JP3353956B2 - 手書き文字入力方法および装置 - Google Patents

手書き文字入力方法および装置

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JP3353956B2
JP3353956B2 JP20154393A JP20154393A JP3353956B2 JP 3353956 B2 JP3353956 B2 JP 3353956B2 JP 20154393 A JP20154393 A JP 20154393A JP 20154393 A JP20154393 A JP 20154393A JP 3353956 B2 JP3353956 B2 JP 3353956B2
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    • G06F3/02Input arrangements using manually operated switches, e.g. using keyboards or dials
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子手帳装置、
携帯用のコンピュータなどに用いて好適な手書き文字入
力方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、例えば電子手帳装置などのよう
に、文字を手書き入力することができる装置が普及しつ
つある。このように文字を手書き入力することができる
装置は、通常のワードプロセッサなどとは異なり、キー
ボードではなく、ペンを用いてボード上に文字を書くこ
とにより、文字を入力することができるため、紙の上に
鉛筆などで文字を書く感覚で、手軽に文字を入力するこ
とができる。キーボードを用いる場合に較べて、キーの
位置などを記憶する必要がないため、初心者でも容易に
文字を入力することができる。
【0003】このように文字を手書き入力することがで
きる装置においては、文字を入力する入力枠を設けてあ
るものと、入力枠を設けておらず、任意の位置に文字を
入力することができるものがある。
【0004】入力枠を設けた装置においては、使用者
は、その入力枠の中に文字を1字ずつ手書き入力するこ
とになる。この入力枠は、通常、複数の領域に区分され
ており、使用者は各領域に1文字ずつ入力することにな
る。入力する位置が制限されるため、その分だけ、使用
者にとっては操作性が悪いことになるが、各文字を入力
する領域が区分されているため、入力された文字を1文
字ずつ切り出す必要がなく、各文字を比較的正確に認識
することが可能である。
【0005】これに対して、入力枠を設けていない装置
においては、入力ボード(タブレット)上の任意の位置
に、使用者が文字を手書き入力することになる。この場
合、手書き入力された文字は、例えば図48のフローチ
ャートに示すように認識されていた。
【0006】即ち、最初に文字が入力されると、入力さ
れた文字により構成される行が所定の条件の下に認識さ
れ、切り出される(行の区切りが認識される)。そし
て、行が切り出されると、その行の中の文字が1文字ず
つ所定の条件の下に切り出される。即ち、入力された文
字と文字の境界が決定される。そして、最後に、切り出
されたそれぞれの文字を1字の文字として認識し、その
認識結果を表示させる。
【0007】その結果、例えば図49(a)に示すよう
に、使用者が「明」という漢字を入力した場合、この
「日」と「月」の文字が1つの文字を構成するものとし
て切り出された場合においては、「明」の漢字として入
力された文字が認識されることになる。
【0008】しかしながら、図46(b)に示すよう
に、この「日」と「月」の文字の間隔が比較的空いてし
まうなどして、これらの文字がそれぞれ別個の文字とし
て切り出されたような場合においては、「日」と「月」
の文字がそれぞれ別個の文字として認識されることにな
る。
【0009】このような場合、使用者が、「明」の文字
を入力したのか、あるいは、「日」と「月」の文字を入
力したのかは、結局判らないことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、入力枠を
設けないで文字を手書き入力させる従来の装置は、文字
の切り出し状態によって文字が誤認識される可能性が高
い課題があった。
【0011】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、より正確に手書き文字を認識することがで
きるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手書き文
字入力装置は、手書き入力された文字の各画の筆跡の特
徴を検出する検出手段と、異なる特徴に基づく少なくと
も2つの行切り出しルールを記憶する行切り出しルール
記憶手段と、検出手段により検出された各画の筆跡特徴
を、行切り出しルールの各々と比較判定して判定値を算
出するとともに、各判定値を合成する判定値合成手段
と、判定値合成手段により合成された判定値を、予め設
定してある基準値と比較して、入力された行を判定する
入力行判定手段と、入力行判定手段により判定された行
が、以前入力された行と同一の行であるとき、検出手段
により検出された画の特徴から所定の操作により切り出
したサブ文字に対し、サブ文字を組み合わせ、少なくと
もサブ文字の画の総数を用いて文字を認識する文字認識
手段とを備えることを特徴とする。
【0013】本発明の第1の手書き文字入力方法は、手
書き入力された文字の各画の筆跡の特徴を検出する検出
ステップと、検出ステップの処理で検出された各画の筆
跡特徴を、記憶されている、異なる特徴に基づく少なく
とも2つの行切り出しルールの各々と比較判定して判定
値を算出するとともに、各判定値を合成する判定値合成
ステップと、判定値合成ステップの処理で合成された判
定値を、予め設定してある基準値と比較して、入力され
た行を判定する入力行判定ステップと、入力行判定ステ
ップの処理で判定された行が、以前入力された行と同一
の行であるとき、検出ステップの処理で検出された画の
特徴から所定の操作により切り出したサブ文字に対し、
サブ文字を組み合わせ、少なくともサブ文字の画の総数
を用いて文字を認識する文字認識ステップとを含むこと
を特徴とする。
【0014】本発明の第1の手書き文字入力装置および
方法においては、手書き入力された文字の各画の筆跡の
特徴が検出され、検出された各画の筆跡特徴が、記憶さ
れている、異なる特徴に基づく少なくとも2つの行切り
出しルールの各々と比較判定されて判定値が算出される
とともに、各判定値が合成され、合成された判定値が、
予め設定してある基準値と比較されて、入力された行が
判定され、判定された行が、以前入力された行と同一の
行であるとき、検出された画の特徴から所定の操作によ
り切り出したサブ文字に対し、サブ文字を組み合わせ、
少なくともサブ文字の画の総数を用いて文字が認識され
る。
【0015】本発明の第2の手書き文字入力装置は、手
書き入力された文字の各画の筆跡の特徴を検出する検出
手段と、異なる特徴に基づく少なくとも2つの行切り出
しルールを記憶する行切り出しルール記憶手段と、検出
手段により検出された各画の筆跡特徴を、行切り出しル
ールの各々と比較判定して判定値を算出するとともに、
各判定値を合成する判定値合成手段と、判定値合成手段
により合成された判定値を、予め設定してある基準値と
比較して、入力された行を判定する入力行判定手段と、
入力行判定手段により判定された行の変更があったと
き、一括して、検出手段により検出された画の特徴から
所定の操作により切り出したサブ文字に対し、サブ文字
を組み合わせ、少なくともサブ文字の画の総数を用いて
文字を認識する文字認識手段とを備えることを特徴とす
る。
【0016】本発明の第2の手書き文字入力方法は、手
書き入力された文字の各画の筆跡の特徴を検出する検出
ステップと、検出ステップの処理で検出された各画の筆
跡特徴を、記憶されている、異なる特徴に基づく少なく
とも2つの行切り出しルールの各々と比較判定して判定
値を算出するとともに、各判定値を合成する判定値合成
ステップと、判定値合成ステップの処理で合成された判
定値を、予め設定してある基準値と比較して、入力され
た行を判定する入力行判定ステップと、入力行判定ステ
ップの処理で判定された行の変更があったとき、一括し
て、検出ステップの処理で検出された画の特徴から所定
の操作により切り出したサブ文字に対し、サブ文字を組
み合わせ、少なくともサブ文字の画の総数を用いて文字
を認識する文字認識ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0017】本発明の第2の手書き文字入力装置および
方法においては、手書き入力された文字の各画の筆跡の
特徴が検出され、検出された各画の筆跡特徴が、記憶さ
れている、異なる特徴に基づく少なくとも2つの行切り
出しルールの各々と比較判定されて判定値が算出される
とともに、各判定値が合成され、合成された判定値が、
予め設定してある基準値と比較されて、入力された行が
判定され、判定された行の変更があったとき、一括し
て、検出された画の特徴から所定の操作により切り出し
たサブ文字に対し、サブ文字を組み合わせ、少なくとも
サブ文字の画の総数を用いて文字が認識される。
【0018】本発明の第3の手書き文字入力装置は、手
書き入力された文字の各画の筆跡の特徴を検出する検出
