JP3343339B2 - 面内磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

面内磁気記録媒体の製造方法

Info

Publication number
JP3343339B2
JP3343339B2 JP2000097307A JP2000097307A JP3343339B2 JP 3343339 B2 JP3343339 B2 JP 3343339B2 JP 2000097307 A JP2000097307 A JP 2000097307A JP 2000097307 A JP2000097307 A JP 2000097307A JP 3343339 B2 JP3343339 B2 JP 3343339B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
magnetic recording
ferromagnetic thin
magnetization
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000097307A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001283433A (ja
Inventor
達朗 石田
宮田  敬三
展之 古村
泰明 伴
泰三 浜田
秀幸 橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000097307A priority Critical patent/JP3343339B2/ja
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to CNB2004101020390A priority patent/CN1306481C/zh
Priority to US09/979,872 priority patent/US7057834B2/en
Priority to TW090107468A priority patent/TW501108B/zh
Priority to PCT/JP2001/002697 priority patent/WO2001075869A1/ja
Priority to CNB018006884A priority patent/CN1235197C/zh
Priority to MYPI20011540A priority patent/MY129764A/en
Priority to MYPI20054355A priority patent/MY129386A/en
Publication of JP2001283433A publication Critical patent/JP2001283433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3343339B2 publication Critical patent/JP3343339B2/ja
Priority to US10/686,145 priority patent/US7061703B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状パターンによ
って特定の情報を有するマスター情報担体を用い、その
情報信号を磁気記録媒体に静的一括面記録する磁気記録
方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】現在、磁気記録再生装置は、小型でかつ
大容量を実現するために、高記録密度化の傾向にある。
代表的な磁気記憶装置であるハードディスクドライブの
分野においては、すでに面記録密度10Gbit/in2を超える
装置が商品化されており、さらには20Gbit/in2の実用化
が議論されるほどの急激な技術進歩が認められる。
【0003】このような高記録密度化を可能とした技術
的背景としては、媒体性能、ヘッド・ディスクインター
フェース性能の向上やパーシャルレスポンス等の新規な
信号処理方式の出現による線記録密度の向上も大きな要
因である。
【0004】ここで、パーシャルレスポンスとは、線記
録密度が高くなった時に、符号間干渉を回避するために
行う波形等化の際に、既知の符号間干渉を意図的に与え
る方式であって、従来のピーク検出や積分検出に比べて
S/Nの悪化を防止出来る、という特徴を有する。
【0005】しかし、このような信号処理方式の出現に
加え、近年では、トラック密度の増加傾向が線記録密度
の増加傾向を大きく上回り、面記録密度向上のための主
たる要因となっている。これは、従来の誘導型磁気ヘッ
ドに比べてはるかに再生出力性能に優れた磁気抵抗素子
型ヘッドの実用化による寄与である。現在、磁気抵抗素
子型ヘッドの実用化により、わずか数μm以下のトラッ
