JP3341061B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP3341061B2 JP12419793A JP12419793A JP3341061B2 JP 3341061 B2 JP3341061 B2 JP 3341061B2 JP 12419793 A JP12419793 A JP 12419793A JP 12419793 A JP12419793 A JP 12419793A JP 3341061 B2 JP3341061 B2 JP 3341061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビットデータ演算命令
を実行するビット演算プロセッサを有するプログラマブ
ルコントローラ(以下、PLCという)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PLCの分野では、通常の基本命
令や応用命令を実行するプロセッサの他に、ビット単位
のデータ(以下、ビットデータという)の演算命令を専
門に実行するビット演算プロセッサを設け、ビットデー
タ演算命令の高速化と共にPLC全体の命令処理時間の
高速化を図ることが考えられている。
【0003】図8にこのようなビット演算プロセッサを
有するPLCの構成を示す。
【0004】このPLCは、ビット演算プロセッサ1
と、ユーザプログラムが格納されたユーザプログラムメ
モリ2と、ビットデータを記憶するI/Oメモリ3とを
有しており、ビット演算プロセッサ1にビットデータを
処理するビットデータ演算部1aを有している。
【0005】このような従来のPLCでは、ビットデー
タ演算部1aが、まずユーザプログラムメモリ2からビ
ットデータ演算命令を読込み、続いてI/Oメモリ3に
アクセスしてそのビットデータ演算命令に用いるビット
データを読込み、そしてそのビットデータ演算命令にし
たがってビットデータを演算する、というようにユーザ
プログラムメモリ2から読み込んだビットデータ演算命
令を実行する度にI/Oメモリ3にアクセスしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなP
LCでは、ビット演算プロセッサがビットデータ演算命
令を実行する度に外部のI/Oメモリにアクセスしてビ
ットデータを読込む必要があるため、同一ビットデータ
演算命令を実行して同一ビットデータを処理する場合で
も、必ずI/Oメモリへアクセスしなければならず、ビ
ットデータの演算に時間がかかる、という問題がある。
【0007】そこで、本発明は、ビットデータの演算時
間をより短縮化できるPLCを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ビットデータが記憶されたI/Oメモ
リと、ビットデータ読込み命令およびビットデータ演算
命令からなるユーザプログラムが格納されたユーザプロ
グラムメモリと、上記ユーザプログラムを実行して上記
ビットデータを処理するビット演算プロセッサとを有す
るプログラマブルコントローラであって、同一ビットデ
ータ演算命令が複数回出現する場合、上記ビット演算プ
ロセッサが、最初に出現するビットデータ演算命令を実
行する前に上記I/Oメモリからビットデータを読み込
むビットデータ読込み手段と、上記ビットデータ読込み
手段によって読み出されたビットデータを記憶するビッ
トデータ記憶手段と、上記ビットデータ記憶手段に記憶
されたビットデータを用いて上記同一のビットデータ演
算命令を複数回実行するビットデータ演算手段と、を具
備することで、上記ビットデータについての上記I/O
メモリへのアクセスを1回で済むようにしたことを特徴
とする。
【0009】
【作用】本発明では、ビット演算プロセッサがユーザプ
ログラム中のビットデータ読込み命令を実行した場合に
は、I/Oメモリからビットデータを読み込み、その読
み込んだビットデータをビットデータ記憶手段に記憶
し、ユーザプログラム中のビットデータ演算命令を実行
した場合には、ビットデータ記憶手段にアクセスして、
ビットデータ記憶手段に記憶されたビットデータを用い
て演算を行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るPLCの第1実施例を図
面に基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明に係るPLCの第1実施例
の構成を示している。
【0012】このPLCは、ビット演算プロセッサ(B
PU)11と、後述するビットデータ読込み命令および
ビットデータ演算命令からなるビットデータ演算用のユ
ーザプログラムが格納されたユーザプログラムメモリ
(UM)12と、ビットデータを記憶したI/Oメモリ
(I/OM)13とを有する。
【0013】ここで、ビット演算プロセッサ11と、そ
