JP3331257B2 - 試験片の真空吸引方法およびその真空吸引回路装置 - Google Patents

試験片の真空吸引方法およびその真空吸引回路装置

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JP3331257B2 JP11976094A JP11976094A JP3331257B2 JP 3331257 B2 JP3331257 B2 JP 3331257B2 JP 11976094 A JP11976094 A JP 11976094A JP 11976094 A JP11976094 A JP 11976094A JP 3331257 B2 JP3331257 B2 JP 3331257B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば医療用の諸検査、
液体試料を分析するための検査に使用する数個の試験パ
ッドを有する試験片の取り出し、液体試料への浸漬、測
光、演算、廃棄等全てを自動で行なう連続自動液体試料
分析装置に関し、試験片ボトルに収納されている試験片
のストリップに反りが発生した試験片であっても、試験
片ボトルから1本の試験片を確実に取り出し、分析装置
に移送し、さらに(真空吸引の対象物が、例えば、尿、
血液等の液体試料中に浸漬される試験片であるため)エ
アー管路に発生する異常を検出する等の一連の工程を、
真空吸引方式を使用して処理することのできる連続自動
液体試料分析装置の真空吸引方法およびその真空吸引回
路装置に関する。
【0002】一般的に知られた尿診断法において尿のp
H、蛋白質、ぶどう糖、ケトン体(アセト酢酸)、ピリ
ルビン、潜血、亜硝酸塩、ウロビリノーゲン、比重およ
び白血球を測定するために、いわゆるマルチプル尿試験
片を用いることができる。この種の試験片は特定の諸検
査を行なうのに適した諸試薬が用いられている、数個の
試験パッドを有している。
【0003】現在、血液や尿等の液体試料分析に最も多
く用いられる試験片1は、第16図に示すように透明ま
たは不透明プラスチック製ストリップ2の一方の端から
試験パッド3を設け他端部を把持部4とするものであ
る。試験パッド3は測定項目数に応じた個数だけ設けら
れ、試験パッド3として各種の試薬を含浸させた濾紙の
小片を両面粘着テープで貼着したものであるが、その他
試薬を基材5とともに付着させてフィルム化したものも
ある。
【0004】
【従来技術】このような試験片を自動的に取り扱う分析
装置として、日本国公開特許公報特開昭61−9157
1号記載の装置がある。この自動分析装置においては、
試験片供給装置としてスライドベース方式が採用されて
いる。このスライドベース方式は、試験片供給装置にお
いてホッパー内に試験片を投入し、ホッパー底部をスラ
イドさせ、試験片の有無、試験片の表裏判別を光センサ
ーまたは近接センサーで行い、また試験片の表裏反転を
レバーで行い、試験片をホッパー外へ移動させ、過剰尿
除去工程を経ることなく、測光するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】真空吸引の対象物が、
例えば、尿、血液等の液体試料中に浸漬される試験片で
あるため、エアー管路の異常を起こし易い。更に、試験
片のストリップは直線的なものばかりではなく、ボーイ
ングといわれる反りが発生した試験片が複数個含まれて
おり、上記スライドベース方式では、ボーイングのある
試験片をスライドさせ、ホッパー外へ移動させることが
困難である。
【0006】本発明の目的は、真空吸引方式に起因する
前記詰まりの問題点を解決することと、試験片ボトルに
収納されている試験片のストリップに反りが発生した試
験片であっても、真空吸引方式を採用することにより、
試験片ボトルから1本の試験片を確実に取り出すため
に、試験片が試験片吸着機構またはピックアップ機構の
吸引孔に吸着しているかを判別でき、1本の試験片を吸
着保持しながら取り出し、試験片の表裏を判別し、試験
片の表裏が正しくない場合は、試験片を吸着保持しなが
ら反転させ、例えば、試験パッドを上向きにし、再度試
験片の表裏を判別し、試験片を吸着保持しながらハンド
