JPH1111597A - タンクローリ車の荷卸制御装置 - Google Patents

タンクローリ車の荷卸制御装置

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JPH1111597A
JPH1111597A JP17221597A JP17221597A JPH1111597A JP H1111597 A JPH1111597 A JP H1111597A JP 17221597 A JP17221597 A JP 17221597A JP 17221597 A JP17221597 A JP 17221597A JP H1111597 A JPH1111597 A JP H1111597A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は異なる出荷管理方式に対応して油液
の積込みを受けることができることを課題とする。 【解決手段】 タンクローリ車5には、荷卸しする際に
操作される荷卸し操作盤54と、油槽所で各ハッチ42
a〜42gに積み込まれた油種、数量を記憶し、各ハッ
チ42a〜42gの油液を荷卸しする際の制御を行う荷
卸しコンピュータ55とが搭載されている。荷卸しコン
ピュータ55のCPU92は、積込み時に油種データが
入力された入力手段(ハッチ油種プラグ30a〜30g
あるいはカードリーダライト73)を識別すると共に、
吐出口用油種プラグ56,57から入力された油種デー
タとハッチ油種プラグ30a〜30gあるいはカードリ
ーダライト73から入力された油種データとを照合して
油種が一致したときのみ荷卸しを許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンクローリ車の荷
卸制御装置に係り、特に複数のハッチに積込まれた油液
がハッチ積込み情報に基づいて配送先の地下タンクへ荷
卸しされるよう構成したタンクローリ車の荷卸制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油液の運搬手段としてタンクロ
ーリ車のハッチに油液を積み込んで各給油所等に配送す
る方法が採られている。タンクローリ車は、給油所等か
ら注文のあった油種、数量を油槽所で積み込まれる。そ
の際、タンクローリ車の運転者は、予約のあった配送
先、油種、数量、積み込むべきハッチ番号等が記載され
た伝票に基づいて各ハッチに油液を積み込む。そして、
給油所に到着すると、運転者は伝票に記載された配送
先、油種、数量、ハッチ番号を確認すると共に地下タン
クの油種を確認して給油所の地下タンクに荷卸しする。
【0003】ところが、油槽所において、上記のような
方法で油液の積込み作業を行う場合、運転者が伝票の記
載事項を読み間違えるおそれがあった。そのため、人為
的ミスにより、例えばガソリンを積み込むべきハッチに
軽油を積み込んでしまう可能性があった。このように、
タンクローリ車のハッチに別の油種を積み込んでしまっ
た場合、そのことに気づかずに給油所の地下タンクへ荷
卸すると、地下タンクで異油種混合事故(コンタミネー
ション)が生じてしまう。
【0004】そこで、油槽所では、各ハッチへの積込み
を正確に行うため、タンクローリ車に油液を積み込む際
に、油液の出荷状況を各タンクローリ車のハッチ毎に管
理している。このハッチ管理システムは、ホストコンピ
ュータと出荷ステージに設置された出荷制御装置とに各
出荷データを管理している。そして、各ハッチに積み込
まれた積込み情報は、各タンクローリ車毎に発行された
車番カードに記憶させるようになっている。
【0005】このハッチ管理システムでは、ホストコン
ピュータに接続されたハッチ設定器により予約データの
中から各タンクローリ車のハッチ番号に対応する油種、
数量、配送先等の情報を各ハッチ毎に割り付けている。
そして、運転者は、ハッチ設定器のプリンタで印字され
た伝票を受け取ると、タンクローリ車を出荷ステージに
移動させる。
【0006】出荷ステージでは、カードリーダに車番カ
ードを読み込ませることによりホストコンピュータから
当該タンクローリ車に積み込むべき予約データが出荷制
御装置に転送される。出荷制御装置では、この転送され
た予約データと、運転者が積込み設定器を操作して設定
した油種、数量とを照合して一致している場合のみ積込
みを許可している。そのため、出荷制御装置において、
予約データと積込み設定器に設定された油種、数量とが
不一致の場合には、出荷を禁止する。
【0007】このような、ハッチ管理システムは、比較
的大掛かりな設備投資が必要であるので、油槽所を新設
する際に導入される場合が多い。これに対し、既存の油
槽所でも油液の積込み時に油種データを記録媒体に記憶
させる簡易型のシステムも開発されている。この簡易型
システムは、油種キー方式と呼ばれる方式である。この
油種キー方式では、出荷ステージの各ローディングアー
ムに設けられた油種キーをタンクローリ車の各ハッチに
設けられた油種プラグに接続し、油種キーからの信号を
検出して油種を車載コンピュータに入力するようになっ
ている。
【0008】尚、油種キーの内部には、油種に応じた抵
抗が設けられているので、油種プラグに接続されて通電
されると、油種に応じた電圧を油種信号として出力する
ことができる。そして、上記ハッチ管理方式と油種キー
方式とは、タンクローリ車の各ハッチに油液を積み込む
際に行う積込み情報の記憶方法が相違している。すなわ
ち、上記ハッチ管理方式の場合はハッチの積込み情報が
車番カードに記憶される。また、油種キー方式の場合
は、ハッチの積込み情報が車載コンピュータに記憶され
る。
【0009】油液の積込み作業が終了したタンクローリ
車は、配送先の給油所へ移動する。タンクローリ車が配
送先の給油所に到着すると、運転者は車番カード又は車
載コンピュータに記憶されたハッチの積込み情報から各
ハッチに積み込まれた油種を確認する。そして、地下タ
ンクの注油口近傍に設けられた銘板等を見て地下タンク
の油種が例えばガソリンであることを確認する。
【0010】例えばガソリンを荷卸しする場合、荷卸し
ホースの一端がガソリンが積み込まれたハッチの吐出口
に接続され、荷卸しホースの他端がガソリン用の地下タ
ンクに設けられた注油口に接続される。荷卸しホースの
接続が完了すると、タンクローリ車の当該ハッチの底弁
が開弁される。これで、ハッチのガソリンが給油所の地
下タンクに荷卸しされる。
