JP3355426B2 - 輸液容器 - Google Patents

輸液容器

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JP3355426B2 JP16913694A JP16913694A JP3355426B2 JP 3355426 B2 JP3355426 B2 JP 3355426B2 JP 16913694 A JP16913694 A JP 16913694A JP 16913694 A JP16913694 A JP 16913694A JP 3355426 B2 JP3355426 B2 JP 3355426B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は輸液容器、より詳しくは
他の薬剤容器と連通可能な連通手段と、薬液取出口とを
備えた輸液容器に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、病院等の医療現場にお
いて、ガラスバイアル等の薬剤容器に密封された粉末製
剤や凍結乾燥製剤、固形製剤などの乾燥製剤は、使用時
に別に保存されている蒸留水や生理食塩水、ブドウ糖液
等の溶解液又は希釈液と混合溶解又は希釈させて患者に
投与していた。そしてこのような薬剤の調製は、主とし
てシリンジや両頭針或いは特殊連結管等の連通具を用い
て混合溶解することにより行われていた。
【0003】しかし、上記の方法では操作が煩雑で手間
がかかり、操作時に細菌汚染の危険性があるため、例え
ば経時的に不安定な抗生物質を封入したバイアル瓶と、
溶解液を入れた可撓性のプラスチック容器を穿刺針を介
して一体に組み合わせた容器が開発されるようになって
きた(例えば特公平5−72830号公報参照)。
【0004】この容器は混合操作を簡便に無菌的に行う
ことができる等の利点を有するが、廃棄時にはガラスバ
イアル、可撓性容器及び連通具を分離するのに大変手間
がかかって、廃棄処理が困難であり、従って現在クロー
ズアップされている医療用廃棄物の処理の容易性という
要求を満足できないという問題があった。また、この容
器は部品点数が多いので、製造コストが高くなってい
た。また更にその廃棄部品数も多く存在するので、使用
済みの医療用具の廃棄に多くの経費が必要となる医療現
場にとって好ましいとは言い難い。
【0005】上記問題を解決できる輸液容器として、ガ
ラスバイアル等の薬剤容器を収納せず、部品点数が少な
い構成からなる輸液容器が開発されている(例えば特開
平5−337163号公報参照)。
【0006】しかし、該輸液容器は、連通具である両頭
針がその構成上完全に固定されていないので、薬剤容器
又は溶解液容器との連通操作がスムースに行えないこと
があった。
【0007】しかも、上記に挙げた輸液容器は、両頭針
からなる連通具を使用しており、一方の穿刺針は溶解液
等が封入された可撓性容器の連通口に備えたゴム栓又は
閉鎖膜を穿刺し、他方は例えば抗生剤等を封入したガラ
スバイアル等の薬剤容器の口部に穿刺されるため、異物
等の混入の危険性が高かった。
【0008】本発明はこのような従来の問題点を一掃す
ることを目的としてなされたものである。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明は、内部に溶解
液又は希釈液などのような薬液が封入された可撓性プラ
スチック製容器本体に、他の薬液容器への連通手段と薬
液取出口とをそれぞれ備えた輸液容器において、上記連
通手段は、上記容器本体内に連通し且つ他の薬剤容器の
口部に穿刺可能な穿刺針と、該穿刺針に同心状に一体に
組合せられていて、連通時に他の薬剤容器を支持可能な
支持部材とを構成要素として含み、上記穿刺針にはゴム
部材からなるゴム内層を備えた保護キャップが被冠され
ており、この被冠状態において保護キャップのゴム内層
は上記穿刺針の周りにシールを形成して該穿刺針を無菌
並びに液密状態に保持し、保護キャップと連通手段との
間には、保護キャップを被冠状態に拘束する拘束機構が
備えられ、該拘束機構は、保護キャップの回動動作によ
