R7+R8)に低下し、トランジスタ
29に流れる電流が増大するためにコンデンサC4の電
荷が急速に放電される。こうして、発振回路4において
コンデンサC4の電圧V3がV5に達する度に投光素子
2からパルス状の検知用光が投光される。このコンデン
サC4の電圧V3の変化を図5(c)に示し、オペアン
プ30から出力される投光信号V4を図5(d)に示
す。
【0022】投光直前の受光信号を監視するゲート信号
V2を出力させるためのゲート信号発生回路は、主とし
てトランジスタ35、比較器36及びD−FF(D−フ
リップフロップ)37から構成されている。比較器36
の非反転入力にはコンデンサ電圧V3が入力され、反転
入力には抵抗R7及びR8の中点電圧V7が入力されて
おり、比較器36の出力はD−FF37のクロック(c
lock)端子に接続されている。D−FF37のクリ
ア(clear)端子は、トランジスタ35を介して接
地されており、トランジスタ35のベースには抵抗R1
3を介してオペアンプ30から出力される投光信号V4
が入力されている。D−FF37のD端子は電源電圧V
ccに保たれており、Q端子からゲート信号V2が出力
されている。したがって、D−FF37のQ端子出力
(ゲート信号V2)は、クロック信号V8の立ち上がり
によってオン(H)となり、クリア信号V9の立ち下が
りによってオフ(L)となる。また、D−FF37のQ
端子は、カレントミラー回路27に接続されている。
【0023】図4はゲート信号発生回路23の動作を示
す波形図であって、図4(a)は投光信号V4の信号波
形、同(b)はコンデンサ電圧V3と抵抗R7及びR8
間の中点電圧V7の各信号波形、同(c)はクロック端
子へ入力されるクロック信号V8の波形、同(d)はク
リア端子へ入力されるクリア信号V9の波形、同(e)
はQ端子から出力されるゲート信号V2の波形である。
前述のように、コンデンサ電圧V3は、コンデンサC4
の充電により上昇し、コンデンサ電圧V5がオペアンプ
30の反転入力電圧V5に達すると、オペアンプ30か
ら投光信号V4が出力され、同時に、トランジスタ29
がオンしてコンデンサC4が放電することによりコンデ
ンサ電圧V3が低下する。また、中点電圧V7は、投光
信号V4が出力されていない時にはハイレベルH7(<
V5)にあるが、投光信号V4が出力されてトランジス
タ31がオンになると、ローレベルL7に下がる。この
ようすを図4(a)及び(b)に示している。したがっ
て、コンデンサ電圧V3が投光時の電圧V5に達する前
にそれよりも小さな電圧H7に達すると、図4(c)の
ように比較器36から出力されるクロック信号V8が立
ち上がり、ゲート信号V2がオンとなる。一方、オペア
ンプ30から投光信号V4が出力されてトランジスタ3
5がオンされると、図4(d)のようにクリア信号V9
が立ち下がるので、ゲート信号V2がオフとなる。した
がって、Q端子より出力されるゲート信号V2は、図4
(e)のように投光直前のある期間の間だけオンとな
る。
【0024】ゲート信号V2は、カレントミラー回路2
7においてトランジスタ26aのコレクタ及び両トラン
ジスタ26a,26bのベースに入力されているので、
ゲート信号V2がオフ(L)の場合には、カラントミラ
ー回路27の両トランジスタ26a,26bがオフとな
り、カレントミラー回路27を通じてコンデンサC4か
ら放電されない。これに対し、ゲート信号V2がオン
(H)の場合には、カレントミラー回路27の各トラン
ジスタ26a,26bがオンとなるので、受光素子5が
反射光を受光した場合にはオペアンプ24の出力からは
受光素子5の受光量に応じた電流が流れ、カレントミラ
ー回路27の発振回路4を接続された側のトランジスタ
26bには受光強度に応じた電流が流れる。この結果、
ゲート信号V2がオンの場合には、コンデンサC4に充
電されていた電荷がトランジスタ26bを介して放電さ
れ、コンデンサC4の電圧は受光素子5の受光量に比例
した電圧だけ低下させられる。
【0025】図5(a)は図3の回路における受光部2
1の増幅器22の出力信号V1を、同(b)は投光直前
の受光信号を監視するためのゲート信号V2を、同
(c)は発振回路のコンデンサ電圧V3を、同(d)は
投光素子駆動用トランジスタ32に入力される投光信号
V4をそれぞれ示すタイムチャートである。また、図5
