JP4342851B2 - 偏光板貼合方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板に偏光板を貼合する偏光板貼合方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置(以下、LCD)の普及に伴い、偏光板の需要が急増している。偏光板フィルムは、一般に偏光能を有する偏光層の両面あるいは片面に、保護フィルムを貼り合わせられている(図7(B)参照)。偏光層の素材としてはポリビニルアルコール(以下、PVA)が主に用いられており、PVAフィルムを一軸延伸してから、ヨウ素あるいは二色性染料で染色するかあるいは染色してから延伸し、さらにホウ素化合物で架橋することにより偏光層用の偏光膜が形成される。保護フィルムとしては、光学的に透明で複屈折が小さいことから、主に三酢酸セルロース(以下、TAC)が用いられている。偏光板は、通常、長手方向に延伸されるため、偏光膜の吸収軸は長手方向にほぼ平行となる(図7(A)参照)。偏光板フィルムには、基板上に貼合するための接着剤層が設けられていて、その上には当該接着剤層をホコリなどの異物から保護するための剥離フィルムが貼合されている。剥離フィルムが貼合された偏光板フィルムは、長手方向に延伸された帯状フィルムをロール形態として供給される。
【0003】
従来のTN(Twisted Nematic)液晶を用いたLCDにおいては、画面の縦あるいは横方向に対して偏光板の透過軸を45゜傾けて配置している。このため、ロール形態の偏光板をロール長手方向に対し45゜方向に予め打ち抜いた偏光板片を一枚一枚LCDに貼合する方法(例えば、特開2002−23151号公報)や、ロール形態の偏光板をロール長手方向に対しLCD画面の縦あるいは横方向を45゜傾けて貼合した後に偏光板を切断する方法(例えば、特開平11−95028号公報、図7(A)参照)が案出されている。また、VA(Vertical Alignment)液晶を用いたLCDやIPS(In Plane Switching)方式液晶を用いたLCDにおいては、偏光板の透過軸を画面の縦又は横方向に配置しており、偏光板片を一枚一枚LCDに貼合している。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−23151号公報
【特許文献2】
特開平11−95028号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、偏光板片を一枚一枚LCDに貼合する方法の場合、かかる偏光板片を基板に貼合する際に、貼合の直前に偏光板片の一枚一枚を移載、剥離フィルムの剥離等をする必要があるため、工程時間を短縮するにも限界がある。また、偏光板片は、通常、ロール形態の偏光板フィルムから打ち抜かれたものであるため、巻き癖が発生し易く、偏光板片を移載したり搬送する際の作業性が悪い。
【0006】
また、偏光板をロール長手方向に対しLCD画面の縦あるいは横方向を45゜傾けて貼合した後に偏光板を切断する方法の場合、ロールの端付近で使用できない部分が多く発生する。特に、LCDの大画面化に伴って大サイズの偏光板を用いると、得率が小さくなるという問題がある。また、貼合わせに用いられなかった偏光板の切れ端は複数の材料が複合して使用されているため再利用が難しく、結果として廃棄物が増えるという問題がある。このような問題は、偏光板片を一枚一枚LCDに貼合する方法の場合にも共通する問題である。
【0007】
ところで、着色防止や視野角拡大等の光学補償などを目的として、位相差膜は、LCDを形成する偏光板等に接着して用いられ、偏光板の透過軸に対し配向軸を種々の角度で設定することが求められる。従来は、縦または横一軸延伸したフィルム(例えば、PET)より、その配向軸が辺に対して所定の傾斜角度となるように周辺を打ち抜いて裁断する方式がとられており、偏光板同様に得率の低下が問題となっていた。
【0008】
また、位相差膜と偏光板を貼り合わせた膜のように膜厚の厚い複合フィルムは、切断の際に切断屑を生じやすく、基板と複合フィルムの貼合の直前に複合フィルムを切断すると切断屑が基板と複合フィルムとの間に入る場合があった。
【0009】
さらに、ロール形態の偏光板フィルムは、表示画面の大型化に伴いロールの幅が大きくなり重くなってきており、ロールの架け替えが難しくなってきた。
【0010】
本発明の第1の目的は、作業効率が高く、偏光板の得率の高い偏光板貼合方法及び装置を提供することである。
【0011】
本発明の第2の目的は、位相差膜と偏光板を貼り合わせた複合フィルムの得率の高い偏光板貼合方法及び装置を提供することである。
【0012】
本発明の第3の目的は、貼合直前にフィルムを切断しても基板とフィルムの間に切断屑が入りにくい偏光板貼合方法及び装置を提供することである。
【0013】