リングチャックに引き渡し、試料容器の液体試料に浸漬
後、過剰液を吸引する一連の工程を処理することのでき
る連続自動液体試料分析装置の真空吸引方法およびその
真空吸引回路装置を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の試験片の真空吸引回路装置は、試験片に液
体試料を付着せしめ、液体試料と試験片上に設けた試薬
との反応で発色した部分を光学的に測定することにより
液体試料中の成分を分析する連続自動液体試料分析装置
において、真空ポンプと、複数の試験片が収納された試
験片ボトルから試験片を吸着して取り出すピックアップ
機構に設けた吸引孔、取り出した試験片の表裏を判別す
る表裏判別機構に設けた吸引孔、試験片のパッド面が下
側にある場合に試験片を反転する表裏反転機構に設けた
吸引孔、試験片の表裏をさらに判別し、ハンドリングチ
ャックに引き渡すターンテーブル機構に設けた吸引孔の
少なくとも1以上を、マニホールドおよび開閉弁を介し
て前記真空ポンプに選択的に接続するエアー管路と、前
記エアー管路内の少なくとも1ケ所に設けた圧力センサ
ーと、を含み、前記開閉弁の選択的操作および前記圧力
センサーの出力に基づいて、試験片を取り出し、保持
し、試験片の表裏を判別し、試験片の表裏を反転し、試
験片の表裏を再度判別し、次のハンドリングチャックに
移送することを特徴とする。
【0008】さらに、本発明の試験片の真空吸引回路装
置は、複数の試験片が収納された試験片ボトルから試験
片を吸着して取り出すピックアップ機構に設けた吸引
孔、取り出した試験片の表裏を判別する表裏判別機構に
設けた吸引孔、試験片のパッド面が下側にある場合に試
験片を反転する表裏反転機構に設けた吸引孔、試験片の
表裏を再度判別し、ハンドリングチャックに移送するタ
ーンテーブル機構に設けた吸引孔の少なくとも1以上が
配置された試験片チャンバーと、マニホールドを介して
開閉弁に選択的に接続するエアー管路と、よりなり、前
記開閉弁の選択的操作に基づいて前記エアー管路の気圧
を常圧に復帰させることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の試験片の真空吸引回路装
置は、試験片に液体試料を付着せしめ、液体試料と試験
片上に設けた試薬との反応で発色した部分を光学的に測
定することにより液体試料中の成分を分析する連続自動
液体試料分析装置において、真空ポンプと、過剰液吸引
機構に設けられた吸引孔と密閉された過剰液廃棄タンク
を開閉弁を介して前記真空ポンプに接続するエアー管路
と前記エアー管路内の少なくとも1ケ所に設けられた圧
力センサーと、を含み、前記開閉弁の選択的操作および
前記圧力センサーの出力に基づいて、少なくとも前記真
空ポンプの能力が、前記過剰液吸引機構に設けられた吸
引孔の詰まりを確認し得る、試験片の過剰液を吸引する
ことを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の試験片の真空吸引方法
は、試験片に液体試料を付着せしめ、液体試料と試験片
上に設けた試薬との反応で発色した部分を光学的に測定
することにより液体試料中の成分を分析する連続自動液
体試料分析装置において、複数の試験片が収納された試
験片ボトル内で1本の試験片を吸着し、前記試験片の吸
着有無を判別し、ピックアップ機構により前記試験片を
取り出し、表裏判別機構により前記試験片の表裏を判別
し、前記試験片のパッド面が上側にある場合には、前記
試験片をターンテーブルに載置し、前記試験片のパッド
面が下側にある場合には、表裏反転機構により前記試験
片を反転し、ターンテーブルに載置し、再度、ターンテ
ーブル機構により前記試験片の表裏を判別し、前記試験
片のパッド面が上側にある場合には、前記試験片を吸着
保持してハンドリングチャックに移送し、前記試験片の
パッド面が下側にある場合には、表裏反転機構により前
記試験片を吸着保持し、さらに前記試験片を逆反転し、
前記試験片を試薬テーブルに載置し、前記試験片をター
ンテーブルに移送し、さらに再びターンテーブル機構に
より前記試験片の表裏を判別し、前記試験片のパッド面