【0011】以下、軽油、灯油の荷卸し時も同様な操作
が行なわれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タンクローリ車の荷卸制御装置では、油槽所のシステム
に対応してハッチ管理方式、あるいは油種キー方式の何
れかの方式でハッチの積込み情報が入力されるように装
備されているので、タンクローリ車の装備によって対応
できる油槽所が自ずと決められてしまう。そのため、例
えばハッチ管理システムに対応したタンクローリ車が1
回目の配送が終了して2回目の配送予定の油液を積み込
む際、配送先の近くにある油槽所を利用しようとしても
その油槽所では油種キー方式である場合、油液の積込み
が行えない。よって、タンクローリ車は、次回配送予定
の地域から離れたハッチ管理方式の油槽所まで移動しな
ければならない。そのため、油槽所に戻って油液が積み
込まれた後、次回配送予定の地域に移動することになる
ので、タンクローリ車の移動時間が長くなって配送効率
が低くくなる。
【0013】そこで、本発明は上記問題を解決したタン
クローリ車の荷卸制御装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、油槽所でタンクローリ車のハッチに油液
が積み込まれる際、出荷ステージで入力手段により各ハ
ッチ毎に積み込まれる油液の情報が入力されると共にハ
ッチ積み込み情報を管理するタンクローリ車の荷卸制御
装置において、前記入力手段を複数種有し、前記油槽所
で油液を各ハッチに積み込む際、複数種の入力手段のう
ちいずれかの入力手段により前記積込み情報が入力され
たかを認識する入力認識手段と、前記入力認識手段によ
り認識された入力手段から入力される各ハッチ毎の積込
み情報が記憶される記憶手段と、該記憶手段から前記ハ
ッチの積込み情報を読み込むハッチ情報読み込み手段
と、該ハッチ情報読み込み手段により読み込まれた前記
ハッチの積込み情報に基づいて前記ハッチに積み込まれ
た油液の荷卸しを許可する荷卸し許可手段と、を備えて
なることを特徴とするものである。
【0015】従って、上記請求項1記載の発明によれ
ば、油槽所で油液を各ハッチに積み込む際、複数種の入
力手段のうちいずれかの入力手段により積込み情報が入
力されたかを認識し、ハッチ情報読み込み手段により読
み込まれたハッチの積込み情報に基づいてハッチに積み
込まれた油液の荷卸しを許可するため、例え出荷管理シ
ステムの異なる油槽所で油液の積込みを受ける場合で
も、その出荷管理システムに対応した入力手段からハッ
チの積込み情報を対応する記憶手段に記憶させることが
可能になる。そのため、ハッチに積み込まれた油液を荷
卸しする場合、入力手段の相違に拘わらず、同一油種の
タンクに荷卸しできると共に、油種の異なるタンクへの
荷卸しを禁止できる。
【0016】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載のタンクローリ車の荷卸制御装置において、入力
手段は、カードリーダと油種キーコネクタとからなるこ
とを特徴とするものである。従って、上記請求項2記載
の発明によれば、カードリーダと油種キーコネクタとか
らなる入力手段を有するため、カードリーダのみが設置
されている油槽所でも油種キーコネクタのみが設置され
ている油槽所でも容易に油液の積込みが行える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は油槽所のハッチ管理シス
テムの概略構成を示す構成図である。図1に示す油槽所
には、ハッチ毎に油液の積込みを管理するハッチ管理シ
ステムが採用されている。このハッチ管理システムは、
大略、出荷現場に設置された出荷装置1と、出荷現場か
ら離れた事務所内に設置されたハッチ設定器2と、出荷
管理コンピュータとしてのホストコンピュータ3とより
構成されている。
【0018】上記ハッチ設定器2及びホストコンピュー
タ3は、油槽所の入口に設けられた事務所内に設置され
ている。ハッチ設定器2は、カードリーダライト8,デ
ィスプレイ本体9,キーボード10,プリンタ11,C
PU12等よりなる。また、出荷装置1は、出荷制御装
置4及びカードリーダライト14,ハッチカードリーダ
を有するリモートスイッチボックス16,アース装置1
7,積込み設定器18等よりなる。
【0019】ホストコンピュータ3は出荷装置1の出荷
制御装置4及びハッチ設定器2と接続されている。ま
た、油槽所のホストコンピュータ3は、後述するように
公衆回線13を介して顧客である各給油所の端末装置1
5と通信可能に接続されている。そして、ホストコンピ
ュータ3は、給油所から端末装置15を介して注文(液
種及び数量)があると、これらの注文を予約データ内の
予約情報として記憶装置3aの予約データファイルに記
憶させる。
【0020】出荷制御装置4は、各出荷ステージ7毎に
設けられている。また、出荷制御装置4は、タンクロー
リ車5毎に配付された車番カード27がカードリーダラ
イト14により読み取られると、該当する車両番号の予
約データをホストコンピュータ3に要求する。そして、
出荷制御装置4では、該当する車両番号の予約データが
ホストコンピュータ3から転送されると、この予約デー
タが有している液種、数量がタンクローリ車5に出荷さ
れるように出荷制御を行う。
【0021】タンクローリ車5はタンク6内が複数のハ
ッチに仕切られており、各ハッチの容量は例えば1キロ
リットル、2キロリットル、4キロリットルといった具
合に異なっている。そして、タンクローリ車5は出荷ス
テージ7に到着すると、ハッチ設定器2により設定され
た液種がタンク6の各ハッチに積み込まれる。ここで、
タンクローリ車5が油槽所に到着すると、運転者は、各
タンクローリ車5毎に発行された車番カード27をハッ
チ設定器2のオペレータに渡す。ハッチ設定器2のオペ
レータは、ハッチ設定器2のカードリーダライト8に車
番カード27を挿入し、車番カード27に記憶された車
番コードを読み取らせる。
【0022】ハッチ設定器2は、カードリーダライト8
により車番カード27から車番コードを読み取ると、該
当する車両番号の予約データをホストコンピュータ3に
要求する。そして、ホストコンピュータ3より車両番号
に対応する予約データがハッチ設定器2に送信される
と、ハッチ設定器2はこの予約データが有している予約
情報に基づいてタンクローリ車5の各ハッチに積込むべ
き液種及び数量を割り付ける。また、ハッチ設定器2
