JP3340015B2 - 画像データ復号装置および復号方法 - Google Patents

画像データ復号装置および復号方法

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JP3340015B2
JP3340015B2 JP02430596A JP2430596A JP3340015B2 JP 3340015 B2 JP3340015 B2 JP 3340015B2 JP 02430596 A JP02430596 A JP 02430596A JP 2430596 A JP2430596 A JP 2430596A JP 3340015 B2 JP3340015 B2 JP 3340015B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロック符号化に
よって符化して圧縮された画像データを復号する画像
データ復号装置および複合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置の一つに画像データをデジ
タル信号として取り扱うデジタル複写機が知られてい
る。この種のデジタル複写機の構成を簡単に示すと図3
のようになる。すなわち、スキャナ101で画像データ
を読み取り、A/D変換部102でデジタル信号に変換
し、画像処理部103でガンマ変換、画質補正などの画
像処理を行い、画像出力部104で画像データを紙上に
画素毎に印字して画像を出力する。
【0003】デジタル信号として画像を取り扱う複写機
では、メモリに画像を蓄えておくことが可能である。画
像データをメモリに蓄えることができれば、一度取り込
んだ画像を何度も利用したり、また、入出力のアドレス
を変えて画像の回転などの加工や編集を行うことができ
る。ただし、画像の情報量は多く、そのままメモリに蓄
えると多くのメモリ容量が必要になり(例えば A4サ
イズの原稿を1画素256階調として読み取り解像度4
00dpiで読み取ると、約16メガバイトにな
る。)、メモリの単価は高いことから、全体のコストが
割高になってしまう。そこで、画像データをそのまま蓄
積するのではなく、一度符号化してデータ量を圧縮して
メモリに蓄える方法が一般的に採られている。すなわ
ち、データを圧縮してメモリに蓄えることができるよう
にし、必要なメモリ量を減らしてコストを抑えるように
している。
【0004】画像データが圧縮方式であるブロック符号
化方式は図4に示すように画像をブロックごとに分解し
てブロック内の1バイトの階調値Lijを図5に示すアル
ゴリズムで平均値La (1バイト)、階調幅指標Ld
(1バイト)、画素ごとの符号φij(2ビット×16画
素)にデータの圧縮を行うものである。この符号化方式
により、図6に示すように画素の1バイトの4×4画素
ブロックのデータ量16バイトが6バイトになり、3/
8のデータ量に圧縮が行える。復号手順は図7に示すよ
うにLa,Ld,φijを用いて各画素の階調値L*i
jが計算される。ところで、最近のデジタル複写機に
は、画像データに赤などの特定色が含まれている場合、
当該特定色の画素を判別して当該特定色を出力するもの
がある。例えば図8に示すように領域11が赤で、それ
以外の領域12が白黒である原稿のコピーをとった場合
に、赤が原稿のままコピーとして出力される。このよう
なコピーにおいて、赤画像のデータも白黒画像と同じよ
うに多値のデータとして扱うと情報量が多くなるので、
特定色(赤色や青色であるものが多い。)を扱って出力
できるように構成された複写機をここではフルカラー複
写機と区別するために、便宜上、スポットカラー複写機
と呼ぶ。このようなスポットカラー複写機の構成を図9
に示す。
【0005】この構成では、まず、スキャナ21では
R,G,Bのラインセンサで画像データを画素ごとの
R,G,B信号を読み込み、A/D変換部22で8ビッ
トのデジタル信号に変換し、特定色信号判定部23で画
素毎のR,G,B信号同士の差などからその画素の色を
判定し、特定色であると判定すると、特定色フラグ信号
24をオンにし、そうでないと判定すると、特定色フラ
グ信号24をオフにする。この特定色フラグ信号24を
受けて画像データ切替部25では、特定色フラグ信号2
