JP3432104B2 - 画像復号装置及び画像復号方法 - Google Patents

画像復号装置及び画像復号方法

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JP3432104B2
JP3432104B2 JP03126197A JP3126197A JP3432104B2 JP 3432104 B2 JP3432104 B2 JP 3432104B2 JP 03126197 A JP03126197 A JP 03126197A JP 3126197 A JP3126197 A JP 3126197A JP 3432104 B2 JP3432104 B2 JP 3432104B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、画像デー
タをブロック符号化により圧縮して格納する画像データ
格納部を有するデジタル複写装置や、画像ファイリング
システムにおいて、画像出力部で画質補正に利用する画
像領域判定信号も圧縮信号に組み込み記憶するようにす
るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機や、画像ファイリング
システム等の画像データをディジタル信号として取り扱
う画像処理装置がオフィスや家庭等において広く使用さ
れるようになっている。図1は、このような画像処理装
置のうち、ディジタル複写機の構成を簡単に表したもの
である。この図1に示すように、ディジタル複写機は、
スキャナ101、A/D変換部102、画像処理部10
3、画像出力部104を備えており、スキャナ101で
画像データを読み取り、A/D変換部102でデジタル
信号に変換し、画像処理部103でガンマ変換、画質補
正などの画像処理を行い、画像出力部104で画像デー
タを紙上に画素ごとに印字を行い、画像を出力するよう
になっている。
【0003】図2は、画像出力部104の構成を表した
ものである。この図2に示すように、画像出力部104
では、画像処理部201からの信号を受けてLDユニッ
ト202からレーザが出力される。このレーザは、シリ
ンダレンズ203を通して、ポリゴンミラー204上で
反射され、ポリゴンミラー204での反射光が、光路差
補正用のfθレンズ205を通して感光体206上に照
射される。そして、ポリゴンミラー204を回転し、レ
ーザー光を走査することにより、1ラインずつ感光体2
06上に画像データが書き込まれる。
【0004】図3、図4、図5は、画素濃度の制御方法
について表したものである。通常、画素の濃度の制御
は、図3に示すように各画素の濃度の値に対して、レー
ザーの出力の幅を制御する信号のパルス幅を変えること
により行われている。ところで、図3に示した方式では
主走査に直行する細線や文字のエッジ部で画素が離れ、
ノイズとして目立つことになる。このような場合のノイ
ズを軽減する方法として、図4に示すように画素ごとに
位相情報を加え、画素の位置を変えることが行われてい
る。このノイズ軽減用の位相情報は、画像のエッジ部に
よって制御を変えるためのものなので、位相情報を付加
する画素D0の前後の画素(D−1)、D1の値を考慮
して付加している。すなわち、5図に示されるように、
位相情報を付加する画素D0の前後の画素(D−1)、
D1の値から、(D−1)−D1>64ならば位相は前
側、|(D−1)−D1|≦64なら位相は中央、(D
−1)−D1<−64なら位相は後側になるように、各
位相情報を付加している。
【0005】ところで、このようなデジタル複写機で
は、文字部以外の絵柄部や、網点部では少ない出力階調
数で疑似的に多く階調を見せるため、多値誤差拡散法や
多値ディザ法などの階調処理を用いることが一般的であ
る。このため、出力時に図4、図5で説明した位相処理
を行うと、線や文字画像部分に対しては、画質を向上さ
せることが出来るが、文字以外の絵柄部や網点部に対し
て位相処理を行なうと階調処理による画素の配列が崩
れ、逆に画質劣化の原因になるので位相情報は固定にし
た方がよい。そのため、線や文字画像部分では図5のよ
うに濃度情報により、位相を変える方式を採用し、それ
以外の階調処理が行われる絵柄部や網点部では、単純に
固定の位相でパルス幅を変える方式を採用する、という
ようにすなわち、出力すべき画像の内容によって方式を
切り替えることが必要になる。
【0006】そこで画像の文字領域を判定することが必
要であり、画像処理部103(図1)において領域判定
を行い、その判定信号により、文字部とそれ以外の絵柄
部、網点部との処理を切り替える。図6は、画像処理部
103において、領域を判定する部分のブロック図を表
したものである。図7は、文字と絵柄、網点とからなる
画像データを例示したものである。図6に示すように、
画像信号は、文字領域判定部601と階調処理部602
に入力される。文字領域入力部601では、入力された
画像信号に対し、パターンマッチングなどを用いた領域
判定が行われ、図7に示すような文字領域702には領
域判定情報”1”を、それ以外の絵柄領域701を含む
領域には領域判定情報”0”を各画素ごとに付加する。
この各画素毎の領域判定情報は、階調処理部602と位
相出力部603に入力され、階調処理部602では階調
処理の切り替えを行い、位相出力部603では位相制御
の切り替えを行う。この位相出力部603の信号を元に
画像出力部604(104)では、位相を切り替えて画
像領域に最適な画像の出力を行う。
【0007】ところで、デジタル信号として画像を扱う
複写機等では、メモリに画像を蓄えておくことが可能で
ある。画像データをメモリに蓄えることで、1度取り込
んだ画像を何度も再利用したり、また入出力のアドレス
を変え、画像の回転などの加工編集を行うことができ
る。ただし、画像の情報量は多く、そのままメモリに蓄
えると多くのメモリ容量が必要になり、メモリの単価は
高いことから、全体のコストが割高になってしまう。
【0008】よって画像データを圧縮して、メモリに蓄
えられれば、メモリ量が少なくてすみ、コストを抑える
ことができる。図8から図11は、画像データ圧縮方式
であるブロック符号化方式について表したものである。
ブロック符号化方式は、図8に示すように、画像をブロ