り、拘束位置と非拘束位置とを選択的にとり得るよう構
成されていることを特徴とする輸液容器に係る。
【0010】本発明において、可撓性プラスチック製の
容器本体は、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオ
レフィン系樹脂、軟質の塩化ビニル樹脂やエチレン酢酸
ビニル共重合体等の可撓性に優れたプラスチック材料で
形成され、その内部には注射用蒸留水、ブドウ糖、生理
食塩水、電解質液、アミノ酸液、脂肪乳剤等の薬液が封
入される。
【0011】また他の薬剤容器としてはガラスバイアル
等を例示でき、その内部には、例えば抗生剤、抗癌剤、
ステロイド剤、血栓溶解剤又はビタミン剤等の吸湿性、
易酸化性及び易熱変性の粉末剤が封入されている。
【0012】連通手段としての穿刺針及び支持部材の材
質は、耐薬品性がよければ特に限定されず、例えば、ポ
リプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂
が使用される。
【0013】穿刺針に被冠される保護キャップはキャッ
プ本体と、該本体の内面の全面に積層一体化されたゴム
部材からなる内層とから構成されている。
【0014】キャップ本体は好ましくはポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート等
のプラスチック樹脂材料で形成され、特に硬質のものを
好適に使用する。
【0015】またゴム内層は穿刺針の無菌性及び薬液の
密封性を維持するためのものであり、その材質としては
耐薬品性が良いものであって例えば天然ゴム、イソプレ
ンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、
ニトリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴム
部材、或いはオレフィン系、ウレタン系、スチレン系の
エラストマー樹脂等のゴム部材から構成される。尚、キ
ャップ本体とゴム内層との積層一体化の手段としては、
例えば嵌合や接着剤を使用した接着手段、或いはインサ
ート成形、2色成形等による一体成形等が挙げられる。
【0016】〔作用〕本発明輸液容器によれば、通常時
は保護キャップに備えたゴム内層により、穿刺針の無菌
性及び薬液の密封性を保持できる。一方用時には、保護
キャップを所定角度回動し拘束機構から解放した後に取
り外し、次いで穿刺針を他の薬剤容器の口部に刺入して
輸液容器と他の薬剤容器との内部連通を行い、しかる後
に他の薬剤容器を下にして輸液容器内の薬液を穿刺針を
通じて他の薬剤容器内に導入することにより、薬剤と薬
液との混合溶解ひいては薬液調整を行うことができる。
調整された薬液は輸液容器の薬液取出口に輸液セット等
を接続して患者に投与することができる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の1実施例を添附図面にもとづ
き説明すると次の通りである。
【0018】図1に本発明の1実施例における輸液容器
の全体が示されている。
【0019】本実施例において、輸液容器はバッグタイ
プの可撓性プラスチック製の容器本体1を備え、該容器
本体1は例えば2枚重ねの可撓性プラスチックフィルム
の周囲にヒートシール手段を適用して周辺シール1aを
形成することにより得られる。
【0020】上記容器本体1内には、溶解液又は希釈液
などのような薬液2が封入され、更に周辺部の適宜の個
所例えば下端に輸液セットを適用して輸液の注出を行う
ための薬液取出口3が、また上端にガラスバイアル等の
他の薬剤容器a(図8参照)と連通可能な連通手段4が
備えられている。
【0021】図2の分解図に拡大して示すように、連通
手段4は、他の薬剤容器aの口部bに穿刺可能な中空の
穿刺針5と、連通時に他の薬剤容器aを支持可能な支持
部材6とを備え、穿刺針5の基端側には管状部7が連成
されている。
【0022】管状部7は図1に示すように容器本体1の
周辺シール1aを構成している表,裏のフィルムの間で
溶着手段などの適用により挟持固定され、穿刺針5を容