は、割り付けられた各ハッチ毎の液種・数量をハッチ情
報が印字された伝票をプリンタ11より発行する。
【0023】積込み設定器18は、作業者が各出荷ポイ
ント毎の積み込むべき数量を設定するためのものであ
る。積込み設定器18には、積込量を設定する積込量設
定スイッチ18a,出荷開始させるスタートスイッチ1
8b,出荷を停止させる停止スイッチ18cが配設され
ている。また、本実施例のリモートスイッチボックス1
6と積込み設定器18とは、一体化された状態でローデ
ィングアーム25に取り付けられている。
【0024】油液が貯溜された貯溜タンク(図示せず)
に接続されて油液を給送する給送配管19には、ポンプ
20,ストレーナ21,流量計22,定流量弁23,定
量弁24が配設されている。さらに、給送配管19の先
端にはローディングアーム25が接続されている。尚、
出荷ステージ7において、ローディングアーム25が1
本しか示されていないが、実際には各液種毎に複数本が
設けられている。
【0025】さらに、出荷ステージ7には、ハッチ設定
器2により割り付けられた各ハッチ毎の積み込むべき液
種を表示する予約量表示器26が設けられている。その
ため、作業者は、予約量表示器26の表示内容を見て上
記積込み設定器18を操作することができる。出荷制御
装置4は、後述するようにスタートスイッチ18bがオ
ンに操作されるとポンプ20を起動して定量弁24を開
弁する。そして、流量計22の流量パルス発信器22a
からの流量パルスを積算し積込量設定スイッチ18aに
より設定された流量が出荷されたとき定量弁24を閉弁
させる。
【0026】図2はハッチ設定器2のCPU12が実行
する処理のフローチャートである。ハッチ設定器2のC
PU12は、ステップS11(以下「ステップ」を省略
する)において、ハッチ設定器2のカードリーダライト
8に挿入された車番カード27に記憶されている車番デ
ータを読み込む。次のS12では、車番カード27から
読み込んだ車番データに対応する予約データをホストコ
ンピュータ3に要求する。
【0027】これに対し、ホストコンピュータ3は、当
該車番データに対応する予約データをハッチ設定器2へ
送信する。ハッチ設定器2のCPU12は、S23にお
いて、予約データが受信された否かをチェックする。そ
して、予約データが受信されると、S14に進む。S1
4では、予約データに基づいて当該タンクローリ車5に
積み込まれる油液のハッチ割り付け処理を実行する。ハ
ッチ割り付け処理後、S15に進み、カードリーダライ
ト14に挿入されている車番カード27にハッチ積込み
データ(ハッチ番号、油種、数量等)を記憶させる。
【0028】続いて、S16では、ハッチ割り付け処理
により得られた各ハッチ毎のハッチ積込み情報(ハッチ
番号、油種、数量等)が記載された伝票を発行する。タ
ンクローリ車5の運転者は、この伝票及び車番カード2
7を受け取って出荷ステージ7へ移動する。図3は出荷
制御装置4が実行する処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【0029】タンクローリ車5の運転者は、出荷ステー
ジ7に到着すると、先ず車番カード27を出荷ステージ
7のカードリーダライト14に挿入する。出荷制御装置
4は、S21で出荷ステージ7のカードリーダライト1
4に挿入された車番カード27に記憶されている車番デ
ータを読み込む。次のS22では、車番カード27から
読み込んだ車番データに対応する予約データをホストコ
ンピュータ3に要求する。
【0030】これに対し、ホストコンピュータ3は、当
該車番データに対応する予約データを出荷制御装置4へ
送信する。出荷制御装置4は、S23において、予約デ
ータが受信された否かをチェックする。一方、運転者
は、出荷ステージ7のアース装置17をタンクローリ車
5に装着した後、ハッチ割り付けが記載された伝票及び
予約量表示器26により積み込むべき油種、数量等を確
認して、該当する油種のローディングアーム25を対応
するハッチ番号の給油口に挿入する。
【0031】そして、予約データが受信されると、S2
4に進む。S24では、積込み設定器18の積込量設定
スイッチ18aにより入力された積込量及びハッチカー
ドNoを設定値として登録する。次のS25では、ホスト
コンピュータ3から送信された予約データと積込み設定
器18により設定された油種、数量、ハッチNoとを照合
する。S26においては、予約データと設定値とが一致
しているか否かを判定する。そして、予約データと設定
値とが不一致の場合、S27に移行して出荷を禁止す
る。この場合、積込み設定器18の設定操作をやり直す
必要があるので、S24に戻る。そして、S24以降の
処理を再度実行する。
【0032】また、上記S26においては、予約データ
と設定値とが一致している場合は、S28に進む。この
S28では、積込み設定器18のスタートスイッチ18
bがオンに操作されたかどうかをチェックする。そし
て、積込み設定器18のスタートスイッチ18bがオン
に操作されると、S29に進み、ポンプ20を起動して
定量弁24を開弁する。また、積込みが開始されると共
に、流量計22の流量パルス発信器22aからの流量パ
ルスを積算する。
【0033】次のS30では、積込みを開始した当該ハ
ッチへの出荷が完了したか否かをチェックする。すなわ
ち、積込量設定スイッチ18aにより設定された流量が
当該ハッチに積み込まれたとき、当該ハッチへの出荷が
完了したものと判断する。そのため、出荷完了によりS
31に進み、定量弁24を閉弁させると共にポンプ20
を停止させる。また、運転者は、出荷が完了したローデ
ィングアーム25をタンクローリ車5のハッチから引き
抜いて出荷ステージ7側の所定位置に戻す。
【0034】次のS32では、伝票に記載された予約デ
ータのうち未だ積み込んでいない予約データが残ってい
るかどうかを確認する。ここで、未だ積み込んでいない
予約データがあるときは、S33に移行する。このS3
3では、未だ積み込んでいない予約データのみを予約量
表示器26に表示させる。その後、上記S28以降の処
理を繰り返す。
【0035】このように、S28〜S33の処理を繰り
返すことにより、予約データの全てがタンクローリ車5
に積み込まれる。そして、S32において、未だ積み込
んでいない予約データがなくなったときは、今回の処理
を終了する。図4は油種キーを使用して油種データを入
力する出荷システムが採用された出荷装置の概略構成図