ク幅信号をS/N良く再生することが可能となってい
る。一方、今後さらなるヘッド性能の向上にともない、
近い将来にはトラックピッチがサブミクロン領域に達す
るものと予想されている。
【0006】さて、ヘッドがこのような狭トラックを正
確に走査し、信号をS/N良く再生するためには、ヘッ
ドのトラッキングサーボ技術が重要な役割を果たしてい
る。このようなトラッキングサーボ技術に関しては、現
在のハードディスクドライブでは、ディスクの1周、す
なわち角度にして360度中において、一定の角度間隔で
トラッキング用サーボ信号やアドレス情報信号、再生ク
ロック信号等が記録された領域を設けている(以下、プ
リフォーマットと称する)。磁気ヘッドは、一定間隔で
これらの信号を再生することにより、ヘッドの位置を確
認、修正しながら正確にトラック上を走査することがで
きるのである。
【0007】既述のトラッキング用サーボ信号やアドレ
ス情報信号、再生クロック信号等は、ヘッドが正確にト
ラック上を走査するための基準信号となるものであるの
で、その記録時には、正確な位置決め精度が要求され
る。現在のハードディスクドライブでは、ディスクをド
ライブに組み込んだ後、専用のサーボ記録装置を用いて
厳密に位置制御された磁気ヘッドによりプリフォーマッ
ト記録が行われている。
【0008】上記のような専用のサーボ記録装置を用い
た磁気ヘッドによるサーボ信号やアドレス情報信号、再
生クロック信号等のプリフォーマット記録においては、
以下のような課題があった。
【0009】まず第1に、磁気ヘッドによる記録は、基
本的にヘッドと媒体との相対移動に基づく線記録であ
る。このため、専用のサーボ記録装置を用いて磁気ヘッ
ドを厳密に位置制御しながら記録を行う上記の方法で
は、プリフォーマット記録に多くの時間を要するととも
に、専用のサーボ記録装置が相当に高価であることにも
起因して、非常にコスト高となる。
【0010】第2に、ヘッド・媒体間スペーシングや記
録ヘッドのポール形状による記録磁界の広がりのため、
プリフォーマット記録されたトラック端部の磁化遷移が
急峻性に欠けるという点がある。現在のトラッキングサ
ーボ技術は、ヘッドがトラックを外れて走査した際の再
生出力の変化量によって、ヘッドの位置検出を行うもの
である。従って、プリフォーマット記録された信号トラ
ックには、サーボ領域間に記録されたデータ情報信号を
再生する際のようにヘッドがトラック上を正確に走査し
た際のS/Nに優れるだけではなく、ヘッドがトラック
を外れて走査した際の再生出力変化量、すなわちオフト
ラック特性が急峻であることが要求される。上記の課題
はこの要求に反するものであり、今後のサブミクロント
ラック記録における正確なトラッキングサーボ技術の実
現を困難なものとしている。
【0011】さて、上記のような磁気ヘッドによるプリ
フォーマット記録の課題を解決する手段として本願発明
者らは、特開平10−40544号公報において、基体
の表面に情報信号に対応する強磁性薄膜パターンが形成
されたマスター情報担体表面を磁気記録媒体の表面に接
触させることにより、マスター情報担体表面の強磁性薄
膜パターンに対応する磁化反転パターンを磁気記録媒体
に一括面転写記録することを主旨とするプリフォーマッ
ト技術を提案している。
【0012】同公報に開示された構成においては、一方
向に磁化されたマスター情報担体表面の強磁性薄膜より
発生する記録磁界により、磁気記録媒体にはマスター情
報担体の強磁性薄膜パターンに対応した磁化反転パター
ンが転写記録される。すなわち、マスター情報担体表面
に、トラッキング用サーボ信号やアドレス情報信号、再
生クロック信号等に対応する強磁性薄膜パターンをフォ
トリソグラフィ技術などによって形成することにより、
磁気記録媒体上にはこれらに対応する情報信号をプリフ
ォーマット記録することができる。
【0013】従来の磁気ヘッドによる記録が、基本的に
ヘッドと媒体との相対移動に基づく動的線記録であるの
に対し、上記構成の特徴は、マスター情報担体と媒体と
の相対移動を伴わない静的な面記録であるということで
ある。このような特徴により、同公報に開示された技術
は、既述のプリフォーマット記録に関わる課題に対し
て、下記のような極めて有効な効果を発揮することがで
きる。
【0014】第1に、面記録であるため、プリフォーマ
ット記録に要する時間は、従来の磁気ヘッドによる記録
方法に比べて、非常に短い。また、磁気ヘッドを厳密に
位置制御しながら記録を行うための高価なサーボ記録装
置も不要である。従って、プリフォーマット記録に関わ
る生産性を大幅に向上できるとともに、生産コストに関
しても低減することができる。
【0015】第2に、マスター情報担体と媒体との相対
移動を伴わない静的記録であるため、マスター情報担体
表面と磁気記録媒体表面を密着させることにより、記録