手段と、異なる特徴に基づく少なくとも2つの行切り出
しルールを記憶する行切り出しルール記憶手段と、検出
手段により検出された各画の筆跡特徴を、行切り出しル
ールの各々と比較判定して判定値を算出するとともに、
各判定値を合成する判定値合成手段と、判定値合成手段
により合成された判定値を、予め設定してある基準値と
比較して、入力された行を判定する入力行判定手段と、
画が入力されるつど、検出手段により検出された画の特
徴から所定の操作によりサブ文字の切り出しを行い、新
たなサブ文字が切り出されたとき、逐次、サブ文字を組
み合わせて文字の認識を行うとともに、入力行判定手段
により判定された行の変更があったとき、切り出したサ
ブ文字を組み合わせ、少なくともサブ文字の画の総数を
用いて文字を認識する文字認識手段とを備えることを特
徴とする。
【0019】本発明の第3の手書き文字入力方法は、手
書き入力された文字の各画の筆跡の特徴を検出する検出
ステップと、検出ステップの処理で検出された各画の筆
跡特徴を、記憶されている、異なる特徴に基づく少なく
とも2つの行切り出しルールの各々と比較判定して判定
値を算出するとともに、各判定値を合成する判定値合成
ステップと、判定値合成ステップの処理で合成された判
定値を、予め設定してある基準値と比較して、入力され
た行を判定する入力行判定ステップと、画が入力される
つど、検出ステップの処理で検出された画の特徴から所
定の操作によりサブ文字の切り出しを行い、新たなサブ
文字が切り出されたとき、逐次、サブ文字を組み合わせ
て文字の認識を行うとともに、入力行判定ステップの処
理で判定された行の変更があったとき、切り出したサブ
文字を組み合わせ、少なくともサブ文字の画の総数を用
いて文字を認識する文字認識ステップとを含むことを特
徴とする。本発明の第3の手書き文字入力装置および方
法においては、手書き入力された文字の各画の筆跡の特
徴が検出され、検出された各画の筆跡特徴が、記憶され
ている、異なる特徴に基づく少なくとも2つの行切り出
しルールの各々と比較判定されて判定値が算出されると
ともに、各判定値が合成され、合成された判定値が、予
め設定してある基準値と比較されて、入力された行が判
定され、画が入力されるつど、検出された画の特徴から
所定の操作によりサブ文字の切り出しを行い、新たなサ
ブ文字が切り出されたとき、逐次、サブ文字を組み合わ
せて文字の認識を行うとともに、判定された行の変更が
あったとき、切り出したサブ文字を組み合わせ、少なく
ともサブ文字の画の総数を用いて文字が認識される。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の手書き文字入力方法を応用
した装置の一実施例の構成を示すブロック図である。C
PU1は、ROM2に記憶されているプログラムに従っ
て各部を制御し、文字入力動作を実行するようになされ
ている。RAM3には、必要に応じて所定のデータなど
が記憶される。バックアップRAM4には、バッテリ5
から常に所定の電力が供給されており、装置の電源をオ
フした場合においても、記憶しておきたい情報を記憶す
るようになされている。タイマ6は、水晶振動子7を基
準にして、バッテリ5で常時動作するようになされてい
る。
【0021】ディスプレイコントローラ11は、バスラ
イン8を介して入力されるデータをV−RAM12に展
開し、そこに展開された画像をディスプレイ部13に表
示させるようになされている。入力タブレット15は、
ペン16を操作することにより、入力された座標位置デ
ータをタブレットインタフェース14に出力し、タブレ
ットインタフェース14は、このデータをバスライン8
を介して、CPU1あるいはディスプレイコントローラ
11に出力するようになされている。
【0022】マイク18は、集音した音声信号を固体録
音処理回路17に出力し、記憶させるようになされてい
る。また、固体録音処理回路17が出力した音声信号
は、加算器20を介してスピーカ21に供給され、放音
されるようになされている。ダイアラ19は、CPU1
に制御され、所定のダイアル信号を加算器20を介して
スピーカ21に出力するようになされている。
【0023】複数のキースイッチ群22は、装置の動作
を切り換えるとき操作され、その操作に対応する信号が
キーインタフェース23からバスライン8を介してCP
U1に出力されるようになされている。また、複数のキ
ースイッチ群24の所定のものを操作することにより電
源回路25をオンし、各部に電力を供給させるようにし
たり、固体録音処理回路17による録音、再生、停止、
音量調整などを実行することができるようになされてい
る。
【0024】さらに、ソケット26には、図示せぬIC
カードを挿入することができるようになされており、I
Cカードインタフェース27は、このICカードに対し
てデータを授受するようになされている。
【0025】ピンコネクタ29には、例えばモデムなど
を接続することができ、拡張用インタフェース28とこ
のモデムを介して信号を授受できるようになされてい
る。
【0026】尚、入力タブレット15は、透明な材質に
より構成され、ディスプレイ部13の上に形成されてい
る。その結果、ディスプレイ部13の表示が入力タブレ
ット15を介して見ることができるようになされてい
る。
【0027】次に、上記した構成の装置において、文字
を手書き入力する場合の動作について、図2のフローチ
ャートを参照して説明する。この処理は、ROM2に記
憶されているプログラムに従ってCPU1が実行するも
のである。CPU1は、図2のフローチャートに示す処
理を、使用者がペン16で入力タブレット15上に文字
を構成する任意の1画を入力する都度実行する。尚、こ
のフローチャートにおいて、画数を表す変数iと、後述
するサブ文字数を表す変数sは、いずれも電源投入時な
どにおいて0に初期化される。
【0028】また、このフローチャートの各処理を実行
するために必要なデータベースは、ROM2あるいはR
AM3に記憶されるものである。
【0029】最初にステップS11において、入力画の
特徴が抽出される。そして、この特徴は、画特徴データ
ベースDB1に供給され、記憶される。この画特徴デー
タベースDB1に記憶されるデータのフォーマットにつ
いては、図34を参照して後述する。
【0030】次にステップS12に進み、入力された筆
跡が行データ初期化後、最初の筆跡であるのか否かが判
定される。即ち、変数iが0であるか否かが判定される
(この変数iは、後述するように、ステップS14にお
いてインクリメントされるので、第2画目以降の入力時
には、1以上の値となる)。入力された筆跡が行データ
初期化後、最初の筆跡である場合においては、ステップ
S20に進み、ニューライン処理が実行される。ここで
は、新しい行のデータが生成される。そして変数iとs
にそれぞれ1がセットされる。
【0031】ステップS12において、入力された筆跡
が行データ初期化後、最初の筆跡ではないと判定された
場合、ステップS13に進み、行切り出し判定の処理が
実行される。この処理には、ステップS11で生成し、
画特徴データベースDB1に記憶された画特徴データ、
行データデータベースDB4に記憶されている行デー
タ、および行切り出しルールデータベースDB2に記憶
されている行切り出しルールが用いられる。ここにおい
ては、いま入力された画(ストローク)が行データによ
り表現される行に含まれているか否か(同じ行に入力さ
れたのか、異なる行に入力されたのか)を判定する。こ
の行切り出し判定の詳細は、図3を参照して後述する。
【0032】この最新画の特徴抽出データには、例え
ば、画の始点あるいは終点などの特徴点の座標の他、画
に外接する四角形のデータなどが含まれている。また、
行切り出しルールについては、図10乃至図23を参照
して後述するが、ここでは、筆跡データが作る行の外接
四角形の座標、画数、各画の外接四角形の座標、各画の
射影長、実長などが用いられる。
【0033】この行切り出し判定処理において、今回入
力された新たな入力画が、いままで入力された画とは異
なる行に入力されたものと判定されなければ、即ち、そ
れまで入力されていた画と同じ行へ入力されたものと判
定された場合においては、ステップS14に進み、今回
入力された画の画特徴データを行データデータベースD
B4の行データに追加する。そして、行データ内の画数
を表す変数iを1だけインクリメントする。
【0034】次にステップS15に進み、サブ文字切り
出し判定処理が実行される。ここにおいて、サブ文字と
は、1つの文字の部分を構成する筆跡の集合である。即
ち、この実施例においては、1つの文字がパーツとして
のサブ文字に分解され、各入力画は、1つ前に入力され
た画と同一のサブ文字を構成するものであるのか、1つ
以上前に入力された複数の画と同一のサブ文字を構成す
るものであるのか、あるいは、それまで入力されていた
画とは異なるサブ文字を構成するものであるのかが判定
される。
【0035】このサブ文字切り出しの判定の処理には、
サブ文字切り出しルールデータベースDB3に記憶され
ているサブ文字切り出しルールと、行データデータベー
スDB4に記憶されている行データが用いられる。この
判定処理の詳細は、図4を参照して後述するが、例えば
最新画筆跡の水平または垂直射影成分と、既存のサブ文
字筆跡集合の水平または垂直射影成分との重なり部分な
どを考慮して判定される。
【0036】ステップS15において、最新画の筆跡が
直前のサブ文字(s−1番目のサブ文字)と同一のサブ
