JP3335075B2 - ネットワークシステム及びノード装置及び伝送制御方法 - Google Patents

ネットワークシステム及びノード装置及び伝送制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネットワークシステム、
そこで用いられるノード装置及び伝送制御方法に関し、
更に詳しくは、サブ伝送路を介して複数の端末装置を接
続する為のノード装置と、このノード装置を複数個接続
する為の伝送路(複数のチャネル、例えば波長等を伝送
する為の)から成るネットワークシステムと、この端末
装置及びネットワークシステムで伝送されるパケットの
伝送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、端末装置の高速化に伴い、端末装
置を接続するネットワークの高速化の為に、複数の光波
長を用いた波長多重伝送路から成るネットワークを使用
したネットワークシステムが検討されてきている。この
種のネットワークシステム、ノード装置及び伝送制御方
法は、大きく分けて2つに分類される。
【0003】その第一は、図14に示す様に、複数の端
末装置133、134を接続する為のノード装置127
と、このノード装置を複数個接続する為の、複数の光波
長を用いた波長多重伝送路135から成る構成である。
【0004】図14に示した、第一の分類のネットワー
クシステムにおいては、端末装置133、134から送
信され入力I/F(Interface)部131に入
力されたパケットは、複数の固定波長送信部130にお
いて所定の波長で送信される様に交換部129で交換さ
れ、所定の固定波長送信部130に出力され、ここから
所定の波長で送信される。その後、受信宛て先の端末装
置が接続されたノード装置127までの途中に存在する
ノード装置127で中継処理がなされ、最終的に目的と
するノード装置127の固定波長受信部128で受信さ
れ、受信宛て先の端末装置が接続された出力I/F部1
32から出力される様に、交換装置129で出力先が制
御され、所定の出力I/F部132から出力され、端末
装置で受信される。ノード装置127の交換部129
は、入力されたパケットを、複数の固定波長送信部13
0及びI/F部132のいずれに出力するかの交換動作
の制御によって、パケットを所望のノード装置の所望の
端末装置にまでルーティングする様に機能している。
【0005】第二の分類のネットワークシステムは、バ
スやスター等のトポロジーの波長多重伝送路で接続され
た所謂伝送メディア共有型のシステムである。これらの
システムは、端末からパケットを送信する場合には、各
端末が使用する波長を管理しているサーバに対して、波
長多重伝送路の使用に対する要求を出し、然る後にサー
バから使用波長を割り当てて貰う所謂デマンドアサイン
方式を用いて、複数の端末で同一の波長を使用する競合
状況が発生しない様にアービトレーション制御を行なっ
ている。
【0006】これら上述の従来例においては、夫々以下
に示す様な問題点があった。
【0007】上述第一の分類の従来例においては、夫々
以下に示す様に、交換部129のハードウェア規模が大
きい為、ノード装置127が高価になるといった問題点
があった。図15は、上述第一の分類の従来例において
用いられる交換部129の第一の構成例を示すものであ
り、入力数N、出力数Nのクロスバー型の交換部を示し
ている。図15において、符号136はデコーダ部であ
り、パケットのアドレス部を読み取り、このパケットを
出力するべき出力先を制御部に指示する。符号137は
FIFO(First In First Out)で
あり、入力されたパケットを一時記憶し制御部からの制
御によって、入力された順番に出力線に出力する。符号
138はFIFO137から出力されたパケット信号を
スイッチの入力に供給する為の入力線である。符号13
9はスイッチであり、入力線138に入力されたパケッ
ト信号を、出力線に出力するか否かを切り替える働きを
する。符号140は制御部であり、デコーダ136から
の出力に応じて、FIFO107の読み出し制御と、各
スイッチ139の開閉の制御を行なう。符号141は出
力線でありスイッチ139から出力されるパケット信号
を出力先に供給する。図18は、これらパケット交換装
置において交換されるパケットの構成を示したものであ
る。図18において、符号150は、このパケット受信
宛て先端末のアドレス部であり、符号151は、このパ
ケットによって運ばれるデータ部である。
【0008】このクロスバー型の交換装置においては、
所望の出力先に接続されたスイッチ139の開閉を制御
する事によって、出力される出力先を変更する為のルー
ティング制御を制御部140で行なっている。又、複数
の入力線138からの入力が同時に同一の出力先への出
力を希望する所謂出力競合が発生する場合、これら複数
の入力の内のどの入力を出力するかというアービトレー
ション制御も制御部140で行なっている。これらの制
御により、交換動作を実現している。
【0009】しかしながら交換部の本第一の構成例にお
いては、入力数N、出力数Nの場合、N×N個のスイッ
チ139を必要とする為、ハードウェアの規模が大変大
きくなるという欠点があった。
【0010】又、交換部の本第一の構成例においては、
複数の入力線138と出力線141を接続する為のスイ
ッチ139の出力が、同一の出力線に対してN個も接続
されている。この為、接続線の配線が長くなり、配線遅
延の発生、配線の浮遊容量の増大等を生じ、入力数Nが
大きくなると、スイッチの動作速度を上げる事が困難と
なる。従って、交換部の本第一の構成例は高速な入力パ
ケット信号の交換には適さないという欠点がある。更に
又、交換部の本第一の構成例においては、出力先毎に、
全ての入力からの入力に関して出力競合の発生を検知
し、アービトレーション制御を行なう必要がある。それ
故に、この制御の為の制御部140のハードウェア規模
が増大するという欠点があった。
【0011】図16は、前述交換部の第一の構成例の欠
点を克服する為になされた交換部の第二の構成例であ
り、後述する入力数2、出力数2×2のスイッチを多段
に接続する事によって、交換部を構成している。図16
において、符号142は、入力数2、出力数2の2×2
のスイッチであり、入力と出力をまっすぐに接続する直
進と、交わって接続する交差の二つの機能を有してい
る。この2×2のスイッチ12個をシャフル網状に接続
する事によって入力数8、出力数8のオメガ型交換部を
実現している。
【0012】図17は、前述入力数2、出力数2の2×
2のスイッチ142の内部構成図である。図17におい
て、符号143と144はデコーダIとデコーダIIで
あり、入力されるパケットのアドレス部を読み取り、こ
のパケットを出力するべき出力端を制御部149に指示
する。符号145と146はFIFOIとFIFOII
であり、入力されたパケットを一時記憶し制御部149
からの制御によって、入力された順番にセレクタに出力
する。符号147と148はセレクタIとセレクタII
であり、制御部149からの制御により、出力先に出力
するべきパケット信号を記憶しているFIFOを選択す
る。セレクタIがFIFOIを選択し、セレクタIIが
FIFOIIを選択している状態が前述の直進であり、
セレクタIがFIFOIIを選択し、セレクタIIがF
IFOIを選択している状態が前述の交差である。
【0013】交換部の本第二の構成例においては、必要
となる2×2のスイッチ142の数は、NIogN−N
/2(Iogの底は2)となり、交換部の第一の構成例
のN×N個よりも少なくはなるが、各2×2のスイッチ
142夫々にデコーダ、FIFO、制御部、セレクトを
要する為、全体としてのハードウェア規模が大きくなる
という欠点があった。更に又、交換部の本第二の構成例
においては、異なる入力から、同一の出力先への接続で
ない場合においても、他の入力の接続状態に応じては、
所望の出力先に接続が出来ないという所謂ブロッキング
現象が起きるという問題があった。これは、例えば図1
6の入力5と出力先3が接続されている場合、左上の2
×2のスイッチ142は交差状態に設定される事になる
が、入力1から出力先1に接続する為には、左上の2×
2のスイッチ142を直進状態に設定する必要がある
為、ブロッキングが生じる事になる。
【0014】この様に第一の分類例のネットワークシス
テムにおいては、ノード装置の主要な構成要素である交
換部のハードウェア規模が大きい為、ノード装置が高価
になるといった問題点があった。
【0015】一方、第二の分類例のネットワークシステ
ムは、図19の如く構成されており、以下の様な問題が
あった。
【0016】図19は、第二の分類のシステム例を示し
たものであり、各端末が使用する波長の割り当てを行な
う機能を持ったサーバと複数の端末をバス型に接続し構
成したネットワークシステムの例を示している。
【0017】図19において、符号152は、バス型の
波長多重伝送路であるところの光ファイバである。符号
153は、波長割り当て機能を有したサーバである。符
号154は端末装置である。符号155は合分岐器であ
り、可変波長送信部から出射された光信号を光ファイバ
152に出射すると共に、光ファイバ152上を伝送さ
れてくる光信号を分岐し、固定波長受信部に出射する機
能を有している。符号156は、チューナブルレーザダ
イオード(TLD)を搭載した可変波長送信部であり、
パケット処理部158から出力されたパケット信号を、
波長制御部の制御により、所定の波長の光信号に交換し
て、合分岐器155に出射する。符号157は所定の波
長の光信号のみを透過し、他の波長の光信号を遮断する
機能を有したフィルタと、フィルタを透過してきた所定
の波長の光信号を電気信号に変換し、出力する機能を有
したフォトダイオードから成る固定波長受信部である。
固定波長受信部157のフィルタの透過波長は、端末毎
に異なる様に割り振られている。符号159は、波長制
御部であり、可変波長送信部156の送信波長を所望の
波長に制御する。符号160はこのネットワークシステ
ムで使用されている複数の波長の使用の割り当てを行な
い、各波長の使用競合に関するアービトレーション制御
を行なう割り当て制御部である。
【0018】本システム例は、バス型の波長多重伝送路
であるところの光ファイバ152を各端末154で共有
している為、複数の端末の可変波長送信部156からの
送信波長が重ならない様に制御するアービトレーション
機能が必要となる。その為に、デマンドアサイン方式が
用いられている。このデマンドアサイン方式において
は、各端末154は、パケットを送信する場合には、先
ず初めにサーバ153が受信可能な波長に可変波長送信
部156の送信波長を設定し、受信宛て先端末を明記し
た送信要求パケットをサーバ153に送信する。この送
信要求パケットを受信すると、サーバ153は、波長割
当制御部160において、受信宛て先に指定された端末
が受信可能な波長の光信号の使用状況を検索し、未使用
であれば、通信許可を、使用中であれば不許可を示す通
信許可/不許可パケットを、送信要求パケットを送信し
てきた端末が受信可能な波長に可変波長送信部156の
送信波長を設定し、送信する。送信要求パケットを送信
した端末154は、通信許可/不許可パケットを受信
後、通信が許可された場合は、受信宛て先端末が受信可
能な波長に可変波長送信部156の送信波長を設定し、
所望のパケットを送信する。
【0019】通信が許可されなかった場合は、所定の時
間待機後、再び送信要求パケットをサーバ153に送
り、通信許可が得られるまで、繰り返す。この様にし
て、複数の端末の可変波長送信部156からの送信波長
が重ならない様に制御するアービトレーション機能が実
現する。
【0020】第二の分類の本システム例においては、各
端末154のフィルタは透過する光信号の波長が異なる
如く設定されている為、各フォトダイオードに入射する
光信号の波長は、夫々異なり独自のものである。従っ
て、パケットの送信元の端末のチューナブルレーザダイ
オード(TLD)の送信波長を変更する事によって、パ
ケットを所望の受信宛て先に送信する為のルーティング
機能を実現する事ができる。
【0021】しかしながら、本第二の分類例のネットワ
ークシステム例においては、送信要求パケットの送信、
及び通信許可/不許可パケットの受信等のアービトレー
ションの為のサーバ153との通信に時間がかかる事、
及びネットワーク上で使用する全ての波長のアービトレ
ーション制御をサーバで行なう必要があるため、サーバ
におけるアービトレーション制御部での負荷が大きくな
り、アービトレーション自体に時間がかかる事等によ
り、ネットワークシステムのスループット低下するとい
う欠点があった。更に又、各端末装置の波長制御部15
9においては、サーバとの通信及び受信宛て先の端末と
の通信毎に送信波長を所定の波長に制御する必要がある
為、高速な波長制御が必要となり、その為のハードウェ
アの規模が大きくなるという欠点があった。
【0022】本発明者は、これら上述二つの分類のシス
テム例の問題点に鑑み、図20に示すノード装置及びネ
ットワークシステムを考案した。
【0023】図20において、符号161は、バッファ
の読み出しの制御及び可変波長送信部の送信波長の制御
を行なう制御部である。符号162は、光波長多重伝送
路であるところの光ファイバである。符号163は分岐
器であり、光ファイバ162を伝送してきた光信号を分
岐し8個の固定波長受信部に出力する。符号164から
171は、固定波長受信部Iから固定波長受信部VII
Iである。各固定波長受信部Iから固定波長受信部VI
IIは、夫々波長λ1からλ8に対応した一つの波長の
光信号で伝送されるパケットのみを受信する。符号17
2から179は、分離挿入部Iから分離挿入部VIII
であり、固定波長受信部から出力されるパケット流の中
からサブ伝送路に伝送するべきパケットを分離し、サブ
伝送路に送出すると共に、サブ伝送路から伝送されてく
るパケットを固定波長受信部から出力されるパケット流
に挿入する機能を有している。符号180から187
は、バッファIからバッファVIIIであり、分離挿入
手段から出力されるパケットを一時記憶する機能を有し
ている。符号188から195は、可変波長送信部Iか
ら可変波長送信部VIIIであり、バッファ部から出力
されるパケットを、制御部161の制御によって、波長
λ1から波長λ8の内の所定の波長の光信号に変換して
合波器を介して光ファイバ162に送出する。符号19
6は合波器であり、8個の可変波長送信部から送出され
る波長λ1から波長λ8の光信号を合波し、光ファイバ
162に出射する。符号197から204は、サブ伝送
路Iからサブ伝送路VIIIであり、分離挿入部と端末
との間のパケットの伝送路としての機能を果たす。符号
205から212は、夫々サブ伝送路Iからサブ伝送路