時の両者間のスペーシングを最小限にすることができ
る。さらに、磁気ヘッドによる記録のように、記録ヘッ
ドのポール形状による記録磁界の広がりを生じることも
ない。このため、プリフォーマット記録されたトラック
端部の磁化遷移は、従来の磁気ヘッドによる記録に比べ
て、優れた急峻性を有し、より正確なトラッキングが可
能となる。
【0016】ここで、同公報に開示されたマスター情報
担体表面の一構成例を図5に示す。図5は、例えば磁気
ディスク媒体の周方向において一定角度毎に設けられる
プリフォーマット領域に記録されるマスター情報パター
ンを、ディスク媒体の径方向(すなわち記録トラック幅
方向)に10トラック分のみ示したものである。なお参考
のため、マスター情報パターンがディスク媒体に記録さ
れた後、ディスク媒体上でデータ領域となるトラック部
分を破線により示した。実際のマスター情報担体表面
は、マスター情報が記録される磁気ディスク媒体の記録
領域に対応して、ディスクの周方向において一定角度毎
に、かつディスク媒体の径方向には全記録トラック分、
図5のようなマスター情報パターンが形成されて構成さ
れている。
【0017】マスター情報パターンは、例えば図5に示
されるように、クロック信号、トラッキング用サーボ信
号、アドレス情報信号等の各々の領域がトラック長さ方
向に順次配列して構成される。このマスター情報パター
ンは、情報信号に対応する強磁性薄膜3の配列により形
成されている。例えば図5においては、ハッチングを施
した部分が強磁性薄膜3により構成される部分である。
なお、図5においては強磁性薄膜3の平面形状はすべて
長方形としているが、実際にはこれに限られたものでは
なく、用途に応じて様々な形状をとることが可能であ
る。
【0018】図6、図7には、図5に示した一点鎖線L
1におけるマスター情報担体の断面の構成例を示す。
なお、一点鎖線LL1は磁気ディスク媒体の周方向に対
応しており、紙面横方向が、磁気ディスク媒体に記録さ
れた信号を磁気ヘッドによって再生した際の信号の時間
軸方向にも一致する。マスター情報担体は、図6に示す
ように非磁性基体8の表層部に強磁性薄膜3よりなるパ
ターン形状が埋め込まれて配列された構成でも良いし、
あるいは図7に示すように非磁性基体8表面上に強磁性
薄膜3よりなるパターン形状が凸状に配列された構成で
も良いが、マスター情報担体の耐久性、あるいは長寿命
化の観点からは図6の構成がより優れている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−40
544号公報に開示されたプリフォーマット技術では、
マスター情報担体表面の強磁性薄膜パターンが磁気ディ
スク媒体に記録される磁化パターンに対応する。従っ
て、例えば図6および図7に例示したマスター情報担体
表面には、個々の強磁性薄膜パターンの長さA、あるい
は個々の強磁性薄膜パターン間の距離Bを、磁気ディス
ク媒体に記録される磁化パターンにおいて所望される信
号長さ、すなわち磁化パターンにおいて互いに隣接する
一対の磁化遷移領域間の長さに対応させて強磁性薄膜パ
ターンを配列させれば良い。
【0020】しかしながら、本願発明者らの検討によれ
ば、磁気ディスク媒体上に記録された磁化パターンにお
ける磁化遷移領域間の長さは、実際には個々の強磁性薄
膜パターン長さA、個々の強磁性薄膜パターン間距離B
に正確に一致するわけではない。このため、強磁性薄膜
パターン長さA、あるいは強磁性薄膜パターン間距離B
を、磁気記録媒体上において所望される磁化遷移領域間
長さに正確に一致させた場合には、実際に記録された磁
気ディスク媒体上の磁化遷移領域間長さが、所望される
長さと異なってしまう。結果的に、記録された磁化パタ
ーンを磁気ヘッドによって再生した際の再生波形におい
て、再生パルス位置が所望のパルス位置から一定時間分
シフトしてしまうことになる。
【0021】この場合、上記の再生パルスシフト量が、
再生信号処理回路の検出窓幅に比して十分に小さい場合
には問題とならない。しかしながら検出窓幅の許容限度
を超えた場合には、再生信号処理回路は再生パルスを検
出できず、再生信号エラーを生じることになる。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題に鑑
み、前述の特開平10−40544号公報に開示された
プリフォーマット技術を用いて磁気記録媒体に記録され
る磁化パターンにおいて、より所望の設計値に近い磁化
遷移領域間長さを実現し、これによって再生信号エラー
を生じない構成を提供するものである。以上の手段を実
現するために本願発明は、以下に記述するように、2つ
の構成上の特徴を有している。
【0023】まず本発明の第1の構成は、基体表面に堆
積された強磁性薄膜の配列による形状パターンによって
情報信号を有するマスター情報担体表面を面内磁気記録