である。また、図5は出荷ステージに到着したタンクロ
ーリ車にローディングアームを挿入させた状態を示す斜
視図である。
【0036】図4に示す出荷装置31においては、前述
したハッチ管理システムが採用された出荷装置1と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略する。なお、
出荷装置31では、給油所等の顧客から注文があったと
き予約データを管理するホストコンピュータが設置され
ていない。ローディングアーム25には、当該出荷ライ
ンの油種データを送信するハッチ油種キー29が取り付
けられている。
【0037】尚、図4において、ローディングアーム2
5が1本しか示されていないが、実際には図5に示され
るように各液種毎に複数本のローディングアーム25が
出荷ステージ7に設けられている。そして、タンクロー
リ車5のタンク6の上部には、ローディングアーム25
が挿入されるハッチ積込口6a〜6gが配設されてい
る。各ハッチ積込口8a〜8gの近傍には、ローディン
グアーム25のハッチ油種キー29が接続される油種プ
ラグ30(30a〜30g)が取り付けられている。
【0038】従って、油種プラグ30(30a〜30
g)は、ローディングアーム25を介して積み込まれた
油液の油種データがハッチ油種キー29から油種プラグ
30へ送信されるため、当該ハッチに実際に積み込まれ
た油種をその場で登録することができる。また、油種プ
ラグ30は、ハッチ近傍に設置されるため本質安全回路
で構成されている。
【0039】図6はハッチ油種キー29の構成を示す斜
視図である。ハッチ油種キー29は、端面形状が台形状
に形成されたハウジング31内に3個の接触子32a〜
32cが設けられている。また、接触子32aと接触子
32bとの間には、油種に応じた抵抗値を有する第1の
抵抗33aが設けられている。
【0040】ハッチ油種キー29は、ハウジング31の
端面にプラグ挿入孔31a〜31cを有する。そして、
プラグ挿入孔31a〜31cの奥には、接触子32a〜
32cが設けられている。油液の積込み時には、ローデ
ィングアーム25に設けられたハッチ油種キー29がタ
ンクローリ車5の油種プラグ30a〜30gに接続され
る。これにより、ハッチ油種キー29では、油種プラグ
30a〜30gからの電流が接触子32aに流れ、抵抗
33a,33bにより生じた電圧が油種を識別する情報
(油種データ)として接触子32b,32cから油種プ
ラグ30a〜30g側に出力される。
【0041】図7に油種データに対応して設定されたハ
ッチ油種キー29の抵抗33a,33bの抵抗値の一例
を示す。このように本実施例では、抵抗33a,33b
の抵抗値が所定の油種(ハイオクガソリン、レギュラガ
ソリン、灯油、軽油にいずれか)に対応して設定されて
いるため、ハッチ油種キー29から出力された電圧値に
より当該ローディングアーム25の油種を識別すること
ができる。そのため、4ビット又は6ビットの信号の組
み合わせで識別する構成とするよりも信号線の数が少な
くて済み、ハッチ油種キー29の構成を簡略化できると
共に小型化できる。
【0042】また、ハウジング31は、鎖35によりロ
ーディングアーム25に連結されているため、ハッチ油
種キー29が紛失したり、あるいはハッチ油種キー29
が入れ代わってしまうことが防止される。図8はタンク
ローリ車の概略構成を示す。タンクローリ車5のタンク
6の内部は、ハッチ積込口6a〜6gを有する複数のハ
ッチ42a〜42gに仕切られている。複数のハッチ4
2a〜42gには、配送先の注文に応じて異なる油種が
積込まれる。
【0043】各ハッチ42a〜42gの底部には、各ハ
ッチ42a〜42gに積み込まれた油液を荷卸しする際
に開弁される電磁弁よりなる底弁43a〜43gが設け
られている。この底弁43a〜43gのうち前側(運転
席側)に配設された1番から3番の底弁43a〜43c
は、第1の吐出口45に並列接続されている。また、底
弁43a〜43gのうち後側に配設された4番から7番
の底弁43d〜43gは、第2の吐出口46に並列接続
されている。
【0044】また、ハッチ42a〜42gの上部には、
給油所の地下タンクに荷卸しする際に発生したベーパを
ハッチ42a〜42gに回収するためのベーパ回収管路
48,49が配設されている。一方のベーパ回収管路4
8は、前側(運転席側)に配設された1番から3番のハ
ッチ42a〜42cに連通され、他方のベーパ回収管路
49は、後側に配設された4番から7番のハッチ42d
〜42gに接続されている。また、ベーパ回収管路4
8,49の端部には、ベーパ回収ホース接続用の接続口
50,51が設けられている。
【0045】タンクローリ車5の運転席には、荷卸しす
る際に操作される荷卸し操作盤54と、油槽所で各ハッ
チ42a〜42gに積み込まれた油種、数量を記憶し、
各ハッチ42a〜42gの油液を荷卸しする際の制御を
行う荷卸しコンピュータ55とが搭載されている。な
お、荷卸し操作盤54は、荷卸しコンピュータ55の操
作部である。
【0046】また、荷卸しコンピュータ55のメモリに
は、前述した図7に示すような「油種−抵抗値テーブ
ル」が予め格納されている。そのため、荷卸しコンピュ
ータ55は、「油種−抵抗値テーブル」に基づいてハッ
チ油種キー29から送信された電圧値を油種データとし
て識別することができる。また、吐出口45,46の近
傍には、通信用の油種プラグ56,57が設けられてい
る。この吐出口油種プラグ56,57は、タンクローリ
車5の運転席に設けられた荷卸しコンピュータ55に接
続されている。
【0047】荷卸しコンピュータ55には、メモリに記
憶された各ハッチ42a〜42gの油種と給油所に設置
された地下タンクの油種とが一致したときハッチ42a
〜42gから地下タンクへの荷卸しを許可する制御プロ
グラムが入力されている。また、各ハッチ42a〜42
gには、積み込まれた油液の液面高さを検出する液面計
61a〜61gが設けられている。この液面計61a〜
61gから出力された液面高さから各ハッチ42a〜4
2gに積み込まれた油液の量を求めることができる。従
って、荷卸し時には、各液面計61a〜61gの測定値
から荷卸し完了を判別することができる。
【0048】図9は荷卸し操作盤54の構成を示すブロ
ック図である。図9に示されるように、荷卸し操作盤5
4は、液晶ディスプレイ71と、操作パネル72と、カ
ードリーダライト73とを有する。操作パネル72の上
段には、荷卸しするハッチ番号を選択するためのハッチ