4がオンであればR,G,B信号から変換された特定色
階調データを、オフであればR,G,B信号から変換さ
れた白黒階調データをそれぞれ画素単位に切り替え、特
定色フラグ信号データとともに画像処理部26に送り、
画像処理部26でγ変換などの画像処理を行った後、画
像出力部27でこれらのデータから特定色と白黒画像か
らなる画像を出力する。
【0006】次いで、画像データ格納部28に画像デー
タを符号化して蓄積し、符号データを復号して画像デー
タを出力する場合について説明する。
【0007】スキャナ21、A/D変換部22、特定色
判定部23、画像データ切替部25までの動作は前述の
場合と同様である。画像データ切替部25から送られて
きた多階調白黒・特定色混在画像は、前述のブロック符
号化方式にによって符号化され、画像データ格納部28
に蓄積されるとともに、画素毎の特定色フラグ信号24
はそのまま2値のデータとして画像データ格納部28に
蓄積される。これにより蓄積すべき1ブロック分のデー
タは図10に示すようにブロック符号6バイトに特定色
フラグ信号2バイト(1ビット×16画素)を加えたも
のになる。画像データ格納部28から読み出すときは、
蓄積された符号が復号されて多階調白黒・特定色混在デ
ータに戻され、これに画素毎の特定色フラグ信号24が
付加された形で画像処理部26に送られ、画像出力部2
7でこれらのデータから特定色と白黒画像からなる画像
を出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
式を採用すると、画像データ格納部28には本来の画像
データのみならず、画素毎の特定色フラグ信号も2値デ
ータとして蓄積する必要があるので、このために所要メ
モリ量が増して画像メモリ部を実現するためのコストが
かる。なお、メモリの増大量はA4サイズ、解像度40
0dpiの画像の場合で2メガバイトとなる。また、前
述のように特定色画像信号用にメモリ量を増やす必要が
あり、メモリ量を増やすと、当然コストは上昇する。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、単色複写器と同じメモリ量で特定色の
複写が行えるスポットカラー複写器を実現することがで
きる画像データ復号装置および復号方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段は、多階調白黒・特定色混在画像データ
をあらかじめ設定した画素数からなるブロック単位に符
号化したブロック内平均階調指標符号と、1ブロック内
での画素毎の階調値のばらつきを示す指標となるブロッ
ク内階調分散指標符号と、ブロック内の階調値を4レベ
ルに量子化し、各画素の階調値がどのレベルに相当する
かを示す量子化符号と、ブロック内に特定色が存在する
場合は、前記量子化値の一部を特定色フラグで置き換え
た符とからなる符データを復号する画像データ復号
装置において、前記ブロック内階調分散指標符のあら
かじめ指定された位置には、当該ブロック内のデータ全
てが特定色であるか、一部が特定色であるか、全てが白
黒データであるかを示す特定色判定情報が埋め込まれ、
当該特定色判定情報の値から前記ブロック内データの一
部が特定色である場合は、前記ブロック内平均階調指標
と前記ブロック内階調分散指標符と前記量子化値
と前記特定色フラグ信号とから2レベルの多階調白
黒画像データと多階調特定色画像データの混在した画像
データおよび画素毎の特定色フラグ信号から多階調白黒
・特定色混在画像データを復号することを特徴としてい
る。
【0011】第2の手段は、第1の手段と同様の前提の
画像データ復号装置において、前記ブロック内階調分散
指標符のあらかじめ指定された位置には、当該ブロッ
ク内のデータ全てが特定色であるか、一部が特定色であ
るか、全てが白黒データであるかを示す特定色判定情報
が埋め込まれ、当該特定色判定情報の値に基づいて、ブ
ロック内データの全てが特定色であるか全てが白黒デー
タである場合は、前記ブロック内平均階調指標符と前
記ブロック内階調分散指標符と前記量子化符とから
4レベルの多階調特定色画像データもしくは多階調白黒
画像データを復号することを特徴としている。