媒体表面に密接して磁界を印加することによって強磁性
薄膜配列に対応する情報信号を磁化情報として面内磁気
記録媒体上に記録する面内磁気記録媒体の製造方法であ
って、面内磁気記録媒体上に記録される磁化情報におい
て互いに隣接する一対の磁化遷移領域間長さに対応する
マスター情報担体上の強磁性薄膜の長さを、面内磁気記
録媒体への記録信号として所望される磁化遷移領域間長
さよりも大きくしたことを特徴とする。
【0024】また、本発明の第2の構成は、基体表面に
堆積された強磁性薄膜の配列による形状パターンによっ
て情報信号を有するマスター情報担体表面を面内磁気記
録媒体表面に密接して磁界を印加することによって強磁
性薄膜配列に対応する情報信号を磁化情報として面内磁
気記録媒体上に記録する面内磁気記録媒体の製造方法
あって、面内磁気記録媒体上に記録される磁化情報にお
いて互いに隣接する一対の磁化遷移領域間長さに対応す
るマスター情報担体上での一対の強磁性薄膜間の長さ
を、前記面内磁気記録媒体への記録信号として所望され
る磁化遷移領域間長さよりも小さくしたことを特徴とす
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本願発明における実施の形
態例を詳細に説明する。
【0026】まず、本願発明の磁気記録方法の概要を、
図8を参照して説明する。図8は面内磁気ディスク媒体
2の周方向における断面図で示したものであって、紙面
横方向が、面内磁気ディスク媒体2に記録される磁化パ
ターンを磁気ヘッドを用いて再生した際の時間軸方向に
も一致する。まず、図8(a)に示すように、情報信号が
記録される面内磁気ディスク媒体2を準備する。次に、
図8(b)に示すように、面内磁気ディスク媒体2の表面
に図5乃至7に図示したようなマスター情報担体の、強
磁性薄膜が形成された側の面を密接し、磁界9を印加す
る。
【0027】なお、図8は、図6に示した構成のマスタ
ー情報担体を用いた場合の構成例を示しているが、図7
に示した構成のマスター情報担体を用いても構わない。
【0028】磁界9の印加によってマスター情報担体表
面には、強磁性薄膜3の形状パターンに対応した漏れ磁
束10を発生し、これによって面内磁気ディスク媒体2
には、強磁性薄膜3の形状パターンに対応した磁化バタ
ーンが図8(c)に示すように記録される。
【0029】図8(c)では、強磁性薄膜3の表面部分に
対応する未記録領域と、漏れ磁束4によって磁化4が記
録された領域とが、磁化遷移領域6を介して交互に配列
した磁化パターンとなっている。マスター情報担体を用
いた記録に先立って、面内磁気ディスク媒体2が、交流
消去あるいは熱磁気消去などによって、あらかじめ中性
点に消去されている場合には、図8(c)に示すような磁
化パターンが記録されることになる。
【0030】これに対して、図9(a)に示すように、面
内磁気ディスク媒体2とマスター情報担体表面を密接す
るに先立って、面内磁気ディスク媒体を一様に直流消去
して、初期磁化11を与えておくことによって、図9
(c)に示すように、初期磁化11の残留による磁化と漏
れ磁束4によって記録された磁化とが、磁化遷移領域6
を介して交互に配列した磁化パターンを記録することが
可能である。この際、初期磁化11の極性は、印加磁界
9の極性と逆極性とする。面内磁気ディスク媒体に記録
された磁化パターンを磁気ヘッドを用いて再生する際、
図9に示す構成では、図8に示す構成に比べて、約2倍
の再生信号振幅を得ることができる。
【0031】図1は、本願発明の磁気記録方法をより詳
細に示した図であって、マスター情報担体1を用いて面
内磁気ディスク媒体2にプリフォーマット記録する際に
おける、強磁性薄膜パターン、記録された磁化パター
ン、および磁化パターンの磁気ヘッドによる再生波形の
関係を模式的な断面図で示したものである。同時に図1
は面内磁気ディスク媒体2の周方向における断面図であ
って、紙面横方向が、面内磁気ディスク媒体2に記録さ
れる磁化パターンを磁気ヘッドを用いて再生した際の時
間軸方向にも一致する。
【0032】比較例として、プリフォーマット技術を用
いた従来の磁気記録方法における構成例を、図1に対応
させて図4に示した。なお、図1および図4には、図9
に図示したように面内磁気ディスク媒体2にあらかじめ
初期磁化11を与えた構成を示している。
【0033】図4の従来例においては、強磁性薄膜パタ
ーン長さA、および強磁性薄膜パターン間距離Bを、面
内磁気ディスク媒体2上において所望される磁化遷移領
域間長さaおよびbに正確に一致させる構成としてい
る。
【0034】ここで、本願発明者らの検討によれば、図
4の構成において面内磁気ディスク媒体2にプリフォー
マット記録する際、実際に記録された磁化パターンにお
ける磁化遷移領域6は強磁性薄膜3の両端に位置するの
ではなく、強磁性薄膜3の端部より若干内側にシフトし