の外部となるユーザプログラムメモリ12およびI/O
メモリ13とは、各々、バス14,15を介して接続さ
れている。
【0014】ビット演算プロセッサ11は、ビットデー
タ演算部11aと、I/Oメモリ13から読み込んだビ
ットデータを記憶するビットデータ記憶手段としてのレ
ジスタ11bとを有する。
【0015】ビットデータ演算部11aは、ユーザプロ
グラムメモリ12に格納されたユーザプログラム中のビ
ットデータ読込み命令およびビットデータ演算命令を実
行して、ビットデータ読込み手段およびビットデータ演
算手段として機能するもので、ビットデータ読込み命令
の実行によりI/Oメモリ13からビットデータを読み
込んでレジスタ11bに記憶する一方、ビットデータ演
算命令の実行によりレジスタ11bにアクセスして、レ
ジスタ11bに記憶されたビットデータを用いて当該ビ
ットデータ演算命令を実行するように構成されている。
【0016】なお、このユーザプログラムは、上述のよ
うにビットデータ演算命令およびビットデータ読込み命
令で構成されており、ユーザプログラムの実行順で最初
に出現するビットデータ演算命令の前にのみビットデー
タ読込み命令を設け、その後繰り返して同一のビットデ
ータ演算命令が出現する場合には、その前にビットデー
タ読込み命令を設けないように予めプログラミングして
おく。
【0017】次に、このように構成された本実施例に係
るPLCの動作について図面を参照して説明する。
【0018】図2は、このPLCのビットデータ演算部
11aにおける実行手順を示している。なお、この実行
手順は、同一のビットデータ演算命令がn回続く場合
で、最初すなわち1回目のビットデータ演算命令の前に
ビットデータ読込み命令が設定されている場合のユーザ
プログラムの実行手順を示している。
【0019】このようなユーザプログラムを実行する場
合、ビットデータ演算部11aでは、まずビットデータ
読込み命令を実行して、次に実行するビットデータ演算
命令の実行の際に必要とされるビットデータをI/Oメ
モリ13から読み込んでレジスタ11bに記憶し(ステ
ップ100)、次に当該ビットデータ演算命令の1回目
を実行する(ステップ200-1)。
【0020】そして、この場合には同一ビットデータ演
算命令がn個あるため、このビットデータ演算命令をn
回繰り返して(ステップ200-1〜200-n)、ユーザ
プログラムの実行を終了する。
【0021】なお、各ステップ100,200の右横に
記載されているT1 (=Tum+Tiom )、T2 (=Tum
+Trg+Talu )は、後述するが各ステップで各々の命
令を実行するのに要する時間を示している。
【0022】図3に、図2に示すステップ100におけ
るビットデータ読込み命令の実行手順およびその実行に
要する時間を示す。
【0023】ビットデータ読込み命令の実行は、まずは
ユーザプログラムメモリ12からそのビットデータ読込
み命令の読み込みを行い(ステップ110)、そのデー
タ読込み命令を実行してI/Oメモリ13からビットデ
ータをレジスタ11bへ書き込みを行う(ステップ12
0)。これでこのビットデータ読込み命令の実行は完了
する。
【0024】ここで、ユーザプログラムメモリ12から
ビットデータ読込み命令の読み込みに要する時間をTu
m、I/Oメモリ13からビットデータの読込みに要す
る時間をTiom とした場合、そのビットデータ読込み命
令の実行に要する時間T1 は、 T1=Tum+Tiom となる。
【0025】図4に、図2に示す各ステップ200-1〜
200-nにおけるビットデータ演算命令の実行手順およ
びその実行に要する時間を示す。
【0026】各ステップ200-1〜200-nにおけるビ
ットデータ演算命令の実行は、まずユーザプログラムメ
モリ12からビットデータ演算命令の読み込みを行い
(ステップ210)、次いで当該ビットデータ演算命令
の実行に必要とするビットデータをレジスタ11bから
読み込み(ステップ220)、そしてこのビットデータ
を用いて当該ビットデータ演算命令を実行する(ステッ
プ230)。これでこのビットデータ演算命令の実行は
完了する。
【0027】ここで、ユーザプログラムメモリ12から
ビットデータ演算命令の読み込みに要する時間をTum、
レジスタ11bからビットデータの読み込みに要する時
間をTrg、ビットデータの演算に要する時間をTalu と
した場合、ビットデータ演算命令の実行に要する時間T
2 は、 T2=Tum+Trg+Talu となる。
【0028】次に、具体的数値を用いて本発明に係るP
LCと従来の方式との命令実行時間の差を説明する。
【0029】まずは、図8に示す従来のビットデータ演
算部における命令実行およびその実行に要する時間を説
明する。
【0030】図5は、図8に示す従来のPLCのビット
データ演算部1aにおける実行手順を示している。な
お、この従来のPLCにおける実行手順も、同一のビッ
トデータ演算命令がn回続く場合のユーザプログラムの