【0012】第3の手段は、第1の手段と同様の前提の
画像データ復号装置において、前記ブロック内階調分散
指標符のあらかじめ指定された位置には、当該ブロッ
ク内のデータ全てが特定色であるか、一部が特定色であ
るかを示す特定色判定情報が埋め込まれ、当該特定色判
定情報の値に基づいて、特定色がブロック内にある場合
には前記ブロック内平均階調指標符と前記ブロック内
階調分散指標符と前記量子化符と前記特定色フラグ
信号とから多階調白黒画像データと多階調特定色画像デ
ータが混在した画像データおよび画素毎の特定色フラグ
信号からなる多階調白黒・特定色混在画像データを復号
することを特徴としている。
【0013】第4の手段は、第1の手段と同様の前提の
画像データ復号装置において、前記ブロック内階調分散
指標符のあらかじめ指定された位置には、当該ブロッ
ク内のデータ全てが特定色であるか、一部が特定色であ
るかを示す特定色判定情報が埋め込まれ、当該特定色判
定情報の値に基づいて、特定色がブロック内にない場合
には前記ブロック内平均階調指標符と前記ブロック内
階調分散指標符と前記量子化符とから多階調白黒デ
ータを復号することを特徴としている。
【0014】第5の手段は、多階調白黒・特定色混在画
像データをあらかじめ設定した画素数からなるブロック
単位に符号化したブロック内平均階調指標符号と、1ブ
ロック内での画素毎の階調値のばらつきを示す指標とな
るブロック内階調分散指標符号と、ブロック内の階調値
を4レベルに量子化し、各画素の階調値がどのレベルに
相当するかを示す量子化符号と、ブロック内に特定色が
存在する場合は、前記量子化値の一部を特定色フラグで
置き換えた符とからなる符データを復号する画像デ
ータ復号方法において、 (1)前記ブロック内階調分散指標符のあらかじめ指
定された位置に、当該ブロック内のデータ全てが特定色
であるか、一部が特定色であるか、全てが白黒データで
あるかを示す特定色判定情報を埋め込んでおき、 (2)埋め込まれた特定色判定情報の値を読み出し、そ
の読み出した値から前記ブロック内データの一部が特定
色と判定したときには、前記ブロック内平均階調指標符
と前記ブロック内階調分散指標符と前記量子化値符
と前記特定色フラグ信号とから2レベルの多階調白黒
画像データと多階調特定色画像データの混在した画像デ
ータおよび画素毎の特定色フラグ信号から多階調白黒・
特定色混在画像データを復号し、 (3)前記読み出した値から前記ブロック内データの全
てが特定色であるか全てが白黒データであると判定した
ときには、前記ブロック内平均階調指標符と前記ブロ
ック内階調分散指標符と前記量子化符とから4レベ
ルの多階調特定色画像データもしくは多階調白黒画像デ
ータを復号することを特徴としている。
【0015】第6の手段は、第5の手段と同様の前提の
画像データ復号方法の(2)および(3)に代えて、 (4)埋め込まれた特定色判定情報を読み出し、読み出
した当該特定色判定情報の値から特定色がブロック内に
あると判定したときには、前記ブロック内平均階調指標
と前記ブロック内階調分散指標符と前記量子化符
と前記特定色フラグ信号とから多階調白黒画像データ
と多階調特定色画像データが混在した画像データおよび
画素毎の特定色フラグ信号からなる多階調白黒・特定色
混在画像データを復号し、 (5)読み出した前記特定色判定情報の値から特定色が
ブロック内にないと判定したときには、前記ブロック内
平均階調指標符と前記ブロック内階調分散指標符
前記量子化符とから多階調白黒データを復号する、こ
とを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。
【0017】なお、本発明は復号装置および復号方法に
関するものであるが、符号化されたものを復号するの
で、まず、最初に復号する元となる符号データの符号化
の方法について説明する。本実施形態における構成は図
9に示した構成と同等なので、以下の説明においても前
述の従来例と同等な各部には同一の参照符号を付し、重
複する説明は適宜省略する。
【0018】[第1の実施形態]符号化のための構成
は、図9における画像データ格納部28の内部構成に特
徴があり、その詳細を図2に示す。図2において、多階
調白黒・特定色混在画像データおよび画素毎の特定色フ