文字を構成するものである場合、ステップS16に進
み、アペンド(APPEND)処理が行われる。ここで
は、最新画データはs−1番目のサブ文字データに追加
される。即ち、直前のサブ文字と同一のサブ文字を構成
するものとして処理される。変数sは、そのままの値が
保持される。
【0037】ステップS15において、最新画の筆跡
が、1つ以上前の複数のサブ文字データと一体となっ
て、1つのサブ文字を構成するものであると判定された
場合、即ち、s−n番目からs−1番目までのn個のサ
ブ文字とともに、1つのサブ文字を構成するものである
と判定された場合、ステップS17に進み、オーバーラ
イド(OVER RIDE)処理される。即ち、ここに
おいては、既に生成されているs−n番目のサブ文字か
ら、s−1番目のサブ文字までのn個のサブ文字が、今
回入力された筆跡とともに1つのサブ文字を構成するも
のとして、1個のサブ文字にまとめられる。変数sに
は、s−nがセットされる。
【0038】さらにまた、ステップS15において、最
新画の筆跡が、いままで生成されたサブ文字とは異なる
新たなサブ文字を構成するものであると判定された場
合、ステップS18に進み、ニューキャラクタ(NEW
CHAR)処理が行われる。即ち、ここにおいては、最
新画データは、新たなサブ文字を構成するものとして処
理され、変数sが1だけインクリメントされる。
【0039】新たに入力される画が、それまでとは異な
る行に入力されるまで、以上のステップS11乃至S1
8に示した処理が繰り返し実行される。
【0040】そして、新たに入力した画がそれまでとは
異なる行に入力されたものとステップS13において判
定された場合、ステップS19に進み、それまでの行に
入力されたサブ文字を組み合わせることにより、文字の
認識処理が行われる。この認識処理には、行データデー
タベースDB4に記憶されている行データ(サブ文字デ
ータ)が用いられる。認識した結果得られた文字データ
は、認識結果データデータベースDB5に供給され、記
憶される。
【0041】即ち、この実施例においては、新たな行に
入力が行われることを契機として、それまでの行に入力
された筆跡のサブ文字を組み合わせることにより、文字
として認識するための処理が開始されることになる。
【0042】そしてステップS20に進み、今回入力さ
れた画に対応して新たなデータが生成され、変数iとs
が1にセットされる。
【0043】次に、図3のフローチャートを参照して、
ステップS13における行切り出し判定処理の詳細につ
いて説明する。最初にステップS31において、行切り
出しルール番号のカウンタlrを0に初期設定する。そ
してステップS32において、行切り出しルールデータ
ベースDB2に記憶されている行切り出しルールL_R
ule[lr]を読み出す。また、行データデータベー
スDB4から行データを読み出す。
【0044】この行データデータベースDB4には、図
2におけるステップS16乃至S18の処理の結果得ら
れたサブ文字データと、ステップS14より供給された
画数iが記憶されている。この行データが行切り出しル
ールL_Rule[lr]に適用され、行切り出しを行
うか(新たな行への入力として処理するか)否かを判定
するための判定値g[lr]が演算される(g[lr]
=L_Rule[lr])。演算された判定値g[l
r]は、行切り出しグレードデータベースDB12に供
給され、保存される。
【0045】次にステップS33に進み、行切り出しル
ールデータベースDB2から、すべての行切り出しルー
ルが読み出されたか(lr=MAX_LRであるか)否
かが判定され、まだ読み出されていない行切り出しルー
ルが存在する場合においては、ステップS34に進み、
行切り出し番号のカウンタlrが1だけインクリメント
される。そしてステップS32に戻り、同様の処理が繰
り返される。即ち、この処理が繰り返されることで、行
切り出しルールデータベースDB11に記憶されている
複数の行切り出しルールのすべてに対する判定値g[l
r]が得られる。
【0046】次にステップS35に進み、以上のように
して演算した各行切り出しルールに対応する判定値g
[0]乃至g[MAX_LR]の値が、行切り出しグレ
ードデータベースDB12から読み出され、合成(加
算)され、変数Gにセットされる。
【0047】次にステップS36に進み、ステップS3
5で演算した合成値Gを、予め設定してある基準値G_
lmLと比較する。合成値Gが最低の基準値としてのG
_lmLより大きい場合、今回入力された筆跡は、今ま
での行とは異なる行に入力されたものと判定される。こ
れに対して、合成値Gが基準値G_lmLと等しいか、
それより小さいと判定された場合、今回入力された筆跡
は、今までの行と同一の行に入力されたものと判定され
る。
【0048】次に、図4を参照して、図2のステップS
15におけるサブ文字切り出し判定の処理の詳細につい
て説明する。最初にステップS41において、オーバー
ライド数を表す変数nが0に、また、サブ文字数カウン
タを表す変数jにs−1が、それぞれ初期設定される。
さらにステップS42においては、サブ文字切り出しル
ール番号カウンタの変数srに0が初期設定される。
【0049】次にステップS43に進み、サブ文字切り
出しルールデータベースDB3に記憶されているサブ文
字切り出しルールS_Rule[sr]が読み出され
る。また、行データデータベースDB4に記憶されてい
る行データのうち、最新画のデータが、いま読み出され
たサブ文字切り出しルールS_Rule[sr]に適用
され、サブ文字切り出しを行うか否かを判定するための
判定値g[sr]が演算される(g[sr]=S_Ru
le[sr])。演算された結果得られた判定値g[s
r]は、サブ文字切り出しグレードデータベースDB2
2に供給され、記憶される。サブ文字切り出しルールS
_Rule[sr]の詳細については、図24乃至図3
0を参照して後述する。
【0050】ステップS43の処理は、ステップS44
において、サブ文字切り出しルールデータベースDB3
に記憶されている、すべてのサブ文字切り出しルールに
対応する判定値g[sr]が得られていないと判定され
た場合、ステップS45に進み、変数srが1だけイン
クリメントされ、再びステップS43以降の処理が繰り
返される。
【0051】このようにして、サブ文字切り出しルール
データベースDB3に記憶されているすべてのサブ文字
切り出しルールに対応する判定値g[sr]が得られた
と判定された場合、ステップS46に進み、その判定値
g[sr]がサブ文字切り出しグレードデータベースD
B22から読み出され、ステップS46において、合成
(加算)される。この合成値は、変数Gに入力される。
【0052】次にステップS47において、ステップS
46で演算した合成値Gが、予め設定した基準値G_l
mSと比較される。この合成値Gが最低の基準値G_l
mSと等しいか、それより小さいと判定された場合、い
ま入力された画は同じサブ文字に対する入力であると判
定され、ステップS48に進み、オーバーライド数を表
す変数nに変数s−jがセットされる。そしてステップ
S49において、変数jが1だけデクリメントされた
後、ステップS50に進む。
【0053】ステップS50においては、j番目のサブ
文字(SubChar)[j]と、いま入力された画が
サブ文字合成条件を満たすか否かが判定される。あるい
はまた、変数jが0より小さいか否かが判定される。即
ち、ステップS49で、変数jを1だけデクリメントす
ることにより、1つ前のサブ文字に着目し、そのサブ文
字と入力画が、サブ文字合成条件を満たしている場合、
あるいは、変数jが0以上である場合においては、ステ
ップS42に戻り、変数srに0をセットし、それ以降
の処理が繰り返される。
【0054】即ち、以上の動作を繰り返すことにより、
j個のすべてのサブ文字に対してサブ文字切り出しルー
ルを適用し、その判定値g[sr]を生成するのであ
る。
【0055】なお、ステップS50におけるサブ文字合
成条件としては、例えば、入力画とサブ文字[j]の外
接四角形が、交点を持つか否かという条件とすることが
できる。この場合、交点を有しないとき、ステップS4
2に戻る。
【0056】一方、ステップS47において、合成値G
が最低の基準値G_lmSより大きいと判定された場合
においては、いま入力された画が、それまでのサブ文字
とは異なるサブ文字を構成するものとして、上述したス
テップS48における処理をスキップし、ステップS4
9,S50以降の処理を繰り返し実行する。即ち、この
場合においては、変数nに以前の値がそのまま保持され
る。このようにして、変数nには、オーバーライド数が
セットされる。
【0057】そしてステップS50において、サブ文字
と入力画が、サブ文字合成条件を満たさないと判定され
るか、変数jが負である(j<0)と判定されたとき、
ステップS51に進み、変数nの値がいくつであるのか
判定される。変数nが1のとき、ステップS16へ進
み、アペンド処理(1個のオーバーライド処理)が実行
される。変数nが2以上のとき、ステップS17へ進
み、オーバーライド処理が実行される。そして、変数n
が0のとき、ステップS18へ進み、ニューキャラクタ
処理が実行される。
【0058】次に、図5のフローチャートを参照して、
図2のステップS19におけるサブ文字組み合わせ認識
処理の詳細について説明する。この実施例においては、
i番目からj番目までのk個のサブ文字について処理が
行われることになるが、最初にステップS61におい