実行手順を示している。
【0031】(a)は従来のPLCにおけるユーザプロ
グラムの実行手順を示しており、当該ユーザプログラム
中には本発明のようなビットデータ読込み命令がなく、
ビットデータ演算部1aは、当該ユーザプログラム中の
各ビットデータ演算命令1〜nを順に実行していくだけ
である(ステップ300-1〜300-n)。なお、各ステ
ップ300-1〜300-nの右横に記載されているT3
(=Tum+Tiom +Talu )は、後述するが、各ステッ
プで各々の命令を実行するのに要する時間を示してい
る。
【0032】(b)は各ステップ300-1〜300-nに
おける各ビットデータ演算命令の実行手順およびその実
行に要する時間を示しており、まずはユーザプログラム
メモリ2からビットデータ演算命令を読込み(ステップ
310)、続いてI/Oメモリ3にアクセスして当該ビ
ットデータ演算命令の実行に用いるビットデータの読込
みを行い(ステップ320)、そしてそのビットデータ
演算命令に従ってビットデータを演算する(ステップ3
30)。このように、従来では、ビットデータ演算命令
を実行する度にI/Oメモリ3にアクセスしている。
【0033】ここで、本実施例の場合と同様に、ユーザ
プログラムメモリ12からビットデータ演算命令の読み
込みに要する時間をTum、I/Oメモリ13からビット
データの読み込みに要する時間をTiom 、ビットデータ
の演算に要する時間をTaluとした場合、各ビットデー
タ演算命令の実行に要する時間T3 は、 T3=Tum+Tiom +Talu となる。
【0034】次に、上記時間Tum、Tiom 、Trgおよび
Talu に具体的数値を代入して本発明に係るPLCと従
来のPLCとの命令実行時間の差を比較する。
【0035】例えば、上記時間Tum、Tiom 、Trgおよ
びTalu が、各々、 Tum=120ns Tiom =120ns Trg=20ns Talu =20ns であるとする(なお、レジスタ11bからの命令読込み
時間Trgと、I/Oメモリ13からの命令読み時間Tio
m との間には、通常、Tiom >Trgの関係がある)。
【0036】そして、n=10、すなわち同一アドレス
のビットデータを連続して10回演算する場合には、本
実施例によれば、この場合の演算処理時間は、図2〜図
4に示すように、 T1+T2×10 =(Tum+Tiom )+(Tum+Trg+Talu )×10 =(120+120)+(120+20+20)×10 =1840ns となる。
【0037】これに対し、従来方式での演算処理時間
は、図5(a),(b)に示すように、 T3×10 =(Tum+Tiom +Talu )×10 =(120+120+20)×10 =2600ns となる。
【0038】このため、本実施例によれば、同一アドレ
スのビットデータを連続して10回演算する場合には、
従来の方式より760nsだけ高速となり、この差は、同
一アドレスのビットデータを演算する回数が増大すれば
する程大きくなる。
【0039】従って、本実施例によれば、同一ビットデ
ータを複数回用いてビット演算を行う場合でも、そのビ
ットデータについてのI/Oメモリへのアクセスが1回
で済むため、ほぼI/Oメモリ13へのアクセス時間と
レジスタ11bへのアクセス時間との差(Tiom −Trg
)およびその実行回数に応じた分だけ演算時間を高速
化できる。
【0040】次に、本発明のビット演算プロセッサにお
けるビットデータ演算命令のビット幅を、従来のものと
比較する。
【0041】図6(a)は、図8に示すように構成され
た従来のビット演算プロセッサ1におけるビットデータ
演算命令をマシンコードで示した場合のビット幅の割り
当てを示しており、ビットデータ演算命令の演算種別を
示す情報が格納される演算種別エリア71と、当該ビッ
トデータ演算命令の実行の際に使用されるビットデータ
のI/Oメモリ3上の格納領域を示す情報、すなわちア
ドレスが格納されるメモリ指定エリア72とが確保され
ている。
【0042】図6(b)は、本発明に係るビット演算プ
ロセッサ11におけるビットデータ演算命令をマシンコ
ードで示した場合のビット幅の割り当てを示しており、
ビットデータ演算命令の演算種別を示す情報が格納され
る演算種別エリア81と、当該ビットデータ演算命令の
実行の際に使用されるビットデータのレジスタ11b上
の格納領域を示すアドレスが格納されるレジスタ指定エ
リア82とが確保されている。
【0043】一般に、メモリ指定エリア72のビット幅
より、レジスタ指定エリア82のビット幅のほうがアド
レスの指定等の関係から少なくて済み、また容易に少な
くすることができるため、本発明によるPLCの方が、
メモリ指定エリア72のビット幅とレジスタ指定エリア
82のビット幅との差、すなわち図中、破線で囲まれた
エリア83の幅だけ、ビットデータ演算命令のビット幅
を短くすることができる。
【0044】これにより、ビットデータ演算用のユーザ