ラグ信号のうち、多階調白黒・特定色混在画像データ
は、4ラインFIFO1で4ライン分のデータが一度格
納されてから4×4画素ブロックごとに符号化部2に取
り込まれて前述のブロック符号化方式で符号化され、L
a、Ld、φijの符号データが符号データ変換部3に送
られる。このとき同時に特定色フラグ信号を4ラインF
IFOメモリ4を通して色混在判定部5に取り込み、1
ブロック内の特定色フラグ信号がすべてオンになってい
るか、すべてオフになっているか、オンオフが混在して
いるかを調べる。これはブロック内の各画素の特定色フ
ラグ信号24のすべての論理積と論理和をとることで実
現することができる。
【0019】1ブロック内の特定色フラグ信号24がす
べてオンになっている場合は、その論理積も論理和もオ
ンとなる。1ブロック内の特定色フラグ信号24がすべ
てオフになっている場合は、その論理積も論理和もオフ
となる。1ブロック内の特定色フラグ信号24がオンオ
フ混在している場合には、その論理積はオフであるが論
理和はオンとなる。このように論理積と論理和の2ビッ
トの判定結果が符号データ変換部3に送られる。符号デ
ータ変換部3では、色混在判定部5の判定結果に基づ
き、1ブロック内の特定色フラグ信号24がすべてオン
になっているか、すべてオフになっている場合には、単
にLd の最下位ビットを色混在判定部5の論理和結果で
置き換える。1ブロック内の特定色フラグ信号がオンオ
フ混在している場合、すなわち、色混在判定部5の判定
結果の論理積と論理和の値が異なる場合はLd の最下位
ビットを色混在判定部5の論理和結果で置き換えると同
時に、φijの符号データのうち、画素毎の下位1ビット
を特定色フラグ信号24で置き換える処理を行う。以上
のように変換された符号データが符号メモリ6に格納さ
れる。
【0020】このような処理で格納された符号データ
は、1ブロック内の特定色フラグ信号24がすべてオン
になっているかすべてオフになっている場合は、単にL
d の最下位ビットを色混在判定部5の論理和結果の1ビ
ットで置き換えたのみなので、通常のブロック符号化を
行った場合と同一の符号量となる。また、1ブロック内
の特定色フラグ信号24がオンオフ混在している場合も
Ld の最下位ビットを色混在判定部5の論理和結果の1
ビットで置き換えると同時に、φijの符号データのうち
画素毎の下位1ビットを特定色フラグ信号24で置き換
えるだけなので、同様にして通常のブロック符号化を行
った場合と同一の符号量になる。
【0021】次に、復号の構成を図1を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施形態に係る復号回路の構
成を示すブロック図である。この復号回路は符号分離部
1001、復号部1002、特定色フラグ信号保持部1
003、4ラインFIFOメモリ1004,1005か
ら基本的に構成されている。このように構成すると、前
述の符号化処理によって符号化メモリ6には符号データ
が格納されている。これを1ブロック分(6バイト)ず
つ読み出し、符号分離部1001に送る。符号分離部1
001では、ブロック内階調分散指標符号Ldの最下位
2ビット位置にある特定色判定情報を取り出し、この2
ビットが同一の値であるか、言い替えると「00」であ
るか「11」であるか、あるいは「01」であるかを調
べる。例えば「11」の場合は、ブロック内の全てのデ
ータが特定色である。
【0022】ブロック内の全てのデータが白黒データで
ある場合(例えば、前記特定色判定情報ビットが「0
0」の場合)は、復号部1002に符号メモリ6から読
み出した符号データをそのまま送ると同時に特定色フラ
グ信号保持部1003に、全て特定色である信号を送
る。この信号は、例えば「1」をブロック内画素数16
個分にあたる16ビットだけ送る。
【0023】白黒データと特定色データとが混在してい
る場合(例えば、前記特定色判定情報ビットが「01」
である場合)は、復号部1002に符号メモリ6から読
み出した6バイトのうち前半の4バイトをまず送り、続
いて特定色フラグ信号に置き替わった画素毎の階調量子
化符号φijの各画素の下位1ビット(計16ビット)
に対応するブランクデータを16ビット(2バイト)送