ックごとに分解してブロック内の1バイトの濃度値Lij
を、図9に示すアルゴリズムで平均値La(1バイ
ト)、階調幅指標La(1バイト)、画素ごとの階調量
子化符号φij(2ビット×16)にデータ量の圧縮を行
うものである。図9のQjは、復号時の量子化代表値
で、図10に示すように、各符号が復号時に割り当てら
れる濃度値である。この符号化方式により、図11に示
すように、画素1バイトの4×4画素ブロックのデータ
量16バイトが6バイトになり、3/8のデータ量に圧
縮することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像出力を
行う際に位相制御を行なうディジタル複写機や画像ファ
イリングシステム等の画像処理装置に、画像データ圧縮
を行ない、メモリに画像を格納する場合、圧縮された画
像データに加えて、文字領域等の領域判定情報を格納す
るための領域が必要になる。しかし、文字等の領域に関
する領域判定情報は、各画素毎に付けられるものである
ため、領域判定情報を格納するために増加すべきメモリ
量は、非常に大きなものになってしまうという問題があ
った。
【0010】そこで、本発明は、以上の説明した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、領域判定信
号のためのメモリ量の増加量を少なくすることが可能な
画像復号装置及び画像復号方法を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
では、画像データを形成する多階調の画素データの各々
を所定数に分解してブロックデータを生成し、このブロ
ックデータの画素ごとの濃度データを2ビットの階調量
子化符号と平均データと階調幅指標からなる圧縮データ
に符号化する一方で、画像データが文字画像であるか否
かを判定し、この判定結果に基づいて画素毎に2値の領
域判定信号を出力し、この領域判定信号がブロックデー
タ内で全て文字領域の判定信号の場合は0を、ブロック
データ内で文字領域以外の判定信号を含む場合は1を前
記圧縮データの平均データと階調幅指標どちらか一方の
最下位ビットに挿入し、ブロックデータ内で文字領域以
外の判定信号を含む場合は、2ビットの階調量子化符号
の下位ビットに画素毎の領域判定信号を挿入することに
より生成された文字画像の領域情報を含む符号データを
復号する装置であって、前記符号データの平均データま
たは、階調幅指標で情報が挿入された方の最下位ビット
を識別して、ブロックデータ内で文字領域のみのデータ
を含むか否かを識別する符号識別手段と、前記符号識別
手段で文字領域のみを含むと識別されたときは、領域判
定信号を全て文字領域の判定信号とし、文字領域以外の
領域を含むと識別したときは、2ビットの階調量子化符
号の下位ビットを領域判定信号とし、前記下位ビット
は、0に置き換える符号データ、領域判定信号分離手段
と、前記符号データ、領域判定信号分離手段で分離され
た符号データである平均データと階調幅指標と2ビット
の階調量子化符号を画素毎の濃度データに復号する復号
手段と、画像復号装置に具備させて前記目的を達成す
る。請求項に記載の発明では、画像データを形成する多
階調の画素データの各々を所定数に分解してブロックデ
ータを生成し、このブロックデータの画素ごとの濃度デ
ータを2ビットの階調量子化符号と平均データと階調幅
指標からなる圧縮データに符号化する一方で、画像デー
タが文字画像であるか否かを判定し、この判定結果に基
づいて画素毎に2値の領域判定信号を出力し、この領域
判定信号がブロックデータ内で文字領域以外の判定信号
を含む場合は0を、ブロックデータ内で全て文字領域の
みの判定信号を含む場合は1を前記圧縮データの平均デ
ータと階調幅指標どちらか一方の最下位ビットに挿入
し、ブロックデータ内で文字領域以外の判定信号を含む
場合は、2ビットの階調量子化符号の下位ビットに画素
毎の領域判定信号を挿入することにより生成された文字
画像の領域情報を含む符号データを復号する装置であっ
て、前記符号データの平均データまたは、階調幅指標で
情報が挿入された方の最下位ビットを識別して、ブロッ
クデータ内で文字領域以外のデータを含むか否かを識別
する符号識別手段と、前記符号識別手段で文字領域以外
の領域を含むと識別されたときは、領域判定信号を全て
文字領域以外の判定信号とし、文字領域の信号を含むと
識別したときは、2ビットの階調量子化符号の下位ビッ
トを領域判定信号とし、前記下位ビットは、0に置き換
える符号データ、領域判定信号分離手段と、前記符号デ
ータ、領域判定信号分離手段で分離された符号データで
ある平均データと階調幅指標と2ビットの階調量子化符
号を画素毎の濃度データに復号する復号手段と、画像復
号装置に具備させて前記目的を達成する。請求項3に記
載の発明では、画像データを形成する多階調の画素デー
タの各々を所定数に分解してブロックデータを生成し、
このブロックデータの画素ごとの濃度データを2ビット
の階調量子化符号と平均データと階調幅指標からなる圧
縮データに符号化する一方で、画像データが文字画像で
あるか否かを判定し、この判定結果に基づいて画素毎に
2値の領域判定信号を出力し、この領域判定信号がブロ
ックデータ内で全て文字領域の判定信号の場合は2ビッ
トの信号00を、ブロックデータ内で全て文字領域以外
の判定信号の場合は2ビットの信号01を、ブロックデ
ータ内で文字領域と文字領域以外の判定信号が混在する
場合は2ビットの信号11を前記圧縮データの平均デー
タと階調幅指標どちらか一方の下位2ビット、または、
平均データと階調幅指標の両方の最下位ビットに1ビッ
トづつ分けて挿入し、ブロックデータ内で文字領域と文
字領域以外の判定信号が混在する場合は、階調量子化符
号の下位ビットに画素毎の領域判定信号を挿入すること
により生成された文字画像の領域情報を含む符号データ
を復号する装置であって、前記符号データの平均データ
または、階調幅指標に含まれる2ビットの信号を識別し
て、ブロックデータ内で全て文字領域のみか、全く文字
領域を含まないか、文字領域と文字領域以外のデータが
混在するかを識別する符号識別手段と、前記符号識別手
段で全て文字領域のみを含むと識別されたときは、領域
判定信号を全て文字領域のみの判定信号とし、全く文字