選択スイッチ釦741 〜749が配設されている。本実
施例では、ハッチ番号1〜9まで選択可能である。
【0049】また、操作パネル72の中段左側には、第
1の吐出口45に対応して設けられた荷卸し開始スイッ
チ釦75、荷卸し中断スイッチ釦76、荷卸し完了スイ
ッチ釦77が配設されている。また、操作パネル72の
中段右側には、第2の吐出口46に対応して設けられた
荷卸し開始スイッチ釦78、荷卸し中断スイッチ釦7
9、荷卸し完了スイッチ釦80が配設されている。
【0050】さらに、操作パネル72の下段左側には、
緊急停止スイッチ釦81が配設されている。また、操作
パネル72の下段右側には、積込み開始スイッチ釦8
2、積込み完了スイッチ釦83、荷卸し開始スイッチ釦
84、取消スイッチ釦85、確認スイッチ釦86が配設
されている。給油所で荷卸し作業を行う際は、電源スイ
ッチ87がオンに操作された後、カードリーダライト7
3に前述した車番カード27が挿入される。これによ
り、カードリーダライト73は、車番カード27に記憶
されたハッチ積込み情報を読み取る。そして、車番カー
ド27から読み取られたハッチ積込み情報は、液晶ディ
スプレイ71に表示される。このため、運転者は、液晶
ディスプレイ71に表示されたハッチ積込み情報により
荷卸しすべきハッチ番号を確認できる。
【0051】図10は荷卸しコンピュータ55の内部構
成を示すブロック図である。荷卸しコンピュータ55
は、バリア回路91、CPU92、液晶ディスプレイ7
1を駆動するディスプレイ駆動回路93、操作パネル7
2に対応したキーボード94、カードリーダライト73
を駆動するカードリーダライト駆動回路95を有する。
また、バリア回路91には、ハッチ油種プラグ30a〜
30g、吐出口用油種プラグ56,57、液面計61a
〜61gが接続されている。
【0052】荷卸しコンピュータ55のCPU92は、
後述するように積込み時に油種データが入力された入力
手段(ハッチ油種プラグ30a〜30gあるいはカード
リーダライト73)を識別すると共に、吐出口用油種プ
ラグ56,57から入力された油種データとハッチ油種
プラグ30a〜30gあるいはカードリーダライト73
から入力された油種データとを照合して油種が一致した
ときのみ荷卸しを許可する。
【0053】ここで、油槽所において、タンクローリ車
5の各ハッチ42a〜42gに油液を積み込む際、荷卸
しコンピュータ55が実行する制御処理につき図11の
フローチャートを参照して説明する。荷卸しコンピュー
タ55は図11に示すS41において、積込み情報の入
力があるかどうかをチェックする。そして、積込み情報
が入力された場合には、S42でカードリーダライト1
4により車番カード27に積込み情報が入力されたかど
うかをチェックする。
【0054】積込み情報がハッチ油種プラグ30a〜3
0gから入力されなかった場合、S43に移行する。こ
のS43では、油種キー入力により積込み情報が入力さ
れたかどうかをチェックする。そして、車番カード27
に積込み情報が記憶されている場合は、ハッチ管理シス
テムで積込みが行われたため、S45に進む。このS4
5では、荷卸しコンピュータ55の記憶部に各ハッチ4
2a〜42gに積み込まれた油種、数量、ハッチ番号等
のハッチ積込み情報を記憶させる。その後、S46に移
行してハッチ42a〜42gへの積込みが完了したこと
を確認する。
【0055】しかしながら、上記S43において、油種
キー入力により積込み情報が入力された場合は、油種キ
ー方式により積込みが行われたため、S44に進む。S
44では、後述するように油液を各ハッチ42a〜42
gに積み込む際、ハッチ油種プラグ30a〜30gに接
続されたハッチ油種キー29からの油種信号に基づいて
各ハッチ42a〜42gに積み込まれた油種を記憶させ
る。
【0056】次のS46では、ハッチ42a〜42gへ
の積込みが完了したことを確認し、積込みの完了により
今回の処理を終了させる。図12は上記S44の油種キ
ー信号処理の詳細を説明するためのフローチャートであ
る。また、図13はハッチ油種キーが油種プラグに接続
された様子を示す図である。
【0057】この場合、油種キー方式で積込みが行われ
るため、運転者は、まず予約のあった油種に対応するロ
ーディングアーム25をハッチ42a〜42gのハッチ
積込口6a〜6gのうち予約数量に対応するハッチに挿
入する。そして、図13に示されるように、各ハッチ積
込口6a〜6gの近傍に設けられた油種プラグ40a〜
40gのうちローディングアーム25が挿入された一の
ハッチの油種プラグに当該ローディングアーム25のハ
ッチ油種キー29を接続する。
【0058】荷卸しコンピュータ55は、図12のS5
1において、タンクローリ車5のイグニッションスイッ
チ66がオフに操作されてエンジンが停止していること
を確認する。エンジン停止が確認されると、S52に進
み、タンクローリ車5の各ハッチ42a〜42gに設け
られた各油種プラグ40a〜40gに一定電流を通電し
て電圧を付加する。
【0059】次のS53では、1番ハッチ42aのコネ
クタ40aから受信した信号が入力される入力ポート1
で電圧変化が有るか否かを判定する。ローディングアー
ム25に設けられたハッチ油種キー29が油種プラグ4
0aが接続された場合には、ハッチ油種キー29の抵抗
値に応じた電圧変化が生じる。そのため、S53におい
て、ハッチ42aに対応する入力ポート1で電圧変化が
有るときは、S54に進む。S54では、ハッチ油種キ
ー29から送信された油種信号を入力ポート1の電圧変
化から読み取る。
【0060】そして、次のS55では、入力ポート1に
供給されたハッチ油種キー29の抵抗値に応じた電圧値
をA/D変換したものを油種データとしてハッチ42a
の積込み油種として荷卸しコンピュータ55の積荷デー
タ記憶部に記憶させる。その後、S56に進み、油種プ
ラグ40aへの通電を停止し、S53に戻る。また、S
53において、入力ポート1で電圧変化が無い場合は、
S57に移行して2番ハッチ42bの油種プラグ40b
から受信した信号が入力される入力ポート2で電圧変化
が有るか否かを判定する。S57において、入力ポート
2で電圧変化が有る場合には、上記S54〜S56と同
様な処理を実行する。
【0061】また、S57において、入力ポート2で電
圧変化が無い場合には、3番ハッチ42cの油種プラグ
40cから受信した信号が入力される入力ポート3で電