る。なお、ブランクデータは例えば全て0データとす
る。これにより復号部1002では、通常の復号に必要
な6バイト受け取ったことになるので、復号動作を行
う。一方、符号分離部1001で符号メモリ6から読み
出した6バイトのうち後半の2バイト(特定色フラグ信
号)が、特定色フラグ信号保持部1003に送られる。
【0024】復号動作が終了すると、復号部1002か
ら4ラインFIFOメモリ1004を経由して主走査ラ
イン単位に並べ替えられた多階調白黒・特定色混在画像
データ画出力される。同時に、特定色フラグ信号保持部
1003から4ラインFIFOメモリ1005を経由し
て主走査ライン単位に並べ替えられた特定色フラグ信号
が出力される。
【0025】以上のようにして多階調白黒・特定色混在
画像データおよび特定色フラグ信号が単色画像データと
同じ符号量で復号可能となる。
【0026】[第2の実施形態]なお、前記実施形態で
は、特定色判定情報は、図10に示すように8バイトの
下位の2バイトに書き込まれているが、この特定色判定
情報、すなわち、ブロック内のデータ全てが特定色であ
るか、一部が特定色であるが、全てが白黒データである
かどうか示す情報を、ブロック内平均階調指標符号とブ
ロック内階調分散指標符号の両方のあらかじめ指定した
位置に埋め込むようにすることができる。このようにし
た場合、前記実施形態と特定色判定情報を埋め込む部分
が異なるのみなので、前述の第1の実施形態の符号分離
部1001における動作の異なる部分についてのみ説明
する。
【0027】符号分離部1001では、6バイトの1ブ
ロック分の符号データのうちブロック内平均階調指標符
号Laの例えば最下位ビット、およびブロック内階調分
散指標符号Ldの例えば最下位ビットに埋め込まれた特
定色判定情報を取り出す。これを元に第1の実施形態と
同様な特定色有無による切り替え処理を行う。特定色判
定情報が埋め込まれていた符号の位置のデータは、例え
ば0であるとみなして0で置き換えて復号部1002に
送ることにより、通常の復号処理を行うことができる。
【0028】その他、特に説明しない各部は前述の第1
の実施形態と同等に構成されている。
【0029】[第3の実施形態]この実施形態は、前述
の第1もしくは第2の実施形態と特定色判定情報のビッ
ト数が異なるのみで、その他の構成および動作は同一で
あるので、前述の第1の実施形態の符号分離部1001
における動作の異なる部分についてのみ説明する。
【0030】符号分離部1001では、6バイトの1ブ
ロック部の符号データのうち、ブロック内階調分散指標
符号Ldの例えば最下位ビットに埋め込まれた特定色判
定情報を取り出し、この1ビットが「0」であるか
「1」であるかによって処理を切り替える。すなわち、
ブロック内の全てのデータが白黒データである場合(例
えば、前記特定色判定情報ビットが「0」の場合)は、
復号部1002に符号メモリ6から読み出した符号デー
タをそのまま送ると同時に特定色フラグ保持部1003
に特定色がないことを示すフラグ信号を送る。この信号
は、例えば「0」をブロック内画素16個分にあたる1
6ビットだけ送る。ブロック内の全てのデータが特定色
データである場合、もしくは白黒データと特定色データ
とが混在している場合(例えば、前記特定色判定情報ビ
ットが「1」の場合)は、復号部1002に符号メモリ
6から読み出した6バイトのうち、前半の4バイトをま
ず送り、続いて特定色フラグ信号に置き替わった画素毎
の階調量子化符号φijの各画素の下位1ビット(計1
6ビット)に対応するブランクデータ16ビット(2バ
イト)送る。なお、ブランクデータは例えば全て「0」
データとする。これにより、復号部1002では、通常
の復号に必要な6バイトを受け取ったことになるので、
復号動作を行うことができる。
【0031】一方、符号分離部1001で符号メモリ6
から読み出した6バイトのうち、後半の2バイト(特定
色フラグ信号)が特定色フラグ信号保持部1003に送
られる。復号動作終了後は、前述の第1の実施形態と同
様にして多階調白黒・特定色混在画像データおよび特定
色フラグ信号が出力される。
【0032】その他、特に説明しない各部は、前述の第