領域を含まないと識別されたときは、領域判定信号を全
て文字領域以外のみの判定信号とし、文字領域とそれ以
外の領域が混在すると識別したときは、2ビットの階調
量子化符号の下位ビットを領域判定信号とし、前記下位
ビットは、0に置き換える符号データ、領域判定信号分
離手段と、前記符号データ、領域判定信号分離手段で分
離された符号データである平均データと階調幅指標と2
ビットの階調量子化符号を画素毎の濃度データに復号す
る復号手段と、画像復号装置に具備させて前記目的を達
成する。請求項4に記載の発明では、画像データを形成
する多階調の画素データの各々を所定数に分解してブロ
ックデータを生成し、このブロックデータの画素ごとの
濃度データを2ビットの階調量子化符号と平均データと
階調幅指標からなる圧縮データに符号化する一方で、画
像データが文字画像であるか否かを判定し、この判定結
果に基づいて画素毎に2値の領域判定信号を出力し、こ
の領域判定信号がブロックデータ内で全て文字領域の判
定信号の場合は0を、ブロックデータ内で文字領域以外
の判定信号を含む場合は1を前記圧縮データの平均デー
タと階調幅指標どちらか一方の最下位ビットに挿入し、
ブロックデータ内で文字領域以外の判定信号を含む場合
は、2ビットの階調量子化符号の下位ビットに画素毎の
領域判定信号を挿入することにより生成された文字画像
の領域情報を含む符号データを復号する方法であって、
前記符号データの平均データまたは、階調幅指標で情報
が挿入された方の最下位ビットを符号識別手段でブロッ
クデータ内で文字領域のみのデータを含むか否かを識別
し、前記符号識別手段で文字領域のみを含むと識別され
たときは、符号データ、領域判定信号分離手段で領域判
定信号を全て文字領域の判定信号とし、文字領域以外の
領域を含むと識別したときは、2ビットの階調量子化符
号の下位ビットを領域判定信号とし、前記下位ビット
は、0に置き換え、前記符号データ、領域判定信号分離
手段で分離された符号データである平均データと階調幅
指標と2ビットの階調量子化符号を復号手段で画素毎の
濃度データに復号する、ことで前記目的を達成する。請
求項5に記載の発明では、画像データを形成する多階調
の画素データの各々を所定数に分解してブロックデータ
を生成し、このブロックデータの画素ごとの濃度データ
を2ビットの階調量子化符号と平均データと階調幅指標
からなる圧縮データに符号化する一方で、画像データが
文字画像であるか否かを判定し、この判定結果に基づい
て画素毎に2値の領域判定信号を出力し、この領域判定
信号がブロックデータ内で文字領域以外の判定信号を含
む場合は0を、ブロックデータ内で全て文字領域のみの
判定信号を含む場合は1を前記圧縮データの平均データ
と階調幅指標どちらか一方の最下位ビットに挿入し、プ
ロックデータ内で文字領域以外の判定信号を含む場合
は、2ビットの階調量子化符号の下位ビットに画素毎の
領域判定信号を挿入することにより生成された文字画像
の領域情報を含む符号データを復号する方法であって、
前記符号データの平均データまたは、階調幅指標で情報
が挿入された方の最下位ビットを符号識別手段でブロッ
クデータ内で文字領域以外のデータを含むか否かを識別
し、前記符号識別手段で文字領域以外の領域を含むと識
別されたときは、符号データ、領域判定信号分離手段で
領域判定信号を全て文字領域以外の判定信号とし、文字
領域の信号を含むと識別したときは、2ビットの階調量
子化符号の下位ビットを領域判定信号とし、前記下位ビ
ットは、0に置き換え、前記符号データ、領域判定信号
分離手段で分離された符号データである平均データと階
調幅指標と2ビットの階調量子化符号を復号手段で画素
毎の濃度データに復号する、ことで前記目的を達成す
る。請求項6に記載の発明では、画像データを形成する
多階調の画素データの各々を所定数に分解してブロック
データを生成し、このブロックデータの画素ごとの濃度
データを2ビットの階調量子化符号と平均データと階調
幅指標からなる圧縮データに符号化する一方で、画像デ
ータが文字画像であるか否かを判定し、この判定結果に
基づいて画素毎に2値の領域判定信号を出力し、この領
域判定信号がブロックデータ内で全て文字領域の判定信
号の場合は2ビットの信号00を、ブロックデータ内で
全て文字領域以外の判定信号の場合は2ビットの信号0
1を、ブロックデータ内で文字領域と文字領域以外の判
定信号が混在する場合は2ビットの信号11を前記圧縮
データの平均データと階調幅指標どちらか一方の下位2
ビット、または、平均データと階調幅指標の両方の最下
位ビットに1ビットづつ分けて挿入し、ブロックデータ
内で文字領域と文字領域以外の判定信号が混在する場合
は、階調量子化符号の下位ビットに画素毎の領域判定信
号を挿入することにより生成された文字画像の領域情報
を含む符号データを復号する方法であって、前記符号デ
ータの平均データまたは、階調幅指標に含まれる2ビッ
トの信号を符号識別手段で識別して、ブロックデータ内
で全て文字領域のみか、全く文字領域を含まないか、文
字領域と文字領域以外のデータが混在するかを識別し、
前記符号識別手段で全て文字領域のみを含むと識別され
たときは、符号データ、領域判定信号分離手段で領域判
定信号を全て文字領域のみの判定信号とし、全く文字領
域を含まないと識別されたときは、領域判定信号を全て
文字領域以外のみの判定信号とし、文字領域とそれ以外
の領域が混在すると識別したときは、2ビットの階調量
子化符号の下位ビットを領域判定信号とし、前記下位ビ
ットは、0に置き換え、前記符号データ、領域判定信号
分離手段で分離された符号データである平均データと階
調幅指標と2ビットの階調量子化符号を復号手段で画素
毎の濃度データに復号する、ことで前記目的を達成す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像復号装置及び
画像復号方法をディジタル複写機に適用した場合の実施
形態について図12ないし図22を参照して詳細に説明
する。 (1)実施形態の概要 本実施形態では、領域判定信号をブロック符号化方式に
よる画像圧縮データに組み込み、領域判定信号のデータ
量を吸収することで、領域判定情報を格納する場合のメ
モリ量の増加を抑えるものである。
【0013】(2)実施形態の詳細 (a)第1の実施形態 本実施形態は復号に関するものであるが、説明の都合