て、このフローチャートにおいて、開始サブ文字カウン
タの変数としてのiに0を初期設定し、ステップS62
において、終了サブ文字カウンタの変数としてのjにi
をセットする。
【0059】次にステップS63に進み、行データデー
タベースDB4から、i番目からj番目までのk個のサ
ブ文字を読み出して組み合わせ、1つの文字データを生
成し、1文字データデータベースDB31に供給し、記
憶させる。
【0060】次にステップS64において、文字認識処
理を実行する。即ち、1文字データデータベースDB3
1に記憶された1文字データを読み出し、その文字を認
識する。そして、認識した結果得られたデータを認識結
果データデータベースDB5に供給し、記憶させる。
【0061】次にステップS65に進み、変数jを1だ
けインクリメントする。即ち、終了サブ文字を1つだけ
増加させる(最近のものに変更する)。そしてステップ
S66に進み、i番目とj番目のサブ文字が、文字合成
条件を満たしたか否か判定する。あるいはまた、変数j
がsと等しいか否か判定する。
【0062】ステップS65で終了サブ文字を1つだけ
増加した結果、i番目とj番目のサブ文字により文字合
成条件が満たされたと判定された場合、ステップS63
に戻り、これらのサブ文字を再び1文字データとして生
成し、それを文字認識する処理を繰り返す。また、変数
jがsと等しくない場合、即ち、終了サブ文字カウンタ
の値jがサブ文字数sと等しくないとき(終了サブ文字
がまだ最後のサブ文字まで達していないとき)、上述し
た場合と同様に、ステップS63に戻り、同様の処理を
繰り返す。尚、文字合成条件の詳細については、図31
乃至図33を参照して後述する。
【0063】ステップS66において、i番目とj番目
のサブ文字が、文字合成条件を満たさないと判定された
場合、あるいは、変数jがsと等しいと判定された場合
(終了サブ文字がs番目のサブ文字と等しくなった場
合)、ステップS67に進み、変数iを1だけインクリ
メントする。即ち、開始サブ文字を1つだけ最新のもの
に変更させる。そしてステップS68において、変数i
がsと等しくないと判定された場合、ステップS62に
戻り、変数jに変数iをセットして、それ以降の処理を
繰り返す。即ち、開始サブ文字を1個だけ最新のものに
変更した状態で、同様の処理を繰り返し実行する。
【0064】そしてステップS68において、開始サブ
文字が最新のサブ文字に等しくなったと判定されるま
で、同様の処理を繰り返し実行する。
【0065】以上のように、手書き文字を入力した場
合、行の切り出しと、サブ文字の切り出しが行われ、行
の切り出し後、サブ文字の文字への認識が行われるまで
の処理を説明したのであるが、理解をより深めるため
に、ここで、行切り出し動作と、サブ文字切り出し動作
の具体例について、図6と図7を参照して説明する。
【0066】図6は、図2におけるステップS13、お
よび図3における行切り出し動作の具体例を示してい
る。この実施例においては、ペン16で入力タブレット
15上に、L1乃至L4の4行にわたって文字が描かれ
ている。行L1には、「ここでは、」の文字が書き込ま
れており、その下の行L2には、「行切出しの」の文字
が記入されている。さらにまた、その下の行L3には、
「説明を」の文字が記入され、さらにその下の行L4に
は、「します。」の文字が記入されている。
【0067】例えば、行L1から行L2に移るとき、使
用者は、行L1の「ここでは、」の文字を入力した後、
次の行L2の文字「行」の文字の入力を行うことにな
る。行L1の最後の文字「、」と、次の行L2の文字
「行」の先頭の書き出し位置との距離は、3cm以上離
れているとする。この場合、図10を参照して後述す
る、行切り出しルールL_Rule[0]により、それ
までの行L1とは異なる新たな行L2が書き出されたも
のと判定される。
【0068】さらにまた、行L3の「説」の文字の書き
出し位置と、行L2の行枠の終点との距離L23が、行L
2の行枠の縦幅L2Hの長さより長い。また、行L3の書
き出し位置の行L2の行枠の底辺からの距離は、行L2
の行枠の高さL2Hの1/4より短い。さらにまた、行L
2の行枠の高さL2Hと幅W2Hのいずれも、5mmより長
くなっている。このような条件が満たされるとき、図1
6を参照して後述する行切り出しルールL_Rule
[6]により、「説」の文字は、それまでの行L2とは
異なる行L3に書かれたものと判定される。
【0069】さらに、行L4の先頭の文字「し」は、そ
の高さL4Hが、行L3の行枠の高さL3Hの2/3より大
きく、かつ、行L3の行枠の底辺と文字「し」の垂直方
向の中点までの距離が3mmより大きい。この場合は、
図14を参照して後述する、行切り出しルールL_Ru
le[4]により、新たな行への入力であると判定され
る。
【0070】次に、図7を参照して、図2におけるステ
ップS15、および図4におけるサブ文字切り出し判定
処理の具体例について説明する。いま使用者は、平仮名
の文字「な」を入力しようとしている。最初に、第1画
(Stk1)を入力したとき、サブ文字(SubCha
r)[0]が、この第1画の入力に対応して生成され、
サブ文字を表す変数sは1にセットされる。
【0071】次に、第2画目を入力したとき、この第1
画と第2画の入力は交差しているため、後述するサブ文
字切り出しルールにより同一サブ文字と認識される。こ
のため、オーバーライド数を表す変数nに1がセットさ
れ、アペンド処理が施される。これにより、第2画目の
データは、第1画目の入力により対応して生成されたサ
ブ文字[0]に追加され、2つの画により1つのサブ文
字[0]が生成される。
【0072】次に第3画目を入力すると、この入力は、
今までのサブ文字とは異なる新たなサブ文字であると判
定され、オーバーライド数を表す変数nが0にセットさ
れ、ニューキャラクタ処理が行われる。これにより、第
3画目のデータに対応して、サブ文字[1]が生成され
る。そして、サブ文字数を示す変数sに2がセットされ
る。
【0073】さらに第4画目を入力すると、このサブ文
字は、サブ文字[0]と同一のサブ文字を構成するもの
と判定され、サブ文字[0]に生成される。そして、こ
のサブ文字[0]とサブ文字[1]が、さらに同一のサ
ブ文字を構成するものと判定され、オーバーライド数を
表す変数nが2にセットされる。そしてオーバーライド
処理が行われ、サブ文字[0]とサブ文字[1]が合成
され、サブ文字[0]とされる。そして、サブ文字数s
に1がセットされる。
【0074】次に、図8と図9を参照して、図2のステ
ップS19、および図5のサブ文字組み合わせ認識処理
の具体例について説明する。
【0075】最初に図8に示すように、いま、「明る
い」の文字が入力されると、それらの文字が同図に示す
ように、この実施例の場合、6個のサブ文字a乃至fが
生成される。そして、これらの6個のサブ文字a乃至f
を、図に示すように、隣接するものを必要な数だけ組み
合わせる。そして、各組み合わせから、それぞれ文字を
認識する。
【0076】図9の実施例においては、「言」、「川」
および「頁」の3つの漢字が入力されており、これに対
して、a乃至eの5つのサブ文字が生成されている。こ
れらのサブ文字を適宜組み合わせることで、各組み合わ
せから文字認識候補が得られている。
【0077】次に、図10乃至図16のフローチャート
と、これらの各フローチャートに対応する図17乃至図
23を参照して、図3の行切り出しルールデータベース
DB2に記憶されている行切り出しルールL_Rule
[i]について説明する。尚、これらの図において、各
符号はそれぞれ次のデータを表している。
【0078】Pns:最新画の始点(画特徴データデー
タベースDB1より得る) Ppe:最新のサブ文字の最後の画の終点(行データデ
ータベースDB4より得る) NBx:最新画の外接四角形(画特徴データデータベー
スDB1の画特徴データより得る) PBx:最新のサブ文字の最後の画の外接四角形(行デ
ータデータベースDB4の行データより得る) LBx:その行の全筆跡を囲む外接四角形(行データデ
ータベースDB4の行データより得る) LEN_MN 5mm LEN0 3cm LEN1 1.5cm LEN2 5mm LEN3 1cm LEN4 3mm LEN5 5mm
【0079】図10は、行切り出しルールL_Rule
[0]を表している。最初にステップS81において、
最新画の始点Pnsと、最新のサブ文字の最後の画の終
点Ppeとの距離が、LEN0(3cm)より長いか否
か判定される。2つの点の距離が3cmより長いとき、
ステップS82に進み、判定値g[0]には、最も大き
な値MAX_GRADEがセットされ、小さいとき、ス
テップS83に進み、0がセットされる。このルールの
場合、図17に示すように、最新画の始点Pnsと最新
のサブ文字の最後の画の終点Ppeの距離によって、そ
のグレードが決定される。
【0080】判定値g[i]は、その値が大きい方が、
その条件を満足する(この実施例の場合、新たな行への
入力である)可能性が大きいことを表している。
【0081】図11は、行切り出しルールL_Rule
[1]を表している。このルールにおいては、ステップ
S91において、図18に示すように、最新画の始点P
nsと、その行の全筆跡を囲む外接四角形LBxとの距
離が、1.5cmより大きいか否かが判定される。両者
の距離が1.5cmより大きいとき、判定値g[1]
に、ステップS92において最大値がセットされ、小さ