VIIIに接続された端末Iから端末VIIIであり、
分離挿入部から出力されるパケットを受信すると共に、
他の端末へ送信するパケットを作成し、サブ伝送路を介
して分離挿入部に送信する。
【0024】図21は、図20に示したシステム例のノ
ード装置を用いたネットワークシステムの構成例であ
り、4つのノード装置を光ファイバによって接続した例
を示している。符号213から符号216は、図20に
示したノード装置であり、夫々8個のサブ伝送路を介し
て8個の端末が接続されている。符号217から符号2
20は、光波長多重伝送路であるところの光ファイバで
ある。
【0025】上述考案例においては、端末から送出され
たパケットは、分離挿入部で固定波長受信部から出力さ
れるパケット流に挿入され、バッファ部で一時記憶され
た後、可変波長送信部から所定の波長の光信号として送
出され、受信宛て先の端末が接続されたノード装置まで
の途中に存在するノード装置において中継される。然る
後最終的に、受信宛て先の端末が接続されたノード装置
の手前のノード装置の可変波長送信部から、受信宛て先
のサブ伝送路が接続された分離挿入部にパケットを出力
する固定波長受信部が受信する波長の光信号に変換され
て送出され、所定の固定波長受信部で受信された後、分
離挿入部からサブ伝送路に出力されて受信宛て先の端末
で受信される。
【0026】
【発明が解決しようとしている課題】上述考案例は、前
述第一の分類例のノード装置における交換部を不要とす
る事によって、ノード装置のハードウェア規模の増大を
防ぎ、低価格なノード装置を提供すると共に、更に、ネ
ットワークシステムのスループットの向上の妨げとなる
アービトレーション制御を不要とし、ルーティング制御
を簡略化する事を可能としている。しかしながら、上述
考案例においては、送信元の端末と受信宛て先の端末が
同一のノード装置の異なる分離挿入部に接続されている
場合、可変波長送信部からパケットを送信し、リング状
に配置された自ノード以外の全てのノード装置において
中継伝送された後、受信宛て先の端末が接続された分離
挿入部にパケットを出力する固定波長受信部で受信さ
れ、分離挿入部からサブ伝送路に出力されて受信宛て先
の端末で受信される如く伝送される。この様に、送信元
の端末と受信宛て先の端末が同一のノード装置の異なる
分離挿入部に接続されている場合や、伝送方向上流側の
比較的近いノード装置に伝送する場合は、リング状に配
置された自ノード以外の全ての若しくは大部分のノード
装置において、中継伝送される為、伝送遅延が大きくな
るといった欠点があった。
【0027】
【課題を解決する為の手段及び作用】本発明は、上述シ
ステム例の問題点に鑑みて成されたものであり、前述第
一の分類例のノード装置における交換部を不要とする事
によって、ノード装置のハードウェア規模の増大を防
ぎ、低価格なノード装置を提供する事を目的としてい
る。
【0028】更に又、本発明の第2の目的は、ネットワ
ークシステムのスループットの向上の妨げとなる、アー
ビトレーション制御を不要とし、ルーティング制御を簡
略化すると共に、可変波長送信手段に用いるチューナブ
ルレーザダイオードの波長制御を簡便にする事によっ
て、上記提案例より高速動作が可能で、ハードウェア規
模のより小さい、改善されたノード装置、ネットワーク
システム及び伝送制御方法を提供する事にある。
【0029】更に又、本発明の第3の目的は、送信元の
端末と、受信宛て先の端末が同一のノード装置の異なる
分離挿入部に接続されている場合、リング状に配置され
た自ノード以外の全てのノード装置において、中継伝送
される為、伝送遅延が大きくなるといった本発明者によ
る提案例の問題を解決する事にある。
【0030】その為、本発明では、下記の如くノード装
置及びネットワークシステムを構成し、更に、下記の如
き伝送制御方法を採用して課題を解決する。
【0031】本発明は、複数のチャネルによりノード装
置間を接続するネットワークシステムにおいて、前記ノ
ード装置は、第1の方向に信号を伝送するための第1の
チャネルを介して受信した信号を一時記憶する第1のバ
ッファ手段と、前記第1の方向とは逆の第2の方向に信
号を伝送するための第2のチャネルを介して受信した信
号を一時記憶する第2のバッファ手段と、前記第1の方
向に信号を伝送するためのチャネルであり、前記第1の
チャネルとは異なる第3のチャネルを介して受信した信
号を一時記憶する第3のバッファ手段と、前記第2の方
向に信号を伝送するためのチャネルであり、前記第2の
チャネルとは異なる第4のチャネルを介して受信した信
号を一時記憶する第4のバッファ手段と、前記第1のバ
ッファ手段と第4のバッファ手段から読み出された各信
号が、同時には同じチャネルで出力されないようにし
て、かつ、前記第1のバッファ手段と第4のバッファ手
段から読み出された各信号が出力されるチャネルを随時
切り換える第1の出力手段と、前記第2のバッファ手段
と第3のバッファ手段から読み出された各信号が、同時
には同じチャネルで出力されないようにして、かつ、前
記第2のバッファ手段と第3のバッファ手段から読み出
された各信号が出力されるチャネルを随時切り換える第
2の出力手段と、を有することを特徴とする。
【0032】また、複数のチャネルにより他のノード装
置に接続するノード装置において、第1の方向に信号を
伝送するための第1のチャネルを介して受信した信号を
一時記憶する第1のバッファ手段と、前記第1の方向と
は逆の第2の方向に信号を伝送するための第2のチャネ
ルを介して受信した信号を一時記憶する第2のバッファ
手段と、前記第1の方向に信号を伝送するためのチャネ
ルであり、前記第1のチャネルとは異なる第3のチャネ
ルを介して受信した信号を一時記憶する第3のバッファ
手段と、前記第2の方向に信号を伝送するためのチャネ
ルであり、前記第2のチャネルとは異なる第4のチャネ
ルを介して受信した信号を一時記憶する第4のバッファ
手段と、前記第1のバッファ手段と第4のバッファ手段
から読み出された各信号が、同時には同じチャネルで出
力されないようにして、かつ、前記第1のバッファ手段
と第4のバッファ手段から読み出された各信号が出力さ
れるチャネルを随時切り換える第1の出力手段と、前記
第2のバッファ手段と第3のバッファ手段から読み出さ
れた各信号が、同時には同じチャネルで出力されないよ
うにして、かつ、前記第2のバッファ手段と第3のバッ
ファ手段から読み出された各信号が出力されるチャネル
を随時切り換える第2の出力手段と、を有することを特
徴とする。
【0033】また、第1の方向に信号を伝送するための
第1のチャネルを介して受信した信号を一時記憶する第
1のバッファ手段と、前記第1の方向とは逆の第2の方
向に信号を伝送するための第2のチャネルを介して受信
した信号を一時記憶する第2のバッファ手段と、前記第
1の方向に信号を伝送するためのチャネルであり、前記
第1のチャネルとは異なる第3のチャネルを介して受信
した信号を一時記憶する第3のバッファ手段と、前記第
2の方向に信号を伝送するためのチャネルであり、前記
第2のチャネルとは異なる第4のチャネルを介して受信
した信号を一時記憶する第4のバッファ手段と、を有す
るノード装置の伝送制御方法において、前記第1のバッ
ファ手段と第4のバッファ手段から読み出された各信号
が、同時には同じチャネルで出力されないようにして、
かつ、前記第1のバッファ手段と第4のバッファ手段か
ら読み出された各信号が出力されるチャネルを随時切り
換え、前記第1の方向に出力する信号は、宛先に応じ
て、前記第1のチャネルか第3のチャネルに出力し、前
記第2のバッファ手段と第3のバッファ手段から読み出
された各信号が、同時には同じチャネルで出力されない
ようにして、かつ、前記第2のバッファ手段と第3のバ
ッファ手段から読み出された各信号が出力されるチャネ
ルを随時切り換え、前記第2の方向に出力する信号は、
宛先に応じて、前記第2のチャネルか第4のチャネルに
出力することを特徴とする。
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図1は、本発明によるノード装置の第一の
実施例であり、6個のサブ伝送路をリング型の光波長多
重伝送路と接続する例を示している。夫々のサブ伝送路
には、各々1台の端末装置が接続されている。尚、以下
で述べるパケットとは伝送したい情報を書き込んだ領域
を該情報の宛て先に関する情報を書き込んだ領域を有す
る一連の信号のことを指すものとする。
【0058】図1において、符号1は本ノード装置の制
御部であり、その内部には、バッファ制御部2と波長制
御部3を有している。符号2はバッファ制御部であり、
バッファに記憶されたパケットの受信宛て先のサブ伝送
路が、伝送方向の下流のノード装置に接続されている場
合、伝送方向の下流のノードにおいて受信宛て先のサブ
伝送路が接続された分離挿入部にパケットを出力する固
定波長受信部が受信する波長と、バッファに記憶された
パケットを送信する可変波長送信部の送信波長が一致す
るまで、バッファからの読み出しを行わない様に制御す
る。波長制御部3は、後述する所定の送信波長制御パタ
ーンに従って可変波長送信部の送信波長を制御する。符
号4、5は、リング型の光波長多重伝送路であるところ
の光ファイバであり、隣接するノード装置の分岐器と自
ノード装置の分岐器との間の伝送路として機能する。符
号6、7は光ファイバとノード装置間の入出力部であ
り、光ファイバ4、5を伝送してきた光信号を分岐器
8、9に出力すると共に合波器10、11から出力され
る光信号を光ファイバ4、5に出射する。符号8、9は
分岐器であり、入出力部6、7から出射される光信号を
分岐し4個の固定波長受信部に出力する。符号10、1
1は合波器であり、4個の可変波長送信部から送出され
る光信号を合波し、入出力部6、7に出射する。
【0059】符号12から14は、フォトダイオードを
用いた、第一の固定波長受信手段であるところの固定波
長受信部Iから固定波長受信部IIIであり、その内部
構成は後述する。各固定波長受信部I12から固定波長
受信部III14は、夫々波長λ1からλ3に対応した
1つの波長の光信号で伝送されるパケットのみを受信す
る。符号15から17は、第一の分離挿入手段であると
ころの分離挿入部Iから分離挿入部IIIであり、固定
波長受信部から出力されるパケット流の中から、サブ伝
送路に伝送するべきパケットを分離し、サブ伝送路に送
出すると共に、サブ伝送路から送出されてくるパケット
を、固定波長受信部から出力されるパケット流に挿入す
る機能を有している。その内部構成は後述する。符号1
8から20は、第一のバッファ手段であるところのバッ
ファIからバッファIIIであり、分離挿入手段から出
力されるパケットを一時記憶する機能を有している。そ
の内部構成は後述する。
【0060】符号21から23は、チューナブルレーザ
ダイオード(TLD)を用いた第一の可変波長送信手段
であるところの可変波長送信部Iから可変波長受信部I
IIであり、バッファ部から出力されるパケットを、波
長制御部の制御によって、波長λ1からλ3及びλ8の
内の所定の波長の光信号に変換して、合波器10と入出
力部7を介して第一の方向に伝送する光信号として、光
波長多重伝送路であるところの光ファイバ5に送出す
る。その内部構成は後述する。ここで固定波長受信部I
12と分離挿入部I15とバッファI18と可変波長送
信部I21は1組の第一の通信手段をなしており、固定
波長受信部I12で受信されたパケットは、この組の内
部で処理され他の組で処理される事はない。同様に、固
定波長受信部II13と分離挿入部II16とバッファ
II19と可変波長送信部II22は1組の第一の通信
手段をなしており、固定波長受信部III14と分離挿
入部III17とバッファIII20と可変波長送信部
III23も同様である。
【0061】本実施例では、出力手段を構成する送信部
は各バッファと1対1に対応しているため、各通信手段
に属するものとして説明する。
【0062】符号24は、第三の固定波長受信手段であ
るところの固定波長受信部VIIであり、分岐器8から
出射される波長λ8の光信号で第一の方向に伝送されて
くるパケットのみを受信する。符号26は、第三の可変
波長送信手段であるところの可変波長送信部VIIであ
り、バッファVII25から出力されるパケットを、波
長制御部3の制御によって、波長λ4、λ5、λ6、λ
7の内の所定の波長の光信号に変換して、合波器11と
入出力部6を介して、第二の方向に伝送する如く光ファ
イバ4に送出する。固定波長受信部VII24と可変波
長送信部VII26は第三の通信手段を構成しており、
特に伝送方向の折り返しに用いていることから、以下で
は第一の折り返し通信手段とも称する。
【0063】符号27は、第四の固定波長受信手段であ
るところの固定波長受信部VIIIであり、分岐器9か
ら出射される波長λ7の光信号で第二の方向に伝送され
てくるパケットのみを受信する。符号28は、パケット
を一時記憶する為のバッファVIIIである。符号29
は、第四の可変波長送信手段であるところの可変波長送
信部VIIIであり、バッファVIII28から出力さ
れるパケットを、波長制御部3の制御によって、波長λ
1、λ2、λ3、λ8の内の所定の波長の光信号に変換
して、合波器10と入出力部7を介して、第一の方向に
伝送する如く光ファイバ5に送出する。固定波長受信部
VIII27と可変波長送信部VIII29は第四の通
信手段を構成しており、特に伝送方向の折り返しに用い
ていることから、以下では第二の折り返し通信手段とも
称する。
【0064】符号30から32は、第二の固定波長受信
手段であるところの固定波長受信部IVから固定波長受
信部VIである。各固定波長受信部IVから固定波長受
信部VIは、夫々波長λ4からλ6に対応した1つの波
長の光信号で伝送されるパケットのみを受信する。符号
33から35は、第二の分離挿入手段であるところの分
離挿入部IVから分離挿入部VIである。符号36から
38は、第二のバッファ手段であるところのバッファI
VからバッファVIである。
【0065】符号39から41は、第二の可変波長送信
手段であるところの可変波長送信部IVから可変波長受
信部VIであり、バッファ部から出力されるパケット
を、波長制御部3の制御によって、波長λ4からλ6及
びλ7の内の所定の波長の光信号に変換して合波器11
と入出力部6を介して第二の方向に伝送する光信号とし
て、光波長多重伝送路であるところの光ファイバ4に送
出する。ここで、固定波長受信部IV30と分離挿入部
IV33とバッファIV36と可変波長送信部IV39
は1組の第二の通信手段をなしており、固定波長受信部
IV30で受信されたパケットは、この組の内部で処理
され他の組で処理される事はない。同様に、固定波長受
信部V31と分離挿入部V34とバッファV36と可変