上、復号する元となる符号データを生成する符号化方法
について最初に説明する。図12はデジタル複写装置の
構成をブロックを用いて表したものである。最初に、画
像格納部1206に画像を格納しないでそのまま出力す
る場合について説明する。まずスキャナ1201で画像
データを読み込み、A/D変換部1202でデジタル信
号に変換し、画像処理部1203でガンマ変換などの画
像処理を行い、文字領域領域判定部1204及び階調処
理部1205に供給する。文字領域判定部1204で
は、供給された画像データから、文字領域を判定し、そ
の各画素毎の判定信号を階調処理部1205、画像格納
部1206、及び信号切り替え部1208に供給する。
階調処理部1205では、供給される画像処理後の画像
データと、判定信号とから、階調処理を切り替えて階調
処理を行い、画像格納部1206と、信号切り替え部1
270に供給する。なお、画像格納部1206では、画
像を格納しない場合なので、特に供給された画像データ
と判定信号の格納処理は行われない。
【0014】ここで、画像格納部1206に画像を格納
しないので、信号切り替え部1207をBに切り替え、
信号切り替え部1208をC側に接続する。これによ
り、画像出力部1210及び位相出力部1209には、
階調処理部1205からの画像データが供給される。位
相出力部1209には、領域判定部1204で求められ
た文字領域を識別する領域判定信号が直接供給され、こ
の領域判定情報と画像データとにより、各画素毎の位相
データを作成して、出力画像出力部1210に供給す
る。位相データの作成は、例えば、図5で説明した方法
により、注目画素D0の前後の画素(D−1)、D1か
ら作成する。画像出力部1210では、階調処理部12
05から供給される画像データを、位相出力部1209
から供給される位相データに基づいて、各画像毎に位相
を切り替えて印字を行い、画像を出力する。
【0015】次に画像格納部1206に画像データを圧
縮して格納し、復号して画像を出力する場合について説
明する。この場合、スキャナ1201で読み込んだ画像
データを画像出力部から最初に出力する場合の動作は、
画像データを格納しない場合と同様に行われる。すなわ
ち、信号切り替え部1207、1208はB、C側に接
続され、階調処理部125からの画像データに基づいて
印字が行われ、画像を出力する。この処理と並行して、
画像格納部1206では、後述の方法により、階調処理
部1205から供給される画像データと、文字領域判定
部1204から供給される領域判定信号が圧縮されて記
憶される。1ページ分の情報が格納されると、画像格納
部1206では、画像データと領域判定信号が伸張され
た後に出力される。
【0016】このとき信号切り替え部1207120
はA、D側に接続され、画像格納部1206で伸張さ
れた後の画像データが信号切り替え部1207を介して
画像出力部1210と位相出力部1209に供給され、
伸張後の領域判定信号が信号切り替え部1208を介し
て位相出力部1209に供給される。位相出力部120
9では、画像格納部1206から供給される、画像デー
タと領域判定情報とから、各画素毎の位相データを作成
して、出力画像出力部1210に供給する。画像出力部
1210では、画像格納部1206から供給される画像
データを、位相出力部1209から供給される位相デー
タに基づいて、各画像毎に位相を切り替えて印字を行
い、画像を出力する。
【0017】次に、画像格納部1206において符号デ
ータと領域判定信号を合成する、本実施形態の特徴部分
について、図13により詳細に説明する。この図13に
示すように、画像格納部1206において階調処理部1
205から供給される画像データは、4ラインFIFO
1301で1度4ライン分のデータが格納された後、符
号化部1302において4×4画素ブロックごとに符号
化され、La、Ld、φijのデータが出力され、領域判
定信号合成部1304に供給される。一方、文字領域判
定部1204から供給される領域判定信号は、2値4ラ
インFIFO1303に4ライン分の信号が格納されて
から、領域判定信号合成部1304に4×4画素ブロッ
ク毎の領域判定信号が格納された後、領域判定信号合成
部1304に供給される。
【0018】領域判定信号合成部1304では、4×4
ブロック毎の領域判定信号が、ブロック単位に符号化部
1302から供給される画像データと合成される。領域
判定信号と画像データとの合成は、4×4画素のブロッ
ク毎に行われ、その方法は、図15に示すように、4×
4のますの中が領域判定信号として文字領域の領域信号
を1、それ以外の領域の領域信号を0とし、図15
(A)のように4×4画素のブロックで全て文字領域の
場合は、ブロック内領域情報ビットb0=0とし、この
場合、画素ごとの2ビットの階調量子化符号φijは、そ
のままメモリに格納される。また、図15(B)のよう
に4×4画素のブロックでブロック内の領域信号は非文
字領域を含む場合は、ブロック内領域情報ビットb0=
1とし、画素ごとの2ビットの階調量子化符号φijの下
位1ビットは、対応する位置の領域判定信号に差し替え
られる。ブロック内領域情報ビットb0は、Laまたは
Ldの1バイトの最下位ビットに図14に示すように格
納される。このようにして領域判定信号を挿入すること
で、データ量を増やすことなく、符号データに領域信号
を合成してメモリ1305に格納することができる。
【0019】このように生成された符号を、画像格納部
1206において復号する場合について、図16を用い
て説明する。この図16に示すように、復号するとき
は、メモリ1605(1305)から領域判定信号の情
報を含んだブロック毎の符号データを読み出し、領域判
定信号分離部1604で符号データと領域判定信号に分
離する。図17は、領域判定信号分離部1604におけ
る領域判定信号の分離処理の動作を表したフローチャー
トである。この図17に示されるように、まず、領域判
定信号分離部1604は、メモリ1605から符号デー
タを6バイト単位で読み出す(ステップ1701)。つ
ぎにLaまたはLdの最下位ビットに格納されたブロッ
ク内領域情報ビットb0を参照し(ステップ170
2)、b0=1ならば(ステップ1702;yes)、