プログラムのプログラムサイズが減少するため、プログ
ラムメモリのメモリサイズが削減できると共に、プログ
ラム読込み時間が減少し、この点でもプログラム実行の
高速化を図ることができる。次に、本発明の第2実施例
を説明する。図7に第2実施例のPLCの構成を示す。
【0045】第2実施例のPLCは、ビット演算プロセ
ッサ21のビットデータ演算部21aおよびレジスタ2
1bの構成については第1実施例のものと同一で、第1
実施例の場合と異なる点は、ユーザプログラムメモリお
よびI/Oメモリを単一の外部メモリ22で構成し、ビ
ット演算プロセッサ21と当該外部メモリ22とをバス
24で接続し、ビット演算プロセッサ21と、外部のユ
ーザプログラムメモリおよびI/Oメモリとを接続する
バスを単一のバスにして構成したものである。つまり、
第1実施例では、図1に示すように外部のユーザプログ
ラムメモリ12あるいはI/Oメモリ13に接続するバ
ス14,15を分離して別々に設けていたのを、図7に
示すように単一のバス24に置き換え、ユーザプログラ
ムメモリおよびI/Oメモリを単一の外部メモリ22で
構成したものである。
【0046】このように構成しても、本発明に係るこの
PLCでは、ビット演算プロセッサ21が外部メモリ2
2のユーザプログラムメモリに相当するエリアからバス
24を介してユーザプログラム中の各命令を順次読み込
んで実行し、ビットデータ読込み命令を実行した際に
は、外部メモリ22のI/Oメモリに相当するエリアか
らバス24を介してビットデータを読込んでレジスタ2
1bに記憶し、ビットデータ演算命令を実行した際に
は、レジスタ21bからビットデータを読出し、そのビ
ットデータで演算命令を実行する。
【0047】このため、ビット演算プロセッサ21と外
部のユーザプログラムメモリおよびI/Oメモリとを接
続するバスを単一のバス24で構成した場合であって
も、ビット演算プロセッサ21が同一アドレスのビット
データを連続して複数回演算する場合には、外部メモリ
22のI/Oメモリに相当するエリアへのバス24を介
してのアクセスは1回のみで済み、同一ビットデータの
2回目以降の演算ではレジスタ21bへアクセスしてバ
ス24を使用しないため、外部メモリ22のユーザプロ
グラムメモリに相当するエリアからバス24を介しての
ビットデータ演算命令の読み込みにほとんど影響を与え
ることがなくなり、ビット演算プロセッサと外部のユー
ザプログラムメモリおよびI/Oメモリとを接続するバ
スを別々に分離して設けた場合とほぼ同速度でビットデ
ータの演算を実行できることになる。
【0048】従って、この第2実施例によれば、外部メ
モリへのバスが単一バスであっても、外部メモリへのバ
スを別々に設けた場合と同等の高速度で、ビットデータ
の演算処理が可能となると共に、外部メモリへのバスを
単一にしたことによりユーザプログラムメモリとI/O
メモリとを単一の外部メモリ22で構成することが可能
になるため、PLCの構成が簡単になり、PLCの製造
コストの低減化が図れる。
【0049】なお、この第2実施例においても、第1実
施例の場合と同様に図6(b)に示す構造のビットデー
タ演算命令を使用しているため、従来の場合と較べて、
ビットデータ演算用のユーザプログラムのプログラムサ
イズが減少する。
【0050】このため、第1実施例と同様に、プログラ
ムメモリのメモリサイズが削減できると共に、プログラ
ム読込み時間が減少し、この点でもプログラム実行の高
速化を図ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ビッ
ト演算プロセッサ内にレジスタ等のビットデータ記憶手
段を設け、ビット演算プロセッサがユーザプログラム中
のビットデータ読込み命令を実行した場合には、I/O
メモリからビットデータを読み込んで、その読み込んだ
ビットデータをビットデータ記憶手段に記憶し、ユーザ
プログラム中のビットデータ演算命令を実行する場合に
は、ビットデータ記憶手段にアクセスして、ビットデー
タ記憶手段に記憶されたそのビットデータを用いて演算
を行うようにしたため、同一ビットデータを複数回用い
てビット演算を行う場合には、そのビットデータについ
てのI/Oメモリへのアクセスが1回で済むことにな
り、演算速度を高速化できる。
【0052】また、本発明では、ビット演算プロセッサ
とユーザプログラムメモリおよびI/Oメモリとを接続
するバスを単一にしているが、この場合でも、ビット演
算プロセッサが同一アドレスのビットデータを連続して
複数回演算する場合には、単一バスを介してのI/Oメ
モリへのアクセスは1回のみで済み、2回目以降の演算
ではレジスタへアクセスして当該バスを使用しないた
め、ユーザプログラムメモリに相当するエリアからバス
を介してのビットデータ演算命令の読み込みにほとんど
影響を与えることがなくなる。
【0053】このため、外部メモリへのバスを別々に設
けた場合と同等の高速度でビットデータの演算処理が可