いとき、ステップS93において、0がセットされる。
【0082】図12は、行切り出しルールL_Rule
[2]を表している。ステップS101においては、図
19に示すように、その行の全筆跡を囲む外接四角形L
Bxの高さと幅が、いずれも5mm(LEN_MN)よ
り大きいか否かが判定される。そして、それらの長さが
5mmより大きいとき、さらにステップS102におい
て、その行の全筆跡を囲む外接四角形LBxと、最新画
の外接四角形NBxとの垂直方向の距離が、5mm(L
EN2)より長いか否か判定される。
【0083】ステップS101とステップS102にお
ける両方の条件が満足されるとき、判定値g[2]に、
ステップS103において、最大値がセットされ、いず
れか一方の条件が満足されないとき、ステップS104
またはステップS105において、判定値g[2]に0
がセットされる。
【0084】図13は、行切り出しルールL_Rule
[3]を表している。最初にステップS111におい
て、図20に示すように、その行の全筆跡を囲む外接四
角形LBxの高さと幅が、いずれも5mmより大きいか
否かが判定される。そして、それらの長さが5mmより
大きいとき、さらにステップS112において、最新画
の外接四角形NBxと、最新のサブ文字の最後の画の終
点Ppeの距離が、1cm(LEN3)より長いか否か
判定される。
【0085】ステップS111とステップS112にお
ける両方の条件が満足されるとき、判定値g[3]に、
ステップS113において、最大値がセットされ、いず
れか一方の条件が満足されないとき、ステップS114
またはステップS115において、判定値g[3]に0
がセットされる。
【0086】図14は、行切り出しルールL_Rule
[4]を表している。最初にステップS121におい
て、図21に示すように、最新画の外接四角形NBxの
高さが、その行の全筆跡を囲む外接四角形LBxの高さ
の2/3より長いか否か判定される。この条件が満足さ
れるとき、さらにステップS122に進み、その行の全
筆跡を囲む外接四角形LBxと、最新画の外接四角形N
Bxの中心との垂直方向の距離が、3mm(LEN4)
より長いか否か判定される。
【0087】両方の条件が満足されるとき、判定値g
[4]に、ステップS123において、最大値がセット
され、少なくともいずれか一方の条件が満足されないと
き、ステップS124またはステップS125におい
て、判定値g[4]に0がセットされる。
【0088】図15は、行切り出しルールL_Rule
[5]を表している。このルールにおいては、図22に
示すように、ステップS131乃至S133において、
3つの条件が判定される。ステップS131において
は、その行の全筆跡を囲む外接四角形LBxの高さと幅
が、いずれも5mm(LEN_MN)より長いか否か判
定される。ステップS132においては、最新画の外接
四角形NBxが、その行の全筆跡を囲む外接四角形LB
xの底辺から1/4より下に位置しているか否か判定さ
れる。また、ステップS133において、最新画の外接
四角形NBxが、最新のサブ文字の最後の画の外接四角
形PBxより5mm(LEN5)程度左にあるか否か判
定される。
【0089】これら3つの条件がいずれも満足されると
き、判定値g[5]に、ステップS134において、最
大値がセットされ、いずれか1つの条件が満足されない
とき、ステップS135乃至S137において、判定値
g[5]に0がセットされる。
【0090】図16は、行切り出しルールL_Rule
[6]を表している。このルールにおいては、図23に
示すように、ステップS141乃至S143において、
3つの条件が判定される。ステップS141において
は、その行の全筆跡を囲む外接四角形LBxの高さと幅
が、いずれも5mmより長いか否かが判定される。ステ
ップS142においては、最新画の外接四角形NBx
が、その行の全筆跡を囲む外接四角形LBxの底辺から
1/4より下に位置しているか否か判定される。ステッ
プS143においては、最新画の外接四角形NBxが、
最新のサブ文字の最後の画の終点Ppeより、その行の
全筆跡を囲む外接四角形LBxの高さ分だけ左にあるか
否かが判定される。
【0091】ステップS141乃至S143の3つの条
件がいずれも満足されるとき、判定値g[6]に、ステ
ップS144において、最大値がセットされ、少なくと
もいずれか1つの条件が満足されないとき、ステップS
145乃至S147において、判定値g[6]に0がセ
ットされる。
【0092】このようにして、求められた各ルールの判
定値g[i]が合成され、その合成値Gが基準値G_l
mLと比較されて、合成値が基準値より大きいとき、新
たな行に記入されたものであると判定するのは上述した
通りである。
【0093】次に、図24乃至図30を参照して、図4
におけるサブ文字切り出しルールデータベースDB3に
記憶されているサブ文字切り出しルールS_Rule
[i]について説明する。
【0094】図24は、サブ文字切り出しルールS_R
ule[0]を表している。最初にステップS151に
おいて、最新画の水平射影と既存のサブ文字の水平射影
との重なりが、どちらの水平射影の1/2よりも小さい
か否かが判定され、小さければ、ステップS152に進
み、判定値g[0]に最大値がセットされ、小さけれ
ば、ステップS153に進み、0がセットされる。
【0095】図25は、サブ文字切り出しルールS_R
ule[1]を表している。このルールにおいては、ス
テップS154において、最新画がサブ文字より左にあ
るか否か判定される。そして、最新画がサブ文字より左
に存在しないと判定された場合、ステップS155にお
いて、判定値g[1]に最大値がセットされ、左に存在
すると判定された場合、ステップS156に進み、0が
セットされる。
【0096】図26は、サブ文字切り出しルールS_R
ule[2]を表している。このルールにおいては、ス
テップS157において、最新画とサブ文字の画数の合
計が30より大きいか否か判定され、大きい場合、ステ
ップS158において、判定値g[2]に最大値がセッ
トされ、等しいか、小さい場合、ステップS159に進
み、0がセットされる。
【0097】図27は、サブ文字切り出しルールS_R
ule[3]を表している。このルールにおいては、例
えば、図29に示すように、サブ文字の切り出しの判定
が行われる。同図に示すように、直前の画の外接四角形
の縦と横の長さのうち、大きい方がPB_SIZEとさ
れ、直前の画の外接四角形の始点がP_SPとされ、最
新の入力画の外接四角形の横幅がB_Wとされ、最新の
入力画の最も左の点がL_Pとされ、そして行枠の縦方
向の幅がLHとされる。
【0098】ステップS311においては、PB_SI
ZEがLH/5より小さいか否かが判定される。即ち、
直前の画の外接四角形の縦と横の長さのうち、大きい方
の長さPB_SIZEが、行枠の縦方向の幅HLの1/
5より小さいか否かが判定される。
【0099】ステップS312においては、最新の入力
画の外接四角形の横幅B_Wが、行枠の縦方向に幅LH
より大きいか否かが判定される。さらに、ステップS3
13においては、直前の画の外接四角形の始点P_SP
のx座標P_SPxが、最新の入力画の最も左側の点L
_Pのx座標L_Pxより大きいか否か、即ち始点P_
SPが、点L_Pより右側に位置するか否かが判定され
る。
【0100】ステップS311乃至S313の3つの条
件が全て満足されるとき、ステップS314に進み、判
定値g[3]に最大値がセットされ、いずれか1つでも
満足されない場合においては、ステップS315に進
み、判定値g[3]に0がセットされる。
【0101】さらに、図28はサブ文字切り出しルール
S_Rule[4]を表している。このルールにおいて
は、図30に示すように、最新の入力画の横幅がBWと
され、行枠の縦方向の幅がLHとされ、最新の入力画の
外接四角形のy座標の最大値がMX_BYとされ、行枠
(行の外接四角形)のy座標の最小値がMN_LYとさ
れる。
【0102】そして、ステップS321において、最新
の入力画の横幅BWが行枠の縦方向の幅LHの3倍より
大きいか否かが判定される。さらに、ステップS322
においては、最新の入力画の外接四角形のy座標の最大
値MX_BYが、行外接四角形のy座標の最小値MN_
LYと、行枠の縦方向の幅 LHの1/3とを加算した
値より小さいか否かが判定される。
【0103】ステップS321とS322の両方の条件
が満足されるとき、ステップS323に進み、判定値g
[4]に最大値がセットされ、少なくともいずれか一方
の条件が満足されないとき、ステップS324に進み、
判定値g[4]に0がセットされる。
【0104】このサブ文字切り出しルールS_Rule
[i]の判定値g[i]も、その値が大きいほど、その
条件を満足する可能性が大きいものであり、その合成値
Gが基準値G_lmSと比較され、基準値より大きいと
き、最終的にサブ文字が切り出されることになる。
【0105】図31乃至図33は、図5のステップS6
6における文字合成条件判定処理の詳細を表している。
【0106】図31の実施例においては、サブ文字
[i]からサブ文字[j]までのサブ文字が、1つの文
字を構成するものであるのか否かを、距離から判定する
処理を行う。ステップS161において、第1の注目サ
ブ文字を示す変数tにiがセットされ、また、ステップ
S162において、第2の注目サブ文字を示す変数sに
t+1がセットされる(従って、最初は、s=i+1と