が上側にある場合には、前記試験片を吸着保持してハン
ドリングチャックに引き渡し、前記試験片のパッド面が
下側にある場合には、システムを停止し、試料容器の液
体試料に前記試験片を浸漬後、試薬に付着した過剰液を
前記試験片の引き上げと同時に、吸引し、前記試験片を
分析装置に移送することを特徴とする。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の試験片取り出し部の全体側
面図である。破線により包囲された部分は、内部が気密
状態であることを示す。それ以外の部分は、通常気圧で
ある。ボトル吸着機構、ピックアップ機構、表裏判別機
構、表裏反転機構、ターンテーブル機構のそれぞれの吸
引孔と電磁弁と真空ポンプとの間にエアー管が配設され
ているが、本図においては省略されている。図1におい
て、試験片チャンバー7の内部に試験片ボトルを上下/
回転運動させるボトル吸着機構8、ボトル駆動機構9、
1本の試験片を取り出すピックアップ機構10、試験片
の表裏を判別する表裏判別機構13、試験片のパッド面
を上に揃える表裏反転機構(ピックアップ機構10とタ
ーンテーブルとの間に位置する。)およびモレキュラー
シーブ等の乾燥剤11が配置されている。
【0012】駆動系チャンバー12の内部にステッピン
グモータ16、電磁弁17、圧力センサー18、フィル
ター19、真空ポンプ20が配置されている。試験片チ
ャンバー7と駆動系チャンバー12との隔壁にダイヤフ
ラム15が配置されている。さらに試験片チャンバー7
と駆動系チャンバー12との間の試験片の送出口にター
ンテーブル機構14が配置されている。試験片チャンバ
ー7内のエアーは循環していて、外気との入れ替わりが
最小限になるように設計されている。試験片1上の試験
パッドの劣化をさらに防止するため、試験片ボトルに入
っているモレキュラーシーブ等の乾燥剤11を試験片チ
ャンバー7内に置くことにより、一層低湿度に維持され
る。試験片チャンバー7においては、試験片1の判別お
よび吸着は、エアーの吸引力を利用して制御される。
【0013】図2および図3は、本発明の真空吸引回路
を示したものであり、図2は、試験片取り出し回路を示
している。図2において、試験片チャンバー7の中に試
験片吸着機構、ピックアップ機構、表裏判別機構、表裏
反転機構、ターンテーブル機構のそれぞれの吸引孔OP
1〜OP5が配設されていることを示している。これら
の吸引孔OP1〜OP5とフィルターf1 〜f5 がそれ
ぞれ連結し、さらに電磁弁V1 〜V5 とが連結してい
る。フィルターf1 〜f5 は、設けなくてもよい。フィ
ルターは、空気中の塵を取り除く働きをする。電磁弁V
1 〜V5 のそれぞれは、マニホールドM1とM2の間に
接続され、マニホールドM1は、試験片チャンバー7に
接続し、マニホールドM2は、圧力センサーS1を経て
真空ポンプP1と接続し、真空ポンプP1は、試験片チ
ャンバー7とそれぞれエアー管を通じて接続している。
【0014】試験片吸着機構、ピックアップ機構、表裏
判別機構、表裏反転機構、ターンテーブル機構のそれぞ
れの吸引孔OP1〜OP5とそれぞれの電磁弁V1 〜V
5 とマニホールドM2と圧力センサーS1と真空ポンプ
P1に至る回路は、試験片をそれぞれの吸引孔OP1〜
OP5に吸着する働きをする。試験片吸着機構、ピック
アップ機構、表裏判別機構、表裏反転機構、ターンテー
ブル機構のそれぞれの吸引孔OP1〜OP5とそれぞれ
の電磁弁V1 〜V5 とマニホールドM1と試験片チャン
バーに至る回路は、試験片をそれぞれの吸引孔OP1〜
OP5から解放できるように試験片チャンバーの気圧と
同圧にさせる働きをする。
【0015】図3は、過剰液吸引回路を示している。図
3において、吸引孔OP6は、密閉された廃棄タンクT
kと接続し、廃棄タンクTkは、電磁弁V6 と接続し、
電磁弁V6 は、フィルターf6 、圧力センサーS2を経
て真空ポンプP2とエアー管を通じて接続している。フ
ィルターf6 は、設けなくてもよい。フィルターは、空
気中の塵を取り除く働きをする。この回路は、試験片を
液体試料に浸漬後、試薬に付着した過剰液を試験片の引
き上げと同時に、吸引する働きをする。