波長送信部V40は1組の第二の通信手段をなしてお
り、固定波長受信部VI32と分離挿入部VI35とバ
ッファVI38と可変波長送信部VI41も同様であ
る。
【0066】符号42から47は、サブ伝送路Iからサ
ブ伝送路VIであり、分離挿入部と端末との間のパケッ
トの伝送路としての機能を果たす。符号48から53
は、夫々サブ伝送路Iからサブ伝送路VIに接続された
端末Iから端末VIであり、分離挿入部から出力される
パケットを受信すると共に、他の端末へ送信するパケッ
トを作成し、サブ伝送路を介して分離挿入部に送信す
る。
【0067】図2は、図1に示した本発明によるノード
装置の第一の実施例を用いたネットワークシステムの構
成例であり、4つのノード装置を光ファイバによってリ
ング状に接続した例を示している。反時計回りが第一の
伝送方向であり、時計回りが第二の伝送方向である。符
号54から符号57は、図1に示したノード装置であ
り、夫々6個のサブ伝送路を介して6個の端末が接続さ
れている。符号58から符号61は、光波長多重伝送路
であるところの光ファイバである。
【0068】図3は、本実施例において伝送されるパケ
ットの構成を示したものであり、図3において、符号6
2は、このパケット受信宛て先端末のアドレス部であ
り、符号63は、このパケットによって運ばれるデータ
部である。
【0069】図4は、本発明のノード装置の第一の実施
例に用いられる固定波長受信部I12〜固定波長受信部
VIII27の内部構成図である。図4において、符号
64はフィルタであり、各固定波長受信部に割り当てら
れた固定の波長の光信号のみを透過し、他の波長の光信
号を遮断する機能を有している。各固定波長受信部のフ
ィルタ64の透過波長は、固定波長受信部Iがλ1、固
定波長受信部IIがλ2、固定波長受信部IIIがλ
3、固定波長受信部IVがλ4、固定波長受信部Vがλ
5、固定波長受信部VIがλ6、固定波長受信部VII
がλ8、固定波長受信部VIIIがλ7に設定されてい
る。ここで各波長は、λ1<λ2<λ3<λ8<λ4<
λ5<λ6<λ7の関係を満たす様に選択されている。
符号65はフォトダイオードを用いた受信部であり、フ
ィルタ64を透過してきた所定の波長の光信号を電気信
号に変換し、出力端に出力する。受信部65はPinフ
ォトダイオード(Pin−PD)を搭載しており、Pi
nフォトダイオードの後段に接続された増幅器、等化器
及び識別回路により波形整形して出力する機能を有して
いる。
【0070】図5は、本発明のノード装置の第一の実施
例に用いられる、分離挿入部I15〜分離挿入部VI3
5の内部構成図である。分離挿入部I〜分離挿入部VI
の内部構成は全て同一の構成である。図5において、符
号66はデコーダIであり、入力されるパケットのアド
レス部62を読み取り、このパケットをサブ伝送路に出
力するべきか否かをデマルチプレクサI67に指示す
る。符号67はデマルチプレクサIであり、入力された
パケットをデコーダI66の指示に応じて、I/F部6
8又はFIFOII70に出力する。符号68は、I/
F部であり、デマルチプレクサIIから出力されるパケ
ットをサブ伝送路に送出すると共に、サブ伝送路から入
力されるパケットをFIFOIに出力する。符号69と
符号70は、FIFO(First In First
Out)であり、入力されたパケットを一時記憶し、
挿入制御部71からの制御によって、入力された順番に
セレクタIに出力する。符号71は、挿入制御部であ
り、FIFOI及びFIFOIIの読み出しの制御をす
ると共に、セレクタIに、選択するべきFIFOを指示
する事によって、サブ伝送路から伝送されてくるパケッ
トを固定波長受信部から出力されるパケット流に挿入す
る制御を行う。符号72は、セレクタIであり、挿入制
御部71からの指示により、出力するべきパケット信号
を記憶しているFIFOを選択する。
【0071】図6は、本発明のノード装置の第一の実施
例に用いられるバッファI〜バッファVIの内部構成図
である。バッファI〜バッファVIの内部構成は全て同
一の構成である。図6において、符号77はデュアルポ
ートメモリであり、送信する波長を指定して送信すべき
パケットを記憶する。符号78はFIFOであり、送信
波長を指定しなくてもよいパケットを記憶する。符号7
3はデコーダIIであり、入力されるパケットのアドレ
ス部62を読み取り、パケットの受信宛て先に応じて次
の様にデマルチプレクサII76の出力先を制御する。
【0072】 受信宛て先が、第一又は第二の通信手
段の内の、自バッファが属する通信手段と異なる通信手
段に属する分離挿入手段にサブ伝送路を介して接続され
た端末である場合は、デマルチプレクサII76の出力
先をデュアルポートメモリ77に設定する様に指示する
と共に、このパケットを書き込むべきデュアルポートメ
モリ77の書き込み開始アドレス値を、伝送方向下流に
隣接するノードにおける折り返し通信手段に属する固定
波長受信手段(自バッファが第一の通信手段に属するの
であれば第一の方向の下流に隣接するノードの第三の固
定波長受信手段、自バッファが第二の通信手段に属する
のであれば第二の方向の下流に隣接するノードの第四の
固定波長受信手段)が受信する波長に対応する如く、書
き込みアドレスカウンタ74に指示する。このアドレス
値については図7で説明する。
【0073】 受信宛て先が、第一又は第二の基本通
信手段の内の、自バッファが属する通信手段と同じ通信
手段に属する分離挿入手段にサブ伝送路を介して接続さ
れた端末である場合は、次の3通りの処理をする。
【0074】−1受信宛て先が自ノードの分離挿入手
段にサブ伝送路を介して接続された端末である場合は、
上記と同じ処理をする。
【0075】−2受信宛て先が自バッファが属する通
信手段の伝送方向下流に隣接するノードの分離挿入手段
にサブ伝送路を介して接続された端末である場合は、デ
マルチプレクサII76の出力先をデュアルポートメモ
リ77に設定する様にデマルチプレクサII76に指示
すると共に、このパケットを書き込むべきデュアルポー
トメモリ77の書き込み開始アドレス値を、隣接ノード
において受信宛て先のサブ伝送路が接続された分離挿入
手段にパケットを出力する固定波長受信手段が受信する
波長に対応して、書き込みアドレスカウンタ74に指示
する。
【0076】−3 受信宛て先が上記の何れでもない
場合は、デマルチプレクサII76の出力先をFIFO
III78に設定する様にデマルチプレクサII76に
指示する。
【0077】符号74は書き込みアドレスカウンタであ
り、デコーダII73から出力される書き込み開始アド
レス値から、順次パケットを書き込むべきアドレス信号
をデュアルポートメモリ77に出力する。符号75は読
み出しアドレスカウンタであり、バッファ制御部2から
出力されるオフセット値を読み出し開始アドレスとし
て、順次、パケットを読み出すべきアドレス信号をデュ
アルポートメモリ77に出力する。符号76はデマルチ
プレクサIIであり、入力されたパケットをデコーダI
I73の指示に応じて、デュアルポートメモリ77又は
FIFOIII78に出力する。符号77は、パケット
データの書き込みと読み出しを独立に行う為のデュアル
ポートメモリである。デュアルポートメモリ77の記憶
領域は図7のメモリマップに示す様に、パケットを送出
するべき波長に応じて、4つの領域に分割されている。
記憶領域Iから記憶領域IVは、第一の基本通信手段に
属するバッファにおいては、夫々送信波長λ1、λ2、
λ3、λ8に対応している。一方、第二の通信手段に属
するバッファにおいては、夫々送信波長λ4、λ5、λ
6、λ7に対応している。夫々の領域の先頭アドレス
(後述する)は、夫々λ1、λ2、λ3及びλ4であ
る。本実施例では、夫々の記憶領域の大きさは、パケッ
トの大きさと同一である。符号78はFIFOIIIで
あり、入力されたパケットを一時記憶し読み出し制御部
88(図8参照)からの制御によって、入力された順番
にセレクトII79に出力する。符号79はセレクタI
Iであり、バッファ制御部2からの指示により、デュア
ルポートメモリ77又はFIFOIII78のいずれの
出力を可変波長送信部に出力するかを選択する。
【0078】本発明のノード装置の第一の実施例に用い
られるバッファVII25とバッファVIII28の内
部構成は、図6と同一である。但し、デコーダII73
では入力されるパケットのアドレス部62を読み取り、
パケットの受信宛て先に応じて次の様に動作する。
【0079】−1受信宛て先が自バッファが属する折
り返し通信手段の固定波長受信部が受信する波長の伝送
方向とは逆の伝送方向下流に隣接するノードの分離挿入
部に接続されたサブ伝送路である場合は、デマルチプレ
クサII76の出力先をデュアルポートメモリ77に設
定する様にデマルチプレクサII76に指示すると共
に、このパケットを書き込むべきデュアルポートメモリ
77の書き込み開始アドレス値を、隣接ノードにおいて
受信宛て先のサブ伝送路が接続された分離挿入手段にパ
ケットを出力する固定波長受信手段が受信する波長に応
じて、書き込みアドレスカウンタ74に指示する。
【0080】−2 受信宛て先が上記でない場合は、
デマルチプレクサII76の出力先をFIFOIII7
8に設定する様にデマルチプレクサII76に指示す
る。
【0081】図8は、本発明のノード装置の第一の実施
例に用いられるバッファ制御部2の内部構成図である。
図8において、符号80から87は、夫々バッファ制御
テーブルIからバッファ制御テーブルVIIIである。
バッファ制御テーブルI80からバッファ制御テーブル
VIII87は、波長制御部3から出力されるアドレス
値によって順次読み出され、所定のオフセット値をバッ
ファI18からバッファVIII20の読み出しアドレ
スカウンタ75に出力する。これらのテーブルは、リー
ドオンリーメモリ(ROM)によって構成されている。
バッファ制御テーブルI80からバッファ制御テーブル
VIII87の内容は後述する。符号88は読み出し制
御部であり、波長制御部3から出力されるクロック信号
をカウントする事によって、デュアルポートメモリ77
及びFIFOIII78の読み出しを制御する読み出し
制御信号をバッファIからバッファVIIIに出力す
る。
【0082】図9は、本発明のノード装置の第一の実施
例に用いられる波長制御部3の内部構成図である。図9
において、符号89から96は、夫々波長制御テーブル
Iから波長制御テーブルVIIIである。波長制御テー
ブルI89から波長制御テーブルVIII96は、2ビ
ットのROMカウンタ97から出力されるアドレス値に
よって順次読み出され、所定の波長制御信号を可変波長
送信部の駆動部99(図10参照)に出力する。これら
のテーブルは、リードオンリーメモリ(ROM)によっ
て構成されている。波長制御テーブルIから波長制御テ
ーブルVIIIの内容は後述する。符号98はクロック
発生器であり、所定のクロック信号を発生し、バッファ
制御部2に送ると共に、このクロック信号を分周しRO
Mカウンタ97に出力する。
【0083】図10は、本発明のノード装置の第一の実
施例に用いられる可変波長送信部Iから可変波長送信部
VIIIの内部構成図である。可変波長送信部Iから可
変波長送信部VIIIの内部構成は全て同一の構成であ
る。図10において、符号99は駆動部であり、その内
部は信号重畳部101と電流注入部100によって構成
されている。符号100は電流注入部であり、波長制御
部3からの波長制御信号に応じて、DBR型のチューナ
ブルレーザダイオード(LTD)の発光領域、位相制御
領域、DBR領域の3つの領域に注入する電流のバイア
ス値を制御する事により、送信波長を所望の波長に制御
する。符号101は信号重畳部であり、バッファからの
電気信号を電流注入部100からのバイアス電流に重畳
する事によって、所定の波長で強度変調された光信号を
DBR型のチューナブルレーザから送出させる。符号1
02はDBR型のチューナブルレーザダイオード(LT
D)である。符号103はDBR領域であり、注入キャ
リア量に応じて屈折率を変化させ、送信波長を変化させ
る為の領域である。符号104は、位相制御領域であ
り、送信波長のDBR領域103での位相と発光領域1
05での位相の整合を図る為の領域である。符号105
は発光領域であり、レーザ発振の為の活性部である。符
号106は送信波長を単一化する為の回折格子である。
【0084】本第一の実施例においては、前述波長制御
テーブルI89から波長制御テーブルVIII96の内
容は表1に示す如く設定されている。表1は、波長制御
部3の制御によって可変波長送信部が送信する波長を示
している。又、前述バッファ制御テーブルI80からバ
ッファ制御テーブルVIII87のオフセット値は、表
2に示す如く設定されている。これら16個のテーブル
は、ROMカウンタ97によって同期して読み出され
る。
【0085】
【表1】
【0086】
【表2】 従って、各チューナブルレーザダイオード(LTD)の
送信波長は、第一の方向に伝送するのか第二の方向に伝
送するのかに応じて、λ1からλ3、λ8、λ2、λ
1、又はλ4からλ6、λ7、λ5、λ4の順に循環し
て遷移する。ここで、波長は、前述の如くλ1<λ2<
λ3<λ8<λ4<λ5<λ6<λ7の関係を満たす様
に選択されている。この様に跳び跳びに循環的に波長を
遷移する事によって、波長の変更時の波長の変更量の最
大値を小さくする事ができる。例えば、λ1から順にλ
2、λ3、λ4、λ8と変更すると、λ8の次にλ1に
波長を変更する場合の波長の変更量が大きくなるが、前
述の如く設定する事によって、この様な大きな波長の変
更が生じない様にできる。更に、表1に示す様に、各チ
ューナブルレーザダイオード(LTD)の送信波長は、
複数のチューナブルレーザダイオード(LTD)が同一
の波長での送信を行わない様に、その循環遷移の位相が
ずれている。この様に、波長制御テーブルI89から波
長制御テーブルVIII96によって送信波長制御パタ
ーンが決定される。
【0087】表1及び表2においては、第一の方向に送
信する可変波長送信部の送信波長がλ1の時には、バッ
ファのデュアルポートメモリ77の読み出しの為のオフ
セット値は、記憶領域Iの値A1が割り当てられてお
り、以下送信波長がλ2、λ3及びλ8の場合は、夫々
記憶領域II、記憶領域III及び記憶領域IVに対応
した値が割り当てられている。同様に、第二の方向に送
信する可変波長送信部の送信波長がλ4の時には、バッ
ファのデュアルポートメモリ77の読み出しの為のオフ
セット値は、記憶領域Iの値A1が割り当てられてお
り、以下送信波長がλ5、λ6及びλ7の場合は、夫々
記憶領域II、記憶領域III及び記憶領域IVに対応
した値が割り当てられている。
【0088】又、図6のバッファにおいては、記憶領域
Iから記憶領域IVは、隣接ノードにおいて受信宛て先