て位置することが分かった。このため、強磁性薄膜パタ
ーン長さAに対応する部分における実際の磁化遷移領域
間長さa1は、面内磁気ディスク媒体2上において所望
される値aに比べて短くなり、逆に強磁性薄膜パターン
間距離Bに対応する部分における実際の磁化遷移領域間
長さb1は、面内磁気ディスク媒体2上において所望さ
れる値bに比べて長くなる。
【0035】従って、記録された磁化パターンを磁気ヘ
ッドによって再生すると、実際の再生波形5と所望の再
生波形7との間には図示したように、aとa1との差、
もしくはbとb1との差に対応するパルスシフトを生じ
ることになる。このパルスシフト量が、再生信号処理回
路の検出窓幅の許容限度を超えた場合には、再生信号処
理回路は再生パルスを検出できず、再生信号エラーを生
じることになる。
【0036】これに対して、図1に示した本願発明の構
成では、面内磁気ディスク媒体2上に記録された磁化パ
ターンにおいて所望される磁化遷移領域間長さaおよび
bを得るよう、磁化遷移領域6の強磁性薄膜3の端部か
らのシフト量を考慮して、マスター情報担体1上の強磁
性薄膜パターン長さAおよび強磁性薄膜パターン間距離
Bを予め補正している。
【0037】すなわち、強磁性薄膜パターン長さAを、
面内磁気ディスク媒体2上において所望される磁化遷移
領域間長さaよりも適切な補正量αだけ大きく、逆に強
磁性薄膜パターン間距離Bを、面内磁気ディスク媒体2
上において所望される磁化遷移領域間長さbよりも補正
量αだけ小さくすることにより、面内磁気ディスク媒体
2上に記録された磁化反転パターンにおいて所望される
磁化遷移領域間長さaおよびbを得ることができ、所望
の再生波形7を得ることができる。
【0038】図1の構成において、適切な補正量αは、
例えば図4に示した従来例における再生波形を観察する
ことにより、所望の磁化遷移領域間長さaと実際の磁化
遷移領域間長さa1との差、もしくは所望の磁化遷移領
域間長さbと実際の磁化遷移領域間長さb1との差から
既知の値として見積もることができる。適切な補正量α
は、強磁性薄膜3の磁気特性や膜厚、所望の磁化遷移領
域間長さaおよびb、さらには面内磁気ディスク媒体2
の磁気特性などによって異なるため、各々の実施の形態
例に応じて上記のように実験経験的に見積もることが必
要である。
【0039】本実施例において、マスター情報担体1上
の強磁性薄膜3として飽和磁束密度1.6TのCo膜を用い、
強磁性薄膜の膜厚が0.2μmから1.0μm、所望の磁化遷移
領域間長さa、bが0.5μmから5.0μm、面内磁気ディス
ク媒体2の保磁力が150kA/mから300kA/mの範囲において
検討を行った結果によれば、補正量αは、磁化遷移領域
間長さa、bの値に応じて0.05μmから1.0μmの範囲が
適切であり、またα/a及びα/bの値において0.01〜
0.8とすることが適当である。
【0040】この補正量αによって磁気ヘッドによる再
生波形におけるパルスシフト量を再生信号処理回路の検
出窓幅の許容限度以下におさえることができた。
【0041】マスター情報担体表面の強磁性薄膜パター
ンは、様々な公知のリソグラフィ技術を用いて製造する
ことができる。ところで、図1の構成では、強磁性薄膜
3の断面形状が、ほぼ長方形であるような構成例を示し
たが、このようなリソグラフィ技術の特徴によっては、
必ずしも図1に示したような長方形状の断面形状を実現
する必要はない。
【0042】図2および図3には、本願発明の別の構成
例として、強磁性薄膜3の断面形状が概略、台形状をし
ている例を示した。このようなマスター情報担体では、
面内磁気ディスク媒体2に対抗するマスター情報担体の
最表面部分において、強磁性薄膜パターン長さAおよび
強磁性薄膜パターン間長さBを制御すればよい。
【0043】すなわち、図2および図3では、台形上の
強磁性薄膜断面における下底部分において、強磁性薄膜
パターン長さAを所望の磁化遷移領域間長さaよりも適
切な補正量αだけ大きく、逆に強磁性薄膜パターン間距
離Bを所望の磁化遷移領域間長さbよりも補正量αだけ
小さくすることにより本願発明の効果を得ることが可能
である。
【0044】また、図1の構成では、強磁性薄膜3表面
と非磁性基体8表面の間に段差がなく、ほぼ平らである
ような構成例を示した。しかしながら本願発明の構成は
これに限られたものではなく、図2に示したように強磁
性薄膜表面が非磁性基体表面対して一定量凹んでいる構
成としても良いし、逆に図3に示したように強磁性薄膜
表面が非磁性基体表面から一定量突出している構成とし
ても良い。
【0045】しかしながら図2の構成において強磁性薄
膜表面の非磁性基体に対する凹み量が一定量以上に大き
い場合には、信号記録時のスペーシング損失を生じる。
このスペーシング損失量は、信号の記録密度によって変