【0016】図4乃至図6は、本発明の試験片吸着機構
8の側面図である。ガイド部24には、試験片1を吸着
するための吸引孔26が設けられている。吸引孔26
は、ボトルホルダー21及びウォーム歯車27に形成さ
れた吸引孔と連通し、さらに図示しない真空ポンプと連
結している。ボトルホルダー21には、ボトルの回転動
作に連動する一対の爪22が設けられている。試験片ボ
トル100が自転往復回転すると、試験片1は、その長
さ方向とほぼ直交する方向に移動し、爪22の作用に補
助されてガイド部材23のガイド部24に試験片が滑り
込む。ガイド部24に滑り込んだ試験片1は、吸引孔2
6に吸着され、ガイド部24から滑り落ちない。ガイド
部24に2枚以上の複数の試験片が滑り込んだ場合、2
枚目以上の試験片1は吸引孔26に吸着されず、ガイド
部材23の自転往復回転および爪22の作用により余分
な試験片1は滑り落ち、1枚だけガイド部24に吸着さ
れる。したがって、試験片ボトル100から1枚ずつ試
験片1を試験片引出用窓25から引き出すことができ
る。
【0017】図7は、本発明のピックアップ機構の側面
図である。破線は、試験片ボトル100が、図示しない
試験片ボトル回転用モータにより駆動され、斜め上方の
位置Aに上昇していることを示す。この動作により試験
片1が下方に移動する。 エアーチャック28は、図示
しない真空ポンプにエアー管38を介して連結した吸引
孔37が形成されている。エアーチャック28の吸着部
の幅は、試験片1の幅と略同一の幅である。この試験片
吸着機構には、図4乃至図6に示されるように吸引孔2
6が配置されており、この試験片吸着機構で必ず1本の
試験片を吸着するため、ピックアップ機構には、余分の
試験片を除去する働きをするフラッパは必要とされな
い。
【0018】図8は別のピックアップ機構の側面図であ
る。破線は、試験片ボトル100がガイド板65に沿っ
て回転し、斜め上方の位置Bに上昇し、試験片1の先端
を揃える動作を示している。フラッパ78が、試験片1
を図7のエアーチャック28に平行に整列させるよう
に、エアーチャック28の両側面に配置され、試験片1
が、2枚以上斜めに重なり合ってエアーチャック28に
吸着された場合、フラッパ78を閉じると、1枚目の試
験片のみがエアーチャック28に吸着され、2枚目以上
の試験片1は、エアーチャック28から脱落する。エア
ー管68は、エアーチャック28の吸引孔67に接続さ
れている。
【0019】図9は、本発明の試験片表裏判別機構の斜
視図である。搬送ステージ41には、エアーチャックに
吸着された試験片1が供給される。搬送ステージ41に
は、試験片1を押動するプッシュバー43が移動可能な
ように開口部44が形成されている。さらに、搬送ステ
ージ41には、図示しない真空ポンプに連結した表裏判
別用の2つの吸引孔45が、プッシュバー43で押動さ
れる試験片1の移動方向と直交する方向に形成される。
2つの吸引孔45の間隔は、試験片1の試験パッド3と
試験パッド3との間隙に対応する位置に形成されてい
る。
【0020】本発明の表裏反転機構は、試験片1の移動
方向と直交する方向の試験片表裏判別機構45の同一直
線状にあり、図9において、試験片表裏判別機構45の
左側に位置している。略L字状の反転器125は、反転
板126に2つの吸引孔127が形成されている。吸引
孔127は、搬送ステージ41の、試験片1の移動方向
と直交する方向に形成された吸引孔45と一直線状に並
んでいる。反転器125には、歯車128及び歯車12
9を介してモータ130に連結した中空の回転軸131
が取り付けられ、他端はエアー管132を介して図示し
ない真空ポンプに連結している。
【0021】本発明のターンテーブル機構は、搬送ステ
ージ41の下部に配置されていて、ターンテーブルの上
面部46が搬送ステージの奥部に配置されている。ター
ンテーブル46は、反転器125が回転軸131を中心
として180度回転して反転板126が移動した位置に
配置されている。リミットスイッチ133、134は、
反転器125が180度回転した位置で停止するように
設けられている。
【0022】ターンテーブル46上の例えば、3つの吸
引孔47は、搬送ステージ41上をプッシュバー43で