φijの下位ビットを領域判定信号として分離し(ステッ
プ1703)、その後φijの下位ビットに0を挿入する
(ステップ1704)。一方、LaまたはLdの最下位
ビットに格納されたブロック内領域情報ビットb0がb
0=0のとき(ステップ1702;no)は、φijはそ
のままにして、ブロック内の領域判定信号を全て文字領
域であることを示す1にする(ステップ1705)。
【0020】このようにして領域判定信号分離部160
4において、符号データと領域判定信号を分離した後、
符号データは、復号部1602でブロック毎の画像デー
タに復号され、4ラインFIFO1601に蓄えられ、
主走査4ライン単位に画像データが並べられる。領域判
定信号分離部1604で分離された領域判定信号は、2
値4ラインFIFO1603に1度蓄えられ、画像デー
タに対応して出力される。
【0021】このようにして第1の実施形態によれば、
領域判定信号を合成された符号データを復号して、領域
判定信号を参照して各領域に通した画像処理をすること
で良好な画像が得られる。また、符号データのLaまた
はLdの最下位ビットに領域判定信号が格納されるの
で、復号画像に対する影響はほとんどない。ただし、こ
の方法によると4×4画素のブロックでブロック内の領
域信号は非文字領域を含む場合、階調量子化符号φijが
1ビットの情報しか持たなくなるので文字以外の部分の
画質が少し劣化する可能性があり、文字の画質を優先し
た方法といえる。
【0022】(b)第2の実施形態 この第2の実施形態では、文字以外の画質を優先する方
法に関するものである。まず、符号化方法において文字
の画質を優先する第1の実施形態と異なるのは、領域判
定信号合成部1304の処理のみなのでその部分のみ説
明する。領域判定信号合成部1304における領域判定
信号と画像データとの合成は、図18に示されるよう
に、4×4のますの中が領域判定信号として文字領域の
領域信号を1、それ以外の領域の領域信号を0とし、図
18(A)のように4×4画素のブロックで全て非文字
領域の場合は、ブロック内領域情報ビットb0=0と
し、この場合、画素ごとの2ビットの階調量子化符号φ
ijは、そのままメモリに格納される。また、図18
(B)のように4×4画素のブロックでブロック内の領
域信号は文字領域を含む場合は、ブロック内領域情報ビ
ットb0=1とし、画素ごとの2ビットの階調量子化符
号φijの下位1ビットは、対応する位置の領域判定信号
に差し替えられる。ブロック内領域情報ビットb0は、
LaまたはLdの1バイトの最下位ビットに図14に示
すように格納される。このようにして領域判定信号を挿
入することで、データ量を増やすことなく、符号データ
に領域信号を合成することができる。
【0023】このように生成された符号を、画像格納部
1206において復号する場合について説明する。この
第2の実施形態による復号処理において、文字の画質を
優先する第1の実施形態と異なるのは、図16に示す領
域判定信号分離部1604のみなので、第2の実施形態
における領域判定信号分離処理について説明する。図1
9は、領域判定信号分離部1604における領域判定信
号の分離処理の動作を表したフローチャートである。ま
ず、領域判定信号分離部1604は、メモリ1605か
ら符号データを6バイト単位で読み出す(ステップ19
01)。つぎにLaまたはLdの最下位ビットに格納さ
れたブロック内領域情報ビットb0を参照し(ステップ
1902)、b0=1ならば(ステップ1902;ye
s)、φijの下位ビットを領域判定信号として分離し
(ステップ1903)、その後φijの下位ビットに0を
挿入する(ステップ1904)。一方、b0=0のとき
(ステップ1902;no)は、φijはそのままにし
て、ブロック内の領域判定信号を全て非文字領域である
ことを示す0にする(ステップ1905。)
【0024】このようにして第2の実施形態によれば、
領域判定信号を合成された符号データを復号して、領域
判定信号を参照して各領域に適した画像処理をすること
で良好な画像が得られる。ただし、この方法によると4
×4画素のブロックでブロック内の領域信号は文字領域
を含む場合、階調量子化符号φijが1ビットの情報しか
持たなくなるので文字領域の部分の画質が少し劣化する
可能性があり、文字以外の絵柄領域や網点領域の画質を
優先した方法といえる。
【0025】(c)第3の実施形態 次に第3の実施形態について説明する。この第3の実施
形態では、文字、非文字領域の画質のどちらかを優先す
るのではなく、領域判定信号の合成による劣化を文字、
非文字領域で均等にして、領域判定信号の合成を行なう
ものである。この第3の実施形態においても、符号化方
法において文字の画質を優先する第1の実施形態と異な
るのは、領域判定信号合成部1304の処理のみなので
その部分のみ説明する。領域判定信号合成部1304に
おける領域判定信号と画像データとの合成は、図21に
示されるように、4×4のますの中が領域判定信号とし
て文字領域の領域信号を1、それ以外の領域の領域信号
を0とし、図21(A)のように4×4画素のブロック
で全て文字領域の場合は、2ビットのブロック内領域情
報ビットb1=0、b0=0とし、この場合、画素ごと
の2ビットの階調量子化符号φijは、そのままメモリに
格納される。また、図21(B)のように4×4画素の
ブロックで全て非文字領域の場合は、2ビットのブロッ
ク内領域情報ビットb1=0、b0=1とし、この場合
も画素ごとの2ビットの階調量子化符号φijは、そのま
まメモリに格納される。更に、図21(C)のように4
×4画素のブロックでブロック内の領域信号は文字領域
と非文字領域が混在している場合、2ビットのブロック
内領域情報ビットb1=1、b0=1とし、画素ごとの
2ビットの階調量子化符号φijの下位1ビットは、対応
する位置の領域判定信号に差し替えられる。ブロック内
領域情報ビットb1、b0は、図20に示すように、L
aまたはLdの1バイトの最下位2ビットに格納される
か、La、Ld両方の最下位1ビットに分けて格納され
る。このようにして領域判定信号を挿入することで、デ
ータ量を増やすことなく、符号データに領域信号を合成
することができる。
【0026】このように生成された符号を、画像格納部
1206において復号する場合について説明する。この