のサブ伝送路が接続された分離挿入手段にパケットを出
力する固定波長受信部が受信する波長か、折り返し通信
手段の固定波長受信部の受信波長に対応付けられてい
る。従って、表1に示す如く、波長制御テーブルを設定
し、更に表2に示す如く、バッファ制御テーブルを設定
する事によって、各バッファに記憶されているパケット
データは、隣接ノードにおいて受信宛て先のサブ伝送路
が接続された分離挿入部にパケットを出力する固定波長
受信部が受信する波長に一致するまで、バッファからの
読み出しが制御される。
【0089】以下、図1乃至図10、及び図11のタイ
ムチャートを参照しながら、本発明の第一の実施例の動
作例について、 動作例1)送信元がノード装置I54のサブ伝送路I4
2に接続された端末I48であり、受信宛て先がノード
装置IV57のサブ伝送路V46に接続された端末V5
2であるパケットの伝送; 動作例2)送信元がノード装置I54のサブ伝送路I4
2に接続された端末I48であり、受信宛て先が同じノ
ード装置I54の同じく第一の通信手段のサブ伝送路I
II44に接続された端末III50であるパケットの
伝送;を例に説明する。以下の説明においては、このパ
ケットをパケットAと呼ぶ。又、以下の説明において
は、異なるノード装置の同じ構成要素に対しては、便宜
上図1から図10に示された同一の符号を用いる事とす
る。
【0090】本実施例におけるノード装置の動作は、図
11に示す様に、4つの連続した動作周期T1、T2、
T3及びT4で構成されている。更に、これら4つの連
続した動作周期は、バッファにおける動作によって、デ
ュアルポートメモリ77の読み出し期間であるTdとF
IFOIII78の読み出し期間であるTfに夫々分割
されている。
【0091】送信元であるノード装置I54のサブ伝送
路I42に接続された端末I48では、ノード装置IV
57のサブ伝送路V46に接続された端末V52に宛て
て送るデータに、アドレス部62として受信宛て先であ
るノード装置IV57のサブ伝送路V46に接続された
端末V52のアドレスを付加し、図3に示す構成でパケ
ットAを組み立て、サブ伝送路I42を介して、ノード
装置I54の分離挿入部I15に伝送する。ノード装置
I54の分離挿入部I15のI/F部68は、サブ伝送
路I42を介して伝送されてくるパケットAをFIFO
I69に順次書き込む。パケットAのFIFOI69へ
の書き込みが終了後、挿入制御部71は、FIFOII
70から読み出しているパケット流の切れめを見い出
し、セレクターI72が出力するべきFIFOの入力を
FIFOI69からの入力に設定する様に切り替え、F
IFOII70の読み出しを停止し、FIFOI69の
読み出しを開始する。その後FIFOI69に書き込ま
れたパケットAの読み出しの終了後、挿入制御部71
は、セレクタI72が出力するべきFIFOの入力を再
びFIFOII70からの出力に設定する様に切り替
え、FIFOI69の読み出しを停止し、FIFOII
70の読み出しを再開する。セレクタI72から出力さ
れたパケットAは、バッファI18に入力される。
【0092】バッファI18のデコーダII73におい
ては、入力されたパケットAのアドレス部62が読み取
られる。バッファI18は、第一の通信手段に属してお
り、一方パケットAの受信宛て先は、ノード装置IV5
7の第二の通信手段に接続されたサブ伝送路V46であ
る為、デコーダII73は、前述の条件と判断し、デ
マルチプレクサII76の出力先をデュアルポートメモ
リ77に設定し、書き込み開始アドレスをA4として書
き込みアドレスカウンタ74に指示する。書き込みアド
レスカウンタ74は、この書き込み開始アドレスをロー
ドし、順次カウンタをインクリメントする事によって入
力されたパケットAの書き込みアドレスを発生し、デュ
アルポートメモリ77に出力する。デュアルポートメモ
リ77の入力ポートには、デマルチプレクサII76を
介してパケットAが入力されており、書き込みアドレス
カウンタ74から出力されるアドレスに従って順次記憶
領域IVに書き込まれる。
【0093】ここで、パケットAがデュアルポートメモ
リ77に書き込まれた動作周期がT1であるとすると、
パケットのデュアルポートメモリ77からの読み出し
は、隣接ノード装置II55の第一の折り返し手段の固
定波長受信部VII24が受信する波長λ8に、ノード
装置I54の可変波長送信部I21の送信波長が一致す
る動作周期T3まで、待つ様に制御される。そして、動
作周期T3のデュアルポートメモリの読み出し期間Td
においてパケットAはバッファ制御部2からの制御によ
って読み出される。
【0094】動作周期T3では、波長制御部3のROM
カウンタ97から読み出しアドレス値として2が波長制
御テーブルI89からVIII96に同時に出力され
る。このアドレス値によって波長制御テーブルの内容が
読み出される。このとき読み出される内容は、前述表1
に示した通り、波長制御テーブルIからは、波長λ8に
対応した制御信号であり、以下波長制御テーブルII、
波長制御テーブルIII、波長制御テーブルIV、波長
制御テーブルV、波長制御テーブルVI、波長制御テー
ブルVII、及び波長制御テーブルVIIIからは、夫
々波長λ3、波長λ1、波長λ7、波長λ6、波長λ
4、波長λ5、及び波長λ2に対応した制御信号であ
る。これらの制御信号は、夫々可変波長送信部I21か
ら可変波長送信部VIII29の駆動部99に入力され
る。駆動部99では、電流注入部100の注入電流が、
これらの波長制御信号によって設定され、夫々チューナ
ブルレーザダイオード(TLD)の送信波長が所定の波
長となる様に設定される。
【0095】同時に動作周期T3のデュアルポートメモ
リの読み出し期間Tdにおいて、波長制御部3のROM
カウンタ97から出力される読み出しアドレス値2は、
バッファ制御部2のバッファ制御テーブルに入力され
る。このアドレス値によってバッファ制御テーブルI8
0からVIII87の内容が読み出される。このとき読
み出される内容は、前述表2に示した通り、バッファ制
御テーブルIからは、記憶領域IVに対応したオフセッ
ト値A4であり、以下バッファ制御テーブルII、バッ
ファ制御テーブルIII、バッファ制御テーブルIV、
バッファ制御テーブルV、バッファ制御テーブルVI、
バッファ制御テーブルVII、及びバッファ制御テーブ
ルVIIIからは、夫々記憶領域III、記憶領域I、
記憶領域IV、記憶領域III、記憶領域I、記憶領域
II、及び記憶領域IIに対応したオフセット値A3、
オフセット値A1、オフセット値A4、オフセット値A
3、オフセット値A1、オフセット値A2、及びオフセ
ット値A2である。これらのオフセット値は、夫々バッ
ファI18からバッファVIII28の読み出しアドレ
スカウンタ75に出力される。又、バッファ制御部2の
読み出し制御部88においては、波長制御部3から出力
されるクロック信号を元に、デュアルポートメモリ77
の読み出し許可、FIFOIII78の読み出し禁止、
及びセレクタII79の出力する入力元としてデュアル
ポートメモリ77の設定等を行う制御信号を出力する。
【0096】これらの制御信号の入力によって、バッフ
ァI18においては、読み出しアドレスカウンタ75
は、バッファ制御テーブルI80から出力されるオフセ
ット値A4をロードし、順次カウンタをインクリメント
する事によって記憶領域IVに書き込まれているパケッ
トを読み出す為のアドレスを発生し、デュアルポートメ
モリ77に出力する。この読み出しアドレスによってデ
ュアルポートメモリ77の出力ポートから、パケットが
順次読み出され可変波長送信部I21に出力される。こ
のとき読み出されるパケットは動作周期T1において記
憶領域IVに書き込まれたパケットAであり、このパケ
ットAが送信される。送信波長はλ8であり、伝送方向
下流に隣接するノード装置II55の折り返し通信手段
の固定波長受信部VII24で受信される。
【0097】同時に動作周期T3のデュアルポートメモ
リの読み出し期間Tdにおいて、バッファII19で
は、読み出しアドレスカウンタ75に、バッファ制御テ
ーブルII81から出力されるオフセット値A3がロー
ドされ、バッファI18におけると同様に、記憶領域I
IIに書き込まれているパケットがデュアルポートメモ
リ77から読み出され、可変波長送信部II22に出力
される。同様にバッファIII20の記憶領域I、バッ
ファIV36の記憶領域IV、バッファV37の記憶領
域III、バッファVI38の記憶領域I、バッファV
II25の記憶領域II、及びバッファVIII28の
記憶領域IIから夫々パケットが読み出され、可変波長
送信部III23から可変波長送信部VIII29に夫
々出力される。このとき読み出されるパケットは、伝送
方向下流に隣接するノード装置II55のサブ伝送路I
からサブ伝送路III及びノード装置IV57のサブ伝
送路IVからサブ伝送路VIに接続された端末に宛てら
れたパケットか、或は折り返し通信手段で折り返して伝
送されるパケットである。
【0098】動作周期T3の、続くFIFOの読み出し
期間Tfにおいては、バッファ制御部2の読み出し制御
部88では、波長制御部3から出力されるクロック信号
を元に、デュアルポートメモリの読み出し禁止、FIF
OIIIの読み出し許可、及びセレクタIIの出力する
入力としてFIFOIIIの設定等を行う制御信号を出
力する。これらの制御信号の入力によって、バッファI
18においては、FIFOIIIが読み出され、セレク
タIIを介して、可変波長送信部I12に出力される。
同様に、バッファII19からバッファVIII28に
おいてもFIFOIIIに書き込まれていたパケットが
順次読み出され、可変波長送信部II22から可変波長
送信部VII129に出力される。
【0099】可変波長送信部I12から可変波長送信部
III23と可変波長送信部VIII29は、バッファ
I18からバッファIII20とバッファVIII28
より出力されるパケットを波長制御部3から出力される
波長制御信号を元に夫々波長λ8、λ3、λ1及びλ2
の光信号に変換して、合波器10と入出力部7を経由し
て光ファイバ5(図2における光ファイバ58、以下同
様)に第一の方向に伝送する様に出射する。光ファイバ
5上にはノード装置II55から送出された、波長λ
4、λ5、λ6及びλ7の光信号が第二の方向に伝送さ
れているが、これらの光信号は、波長が異なる為、相互
に影響される事はない。同じく、可変波長送信部IV3
9から可変波長送信部VII26は、バッファIV36
からバッファVII25より出力されるパケットを波長
制御部3から出力される波長制御信号を元に夫々波長λ
7、λ6、λ4及びλ5の光信号に変換して、合波器1
1と入出力部6を経由して光ファイバ4(図2における
光ファイバ61、以下同様)に第二の方向に伝送する様
に出射する。
【0100】ノード装置I54のサブ伝送路I42に接
続された端末I48から、ノード装置IV57のサブ伝
送路V46に接続された端末V52に宛てて送信された
パケットAは、前述の通り波長λ8の光信号として、ノ
ード装置II55に伝送される。波長λ8の光信号とし
て、ノード装置II55に伝送されてきたパケットA
は、ノード装置II55において、第一の折り返し通信
手段によって、折り返し中継伝送処理をされる。
【0101】光ファイバ58を介してノード装置I54
から伝送して来た波長λ1、λ2、λ3及びλ8の光信
号は、ノード装置II55の入出力部6から分岐器8に
出力され、分岐器8で更に分岐され固定波長受信部I1
2から固定波長受信部III14及び固定波長受信部V
II24に入射する。固定波長受信部VIIでは、波長
λ8の光信号のみがフィルタ64を透過し、受信部65
で受信される。パケットAは波長λ8の光信号としてノ
ード装置I54から送出された為、固定波長受信部VI
I24で受信される。固定波長受信部VII24で受信
されたパケットAは、バッファVII25に出力され
る。
【0102】バッファVII25のデコーダII73に
おいては、入力されたパケットAのアドレス部62が読
み取られる。このパケットAの受信宛て先が隣接するノ
ード装置I54に接続されたサブ伝送路ではない為(前
述−2)、デコーダII73は、デマルチプレクサI
I76の出力先をFIFOIII78に設定する。これ
により、パケットAはFIFOIIIに書き込まれる。
ここで、パケットAがFIFOIIIに書き込まれた動
作周期がT4であるとすると、隣接する動作周期T1の
FIFOIIIの読み出し期間TfにおいてパケットA
はバッファ制御部2からの制御によって読み出される。
【0103】続く動作周期T1では、波長制御部3のR
OMカウンタ97から読み出しアドレス値として0が波
長制御テーブルIからVIIIに同時に出力される。こ
のアドレス値によって波長制御テーブルの内容が読み出
される。このとき読み出される内容は、パケットAが送
信される可変波長送信部VII26に対応した波長制御
テーブルVIIからは、前述表1に示した通り、波長λ
6に対応した制御信号である。従って、パケットAは、
ノード装置II55の可変波長送信部VII26から、
波長λ6の光信号として、第二の伝送方向に伝送する如
く光ファイバ58中に送出され、ノード装置I54の固
定波長受信部VI32で受信される。
【0104】ノード装置I54の固定波長受信部VI3
2で受信されたパケットAは分離挿入部VI35に出力
される。分離挿入部VI35のデコーダI66において
は、入力されたパケットAのアドレス部62が読み取ら
れる。このパケットAの受信宛て先が伝送方向下流に隣
接するノード装置IV57に接続されたサブ伝送路であ
る為、デコーダI66は、デマルチプレクサI67の出
力先をFIFOII70に設定する。この様にしてFI
FOIIに書き込まれたパケットAは、挿入制御部71
の制御の元に読み出され、セレクタI72を介して、バ
ッファVI38に出力される。
【0105】バッファVI38のデコーダII73にお
いて、パケットAのアドレス部62が再び読み取られ
る。このパケットAの受信宛て先が伝送方向下流に隣接
するノード装置IV57に接続されたサブ伝送路V46
に接続された端末V52である為、デコーダII73
は、デマルチプレクサII76の出力先をデュアルポー
トメモリ77に設定し、同時に書き込みアドレスカウン
タ74に書き込み開始アドレス値としてA2を出力す
る。書き込みアドレスカウンタ74は、この書き込み開
始アドレスをロードし、順次カウンタをインクリメント
する事によって入力されたパケットAの書き込みアドレ
スを発生し、デュアルポートメモリ77に出力する。デ
ュアルポートメモリ77の入力ポートには、デマルチプ
レクサIIを介してパケットAが入力されており、アド
レスカウンタ74から出力されるアドレスに従って順次