押動される試験片1の移動方向と直交する方向に並び、
かつ少なくとも1つの吸引孔は試験片1の試験パッド3
と試験パッド3との間隙に対応する位置に形成されてい
る。吸引孔47は、試験片1の表裏を判別し、次の浸漬
段階に移送するときに試験片1が位置ずれしないように
吸着保持する役割をする。
【0023】図10は、本発明の過剰液吸引装置の斜視
図である。ハンドリングチャック222は試験片1を把
持し、吸引部208に移送し、次に、試料容器223の
液体試料に浸漬する。吸引部208は基部209と連結
し、さらに基部209は、エアー管取付部210、エア
ー管211に連結している。吸引部208の吸引孔21
2、212´で吸引した過剰液は、基部209、エアー
管取付部210、エアー管211を介して廃棄タンクに
流出する。アーム213は基部209と接合し、基部2
09の水平及び垂直角度、尿ディップ位置を調整するこ
とができる。また、基部209にエアー管取付部210
およびエアー管211を取付けることなく、基部209
に接合したアーム213の他端部にエアー管取付部21
0およびエアー管211を取付けてもよい。この場合、
アーム213は基部209を支持、案内するのみなら
ず、過剰液の通路になる。
【0024】
【作用】本発明の真空吸引回路装置の動作を述べる。既
に新しい試験片ボトルが準備され、液体試料が入った試
料容器が準備されている。本発明の真空吸引回路装置を
スイッチオンすると、ピックアップ回路、過剰液吸引回
路のチェックおよび除湿を行う。さらに、圧力センサ
ー、真空ポンプをチェック後に、試験片チャンバーの除
湿と同時に試験片チャンバーと過剰液吸引回路の詰りを
チェックする。特に、圧力センサーについては、各回路
において、大気圧における出力電圧をを測定し、測定値
が規定の範囲にあるか確認する。測定値が規定の範囲外
にある場合は、圧力センサーの異常であるとしてディス
プレイにエラー表示をする。
【0025】次に、真空ポンプについては、各回路にお
いて、ポンプ単体で吸引圧を測定し、この値を記憶し、
最大吸引圧100%とする。測定値が規定の範囲外にあ
る場合は、真空ポンプの異常またはエアーリークである
としてディスプレイにエラー表示をする。エアーチャッ
クが試験片を吸着したか否かの判別値および表裏判別の
基準値はこの段階で設定される。試験片チャンバーのエ
アー回路に使用する真空ポンプは、パワーオン後、常時
動作し、電磁弁のオン・オフにてエアーの通過する回路
を切り替えることができる。以上の初期設定動作後にラ
ンモードに移る。
【0026】試験片吸着機構8は、試験片ボトル回転用
モータ(図示せず)を作動させて、図4のボトルホルダ
ー21を、時計方向及び反時計方向に略40度、1往復
回転させると同時に図2の電磁弁V1 がオンする。電磁
弁V1 がオンすると、回路OP1〜V1 〜M2〜P1が
導通する。試験片吸着機構8の中で試験片1は、長さ方
向とほぼ直交する方向に移動して、ガイド部24に試験
片1が滑り込む。滑り込んだ試験片1は、爪22により
ガイド部24に押し込まれる。ガイド部24に試験片1
が2枚以上滑り込んだ場合は、試験片ボトル100の自
転往復回転および爪22の作用により、余分な試験片1
は振り落とされて1枚の試験片のみがガイド部に吸着さ
れる。
【0027】ガイド部24に試験片1が吸着されたか否
かの判別は、ガイド部24に設けられた吸引孔26(O
P1)から吸引される空気の真空度を測定して判別す
る。即ち、ガイド部24に試験片1が吸着されている場
合は、真空度は上昇し、一方、試験片1が吸着されない
場合は、真空度が上昇しない。試験片1がガイド部24
に保持されない場合には、さらに試験片ボトル100を
1往復回転させる動作を繰り返す。ガイド部24に試験
片1が吸着された場合、圧力センサーS1がこの回路の
負圧値を検出し、図示しない制御装置にその信号を伝え
ると、制御装置の指令に基づいて、電磁弁V1 は、エア
ーチャック28が下至点にきた時に、オフする。電磁弁
1 がオフすると、回路OP1〜V1 〜M2〜P1は非
導通になり、即座に回路OP1〜V1 〜M1〜試験片チ
ャンバー7が導通する。吸引孔26は、試験片チャンバ
