JP3337719B2 - フィルムの自動貼合わせ装置 - Google Patents

フィルムの自動貼合わせ装置

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JP3337719B2 JP25407092A JP25407092A JP3337719B2 JP 3337719 B2 JP3337719 B2 JP 3337719B2 JP 25407092 A JP25407092 A JP 25407092A JP 25407092 A JP25407092 A JP 25407092A JP 3337719 B2 JP3337719 B2 JP 3337719B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、STN型液晶表示装置
の光学補償用の複合フィルムを形成する場合などに利用
するフィルムの自動貼合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置においては表示画面
の拡大等の要請に伴って、液晶分子のねじれ角を180
〜270度程度にしたもの(一般にSTN型液晶表示装
置と言わる)が開発されている。しかし、このSTN型
液晶表示装置は、液晶分子の複屈折に起因する着色が生
じるので白黒表示ができないという難点がある。そこ
で、STN型液晶セルにもう一枚、色消し用の液晶セル
を光学補償板として加えて着色を解消し、白黒表示を可
能にする手法も提案されているが、この手法によれば液
晶セルが増える分だけコスト高になり経済性に劣る。
【0003】最近では、上記のような色消し用の液晶セ
ルの代わりに位相差フィルムを用いる手法が提案、実施
されている。位相差フィルムは複屈折性を有し、これを
通過した光は互いに直交する二方向の屈折率が違うため
に透過後において直交する光線の位相差が生じる。この
性質を利用して、偏光板の光学軸と位相差フィルムの光
学軸を適宜に設定して貼合わせ、この複合フィルムでS
TN液晶セルを挟み込むことによって、STN型液晶表
示装置の白黒表示を実現している。
【0004】ところで、上述した偏光板と位相差フィル
ムとの間に異物が介在すると、表示装置としての品質が
低下するので、偏光板と位相差フィルムとの貼合わせ面
には予め保護フィルムが貼られており、偏光板と位相差
フィルムとの貼合わせ作業の直前に両保護フィルムを人
手により夫々剥離し、偏光板と位相差フィルムとを手作
業で貼付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような偏光板と位相差フィルムの各保護フィルムを人
手により剥離して、貼合わせる作業は極めて非能率的で
あるので、生産性の向上および精度向上の面から、その
自動化が強く望まれていた。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、2枚のフィルムを効率よく貼合わせる
ことのできるフィルムの自動貼合わせ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明は、少なくとも一方の貼合わせ面に粘着層が
形成されるとともに、各貼合わせ面に夫々保護フィルム
が貼着された第1フィルムと第2フィルムとを貼合わせ
る装置であって、 (イ)第1フィルム収納部と第2フィルム収納部、 (ロ)隣接状態から相反する方向に水平移動するように
分割可能な2枚の板材からなる剥離テーブル、 (ハ)第1フィルム収納部の第1フィルムを剥離テーブ
ル上に搬送する機構、 (ニ)上下反転可能な貼付けテーブル、 (ホ)第2フィルム収納部の第2フィルムを貼付けテー
ブル上に搬送する機構、 (ヘ)剥離テーブル上に載置された第1フィルムの保護
フィルムを剥離する剥離機構、 (ト)貼付けテーブル上に載置された第2フィルムの保
護フィルムを剥離する剥離機構、 (チ)剥離テーブルの下方位置と、貼付けテーブルの下
