JP3352792B2 - 静電誘導トランジスタの製造方法 - Google Patents

静電誘導トランジスタの製造方法

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JP3352792B2
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浩義 庄子
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Ricoh Co Ltd
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲートの浮遊容量を低
減して高周波特性を向上させるようにした静電誘導トラ
ンジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波帯に使用される電力用の静
電誘導トランジスタは、図2の(a)〜(e)に示す各工程で
作成される。
【0003】すなわち、シリコンでなる「Nプラス」の
半導体基板1の上に「Nマイナス」のエピタキシャル層
2を形成し、フォトリソグラフィーによりレジスト3を
パターニングする(図2(a))。
【0004】次に、ドライエッチングにより溝4を形成
し、窒化膜5を形成した後、全面ドライエッチングを行
い、溝4の側壁部のみに窒化膜5を残す(図2(b))。
【0005】レジスト3を除去した後、選択酸化を行っ
て表面と溝4の底部に酸化膜6を形成する。次に窒化膜
5を除去した後にボロンを熱拡散してゲート領域7を形
成する(図2(c))。
【0006】次に、表面の酸化膜6にフォトリソグラフ
ィーによりソースの拡散窓をあけ、砒素を拡散し、ソー
ス領域8を形成した後(図2(d))、Al(アルミニウム)に
よりゲート電極9及びソース電極10をパターニングする
(図2(e))。
【0007】このようにして製造された静電誘導トラン
ジスタの特徴は、半導体基板1の裏面に公知のように形
成される図示しないドレインと対向するゲート部分が酸
化膜6で形成されているため、ドレイン方向には空乏層
の伸びが少なく、よってゲート,ドレイン間容量が低減
され、高周波動作を行うことができる点にある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
構造のものではAl電極とゲート領域とのコンタクトを
取る場合、酸化した後の溝4の形状が図3の(b)のよう
に酸化膜6により歪み、Alスパッタを行うと、図3の
(c)のようにひさし(オーバーハング)ができるため、ゲ
ートのコンタクトが取れなくなる場合があり、ゲート抵
抗が大きくなったり、製造工程が複雑になり歩留まりが
悪くなるおそれがある。
【0009】本発明の目的は、複雑な工程を用いずに、
ゲートコンタクト不良などの歩留まり低下を防止した静
電誘導トランジスタの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、低抵抗の第1の導電型の半導体基板の裏
側にドレイン電極が形成され、該半導体基板の上面に高
抵抗の第1の導電型の半導体層が形成され、該半導体層
の上に低抵抗の第1の導電型のソース領域が形成され、
該ソース領域の少なくとも一部を囲むように溝が形成さ
れ、該溝の下部には酸化シリコン層が形成されており、
前記溝の側壁に前記第1の導電型と反対の第2の導電型
のゲート領域が形成されている静電誘導トランジスタの
製造方法であって、前記溝を形成する工程において、該
溝の側壁に、SF6+CCl4系のガスを用いてドライエ
ッチングを行うことによって、角度が60度から80度の範
囲内のテーパーを形成することを特徴とする。
【0011】また、本発明は、前記SF6+CCl4系の
ガスにおけるSF6:CCl4の流量比を変えることによ
って、前記溝のテーパー角度を調整することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】前記手段によれば、ゲート拡散用の溝の側壁に
60度〜80度の角度を付けることにより、従来の問題点で
あったAl膜をスパッタで形成する際に、図3のような
オーバーハング形状が改善され、ゲート電極とゲート領
域のコンタクトが容易に取れ、また、より複雑な工程を
採用することなく、従来の製造工程と殆ど同じ工程によ
り製造が可能になる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。なお、図2,図3に基づいて説明した部材
に対応する部材には同一符号を付して詳しい説明は省略
する。
【0014】図1(a)〜(c)は本発明に係る静電誘導トラ
ンジスタの実施例の構成と、その製造工程を示すもので
ある。
【0015】本実施例では、図のように「Nプラス」の
半導体基板1上に「Nマイナス」のエピタキシャル層2
が形成されている。そして、エピタキシャル層2の表面
側に溝4が形成されていて、窒化膜5が形成される溝4
の側壁4aの角度Aは60度〜80度となっている(図1
(a))。また、溝4の底と表面側には酸化シリコンからな
る酸化膜6が形成され(図1(b))、溝4の側壁4aからエ
ピタキシャル層2にゲート拡散窓(ゲート領域)7があ
り、ゲート電極9とオーミック接合されている(図1
(c))。
【0016】溝4をドライエッチングにより形成する
際、通常であれば垂直にエッチングを行うが、本実施例
ではSF6+CCl4系のガスを用いてエッチングを行う
と、側壁4aにポリマーを付着させながらエッチングが
行われるため、テーパーが付くことになる。
【0017】テーパー角度は60度以下であると、次の工
程による窒化膜5をエッチングする際に溝4の側壁4a
部分の窒化膜5もエッチングされてしまうため、60度以
上でなければならない。また、テーパー角度が80度以上
だとAlをスパッタしたときに溝4の両側にオーバーハ
ングができてしまい、ステップカバーがうまくいかずゲ
ート領域7とのコンタクトが取れなくなる。
【0018】テーパー角度の調整については、SF6
CCl4の流量比を変えることによりテーパー角度を自由
に調整できる。CCl4の流量を増やしていくほどテーパ
ー角度は小さくなってくる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造工程において、ソース領域の少なくとも一部を囲む
ようにして形成された溝の側壁のテーパーを、60度〜80
度の範囲内に適宜設定することにより、ゲートコンタク
ト不良などによる歩留まり低下を防止した静電誘導トラ
ンジスタの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電誘導トランジスタの一実施例の構
成と製造工程を示す図である。
【図2】従来の静電誘導トランジスタの構成と製造工程
を示す図である。
【図3】従来の静電誘導トランジスタの不具合を説明す
るための説明図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、 2…エピタキシャル層、 3…レジ
スト、 4…溝、 4a…側壁、 7…ゲート領域、
8…ソース領域、 9…ゲート電極、 10…ソース電
極。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−102493(JP,A) 特開 平4−15959(JP,A) 特開 昭56−112760(JP,A) 特開 平4−33377(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/80

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低抵抗の第1の導電型の半導体基板の裏
    側にドレイン電極が形成され、該半導体基板の上面に高
    抵抗の第1の導電型の半導体層が形成され、該半導体層
    の上に低抵抗の第1の導電型のソース領域が形成され、
    該ソース領域の少なくとも一部を囲むように溝が形成さ
    れ、該溝の下部には酸化シリコン層が形成されており、
    前記溝の側壁に前記第1の導電型と反対の第2の導電型
    のゲート領域が形成されている静電誘導トランジスタ
    製造方法であって前記溝を形成する工程において、該溝の側壁に、SF 6
    +CCl 4 系のガスを用いてドライエッチングを行うこと
    によって、 角度が60度から80度の範囲内のテーパーを
    成することを特徴とする静電誘導トランジスタの製造方
  2. 【請求項2】 前記SF 6 +CCl 4 系のガスにおけるS
    6 :CCl 4 の流量比を変えることによって、前記溝の
    テーパー角度を調整することを特徴とする請求項1記載
    静電誘導トランジスタの製造方法。
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