ー7の中の気圧と同圧であるので、次に別の吸引力が加
われば、試験片1は、吸引孔26から離れる。
【0028】ピックアップ機構は、エアーチャック28
が下至点にきた時に、図示しない制御装置の指令に基づ
いて、電磁弁V2 がオンする。電磁弁V2 がオンする
と、回路OP2〜V2 〜M2〜P1が導通する。エアー
チャック28の吸引孔37は、吸引を開始し、即座に試
験片1は、吸引孔37(OP2)に吸着される。試験片
1は、エアーチャック28の吸引孔37に吸着されたま
ま、試薬テーブル41に運ばれ、エアーチャック28が
試薬テーブル41に試験片1を載置した時、電磁弁V2
がオフする。電磁弁V2 がオフすると、回路OP2〜V
2 〜M2〜P1は非導通になり、即座に回路OP2〜V
2 〜M1〜試験片チャンバー7が導通する。エアーチャ
ック28の吸引孔37は、試験片チャンバー7の中の気
圧と同圧になり、試験片1は、エアーチャック28の吸
引孔37から離脱し、試薬テーブル41に載置される。
図7のフラッパの無いエアーチャックの場合には、エア
ーチャック28に試験片1が吸着されたか否かの判別
は、吸引孔37から吸引される空気の真空度を測定して
行われる。
【0029】図8のフラッパが付設されたエアーチャッ
クの場合には、エアーチャックが試験片1を吸着できた
か否かの判別は、吸引孔37(OP2)から吸引される
空気の真空度により2段階に行われる。第1段階は、試
験片が2枚吸着されていたり斜めに吸着されている場合
に、エアーチャック67の2つの吸引孔37(OP2)
を完全に塞いでいないことが想定されるので、低レベル
の真空度で判定し、第2段階は、フラッパ78を閉じて
試験片1をエアーチャック67に平行に整列させた後
は、高レベルの真空度で判定する。判定レベルは、イニ
シャライズ動作時に、真空ポンプの到達真空度とエアー
チャックの吸引孔が開放された状態の真空度を測定して
最適値に設定される。
【0030】表裏判別機構においては、試験片1が、試
薬テーブル41に載置され、次に、プッシュバー43に
押され、試験片1が吸引孔45(OP3)にきた時に、
図示しない制御装置の指令に基づいて、電磁弁V3 がオ
ンする。電磁弁V3 がオンすると、回路OP3〜V3
M2〜P1が導通し、表裏判別機構の吸引孔45が吸引
を開始し、試験片1を瞬間的に吸引して試験片1の表裏
判別をする。圧力センサーS1が回路の真空値を検出
し、図示しない制御装置に伝えると、制御装置は初期設
定されたこの回路の設定値と比較し、一定の真空値が達
成されれば、試験片1が表を向いていると判定し、数秒
後に電磁弁V3 にオフの指令を出す。電磁弁V3 がオフ
すると、回路OP3〜V3 〜M2〜P1は非導通にな
り、即座に回路OP3〜V3 〜M1〜試験片チャンバー
7が導通する。表裏判別機構の吸引孔45は、試験片チ
ャンバー7の中の気圧と同圧になり、次に、モータ12
2を作動させて試験片1をプッシュバー43で押動して
ターンテーブル46上まで搬送する。
【0031】表裏反転機構は、圧力センサーS1が表裏
判別機構の吸引孔45からの回路の真空値を検出し、図
示しない制御装置に伝えると、制御装置は初期設定され
たこの回路の設定値と比較し、一定の真空値が達成され
なければ、試験片1が裏を向いていると判定し、電磁弁
3 をオフし、電磁弁V4 をオンする。電磁弁V4 がオ
ンすると、回路OP4〜V4 〜M2〜P1が導通する。
試験片1の把持部4は、反転器125の吸引孔127に
吸着されたまま、モータ30が駆動し、反転器125が
180°回転し、試験片1が表を向くようにターンテー
ブル46上に載置される。この時、電磁弁V4 はオフす
る。電磁弁V4 がオフすると、回路OP4〜V4 〜M2
〜P1が非導通になり、直ちに、回路OP4〜V4 〜M
1〜試験片チャンバー7が導通する。したがって、試験
片1は試験パッド3を上向きにターンテーブル46に載
置される。
【0032】ターンテーブル機構は、試験片1がターン
テーブル46に載置されると、電磁弁V5 がオンする。
電磁弁V5 がオンすると、回路OP5〜V5 〜M2〜P
1が導通し、ターンテーブル46の吸引孔47が吸引を
開始し、試験片1を吸引する。次にターンテーブル46