1の実施形態と同等に構成されている。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、符号化
する画像データの個々のブロック内に特定色が存在する
場合に、ブロック符号化の処理内容を通常の符号化方法
と切り替えて符号化することによって符号化されたブロ
ック符号に特定色フラグ信号を含めるようにして符号化
して、メモリを削減することを可能にした符号化方式で
蓄積された符号データを元の画像データに復号すること
ができ、これによってスポットカラー複写機を単色複写
機と同じメモリ量で実現することができる。
【0034】さらに、請求項1、2および5記載の発明
によれば、1ブロック内のデータ全てが特定色である
か、一部が特定色であるか、全てが白黒データであるか
を示す特定色判定情報をブロック内階調分散指標符号の
あらかじめ指定した部分に埋め込んでおき、これを復号
することによってブロック内階調分散指標符号の有効桁
を一部利用して特定色判定情報を復号することが可能に
なる。その際、一般にブロック内階調分散指標符号の情
報量を一部削減しても復号画像の画質に大きな影響は
ので、これによって符号データを増やさずに多階調白
黒・特定色混在データを復号することができる。
【0035】また、請求項3、4および6記載の発明に
よれば、特定色判定情報を特定色の有無のみに限定し、
符号として保持すべきデータ量を1ビットと簡略化した
ので、ハードウエアの簡略化を図ることができるととも
に、ブロック内階調分散指標符号の不要部分をそのま
利用して復号画質に影響を与えることなく、かつ、符号
データを増やすことなく多階調白黒・特定色混在画像デ
ータを復号することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像データ格納部の復
号を行う部分の内部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像データ格納部の符
号化を行う部分の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態および従来例に係るデジタル
複写機の概略構成を示すブロック図である。
【図4】ブロック符号化方式の画像データ圧縮方式を示
す説明図である。
【図5】ブロック符号化方式の画像データ圧縮方式のア
ルゴリズムを示す説明図である。
【図6】ブロック符号化方式で画像データを圧縮したと
きの状態を示す説明図である。
【図7】復号時の濃度値を示す説明図である。
【図8】赤および黒の画像を有する原稿を示す図であ
る。
【図9】メモリに画像を圧縮して格納する機能を有する
2色出力が可能な複写機の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図10】1ブロック分の画像データを格納状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1,4 4ラインFIFO 2 符化部 3 符号データ変換部 5 色混在判定部 6 符号メモリ 21 スキャナ 22 A/D変換部 23 特定色判定部 24 特定色フラグ信号 25 画像データ切替部 26 画像処理部 27 画像出力部 28 画像データ格納部 1001 符号分離部 1002 復号部 1003 特定色フラグ信号保持部 1004,1005 4ラインFIFOメモリ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−163151(JP,A) 特開 平9−163150(JP,A) 特開 平9−163149(JP,A) 特開 平8−307691(JP,A) 特開 平8−51547(JP,A) 特開 平6−334870(JP,A) 特開 平5−110869(JP,A) 特開 平5−308529(JP,A) 特開 平9−214773(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 - 1/419

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多階調白黒・特定色混在画像データをあ
    らかじめ設定した画素数からなるブロック単位に符号化
