JP3357002B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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Description
し、特に心臓の断層画像を計測する装置に関する。
合、当該臓器の並進運動のために正確な計測を行えない
場合がある。例えば、左室の断層画像上において、マニ
ュアル設定された左室中心から放射状に複数の領域を設
定し、各領域ごとに心腔面積の変化をグラフ表示するよ
うな場合、心臓の並進運動によって演算誤差が発生す
る。上記グラフ表示は、例えば動きの鈍い心筋梗塞部位
を特定するためのものであるが、並進運動の成分がグラ
フに反映されると、その診断に影響を与える。また、心
腔輪郭の抽出やその面積演算のために、断層画像に対し
ては、例えば楕円形状の関心領域がユーザー指定され、
その関心領域内において各種の処理が実行されるが、そ
の場合においても、並進運動の影響が大きいと、本来の
心腔輪郭に対して適切に関心領域を設定するのが困難と
なる。もちろん、関心領域の設定は拡張末期における心
腔が最大となった状態で行われるが、それでも場合によ
ってはプローブの位置ずれや呼吸などによって、関心領
域の設定が不適切になる場合もある。
−232971号、特願平8−64116号が挙げられ
る。
ものであり、その目的は、運動臓器の診断に適する超音
波診断装置を提供することにある。
に、本発明は、超音波の送受波により得られた画像デー
タを処理して各フレームごとに心腔の輪郭像を生成する
輪郭像生成手段と、前記輪郭像に基づいて、その内部に
存在する所定の基準点の座標を演算する基準点演算手段
と、前記各フレームの輪郭像ごとに所定の画像処理を実
行する適応型処理手段と、を含み、前記適応型処理手段
は、生体信号に基づく各周期ごとの所定タイミングでの
前記所定の基準点を関心領域の原点として、前記各フレ
ームの輪郭像上で心腔の周囲に関心領域を設定する関心
領域設定手段と、前記生体信号に基づく各周期ごとの所
定タイミングでの前記所定の基準点を分割中心点とし
て、前記各フレームの輪郭像を分割中心点から放射状に
複数に分割して複数の分割領域を設定する領域分割手段
と、前記各フレームの輪郭像ごとに、前記関心領域内で
前記各分割領域ごとに画像処理を実行する画像処理手段
と、を有し、前記所定の基準点が生体信号に基づく各周
期ごとに更新され、各周期内では前記関心領域の原点及
び前記分割中心点が保持されることを特徴とする。ここ
で、望ましくは、前記基準点は前記輪郭像の重心点であ
る。
の処理をフレームごとに実行する場合において、生体信
号に基づく各周期ごとの所定タイミングで心腔内に基準
点が演算され、その基準点を利用して画像処理を行え
る。よって、画像処理に当たって、心臓の運動による影
響を排除又は軽減できる。
波ごとに更新されることがよい。
前記輪郭像内における各データの水平座標を加算する手
段と、前記水平座標の加算結果を前記輪郭像内のデータ
数で除算して重心点の水平座標を演算する手段と、前記
輪郭像内における各データの垂直座標を加算する手段
と、前記垂直座標の加算結果を前記輪郭像内のデータ数
で除算して重心点の垂直座標を演算する手段と、を含
む。
図面に基づいて説明する。
好適な実施形態が示されており、図1はその要部構成を
示すブロック図である。
データが取り込まれ、そのエコーデータは所定の処理を
経た後、デジタルスキャンコンバータ(DSC)10内
のフレームメモリ12に格納される。そのフレームメモ
リ12から各アドレスのエコーデータが順次出力され
る。
理の外縁をなすROIのアドレスを発生する装置であ
り、本実施形態において、そのROIの初期値は例えば
ユーザー指定される。初期設定後のROIは後述のよう
に自動設定(更新)されることになる。
タのみを通過させる回路である。すなわち、ゲート回路
14の一方の入力端子にはROI発生器16から出力さ
れるROIを表すアドレスが入力され、ゲート回路14
はROI内に属するアドレスのエコーデータのみを抽出
する。
データは、輪郭抽出部18に入力される。この輪郭抽出
部18はエコーデータに対するフィルタリングによるノ
イズ除去、圧縮伸長処理を利用した処理、二値化処理等
の各処理を実行し、結果として例えば心臓の左室の輪郭
に相当する輪郭像を抽出する回路である。すなわち、本
実施形態において、輪郭抽出部18から二値化データが
出力され、その二値化データの値によって輪郭の内外が
表される。
されるフレームごとの二値化像に対して、フレームごと
に重心演算を実行し、輪郭内における重心座標を演算す
る回路である。その重心座標は、本実施形態において、
サンプルホールド回路24、輪郭抽出部18及び分割部
22に出力されている。
R波に同期して重心座標をサンプルし、その座標をホー
ルドする回路であり、これにより各周期ごとに重心座標
が更新されることになる。サンプルホールド回路24か
ら出力されるホールドされた重心座標はROI発生器1
6に出力され、ROI発生器16はその重心座標をRO
Iの中心座標としてROIを発生させる。
後述するような手法によってエッジ検出が行われる場
合、その基準となる原点として重心座標が利用される。
て、その輪郭像内の重心座標を原点とし、その原点から
放射状に複数(例えば4本)の分割ラインを設定するこ
とにより、輪郭像内部を複数の分割領域に分割する手段
である。
算する手段であり、グラフ作成部32は、各分割領域の
面積の変化あるいは変化率をグラフとして作成する手段
である。このように作成されたグラフは表示部34に表
示される。
ルホールド回路24の出力がROI発生器16に入力さ
れているが、重心座標を平均化する平均化部26を設
け、その平均化された重心座標をROI発生器16に出
力して、平均化された重心座標を原点としてROIを発
生させるようにしてもよい。
おける処理例が示されている。セクタ状の断層画像10
0内には、例えば左室の断面が示されており、それを取
り囲むように楕円ROI102が設定される。上述のよ
うに、そのROI102は初期設定段階においてマニュ
アルでその中心座標及び大きさが設定され、初期設定以
後においては、演算される重心座標に従って自動的に更
新される。すなわち、重心座標をROIの原点として各
フレームごとにROIが設定されることになる。
わちROIの原点P1から放射状に多数の参照ライン1
04を設定し、各参照ライン104上においてエッジ検
出を行うことにより左室内向の輪郭103を特定してい