上で試験片1を瞬間的に吸引して、試験片1の表裏を判
別する。圧力センサーS1が回路の真空値を検出し、図
示しない制御装置に伝えると、制御装置は初期設定され
たこの回路の設定値と比較し、一定の真空値が達成され
れば、試験片1が表を向いていると判定し、試験片1を
ターンテーブル46上に吸着させながら、図示しないモ
ータを駆動させてターンテーブル46を下降させ、試験
片1を次の試験片浸漬段階に送る。また、圧力センサー
S1が回路の真空値を検出し、図示しない制御装置に伝
えると、制御装置は初期設定されたこの回路の設定値と
比較し、一定の真空値が達成されなければ、試験片1が
裏を向いていると判定し、モータ130が作動し、反転
器125を試験片1に接近させる。反転器125は、所
定のリミットスイッチ133、134の位置で停止し、
電磁弁5 がオフになり、電磁弁V4 がオンする。
【0033】電磁弁V5 がオフすると、回路OP5〜V
5 〜M2〜P1は非導通になり、即座に回路OP5〜V
5 〜M1〜試験片チャンバー7が導通する。ターンテー
ブル46の吸引孔47は、試験片チャンバーの気圧と同
圧になり、試験片1は、他の吸引力を与えることにより
ターンテーブル46の吸引孔47から解放される。さら
に、図示されない制御装置の指令に基づいて、電磁弁V
4 がオンする。電磁弁V4 がオンすると、回路OP4〜
4 〜M2〜P1が導通し、反転器125の吸引孔12
7が吸引を開始し、試験片1を吸着したまま、反転器1
25が逆方向に180度回転し、試験片1をターンテー
ブル46上から搬送ステージ41上に戻し、試験片1は
表向きになる。反転器125が回転を停止すると、電磁
弁V4 がオフになる。電磁弁V4 がオフになると、回路
OP4〜V4 〜M2〜P1は非導通になり、即座に回路
OP4〜V4 〜M1〜試験片チャンバー7が導通する。
反転器125の吸引孔127は、試験片チャンバー7の
中の気圧と同圧になり、試験片1は、試薬テーブル41
上に載置され、モータ122を作動させて試験片1をプ
ッシュバー43で押動してターンテーブル46上まで送
る。
【0034】ターンテーブル46上で試験片1を再度瞬
間的に吸引して、試験片1の表裏を判断し、圧力センサ
ーS1の検出値が設定値と比較され、図示されない制御
装置が、試験片1が裏を向いていると判別すると、真空
吸着回路装置の動作を中断する。圧力センサーS1の検
出値が設定値と比較され、図示されない制御装置が表を
向いていると判別すると、制御装置は、電磁弁V5 にオ
ンの指令をする。電磁弁V5 がオンすると、回路OP5
〜V5 〜M2〜P1が導通し、ターンテーブル46の吸
引孔47が吸引を開始し、試験片1を吸引する。次に、
試験片1をターンテーブル46上に吸着させながら、図
示しないモータを駆動させてターンテーブル46を下降
させて、試験片1を次の試験片浸漬段階に送る。搬送テ
ーブル41上では、次の試験片が供給され、上記動作が
繰り返される。
【0035】搬送ステージ41及びターンテーブル46
の吸引孔45及び47は、プッシュバー43で押動され
る試験片1の試験パッド3と試験パッド3との間隙に対
応する位置に形成されている。したがって、試験片1が
裏を向いている場合には、図11に示すように吸引孔4
7は塞がれないため吸引しても真空度が上がらない。一
方試験片1が表を向いている場合には、図12に示すよ
うに吸引孔47を塞ぐため真空度が上がる。したがっ
て、試験片1を吸引して真空度を圧力センサーS1で測
定することにより、簡単に試験片1の表裏の判別ができ
る。
【0036】試験片1の表裏の判別は、搬送ステージ4
1に形成された吸引孔45及びターンテーブル46上に
形成された吸引孔47で行い、さらにターンテーブル4
6上で試験片1が裏を向いていると2回判定されると、
連続自動液体試料分析装置は停止する。これにより試験
片1が裏を向いたまま、次の浸漬段階に搬送されること
はない。
【0037】表裏反転機構の表裏反転の判別は、一定の
真空圧が達成されずに試験片1が裏を向いている信号を
圧力センサーS1が出力すると、反転器125で試験片
1を吸着し(図13)、モータ130(図示せず)を作