    したブロック内平均階調指標符号と、1ブロック内での
    画素毎の階調値のばらつきを示す指標となるブロック内
    階調分散指標符号と、ブロック内の階調値を4レベルに
    量子化し、各画素の階調値がどのレベルに相当するかを
    示す量子化符号と、ブロック内に特定色が存在する場合
    は、前記量子化値の一部を特定色フラグで置き換えた符
    とからなる符データを復号する画像データ復号装置
    において、 前記ブロック内階調分散指標符のあらかじめ指定され
    た位置には、当該ブロック内のデータ全てが特定色であ
    るか、一部が特定色であるか、全てが白黒データである
    かを示す特定色判定情報が埋め込まれ、当該特定色判定
    情報の値から前記ブロック内データの一部が特定色であ
    る場合は、前記ブロック内平均階調指標符と前記ブロ
    ック内階調分散指標符と前記量子化値符と前記特定
    色フラグ信号とから2レベルの多階調白黒画像データと
    多階調特定色画像データの混在した画像データを復号
    し、画素毎の特定色フラグ信号から多階調白黒・特定色
    混在画像データを復号することを特徴とする画像データ
    復号装置。
  2. 【請求項2】 多階調白黒・特定色混在画像データをあ
    らかじめ設定した画素数からなるブロック単位に符号化
    したブロック内平均階調指標符号と、1ブロック内での
    画素毎の階調値のばらつきを示す指標となるブロック内
    階調分散指標符号と、ブロック内の階調値を4レベルに
    量子化し、各画素の階調値がどのレベルに相当するかを
    示す量子化符号と、ブロック内に特定色が存在する場合
    は、前記量子化値の一部を特定色フラグで置き換えた符
    とからなる符データを復号する画像データ復号装置
    において、 前記ブロック内階調分散指標符のあらかじめ指定され
    た位置には、当該ブロック内のデータ全てが特定色であ
    るか、一部が特定色であるか、全てが白黒データである
    かを示す特定色判定情報が埋め込まれ、当該特定色判定
    情報の値に基づいて、ブロック内データの全てが特定色
    であるか全てが白黒データである場合は、前記ブロック
    内平均階調指標符と前記ブロック内階調分散指標符
    と前記量子化符とから4レベルの多階調特定色画像デ
    ータもしくは多階調白黒画像データを復号することを特
    徴とする画像データ復号装置。
  3. 【請求項3】 多階調白黒・特定色混在画像データをあ
    らかじめ設定した画素数からなるブロック単位に符号化
    したブロック内平均階調指標符号と、1ブロック内での
    画素毎の階調値のばらつきを示す指標となるブロック内
    階調分散指標符号と、ブロック内の階調値を4レベルに
    量子化し、各画素の階調値がどのレベルに相当するかを
    示す量子化符号と、ブロック内に特定色が存在する場合
    は、前記量子化値の一部を特定色フラグで置き換えた符
    とからなる符データを復号する画像データ復号装置
    において、 前記ブロック内階調分散指標符のあらかじめ指定され
    た位置には、当該ブロック内のデータ全てが特定色であ
    るか、一部が特定色であるかを示す特定色判定情報が埋
    め込まれ、当該特定色判定情報の値に基づいて、特定色
    がブロック内にある場合には、前記ブロック内平均階調
    指標符と前記ブロック内階調分散指標符と前記量子
    化符と前記特定色フラグ信号とから多階調白黒画像デ
    ータと多階調特定色画像データが混在した画像データお
    よび画素毎の特定色フラグ信号からなる多階調白黒・特
    定色混在画像データを復号することを特徴とする画像デ
    ータ復号装置。
  4. 【請求項4】 多階調白黒・特定色混在画像データをあ
    らかじめ設定した画素数からなるブロック単位に符号化
    したブロック内平均階調指標符号と、1ブロック内での
    画素毎の階調値のばらつきを示す指標となるブロック内
    階調分散指標符号と、ブロック内の階調値を4レベルに
    量子化し、各画素の階調値がどのレベルに相当するかを