第3の実施形態による復号処理において、文字の画質を
優先する第1の実施形態と異なるのは、図16に示す領
域判定信号分離部1604のみなので、第3の実施形態
における領域判定信号分離処理について説明する。図2
2は、領域判定信号分離部1604における領域判定信
号の分離処理の動作を表したフローチャートである。ま
ず、領域判定信号分離部1604は、メモリ1605か
ら符号データを6バイト単位で読み出す(ステップ21
01)。つぎにLaまたはLdの下位2ビットに格納さ
れたブロック内領域情報ビットb0、b1を参照し(ス
テップ2102、ステップ2103)、b0=0(ステ
ップ2102;no)のときは、φijはそのままにし
て、ブロック内の領域判定信号を全て文字領域であるこ
とを示す1にする(ステップ2104)。一方、b1=
0のとき(ステップ2102;yes、ステップ210
3;no)は、φijはそのままにして、ブロック内の領
域判定信号を全て非文字領域であることを示す0にする
(ステップ2105)。また、b1=1ならば(ステッ
プ2102;yes、ステップ2103;no)、φij
の下位ビットを領域判定信号として分離し(ステップ2
106)、その後φijの下位ビットに0を挿入する(ス
テップ2107)。このようにして第3の実施形態によ
れば、領域判定信号を合成された符号データを復号し
て、領域判定信号を参照して各領域に通した画像処理を
することで良好な画像が得られる。
【0027】この方法は、図21(C)に示すように、
文字領域と非文字領域が混在する部分では、階調量子化
符号φijが1ビットの情報しか持たなくなるので、この
ような領域では、画質が少し劣化するが、全体の画像に
おいてこのような領域は少なく、あまり劣化は目立たな
い。また、La、Ldの情報の内、2ビットをブロック
内領域情報ビットとして用いるので復号時の画像データ
に影響が出るが、画質としては、ほとんど目立たない。
【0028】
【発明の効果】請求項1および請求項4に記載の発明に
よれば、圧縮データと領域判定信号とを別個に記憶した
り伝送したりする必要がないので、全体のデータ量が増
大することがなく、圧縮データを記憶するメモリを小型
化し、圧縮データの伝送時間をの短縮することができ
る。文字領域以外の領域の符号情報を文字領域に比べ、
領域判定信号の埋め込みに多く利用するので、文字領域
優先の画質を求めるときにより有効である。請求項2お
よび請求項5に記載の発明によれば、圧縮データと領域
判定信号とを別個に記憶したり伝送したりする必要がな
いので、全体のデータ量が増大することがなく、圧縮デ
ータを記憶するメモリの小型化や、圧縮データの伝送時
間の短縮などに寄与することが出来るなどの効果を有す
るものである。文字領域の符号情報を文字領域以外の領
域に比べ、領域判定信号の埋め込みに多く利用するの
で、文字領域以外の領域優先の画質を求めるときにより
有効である。請求項3および請求項6に記載の発明によ
れば、圧縮データと領域判定信号とを別個に記憶したり
伝送したりする必要がないので、全体のデータ量が増大
することがなく、圧縮データを記憶するメモリの小型化
や、圧縮データの伝送時間の短縮などに寄与することが
出来るなどの効果を有するものである。文字領域の符号
情報と文字領域以外の領域の符号情報を同等に、領域判
定信号の埋め込みに利用するので、文字領域と文字領域
以外の領域の画質をどちらかを特に優先しないときに有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像復号装置を適用したディジタル複写機の構
成図である。
【図2】同上、ディジタル複写機の画像出力部の構成図
である。
【図3】同上、各画素の濃度の値に対して、レーザーの
出力の幅を制御する信号のパルス幅を変えることによる
画素濃度の制御についての説明図である。
【図4】同上、画素ごとに位相情報を加え、画素の位置
を変えることでノイズを軽減する場合の説明図である。
【図5】同上、位相情報を決定するための計算式を表し
た説明図である。
【図6】同上、画像処理部において、領域を判定する部
分のブロック図である。
【図7】同上、文字と絵柄、網点とからなる画像データ
を例示したも説明図である。
【図8】同上、ブロック符号化方式についての説明図で
ある。
【図9】同上、ブロック符号化方式におけるアルゴリズ
ムを示した説明図である。
【図10】同上、各符号が復号時に割り当てられる濃度
値についての説明図である。
【図11】同上、符号化方式によるデータ量の圧縮の程
度を示した説明図である。
【図12】本発明の一実施形態における画像復号装置を
適用したデジタル複写装置のブロック構成図である。
【図13】同上、ディジタル複写機の画像格納部におけ
る符号データと領域判定信号を合成する部分のブロック
構成図である。
【図14】同上、ディジタル複写機においてブロック内
領域情報ビットb0の格納先を示す説明図である。
【図15】同上、ディジタル複写機における、領域判定
信号と画像データとの合成についての説明図である。
【図16】同上、ディジタル複写機における画像格納部
において復号する部分のブロック構成図である。
【図17】同上、ディジタル複写機の領域判定信号分離
部における領域判定信号の分離処理の動作を表したフロ
ーチャートである。
【図18】同上、第2の実施形態のディジタル複写機に
おける、領域判定信号と画像データとの合成についての
説明図である。
【図19】同上、第2の実施形態の領域判定信号分離部
における領域判定信号の分離処理の動作を表したフロー
チャートである。
【図20】同上、第2の実施形態のディジタル複写機に
おいてブロック内領域情報ビットb1、b0の格納先を
示す説明図である。
【図21】同上、第3の実施形態のディジタル複写機に
おける、領域判定信号と画像データとの合成についての
説明図である。
【図22】同上、第3の実施形態の領域判定信号分離部
における領域判定信号の分離処理の動作を表したフロー
チャートである。
【符号の説明】