方位置との間を往復移動する搬送テーブル、 (リ)貼付けテーブルの下面に支持された第2フィルム
に、搬送テーブル上の第1フィルムを押しつけ、搬送テ
ーブルの水平移動によって第2フィルムに第1フィルム
を貼付けるべく搬送テーブルに装備された貼付けロー
ラ、 (ヌ)貼合わされて複合フィルムを搬出する機構、とを
備えたものである。
【0008】
【作用】本発明の作用は次のとうりである。上記構成に
よると、第1フィルム収納部の第1フィルムは自動的に
剥離テーブル上に搬送されて保護フィルムが剥離され、
また、第2フィルム収納部の第2フィルムも自動的に貼
付けテーブル上に搬送されて保護フィルムが剥離され、
保護フィルムが剥離された第1フィルムは搬送テーブル
に移載されて貼付けテーブルの下方に移送され、貼付け
テーブルの反転によって下向きに支持された第2フィル
ムに対向配置され、その後、第2フィルムの端部を貼付
けローラによって第2フィルムの端部に押しつけた状態
で、搬送テーブルを水平移動させることによって、第1
フィルム全体を第2フィルムの下面に貼合わせる。貼合
わされた複合フィルムは、貼付けテーブルの下面から取
り出されて装置外へ搬出されてゆく。貼付けテーブルの
下面で両フィルムの貼合わせ処理が行われている間、貼
付けテーブルの上面では、次の第2フィルムに対する保
護フィルムの剥離処理が行われ、これと並行して、剥離
テーブル上では次の第1フィルムに対する保護フィルム
の剥離処理が行われる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1に、STN型液晶表示装置に利用する光学
補償用の複合フィルムを形成する自動貼合わせ装置の全
体平面が示されている。
【0010】この装置で貼合わせ処理される第1フィル
ムとしての位相差フィルムF1 は、光学軸が所定方向に
なるように予め裁断された矩形状フィルムであって、貼
合わせ面に粘着層が形成されるとともに、その上に保護
フィルムfが貼られている。また、この位相差フィルム
1 に貼合わされる第2フィルムとしての偏光板F
2は、光学軸が所定方向になるように予め裁断された矩
形状フィルムであり、その貼合わせ面にも保護フィルム
fが貼られている。
【0011】このフィルム自動貼合わせ装置は、保護フ
ィルムfを上にして前記位相差フィルムF1 を200枚
程度積層しておく第1フィルム収納部1、保護フィルム
fを上にして前記偏光板F2 を200枚程度積層してお
く第2フィルム収納部2、第1フィルム収納部1の最上
層から1枚づつ位相差フィルムF1 を取り出して水平搬
送する第1フィルム搬送機構3、第2フィルム収納部2
の最上層から1枚づつ偏光板F2 を取り出して水平搬送
する第2フィルム搬送機構4、第1フィルム搬送機構3
で搬送されてきた位相差フィルムF1 を受取り載置する
剥離テーブル5、第2フィルム搬送機構4で搬送されて
きた偏光板F2 を受取り載置する貼付けテーブル6、剥
離テーブル4上の位相差フィルムF1 から保護フィルム
を剥離回収する第1保護フィルム剥離機構7、貼付けテ
ーブル6上の偏光板F2 から保護フィルムを剥離回収す
る第2保護フィルム剥離機構8、剥離テーブル4の下方
と貼付けテーブル6の下方との間で往復移動可能な搬送
テーブル9、および、貼付けテーブル6の下方と搬出コ
ンベア10の上方との間で往復揺動可能な複合フィルム
搬送機構11、等を備えており、以下に各部の詳細な構
成を説明する。
【0012】図2および図3に前記第1フィルム収納部
1と第1フィルム搬送機構3の構成が示されている。第
1フィルム収納部1は、ベースフレーム12上で図示し
ないアクチュエータによって順送り昇降される載置台1
3、ベースフレーム12上に立設されて載置台13上の
位相差フィルムF1 群を直交する2方向から位置決め案
内する一対の固定ガイド14、載置台13上の位相差フ
ィルムF1 群を各固定ガイド14に押し当てるようにエ
アシリンダ15で駆動される可動ガイド16を備えてい
る。なお、この第1フィルム収納部1の側部には、同様