記憶領域IIに書き込まれる。パケットAのデュアルポ
ートメモリIIからの読み出しは、伝送方向下流に隣接
するノード装置IV57の受信宛て先のサブ伝送路Vが
接続された分離挿入部Vにパケットを出力する固定波長
受信部V31が受信する波長λ5に、ノード装置I54
の可変波長送信部VI41の送信波長が一致する動作周
期T2まで、待つ様に制御される。この様にバッファV
I38の記憶領域IIに書き込まれたパケットAは、動
作周期T2のデュアルポートメモリ読み出し期間Tdに
おいて、前述ノード装置II55におけると同様に読み
出され、可変波長送信部VI41から波長λ5の光信号
として、第二の伝送方向に伝送する如く光ファイバ61
中に送出され、ノード装置IV57の固定波長受信部V
31で受信される。
【0106】ノ−ド装置IV57の固定波長受信部V3
1で受信されたパケットAは、分離挿入部V34に出力
される。分離挿入部V34のデコーダI66において
は、入力されたパケットAのアドレス部62が読み取ら
れる。このパケットAの受信宛て先が分離挿入部V34
自身に接続されたサブ伝送路V46である為、デコーダ
I66はデマルチプレクサI67の出力先をI/F部6
8に設定する。これにより、パケットAは、デマルチプ
レクサI67を介してI/F部68に出力され、サブ伝
送路V46を伝送された後、受信宛て先である端末V5
2で受信され、パケットAのアドレス部62が除去され
た後、データ部63のみが取り出されて所望の処理が行
なわれる。
【0107】この様にして、動作例1)においては、送
信元のノード装置I54のサブ伝送路I42に接続され
た端末I48から、ノード装置IV57のサブ伝送路V
46に接続された端末V52に宛てて送信されたパケッ
トAは、ノード装置I54の可変波長送信部I21から
波長λ8で第一の伝送方向に送出された後、ノード装置
I54の下流に隣接するノード装置II55の第一の折
り返し通信手段によって、波長λ6で第二の伝送方向に
送出される。そして、受信宛て先であるノード装置IV
57の伝送方向上流に位置するノード装置I54におい
て、ノード装置IV57の受信宛て先のサブ伝送路Vが
接続された分離挿入部Vにパケットを出力する固定波長
受信部Vが受信する波長λ5の光信号に変換され、第二
の伝送方向に送出された後、ノード装置IV57の固定
波長受信部V31で受信されて分離挿入部V34で分離
され、サブ伝送路V46を伝送された後、端末V52で
受信される。
【0108】続いて、動作例2)送信元がノード装置I
54のサブ伝送路I42に接続された端末I48であ
り、受信宛て先が同じノード装置I54の同じく第一の
通信手段のサブ伝送路III44に接続された端末II
I50であるパケットの伝送について説明する。
【0109】動作例2)の場合は、ノード装置II55
とノード装置IV57の二つのノード装置において折り
返し通信される。ノード装置I54からの送信時のバッ
ファI18のデコーダII73の動作条件は、前述−
1となるが、これは、と同じ動作をする為、バッファ
I18の動作は、前述動作例1)と同じである。ノード
装置I54から送信された後においてノード装置II5
5で折り返し通信された後、ノード装置I54の固定波
長受信部VI32で受信されるまでは、前述動作例1)
と同じであるので説明を省略する。
【0110】ノード装置I54の固定波長受信部VI3
2で受信されたパケットAは、分離挿入部VI35に出
力される。分離挿入部VI35のデコーダI66におい
ては、入力されたパケットAのアドレス部62が読み取
られる。このパケットAの受信宛て先が、前述の“受
信宛て先が第一又は第二の通信手段のうちの自バッファ
が属する通信手段と異なる通信手段に属する分離挿入手
段に接続された端末である”為、デコーダII73は、
デマルチプレクサII76の出力先をデュアルポートメ
モリ77に設定し、書き込み開始アドレスをA4として
書き込みアドレスカウンタ74に指示する。これによ
り、パケットAは、記憶領域IVに書き込まれる。
【0111】記憶領域IVに書き込まれたパケットA
は、隣接ノード装置IV57の折り返し通信手段の固定
波長受信部VIII27が受信する波長λ7に、ノード
装置I54の可変波長送信部VI41の送信波長が一致
する動作周期T1のデュアルポートメモリの読み出し期
間Tdにおいて、読み出され、可変波長送信部VI41
から波長λ7の光信号として、第二の伝送方向に伝送す
る如く光ファイバ61中に送出され、ノード装置IV5
7の固定波長受信部VIII27で受信される。
【0112】波長λ7の光信号として、ノード装置IV
57に伝送されてきたパケットAは、ノード装置IV5
7において、第二の折り返し通信手段によって、折り返
し中継伝送処理をされる。ノード装置IV57の固定波
長受信部VIII27で受信されたパケットAは、受信
宛て先が固定波長受信部VIII27の受信した波長の
伝送方向とは逆の伝送方向下流に隣接するノード装置I
54の第一の通信手段のサブ伝送路III44に接続さ
れた端末III50である為、バッファVIII28の
デュアルポートメモリ77の記憶領域IIIに書き込ま
れ、動作周期T1のデュアルポートメモリ読み出し期間
Tdにおいて読み出され、可変波長送信部VIII29
から波長λ3の光信号として、第一の伝送方向に伝送す
る如く光ファイバ61中に送出され、ノード装置I54
の固定波長受信部III14で受信される。
【0113】ノード装置I54の固定波長受信部III
14で受信されたパケットAは、分離挿入部III17
で分離され、デマルチプレクサI67を介してI/F部
68に出力され、サブ伝送路III44を伝送された
後、受信宛て先である端末III50で受信される。こ
こで、パケットのアドレス部62が除去された後、デー
タ部63のみが取り出され所望の処理が行なわれる。
【0114】この様にして、動作例2)においては、送
信元のノード装置I54のサブ伝送路I42に接続され
た端末I48から、同じノード装置I54の同じく第一
の通信手段のサブ伝送路III44に接続された端末I
II50に宛てて送信されたパケットAは、ノード装置
II55とノード装置IV57の二つのノード装置にお
いて折り返し通信されて、宛て先の端末III50に伝
送される。
【0115】他の動作についても、上記の動作例に準じ
て行われる。この実施例における折り返し通信の概念図
を図23に示す。図23において、数字1等は第一等の
ものであることを示す。
【0116】(実施例2)図12は、本発明第一の実施
例のバッファI18からバッファVIII28の内部構
成を別の構成としたものである。
【0117】図12において、符号106はデコーダI
IIであり、入力されるパケットのアドレス部62を読
み取り、このパケットを書き込むべきFIFOを選択
し、デマルプレクサIII107に指示する。符号10
7はデマルチプレクサIIIであり、分離挿入部から入
力されるパケット信号をデコーダIII106からの指
示に従い、所定のFIFOに出力する。符号108から
符号115は送信波長毎に設けられたFIFOであり、
デマルチプレクサIII107から出力されるパケット
信号を一時記憶し、バッファ制御部2からの指示によっ
てパケット信号が読み出される。符号は116はセレク
タIIIであり、バッファ制御部2からの制御信号によ
って、FIFOIVからFIFOVIIの中から所定の
FIFOを選択しその出力信号を可変波長送信部に出力
する。
【0118】表3は図12のバッファ構成例において好
適に用いられるバッファ制御テーブルの実施例であり、
読み出されるFIFOの番号が示されている。バッファ
制御部の構成は図6と同一である。
【0119】
【表3】 本実施例においては、各動作期間において、表3のバッ
ファ制御テーブルに示されたFIFOが選択され、書き
込まれていたパケット信号が読み出され、可変波長送信
部に出力される。例えば、動作期間T1においては、バ
ッファI18では、FIFOIVが選択されて書き込ま
れていたパケット信号が読み出され可変波長送信部I2
1に出力される。
【0120】本実施例では、複数のFIFOを用いる事
によって、前述実施例1の構成の様な読み出しカウンタ
75にオフセットを与える必要がなくなる為、バッファ
部の構成が簡略化できる効果がある。動作は第一の実施
例と同じである。
【0121】(実施例3)図13は、本発明の第三の実
施例であり、光分波手段を用いて、所望の波長の光信号
を折り返す実施例を示している。本図においては、図1
と同じブロックには図1と同じ符号が付けられている。
符号117は、第一の光分波手段であるところの分波器
であり、光ファイバ4から入出力部6を介して出射され
る光信号の中から、第三の固定波長受信部が受信する波
長である波長λ8の光信号を分波し、合波器119に出
射すると共に、他の光信号を4個の固定波長受信部に出
力する。符号118は、第二の光分波手段であるところ
の分波器であり、光ファイバ5から入出力部7を介して
出射される光信号の中から、第四の固定波長受信部が受
信する波長である波長λ7の光信号を分波し、合波器1
20に出射すると共に、他の光信号を4個の固定波長受
信部に出力する。
【0122】符号119、120は合波器であり、4個
の可変波長送信部から送出される光信号と分波器11
7、118から出射される光信号を合波し、入出力部
6、7に出射する。
【0123】符号121は、第四の固定波長受信部であ
る固定波長受信部IXであり波長λ7で伝送されてくる
パケット信号を受信する。符号124は、第三の固定波
長受信部である固定波長受信部Xであり波長λ8で伝送
されてくるパケット信号を受信する。符号122と12
5はバッファIXとバッファXであり、その内部構成
は、前述図6と同じである。符号123は、第四の固定
波長受信部である可変波長送信部IXであり、波長制御
部3の制御によって、パケットを、第一の固定波長受信
部I、II、III及び第三の固定波長受信部Xの受信
波長である波長λ1、λ2、λ3及びλ8の中の所定の
波長の光信号に変換して送信する。その内部構成は、前
述図10と同一である。符号126は、第三の固定波長
受信部である可変波長送信部Xであり、波長制御部3の
制御によって、パケットを、第二、第四の固定波長受信
部IV、V、VI、IXの受信波長である波長λ4、λ
5、λ6及びλ7の中の所定の波長の光信号に変換して
送信する。その内部構成は、前述図10と同一である。
【0124】本第三の実施例においては、可変波長送信
部I、可変波長送信部II、可変波長送信部III及び
可変波長送信部IXから送信される第一の方向に伝送す
る波長λ1、λ2、λ3及びλ8の光信号は、伝送方向
下流のノード装置の入出力部6から入力され、分波器1
17で波長λ8の光信号のみが分波され、合波器119
に出力され、入出力部6を経由して光ファイバ上を伝送
され、自ノードの入出力部7及び分波器118を介し
て、固定波長受信部Xで受信され、可変波長送信部Xか
ら、第二の方向に伝送する光信号として折り返して送信
される。波長λ8の光信号以外の信号は、伝送方向下流
のノード装置の入出力部6から入力され、分波器117
で分岐され、固定波長受信部I、固定波長受信部II及
び固定波長受信部IIIの何れかで受信される。分波器
117が波長λ8とその他の分波だけでなく、その他の
波長λ1、λ2、λ3も夫々分波できるものであれば、
固定波長受信部I、II、IIIも固定波長受信部Xと
同様に波長選択のためのフィルタ手段が不要になる。
【0125】同様に可変波長送信部IV、可変波長送信
部V、可変波長送信部VI及び可変波長送信部Xから送
信される第二の方向に伝送する波長λ4、λ5、λ6及
びλ7の光信号は、伝送方向下流のノード装置の入出力
部7から入力され、分波器118で波長λ7の光信号の
みが分波され、合波器120に出力され、入出力部7を
経由して光ファイバ上を伝送され、自ノードの入出力部
6及び分波器117を介して、固定波長受信部IXで受
信され、可変波長送信部IXから、第一の方向に伝送す
る光信号として折り返して送信される。波長λ7の光信
号以外の信号は、伝送方向下流のノード装置の入出力部
7から入力され、分波器118で分岐され、固定波長受
信部IV、固定波長受信部V及び固定波長受信部VIの
何れかで受信される。分波器118については、上述し
た分波器117についてと同様なことが言える。
【0126】本第三の実施例においては、前述第一の実
施例の動作例1)と同じパケットAの伝送においては、
ノード装置I54から第一の方向への送信後、ノード装
置II55で受信される事なく、ノード装置I54の固
定波長受信部Xで受信される為、パケットの中継回数を
1回減らせる効果がある。
【0127】また、本第三の実施例では、前述第一の実
施例の動作例2)と同じパケットAの伝送においては、
ノード装置I54から第一の方向へ送信し、ノード装置
II55で受信され、更に第一の方向へ送信し、ノード
装置III56で受信される事なく、ノード装置II5
5の固定波長受信部Xで受信され、しかる後可変波長送
信部Xから所定の波長で送信され、ノード装置I54で
受信される。本実施例の折り返し通信の概念図を図24
に示す。
【0128】図24において、数字1等は第一等のもの
であることを示す。
【0129】(実施例4)第三の実施例では、或るノー
ドの可変波長送信部が出力したλ8、λ7の光は隣接ノ
ードで逆方向に出力されていたが、この動作は自ノード
内で行なうことができる。そのノード構成を図22に示
す。
【0130】この構成では、可変波長送信部I、II、
III、IX21、22、23、123から出力される
λ8の光は分波器224で分離され、直接固定波長受信
部X124に入力される。可変波長送信部IV、V、V
I、Xから出力される波長λ7の光は分波器223で分
離され、固定波長受信部IX121に直接入力される。
この構成によれば、伝送路中に波長λ7、λ8が出力さ
れることはない。それにより、上記実施例及び本実施例
においては、伝送路で用いる光ファイバの伝送特性への
要求を緩和することができ、例えば、より分散の大きい
光ファイバを用いることができる。また、上記各実施例
の様に1つの伝送路中に複数のチャネル(波長)を多重
した多重伝送路を用いず、各チャネル(波長等)毎に異
なる伝送路を用いる場合には、伝送路の数を減らすこと
ができる。この構成における折り返し通信の概念図を図
25に示す。図24において、数字1等は第一等のもの
であることを示す。
【0131】(実施例5)本発明の特徴の1つとして、
各バッファが接続されるチャネルを随時切り替える点が
ある。上記各実施例では接続チャネルの切りかえを行な
う出力手段として、送信チャネルを可変とした可変チャ
ネル送信手段を各バッファそれぞれに対応して設け、各
送信手段の送信チャネルを切りかえることにより各バッ
ファが接続されるチャネルを切りかえた。