器本体1内に連通する連通部と、更に連通手段4を容器
本体1に一体的に取付ける取付け部とを兼ね備えてい
る。
【0023】穿刺針5は例えばプラスチック特に硬質の
ものを用いて成形される。穿刺針5として図3には先端
部付近に3個所に通孔5aを設けたものが示されている
が、針形状並びに通孔5aの数は特に制限されない。
【0024】支持部材6は例えばプラスチック製であ
り、射出成形手段などを適用して穿刺針5と同時一体成
形することができる。
【0025】支持部材6は他の薬剤容器aとの連通時に
該薬剤容器aを充分に支持できるような形状のものであ
ればよく、例えば図2に示すように上記薬剤容器aの口
部周辺の形状に近いもの、とりわけ内径が上部に向って
拡大されている鉢型形状のものが適当である。
【0026】穿刺針5は支持部材6の底部6aの中心部
に一体に保持され、該穿刺針5の上端は支持部材6の上
端より少し手前で終結している。
【0027】連通手段4の穿刺針5には、該穿刺針5を
使用時まで無菌並びに液密状態に保持するための保護キ
ャップ8が備えられる。
【0028】保護キャップ8は鞘状であってプラスチッ
ク製のキャップ本体8aと、該本体8aの内面全体に積
層一体化されたゴム部材からなるゴム内層8bとから構
成されている。
【0029】被冠状態において、保護キャップ8のゴム
内層8bの内面全面を穿刺針5の外面全面にしっかりと
密着させるために、該キャップ8の内空部8cの内径
は、穿刺針5の外径と略々等しいかあるいはこれより僅
かに小さく設定されている。
【0030】保護キャップ8のゴム内層8bはキャップ
本体8aに対し一体に嵌着結合されていてもよいし、あ
るいは一体成形により一体に結合されていてもよい。
【0031】保護キャップ8を被冠状態に拘束するため
に、該キャップ8と支持部材6との間に、拘束機構9が
備えられる。
【0032】拘束機構9は、図4,5に示すように保護
キャップ8の下端部の外周面の一部から外方へ突出する
180゜間隔配置の一対の被係合部9a,9aと、支持
部材6の胴部6bの下端部の内周面の一部から内方へ突
出する一対の係合部9b,9bとを備え、係合部9b,
9bと支持部材6の底部6aとの間には、間隙9c,9
cが形成されている。この間隙9c,9cは係合部9
b,9bの下面側に被係合部9a,9aを外側方から進
入させ、該係合部9b,9bに係合させるためのもので
ある。
【0033】図5に仮想線で示すように拘束機構9が非
拘束状態にあるときは、被係合部9a,9aは係合部9
b,9bより外れた位置を占めている。
【0034】図5に示す状態で、保護キャップ8を所定
角度例えば90゜回動すると、被係合部9a,9aは回
動につれ仮想線で示す位置から回動方向に移動し間隙9
c,9c内に外側方から進入し、図5に実線で示すよう
に係合部9b,9bと一致する拘束位置を占める。
【0035】この拘束位置においては、被係合部9a,
9aの上面が係合部9b,9bの下面に係合し、保護キ
ャップ8を被冠状態に拘束する。
【0036】被係合部9a,9a及び係合部9b,9b
として図では平面扇形のものを1対ずつ備えた場合が示
されているが、拘束位置と非拘束位置とを選択的にとり
得るような構成を有している限り、その平面形状並びに
形成個数は特に制限されない。
【0037】拘束状態に保持できる角度範囲として図5
では約50゜のものが示されているが、この角度範囲は
あまり大きいと保護キャップ8の取外しに不便であり、
またあまり小さいと拘束保持が不安定になるので、30
゜〜80゜程度が適当である。
【0038】尚、支持部材6の底部6aのうち、係合部
9b,9bの直下に位置する部分6a1 は、射出成形時
における型抜きを考慮し、開口されている。
【0039】支持部材6は上端の外周部に中心を挟んで
対向する一対の耳部10,10を有し、該耳部10,1
0において、吊り具11(図1参照)を支持している。
【0040】保護キャップ8の被冠状態において穿刺針
5の周りにシールを形成するために、図2〜3に示すよ
うに支持部材6の底面6aの上面に、穿刺針5と同心に
て且つ保護キャップ8のゴム内層8bの下面に充当する
位置にリング突部12が形成されている。
