JP3343983B2 - ファクシミリ装置、ファクシミリサーバ装置およびこれらの受信方法 - Google Patents

ファクシミリ装置、ファクシミリサーバ装置およびこれらの受信方法

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JP3343983B2
JP3343983B2 JP09044893A JP9044893A JP3343983B2 JP 3343983 B2 JP3343983 B2 JP 3343983B2 JP 09044893 A JP09044893 A JP 09044893A JP 9044893 A JP9044893 A JP 9044893A JP 3343983 B2 JP3343983 B2 JP 3343983B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はファクシミリ装置、フ
ァクシミリサーバ装置およびこれらの受信方法に関し、
特に、回線を介して送られてくる画像データを受信し、
これを効率良く蓄積できるようにしたファクシミリ装
置、ファクシミリサーバ装置およびこれらの受信方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LAN等の独自のネットワークを
企業内で構築する例が多く見られ、今後ますますその傾
向は大きくなっていくものと考えられる。このようなネ
ットワークでは、網内にファクシミリ装置を配置し、公
衆回線、専用線等の通信回線を使用して他のネットワー
クとの接続を可能にしているものも多い。
【0003】ファクシミリ装置は周知のように、スキャ
ナ、プリンタ、通信制御の各機能を有し、読み取った
り、受信したり、あるいはホストコンピュータ(以下、
ホストと略す)から転送された原稿を遠隔地のファクシ
ミリ装置(リモートファクシミリ装置)に転送したりす
ることができ、網内の資源として非常に有用である。
【0004】このようなシステムの例として、例えば特
開昭62−249560号に記載されているものがあ
る。このシステムは、ファクシミリ装置とパソコンを接
続し、パソコンによってファクシミリ装置の制御を行う
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のシ
ステムは、1台のファクシミリ装置を1台のホストによ
って制御するものであるため、処理すべき情報量の増加
への対応ができず処理速度が間に合わない、あるいは、
ネットワーク内の複数のホスト(端末)への対応が取れ
ないという問題があった。
【0006】そこで、複数のホストからの処理要求を受
付け、複数のファクシミリ装置の中から使用するファク
シミリ装置を選択し、処理を実行させるようなファクシ
ミリサーバ装置を用いたシステムが考えられる。また、
LAN等の独自のネットワークを企業内で構築する場合
には、前記複数のファクシミリ装置として、既存のファ
クシミリ装置、すなわち原稿データを記憶するメモリを
もつ高級機から該メモリを持たない低級機までのさまざ
まなファクシミリ装置が使用されることが考えられる。
【0007】このため、複数のファクシミリ装置から受
信した原稿データをどこのメモリに一旦蓄積するかが問
題となる。一般的には、ファクシミリサーバ装置のメモ
リに、受信した原稿データの全部を蓄積するとその管理
が簡易化され便利であると考えられるが、ファクシミリ
サーバ装置のメモリを大容量にする必要があったり、各
ファクシミリ装置内のメモリが有効利用されていない等
の問題がある。
【0008】この発明の目的は、前記した問題に鑑み、
受信した原稿データを、システム全体のメモリを用いて
有効に蓄積できるようにしたファクシミリ装置およびフ
ァクシミリサーバ装置を提供することにある。
【0009】また、他の目的は、受信した原稿データの
管理を効率良く行うことができる受信方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、原稿データを受信する受信手段
と、該受信手段にて受信された原稿データをファクシミ
リサーバ装置に送信する原稿データ送信手段と、原稿デ
ータを記憶するメモリと、前記ファクシミリサーバ装置
からのメモリ残量確認要求を受付けるメモリ残量確認要
求受付手段と、該メモリ残量確認要求受付手段にてメモ
リ残量の確認要求が受付けられると、メモリ残量確認
してその結果をファクシミリサーバ装置に送信するメモ
リ残量回答手段とを具備した点にある。
【0011】請求項の発明は、ファクシミリサーバ装