なる)。次にステップS163において、サブ文字
[t]からサブ文字[s]との間の距離(最初は、サブ
文字[i]とサブ文字[i+1]との距離)が、変数D
にセットされる。
【0107】そして、ステップS164において、この
距離Dが行枠の縦の幅の2倍より大きいか否か判定され
る。距離Dが行枠の縦幅の2倍と等しいか、それより小
さいとき、2つのサブ文字は合成されるべきものである
(1つの文字を構成する)と判定される。そして、ステ
ップS165に進み、変数sが変数jと等しくなったか
否か、即ち、注目すべきサブ文字のうち、最後のサブ文
字[j]になったか否かが判定される。まだ最後のサブ
文字に達していないとき、ステップS166に進み、変
数sが1だけインクリメントされ(第2の注目サブ文字
が1つだけ新しいものに変更され)、再びステップS1
63に戻り、同様の処理が繰り返される。
【0108】ステップS165において、第2の注目サ
ブ文字が最後のサブ文字[j]に達したと判定されたと
き、ステップS167に進み、変数tが変数jと等しく
なったか否か判定される。即ち、第1の注目サブ文字
[t]が最後のサブ文字[j]に達したか否かが判定さ
れる。まだ最後のサブ文字[j]に達していないと判定
された場合、ステップS168に進み、変数tが1だけ
インクリメントされる。即ち、第1の注目サブ文字が次
のサブ文字に変更される。そして、ステップS162に
戻り、変数sに、ステップS168で設定した変数tよ
り1つだけ大きい値を設定し、ステップS163以降の
処理を繰り返す。
【0109】ステップS167において、変数tが変数
jと等しいと判定されたとき(第1の注目サブ文字が最
後の注目サブ文字に達したとき)、次の図32に示す処
理に移行する。
【0110】ステップS164において、距離Dが行枠
の縦幅の2倍より大きいと判定されたとき、サブ文字を
1つの文字として合成するための条件は成立しないと判
定される。
【0111】以上のようにして、図31の処理におい
て、サブ文字[i]乃至サブ文字[j]の間の距離が、
行枠の縦幅の2倍を越えないか否かが判定され、越えな
ければ、サブ文字を1つの文字として合成するための条
件が成立するものと判定され、次の図32に示す処理が
実行される。
【0112】図32においては、最初にステップS18
1において、サブ文字[i]乃至サブ文字[j]の外接
四角形のすべてを含む外接四角形がBxに設定される。
ステップS182においては、ステップS181で設定
された外接四角形Bxの横幅がBxWに設定され、さら
にステップS183において、外接四角形Bxの縦幅が
BxHにそれぞれ設定される。
【0113】さらにステップS184において、ステッ
プS182とステップS183で設定された横幅BxW
と縦幅BxHとの比BxW/BxHが3未満であるか否か
が判定される。この比が3未満であるとき、サブ文字は
合成条件を満足するものと判定され、3以上であると
き、合成条件を満足しないものと判定される。
【0114】このように、ステップS181乃至S18
4において、サブ文字[i]乃至サブ文字[j]のすべ
ての筆跡を囲む外接四角形の幅BxWと高さBxHの比が
3未満であるか否かが判定され、3未満であるとき、さ
らに次の図33に示す判定が行われる。
【0115】図33においては、最初にステップS19
1において、サブ文字[i]からサブ文字[j]までの
画数が合計され、その値がNkにセットされる。そして
ステップS192において、この値Nkが30より大き
いか否かが判定され、30以下のとき、サブ文字が合成
条件を満足するものと判定され、30より大きいとき、
サブ文字を合成する条件が満足されないと判定される。
【0116】以上のようにして、図33に示す処理にお
いては、サブ文字[i]乃至サブ文字[j]の画数の合
計が30を越えるか否かが判定される。
【0117】以上、図31乃至図33に示した3つの条
件がすべて満足されると判定された場合、最終的にサブ
文字を1つの文字として合成する条件が成立するものと
判定され、いずれか1つでも条件が満足されないと判定
されたとき、サブ文字を1つの文字として合成する条件
は成立しないと判定される。
【0118】このようにして、サブ文字を合成する条件
が成立する場合(TRUEの場合)、例えば図5のステ
ップS66からステップS63に戻り、サブ文字を合成
する条件が満足されないと判定された場合(FALSE
の場合)、ステップS66からステップS67に進むこ
とになる。
【0119】次に、図34乃至図43を参照して、各デ
ータベースにおけるフォーマットを説明する。
【0120】図34は、画特徴データデータベースDB
1におけるフォーマットの実施例を表している。この実
施例においては、画特徴グレードベクタg0乃至gn
が、その先頭に配置されている。この画特徴グレードベ
クタgiは、その画の、予め用意されている1画の形状
パターン(T1,・・・,Tn)との近似度を表してい
る。
【0121】その次には、特徴点座標C0乃至Cmが配
置されている。この特徴点座標Ciは、始点、終点、中
点または角点などの座標を表している。
【0122】その次には、現画と次画の始点と終点の方
位dir_hh乃至dir_ttが配置されている。d
ir_hhは、現画の始点から次画の始点の方位を表し
ている。dir_htは、現画の始点から次画の終点の
方位を表している。dir_thは、現画の終点から次
画の始点の方位を表している。また、dir_ttは、
現画の終点から次画の終点の方位を表している。
【0123】次には、現画と次画の始点と終点の距離l
en_hh乃至len_ttが配置されている。len
_hhは、現画の始点から次画の始点までの距離を表
し、len_htは、現画の始点から次画の終点までの
距離を表している。また、len_thは、現画の終点
から次画の始点までの距離を表し、len_ttは、現
画の終点から次画の終点までの距離を表している。
【0124】さらにその次には、外接四角形KBの頂点
座標KBx1,KBy1,KBx2,KBy2が配置さ
れている。
【0125】さらにその次には、エレメント数enが配
置され、さらにその次には、エレメント列e0乃至e
en-1が配置されている。エレメントeiは、筆跡を直線
近似したデータであり、始点座標(xi,yi)、方位
Di、エレメント長Li、ペンのアップダウンを示すフ
ラグFiから構成されている。
【0126】図35は、1文字データデータベースDB
31に記憶されている1文字データのフォーマットを表
している。同図に示すように、最初に1文字の外接四角
形の頂点座標SBx1,SBy1,SBx2,SBy2
が配置されている。その次には、その1文字の画数kn
が、さらにその次には、その1文字の各画の全長klが
配置されている。そして、さらにその次には、画特徴デ
ータ列K0,K1,・・・,Kkn-1が配置されている。
【0127】図36は、行データデータベースDB4の
フォーマットを表している。同図に示すように、行デー
タが順次配置され、最後に、ファイル終了記号が付加さ
れている。
【0128】図37は、図36における各行データのフ
ォーマットを表している。最初に、行IDを表すLid
が配置され、その次に、画数Lnkが配置されている。
さらにその次には、サブ文字数Lnsが、その次には、
外接四角形の頂点座標LBx1,LBy1,LBx2,
LBy2が配置されている。さらにその次には、サブ文
字データ列S0,S1,・・・,SLns-1が配置されて
いる。
【0129】図38は、認識結果データデータベースD
B5のフォーマットを表している。同図に示すように、
このデータベースにおいては、認識結果データが順次配
置され、最後にファイル終了記号が配置されている。
【0130】そして、各認識結果データのフォーマット
は、図39に示すように構成されている。同図に示すよ
うに、最初に開始サブ文字番号StScが配置され、次
に終了サブ文字番号EdScが配置されている。この開
始サブ文字番号は、認識文字を合成するサブ文字列の最
初のサブ文字が、その行の何番目であるのかを表し、終
了サブ文字番号は、認識文字を構成するサブ文字列の最
後のサブ文字が、その行の何番目であるのかを表してい
る。
【0131】次に文字候補数rnが配置され、最後に文
字候補列R0,R1,・・・,Rrn -1が配置される。こ
の文字候補Riは、認識結果文字コードciと、認識グ
レードgiから構成されている。
【0132】図40は、行切り出しルールデータベース
DB2のフォーマットを表している。同図に示すよう
に、最初にルール数MAX_LRが配置され、その次に
ルールL_Rule[0],L_Rule[1],・・
・,L_Rule[MAX_LR−1]が順次配置され
ている。
【0133】図40の各ルールL_Rule[i]のフ
ォーマットは、図41に示すように構成されている。即
ち、最初に命令コードiが配置され、次にオペランド数
niが配置され、さらにその次に、オペランド0乃至オ
ペランドni−1が順次配置されている。
【0134】図42は、サブ文字切り出しルールデータ
ベースDB3のフォーマットを表している。最初にルー
ル数MAX_SRが配置され、その次に各ルールS_R
ule[0],S_Rule[1],・・・,S_Ru
le[MAX_SR−1]が順次配置されている。
【0135】また、各ルールS_Rule[i]のレコ
ードのフォーマットは、図43に示すように構成されて
いる。最初に命令コードiが配置され、次にオペランド
数miが配置され、さらにその次に、オペランド0乃至