に昇降載置台17、固定ガイド18、エアシリンダ19
で駆動される可動ガイド20を備え構成されたフィルム
回収部21が配備されている。
【0013】第1フィルム搬送機構3は、ガイドレール
22に沿って左右に水平移動可能に支持された可動台2
3、この可動台23をネジ送りするネジ軸24、ネジ軸
24を正逆回転駆動する電動モータ25、可動台23に
縦軸心a周りに45°水平に正逆揺動可能に装備された
スイングアーム26、スイングアーム26を揺動駆動す
るエアシリンダ27、スイングアーム26の下方に第1
エアシリンダ28,第2エアシリンダ29,およびガイ
ド30を介して昇降可能に支持された昇降ブラケット3
1、この可動ブラケット31に備えられた複数の吸着パ
ッド32、等によって構成されている。
【0014】前記第2フィルム収納部2および第2フィ
ルム搬送機構4の構成は前記第1フィルム収納部1およ
び第1フィルム搬送機構3と同様であるのでその説明は
省略する。なお、第2フィルム収納部2の側部にも、同
様に構成されたフィルム回収部33が配備されている。
【0015】図4および図5に前記剥離テーブル5の構
成が示されている。この剥離テーブル5は、位相差フィ
ルムF1 をその対角線が左右方向に向かう傾斜姿勢で載
置して吸着保持するように配備されており、位相差フィ
ルムF1 の3個の角部分を含む大部分を吸着支持する第
1テーブル部5aと、残りの角部分を吸着支持する第2
テーブル部5bとの分割構造に構成されている。そし
て、第1テーブル部5aは、ガイドレール35に沿って
エアシリンダ36で左右駆動される可動台37に、前後
水平軸心b回りにエアシリンダ38で上下揺動駆動され
るように支持されている。一方、第2テーブル部5b
は、ガイドレール39に沿ってエアシリンダ40で左右
駆動される可動台41に、前後水平軸心c回りにエアシ
リンダ42で上下揺動駆動されるように支持されてい
る。また、剥離テーブル5の直交する2辺に対向して、
エアシリンダ43で進退駆動される位置決めガイド44
が配備されている。
【0016】前記貼付けテーブル6は、図1に示すよう
に、偏光板F2 をその対角線が左右方向に向かう傾斜姿
勢で載置して真空吸着保持するように配備されており、
斜め45°の水平軸心d周りに電動モータ45およびイ
ンデックス機構46を介して位置決め反転回動可能に構
成されるとともに、その上下面が真空吸着面に構成され
ている。また、その直交する2辺に対向してエアシリン
ダ47で進退可能な位置決めガイド48が配備されてい
る。
【0017】図7ないし図10に前記第1保護フィルム
剥離機構7の構成が示される。この第1保護フィルム剥
離機構7のフレーム50は、前後一対のガイドレール5
1に沿って左右水平移動可能な可動フレームに構成され
ており、電動モータ52によって正逆転駆動されるネジ
軸53で左右移動するようになっている。そして、この
可動フレーム50に、強粘着性の剥離テープTをテープ
ロール54から繰り出す送出しローラ55、その駆動用
の電動モータ56、繰り出された剥離テープTを粘着面
が下になるように剥離ヘッド57に案内供給するガイド
ローラ58群、剥離ヘッド57から反転して返送される
剥離テープTを案内するガイドフレーム59、返送され
る剥離テープTを駆動移送する送りローラ60、これに
ベルト連動した駆動機構61、等が装備されている。ま
た、ベースフレーム12には、返送されてきた剥離テー
プTをガイドローラ62およびガイド板63を介して案
内して巻き取る回収リール64、これを駆動する電動モ
ータ65、等が装備されている。前記剥離ヘッド57
は、図10に示すように、幅広のナイフエッジ板66の
下面から上面に向けて剥離テープTを案内反転するもの
であり、エアシリンダ67によって昇降可能に構成され
ている。
【0018】第2保護フィルム剥離機構8は第1保護フ
ィルム剥離機構7と同一の構成であるので、説明は省略
する。
【0019】図12および図13に、前記搬送テーブル
9の構成が示される。この搬送テーブル9は、エアシリ