圧変化が有るか否かを判定する。このようにして各ハッ
チ42a〜42gに設けられた各油種プラグ40a〜4
0gの電圧変化を監視しており、S58で入力ポート8
で電圧変化が無い場合には、S59に進み、タンクロー
リ車5のイグニッションスイッチ66がオンに切り換え
られたか否か、すなわち油液の積み込みが全て終了した
か否かを判定する。
【0062】そして、全ての油種プラグ40a〜40g
の電圧変化が無く、且つS59でイグニッションスイッ
チ66がオフであるときは、S51に戻り、S51以降
の処理を繰り返す。しかし、S59でイグニッションス
イッチ66がオンに操作されたときは、積込みが終了し
たものとしてタンクローリ車5を発車させるため、荷卸
しコンピュータ55による積込み制御処理を終了させ
る。
【0063】この後、予約データの油液(油種、数量)
が全て積み込まれたタンクローリ車5は、配送先の給油
所へ移動する。図14は荷卸しコンピュータ55のメモ
リに記憶された積荷データの一例を示す図である。上記
のようにして、各ハッチ42a〜42gに挿入されたロ
ーディングアーム25のハッチ油種キー29から送信さ
れた油種データが各ハッチ積込口6a〜6gの近傍に設
けられた油種プラグ40a〜40gを介して受信される
と、図14に示すように荷卸しコンピュータ55はハッ
チ番号に対応させて各ハッチ42a〜42g毎の油種デ
ータをメモリに記憶する。
【0064】そのため、荷卸しコンピュータ55は、後
述するように荷卸し時に積荷データから各ハッチ42a
〜42g毎の油種データを読み込むことにより各ハッチ
42a〜42gに実際に積み込まれた油種を正確に認識
することができる。例えば、運転者が1番のハッチ42
aにガソリンを積み込むつもりが軽油を間違って積み込
んでしまった場合でも、荷卸しコンピュータ55のメモ
リには「1番ハッチ=軽油」と実際に積み込まれた油種
が記憶されているので、荷卸し時に油種を間違えること
がない。このため、異油種混合事故が防止される。
【0065】次に配送先の給油所で荷卸しする場合につ
いて説明する。図15は本発明のタンクローリ車の荷卸
し装置の概略構成図である。給油所の地下には、油種の
異なる地下タンク101,102が埋設されている。例
えば地下タンク101はガソリン用のタンクで、地下タ
ンク102は軽油用のタンクとして設けられている。
【0066】尚、本実施では、地下タンク101,10
2に油液を荷卸しする場合を一例として説明するが、地
下タンク101,102の代わりに地上設置型タンクに
荷卸しする場合にも適用できるのは言うまでもない。地
下タンク101,102にはタンクローリ車5から油液
が供給される注油管路104,105と、地下タンク1
01,102内で生じた油蒸気を外部に排出する油蒸気
排出管路106,107とが設けられている。尚、油蒸
気排出管路106,107は、車両の燃料タンクに給油
する際、液面の下降とともに外気をタンク内に導入して
地下タンク101,102内の負圧を減少させる。
【0067】また、油蒸気排出管路106,107の先
端は、給油所の隅に起立して所定高さに延在した排気口
106a,107aが設けられており、油蒸気排出管路
106,107の途中には接続部108,109が分岐
されている。また、注油管路104,105の上端に設
けられた各地下タンク101,102の注油口110,
111には、荷卸しホース112,113が接続された
後に各地下タンク111,112毎に設定された地下タ
ンクコード番号及び油種データを送信するためのタンク
油種キー114,115が設けられている。尚、荷卸し
ホース112,113には、タンク油種キー114,1
15からの信号をタンクローリ車側に送信する信号線1
12a,113aが設けられている。
【0068】尚、各地下タンク101,102の注油口
110,111に設けられたタンク油種キー114,1
15は、前述したようにハッチ油種キー29と同一構成
であるので、内部構成の説明は省略する。図16は荷卸
しホース112,113の構成を示す図である。荷卸し
ホース112,113は、耐油性のホース121の一端
に管状の接続金具122が圧入されており、接続金具1
22の端部にはタンクローリ車5の吐出口45,46に
螺合されるナット123が設けられている。また、接続
金具122には、タンクローリ車5側のプラグ136,
137が接続されるコネクタ127が取り付けられてい
る。
【0069】ホース121の他端には、管状の接続金具
128が圧入されており、接続金具128の端部には地
下タンク101,102の注油口110,111に螺入
されるネジ部129が設けられている。また、接続金具
128には、注油口110,111の近傍に設けられた
タンク油種キー114,115が接続される油種プラグ
130が設けられている。そして、ホース121の外周
又は肉厚部に両端のコネクタ127と130とを導通さ
せる信号線(図示せず)が設けられている。
【0070】図17は荷卸しホース112の接続状態を
示す図である。タンクローリ車5に積み込まれた油液を
荷卸しする際は、荷卸しホース112のネジ部129を
地下タンク101の注油口110に螺合すると共に、ナ
ット123を吐出口45に螺合させる。そして、上記の
如く荷卸しホース112を注油口110に接続した後に
タンクローリ車側のコネクタ125が荷卸しホース11
2のコネクタ127に接続されると共にタンク油種キー
114が荷卸しホース112のコネクタ130に接続さ
れると、タンク油種キー114内の抵抗値に応じた電圧
が油種信号、地下タンクを識別するタンク信号として荷
卸しコンピュータ55に送信される。
【0071】尚、荷卸しホース113の接続も上記荷卸
しホース112と同様に行われるので、その説明は省略
する。図15に示されるように、上記荷卸しホース11
2,113が吐出口45,46と注油口110,111
を連通するように接続された後、ベーパ回収ホース13
1,132が油蒸気排出管路116,117の接続部1
08,109とタンクローリ車5の接続部140,14
1を連通するように接続される。
【0072】ここで、荷卸しコンピュータ55が実行す
る荷卸し処理につき図18、図19に示すフローチャー
トを併せ参照して説明する。図18は荷卸しコンピュー
タ55が荷卸し時に最初に実行するハッチ情報入力方法
の識別処理を説明するためのフローチャートである。ま
た、図19は荷卸し処理を説明するためのフローチャー
トである。
【0073】タンクローリ車5が配送先の給油所の到着