能になると共に、ユーザプログラムメモリとI/Oメモ
リとを単一のメモリで構成することが可能になるため、
PLCの構成が簡単になり、PLCの製造コストの低減
化が図れる。
【0054】さらに、本発明では、ビットデータ演算命
令を当該ビットデータ演算命令の種別を示す情報と、当
該ビットデータ演算命令の実行の際に使用されるビット
データのビットデータ記憶手段における格納領域を示す
情報とで構成したため、ビットデータ記憶手段がレジス
タ等の場合におけるこの格納領域指定情報は、I/Oメ
モリの場合における格納領域指定情報より演算命令のビ
ット幅が短くて済むことになり、ビットデータ演算用の
ユーザプログラムのプログラムサイズが減少する。
【0055】このため、プログラムメモリのメモリサイ
ズが削減できると共に、プログラム読込み時間が減少
し、この点でもプログラム実行の高速化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPLCの第1実施例の構成を示す
ブロック図。
【図2】ビットデータ演算部における実行手順を示すフ
ローチャート。
【図3】ビットデータ読込み命令の実行手順を示すフロ
ーチャート。
【図4】ビットデータ演算命令の実行手順を示すフロー
チャート。
【図5】従来のビットデータ演算部における実行手順を
示すフローチャート。
【図6】従来および本発明における演算命令の構成を示
すブロック図。
【図7】本発明に係るPLCの第2実施例の構成を示す
ブロック図。
【図8】従来のビット演算プロセッサを有するPLCの
構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11 ビット演算プロセッサ 12 ユーザプログラムメモリ 13 I/Oメモリ 11a ビットデータ演算部(ビットデータ読込み手
段,ビットデータ演算手段) 11b レジスタ(ビットデータ記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/04 - 19/05

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットデータが記憶されたI/Oメモリ
    と、ビットデータ読込み命令およびビットデータ演算命
    令からなるユーザプログラムが格納されたユーザプログ
    ラムメモリと、上記ユーザプログラムを実行して上記ビ
    ットデータを処理するビット演算プロセッサとを有する
    プログラマブルコントローラであって、同一ビットデータ演算命令が複数回出現する場合、 上記ビット演算プロセッサが、最初に出現するビットデータ演算命令を実行する前に
    記I/Oメモリからビットデータを読み込むビットデー
    タ読込み手段と、 上記ビットデータ読込み手段によって読み出されたビッ
    トデータを記憶するビットデータ記憶手段と、 上記ビットデータ記憶手段に記憶されたビットデータを
    用いて上記同一のビットデータ演算命令を複数回実行す
    るビットデータ演算手段と、 を具備することで、上記ビットデータについての上記I
    /Oメモリへのアクセスを1回で済むようにしたことを
    特徴とするプログラマブルコントローラ。
  2. 【請求項2】 ビットデータが記憶されたI/Oメモリ
    と、ビットデータ読込み命令およびビットデータ演算命
    令からなるユーザプログラムが格納されたユーザプログ
    ラムメモリと、上記ユーザプログラムを実行して上記ビ
    ットデータを処理するビット演算プロセッサとを有する
    プログラマブルコントローラであって、 同一ビットデータを複数回用いてビット演算を行なう場
    合、 上記ビット演算プロセッサが、 最初に出現するビットデータ演算命令を実行する前に上
    記I/Oメモリから上記同一ビットデータを読み込むビ
    ットデータ読込み手段と、 上記ビットデータ読込み手段によって読み出されたビッ
    トデータを記憶するビットデータ記憶手段と、 上記ビットデータ記憶手段に記憶されたビットデータを
    複数回用いて上記ビッ トデータ演算命令を実行するビッ
    トデータ演算手段と、 を具備することで、上記ビットデータについての上記I
    /Oメモリへのアクセスを1回で済むようにした ことを
    特徴とするプログラマブルコントローラ。
  3. 【請求項3】 ビットデータ演算命令は、当該ビットデ
    ータ演算命令の種別を示す情報と、当該ビットデータ演
    算命令の実行の際に使用されるビットデータのビットデ
    ータ記憶手段における格納領域を示す情報とから構成さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のプログラマブルコントローラ。
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