【0132】それに対し、、以下の実施例では、図26
記載の如きノード装置を用いる。図26において、図1
と共通の部分には同一の符号を付けている。図1のノー
ド装置と異なる点は、固定波長送信部I264から固定
波長送信部VIII271の出力する波長は可変でない
こと、及びバッファと送信部との間の接続関係を変更す
る接続変更部262と、接続変更部263を有するこ
と、及び波長制御部のかわりに接続変更部I262、接
続変更部II263を制御する接続変更制御部261を
有することである。本実施例においては、固定波長送信
部それぞれの波長を変化させず、各固定波長送信部には
所定の波長を割り当て、バッファから出力できる固定波
長送信部を所定のパターンで変更している。また本実施
例におけるネットワーク構成は図2と同様である。
【0133】符号262、263が、接続変更手段であ
るところの接続変更部I及び接続変更部IIであり、接
続変更部I262の入力端Iから入力端IVが夫々バッ
ファIからバッファIII及びバッファVIIIに接続
されており、接続変更部IIの入力端Iから入力端IV
が夫々バッファIVからバッファVI及びバッファVI
Iに接続されている。出力端Iから出力端VIIIがそ
れぞれ送信部Iから送信部VIIIに接続されている。
【0134】符号264から271は、半導体レーザを
用いた送信手段であるところの固定波長送信部Iから固
定波長送信部VIIIであり、接続変更部I及び接続変
更部IIから出力されるパケットを、所定の波長の光信
号に変換して合波器を介して光波長多重伝送路の物理媒
体であるところの光ファイバに送出する。半導体レーザ
としては、多電極構造によるDFB(Distribu
ted Feed Back)型のレーザが用いられる
本実施例においても光波長多重方式により8個のチャネ
ルを多重している為、本DFB型レーザの各電極の注入
電流量を制御する事によって固定波長送信部Iから固定
波長送信部VIIIには、送信波長として、それぞれλ
1からλ8が割り当てられている。
【0135】図27は、本実施例に用いられる、接続変
更部I及び接続変更部IIの内部構成図である。接続変
更部I及びIIは、4個の入力端と、4個の出力端を有
している。図27において符号271から274はセレ
クタIからセレクタIVである。セレクタIからセレク
タIVは、入力端Iから入力端IVの4個の信号を入力
とし、接続変更制御部から出力される後述する選択信号
に基づいて、所定の入力端から入力されるパケットを出
力端に出力する。これにより、入力端と出力端の接続関
係が設定される。
【0136】図28は、本発明の本実施例に用いられる
接続変更制御部I及びIIの内部構成図である。図28
において、符号281から288は、それぞれ接続制御
テーブルIから接続制御テーブルVIIIである。各接
続制御テーブルIから接続制御テーブルVIIIは、R
OMカウンタから出力されるアドレス値によって順次読
み出され、所定の選択信号を接続変更部の各セレクタに
出力する。これらのテーブルは、リードオンリーメモリ
(ROM)によって構成されている。接続制御テーブル
Iから接続制御テーブルVIIIの内容は後述する。
【0137】本第五の実施例においては、前述接続制御
テーブルIから接続制御テーブルVIIIの内容は表4
に示す如く設定されている。
【0138】表4は接続制御部の制御によって、接続変
更部I及びIIの各セレクタIからセレクタIVが選択
する入力端を示しており、各セレクタIからセレクタI
Vは、出力端Iから出力端IVと接続されている為、こ
の表4によって、入力端と出力端の接続関係が決定され
る。また、表4は、同時に同じ出力端に2つ以上の入力
端か接続されないように設定されている。表4は、接続
制御テーブルIから接続制御テーブルVIIIによって
設定される、入力端と出力端の関係を、ROMカウンタ
の出力アドレス値毎に示している。
【0139】一方、本実施例におけるバッファ制御部の
構成は図8と同じであるが、前述バッファ制御テーブル
Iからバッファ制御テーブルVIIIのオフセット値は
表5に示す如く設定されている。これら16個のテーブ
ルは、ROMカウンタによって同期して循環して読み出
される。従って、入力端と出力端の接続関係は各入力端
が接続される出力端が循環して設定される循環パターン
となる。
【0140】
【表4】
【0141】
【表5】 表4、表5においては、各入力端の接続先が出力端Iの
時には、各バッファのチャネル別記憶部Iが読み出さ
れ、以下各入力端の接続先がそれぞれ出力端II、出力
端III、及び出力端IVの場合は、それぞれチャネル
別記憶部II、チャネル別記憶部III及びチャネル別
記憶部IVが読み出されるべく設定されている。従っ
て、表4に示す如く、接続制御テーブルを設定し、さら
に表5に示す如く、バッファ制御テーブルを設定するこ
とによって、各バッファに記憶されているパケットの読
み出しは、隣接ノードにおいて受信宛て先の端末が接続
された分離挿入部と接続された固定波長受信部に対応す
る出力端との接続と同期して行なわれる様に制御され
る。
【0142】本実施例におけるノード装置の動作は、図
29に示すように、上記16個のテーブルの各4個の値
を循環して読み出すことによる、4つの連続した動作周
期T1、T2、T3及びT4で構成されている。更に、
これら4つの動作周期は、バッファにおける動作によっ
て、デュアルポートメモリの読み出し期間であるTdと
FIFOの読み出し期間であるTfにそれぞれ分割され
ている。TdとTfは前述の実施例と同様に好適に制御
される。
【0143】以下、図26乃至図28、及び図29のタ
イムチャートを参照しながら、本発明の第五の実施例の
動作例について、 動作例3)送信元がノード装置I54のサブ伝送路I4
2に接続された端末I48であり、受信宛て先がノード
装置IV57のサブ伝送路V46に接続された端末V5
2であるパケットの伝送; 動作例4)送信元がノード装置I54のサブ伝送路I4
2に接続された端末I48であり、受信宛て先が同じノ
ード装置I54の同じく第一の通信手段のサブ伝送路I
II44に接続された端末III50であるパケットの
伝送;を例に説明する。以下の説明においては、このパ
ケットをパケットBと呼ぶ。又、以下の説明において
は、異なるノード装置の同じ構成要素に対しては、便宜
上図26から図28に示された同一の符号を用いる事と
する。
【0144】本実施例におけるノード装置の動作は、図
24に示す様に、4つの連続した動作周期T1、T2、
T3及びT4で構成されている。更に、これら4つの連
続した動作周期は、バッファにおける動作によって、デ
ュアルポートメモリ77の読み出し期間であるTdとF
IFOIII78の読み出し期間であるTfに夫々分割
されている。
【0145】送信元であるノード装置I54のサブ伝送
路I42に接続された端末I48では、ノード装置IV
57のサブ伝送路V46に接続された端末V52に宛て
て送るデータに、アドレス部62として受信宛て先であ
るノード装置IV57のサブ伝送路V46に接続された
端末V52のアドレスを付加し、図3に示す構成でパケ
ットBを組み立て、サブ伝送路I42を介して、ノード
装置I54の分離挿入部I15に伝送する。ノード装置
I54の分離挿入部I15のI/F部68は、サブ伝送
路I42を介して伝送されてくるパケットBをFIFO
I69に順次書き込む。パケットBのFIFOI69へ
の書き込みが終了後、挿入制御部71は、FIFOII
70から読み出しているパケット流の切れめを見い出
し、セレクターI72が出力するべきFIFOの入力を
FIFOI69からの入力に設定する様に切り替え、F
IFOII70の読み出しを停止し、FIFOI69の
読み出しを開始する。その後FIFOI69に書き込ま
れたパケットBの読み出しの終了後、挿入制御部71
は、セレクタI72が出力するべきFIFOの入力を再
びFIFOII70からの出力に設定する様に切り替
え、FIFOI69の読み出しを停止し、FIFOII
70の読み出しを再開する。セレクタI72から出力さ
れたパケットBは、バッファI18に入力される。
【0146】バッファI18のデコーダII73におい
ては、入力されたパケットBのアドレス部62が読み取
られる。バッファI18は、第一の通信手段に属してお
り、一方パケットBの受信宛て先は、ノード装置IV5
7の第二の通信手段に接続されたサブ伝送路V46であ
る為、デコーダII73は、前述の条件と判断し、デ
マルチプレクサII76の出力先をデュアルポートメモ
リ77に設定し、書き込み開始アドレスをA4として書
き込みアドレスカウンタ74に指示する。書き込みアド
レスカウンタ74は、この書き込み開始アドレスをロー
ドし、順次カウンタをインクリメントする事によって入
力されたパケットBの書き込みアドレスを発生し、デュ
アルポートメモリ77に出力する。デュアルポートメモ
リ77の入力ポートには、デマルチプレクサII76を
介してパケットBが入力されており、書き込みアドレス
カウンタ74から出力されるアドレスに従って順次記憶
領域IVに書き込まれる。
【0147】ここで、パケットBがデュアルポートメモ
リ77に書き込まれた動作周期がT1であるとすると、
パケットのデュアルポートメモリ77からの読み出し
は、隣接ノード装置II55の第一の折り返し手段の固
定波長受信部VII24が受信する波長λ8を送信する
固定波長受信部271とバッファIが接続変更部Iによ
って接続される動作周期T3まで、待つ様に制御され
る。そして、動作周期T3のデュアルポートメモリの読
み出し期間TdにおいてパケットBはバッファ制御部2
からの制御によって読み出される。
【0148】動作周期T3では、接続制御部3のROM
カウンタ97から読み出しアドレス値として2が接続制
御テーブルI89からVIII96に同時に出力され
る。このアドレス値によって接続制御テーブルの内容が
読み出される。このとき読み出される内容は、前述表4
に示した通り、接続制御テーブルIからは、入力端II
Iを接続する制御信号であり、以下接続制御テーブルI
I、接続制御テーブルIII及び接続制御テーブルIV
からは、夫々入力端IV及び入力端Iを接続する制御信
号である。これらの制御信号は、接続変更部I及びII
のセレクタIからセレクタIVに夫々入力され、所定の
入力端がセレクタされる。
【0149】同時に動作周期T3のデュアルポートメモ
リの読み出し期間Tdにおいて、接続制御部3のROM
カウンタ97から出力される読み出しアドレス値2は、
バッファ制御部2のバッファ制御テーブルに入力され
る。このアドレス値によってバッファ制御テーブルI8
0からVIII87の内容が読み出される。このとき読
み出される内容は、前述表2に示した通り、バッファ制
御テーブルIからは、記憶領域IVに対応したオフセッ
ト値A4であり、以下バッファ制御テーブルII、バッ
ファ制御テーブルIII、バッファ制御テーブルIV、
バッファ制御テーブルV、バッファ制御テーブルVI、
バッファ制御テーブルVII、及びバッファ制御テーブ
ルVIIIからは、夫々記憶領域III、記憶領域I、
記憶領域IV、記憶領域III、記憶領域I、記憶領域
II、及び記憶領域IIに対応したオフセット値A3、
オフセット値A1、オフセット値A4、オフセット値A
3、オフセット値A1、オフセット値A2、及びオフセ
ット値A2である。これらのオフセット値は、夫々バッ
ファI18からバッファVIII28の読み出しアドレ
スカウンタ75に出力される。又、バッファ制御部2の
読み出し制御部88においては、接続制御部3から出力
されるクロック信号を元に、デュアルポートメモリ77
の読み出し許可、FIFOIII78の読み出し禁止、
及びセレクタII79の出力する入力元としてデュアル
ポートメモリ77の設定等を行う制御信号を出力する。
【0150】これらの制御信号の入力によって、バッフ
ァI18においては、読み出しアドレスカウンタ75
は、バッファ制御テーブルI80から出力されるオフセ
ット値A4をロードし、順次カウンタをインクリメント
する事によって記憶領域IVに書き込まれているパケッ
トを読み出す為のアドレスを発生し、デュアルポートメ
モリ77に出力する。この読み出しアドレスによってデ
ュアルポートメモリ77の出力ポートから、パケットが
順次読み出され可変波長送信部I21に出力される。こ
のとき読み出されるパケットは動作周期T1において記
憶領域IVに書き込まれたパケットBであり、このパケ
ットBが固定波長送信部VIIIから送信される。送信
波長はλ8であり、伝送方向下流に隣接するノード装置
II55の折り返し通信手段の固定波長受信部VII2
4で受信される。
【0151】同時に動作周期T3のデュアルポートメモ
リの読み出し期間Tdにおいて、バッファII19で
は、読み出しアドレスカウンタ75に、バッファ制御テ
ーブルII81から出力されるオフセット値A3がロー
ドされ、バッファI18におけると同様に、記憶領域I
IIに書き込まれているパケットがデュアルポートメモ
リ77から読み出され、接続変更部Iを介して固定波長
送信部III266に出力される。同様にバッファII
I20の記憶領域I、バッファIV36の記憶領域I
V、バッファV37の記憶領域III、バッファVI3
8の記憶領域I、バッファVII25の記憶領域II、
及びバッファVIII28の記憶領域IIから夫々パケ
ットが読み出され、接続変更部I及びIIによって接続
させた固定波長送信部に夫々出力される。このとき読み
出されるパケットは、伝送方向下流に隣接するノード装
置II55のサブ伝送路Iからサブ伝送路III及びノ
ード装置IV57のサブ伝送路IVからサブ伝送路VI
に接続された端末に宛てられたパケットか、或は折り返
し通信手段で折り返して伝送されるパケットである。
【0152】動作周期T3の、続くFIFOの読み出し
期間Tfにおいては、バッファ制御部2の読み出し制御
部88では、接続制御部3から出力されるクロック信号
を元に、デュアルポートメモリの読み出し禁止、FIF
OIIIの読み出し許可、及びセレクタIIの出力する
入力としてFIFOIIIの設定等を行う制御信号を出
力する。これらの制御信号の入力によって、バッファI
18においては、FIFOIIIが読み出され、固定波
長送信部VIII271に出力される。同様に、バッフ
ァII19からバッファVIII28においてもFIF
OIIIに書き込まれていたパケットが順次読み出さ
れ、接続変更部I及びIIを介して所定の固定波長送信
部に出力される。
【0153】固定波長送信部I12から固定波長送信部
III23と固定波長送信部VIII29は、接続変更
部Iを介してバッファI18からバッファIII20と
バッファVIII28より出力されるパケットを夫々波
長λ1、λ2、λ3及びλ8の光信号に変換して、合波
器10と入出力部7を経由して光ファイバ5(図2にお