すると、運転者は荷卸しコンピュータ55の電源スイッ
チ87をオンに操作する。これにより、荷卸しコンピュ
ータ55は、図18に示すハッチ情報入力方法の識別処
理を実行する。すなわち、S61で油種キー入力が有る
かどうかをチェックする。油槽所で油種キー29により
油種データが入力された場合は、S62に進み、荷卸し
コンピュータ55のメモリに記憶された積荷データの中
から各ハッチ毎の油種、数量を読み込む。そして、S6
3では液晶ディスプレイ71にハッチ積込み情報を表示
させる。これで、運転者は各ハッチに積込まれた油種、
数量を確認することができる。
【0074】また、上記S61において、油種キーによ
りハッチ積込み情報が入力されていないときは、S64
に移行してハッチ積込み情報がカードリーダライト14
から入力されたかどうかをチェックする。そして、ハッ
チ積込み情報がカードリーダライト14から入力された
ときは、S65に進み、液晶ディスプレイ71に車番カ
ード挿入を表示する。
【0075】これにより運転者は、車番カード27を荷
卸しコンピュータ55のカードリーダライト73に挿入
する。そして、カードリーダライト73に車番カード2
7が挿入されると共に、S66で車番カード27に記憶
されたハッチ積込み情報を読み込む。その後、S63に
進み、液晶ディスプレイ71にハッチ積込み情報を表示
させる。
【0076】このように、ハッチ情報入力方法が油種キ
ー29によるものか、あるいは車番カード27によるも
のかを認識してハッチ積込み情報が記憶された記憶媒体
を識別する。そして、油槽所の出荷管理方法に応じた記
憶媒体を選択することにより、ハッチ管理方式でも油種
キー方式でも対応してハッチ積込み情報を読み取ること
ができる。
【0077】そのため、タンクローリ車5は、ハッチ管
理方式あるいは油種キー方式に関係なくどの油槽所でも
油液の積込みが可能である。よって、配送先に近い油槽
所で積込むことにより、配送効率を高めることができ
る。その後、運転者はタンクローリ車5のイグニッショ
ンスイッチを切り換えてエンジンを停止させる。そし
て、運転者は油槽所の伝票に記載された配送先、油種数
量を確認すると共に、給油所に設置された地下タンク1
01,102の油種を確認してから荷卸し作業に移る。
【0078】上記ハッチ情報入力方法の識別処理が終了
すると、荷卸しコンピュータ55は、図19に示す荷卸
し処理を実行する。S71において、イグニッションス
イッチがACCの位置に切り換えられたか否かを判定す
る。そして、イグニッションスイッチがACCに切り換
わると、S72に進み、アースが接続された否かを判定
する。
【0079】S72において、タンクローリ車5のアー
スリール60から引き出されたアース線が接地される
と、S73に進み、上記ハッチ情報入力方法の識別処理
により識別された記憶媒体、すなわち荷卸しコンピュー
タ55のメモリ又は車番カード27に記憶された各ハッ
チ42a〜42gに積み込まれたハッチ積込み情報(ハ
ッチ番号、油種、数量等)を読み込む。
【0080】続いて、S74では、荷卸しホース11
2,113が接続された否かを判定する。そして、荷卸
しホース112,113が吐出口45,46と注油口1
10,111とを連通するように接続される。また、タ
ンクローリ車側のコネクタ125は荷卸しホース11
2,113のコネクタ127に接続される。これと共に
地下タンク側のタンク油種キー114,115は荷卸し
ホース112,113のコネクタ130に接続される。
これにより、タンク油種キー114,115内の抵抗値
に応じた電圧が油種信号及びタンク信号として荷卸しコ
ンピュータ55に送信される。
【0081】そのため、S74において、タンク油種キ
ー114,115から送信されたデータ(油種データ,
タンクコード番号)が受信されると、荷卸しホース11
2,113の接続が完了したものと判断する。次のS7
5では、タンク油種キー114,115から送信された
データ(油種データ,タンクコード番号)を読み込む。
【0082】次のS76では、荷卸しホース112,1
13が接続された地下タンク101,102の油種デー
タとハッチ42a〜42gの油種データとを比較して油
種が一致しているか否かを判定する。このS76におい
て、両油種データとが一致したときは、異油種混合事故
とならないことが確認されるため、S77に進み、ハッ
チ42a〜42gの底弁43a〜43gのうち荷卸しホ
ース112,113が接続された底弁を開弁させる。こ
れにより、当該ハッチの油液が荷卸しホース112,1
13を介して地下タンク101,102へ荷卸しされ
る。
【0083】次のS78で、ハッチ42a〜42gに設
けられた液面計61a〜61gにより検出された液面高
さの測定値を読み込む。そして、S79では、液面計6
1a〜61gにより検出された液面高さがゼロであると
き、当該ハッチの荷卸し完了と判断する。そのため、各
ハッチ42a〜42gのハッチ容量よりも少ない数量し
か積み込まれていない場合でも各ハッチ42a〜42g
毎の荷卸し完了を確認することができる。
【0084】次のS80では、未だ荷卸していない積込
みデータが有るかどうかをチェックする。そして、S8
0において、未荷卸しデータがあるときは、まだ、荷卸
しする油液があるので、上記S74に戻り、S74〜S
80の処理を繰り返す。また、上記S76において油種
不一致のときは、S81に移行してアラーム等により荷
卸しホース112,113の接続に異常があることを報
知する。
【0085】そして、S74に戻り、荷卸しホース11
2,113の接続作業をやり直しさせる。また、上記S
80において未荷卸しデータがないときは、この給油所
への荷卸し作業が全て終了したものと判断してS82に
進み、アース線がアースリール60に巻き戻されたこと
を確認する。続いて、S83でタンクローリ車5のイグ
ニッションスイッチがオンに操作されてエンジンが始動
されたことを確認する。
【0086】そして、イグニッションスイッチがオンに
操作されると、S84に進み、この給油所で今回荷卸し
されたハッチの油種データを荷卸しコンピュータ55の
積荷データ記憶部からクリアして一連の積み込み処理を
終了する。このように、油液を積み込む際に記憶された
ローディングアーム25の油種に基づいて荷卸し時の油
種確認を行うため、地下タンク101,102に別の油
種を荷卸しすることが防止できる。従って、積込み時に
油種を間違えても、実際にハッチ42a〜42gに積み