【0041】リング突部12は保護キャップ8の被冠拘
束状態に於ては、図4に示すようにゴム内層8bの下面
にくい込み、ゴム内層8bをリング突条12に沿って保
有弾性に抗し圧縮変形させる。
【0042】図6に拡大して示すように、ゴム内層8b
の圧縮変形部8b1 は、一方においてはリング突条12
に圧着してシール13を形成し、他方においては保護キ
ャップ8を介し被係合部9a,9aを押し上げ係合部9
b,9bの下面に圧着係合させる働きをする。
【0043】リング突条12を設ける代わりに、図7に
示すように、ゴム内層8bの下端をキャップ本体8aの
下端より下方へ突出させ、この突出部14を保護キャッ
プ8の被冠拘束時に保有弾性に抗し圧縮変形させるよう
な構成を採用してもよい。リング突条12及び突出部1
4は場合によっては併用してもよい。
【0044】本発明輸液容器の通常時の状態が図4に示
されている。この通常時においては図6に拡大して示す
ように、保護キャップ8の下端と支持部材6の底部6a
との間には、リング突条12により圧縮変形されたゴム
内層8bからなるシール13が形成されているので、こ
のシール13の働きで穿刺針5は無菌並びに液密状態に
保持される。
【0045】さらに、穿刺針5の針穴の先端開口5aよ
り基端側においては、保護キャップ8のゴム内層8bの
内周面が穿刺針5の外周面に完全密着しているので、先
端開口5aからシール13に向かう薬液2(図1参照)
の浸入を防止でき、穿刺針5の外周面を使用時まで乾燥
状態、即ち薬液2で濡れていない状態に保持できる。
【0046】さらに拘束機構9を構成している被係合部
9a,9aと係合部9b,9bとの間では、ゴム内層8
bの圧縮変形部8b1 の押上げ力を受けて圧着係合が生
じているので、通常時例えば輸送,保管時に振動などを
受けても被係合部9a,9aが回動変位して係合部9
b,9bより外れるという危険性がなく、保護キャップ
8を被冠状態に安定確実に拘束することができる。
【0047】使用に際しては、保護キャップ8をゴム内
層8b、特に圧縮変形部8b1 の保有弾性に抗し押し下
げると、被係合部9a,9aは係合部9b,9bへの圧
着から解放されるので、保護キャップ8を押下げつつ所
定角度回動して拘束機構9の拘束から解放することによ
り、保護キャップ8を簡単に取り外すことができる。
【0048】保護キャップ8を取り外した後は、図8に
示すように穿刺針5を他の薬剤容器aの口部bに刺入し
て輸液容器の容器本体1と他の薬剤容器aとの内部連通
を行い、しかる後に他の薬剤容器aを下にして輸液容器
の容器本体1内の薬液2を穿刺針5を通じて他の薬剤容
器a内に導入することにより、薬剤と薬液との混合溶解
ひいては薬液調整を行うことができる。調整された薬液
は常法通り容器本体1に備えた薬液取出口3に輸液セッ
ト等を接続して患者に投与することができる。
【0049】薬液投与後は、容器本体1,保護キャップ
8及び他の薬剤容器aの3個のパーツに分けられて廃棄
される。
【0050】
【発明の効果】本発明輸液容器によれば次の効果が得ら
れる。
【0051】(a)部品が容器本体と保護キャップの2
部品であり、部品点数が少ないので、製造コストが安
く、低価格に提供できる。
【0052】(b)穿刺針は輸液容器内に予め連通され
ており、これらの間には従来品に見られるようなゴム
栓,閉塞膜などのシール部分が存在しないので、連通操
作時における異物の混入の危険性を軽減できる。
【0053】(c)穿刺針は輸液容器内に予め連通され
ているので、連通操作が簡単で手間がかからず、操作者
の負担を軽減できる。また連通操作が簡単なので誤操作
の入る余地がなく、無菌的に混合溶解することができ
る。
【0054】(d)穿刺針は輸液容器の容器本体に固定
され、かつ穿刺針の周りには他の薬剤の支持部材が設け
られているので、他の薬剤容器との連結操作を安定確実
に行うことができる。
【0055】(e)保護キャップの被冠拘束状態におい
ては、該キャップに備えたゴム内層が圧縮変形して穿刺
針の周りの適所にシールを形成するので、部品数が少な
いにも拘わらず穿刺針を用時まで無菌並びに液密状態に