ける光ファイバ58、以下同様)に第一の方向に伝送す
る様に出射する。光ファイバ5上にはノード装置II5
5から送出された、波長λ4、λ5、λ6及びλ7の光
信号が第二の方向に伝送されているが、これらの光信号
は、波長が異なる為、相互に影響される事はない。同じ
く、固定波長送信部IV39から固定波長送信部VII
26は、バッファIV36からバッファVII25より
出力されるパケットを接続変更部IIを介して波長λ
7、λ6、λ4及びλ5の光信号に変換して、合波器1
1と入出力部6を経由して光ファイバ4(図2における
光ファイバ61、以下同様)に第二の方向に伝送する様
に出射する。
【0154】ノード装置I54のサブ伝送路I42に接
続された端末I48から、ノード装置IV57のサブ伝
送路V46に接続された端末V52に宛てて送信された
パケットBは、前述の通り波長λ8の光信号として、ノ
ード装置II55に伝送される。波長λ8の光信号とし
て、ノード装置II55に伝送されてきたパケットB
は、ノード装置II55において、第一の折り返し通信
手段によって、折り返し中継伝送処理をされる。
【0155】光ファイバ58を介してノード装置I54
から伝送して来た波長λ1、λ2、λ3及びλ8の光信
号は、ノード装置II55の入出力部6から分岐器8に
出力され、分岐器8で更に分岐され固定波長受信部I1
2から固定波長受信部III14及び固定波長受信部V
II24に入射する。固定波長受信部VIIでは、波長
λ8の光信号のみがフィルタ64を透過し、受信部65
で受信される。パケットBは波長λ8の光信号としてノ
ード装置I54から送出された為、固定波長受信部VI
I24で受信される。固定波長受信部VII24で受信
されたパケットBは、バッファVII25に出力され
る。
【0156】バッファVII25のデコーダII73に
おいては、入力されたパケットBのアドレス部62が読
み取られる。このパケットBの受信宛て先が隣接するノ
ード装置I54に接続されたサブ伝送路ではない為(前
述−2)、デコーダII73は、デマルチプレクサI
I76の出力先をFIFOIII78に設定する。これ
により、パケットBはFIFOIIIに書き込まれる。
ここで、パケットBがFIFOIIIに書き込まれた動
作周期がT4であるとすると、隣接する動作周期T1の
FIFOIIIの読み出し期間TfにおいてパケットB
はバッファ制御部2からの制御によって読み出される。
【0157】続く動作周期T1では、接続制御部3のR
OMカウンタ97から読み出しアドレス値として0が接
続制御テーブルIからVIIIに同時に出力される。こ
のアドレス値によって接続制御テーブルの内容が読み出
される。このとき読み出される内容は、バッファVII
が接続された入力端IVをセレクトする出力橋は出力端
IIIであるため、パケットBは、ノード装置II55
の接続変更部IIの出力端に接続された固定波長送信部
VII25から、波長λ6の光信号として、第二の伝送
方向に伝送する如く光ファイバ58中に送出され、ノー
ド装置I54の固定波長受信部VI32で受信される。
【0158】ノード装置I54の固定波長受信部VI3
2で受信されたパケットBは分離挿入部VI35に出力
される。分離挿入部VI35のデコーダI66において
は、入力されたパケットBのアドレス部62が読み取ら
れる。このパケットBの受信宛て先が伝送方向下流に隣
接するノード装置IV57に接続されたサブ伝送路であ
る為、デコーダI66は、デマルチプレクサI67の出
力先をFIFOII70に設定する。この様にしてFI
FOIIに書き込まれたパケットBは、挿入制御部71
の制御の元に読み出され、セレクタI72を介して、バ
ッファVI38に出力される。
【0159】バッファVI38のデコーダII73にお
いて、パケットBのアドレス部62が再び読み取られ
る。このパケットBの受信宛て先が伝送方向下流に隣接
するノード装置IV57に接続されたサブ伝送路V46
に接続された端末V52である為、デコーダII73
は、デマルチプレクサII76の出力先をデュアルポー
トメモリ77に設定し、同時に書き込みアドレスカウン
タ74に書き込み開始アドレス値としてA2を出力す
る。書き込みアドレスカウンタ74は、この書き込み開
始アドレスをロードし、順次カウンタをインクリメント
する事によって入力されたパケットBの書き込みアドレ
スを発生し、デュアルポートメモリ77に出力する。デ
ュアルポートメモリ77の入力ポートには、デマルチプ
レクサIIを介してパケットBが入力されており、アド
レスカウンタ74から出力されるアドレスに従って順次
記憶領域IIに書き込まれる。パケットBのデュアルポ
ートメモリIIからの読み出しは、伝送方向下流に隣接
するノード装置IV57の受信宛て先のサブ伝送路Vが
接続された分離挿入部Vにパケットを出力する固定波長
受信部V31が受信する波長λ5であるため、ノード装
置I54の固定波長送信部V268と、バッファVIが
接続変更部IIによって接続される動作周期T2まで、
待つ様に制御される。この様にバッファVI38の記憶
領域IIに書き込まれたパケットBは、動作周期T2の
デュアルポートメモリ読み出し期間Tdにおいて、前述
ノード装置II55におけると同様に読み出され、接続
変更部Iを介して固定波長送信部V268から波長λ5
の光信号として、第二の伝送方向に伝送する如く光ファ
イバ61中に送出され、ノード装置IV57の固定波長
受信部V31で受信される。
【0160】ノ−ド装置IV57の固定波長受信部V3
1で受信されたパケットBは、分離挿入部V34に出力
される。分離挿入部V34のデコーダI66において
は、入力されたパケットBのアドレス部62が読み取ら
れる。このパケットBの受信宛て先が分離挿入部V34
自身に接続されたサブ伝送路V46である為、デコーダ
I66はデマルチプレクサI67の出力先をI/F部6
8に設定する。これにより、パケットBは、デマルチプ
レクサI67を介してI/F部68に出力され、サブ伝
送路V46を伝送された後、受信宛て先である端末V5
2で受信され、パケットBのアドレス部62が除去され
た後、データ部63のみが取り出されて所望の処理が行
なわれる。
【0161】この様にして、動作例3)においては、送
信元のノード装置I54のサブ伝送路I42に接続され
た端末I48から、ノード装置IV57のサブ伝送路V
46に接続された端末V52に宛てて送信されたパケッ
トBは、ノード装置I54の固定波長送信部VIII2
71から波長λ8で第一の伝送方向に送出された後、ノ
ード装置I54の下流に隣接するノード装置II55の
第一の折り返し通信手段によって、波長λ6で第二の伝
送方向に送出される。そして、受信宛て先であるノード
装置IV57の伝送方向上流に位置するノード装置I5
4において、ノード装置IV57の受信宛て先のサブ伝
送路Vが接続された分離挿入部Vにパケットを出力する
固定波長受信部Vが受信する波長λ5の光信号に変換さ
れ、第二の伝送方向に送出された後、ノード装置IV5
7の固定波長受信部V31で受信されて分離挿入部V3
4で分離され、サブ伝送路V46を伝送された後、端末
V52で受信される。
【0162】続いて、動作例4)送信元がノード装置I
54のサブ伝送路I42に接続された端末I48であ
り、受信宛て先が同じノード装置I54の同じく第一の
通信手段のサブ伝送路III44に接続された端末II
I50であるパケットの伝送について説明する。
【0163】動作例4)の場合は、ノード装置II55
とノード装置IV57の二つのノード装置において折り
返し通信される。ノード装置I54からの送信時のバッ
ファI18のデコーダII73の動作条件は、前述−
1となるが、これは、と同じ動作をする為、バッファ
I18の動作は、前述動作例3)と同じである。ノード
装置I54から送信された後においてノード装置II5
5で折り返し通信された後、ノード装置I54の固定波
長受信部VI32で受信されるまでは、前述動作例3)
と同じであるので説明を省略する。
【0164】ノード装置I54の固定波長受信部VI3
2で受信されたパケットBは、分離挿入部VI35に出
力される。分離挿入部VI35のデコーダI66におい
ては、入力されたパケットBのアドレス部62が読み取
られる。このパケットBの受信宛て先が、前述の“受
信宛て先が第一又は第二の通信手段のうちの自バッファ
が属する通信手段と異なる通信手段に属する分離挿入手
段に接続された端末である”為、デコーダII73は、
デマルチプレクサII76の出力先をデュアルポートメ
モリ77に設定し、書き込み開始アドレスをA4として
書き込みアドレスカウンタ74に指示する。これによ
り、パケットBは、記憶領域IVに書き込まれる。
【0165】記憶領域IVに書き込まれたパケットB
は、隣接ノード装置IV57の折り返し通信手段の固定
波長受信部VIII27が受信する波長λ7であるた
め、ノード装置I54の固定波長送信部VII270と
バッファVIが接続変更部IIを介して接続される動作
周期T1のデュアルポートメモリの読み出し期間Tdに
おいて、読み出され、固定波長送信部VII270から
波長λ7の光信号として、第二の伝送方向に伝送する如
く光ファイバ61中に送出され、ノード装置IV57の
固定波長受信部VIII27で受信される。
【0166】波長λ7の光信号として、ノード装置IV
57に伝送されてきたパケットBは、ノード装置IV5
7において、第二の折り返し通信手段によって、折り返
し中継伝送処理をされる。ノード装置IV57の固定波
長受信部VIII27で受信されたパケットBは、受信
宛て先が固定波長受信部VIII27の受信した波長の
伝送方向とは逆の伝送方向下流に隣接するノード装置I
54の第一の通信手段のサブ伝送路III44に接続さ
れた端末III50である為、バッファVIII28の
デュアルポートメモリ77の記憶領域IIIに書き込ま
れ、動作周期T1のデュアルポートメモリ読み出し期間
Tdにおいて読み出され、固定波長送信部III266
から波長λ3の光信号として、第一の伝送方向に伝送す
る如く光ファイバ61中に送出され、ノード装置I54
の固定波長受信部III14で受信される。
【0167】ノード装置I54の固定波長受信部III
14で受信されたパケットBは、分離挿入部III17
で分離され、デマルチプレクサI67を介してI/F部
68に出力され、サブ伝送路III44を伝送された
後、受信宛て先である端末III50で受信される。こ
こで、パケットのアドレス部62が除去された後、デー
タ部63のみが取り出され所望の処理が行なわれる。
【0168】この様にして、動作例4)においては、送
信元のノード装置I54のサブ伝送路I42に接続され
た端末I48から、同じノード装置I54の同じく第一
の通信手段のサブ伝送路III44に接続された端末I
II50に宛てて送信されたパケットBは、ノード装置
II55とノード装置IV57の二つのノード装置にお
いて折り返し通信されて、宛て先の端末III50に伝
送される。
【0169】この構成によれば、図22の如く、自ノー
ド内で所定のチャネルを取り出し所定の受信部に入力す
る構成は、該所定のチャネルを出力する送信部と前記所
定の受信部を直接接続すればよい為、構成が簡略化でき
る。
【0170】(実施例6)実施例1〜4では送信チャネ
ルを変更できる送信器を用いていた為、チャネル毎に異
なる伝送路を用いる為には一度合波したチャネルを分波
してから別々の伝送路に入力する必要があった。一方、
実施例5の如く送信チャネルが固定の送信器を用いてい
る時には、チャネル毎に異なる伝送路を用いるのは容易
である。その構成を図30に示す。この構成では各固定
波長送信部及び固定波長受信部は、合波器や分岐器を介
することなく夫々別々の伝送路である複数の光ファイバ
に接続されている。このとき、リボンファイバの様に、
これら複数の伝送路を束ねたものを用いると取り回しが
容易である。
【0171】(他の実施例)上記実施例においては、例
えば第一の通信手段から出力したパケットを第三の固定
波長受信部で受信して第三の可変送信部から送信する際
に、それが送信する波長を指定しない(上記各実施例に
おいては、隣接しないノード装置のサブ伝送路が宛て先
である時はそうなる)パケットである時は、バッファX
でFIFOII178に入力され、タイミングによって
は固定波長受信部IXが受信する波長であるλ7で出力
されてしまう可能性があった。それを防ぐ為には、バッ
ファXl25においては、可変波長送信部Xがλ7の時
にはFIFOII178からの読み出しを行なわない様
にすればよい。また、それは第四の通信手段に属するバ
ッファIXl22においても同様である。また、本発明
は、もとより、第三、第四の通信手段の可変波長送信部
IX、Xはλ8、λ7を出力する必要な必ずしもないの
で、光源としても、より狭い可変波長幅のものを用いる
こともできる。
【0172】一方、第三、第四の通信手段においても、
第一、第二の通信手段と同様に、分離部や挿入部を設け
てサブ伝送路を接続する場合には、第三の通信手段から
の出力を第一の通信手段に入力せしめる為に、若しくは
第四の通信手段からの出力を第二の通信手段に入力せし
める為に、夫々の可変送信部が第四、第三の固定波長受
信部が受信する波長λ7、λ8を出力できることを利用
して、波長指定出力することもできる。
【0173】また、上記各実施例では、各サブ伝送路に
は1つの端末が接続されるとしたが、それに限るもので
はなく、複数の端末が1つのサブ伝送路を介して接続さ
れていてもよい。その様な構成において、1つのサブ伝
送路に接続される複数の端末の内の1つの端末をパケッ
トの宛て先として指定する為には、パケットの宛て先ア
ドレスとしてサブ伝送路のアドレスに加えて、更に端末
を指定する為のサブアドレスを与えればよい。
【0174】また、波長多重を用いて各チャネルを多重
する時に上記各実施例では全てのチャネルの波長を異な
らせたが、伝送方向の異なるチャネルとしては同一の波
長を用いてもよい。それにより使用する波長帯域を狭く
することが可能となる。
【0175】更に又、前述の各実施例においては、光波
長多重を用いたマルチチャネル伝送路の例を示したが、
光信号を用いずに、電気信号を用いて、周波数多重、空
間多重、時分割多重、符号多重等のマルチチャネル伝送
路を用いて構成することも可能である。
【0176】空間多重で複数のチャネルを夫々異なる伝
送路で伝送する場合には、各固定チャネル受信部は各伝
送路から直接入力すればよいので、構成が簡略化され、
波長や周波数によって各チャネルを区別する必要がなく
なる。可変チャネル送信部は、送信する波長や周波数を
選択できる送信部という訳ではなく、送信する伝送路を
可変にした送信部となる。
【0177】
【発明の効果】以上述べて来た様に、本発明のネットワ
ークシステム、ノード装置及び伝送制御方法によれば、
以下の様な効果が奏される。