置が、ファクシミリ装置から送信された原稿データを記
憶するメモリと、該メモリの残量が所定以上であるかど
うかを確認するメモリ残量確認手段と、該メモリ残量確
認手段にて所定量以上のメモリ残量があると判断された
場合は前記ファクシミリ装置から送信された原稿データ
をそのまま記憶し、所定量以上のメモリ残量がないと判
断された時には、他のファクシミリ装置に対して所定量
以上のメモリ残量があるかどうかを確認するメモリ残量
確認要求手段と、該メモリ残量確認要求手段による要求
に対して他のファクシミリ装置から所定量以上のメモリ
残量がある旨の回答があった時には、前記受信して記憶
した原稿データを前記所定量以上のメモリ残量がある旨
の回答があったファクシミリ装置に送信する原稿データ
送信手段とを具備した点に特徴がある。
【0012】請求項の発明は、ファクシミリサーバ装
置と、これによって制御される1または複数台のファク
シミリ装置とからなるシステムの受信方法において、任
意のファクシミリ装置から受信した原稿データをファク
シミリサーバ装置に転送して内部メモリに蓄積し、前記
ファクシミリサーバ装置の内部メモリの残量が所定量以
下になった時に、前記原稿データを前記1または複数台
のファクシミリ装置の余裕のあるメモリに転送して蓄積
するようにした点に特徴がある。
【0013】請求項の発明は、原稿データを受信した
任意のファクシミリ装置が該原稿データを自身のメモリ
に蓄積し、該メモリの残量が所定量以下になった時に、
ファクシミリサーバ装置に転送して内部メモリに蓄積
し、前記ファクシミリサーバ装置の内部メモリの残量が
所定量以下になった時に、前記原稿データを前記1また
は複数台のファクシミリ装置の余裕のあるメモリに転送
して蓄積するようにて蓄積するようにした点に特徴があ
る。
【0014】
【作用】請求項1のファクシミリ装置によれば、ファク
シミリサーバ装置からのメモリ残量の確認要求に対し
て、メモリ残量の回答をすることができる。このため、
ファクシミリサーバ装置から、ファクシミリ装置へのデ
ータの転送を容易に行うことができる。
【0015】請求項のファクシミリサーバ装置によれ
ば、該ファクシミリサーバ装置内のメモリの残量が所定
量以上と判定された時には、受信された原稿データはそ
のままファクシミリサーバ装置内のメモリに蓄積され、
前記メモリの残量が所定量より少ないと判定された時に
は、他のファクシミリ装置に所定以上のメモリ残量があ
るか否かの確認要求が出される。他のファクシミリ装置
から所定量以上のメモリの残量がある旨の回答がきた時
には、このファクシミリ装置に原稿データが転送され、
ファクシミリサーバ装置内の原稿データは消去される。
【0016】請求項4、5の発明によれば、受信した原
稿データをファクシミリサーバ装置の内部メモリとファ
クシミリ装置のメモリの両方に蓄積できるので、システ
ムのメモリを有効利用することができる。
【0017】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図8は、本発明が適用されるファクシミリサー
バ装置を含むシステムの1例を示すブロック図である。
ファクシミリサーバ装置1の詳細は後述するが、個別の
接続線9によってファクシミリ装置2、3、4と接続さ
れており、またLAN等のネットワーク5とも接続され
ている。このファクシミリ装置2、3、4は、原稿デー
タを記憶するメモリをもつ高級機であってもよく、該メ
モリを持たない低級機であってもよい。
【0018】ファクシミリ装置2、3、4は回線8によ
って、電話網、ISDN等の交換網と接続されており、
また個別の接続線9によってファクシミリサーバ装置1
と接続されている。この接続線9は、例えばRS−23
2C、GPIB、SCSI等であってもよく、また、フ
ァクシミリサーバ装置1と複数のファクシミリ装置2、
3、4とを1つの筐体に収容し、内部バスによって接続
しても良い。
【0019】ネットワーク5は、例えばイーサネット、
FDDI等のLAN、あるいはPBX等の交換網による
デジタルデータ網である。ホスト6、7は汎用コンピュ
ータ、ワークステーション、パソコン等によって構成さ
れており、原稿データの処理機能を備えていないものも
含まれる。
【0020】図9は、前記ファクシミリサーバ装置1の
ハード構成の概要を示すブロック図である。
【0021】図において、CPU10はROM11に記
憶された制御プログラムに従って、ファクシミリサーバ
装置1全体の制御を行う。RAM12は入力あるいは受
信した画情報を記憶し、あるいは各種制御データ、テー
ブル類を記憶している。