化するが、一般的に磁化遷移領域間長さaあるいはbが
数μm以下の信号を記録する場合には、上記凹み量を100
nm以下とすることが望ましい。
【0046】また図3の構成において強磁性薄膜表面の
非磁性基体表面に対する突出量が一定量以上に大きい場
合には、マスター情報担体において十分な耐久性を得ら
れない場合がある。このような観点から、図3の構成に
おいては、上記突出量を100nm以下とすることが望まし
い。
【0047】なお、図1から図3に示した本願発明の構
成において、面内磁気ディスク媒体2上において所望さ
れる磁化遷移領域間長さaおよびbを正確に実現するよ
う、補正量αを厳密に制御する必要は必ずしもない。す
なわち、補正量αによって、磁気ヘッドによる再生波形
におけるパルスシフト量を再生信号処理回路の検出窓幅
の許容限度以下におさえることができれば良いのであ
る。この観点から、補正量αは、所望される磁化遷移領
域間長さaおよびbを正確に実現することができる最適
値に一定の許容量を付加した範囲に制御できれば十分で
ある。
【0048】ここで図1から図3の構成を比較すると、
所望される磁化遷移領域間長さaおよびbを正確に実現
するためには、厳密には図2の構成においては補正量α
を図1の構成よりも大きく、図3の構成においては補正
量αを図1の構成よりも小さくすることが必要である。
しかしながら、多くの場合、図1から図3の構成間の補
正量の差異は、再生信号処理回路の検出窓幅の許容限度
以下の小さいものであって、無視して差し支えない。
【0049】以上、本発明の実施の形態例について記述
したが、本発明の構成は、様々な実施形態への応用が可
能である。例えば本願明細書では、主にハードディスク
ドライブ等に搭載される磁気ディスク媒体に応用するこ
とに主眼をおいて記述を行ったが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、フレキシブル磁気ディスク、磁気カ
ードおよび磁気テープ等の磁気記録媒体においても応用
可能であり、上記と同様に発明の効果を得ることができ
る。
【0050】また、磁気記録媒体に記録される情報信号
に関しては、トラッキング用サーボ信号やアドレス情報
信号、再生クロック信号等のプリフォーマット信号に主
眼をおいて記述を行ったが、本発明の構成が応用可能な
情報信号も、上記に限られたものではない。
【0051】例えば、本発明の構成を用いて様々なデー
タ信号やオーディオ、ビデオ信号の記録を行うことも原
理的に可能である。この場合には、本発明のマスター情
報担体を用いた磁気記録媒体への磁気記録方法によっ
て、ソフトディスク媒体の大量複写生産を行うことがで
き、安価に提供することが可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、マスター情報担体を用
いて磁気記録媒体にトラッキング用サーボ信号やアドレ
ス情報信号、再生クロック信号等のプリフォーマット信
号を静的一括面記録する磁気記録方法において、マスタ
ー情報担体上の強磁性薄膜パターンの配置を修正するこ
とで、より設計値に近い所望の磁化パターンを磁気記録
媒体に記録することが可能となり、これによって再生信
号エラーを生じない磁気記録媒体を提供することができ
る。
【0053】これにより、静的一括面記録によるプリフ
ォーマット技術において、磁気記録媒体に記録される信
号品質に関わる高性能化を一層促進することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録方法の一構成例と磁気ヘッド
による再生波形との関連を示す模式的な断面図
【図2】本発明の磁気記録方法の一構成例と磁気ヘッド
による再生波形との関連を示す模式的な断面図
【図3】本発明の磁気記録方法の一構成例と磁気ヘッド
による再生波形との関連を示す模式的な断面図
【図4】従来の磁気記録方法の一構成例と磁気ヘッドに
よる再生波形との関連を示す模式的な断面図
【図5】本発明の磁気記録方法に用いられるマスター情
報担体表面の一構成例を示す平面図
【図6】本発明の磁気記録方法に用いられるマスター情
報担体断面の一構成例を示す断面図
【図7】本発明の磁気記録方法に用いられるマスター情
報担体断面の一構成例を示す断面図
【図8】本発明の磁気記録方法の一構成例を示す模式的
な断面図
【図9】本発明の磁気記録方法の一構成例を示す模式的
な断面図
【符号の説明】
1 マスター情報担体 2 面内磁気ディスク媒体 3 強磁性薄膜 4 磁化 5 再生波形 6 磁化遷移領域 7 所望の再生波形 8 非磁性基体 9 印加磁界 10 漏れ磁束 11 初期磁化