本発明の第4の目的は、ロールの架け替えが容易な偏光板貼合方法及び装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の視点においては、基板に偏光板を貼合する偏光板貼合装置であって、偏光板上に接着剤層を介して剥離フィルムが貼着されるとともに、搬送される基板の板面の一方側から供給される帯状フィルムから前記剥離フィルムを分離する剥離フィルム分離手段と、前記剥離フィルムが分離された前記帯状フィルムの接着面を、前記帯状フィルムの進行方向が前記基板の搬送方向と対応するように、当該基板の対応する板面に貼合する貼合手段と、前記貼合手段によって前記基板の片面に貼合された前記帯状フィルムを前記基板の搬送方向の前方側の端面若しくはその後方側の端面と平行に切断する切断手段と、を備え、前記切断手段は、前記基板に貼合された前記帯状フィルムの表面に対し垂直方向から同時に切り込むとともに前記基板の搬送方向に対し直交方向に切断する2つの刃を有し、当該2つの刃は所定間隔に離間し、搬送方向の前方側の第1基板、及び、搬送方向の後方側の第2基板の両方の基板に貼合された状態の前記帯状フィルムを、前記2つの刃を用いて前記第1基板上及び前記第2基板上にて同時に切り込み、前記第1基板と前記第2基板とは、対向する端面同士が当接していることを特徴とする。
【0015】
本発明の第2の視点においては、基板に偏光板を貼合する偏光板貼合方法であって、偏光板上に接着剤層を介して剥離フィルムが貼着されるとともに、搬送される基板の板面の一方側から供給される帯状フィルムから前記剥離フィルムを分離する工程と、前記剥離フィルムが分離された前記帯状フィルムの接着面を、前記帯状フィルムの進行方向が前記基板の搬送方向と対応するように、当該基板の対応する板面に貼合する工程と、前記貼合によって前記基板の片面に貼合された前記帯状フィルムを前記基板の搬送方向の前方側の端面若しくはその後方側の端面と平行に切断する工程と、を含み、前記切断する工程では、搬送方向の前方側の第1基板、及び、搬送方向の後方側の第2基板の両方の基板に貼合された状態の前記帯状フィルムを、2つの刃を用いて前記第1基板上及び前記第2基板上にて前記帯状フィルムの表面に対し垂直方向から同時に切り込み、前記第1基板と前記第2基板とは、対向する端面同士が当接していることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態1について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る偏光板貼合装置の構成を模式的に示した側面図及び平面図である。図2は、本発明の実施形態1に係る偏光板貼合装置において用いられる帯状フィルムの構成を示した平面図及び断面図である。図3は、本発明の実施形態1に係る偏光板貼合装置の切断手段の動作を模式的に示した側面図である。
【0017】
図1を参照すると、基板1に偏光板(フィルム片19)を貼合する偏光板貼合装置20であって、偏光板上に接着剤層を介して剥離フィルム11が貼着されるとともに、搬送される基板1の板面の一方側から供給される帯状フィルム10から前記剥離フィルム11を分離する剥離フィルム分離手段21と、前記剥離フィルム11が分離された前記帯状フィルム10の接着面を、前記帯状フィルム10の進行方向が前記基板1の搬送方向と対応するように、当該基板1の対応する板面に貼合する貼合手段22と、前記貼合手段22によって前記基板1の片面に貼合された前記帯状フィルム10を前記基板1の搬送方向の前方側の端面若しくはその後方側の端面と平行に切断する切断手段23と、を備えることにより、偏光板フィルム片を連続的に自動貼合することができ、廃棄物を低減させることができる。
【0018】
本発明において適用される帯状フィルム10は、偏光板に接着剤層を介して剥離フィルム11が貼着されたものを用いたフィルムであり、例えば、図2(B)のように偏光板16と位相差膜13が貼合された円偏光フィルムであってもよい。偏光板16は、TN液晶用のLCDに用いる場合、フィルム長手方向に対し透過軸方向が斜めに配向されたものであるが、フィルム長手方向と透過軸方向の傾斜角が20°以上かつ70°以下であることが好ましいが、より好ましくは40°以上かつ50°以下であり、通常は45°である(図2(A)参照)。このような偏光板の製造方法については、特開2002−86554号公報を参照されたい。偏光板16は、その両面に保護フィルム15、17を貼り合わせることが好ましい。ここでの偏光板16は、フィルム長手方向に対し斜めに延伸された偏光板が用いられるので、以下、「斜め延伸偏光板」ということにする。斜め延伸偏光板16を用いれば、連続的なフィルムの供給が可能となる。斜め延伸偏光板16(保護フィルム15)に接着剤層14を介して位相差膜13を貼り合わせた円偏光フィルムの場合、位相差膜13は、フィルム長手方向に対し直交又は平行な配向軸を有するものを用いることが好ましい。このようにすれば、円偏光フィルムを連続的に供給できる。偏光板16の厚さは、例えば、5〜100μm程度である。偏光板16の幅は、貼合される基板のサイズに応じて適宜選択される。