    示す量子化符号と、ブロック内に特定色が存在する場合
    は、前記量子化値の一部を特定色フラグで置き換えた符
    とからなる符データを復号する画像データ復号装置
    において、 前記ブロック内階調分散指標符のあらかじめ指定され
    た位置には、当該ブロック内のデータ全てが特定色であ
    るか、一部が特定色であるかを示す特定色判定情報が埋
    め込まれ、当該特定色判定情報の値に基づいて、特定色
    がブロック内にない場合には前記ブロック内平均階調指
    標符と前記ブロック内階調分散指標符と前記量子化
    とから多階調白黒データを復号することを特徴とす
    る画像データ復号装置。
  5. 【請求項5】 多階調白黒・特定色混在画像データをあ
    らかじめ設定した画素数からなるブロック単位に符号化
    したブロック内平均階調指標符号と、1ブロック内での
    画素毎の階調値のばらつきを示す指標となるブロック内
    階調分散指標符号と、ブロック内の階調値を4レベルに
    量子化し、各画素の階調値がどのレベルに相当するかを
    示す量子化符号と、ブロック内に特定色が存在する場合
    は、前記量子化値の一部を特定色フラグで置き換えた符
    とからなる符データを復号する画像データ復号方法
    において、 前記ブロック内階調分散指標符のあらかじめ指定され
    た位置に、当該ブロック内のデータ全てが特定色である
    か、一部が特定色であるか、全てが白黒データであるか
    を示す特定色判定情報を埋め込んでおき、 埋め込まれた特定色判定情報の値を読み出し、その読み
    出した値から前記ブロック内データの一部が特定色と判
    定したときには、前記ブロック内平均階調指標符と前
    記ブロック内階調分散指標符と前記量子化値符と前
    記特定色フラグ信号とから2レベルの多階調白黒画像デ
    ータと多階調特定色画像データの混在した画像データお
    よび画素毎の特定色フラグ信号から多階調白黒・特定色
    混在画像データを復号し、 前記読み出した値から前記ブロック内データの全てが特
    定色であるか全てが白黒データであると判定したときに
    は、前記ブロック内平均階調指標符と前記ブロック内
    階調分散指標符と前記量子化符とから4レベルの多
    階調特定色画像データもしくは多階調白黒画像データを
    復号することを特徴とする画像データ復号方法。
  6. 【請求項6】 多階調白黒・特定色混在画像データをあ
    らかじめ設定した画素数からなるブロック単位に符号化
    したブロック内平均階調指標符号と、1ブロック内での
    画素毎の階調値のばらつきを示す指標となるブロック内
    階調分散指標符号と、ブロック内の階調値を4レベルに
    量子化し、各画素の階調値がどのレベルに相当するかを
    示す量子化符号と、ブロック内に特定色が存在する場合
    は、前記量子化値の一部を特定色フラグで置き換えた符
    とからなる符データを復号する画像データ復号方法
    において、 前記ブロック内階調分散指標符のあらかじめ指定され
    た位置に、当該ブロック内のデータ全てが特定色である
    か、一部が特定色であるかを示す特定色判定情報を埋め
    込んでおき、 埋め込まれた特定色判定情報を読み出し、読み出した当
    該特定色判定情報の値から特定色がブロック内にあると
    判定したときには、前記ブロック内平均階調指標符
    前記ブロック内階調分散指標符と前記量子化符と前
    記特定色フラグ信号とから多階調白黒画像データと多階
    調特定色画像データが混在した画像データおよび画素毎
    の特定色フラグ信号からなる多階調白黒・特定色混在画
    像データを復号し、 読み出した前記特定色判定情報の値から特定色がブロッ
    ク内にないと判定したときには、前記ブロック内平均階
    調指標符と前記ブロック内階調分散指標符と前記量
    子化符とから多階調白黒データを復号することを特徴
    とする画像データ復号方法。
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