安定確実に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す1部切欠き正面図であ
る。
【図2】連通手段の穿刺針から保護キャップを取外して
示す縦断面図である。
【図3】連通手段の平面図である。
【図4】連通手段の穿刺針に保護キャップを被冠拘束し
た状態を示す縦断面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】シールの形成状況を示す拡大図である。
【図7】リング突条に代わるシール形成手段を示す縦断
面図である。
【図8】他の薬剤容器との内部連通状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 容器本体 2 薬液 3 薬液取出口 4 連通手段 5 穿刺針 6 支持部材 7 管状部 8 保護キャップ 9 拘束機構 10 耳部 11 吊り具 12 リング突部 13 シール 14 ゴム内層の突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−54889(JP,A) 特開 平6−7409(JP,A) 特開 平8−24316(JP,A) 実開 平2−86536(JP,U) 実開 平4−71939(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61J 1/05 A61J 1/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に溶解液又は希釈液などのような薬液
    が封入された可撓性プラスチック製容器本体に、他の薬
    液容器への連通手段と薬液取出口とをそれぞれ備えた輸
    液容器において、上記連通手段は、上記容器本体内に連
    通し且つ他の薬剤容器の口部に穿刺可能な穿刺針と、該
    穿刺針に同心状に一体に組合せられていて、連通時に他
    の薬剤容器を支持可能な支持部材とを構成要素として含
    み、上記穿刺針にはゴム部材からなるゴム内層を備えた
    保護キャップが被冠されており、この被冠状態において
    保護キャップのゴム内層は上記穿刺針の周りにシールを
    形成して該穿刺針を無菌並びに液密状態に保持し、保護
    キャップと連通手段との間には、保護キャップを被冠状
    態に拘束する拘束機構が備えられ、該拘束機構は、保護
    キャップの回動動作により、拘束位置と非拘束位置とを
    選択的にとり得るよう構成されていることを特徴とする
    輸液容器。
  2. 【請求項2】拘束機構が、保護キャップの下端部外周の
    一部から外方へ突出する少なくとも2つの被係合部と、
    支持部材の下端部内周の一部から内方へ突出して上記被
    係合部と上下方向に係合できる少なくとも2つの係合部
    とを備え、被係合部は保護キャップの回動動作により、
    係合部に係合する係合位置と、係合部から外れる非係合
    位置とを選択的にとり得るよう構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の輸液容器。
  3. 【請求項3】支持部材が被冠拘束状態において保護キャ
    ップの下端を受止する底部を備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の輸液容器。
  4. 【請求項4】支持部材の底部上面に穿刺針と同心のリン
    グ突部が形成され、該リング突部は被冠拘束状態におい
    て保護キャップのゴム内層の下端面にくい込みシールを
    形成するよう構成されていることを特徴とする請求項3
    記載の輸液容器。
  5. 【請求項5】保護キャップのゴム内層が該キャップの下
    端から下方へ突出され、該突出部は保護キャップの被冠
    拘束状態において、支持部材の底部により圧縮変形され
    てシールを形成するよう構成されていることを特徴とす
    る請求項3又は4項記載の輸液容器。
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