ンダ70およびガイド71を介して昇降可能な可動台7
2の上に、エアシリンダ73によって水平軸心e周りに
上下揺動可能に支持されており、かつ、可動台72は、
電動モータ74によって正逆転駆動されるネジ軸75お
よびガイドレール76を介して水平移動可能に構成され
ている。さらに、ガイドレール76は、ダイレクトモー
タ77によって縦軸心g周りに旋回可能な旋回台78に
装備されるとともに、この旋回台78を支持した台枠7
9が、ガイドレール80および電動モータ81によって
正逆転駆動されるネジ軸82を介して前後に水平移動さ
れるようになっている。また、搬送テーブル9の前部に
は、エアシリンダ83によって昇降される貼付けローラ
84が装備されている。
【0020】本実施例に係る自動貼合わせ装置は以上の
ように構成されたものであり、次にそのフィルム貼合わ
せ作動をその行程順に説明する。
【0021】(1)位相差フィルム取り出し行程 第1フィルム収納部1の直上に位置する第1フィルム搬
送装置3における第1,第2エアシリンダ28,29が
伸長作動し、真空吸着パッド32が第1フィルム収納部
1に積層されて一定高さに待機している位相差フィルム
1 上に下ろされる。最上層の位相差フィルムF1 を吸
着した後、第2エアシリンダ29のみが収縮して位相差
フィルムF1 を所定高さまで持ち上げ、ここで図示しな
い厚さ検出手段で2枚吸着の有無が確認される。なお、
真空吸着パッド32による吸着が行われると第1フィル
ム収納部1の載置台13は少し下降して2枚吸着を防止
する。
【0022】2枚吸着が無いことが確認されると、第1
エアシリンダ28が収縮し、続いてエアシリンダ27が
収縮作動してスイングアーム26が45°反時計方向に
回動された後、正転ネジ送り駆動が開始され、位相差フ
ィルムF1 は45°変向された状態で剥離テーブル5上
に供給載置される。
【0023】2枚吸着が在る場合には、逆転ネジ送り駆
動によって真空吸着パッド32がフィルム回収部21上
に移動されて、吸着した2枚の位相差フィルムF1 を載
置台17上に放出し、再び第1フィルム収納部1上に戻
ってフィルム取り出し作動を繰り返す。
【0024】(2)偏光板取り出し行程 第2フィルム収納部2からの偏光板F2 の貼付けテーブ
ル6への供給は上述と同様に行われるので、説明は省略
する。
【0025】 (3)位相差フィルムの保護フィルム剥離行程 剥離テーブル5上に供給載置された位相差フィルムF1
は所定の位置にセットされた後、第1テーブル部分5
a、および第2テーブル部分5bの上面に真空吸着され
る。
【0026】次に、第1フィルム剥離機構7が所定位置
まで前進され、エアシリンダ67によって剥離ヘッド5
7が位相差フィルムF1 の左端角部の上に下降され、図
11に示すように、剥離テープTが位相差フィルムF1
の上面に貼られた保護フィルムf上に押しつけられる。
【0027】その後、可動フレーム50が水平に後退移
動するに伴って剥離ヘッド57が位相差フィルムF1
沿って移動する。この際、送り出しローラ55が駆動さ
れて可動フレーム50の移動量と同量だけ剥離テープT
が剥離ヘッド57に向けて送られるとともに、ベースフ
レーム12に固定したラック86に咬合するよう駆動機
構61に備えたピニオンギヤ85が可動フレーム50の
後退移動に伴って相対回転され、このピニオンギヤ85
の回転がギヤ87およびベルト伝動装置88を介して送
りローラ60に伝動されて、送りローラ60が反時計方
向に回転駆動され、剥離テープTが剥離ヘッド57の移
動量と同量だけ送られて、保護フィルムfが位相差フィ
ルムF1 の角部からめくり上げられて後方に返送されて
ゆく(図10参照)。この保護フィルムfの返送に伴っ
てめくり上げられた保護フィルムfはガイドフレーム5
9の案内によって上方に幅狭く折り曲げられた状態で送
られ、剥離テープTと共に回収リール64に巻き取り回
収されてゆく。
【0028】次に可動フレーム50が剥離テーブル5上
に前進する際には、駆動機構61中に備えたクラッチ8