る。そのような処理の前提として上述のような二値化処
理が行われており、もちろん、そのようなエッジ検出に
よらずに二値化処理のみによって輪郭抽出を行うことも
できる。いずれにしても、輪郭抽出部18によって輪郭
像が抽出されることになる。
る。本実施形態において分割部22は、重心座標を分割
中心点P2として輪郭103内を複数の分割領域に分割
する。図3に示す例では、4本の分割ライン106によ
って、輪郭103内部が四分割されている。各分割領域
がS1〜S4で示されている。
うな各分割領域の面積変化を表す極性をもったグラフ1
08を作成する。この場合、面積そのものを表すのでは
なく、面積の変化率を表してもよい。また、面積ではな
く、図3に示した分割ラインの長さや心壁の厚みをグラ
フとして表示するようにしてもよい。
ごとの所定タイミングで重心座標を決定し、それを基準
として画像処理を実行するので、心臓の並進運動などに
よる影響を極力排除して精度のよい演算を行うことが可
能となる。
例が示されている。加算器40,42には、輪郭抽出部
18から出力される二値化データが入力される。具体的
には、加算器42は各データとX座標が入力され、加算
器42には、各データのY座標が入力される。加算器
は、輪郭内に属する全てのデータに関して各座標の加算
を行う。
る全てのデータすなわちピクセルの個数を演算する回路
である。セレクタ46は、加算器40,42の何れかの
出力を選択するものであり、その選択された値が除算器
48に入力されている。除算器48は、加算器40の加
算結果または加算器42の加算結果を総ピクセル数で除
算することにより、重心のX座標とY座標を演算する回
路である。すなわち、セレクタ46の選択により、重心
のX座標かY座標かが演算される。
構成により、迅速に重心点の座標を演算することが可能
となる。なお、重心点の利用形態としては、上述したも
のには限られず、各種の画像処理をあげることができ
る。特に、各フレームごとに重心点が演算され、R波に
同期した重心点に従った座標系において画像処理を行う
ので、運動臓器の運動成分をキャンセルして精度のよい
画像処理あるいは超音波計測を行うことができる。
運動臓器の超音波診断を高精度に行うことができる。
すブロック図である。
す図である。
る。
I発生器、18 輪郭抽出部、20 重心演算部、22
分割部、30 面積演算部、32 グラフ作成部、3
4 表示部。
Claims (4)
- 【請求項1】 超音波の送受波により得られた画像デー
タを処理して各フレームごとに心腔の輪郭像を生成する
輪郭像生成手段と、 前記輪郭像に基づいて、その内部に存在する所定の基準
点の座標を演算する基準点演算手段と、 前記各フレームの輪郭像ごとに所定の画像処理を実行す
る適応型処理手段と、 を含み、 前記適応型処理手段は、 生体信号に基づく各周期ごとの所定タイミングでの前記
所定の基準点を関心領域の原点として、前記各フレーム
の輪郭像上で心腔の周囲に関心領域を設定する関心領域
設定手段と、 前記生体信号に基づく各周期ごとの所定タイミングでの
前記所定の基準点を分割中心点として、前記各フレーム
の輪郭像を分割中心点から放射状に複数に分割して複数
の分割領域を設定する領域分割手段と、 前記各フレームの輪郭像ごとに、前記関心領域内で前記
各分割領域ごとに画像処理を実行する画像処理手段と、 を有し、 前記所定の基準点が生体信号に基づく各周期ごとに更新
され、各周期内では前記関心領域の原点及び前記分割中
心点が保持される ことを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記基準点は前記輪郭像の重心点であることを特徴とす
る超音波診断装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記基準点は、心電信号のR波ごとに更新されることを
特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記基準点演算手段は、 前記輪郭像内における各データの水平座標を加算する手
段と、 前記水平座標の加算結果を前記輪郭像内のデータ数で除
算して重心点の水平座標を演算する手段と、 前記輪郭像内における各データの垂直座標を加算する手
段と、 前記垂直座標の加算結果を前記輪郭像内のデータ数で除
算して重心点の垂直座標を演算する手段と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01632199A JP3357002B2 (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01632199A JP3357002B2 (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000210287A JP2000210287A (ja) | 2000-08-02 |
JP3357002B2 true JP3357002B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=11913232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01632199A Expired - Fee Related JP3357002B2 (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
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JP2003325521A (ja) * | 2002-05-10 | 2003-11-18 | Kansai Electric Power Co Inc:The | 心筋機能評価システム |
JP5526401B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2014-06-18 | 国立大学法人東京農工大学 | 心室壁情報抽出装置 |
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-
1999
- 1999-01-25 JP JP01632199A patent/JP3357002B2/ja not_active Expired - Fee Related
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