接着剤12、14は、基板と光学フィルムとの貼合に用いられる通常の接着剤(例えば、アクリル系接着剤、ポリウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤など)であればよい。剥離フィルム11は、剥離材であり、光学フィルムに用いられる通常の剥離材(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエステルフィルムなど)であればよい。偏光板16の剥離フィルム11が貼着された面と対向する面側には、フィルムの表面をキズなどから保護するために合紙18を貼着させてもよい。帯状フィルム10は、巻出ロール24から供給されることが好ましい(図1参照)。なお、VA液晶用のLCDやIPS方式液晶用のLCDに用いる場合、偏光板16は、フィルム長手方向に対し透過軸方向が平行又は直角に配向されたものを用いることができる。
【0019】
基板1は、液晶表示装置、プラズマ表示装置などの表示装置に用いられるガラス基板、合成樹脂基板などの平板状部材であり、予め液晶セル、電極などの構成部品が形成された基板であってもよい。基板1の形状は、正方形、長方形などの略方形が好ましい(図1及び図2(A)参照)。
【0020】
剥離フィルム分離手段21は、帯状フィルム10から剥離フィルム11を分離させる手段であり、例えば、ローラ、くさび部材を挙げることができる。剥離フィルム分離手段21によって帯状フィルム10から分離された剥離フィルム11は、巻取ロール25に巻き取って回収すればよい(図1参照)。
【0021】
貼合手段22は、剥離フィルム11が分離された帯状フィルム10の接着面を帯状フィルム10の進行方向が基板1の搬送方向と対応するように当該基板1の対応する位置に貼合させる手段であり(図1参照)、例えば、基板両面外側から押圧するニップローラが挙げられる。
【0022】
切断手段23は、光学フィルムの切断に用いられる押し切り型カッター、ダイシング型カッターなどであり、例えば、カッター刃、カッター刃を駆動するシリンダ、カッター刃の下死点位置を調整する下死点位置調整部材を備えるものが挙げられる(図1参照)。下死点位置を剥離フィルム11の厚さの0倍以上0.5倍以下に調整することで、帯状フィルム10のみをフィルム長手方向に対し直交する方向に切断(ハーフカットではなく完全な切断)することができる(図1参照)。図1では、基板1とこれに相隣り合う基板1の当接部分の上方側から帯状フィルム10を1回切断しているが、いわゆる額縁貼りをする場合(基板1の端部から所定の間隔をあけてフィルム片19を貼合する場合)は、当該当接部分の近傍前後で2回切断(一つの基板1上で1回目の切断、これに相隣り合う基板1上で2回目の切断)を行なってもよい。額縁貼りをする場合は、不要な切断片(帯片)が出ることになる。また、基板の搬送を停止させることなく連続的に帯状フィルム10を基板に貼合する場合、切断手段23は、一部の区間で前記搬送手段上の前記基板の搬送速度及びその方向に対応させて動作するようにすればよい(図3参照)。この場合の切断手段23の動きは、側面から見たときに図3のD1〜D4のような動きが挙げられ、少なくともD1の移動速度と基板1A、1Bの搬送速度が同じであり、D1の動きの途中で切断手段23が基板側に下がり、基板1Aと基板1Bの当接部分の上方側から帯状フィルム10を切断する。切断手段23の動きは、側面から見て回動するものであってもよい。
【0023】
搬送手段26は、基板1の一つの端面を進行方向に対し直交させて基板1を貼合手段22側若しくはその延長方向に搬送する手段であり、配列した複数のローラ若しくはホイール上で水平に基板1を搬送するローラコンベア若しくはホイールコンベアであることが好ましいがさらに好ましくは、ローラ外筒又はホイールが軸受を介して回転する軸に取り付けられていることで、搬送中の基板の速度に一致した表面速度でローラ外筒又はホイールが回転してローラ外筒又はホイールと基板間で滑ることによって生じる基板の傷の発生を防ぐことが好ましい。搬送手段26は、基板には略方形で一定サイズの複数の基板1を進行方向に直列に配列して搬送し、貼合手段22によって帯状フィルム10が基板1に貼合される際に、基板1の搬送方向の前方側及び後方側の端面を相隣り合う基板1の搬送方向の前方側又は後方側の端面と当接させて搬送することが好ましい。
【0024】
本発明の実施形態2について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る偏光板貼合装置の構成を模式的に示した側面図及び平面図である。図5は、本発明の実施形態2に係る偏光板貼合装置の切断手段の動作を模式的に示した側面図である。
【0025】
実施形態2に係る偏光板貼合装置30は、切断手段33A、33B以外、実施形態1に係る偏光板貼合装置の構成とほぼ同様である。
【0026】
切断手段33A、33Bは、貼合手段32によって基板1の片面に貼合された帯状フィルム10を基板1の搬送方向の前方側の端面若しくはその後方側の端面と平行に切断する手段であるが、基板1の端部から所定の間隔をあけてフィルム片19を貼合するいわゆる額縁貼りをする場合には、基板1に貼合された帯状フィルム10の表面に対し垂直方向から同時に切り込むとともに基板1の搬送方向に対し直交方向に切断する2つの刃33A、33Bを有し、当該2つの刃33A、33Bは所定間隔に離間していることが好ましい(図4参照)。2つの刃33A、33Bは、それぞれ別の基板1A、1Bの板面上で帯状フィルム10を切断する(図5参照)。この場合、2つの刃33A、33Bの間には、切断された帯状フィルム10の不要な切断片2(帯片)を吸引するための吸引手段37を有することが好ましい。吸引手段37は、2つの刃33A、33Bとともに動作する。このような場合でも、2つの刃33A、33Bは、一部の区間で搬送手段36上の基板1の搬送速度及びその方向に合わせて動作してもよい。このような切断を行なう場合、図5のように搬送手段36上で基板1Aの搬送方向の前方側及び後方側の端面を相隣り合う基板1Bの搬送方向の前方側又は後方側の端面と当接させることが好ましい。基板1間が当接した状態で帯状フィルム10が貼合されることで切断片2が小さくでき偏光板の得率を上げることができるからである。
【0027】
本発明の実施形態3について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態3に係る偏光板貼合装置の構成を模式的に示した側面図である。
【0028】
実施形態3に係る偏光板貼合装置40は、剥離フィルム分離手段41、巻出ロール44、巻取ロール45の配設位置以外、実施形態1に係る偏光板貼合装置の構成とほぼ同様である。この偏光板貼合装置40は、搬送手段46上で搬送される基板1より下側に剥離フィルム分離手段41、巻出ロール44、巻取ロール45を有する。搬送される基板1の板面下側から帯状フィルム10を供給して貼合させることにより、ゴミの混入を防止することができ、帯状フィルムのロールの交換が容易である。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、基板の搬送、フィルムの供給を停止することなく貼合できるので、生産性が向上する。
【0030】
また、本発明によれば、フィルム片の移載の必要がなく、剥離フィルムが切断されていないので、高速で貼合することができる。
【0031】
また、本発明によれば、不要となる偏光板の切断片が出ないようにすることが可能なので、いわゆる額縁貼りでなければ偏光板の得率を100%とすることが可能である。
【0032】
また、本発明によれば、位相差膜と偏光板を貼り合わせた円偏光板フィルムを連続的に基板に貼合させることができ、不要となる円偏光板フィルムの切断片が出ないようにすることが可能なので、いわゆる額縁貼りでなければ円偏光板フィルムの得率を100%とすることが可能である。
【0033】
また、本発明によれば、搬送される基板の下方側からフィルム片を供給する場合、偏光板に付着したゴミの落下などによるゴミの混入を防止することができる。
【0034】
さらに、本発明によれば、搬送される基板の下方側から帯状フィルムを供給する場合、帯状フィルムのロールの交換が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る偏光板貼合装置の構成を模式的に示した側面図及び平面図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る偏光板貼合装置において用いられる帯状フィルムの構成を示した平面図及び断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る偏光板貼合装置の切断手段の動作を模式的に示した側面図である。
【図4】本発明の実施形態2に係る偏光板貼合装置の構成を模式的に示した側面図及び平面図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る偏光板貼合装置の切断手段の動作を模式的に示した側面図である。
【図6】本発明の実施形態3に係る偏光板貼合装置の構成を模式的に示した側面図である。
【図7】従来の偏光板貼合装置において用いられる帯状フィルムの構成を示した平面図及び断面図である。
【符号の説明】
1 基板
2 切断片(帯片)
10 帯状フィルム
11 剥離フィルム
12、14 接着剤層
13 位相差膜
15、17 保護フィルム
16 偏光板
18 合紙
19 フィルム片
20、30、40 偏光板貼合装置
21、31、41 剥離フィルム分離手段
22、32、42 貼合手段
23、33A、33B、43 切断手段
24、34、44 巻出ロール
25、35、45 巻取ロール
26、36、46 搬送手段
37 吸引手段

Claims (13)

  1. 偏光板上に接着剤層を介して剥離フィルムが貼着されるとともに、搬送される基板の板面の一方側から供給される帯状フィルムから前記剥離フィルムを分離する剥離フィルム分離手段と、
    前記剥離フィルムが分離された前記帯状フィルムの接着面を、前記帯状フィルムの進行方向が前記基板の搬送方向と対応するように、当該基板の対応する板面に貼合する貼合手段と、
    前記貼合手段によって前記基板の片面に貼合された前記帯状フィルムを前記基板の搬送方向の前方側の端面若しくはその後方側の端面と平行に切断する切断手段と、
    を備え、
    前記切断手段は、前記基板に貼合された前記帯状フィルムの表面に対し垂直方向から同時に切り込むとともに前記基板の搬送方向に対し直交方向に切断する2つの刃を有し、当該2つの刃は所定間隔に離間し、搬送方向の前方側の第1基板、及び、搬送方向の後方側の第2基板の両方の基板に貼合された状態の前記帯状フィルムを、前記2つの刃を用いて前記第1基板上及び前記第2基板上にて同時に切り込み、
    前記第1基板と前記第2基板とは、対向する端面同士が当接していることを特徴とする偏光板貼合装置。
  2. 前記基板の一つの端面を進行方向に対し直交させて前記基板を前記貼合手段側若しくはその延長方向に搬送する搬送手段を備えることを特徴とする請求項1記載の偏光板貼合装置。
  3. 前記搬送手段は、ローラを並べたローラコンベア又はホイールを並べたホイールコンベアであることを特徴とする請求項2記載の偏光板貼合装置。
  4. 前記基板には略方形で一定サイズの基板を用い、
    前記搬送手段は、複数の前記基板を進行方向に直列に配列して搬送することを特徴とする請求項2又は3記載の偏光板貼合装置。
  5. 前記切断手段は、前記2つの刃の間に配されるとともに切断された帯状フィルムの不要な切断片を吸引する吸引手段を有することを特徴とする請求項1記載の偏光板貼合装置。
  6. 前記切断手段は、一部の区間で前記搬送手段上の前記基板の搬送速度及びその方向に合わせて動作することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一に記載の偏光板貼合装置。
  7. 前記搬送手段は、前記貼合手段によって前記帯状フィルムが前記基板に貼合される際に、前記基板の搬送方向の前方側及び後方側の端面を相隣り合う基板の搬送方向の前方側又は後方側の端面と当接させて搬送することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一に記載の偏光板貼合装置。
  8. 前記搬送手段は、基板の板面を略水平にして搬送し、
    前記剥離フィルム分離手段は、前記搬送手段で搬送される基板より下側に配設され、
    前記貼合手段は、前記搬送手段で搬送される基板の下方側から供給された前記帯状フィルムを前記基板に貼合することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の偏光板貼合装置。
  9. 前記帯状フィルムは、前記偏光板と前記接着剤層の間に、フィルム長手方向に対し直交又は平行する配向軸を有する位相差膜が介在することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の偏光板貼合装置。
  10. 前記偏光板には、透過軸がフィルム長手方向に対して斜めに配向された偏光板を用いることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載の偏光板貼合装置。
  11. 前記偏光板には、透過軸がフィルム長手方向に対して平行に配向された偏光板を用いることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載の偏光板貼合装置。
  12. 前記偏光板には、透過軸がフィルム長手方向に対して直角に配向された偏光板を用いることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載の偏光板貼合装置。
  13. 偏光板上に接着剤層を介して剥離フィルムが貼着されるとともに、搬送される基板の板面の一方側から供給される帯状フィルムから前記剥離フィルムを分離する工程と、
    前記剥離フィルムが分離された前記帯状フィルムの接着面を、前記帯状フィルムの進行方向が前記基板の搬送方向と対応するように、当該基板の対応する板面に貼合する工程と、
    前記貼合によって前記基板の片面に貼合された前記帯状フィルムを前記基板の搬送方向の前方側の端面若しくはその後方側の端面と平行に切断する工程と、
    を含み、
    前記切断する工程では、搬送方向の前方側の第1基板、及び、搬送方向の後方側の第2基板の両方の基板に貼合された状態の前記帯状フィルムを、2つの刃を用いて前記第1基板上及び前記第2基板上にて前記帯状フィルムの表面に対し垂直方向から同時に切り込み、
    前記第1基板と前記第2基板とは、対向する端面同士が当接していることを特徴とする偏光板貼合方法。
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