9を切るとともにその下手のブレーキ90を制動作動さ
せることによって、可動フレーム50の前進によってピ
ニオンギヤ85が回転しても送りローラ60を固定し、
回収リール64に巻き取った剥離テープTを可動フレー
ム50の前進に伴って引き出すようになっている。
【0029】(4)偏光板からの保護フィル剥離行程 貼付けテーブル6上の偏光板F2 からの保護フィルムf
の剥離作動も上述と同様に行われるので、その説明は省
略する。
【0030】(5)位相差フィルムの搬送テーブルへの
移載行程 上記保護フィルム剥離行程の間に、剥離テーブル5の下
に45°変向した姿勢で搬送テーブル9が待機してい
る。上述のように保護フィルム剥離処理が完了すると、
先ず図6(a)に示すように、第1テーブル部分5aの
み吸着が解除されるとともに、エアシリンダ38が収縮
してこの第1テーブル部分5aの遊端側が下方に揺動さ
れる。次いでエアシリンダ36が伸長して、図6(b)
に示すように、第1テーブル部分5aが水平に後退移動
して位相差フィルムF1 が搬送テーブル9上に受け止め
られる。その後、図6(c)に示すように,エアシリン
ダ42が伸長して第2テーブル部分5bの遊端側が下方
に揺動される。次いでエアシリンダ40が収縮して、図
6(d)に示すように、第2テーブル部分5bが水平に
後退移動して位相差フィルムF1 全体が粘着面を上にし
て搬送テーブル9上に移載される。
【0031】搬送テーブル9上への移載が完了すると、
可動ガイド44を再び作動させてフィルム位置決めを行
った後、位相差フィルムF1 を搬送テーブル9の上面に
真空吸着し、この搬送テーブル9を前後動、左右動、お
よび旋回作動させて前記貼付けテーブル6の下方に移動
させ、その下面に適当少間隔(数mm程度)をもって対
向させる。この際、搬送テーブル9上で位置決め固定さ
れた位相差フィルムF1 の一辺はテーブル端からはみ出
して、貼付けローラ84の上部に張り出すように設定さ
れている。
【0032】(6)偏光板の位置決め待機行程 上記のように位相差フィルムF1 の搬送テーブル9への
移載及び位置決めが行われている間に、貼付けテーブル
6上の偏光板F2 も位置決めされて吸着保持され、搬送
テーブル9が貼付けテーブル6の下方に来る前に、貼付
けテーブル6が上下反転され、吸着保持された偏光板F
2 は下向きに待機される。
【0033】(7)貼合わせ行程 図14に示すように、エアシリンダ73の収縮作動によ
って搬送テーブル9を少し下方に傾斜させた状態で、エ
アシリンダ70を伸長して可動台72を上昇させるとと
もに、エアシリンダ83を伸長して貼付けローラ84を
上昇させて、位相差フィルムF1 の端部を貼付けテーブ
ル6下面に支持された偏光板F2 の端部に押しつける。
【0034】その後、電動モータ74を駆動して搬送テ
ーブル9を水平に後退移動させることによって位相差フ
ィルムF1 を一端部から他端部に亘って偏光板F2 に順
次押しつけて貼合わせが完了する。
【0035】なお、上述したように貼付けテーブル6の
下側で貼合わせ処理が行われている間に、貼付けテーブ
ル6の上側では次に処理される偏光板F2 の保護フィル
ム剥離処理、および、位置決め処理が行われる。また、
これと並行して、位相差フィルムF1 の剥離テーブル5
への供給、保護フィルムの剥離処理、及び位置決め処理
が行われる。
【0036】(8)複合フィルム搬出行程 上述のように貼合わせ処理が完了すると、真空吸着パッ
ド11aを上向きにした搬送機構11が支点hを中心に
した水平揺動によって貼付けテーブル6の下方に入り込
んで、貼合わされた複合フィルムを受取り、その後、真
空吸着パッド11aが下向きになるように反転するとと
もに、水平揺動して複合フィルムを搬出コンベア10上
に移載して装置外へ搬出する。
【0037】〔その他の実施例〕貼合わせる2種のフィ
ルムは、位相差フィルムと偏光板に限定されるものでは
なく、例えば、液晶板に偏光板を所定の角度で貼合わせ