オペランドmi−1が順次配置されている。
【0136】図2の実施例においては、ステップS13
において、異なる行に入力が行われたと判定されたと
き、ステップS19に進み、それまで生成したサブ文字
を組み合わせて文字の認識処理が実行されるようにした
が、この文字認識処理は、1画の入力が行われる毎に実
行するようにすることもできる。図44は、このように
処理する場合のフローチャートを表している。
【0137】ステップS211乃至S220の処理は、
図2におけるステップS11乃至S20における処理と
同様の処理である。この実施例においては、これらの処
理の他に、ステップS231とステップS232が、そ
れぞれステップS217とステップS218(図2にお
けるステップS17とステップS18)の次に付加され
ている。
【0138】即ち、この実施例においては、ステップS
215において、新たなサブ文字が入力されたと判定さ
れ、ステップS218において、ニューキャラクタ処理
が実行されると、その次にステップS232に進み、サ
ブ文字組み合わせ認識処理が実行される。
【0139】このステップS232において、認識対象
とされるサブ文字は、サブ文字[0]から、ステップS
218で、新たなサブ文字として付加されたサブ文字
[s−1]の直前のサブ文字[s−2]までのs−1個
のサブ文字である。
【0140】これに対して、ステップS219において
行う認識対象とされるサブ文字は、ここにおける認識
は、新たな行に入力が行われた後に行われる認識である
ため、サブ文字[0]からサブ文字[s−1]までのs
個のサブ文字とされる。
【0141】図45は、ステップS232(ステップS
219における場合も同様である)におけるサブ文字組
み合わせ認識処理のより詳細な処理例を示している。そ
の基本的な処理は、図5に示した場合と同様であるが、
この図45においては、最初にステップS261におい
て、変数iにesが設定される。このesは、認識対象
とされるサブ文字群の添字の最大値を表している。即
ち、サブ文字[es]は、最新のサブ文字を表すことに
なる。
【0142】次にステップS262に進み、変数jに変
数iがセットされ、ステップS263に進む。ステップ
S263においては、サブ文字[i]からサブ文字
[j]までのサブ文字が合成され、1文字データが生成
される。生成された1文字データは、1文字データデー
タベースDB31に供給され、記憶される。
【0143】ステップS264においては、1文字デー
タデータベースDB31に記憶された1文字データが読
み出され、文字認識処理が実行される。文字認識された
結果得られた文字は、認識結果データデータベースDB
5に供給され、記憶される。
【0144】次にステップS265に進み、変数iが1
だけデクリメントされる。即ち、最新のサブ文字から1
つ前の(古い)サブ文字に認識対象が移行される。そし
てステップS266に進み、サブ文字[i]とサブ文字
[j]が、文字合成条件を満たしたか否か判定される。
あるいはまた、変数iがssと等しいか否か判定され
る。ssは、認識対象とされるサブ文字群の添字の最小
値を表している。
【0145】ステップS266において、サブ文字
[i]とサブ文字[j]が、文字合成条件を満たしてい
ると判定された場合、ステップS263に戻り、サブ文
字[i]乃至サブ文字[j]を合成して、1文字データ
を生成する処理が繰り返し実行される。認識対象とされ
るサブ文字[i]が、最も古いサブ文字[ss]と等し
くない場合も同様にして、ステップS263に戻り、そ
れ以降の処理が繰り返し実行される。
【0146】そして、サブ文字[i]とサブ文字[j]
が、文字合成条件を満たさない場合、あるいはまた、認
識対象とされるサブ文字[i]が、最も古いサブ文字
[ss]と等しくなったと判定されたとき、次のステッ
プ(ステップS232の場合は、終了、ステップS21
9の場合は、ステップS220)に進む。
【0147】即ち、図5に示した実施例においては、サ
ブ文字[i]が、古いものから新しいものに順番に認識
処理されるが、図45の実施例においては、新しいもの
から古いものに順番に処理される。
【0148】勿論、ステップS219における場合も、
ステップS232における場合と同様に、最新のものか
ら古いものに順番に認識処理させるようにすることも可
能である。あるいはまた、その逆に、いずれの場合も、
古いものから新しいものに順番に認識処理させることも
可能である。
【0149】一方、図44のステップS215におい
て、いま入力された画が既に生成されている複数のサブ
文字と組み合わされるべきものであると判定された場
合、ステップS217に進み、オーバーライド処理され
る。そしてステップS231に進み、終了サブ文字が、
サブ文字[s+1]からサブ文字[s+n]の間のサブ
文字(ステップS217で、s=s−nに設定する前の
サブ文字[s−(n−1)]からサブ文字[s]までの
サブ文字)である場合における認識結果を無効にする。
即ち、これらの認識結果は、オーバーライド処理を実行
することにより、1つのサブ文字としてまとめられたも
のであるため、無効にするのである。
【0150】例えば図46に示すように、いまサブ文字
A,B,Cがあるとする。この場合、認識結果として、
サブ文字Aに対する認識結果、サブ文字A,Bに対する
認識結果、サブ文字Bに対する認識結果、サブ文字A,
B,Cに対する認識結果、サブ文字B,Cに対する認識
結果、およびサブ文字Cに対する認識結果が存在するこ
とになる。
【0151】この状態で新しい画が入力され、ステップ
S215において、オーバーライド数nが2であると判
定されたとき、nはオーバーライドされる既存サブ文字
の個数であるため、サブ文字B,Cと新たに入力された
画により、サブ文字D(新たなサブ文字B)を生成す
る。このとき、サブ文字BとCに対応する認識結果は不
要となる。即ち、図47に示すように、いまの場合、サ
ブ文字Aとサブ文字Dが存在する(残る)ため、認識結
果としては、サブ文字Dに対する認識結果、サブ文字
A,Dに対する認識結果、およびサブ文字Aに対する認
識結果が存在することになる。このため、図46におい
て示されているサブ文字Aに対する認識結果以外の認識
結果(図46において、範囲Eで示す認識結果)は、不
要となる。このため、これらの認識結果が無効にされる
のである。
【0152】図44に示したように、新たに入力が行わ
れる都度、サブ文字の認識処理を実行するようにすれ
ば、図2に示した実施例のように、新たな行に入力が行
われる毎に、認識処理を開始する場合に較べて、迅速に
認識処理を完了することが可能となる。
【0153】
【発明の効果】第1の本発明によれば、正確なサブ文字
の切り出しが可能になる。
【0154】第2の本発明によれば、正確に文字の認識
を行うことが可能となる。
【0155】第3の本発明によれば、より迅速な認識が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手書き文字入力方法を応用した装置の
一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図3】図2のステップS13の行切り出し判定処理の
より詳細な処理を説明するフローチャートである。
【図4】図2のステップS15におけるサブ文字切り出
し判定処理のより詳細な処理を説明するフローチャート
である。
【図5】図2のステップS19におけるサブ文字組み合
わせ認識処理のより詳細な処理を説明するフローチャー
トである。
【図6】行切り出しの具体例を説明する図である。
【図7】サブ文字切り出しの具体例を説明する図であ
る。
【図8】サブ文字組み合わせ認識処理の具体例を説明す
る図である。
【図9】サブ文字組み合わせ認識処理の他の具体例を説
明する図である。
【図10】第1の行切り出しルールを説明するフローチ
ャートである。
【図11】第2の行切り出しルールを説明するフローチ
ャートである。
【図12】第3の行切り出しルールを説明するフローチ
ャートである。
【図13】第4の行切り出しルールを説明するフローチ
ャートである。
【図14】第5の行切り出しルールを説明するフローチ
ャートである。
【図15】第6の行切り出しルールを説明するフローチ
ャートである。
【図16】第7の行切り出しルールを説明するフローチ
ャートである。
【図17】第1の行切り出しルールを説明する図であ
る。
【図18】第2の行切り出しルールを説明する図であ
る。
【図19】第3の行切り出しルールを説明する図であ
る。
【図20】第4の行切り出しルールを説明する図であ
る。
【図21】第5の行切り出しルールを説明する図であ
る。
【図22】第6の行切り出しルールを説明する図であ
る。
【図23】第7の行切り出しルールを説明する図であ
る。
【図24】第1のサブ文字切り出しルールを説明するフ
ローチャートである。
【図25】第2のサブ文字切り出しルールを説明するフ
ローチャートである。
【図26】第3のサブ文字切り出しルールを説明するフ
ローチャートである。
【図27】第4のサブ文字切り出しルールを説明するフ
ローチャートである。
【図28】第5のサブ文字切り出しルールを説明するフ
ローチャートである。
【図29】図27のサブ文字切り出しルールを説明する
図である。
【図30】図28のサブ文字切り出しルールを説明する
図である。
【図31】図5のステップS66における文字合成条件
としての第1のサブ文字合成条件を説明するフローチャ
ートである。