込まれた油液の油種データを地下タンク101,102
の油種とを比較するため、荷卸し時には異油種混合事故
を防止できる。
【0087】また、荷卸しコンピュータ55には、今回
の配送に関連するデータ(ハッチ毎の油種データ、注油
口毎の油種データ)が記憶されているため、これらのデ
ータを出力することにより配送管理が容易に行える。
尚、上記実施例では、給油所の地下タンクに油液を荷卸
しする場合を一例として挙げたが、これに限らず、他の
場所に設けられた地下タンクに油液を荷卸しする場合に
も適用することができるのは勿論である。
【0088】また、上記実施例では、タンクローリ車に
積み込まれる油種を車番カードに入力する場合と油種キ
ーを介して荷卸しコンピュータのメモリに記憶させる場
合の2種類を第1、第2の入力手段、記憶手段として説
明したが、本発明は、此れ以外の入力手段(例えばバー
コード、磁気埋め込み形カードなど)又は、記憶手段
(例えば磁気ディスク、ICカード、ハンディターミナ
ルなど)を用いた構成の出荷管理システムにも適用でき
る。
【0089】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、油槽所で油液を各ハッチに積み込む際、複数種の入
力手段のうちいずれかの入力手段により積込み情報が入
力されたかを認識し、ハッチ情報読み込み手段により読
み込まれたハッチの積込み情報に基づいてハッチに積み
込まれた油液の荷卸しを許可するため、例え出荷管理シ
ステムの異なる油槽所で油液の積込みを受ける場合で
も、その出荷管理システムに対応した入力手段からハッ
チの積込み情報を対応する記憶手段に記憶させることが
可能になる。
【0090】そのため、ハッチに積み込まれた油液を荷
卸しする場合、入力手段の相違に拘わらず、同一油種の
タンクに荷卸しできると共に、油種の異なるタンクへの
荷卸しを禁止できる。よって、ハッチ管理方式あるいは
油種キー方式に関係なくどの油槽所でも油液の積込みが
可能である。これにより、配送先に近い油槽所で積込む
ことができるので、配送効率をより一層高めることがで
きる。
【0091】また、上記請求項2記載の発明によれば、
カードリーダと油種キーコネクタとからなる入力手段を
有するため、カードリーダのみが設置されている油槽所
でも油種キーコネクタのみが設置されている油槽所でも
容易に油液の積込みを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油槽所のハッチ管理システムの概略構成を示す
構成図である。
【図2】ハッチ設定器のCPUが実行する処理のフロー
チャートである。
【図3】出荷制御装置が実行する処理を説明するための
フローチャートである。
【図4】油種キーを使用して油種データを入力する出荷
システムが採用された出荷装置の概略構成図である。
【図5】出荷ステージに到着したタンクローリ車にロー
ディングアームを挿入させた状態を示す斜視図である。
【図6】ハッチ油種キーの構成を示す斜視図である。
【図7】油種データに対応して設定されたハッチ油種キ
ーの抵抗の抵抗値の一例を示す図である。
【図8】タンクローリ車の概略構成を示す図である。
【図9】荷卸し操作盤の構成を示すブロック図である。
【図10】荷卸しコンピュータの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】荷卸しコンピュータが実行する制御処理のフ
ローチャートである。
【図12】上記S44の油種キー信号処理の詳細を説明
するためのフローチャートである。
【図13】ハッチ油種キーが油種プラグに接続された様
子を示す図である。
【図14】荷卸しコンピュータのメモリに記憶された積
荷データの一例を示す図である。
【図15】本発明のタンクローリ車の荷卸し装置の概略
構成図である。
【図16】荷卸しホースの構成を示す図である。
【図17】荷卸しホースの接続状態を示す図である。
【図18】荷卸しコンピュータが荷卸し時に最初に実行
するハッチ情報入力方法の識別処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図19】荷卸し処理を説明するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
1,31 出荷装置 2 ハッチ設定器 3 ホストコンピュータ 4 出荷制御装置 5 タンクローリ車 7 出荷ステージ 8,14 カードリーダライト 18 積込み設定器 20 ポンプ 22 流量計 24 定量弁 25 ローディングアーム 29 ハッチ油種キー 30(30a〜30g) 油種プラグ 42a〜42g ハッチ 43a〜43g 底弁 45 第1の吐出口 46 第2の吐出口 48,49 ベーパ回収管路 54 荷卸し操作盤 55 荷卸しコンピュータ 61a〜61g 液面計 66 イグニッションスイッチ 71 液晶ディスプレイ 72 操作パネル 73 カードリーダライト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油槽所でタンクローリ車のハッチに油液
    が積み込まれる際、出荷ステージで入力手段により各ハ
    ッチ毎に積み込まれる油液の情報が入力されると共にハ
    ッチ積み込み情報を管理するタンクローリ車の荷卸制御
    装置において、 前記入力手段を複数種有し、前記油槽所で油液を各ハッ
    チに積み込む際、複数種の入力手段のうちいずれかの入
    力手段により前記積込み情報が入力されたかを認識する
    入力認識手段と、 前記入力認識手段により認識された入力手段から入力さ
    れる各ハッチ毎の積込み情報が記憶される記憶手段と、 該記憶手段から前記ハッチの積込み情報を読み込むハッ
    チ情報読み込み手段と、 該ハッチ情報読み込み手段により読み込まれた前記ハッ
    チの積込み情報に基づいて前記ハッチに積み込まれた油
    液の荷卸しを許可する荷卸し許可手段と、 を備えてなることを特徴とするタンクローリ車の荷卸制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のタンクローリ車の荷
    卸制御装置において、 入力手段は、カードリーダと油種キーコネクタとからな
    ることを特徴とするタンクローリ車の荷卸制御装置。
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