る場合にも適用できるものである。また、両フィルムの
貼合わせ面にそれぞれ粘着面を形成して実施することも
できる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1,第2フィルム上の各保護フィルムを自
動的に剥離し、また、両フィルムの貼合わせ処理の間
に、次の各フィルムから保護フィルムをそれぞれ剥離す
る処理を並行して行うように構成したので、2種のフィ
ルムの貼合わせ処理を、人手をかけることなく高能率で
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るフィルム自動貼合わせ装置の全体
平面図である。
【図2】第1フィルム収納部および第1フィルム搬送機
構の平面図である。
【図3】第1フィルム収納部および第1フィルム搬送機
構の正面図である。
【図4】剥離テーブルの平面図である。
【図5】剥離テーブルの正面図である。
【図6】剥離テーブルでのフィルム移載作動を順次的に
示す説明図である。
【図7】第1保護フィルム剥離機構の正面図である。
【図8】第1保護フィルム剥離機構の平面図である。
【図9】第1保護フィルム剥離機構の一部を示す側面図
である。
【図10】第1保護フィルム剥離機構の剥離ヘッド部を
示す斜視図である。
【図11】(a)保護フィルム剥離開始状態を示す正面
図である。 (b)その要部の拡大図である。
【図12】搬送テーブルの平面図である。
【図13】搬送テーブルの正面図である。
【図14】貼合わせ開始状態を示す要部の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 第1フィルム収納部 2 第2フィルム収納部 3 第1フィルム搬送機構 4 第2フィルム搬送機構 5 剥離テーブル 6 貼付けテーブル 7 第1保護フィルム剥離機構 8 第2保護フィルム剥離機構 9 搬送テーブル 10 搬出コンベア 11 複合フィルム搬送機構 84 貼付けローラ F1 位相差フィルム(第1フィルム) F2 偏光板(第2フィルム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 9:00 B29L 9:00 11:00 11:00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 65/48 - 65/82 B65H 37/04 G09F 9/00 342

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の貼合わせ面に粘着層が
    形成されるとともに、各貼り合わせ面に夫々保護フィル
    ムが貼着された第1フィルムと第2フィルムとを貼合わ
    せる装置であって、 (イ)第1フィルム収納部と第2フィルム収納部、 (ロ)隣接状態から相反する方向に水平移動するように
    分割可能な2枚の板材からなる剥離テーブル、(ハ)第1フィルム収納部の第1フィルムを剥離テーブ
    ル上に搬送する機構、 (ニ)上下反転可能な貼付けテーブル、 (ホ)第2フィルム収納部の第2フィルムを貼付けテー
    ブル上に搬送する機構、 (ヘ)剥離テーブル上に載置された第1フィルムの保護
    フィルムを剥離する剥離機構、 (ト)貼付けテーブル上に載置された第2フィルムの保
    護フィルムを剥離する剥離機構、 (チ)剥離テーブルの下方位置と、貼付けテーブルの下
    方位置との間を往復移動する搬送テーブル、 (リ)貼付けテーブルの下面に支持された第2フィルム
    に、搬送テーブル上の第1フィルムを押しつけ、搬送テ
    ーブルの水平移動によって第2フィルムに第1フィルム
    を貼付けるべく搬送テーブルに装備された貼付けロー
    ラ、 (ヌ)貼合わされた複合フィルムを搬出する機構、 とを備えてあることを特徴とするフィルムの自動貼合わ
    せ装置。
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