【図32】図5のステップS66における文字合成条件
としての第2のサブ文字合成条件を説明するフローチャ
ートである。
【図33】図5のステップS66における文字合成条件
としての第3のサブ文字合成条件を説明するフローチャ
ートである。
【図34】画特徴データのフォーマットを説明する図で
ある。
【図35】1文字データデータベースのフォーマットを
説明する図である。
【図36】行データデータベースのフォーマットを説明
する図である。
【図37】行データのフォーマットを説明する図であ
る。
【図38】認識結果データデータベースのフォーマット
を説明する図である。
【図39】認識結果データのフォーマットを説明する図
である。
【図40】行切り出しルールデータベースのフォーマッ
トを説明する図である。
【図41】行切り出しルールのレコードのフォーマット
を説明する図である。
【図42】サブ文字切り出しルールデータベースのフォ
ーマットを説明する図である。
【図43】サブ文字切り出しルールのレコードのフォー
マットを説明する図である。
【図44】図1の実施例の他の動作例を説明するフロー
チャートである。
【図45】図44のステップS232におけるより詳細
な処理を説明するフローチャートである。
【図46】図44のステップS231における処理を説
明する図である。
【図47】図44のステップS231における処理を説
明する図である。
【図48】従来の文字認識の処理の流れを説明するフロ
ーチャートである。
【図49】従来の文字認識の処理を説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 8 バスライン 11 ディスプレイコントローラ 12 V−RAM 13 ディスプレイ部 14 タブレットインタフェース 15 入力タブレット 16 ペン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−142685(JP,A) 特開 平6−203215(JP,A) 特開 平5−342407(JP,A) 特開 平6−274680(JP,A) 特開 昭60−112187(JP,A) 候補文字ラティス法による枠無し筆記 文字列のオンライン認識,電子通信学会 論文誌,日本,Vol.J68−D N o.4,pp.765−772 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/00 - 9/82 G06F 3/03

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き入力された文字の各画の筆跡の特
    徴を検出する検出手段と、 異なる特徴に基づく少なくとも2つの行切り出しルール
    を記憶する行切り出しルール記憶手段と、 前記検出手段により検出された前記各画の筆跡特徴を、
    前記行切り出しルールの各々と比較判定して判定値を算
    出するとともに、各前記判定値を合成する判定値合成手
    段と、 前記判定値合成手段により合成された前記判定値を、予
    め設定してある基準値と比較して、入力された行を判定
    する入力行判定手段と、 前記入力行判定手段により判定された前記行が、以前入
    力された行と同一の行であるとき、前記検出手段により
    検出された前記画の特徴から所定の操作により切り出し
    たサブ文字に対し、前記サブ文字を組み合わせ、少なく
    とも前記サブ文字の前記画の総数を用いて文字を認識す
    る文字認識手段とを備えることを特徴とする手書き文字
    入力装置。
  2. 【請求項2】 手書き文字を入力する入力手段と、 異なる特徴に基づく少なくとも2つの行切り出しルール
    を記憶する行切り出しルール記憶手段とを備える文字入
    力装置の文字入力方法において、 手書き入力された前記文字の各画の筆跡の特徴を検出す
    る検出ステップと、 前記検出ステップの処理で検出された前記各画の筆跡特
    徴を、前記行切り出しルールの各々と比較判定して判定
    値を算出するとともに、各前記判定値を合成する判定値
    合成ステップと、 前記判定値合成ステップの処理で合成された前記判定値
    を、予め設定してある基準値と比較して、入力された行
    を判定する入力行判定ステップと、 前記入力行判定ステップの処理で判定された前記行が、
    以前入力された行と同一の行であるとき、前記検出ステ
    ップの処理で検出された前記画の特徴から所定の操作に
    より切り出したサブ文字に対し、前記サブ文字を組み合
    わせ、少なくとも前記サブ文字の前記画の総数を用いて
    文字を認識する文字認識ステップと を含むことを特徴と
    する手書き文字入力方法。
  3. 【請求項3】 手書き入力された文字の各画の筆跡の特
    徴を検出する検出手段と、 異なる特徴に基づく少なくとも2つの行切り出しルール
    を記憶する行切り出しルール記憶手段と、 前記検出手段により検出された前記各画の筆跡特徴を、
    前記行切り出しルールの各々と比較判定して判定値を算
    出するとともに、各前記判定値を合成する判定値合成手
    段と、 前記判定値合成手段により合成された前記判定値を、予
    め設定してある基準値と比較して、入力された行を判定
    する入力行判定手段と、 前記入力行判定手段により判定された前記行の変更があ
    ったとき、一括して、前記検出手段により検出された前
    記画の特徴から所定の操作により切り出したサブ文字に
    対し、前記サブ文字を組み合わせ、少なくとも前記サブ
    文字の前記画の総数を用いて文字を認識する文字認識手
    段とを備えることを特徴とする手書き文字入力装置。
  4. 【請求項4】 手書き文字を入力する入力手段と、 異なる特徴に基づく少なくとも2つの行切り出しルール
    を記憶する行切り出しルール記憶手段とを備える文字入
    力装置の文字入力方法において、 手書き入力された前記文字の各画の筆跡の特徴を検出す
    る検出ステップと、 前記検出ステップの処理で検出された前記各画の筆跡特
    徴を、前記行切り出しルールの各々と比較判定して判定
    値を算出するとともに、各前記判定値を合成する判定値
    合成ステップと、 前記判定値合成ステップの処理で合成された前記判定値
    を、予め設定してある基準値と比較して、入力された行
    を判定する入力行判定ステップと、 前記入力行判定ステップの処理で判定された前記行の変
    更があったとき、一括して、前記検出ステップの処理で
    検出された前記画の特徴から所定の操作により切り出し
    たサブ文字に対し、前記サブ文字を組み合わせ、少なく
    とも前記サブ文字の前記画の総数を用いて文字を認識す
    る文字認識ステップと を含むことを特徴とする手書き文
    字入力方法。
  5. 【請求項5】 手書き入力された文字の各画の筆跡の特
    徴を検出する検出手段と、 異なる特徴に基づく少なくとも2つの行切り出しルール
    を記憶する行切り出しルール記憶手段と、 前記検出手段により検出された前記各画の筆跡特徴を、
    前記行切り出しルールの各々と比較判定して判定値を算
    出するとともに、各前記判定値を合成する判定値合成手
    段と、 前記判定値合成手段により合成された前記判定値を、予
    め設定してある基準値と比較して、入力された行を判定
    する入力行判定手段と、 前記画が入力されるつど、前記検出手段により検出され
    た前記画の特徴から所定の操作により前記サブ文字の切
    り出しを行い、新たな前記サブ文字が切り出されたと
    き、逐次、前記サブ文字を組み合わせて文字の認識を行
    うとともに、前記入力行判定手段により判定された前記
    行の変更があったとき、切り出した前記サブ文字を組み
    合わせ、少なくとも前記サブ文字の前記画の総数を用い
    て文字を認識する文字認識手段とを備えることを特徴と
    する手書き文字入力装置。
  6. 【請求項6】 手書き文字を入力する入力手段と、 異なる特徴に基づく少なくとも2つの行切り出しルール
    を記憶する行切り出しルール記憶手段とを備える文字入
    力装置の文字入力方法において、 手書き入力された前記文字の各画の筆跡の特徴を検出す
    る検出ステップと、 前記検出ステップの処理で検出された前記各画の筆跡特
    徴を、前記行切り出しルールの各々と比較判定して判定
    値を算出するとともに、各前記判定値を合成する判定値
    合成ステップと、 前記判定値合成ステップの処理で合成された前記判定値
    を、予め設定してある基準値と比較して、入力された行
    を判定する入力行判定ステップと、 前記画が入力されるつど、前記検出ステップの処理で検
    出された前記画の特徴から所定の操作により前記サブ文
    字の切り出しを行い、新たな前記サブ文字が切 り出され
    たとき、逐次、前記サブ文字を組み合わせて文字の認識
    を行うとともに、前記入力行判定ステップの処理で判定
    された前記行の変更があったとき、切り出した前記サブ
    文字を組み合わせ、少なくとも前記サブ文字の前記画の
    総数を用いて文字を認識する文字認識ステップとを含む
    ことを特徴とする手書き文字入力方法。
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