(a)において、41,43,44はノイズ、42,4
5は自らの投光による受光信号とする。このタイムチャ
ートに従って説明すると、ゲート信号V2がオフ(L)
の期間では、ノイズ43が入っても無視され、一定の速
度でコンデンサ電圧V3が増加し、ゲート信号がオン
(H)の期間では、ノイズ41,44が入るとその受光
量に応じた電荷がカレントミラー回路27を通してコン
デンサC4から放電され、コンデンサ電圧がΔV31及
びΔV32だけ低下する。すなわち、図5(a)のノイ
ズ41よりもノイズ44のほうが受光量が大きいので、
図5(c)におけるコンデンサ電圧の低下ΔV32がΔ
V31よりも大きくなっており、ノイズ44を受光した
時にコンデンサ電圧V3が放電開始電圧V5に達するま
での時間が長くなり、図5(d)の投光パルスの遅延時
間T4よりも投光パルスの遅延時間T5が大きくなる。
すなわち、受光信号の受光量に応じて投光周期が一時的
に長くなるのである。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、前記発振回路のパルス
信号発生直前の期間に生じた前記受光手段の受光信号レ
ベルに応じて前記パルス周期変化量を制御するようにし
ているので、例えば2台の光電スイッチが投光直前に他
の光電スイッチからの反射光を受光しても、光電スイッ
チ毎に投光時期の遅れが異なり、投光タイミングが一致
することがない。したがって、3台以上の光電スイッチ
を並列に設置した場合にも、光電スイッチ同志の相互干
渉を防止することができ、光電スイッチの信頼性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光電スイッチの電気的
構成を示す概略ブロック図である。
【図2】同上の実施例による光電スイッチを3台並べて
設置した場合の各光電スイッチの受光信号および投光信
号を示す図である。
【図3】同上の実施例における発振周波数制御回路およ
び発振回路の一例を示す具体回路図である。
【図4】図3の電気回路におけるゲート信号発生回路の
動作を説明するための各部の波形図である。
【図5】図3の電気回路における電圧V1,V2,V
3,V4の変化を示すタイムチャートである。
【図6】光電スイッチを3台並べて設置した場合の、各
光電スイッチの投射光および入射光を示す図である。
【図7】従来例による光電スイッチの電気的構成を示す
概略ブロック図である。
【図8】図7のA,B,C点における各信号波形図であ
る。
【図9】従来例の光電スイッチを3台並べて設置した場
合の各光電スイッチの受光信号および投光信号を示す図
である。
【符号の説明】
2 投光素子 3 投光素子駆動回路 4 発振回路 5 受光素子 6 信号処理回路 7 出力回路 9 発振周期制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−206822(JP,A) 特開 平2−230816(JP,A) 特開 平2−285277(JP,A) 特開 昭63−250215(JP,A) 特開 昭57−136179(JP,A) 実開 昭62−133437(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス信号を出力する発振回路と、前記
    発振回路の出力信号に応じてパルス光を外部に出射する
    ための発光手段と、外部からの光を受光して受光信号を
    出力するための受光手段と、前記発振回路が出力するパ
    ルス信号に同期した前記受信信号だけを取り出すゲート
    回路及び前記ゲート回路により取り出された受光信号を
    積分する積分回路を有する信号処理回路と、前記発振回
    路のパルス信号発生直前の期間に前記受光手段に受光信
    号が生じたことに応答して前記発振回路のパルス周期を
    変化させる発振周期制御手段とを備えた光電スイッチに
    おいて、 前記発振周期制御手段が、前記発振回路のパルス信号発
    生直前の期間に生じた前記受光手段の受光信号レベルに
    応じて前記パルス周期変化量を制御するようにしたこと
    を特徴とする光電スイッチ。
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