1201 スキャナ 1202 A/D変換部 1203 画像処理部 1204 文字領域判定部 1205 階調処理部 1206 画像格納部 1207 信号切り替え部 1208 信号切り替え部 1209 位相出力部 1210 画像出力部 1301、1601 4ラインFIFO 1302 符号化部 1303、1603 2値4ラインFIFO 1304 領域判定信号合成部 1305(1605) メモリ 1602 復号部 1604 領域判定信号分離部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 - 1/419

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを形成する多階調の画素デー
    タの各々を所定数に分解してブロックデータを生成し、
    このブロックデータの画素ごとの濃度データを2ビット
    の階調量子化符号と平均データと階調幅指標からなる圧
    縮データに符号化する一方で、画像データが文字画像で
    あるか否かを判定し、この判定結果に基づいて画素毎に
    2値の領域判定信号を出力し、この領域判定信号がブロ
    ックデータ内で全て文字領域の判定信号の場合は0を、
    ブロックデータ内で文字領域以外の判定信号を含む場合
    は1を前記圧縮データの平均データと階調幅指標どちら
    か一方の最下位ビットに挿入し、ブロックデータ内で文
    字領域以外の判定信号を含む場合は、2ビットの階調量
    子化符号の下位ビットに画素毎の領域判定信号を挿入す
    ることにより生成された文字画像の領域情報を含む符号
    データを復号する装置であって、 前記符号データの平均データまたは、階調幅指標で情報
    が挿入された方の最下位ビットを識別して、ブロックデ
    ータ内で文字領域のみのデータを含むか否かを識別する
    符号識別手段と、 前記符号識別手段で文字領域のみを含むと識別されたと
    きは、領域判定信号を全て文字領域の判定信号とし、文
    字領域以外の領域を含むと識別したときは、2ビットの
    階調量子化符号の下位ビットを領域判定信号とし、前記
    下位ビットは、0に置き換える符号データ、領域判定信
    号分離手段と、 前記符号データ、領域判定信号分離手段で分離された符
    号データである平均データと階調幅指標と2ビットの階
    調量子化符号を画素毎の濃度データに復号する復号手段
    と、を具備することを特徴とする画像復号装置。
  2. 【請求項2】 画像データを形成する多階調の画素デー
    タの各々を所定数に分解してブロックデータを生成し、
    このブロックデータの画素ごとの濃度データを2ビット
    の階調量子化符号と平均データと階調幅指標からなる圧
    縮データに符号化する一方で、画像データが文字画像で
    あるか否かを判定し、この判定結果に基づいて画素毎に
    2値の領域判定信号を出力し、この領域判定信号がブロ
    ックデータ内で文字領域以外の判定信号を含む場合は0
    を、ブロックデータ内で全て文字領域のみの判定信号を
    含む場合は1を前記圧縮データの平均データと階調幅指
    標どちらか一方の最下位ビットに挿入し、ブロックデー
    タ内で文字領域以外の判定信号を含む場合は、2ビット
    の階調量子化符号の下位ビットに画素毎の領域判定信号
    を挿入することにより生成された文字画像の領域情報を
    含む符号データを復号する装置であって、 前記符号データの平均データまたは、階調幅指標で情報
    が挿入された方の最下位ビットを識別して、ブロックデ
    ータ内で文字領域以外のデータを含むか否かを識別する
    符号識別手段と、 前記符号識別手段で文字領域以外の領域を含むと識別さ
    れたときは、領域判定信号を全て文字領域以外の判定信
    号とし、文字領域の信号を含むと識別したときは、2ビ
    ットの階調量子化符号の下位ビットを領域判定信号と
    し、前記下位ビットは、0に置き換える符号データ、領
    域判定信号分離手段と、 前記符号データ、領域判定信号分離手段で分離された符
    号データである平均データと階調幅指標と2ビットの階
    調量子化符号を画素毎の濃度データに復号する復号手段
    と、を具備することを特徴とする画像復号装置。
  3. 【請求項3】 画像データを形成する多階調の画素デー
    タの各々を所定数に分解してブロックデータを生成し、
    このブロックデータの画素ごとの濃度データを2ビット
    の階調量子化符号と平均データと階調幅指標からなる圧
    縮データに符号化する一方で、画像データが文字画像で
    あるか否かを判定し、この判定結果に基づいて画素毎に
    2値の領域判定信号を出力し、この領域判定信号がブロ
    ックデータ内で全て文字領域の判定信号の場合は2ビッ
    トの信号00を、ブロックデータ内で全て文字領域以外
    の判定信号の場合は2ビットの信号01を、ブロックデ
    ータ内で文字領域と文字領域以外の判定信号が混在する
    場合は2ビットの信号11を前記圧縮データの平均デー
    タと階調幅指標どちらか一方の下位2ビット、または、
    平均データと階調幅指標の両方の最下位ビットに1ビッ
    トづつ分けて挿入し、ブロックデータ内で文字領域と文
    字領域以外の判定信号が混在する場合は、階調量子化符
    号の下位ビットに画素毎の領域判定信号を挿入すること
    により生成された文字画像の領域情報を含む符号データ
    を復号する装置であって、 前記符号データの平均データまたは、階調幅指標に含ま
    れる2ビットの信号を識別して、ブロックデータ内で全
    て文字領域のみか、全く文字領域を含まないか、文字領
    域と文字領域以外のデータが混在するかを識別する符号
    識別手段と、 前記符号識別手段で全て文字領域のみを含むと識別され
    たときは、領域判定信号を全て文字領域のみの判定信号
    とし、全く文字領域を含まないと識別されたときは、領
    域判定信号を全て文字領域以外のみの判定信号とし、文
    字領域とそれ以外の領域が混在すると識別したときは、
    2ビットの階調量子化符号の下位ビットを領域判定信号
    とし、前記下位ビットは、0に置き換える符号データ、
    領域判定信号分離手段と、 前記符号データ、領域判定信号分離手段で分離された符