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伴 泰明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 浜田 泰三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 橋 秀幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−273069(JP,A) 特開 平10−320768(JP,A) 特開 平10−40544(JP,A) 特開 平10−275435(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/62 - 5/86

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体表面に堆積された強磁性薄膜の配列
    による形状パターンによって情報信号を有するマスター
    情報担体表面を面内磁気記録媒体表面に密接して磁界を
    印加することによって前記強磁性薄膜配列に対応する情
    報信号を磁化情報として前記面内磁気記録媒体上に記録
    する面内磁気記録媒体の製造方法であって、 前記面内磁気記録媒体上に記録される磁化情報において
    互いに隣接する一対の磁化遷移領域間長さに対応する前
    記マスター情報担体上の強磁性薄膜の長さを、前記面内
    磁気記録媒体への記録信号として所望される磁化遷移領
    域間長さよりも大きくしたことを特徴とする面内磁気記
    録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 基体表面に堆積された強磁性薄膜の配列
    による形状パターンによって情報信号を有するマスター
    情報担体表面を面内磁気記録媒体表面に密接して磁界を
    印加することによって前記強磁性薄膜配列に対応する情
    報信号を磁化情報として前記面内磁気記録媒体上に記録
    する面内磁気記録媒体の製造方法であって、 前記面内磁気記録媒体上に記録される磁化情報において
    互いに隣接する一対の磁化遷移領域間長さに対応する前
    記マスター情報担体上での一対の強磁性薄膜間の長さ
    を、前記面内磁気記録媒体への記録信号として所望され
    る磁化遷移領域間長さよりも小さくしたことを特徴とす
    る面内磁気記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 マスター情報担体表面を面内磁気記録媒
    体表面に密接して磁界を印加することに先だって、面内
    磁気記録媒体を一様にかつ前記磁界とは逆極性に直流消
    去しておくことを特徴とする請求項1または2に記載の
    面内磁気記録媒体の製造方法。
JP2000097307A 2000-03-31 2000-03-31 面内磁気記録媒体の製造方法 Expired - Fee Related JP3343339B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097307A JP3343339B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 面内磁気記録媒体の製造方法
US09/979,872 US7057834B2 (en) 2000-03-31 2001-03-29 Master information carrier and method for manufacturing magnetic disc using the same
TW090107468A TW501108B (en) 2000-03-31 2001-03-29 Master information carrier and method for manufacturing magnetic disc using the same
PCT/JP2001/002697 WO2001075869A1 (fr) 2000-03-31 2001-03-29 Support d'informations original et procede de production de support d'enregistrement magnetique mettant en oeuvre ledit support
CNB2004101020390A CN1306481C (zh) 2000-03-31 2001-03-29 磁记录媒体的制造方法
CNB018006884A CN1235197C (zh) 2000-03-31 2001-03-29 主信息载体以及采用该载体的磁记录媒体的制造方法
MYPI20011540A MY129764A (en) 2000-03-31 2001-03-30 Master information carrier and method for manufacturing magnetic disc using the same.