【0022】ネットワーク接続部13は、例えばイーサ
ネット、FDDI等のLAN、あるいはPBX等の交換
網によるデジタルデータ網のインターフェース回路であ
る。コード変換部14は、端末から原稿がコードデータ
で送信されてきた場合に、該コードデータをファクシミ
リ用のイメージデータに変換する回路である。
【0023】ファクシミリ接続部15、16は、ファク
シミリ装置との個別の接続線9の、例えばRS−232
C、GPIB、SCSI等のインターフェース回路であ
る。キーボード制御部17およびCRT制御部18は、
ファクシミリサーバ装置1のコンソールを構成している
キーボードおよびCRTディスプレイのインターフェー
ス回路である。バス19は、装置内の各回路を接続して
いる。なお、この他に、ハードディスク、光ディスク等
の外部記憶装置を備えていてもよい。
【0024】次に、図8のシステムの動作の概要を説明
する。図8において、例えばホスト6が通信を行う場合
には、まずファクシミリサーバ装置1に指示を送出す
る。ファクシミリサーバ装置1は、例えば空いているフ
ァクシミリ装置の中で、最も高速に転送可能なものを選
択し、選択したファクシミリ装置にホストからの送信デ
ータを転送する。転送を受けたファクシミリ装置はファ
クシミリサーバ装置1からの指示に従い、送信処理を実
行する。ファクシミリサーバ装置1は常に各ファクシミ
リ装置の使用中、空き、故障中等の状態を把握してい
る。
【0025】次に、本発明の一実施例であるファクシミ
リ装置2〜4の構成および動作について説明する。図1
は本実施例のファクシミリ装置の要部の機能を示すブロ
ック図である。図において、21はリモートファクシミ
リ装置から着信を受信する受信手段、22は原稿データ
を蓄積するメモリ、23はメモリの残量が所定量以上あ
るか否かを確認するメモリ残量確認手段、24はファク
シミリサーバ装置から転送要求があった時にメモリ22
のデータを転送する転送手段、25はファクシミリ装置
の動作を制御する制御手段である。
【0026】次に、本実施例の動作を、図2および図3
のフローチャートを参照して説明する。ここに、図2は
図1のファクシミリ装置の動作を示し、図3は該ファク
シミリ装置の動作に対応するファクシミリサーバ装置1
の動作を示す。
【0027】図2のステップS1において、リモートフ
ァクシミリ装置から着信があると、ファクシミリ装置は
ステップS2に進んでファクシミリサーバ装置1へ着信
があったことを通知する。ステップS3では、ファクシ
ミリサーバ装置1から応答があったか否かを判断し、応
答があった場合にはステップS4に進んでその応答が受
信せよというものであったか否かの判断をする。受信せ
よというものでなければ、動作を終了する。これらの動
作は受信手段21と制御手段25が行う。
【0028】ステップS4が肯定の時には、ステップS
5に進んで制御手段25は受信ジョブを実行し、メモリ
22に受信原稿データを蓄積し、さらに管理情報の作成
および蓄積を行う。ステップS6では、ファクシミリサ
ーバ装置1から転送要求があったか否かを判断し、転送
要求があった場合には制御装置25はメモリ22に受信
原稿および管理情報の転送および消去を指示する。一
方、転送要求がなかった場合には、ステップS8に進ん
で、メモリ残量確認手段23により、メモリ22に所定
量以上のメモリ残量があるか否かを確認する。そして、
メモリ残量が所定量以上なかった時にはステップS7に
進んで前記の処理を行い、所定量以上あった場合には、
ステップS9に進んで管理情報だけをファクシミリサー
バ装置に転送する。
【0029】次に、このファクシミリ装置の動作に対応
するファクシミリサーバ装置1の動作を説明する。図3
のステップS11において、ファクシミリ装置から着信
の通知があると、ステップS12に進み、受信するか否
かの判断をする。受信する場合にはステップS13に進
んで受信実行の指示をし、受信しない場合にはステップ
S17に進んで受信拒否の指示をする。
【0030】ステップS14では、ファクシミリ装置か
ら受信終了の通知が届いたか否かの判断をし、該通知が
届くとステップS15において、原稿データの転送を依
頼するか否かの判断をする。原稿データの転送を依頼し
た場合にはステップS16に進んで、転送されてきた受
信原稿と管理情報を受信し蓄積する。一方、転送を依頼
しなかった場合には、ステップS18に進んで、管理情
報を受信しこれを蓄積する。
【0031】ここに、図7は前記原稿データと管理情報
の概念図を示し、30は受信データ、30aは前記管理
情報に相当するヘッダ情報、30bは受信原稿データを
示す。 以上のように、本実施例によれば、ファクシミ
リ装置はファクシミリサーバ装置から原稿情報の転送の
指示がなかった時には、残量が所定量以上であれば自身
のメモリに蓄積し、管理情報だけをファクシミリサーバ
装置に転送する。また、ファクシミリサーバ装置から原
稿情報の転送の指示があった場合あるいは残量が所定量
より少なければ、原稿情報と管理情報はファクシミリサ
ーバ装置に送られ、ファクシミリサーバ装置のメモリに
蓄積されることになる。このため、受信した原稿データ
をファクシミリ装置とファクシミリサーバ装置とに分散
して蓄積できるので、システムのメモリを有効に利用で
きると共に、管理はファクシミリサーバ装置で一元的に
行えるという効果がある。
【0032】なお、本実施例において、ファクシミリサ
ーバ装置が常に受信原稿を一括管理するというシステム
の場合には、図2のステップS8は削除し、ファクシミ
リサーバ装置から転送要求があれば転送し、転送要求が
なければ転送をしないようにする。
【0033】また、前記実施例では、受信原稿の全てを
一旦ファクシミリ装置内のメモリに蓄積した後にファク
シミリサーバ装置内のメモリに転送するものであるが、
ファクシミリ装置がパーソナルファクシミリ装置などの
低価格のものである場合には、受信原稿の全てを蓄積で
きる容量のメモリが搭載されていない場合が多々ある。
このようなファクシミリ装置の場合には、受信原稿はあ
る単位(例えばページ単位)で、ファクシミリ装置内の
メモリに蓄積し、次いでファクシミリサーバ装置に転送
するようにする。管理情報は、ファクシミリ装置内で前
記単位毎に更新し、最後の単位を転送終了後に転送する
ことになる。ファクシミリサーバ装置も、受信原稿が前
記単位毎に送られてくる場合には、それに対応して蓄積
する動作をするようにし、管理情報は最後に受取りメモ
リに格納するようにする。
【0034】次に、本発明の第2実施例を説明する。こ
の実施例は、ファクシミリサーバ装置のメモリの残量が
所定量以下になった場合に、他のメモリに余裕のあるフ
ァクシミリ装置へデータを転送するようにしたものであ
り、図4は該ファクシミリサーバ装置の要部の機能ブロ
ック図である。
【0035】図において、31は受信手段、32はメモ
リ、33はメモリ残量確認手段、34はファクシミリサ
ーバ装置の動作を制御する制御手段である。また、35
はメモリ残量確認手段、36は原稿データ送信手段であ
る。
【0036】次に、本実施例の動作を、図5および図6
を参照して説明する。図5はファクシミリサーバ装置の
動作を示すフローチャートであり、図6はこれに対応し
て動作するファクシミリ装置の動作を示すフローチャー
トである。
【0037】図3のステップS15の判断が肯定となる
と、図5のステップS21に進み、前記メモリ残量確認
手段33によって、ファクシミリサーバ装置のメモリの
残量が所定量以上であるか否かの判断がなされる。この
判断が肯定の場合には前記ステップS16(図3参照)
に進み、制御装置34は受信原稿および管理情報をファ
クシミリサーバ装置のメモリに記憶するように指示す
る。
【0038】しかしながら、前記ステップS21の判断
が否定になると、メモリ残量確認要求手段35が余裕の
あるメモリをもつファクシミリ装置を探索する。すなわ
ち、ステップS22でn=1と置かれ、ステップS23
でn番目のファクシミリ装置に転送指示が行われる。ス
テップS24では、転送指示をしたファクシミリ装置か
らメモリ残量ありの回答がきたか否かの判断がなされ、
この判断が肯定の場合には、ステップS25に進み、原
稿データ送信手段36が原稿および管理情報を転送す
る。そして、原稿情報については、制御手段34はメモ
リ32から削除する。
【0039】ステップS26では、転送すべき原稿デー
タがまだあるか否かの判断がなされる。前記ステップS
24が否定の時またはステップS26が肯定の時には、
ステップS27に進んで、全部のファクシミリ装置に転
送指示をしたか否かの判断が行われる。この判断が否定
の時には、ステップS28に進んで、nに1が加算され
る。そして、ステップS23で次のファクシミリ装置に
転送指示が行われる。以上の処理が連続して行われ、ス
テップS27の判断が肯定になると、ステップS29に
進んで、メモリが空くまで受信が停止される。
【0040】次に、転送の指示を受けたファクシミリ装
置の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
ステップS31では、転送の指示がきたか否かの判断が
行われ、この判断が肯定になるとステップS32に進
み、メモリ残量のチェックが行われる。ステップS33
でメモリ残量が所定量より多いと判断されるとステップ
S34に進み、メモリ残量ありがファクシミリサーバ装
置に通知される。そして、ステップS35に進み、ファ
クシミリサーバ装置から送られた来た原稿と管理情報を
受信し蓄積する。一方、ステップS33の判断が否定に
なると、ステップS36に進んでメモリ残量なしがファ
クシミリサーバ装置に通知される。
【0041】以上のように、本実施例によれば、ファク
シミリサーバ装置のメモリ残量が所定量より少なくなる
と、該ファクシミリサーバ装置に管理される複数のファ
クシミリ装置のメモリに分配されるので、ファクシミリ
サーバ装置の内部メモリの負荷を低減し、ファクシミリ
装置が持っているメモリを有効的に利用することができ
る。また、システム全体として、メモリを効率良く使用
することができる。
【0042】なお、前記の実施例では、転送先のファク
シミリ装置がみつからない時には受信動作を停止するよ
うにしているが、ファクシミリサーバ装置内に存在する
最も古い蓄積原稿をファクシミリ装置のプリンタに出力
し、ファクシミリサーバ装置内のメモリから消去するよ
うにしてもよい。この場合、ファクシミリサーバ装置内
のメモリに蓄積された原稿の蓄積日時も管理するように
しておく。
【0043】あるいは、ファクシミリサーバ装置内のメ
モリが空くまでの間、受信する原稿は蓄積せずに、ファ
クシミリ装置のプリンタを使用して、受信と同時に印字
するようにしても良い。
【0044】次に、前記した構成のファクシミリ装置と
ファクシミリサーバ装置を用いた受信方法の動作を図1
0のフローチャートを参照して説明する。この受信方法
は、まず受信したファクシミリ装置が受信原稿データを
自身のメモリに蓄積し、該メモリの残量が規定以下にな
った時に、ファクシミリサーバ装置の内部メモリに転送
するようにしたものである。
【0045】ステップS41では、ファクシミリサーバ
装置はファクシミリ装置から着信の通知を受けると、受
信ジョブを受付け、ステップS42でファクシミリ装置
に受信動作の実行を通知する。ファクシミリ装置はこの
通知を受けると、ステップS43において、内部メモリ
に受信原稿を蓄積する。ステップS44では、ファクシ
ミリサーバ装置から転送要求があったか否かを判断し、
肯定の時には受信原稿データと原稿管理情報をファクシ
ミリサーバ装置へ転送する。そして、ステップS46に
て、ファクシミリサーバ装置のメモリに蓄積する。
【0046】一方、ステップS44の判断が否定の時、
すなわちファクシミリサーバ装置から転送要求がこなか
った場合には、ステップS47に進んで、自身のメモリ
に規定以上の残量があるか否かの判断をする。ステップ
S47の判断が肯定の時には、ステップS48に進ん
で、原稿管理情報をファクシミリサーバ装置ヘ転送し、
ステップS49で受信原稿データをファクシミリ装置自
身のメモリに蓄積する。
【0047】一方、ステップS47の判断が否定の時に
は、ステップS45に進んで、受信原稿データと原稿管
理情報をファクシミリサーバ装置へ転送する。ファクシ
ミリサーバ装置は、ステップS46にて、内部メモリに
蓄積する。
【0048】なお、ファクシミリサーバ装置は、内部メ
モリが規定以下の残量になった時には、転送先ファクシ
ミリ装置を検索し、転送するようにしてもよい。
【0049】この実施例によれば、ファクシミリサーバ
装置の内部メモリの負荷を低減し、ファクシミリ装置が
持っているメモリを有効的に利用することができる。ま
た、システム全体として、メモリを効率良く使用するこ
とができる。
【0050】次に、前記受信方法の他の実施例の動作
を、図11のフローチャートを参照して説明する。任意
のファクシミリ装置がリモートファクシミリ装置から着
信すると、ファクシミリ装置はこれをファクシミリサー
バ装置に通知する。ファクシミリサーバ装置は着信の通
知を受けると、ステップS51で、受信ジョブを起動
し、ステップS52でファクシミリ装置に受信動作の実
行を通知する。ファクシミリ装置はこの通知を受ける
と、受信を実行する。
【0051】ステップS53では、該ファクシミリ装置
は受信した原稿データと該原稿の管理情報、例えば該原
稿データの宛先、ページ数等の情報を、ファクシミリサ
ーバ装置へ転送する。
【0052】ステップS54では、ファクシミリサーバ
装置の内部メモリに規定以上の残量があるか否かの判断
が行われ、この判断が肯定の時には、ステップS55に
進んで、ファクシミリサーバ装置は転送されてきた原稿
データと管理情報を、内部メモリに蓄積する。しかしな
がら、前記ステップS54の判断が否定の時には、ステ
ップS56、S57に進んで、他のファクシミリ装置に
空きのあるメモリがあるか否か、換言すれば、転送先の
ファクシミリ装置があるか否かの判断がなされ、転送先
がある場合にはステップS58に進んで該ファクシミリ
装置へ受信原稿データを転送する。この時、ファクシミ
リサーバ装置は原稿データをどのファクシミリ装置へ転
送したかがわかるように管理情報を作成する。前記ステ
ップS57で、転送先がないと判定された時には、ステ
ップS59に進んで、ファクシミリサーバ装置あるいは
前記ファクシミリ装置のメモリに空きができるまで、受
信が停止される。
【0053】以上のように、本実施例によれば、受信原
稿データを、まずファクシミリサーバ装置の内部メモリ
に蓄積し、該内部メモリに余裕がなくなった時に、各フ
ァクシミリ装置のメモリに蓄積するようにしたので、シ
ステムのメモリの有効利用を図ることができると共に、
受信原稿データの管理を容易にできるという効果があ
る。
【0054】なお、前記の実施例では、転送先のファク
シミリ装置がみつからない時には受信動作を停止するよ
うにしているが、ファクシミリサーバ装置内に存在する
最も古い蓄積原稿をファクシミリ装置のプリンタに出力
し、ファクシミリサーバ装置内のメモリから消去するよ
うにしてもよい。あるいは、ファクシミリサーバ装置内
のメモリが空くまでの間、受信する原稿は蓄積せずに、
ファクシミリ装置のプリンタを使用して、受信と同時に
印字するようにしても良い。
【0055】
【0056】
【発明の効果】 請求項の発明によれば、ファクシミリ
サーバ装置からのメモリ残量の確認要求に対して、メモ
リ残量の回答をすることができる。このため、ファクシ
ミリサーバ装置から、ファクシミリ装置へのデータの転
送を容易に行うことができる。また、ファクシミリサー
バ装置は受信原稿データを容易に一元的に管理すること
ができる。
【0057】請求項の発明によれば、原稿データを分
散的に蓄積でき、ファクシミリサーバ装置の負担を軽減
することができる。また、ファクシミリサーバ装置か
ら、ファクシミリ装置へのデータの転送を容易に行える
と共に、ファクシミリサーバ装置は受信原稿データを容
易に一元的に管理することができる。
【0058】請求項の発明によれば、ファクシミリサ
ーバ装置は受信原稿データをまず自身のメモリに蓄積
し、メモリ残量が所定量より少なくなると他のファクシ
ミリ装置にメモリ残量の確認を行い、所定量以上のメモ
リ残量があると回答したファクシミリ装置に原稿データ
を転送するので、原稿データの分散蓄積を容易にかつ円
滑に行うことができる。また、受信原稿データを容易に
一元的に管理することができる。
【0059】請求項4,5の発明によれば、受信した原
稿データをファクシミリサーバ装置の内部メモリとファ
クシミリ装置のメモリの両方に蓄積できるので、システ
ムのメモリを有効利用することができる。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のファクシミリ装置の要部
の機能を示すブロック図である。
【図2】 本実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】 ファクシミリサーバ装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】 本発明の一実施例のファクシミリサーバ装置
の要部の機能を示すブロック図である。
【図5】 本実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】 ファクシミリ装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】 原稿データと管理情報の概念図である。
【図8】 本発明が適用されるシステムを示す図であ
る。
【図9】 ファクシミリサーバ装置のハード構成を示す
図である
【図10】 受信方法を示すフローチャートである。
【図11】 他の受信方法を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…ファクシミリサーバ装置、2、3、4…ファクシミ
リ装置、5…ネットワーク、6、7…ホストコンピュー
タ、21、31…受信装置、22、32…メモリ、2
3、33…メモリ残量確認手段、24…転送手段、2
5、34…制御手段、35…メモリ残量確認要求手段、
36…原稿データ送信手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−306964(JP,A) 特開 平2−69071(JP,A) 特開 平4−8055(JP,A) 特開 昭62−249560(JP,A) 特開 昭62−216581(JP,A) 特開 平1−132264(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 104

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿データを受信する受信手段と、 該受信手段にて受信された原稿データをファクシミリサ
    ーバ装置に送信する原稿データ送信手段と、 原稿データを記憶するメモリと、 前記ファクシミリサーバ装置からのメモリ残量確認要求
    を受付けるメモリ残量確認要求受付手段と、 該メモリ残量確認要求受付手段にてメモリ残量の確認要
    求が受付けられると、メモリ残量確認してその結果を
    ファクシミリサーバ装置に送信するメモリ残量回答手段
    とを具備したことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 原稿データを受信する受信手段と、 該受信手段にて受信された原稿データを記憶するメモリ
    と、 該メモリの残量が所定量以上であるか否かを確認するメ
    モリ残量確認手段と、 該メモリ残量確認手段により所定量以上のメモリ残量が
    あると判断された時にはそのまま前記メモリに蓄積し、
    所定量以上のメモリ残量がないと判断された時には該原
    稿データをファクシミリサーバ装置に転送する制御手段
    と、 前記ファクシミリサーバ装置からのメモリ残量確認要求
    を受付けるメモリ残量確認要求受付手段と、 該メモリ残量確認要求受付手段にてメモリ残量の確認要
    求が受付けられると、メモリ残量が所定量以上あるかど
    うかを確認してその結果をファクシミリサーバ装置に送
    信するメモリ残量回答手段とを具備したことを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 ファクシミリ装置から送信された原稿デ
    ータを記憶するメモリと、 該メモリの残量が所定以上であるかどうかを確認するメ
    モリ残量確認手段と、 該メモリ残量確認手段にて所定量以上のメモリ残量があ
    ると判断された場合は前記ファクシミリ装置から送信さ
    れた原稿データをそのまま記憶し、所定量以上のメモリ
    残量がないと判断された時には、他のファクシミリ装置
    に対して所定量以上のメモリ残量があるかどうかを確認
    するメモリ残量確認要求手段と、 該メモリ残量確認要求手段による要求に対して他のファ
    クシミリ装置から所定量以上のメモリ残量がある旨の回
    答があった時には、前記受信して記憶した原稿データを
    前記所定量以上のメモリ残量がある旨の回答があったフ
    ァクシミリ装置に送信する原稿データ送信手段とを具備
    したことを特徴とするファクシミリサーバ装置。
  4. 【請求項4】 ファクシミリサーバ装置と、これによっ
    て制御される1または複数台のファクシミリ装置とから
    なるシステムの受信方法において、 任意のファクシミリ装置から受信した原稿データをファ
    クシミリサーバ装置に転送して該ファクシミリサーバ装
    置の内部メモリに蓄積するようにし、前記ファクシミリ
    サーバ装置の内部メモリの残量が所定量以下になった時
    に、前記原稿データを前記1または複数台のファクシミ
    リ装置の余裕のあるメモリに転送して蓄積するように
    たことを特徴とする受信方法。
  5. 【請求項5】 ファクシミリサーバ装置と、これによっ
    て制御される1または複数台のファクシミリ装置とから
    なるシステムの受信方法において、 原稿データを受信した任意のファクシミリ装置はメモリ
    の残量が所定量以上の時には該原稿データを自身のメモ
    リに蓄積し、所定量より少ない時には、ファクシミリサ
    ーバ装置に転送してファクシミリサーバ装置の内部メモ
    リに蓄積するようにし、前記ファクシミリサーバ装置の
    内部メモリの残量が所定量以下になった時に、前記原稿
    データを前記1または複数台のファクシミリ装置の余裕
    のあるメモリに転送して蓄積するようにしたことを特徴
    とする受信方法。
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