    号データである平均データと階調幅指標と2ビットの階
    調量子化符号を画素毎の濃度データに復号する復号手段
    を具備することを特徴とする画像復号装置。
  4. 【請求項4】 画像データを形成する多階調の画素デー
    タの各々を所定数に分解してブロックデータを生成し、
    このブロックデータの画素ごとの濃度データを2ビット
    の階調量子化符号と平均データと階調幅指標からなる圧
    縮データに符号化する一方で、画像データが文字画像で
    あるか否かを判定し、この判定結果に基づいて画素毎に
    2値の領域判定信号を出力し、この領域判定信号がブロ
    ックデータ内で全て文字領域の判定信号の場合は0を、
    ブロックデータ内で文字領域以外の判定信号を含む場合
    は1を前記圧縮データの平均データと階調幅指標どちら
    か一方の最下位ビットに挿入し、ブロックデータ内で文
    字領域以外の判定信号を含む場合は、2ビットの階調量
    子化符号の下位ビットに画素毎の領域判定信号を挿入す
    ることにより生成された文字画像の領域情報を含む符号
    データを復号する方法であって、 前記符号データの平均データまたは、階調幅指標で情報
    が挿入された方の最下位ビットを符号識別手段でブロッ
    クデータ内で文字領域のみのデータを含むか否かを識別
    し、 前記符号識別手段で文字領域のみを含むと識別されたと
    きは、符号データ、領域判定信号分離手段で領域判定信
    号を全て文字領域の判定信号とし、文字領域以外の領域
    を含むと識別したときは、2ビットの階調量子化符号の
    下位ビットを領域判定信号とし、前記下位ビットは、0
    に置き換え、 前記符号データ、領域判定信号分離手段で分離された符
    号データである平均データと階調幅指標と2ビットの階
    調量子化符号を復号手段で画素毎の濃度データに復号す
    るようにしたことを特徴とする画像復号方法。
  5. 【請求項5】 画像データを形成する多階調の画素デー
    タの各々を所定数に分解してブロックデータを生成し、
    このブロックデータの画素ごとの濃度データを2ビット
    の階調量子化符号と平均データと階調幅指標からなる圧
    縮データに符号化する一方で、画像データが文字画像で
    あるか否かを判定し、この判定結果に基づいて画素毎に
    2値の領域判定信号を出力し、この領域判定信号がブロ
    ックデータ内で文字領域以外の判定信号を含む場合は0
    を、ブロックデータ内で全て文字領域のみの判定信号を
    含む場合は1を前記圧縮データの平均データと階調幅指
    標どちらか一方の最下位ビットに挿入し、プロックデー
    タ内で文字領域以外の判定信号を含む場合は、2ビット
    の階調量子化符号の下位ビットに画素毎の領域判定信号
    を挿入することにより生成された文字画像の領域情報を
    含む符号データを復号する方法であって、 前記符号データの平均データまたは、階調幅指標で情報
    が挿入された方の最下位ビットを符号識別手段でブロッ
    クデータ内で文字領域以外のデータを含むか否かを識別
    し、 前記符号識別手段で文字領域以外の領域を含むと識別さ
    れたときは、符号データ、領域判定信号分離手段で領域
    判定信号を全て文字領域以外の判定信号とし、 文字領域の信号を含むと識別したときは、2ビットの階
    調量子化符号の下位ビットを領域判定信号とし、前記下
    位ビットは、0に置き換え、 前記符号データ、領域判定信号分離手段で分離された符
    号データである平均データと階調幅指標と2ビットの階
    調量子化符号を復号手段で画素毎の濃度データに復号す
    るようにしたことを特徴とする画像復号方法。
  6. 【請求項6】画像データを形成する多階調の画素データ
    の各々を所定数に分解してブロックデータを生成し、こ
    のブロックデータの画素ごとの濃度データを2ビットの
    階調量子化符号と平均データと階調幅指標からなる圧縮
    データに符号化する一方で、画像データが文字画像であ
    るか否かを判定し、この判定結果に基づいて画素毎に2
    値の領域判定信号を出力し、この領域判定信号がブロッ
    クデータ内で全て文字領域の判定信号の場合は2ビット
    の信号00を、ブロックデータ内で全て文字領域以外の
    判定信号の場合は2ビットの信号01を、ブロックデー
    タ内で文字領域と文字領域以外の判定信号が混在する場
    合は2ビットの信号11を前記圧縮データの平均データ
    と階調幅指標どちらか一方の下位2ビット、または、平
    均データと階調幅指標の両方の最下位ビットに1ビット
    づつ分けて挿入し、ブロックデータ内で文字領域と文字
    領域以外の判定信号が混在する場合は、階調量子化符号
    の下位ビットに画素毎の領域判定信号を挿入することに
    より生成された文字画像の領域情報を含む符号データを
    復号する方法であって、 前記符号データの平均データまたは、階調幅指標に含ま
    れる2ビットの信号を符号識別手段で識別して、ブロッ
    クデータ内で全て文字領域のみか、全く文字領域を含ま
    ないか、文字領域と文字領域以外のデータが混在するか
    を識別し、 前記符号識別手段で全て文字領域のみを含むと識別され
    たときは、符号データ、領域判定信号分離手段で領域判
    定信号を全て文字領域のみの判定信号とし、全く文字領
    域を含まないと識別されたときは、領域判定信号を全て
    文字領域以外のみの判定信号とし、文字領域とそれ以外
    の領域が混在すると識別したときは、2ビットの階調量
    子化符号の下位ビットを領域判定信号とし、前記下位ビ
    ットは、0に置き換え、 前記符号データ、領域判定信号分離手段で分離された符
    号データである平均データと階調幅指標と2ビットの階
    調量子化符号を復号手段で画素毎の濃度データに復号す
    るようにしたことを特徴とする画像復号方法。
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