MYPI20054355A MY129386A (en) 2000-03-31 2001-03-30 Master information carrier and method for manufacturing magnetic disc using the same
US10/686,145 US7061703B2 (en) 2000-03-31 2003-10-14 Master information carrier and method for manufacturing magnetic disc using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000097307A JP3343339B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 面内磁気記録媒体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001283433A JP2001283433A (ja) 2001-10-12
JP3343339B2 true JP3343339B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=18611942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000097307A Expired - Fee Related JP3343339B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 面内磁気記録媒体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3343339B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003272142A (ja) * 2002-03-20 2003-09-26 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気転写用マスター担体
WO2004051631A1 (ja) * 2002-12-03 2004-06-17 Fujitsu Limited 磁気転写用マスタ媒体およびその製造方法
JP2004246967A (ja) 2003-02-13 2004-09-02 Fuji Electric Holdings Co Ltd マスタディスク及びその製造方法
JP4842288B2 (ja) * 2008-02-26 2011-12-21 富士フイルム株式会社 電子ビーム描画方法、微細パターン描画システム、凹凸パターン担持体の製造方法および磁気ディスク媒体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001283433A (ja) 2001-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4112809B2 (ja) 垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置及びディスク製造方法
JP3323743B2 (ja) マスター情報担体および磁気記録媒体の製造方法
JP3343326B2 (ja) マスター情報担体
US7057834B2 (en) Master information carrier and method for manufacturing magnetic disc using the same
JPH041922A (ja) 面内磁気記録媒体及び磁気記憶装置
JPH11144218A (ja) 磁気記録再生装置
JP3705076B2 (ja) マスター情報担体を用いた垂直磁気記録媒体への磁気記録方法
JP2005078724A (ja) 磁気テープドライブの磁気ヘッド
JP3344651B2 (ja) マスター情報担体を用いた磁気記録媒体の製造方法
JP3343339B2 (ja) 面内磁気記録媒体の製造方法
JP3361791B2 (ja) マスター情報担体を用いた垂直磁気記録媒体の製造方法
JP3646990B2 (ja) マスター情報磁気記録装置および磁気記録媒体の製造方法
JPH0869614A (ja) 磁気記録媒体
JP3679765B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2001297435A (ja) マスター情報垂直磁気記録方法
JP3384710B2 (ja) マスター情報担体およびその製造方法
JP3265778B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP3398867B2 (ja) マスター情報担体およびこれを用いる磁気記録媒体製造方法
JPH11224473A (ja) 位置信号記録方法及びそれを用いた磁気記録装置
JP3424076B2 (ja) 磁気記録媒体製造方法、磁気記録媒体製造用の着磁用ヘッドおよび磁気転写装置
JPH097143A (ja) 磁気ディスク及びトラッキング方法
JP2006085854A (ja) 面内磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録再生装置
JP2002367167A (ja) マスター情報磁気記録方法
JP2001195702A (ja) 情報記録方法、情報記録の再生方法および情報記録媒体
JP2002367165A (ja) 高密度磁気記録媒体に対する磁気転写方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020809

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070823

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110823

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130823

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130823

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140823

Year of fee payment: 12

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees