JP3336202B2 - シール体の構造 - Google Patents

シール体の構造

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JP3336202B2
JP3336202B2 JP22321696A JP22321696A JP3336202B2 JP 3336202 B2 JP3336202 B2 JP 3336202B2 JP 22321696 A JP22321696 A JP 22321696A JP 22321696 A JP22321696 A JP 22321696A JP 3336202 B2 JP3336202 B2 JP 3336202B2
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恵睦 北野
片岡  浩
勝也 黒川
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Daihatsu Motor Co Ltd
Kanbishi Corp
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Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隙間に沿った一方
向におけるこの隙間の各部の内幅寸法が互いに相違する
場合であって、この隙間に内在してこの隙間をシールす
るシール体の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車では、車体の外面に灯具を取り付
ける場合に、この灯具のハウジング内に雨水が浸入しな
いようにするため、これら車体の外面と、ハウジングと
の間の隙間にシール体を内在させたものがある(例え
ば、実開平4‐87544号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シールをし
ようとする隙間には、この隙間に沿った一方向における
各部の内幅寸法が互いに相違するものがある。
【0004】この場合、上記隙間に内在させたシール体
のシール性能は、上記隙間の上記一方向の各部で、より
均一にさせることが、確実なシールを得る上で好まし
い。
【0005】そこで、上記シール体を、上記隙間に合致
する形状に成形してこれを上記隙間に内在させることが
考えられる。しかし、このようなシール体の成形には、
上記隙間に相応する形状の特有の金型が必要になるな
ど、その成形は極めて煩雑である。
【0006】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、シールをしようとする隙間の内幅寸法
が、この隙間に沿った一方向の各部で互いに相違する場
合であって、この隙間に内在させたシール体によるシー
ル性能が上記隙間の一方向の各部で、より均一となるよ
うにする場合において、上記シール体の成形が容易にで
きるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明のシール体の構造は、隙間31に沿った一方向
Aにおけるこの隙間31の各部の内幅寸法Wが互いに相
違し、この隙間31に内在してこの隙間31をシールす
るシール体の構造において、上記シール体32の自由状
態で、上記一方向Aにおける上記シール体32の各部の
厚さ寸法Hを互いに同じとし、上記隙間31の内幅寸法
Wが小さい部分に対応する上記シール体32の部分37
のばね定数を小さくし、上記隙間31の内幅寸法Wが大
きい部分に対応する同上シール体32の他部38のばね
定数を大きくしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0009】図において、符号1は自動車で、矢印Fr
はこの自動車1の前方を示し、下記する左右とは上記前
方に向っての車幅方向をいうものとする。
【0010】上記自動車1は板金製の車体2を有し、こ
の車体2の後面部3には、バックドア装置4が設けられ
ている。このドア装置4は、上記後面部3に形成された
ドア開口6と、このドア開口6を開閉自在とする板金製
のバックドア7と、このドア7を上記ドア開口6の開口
縁の上部に枢支させる枢支手段8,8とを備えている。
そして、上記枢支手段8,8回りに上記ドア7が上下に
回動自在とされ、この回動により、上記ドア開口6が開
閉自在に閉じられている。
【0011】上記ドア7の後面板10には凹所11がプ
レス加工により形成されている。この凹所11は、上記
後面板10の一般部12よりも、前側に一段下がった底
板13と、上記一般部12と底板13とを連結させる連
結板14とで構成されている。そして、上記凹所11内
にライセンスプレート16が収容され、このライセンス
プレート16は上記底板13の外面に取り付けられてい
る。
【0012】上記ライセンスプレート16を照明する照
明装置17が設けられている。この照明装置17は上記
凹所11の上縁部を後外方から覆う樹脂製のガーニッシ
ュ18を備えている。このガーニッシュ18は上記ドア
7に図示しない結合手段によって、着脱自在に結合させ
られ、このガーニッシュ18は、上記凹所11の上縁部
に沿ってその全長にわたり左右に延びている。
【0013】側面視(図1)で、上記ガーニッシュ18
は、上記一般部12の外面とほぼ面一の外面を有するガ
ーニッシュ本体19を有し、このガーニッシュ本体19
は上下方向に縦向きに延びている。また、上記ガーニッ
シュ18は、上記ガーニッシュ本体19の内面(車体2
側の面)の上下方向の中途部から前方に向って一体的に
突出する横向き板20を有している。
【0014】上記横向き板20には、上記ライセンスプ
レート16を照明する左右一対のランプ22,22が取
り付けられている。これら各ランプ22は、バルブ23
を有するランプ本体24と、このランプ本体24に連結
されて上記バルブ23のねじ部を収容するソケット部2
5と、上記ソケット部25から電源に向って延びる電線
26とで構成されている。
【0015】上記ガーニッシュ18の横向き板20と、
この横向き板20に対面する上記凹所11の連結板14
には、それぞれ上記ランプ22のソケット部25を嵌脱
自在に嵌入させる貫通孔28,29が形成されている。
【0016】上記各ランプ22を設けたところにおける
上記横向き板20と連結板14との間には隙間31が生
じている。この構成のままでは、上記凹所11の上側に
位置する後面板10の一般部12と、ガーニッシュ18
のガーニッシュ本体19の上縁との間の隙間を通って、
上記隙間31に浸入した雨水は、上記各貫通孔28,2
9を通って、上記ランプ22のランプ本体24側に浸入
したり、ドア7の内部に浸入したりして、上記ランプ本
体24やドア7を汚損させるおそれがある。
【0017】そこで、上記水の浸入を防止するため、上
記隙間31には弾性変形可能なゴム製のシール体32が
内在させられている。この場合、シール体32には、上
記各貫通孔28,29と連通する貫通孔33が形成され
ていて、この貫通孔33も上記ランプ22のソケット部
25が貫通している。そして、上記シール体32によ
り、上記隙間31がシールされ、つまり、上記した水の
浸入が防止されている。
【0018】側面視(図1で)で、上記隙間31に沿っ
た一方向A、つまり、その前部から後部に向う後上りの
方向で、その内幅寸法Wは直線的に漸増する形状とされ
ており、つまり、上記一方向Aにおける各部の内幅寸法
Wが互いに相違することとなっている。
【0019】図4で示すように、上記シール体32の自
由状態では、上記一方向Aにおける上記シール体32の
各部の厚さ寸法Hは互いに同じとされ、上記シール体3
2が上記隙間31の各内面(横向き板20の上面と、連
結板14の下面)に対面する各面34,34は互いに平
行とされている。
【0020】また、上記隙間31の内幅寸法Wが小さい
部分に対応する上記シール体32の部分37のばね定数
は小さくされ、一方、上記隙間31の内幅寸法Wが大き
い部分に対応する同上シール体32の他部38のばね定
数は大きくされている。
【0021】ここで、上記ばね定数をk、荷重をW、た
わみをδとすると、W=k・δであり、つまり、上記シ
ール体32の部分37は、ある荷重で十分に弾性変形し
て大きく収縮されるようにする一方、上記他部38は、
上記したと同じ荷重ではあまり弾性変形しないようにし
て小さく収縮されるようにしてある(図1、図4中二点
鎖線)。
【0022】そして、上記シール体32を上記隙間31
に内在させると、このシール体32の厚さ寸法Hは各部
で同じであることから、上記隙間31の内幅寸法Wが小
さいところでは大きく圧縮変形し、内幅寸法Wが大きい
ところでは小さく圧縮変形する。この際、仮に、上記シ
ール体32の各部におけるばね定数kが互いに等しい場
合には、上記隙間31の内面と、上記シール体32の上
記各面34との圧接力は、上記一方向Aの各部で互いに
相違して、上記シール体32によるシール性能が上記隙
間31の一方向Aの各部で互いに不均一になると考えら
れる。
【0023】しかし、上記したように、シール体32の
各部のばね定数kを相違させたため、上記隙間31の内
面と、上記シール体32の上記各面34との圧接力は上
記一方向Aの各部で互いにより等しくなって、上記シー
ル体32によるシール性能は、上記隙間31の一方向A
の各部で互いにより均一となる。
【0024】そして、上記した性能を有するシール体3
2は、前記したように厚さ寸法Hが各部で同じであるこ
とから、このシール体32は、例えば、図4で示すよう
に、連続的に押し出される長尺状の弾性シール材41
を、単にその直交方向で切断することにより、成形で
き、よって、特有の金型を必要とすることに比べて、そ
の成形は極めて容易となる。
【0025】上記の場合、シール体32における部分3
7と他部38とでばね定数を互いに相違させるには、上
記シール体32の成形時において、発泡容器内で、上記
部分37側を他部38側よりも、より発泡させて、各内
部に生じる泡39を多く、および/もしくは、泡39の
径を大きくさせればよい。
【0026】また、ばね定数の小さい材質の上記部分3
7と、ばね定数の大きい材質の上記他部38とを別個に
押し出し等により成形し、その後、これらを一体的に結
合させてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は、隙間に沿った一方向における
この隙間の各部の内幅寸法が互いに相違し、この隙間に
内在してこの隙間をシールするシール体の構造におい
て、上記シール体の自由状態で、上記一方向における上
記シール体の各部の厚さ寸法を互いに同じとしてある。
【0028】このため、上記シール体を上記隙間に内在
させると、このシール体の厚さ寸法は各部で同じである
ことから、上記隙間の内幅寸法が小さいところでは大き
く圧縮変形し、内幅寸法が大きいところでは小さく圧縮
変形する。この際、仮に、上記シール体の各部における
ばね定数が互いに等しい場合には、上記隙間の内面と、
上記シール体との圧接力は上記一方向の各部で互いに相
違して、上記シール体によるシール性能が上記隙間の一
方向の各部で互いに不均一になると考えられる。
【0029】そこで、この発明では、上記隙間の内幅寸
法が小さい部分に対応する上記シール体の部分のばね定
数を小さくし、上記隙間の内幅寸法が大きい部分に対応
する同上シール体の他部のばね定数を大きくしてあり、
つまり、上記シール体の部分は、ある荷重で十分に弾性
変形して大きく収縮されるようにする一方、上記他部
は、上記したと同じ荷重ではあまり弾性変形しないよう
にして小さく収縮されるようにしてある。
【0030】このため、上記隙間の内面と、上記シール
体との圧接力は上記一方向の各部で互いにより等しくな
って、上記シール体によるシール性能は、上記隙間の一
方向の各部で互いにより均一となる。
【0031】そして、上記した性能を有するシール体
は、前記したように厚さ寸法が各部で同じであることか
ら、このシール体は、例えば、連続的に押し出される長
尺状の弾性シール材を、単にその直交方向で切断するこ
とにより、成形でき、よって、特有の金型を必要とする
ことに比べて、その成形は極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1‐1線矢視断面図である。
【図2】自動車の全体背面図である。
【図3】図1で示したものの斜視展開図である。
【図4】シール体の成形手順を示す図である。
【符号の説明】
31 隙間 32 シール体 34 面 37 部分 38 他部 W 内幅寸法 H 厚さ寸法 A 一方向
フロントページの続き (72)発明者 黒川 勝也 兵庫県高砂市北浜町北脇116 (56)参考文献 特開 昭52−135361(JP,A) 実開 平5−23302(JP,U) 実開 平4−87544(JP,U) 実開 昭63−14546(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 15/10 B60R 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隙間に沿った一方向におけるこの隙間の
    各部の内幅寸法が互いに相違し、この隙間に内在してこ
    の隙間をシールするシール体の構造において、 上記シール体の自由状態で、上記一方向における上記シ
    ール体の各部の厚さ寸法を互いに同じとし、上記隙間の
    内幅寸法が小さい部分に対応する上記シール体の部分の
    ばね定数を小さくし、上記隙間の内幅寸法が大きい部分
    に対応する同上シール体の他部のばね定数を大きくした
    シール体の構造。
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