【0178】送信波長毎に全てのノード装置からの送信
波長に関して出力競合の発生を検知して行うアービトレ
ーション制御を不要とした構成でも、信号の伝送方向を
逆向きに変更できる為、少ない中継伝送回数で、受信宛
て先のノード装置に信号を伝送する事が可能となる効果
がある。
【0179】
【0180】
【0181】
【0182】
【0183】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一の実施例のノード装置の構成
を示す図。
【図2】本発明による第一の実施例のネットワークシス
テムの構成を示す図。
【図3】本発明に用いられるパケットの構成例を示す
図。
【図4】本発明による第一の実施例の固定波長受信部の
構成を示す図。
【図5】本発明による第一の実施例の分離挿入部の構成
を示す図。
【図6】本発明による第一の実施例のバッファ部の構成
を示す図。
【図7】本発明による第一の実施例のデュアルポートメ
モリのメモリマップを示す図。
【図8】本発明による第一の実施例のバッファ制御部の
構成を示す図。
【図9】本発明による第一の実施例の波長制御部の構成
を示す図。
【図10】本発明による第一の実施例の可変波長送信部
の構成を示す図。
【図11】本発明による第一の実施例のタイムチャート
を示す図。
【図12】本発明による第二の実施例のバッファの構成
を示す図。
【図13】本発明による第三の実施例のノード装置の構
成を示す図。
【図14】第一のシステム例の構成を示す図。
【図15】第一のシステム例の8×8の電気スイッチを
示す図。
【図16】第一のシステム例の他の8×8の電気スイッ
チを示す図。
【図17】第一のシステム例の2×2の電気スイッチを
示す図。
【図18】パケットの構成を示す図。
【図19】第二のシステム例の構成を示す図。
【図20】本発明者による他の提案例におけるノード装
置の構成を示す図。
【図21】本発明者による他の提案例におけるネットワ
ークシステムの構成を示す図。
【図22】第四の実施例のノード装置の構成を示す図。
【図23】第一の実施例の折り返し通信の概念図。
【図24】第三の実施例の折り返し通信の概念図。
【図25】第四の実施例の折り返し通信の概念図。
【図26】第五の実施例のノード装置の構成を示す図。
【図27】第五の実施例の接続変更部の構成を示す図。
【図28】第五の実施例の接続制御部の構成を示す図。
【図29】第五の実施例のタイムチャートを示す図。
【図30】第六の実施例のノード装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1 制御部 2 バッファ制御部 3 波長制御部 4、5、58〜61 光ファイバ 6、7、8、9 入出力部 8、9 分岐器 10、11 合波器 12〜14、24、27、30〜32 固定波長受信
部 15〜17、33〜35 分離挿入部 18〜20、25、28、36〜38 バッファ 21−23、26、29、39〜41 可変波長送信
部 42〜47 サブ伝送路 48〜53 端末 54〜57 ノード装置 62 パケットのアドレス部 63 パケットのデータ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 - 12/46 H04B 10/20

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャネルによりノード装置間を接
    続するネットワークシステムにおいて、 前記ノード装置は、 第1の方向に信号を伝送するための第1のチャネルを介
    して受信した信号を一時記憶する第1のバッファ手段
    と、 前記第1の方向とは逆の第2の方向に信号を伝送するた
    めの第2のチャネルを介して受信した信号を一時記憶す
    る第2のバッファ手段と、 前記第1の方向に信号を伝送するためのチャネルであ
    り、前記第1のチャネルとは異なる第3のチャネルを介
    して受信した信号を一時記憶する第3のバッファ手段
    と、 前記第2の方向に信号を伝送するためのチャネルであ
    り、前記第2のチャネルとは異なる第4のチャネルを介
    して受信した信号を一時記憶する第4のバッファ手段
    と、 前記第1のバッファ手段と第4のバッファ手段から読み
    出された各信号が、同時には同じチャネルで出力されな
    いようにして、かつ、前記第1のバッファ手段と第4の
    バッファ手段から読み出された各信号が出力されるチャ
    ネルを随時切り換える第1の出力手段と、 前記第2のバッファ手段と第3のバッファ手段から読み
    出された各信号が、同時には同じチャネルで出力されな
    いようにして、かつ、前記第2のバッファ手段と第3の
    バッファ手段から読み出された各信号が出力されるチャ
    ネルを随時切り換える第2の出力手段と、を有すること
    を特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 受信した信号は、宛先に応じて、前記第1、第2の出力
    手段により出力されずに、接続端末に出力されることを
    特徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第1のチャネルは複数のチャネルであり、前記第1
    のバッファ手段は、第1のチャネルの夫々に対応して設
    けられることを特徴とするネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記第2のチャネルは複数のチャネルであり、前記第2
    のバッファ手段は、第2のチャネルの夫々に対応して設
    けられることを特徴とするネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記第1、第2のチャネルは夫々複数のチャネルであ
    り、前記第1のバッファ手段は、第1のチャネルの夫々
    に対応して設けられ、前記第2のバッファ手段は、第2
    のチャネルの夫々に対応して設けられ、 前記第1の出力手段は、前記第1のバッファ手段及び前
    記第4のバッファ手段の夫々に対応する複数の第1の可
    変チャネル送信器を有しており、 前記第2の出力手段は、前記第2のバッファ手段及び前
    記第3のバッファ手段の夫々に対応する複数の第2の可
    変チャネル送信器を有しており、 前記第1の可変チャネル送信器の夫々は、同時には互い
    に異なるチャネルで信号が出力される第1のパターンに
    従って、一定時間毎にチャネルを変更し、 前記第2の可変チャネル送信器の夫々は、同時には互い
    に異なるチャネルで信号が出力される第2のパターンに
    従って、一定時間毎にチャネルを変更することを特徴と
    するネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記第1、第2のチャネルは夫々複数のチャネルであ
    り、前記第1のバッファ手段は、第1のチャネルの夫々
    に対応して設けられ、前記第2のバッファ手段は、第2
    のチャネルの夫々に対応して設けられ、 前記第1の出力手段は、前記第1のバッファ手段及び前
    記第4のバッファ手段の数の複数の第1の固定チャネル
    送信器を有しており、 前記第2の出力手段は、前記第2のバッファ手段及び前
    記第3のバッファ手段の数の複数の第2の固定チャネル
    送信器を有しており、 前記第1のバッファ手段及び第4のバッファ手段の夫々
    が、同時には互いに異なる前記第1の固定チャネル送信
    器に接続する第1のパターンに従って、前記第1のバッ
    ファ手段及び第4のバッファ手段の夫々と前記第1の固
    定チャネル送信器の夫々との接続関係を一定時間毎に変
    更し、 前記第2のバッファ手段及び第3のバッファ手段の夫々
    が、同時には互いに異なる前記第2の固定チャネル送信
    器に接続する第2のパターンに従って、前記第2のバッ
    ファ手段及び第3のバッファ手段の夫々と前記第2の固
    定チャネル送信器の夫々との接続関係を一定時間毎に変
    更することを特徴とするネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 複数のチャネルにより他のノード装置に
    接続するノード装置において、 第1の方向に信号を伝送するための第1のチャネルを介
    して受信した信号を一時記憶する第1のバッファ手段
    と、 前記第1の方向とは逆の第2の方向に信号を伝送するた
    めの第2のチャネルを介して受信した信号を一時記憶す
    る第2のバッファ手段と、 前記第1の方向に信号を伝送するためのチャネルであ
    り、前記第1のチャネルとは異なる第3のチャネルを介
    して受信した信号を一時記憶する第3のバッファ手段
    と、 前記第2の方向に信号を伝送するためのチャネルであ
    り、前記第2のチャネルとは異なる第4のチャネルを介
    して受信した信号を一時記憶する第4のバッファ手段
    と、 前記第1のバッファ手段と第4のバッファ手段から読み
    出された各信号が、同時には同じチャネルで出力されな
    いようにして、かつ、前記第1のバッファ手段と第4の
    バッファ手段から読み出された各信号が出力されるチャ
    ネルを随時切り換える第1の出力手段と、 前記第2のバッファ手段と第3のバッファ手段から読み
    出された各信号が、同時には同じチャネルで出力されな
    いようにして、かつ、前記第2のバッファ手段と第3の
    バッファ手段から読み出された各信号が出力されるチャ
    ネルを随時切り換える第2の出力手段と、を有すること
    を特徴とするノード装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 受信した信号は、宛先に応じて、前記第1、第2の出力
    手段により出力されずに、接続端末に出力されることを
    特徴とするノード装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記第1のチャネルは複数のチャネルであり、前記第1
    のバッファ手段は、第1のチャネルの夫々に対応して設
    けられることを特徴とするノード装置。
  10. 【請求項10】 請求項7において、 前記第2のチャネルは複数のチャネルであり、前記第2
    のバッファ手段は、第2のチャネルの夫々に対応して設
    けられることを特徴とするノード装置。
  11. 【請求項11】 請求項7において、 前記第1、第2のチャネルは夫々複数のチャネルであ
    り、前記第1のバッファ手段は、第1のチャネルの夫々
    に対応して設けられ、前記第2のバッファ手段は、第2
    のチャネルの夫々に対応して設けられ、 前記第1の出力手段は、前記第1のバッファ手段及び前
    記第4のバッファ手段の夫々に対応する複数の第1の可
    変チャネル送信器を有しており、 前記第2の出力手段は、前記第2のバッファ手段及び前
    記第3のバッファ手段の夫々に対応する複数の第2の可
    変チャネル送信器を有しており、 前記第1の可変チャネル送信器の夫々は、同時には互い
    に異なるチャネルで信号が出力される第1のパターンに
    従って、一定時間毎にチャネルを変更し、 前記第2の可変チャネル送信器の夫々は、同時には互い
    に異なるチャネルで信号が出力される第2のパターンに
    従って、一定時間毎にチャネルを変更することを特徴と
    するノード装置。
  12. 【請求項12】 請求項7において、 前記第1、第2のチャネルは夫々複数のチャネルであ
    り、前記第1のバッファ手段は、第1のチャネルの夫々
    に対応して設けられ、前記第2のバッファ手段は、第2
    のチャネルの夫々に対応して設けられ、 前記第1の出力手段は、前記第1のバッファ手段及び前
    記第4のバッファ手段の数の複数の第1の固定チャネル
    送信器を有しており、 前記第2の出力手段は、前記第2のバッファ手段及び前
    記第3のバッファ手段の数の複数の第2の固定チャネル
    送信器を有しており、 前記第1のバッファ手段及び第4のバッファ手段の夫々
    が、同時には互いに異なる前記第1の固定チャネル送信
    器に接続する第1のパターンに従って、前記第1のバッ
    ファ手段及び第4のバッファ手段の夫々と前記第1の固
    定チャネル送信器の夫々との接続関係を一定時間毎に変
    更し、 前記第2のバッファ手段及び第3のバッファ手段の夫々
    が、同時には互いに異なる前記第2の固定チャネル送信
    器に接続する第2のパターンに従って、前記第2のバッ
    ファ手段及び第3のバッファ手段の夫々と前記第2の固
    定チャネル送信器の夫々との接続関係を一定時間毎に変
    更することを特徴とするノード装置。
  13. 【請求項13】 第1の方向に信号を伝送するための第
    1のチャネルを介して受信した信号を一時記憶する第1
    のバッファ手段と、前記第1の方向とは逆の第2の方向
    に信号を伝送するための第2のチャネルを介して受信し
    た信号を一時記憶する第2のバッファ手段と、前記第1
    の方向に信号を伝送するためのチャネルであり、前記第
    1のチャネルとは異なる第3のチャネルを介して受信し
    た信号を一時記憶する第3のバッファ手段と、前記第2
    の方向に信号を伝送するためのチャネルであり、前記第
    2のチャネルとは異なる第4のチャネルを介して受信し
    た信号を一時記憶する第4のバッファ手段と、を有する
    ノード装置の伝送制御方法において、 前記第1のバッファ手段と第4のバッファ手段から読み
    出された各信号が、同時には同じチャネルで出力されな
    いようにして、かつ、前記第1のバッファ手段と第4の
    バッファ手段から読み出された各信号が出力されるチャ
    ネルを随時切り換え、前記第1の方向に出力する信号
    は、宛先に応じて、前記第1のチャネルか第3のチャネ
    ルに出力し、 前記第2のバッファ手段と第3のバッファ手段から読み
    出された各信号が、同時には同じチャネルで出力されな
    いようにして、かつ、前記第2のバッファ手段と第3の
    バッファ手段から読み出された各信号が出力されるチャ
    ネルを随時切り換え、前記第2の方向に出力する信号
    は、宛先に応じて、前記第2のチャネルか第4のチャネ
    ルに出力することを特徴とする伝送制御方法。
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