動させて反転器125を180度回転させて(図1
4)、試験片1が表を向くようにターンテーブル46上
に乗せる(図15)。電磁弁V1 〜V5 のオン・オフ
は、圧力センサーS1により吸引圧を検出され、図示さ
れない制御装置に制御される。
【0038】過剰尿吸引機構は、図10において、ハン
ドリングチャック222が試料容器223の設定された
下至点に到着した時、電磁弁V6 は、オンされる。電磁
弁V6 が、オンすると、図2乃至図3において、回路O
P6〜V6 〜P2が導通する。真空ポンプP2の吸引力
により、過剰尿が廃棄タンクTkに流入する。ハンドリ
ングチャック222が吸引部208の上至点に到着した
時、電磁弁V6 は、オフする。電磁弁V6 が、オフする
と、回路OP6〜V6 〜P2は非導通となり、吸引孔2
12から吸引されない。電磁弁V6 のオン・オフは、図
示されない制御装置によって制御されている。このエア
ー回路の真空値の状態は、圧力センサーS2によって検
出され、過剰尿吸引機構は、図示されない制御装置によ
り制御される。
【0039】
【発明の効果】本発明は、試験片ボトルに収納されてい
る試験片のストリップに反りが発生した試験片であって
も、真空吸引方式を採用することにより、試験片ボトル
から1本の試験片を確実に取り出し、試験片がピックア
ップ機構の吸引孔に吸着しているかを判別し、1本の試
験片を吸着保持しながら取り出し、試験片の表裏を判別
し、試験片のストリップが上向きの場合は、試験片を吸
着保持しながら反転し、試験パッドを上向きにし、更に
試験片の表裏を判別し、試験片を吸着保持しながらハン
ドリングチャックに引き渡し、試料容器の液体試料に浸
漬後、過剰液体試料を吸引する一連の工程を処理するこ
とのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の試験片取り出し装置の斜視図である。
【図2】本発明の試験片取り出し回路である。
【図3】本発明の過剰尿吸引回路である。
【図4】本発明の試験片吸着機構の要部断面図である。
【図5】本発明の試験片吸着機構の要部断面図である。
【図6】本発明の試験片吸着機構の要部断面図である。
【図7】本発明の試験片吸着機構およびピックアップ機
構の要部背面図である。
【図8】本発明の別の試験片吸着機構およびピックアッ
プ機構の要部背面図である。
【図9】本発明の表裏判別機構、表裏反転機構、ターン
テーブル機構の斜視図である。
【図10】本発明の過剰尿吸引機構の要部斜視図であ
る。
【図11】本発明のターンテーブル機構の表裏判別動作
の説明図である。
【図12】本発明のターンテーブル機構の表裏判別動作
の説明図である。
【図13】本発明の表裏反転機構の表裏反転動作の説明
図である。
【図14】本発明の表裏反転機構の表裏反転動作の説明
図である。
【図15】本発明のターンテーブル機構の表裏判別動作
の説明図である。
【図16】本発明の試験片の斜視図である。
【符号の説明】
1 試験片 2 ストリップ 3 試験パッド 4 把持部 5 基材 6 側部領域 7 試験片チャンバー 8 試験片吸着機構 9 ボトル駆動機構 10 ピックアップ機構 11 乾燥剤 12 駆動系チャンバー 13 表裏判別機構 14 ターンテーブル機構 15 ダイヤフラム 16 ステッピングモーター 17 電磁弁 18 圧力センサー 19 フィルター 20 真空ポンプ 21 ボトルホルダー 22 爪 23 ガイド部材 24 ガイド部 25 試験片引出用窓 26 吸引孔 27 ウォーム歯車 28 エアーチャック 37 吸引孔 38 エアー管 41 搬送ステージ 43 プッシュバー 44 開口部 45 吸引孔 47 吸引孔 65 ガイド板 67 吸引孔 78 フラッパ 100 試験片ボトル 125 反転器 126 反転板 127 吸引孔 128 歯車 129 歯車 130 モータ 131 回転軸 132 エアー管 133 リミットスイッチ 134 リミットスイッチ 208 吸引部 209 基部 210 エアー管取付部 211 エアー管 213 アーム 222 ハンドリングチャック 223 試料容器 OP1 試験片吸着機構の吸引孔 OP2 ピックアップ機構の吸引孔 OP3 表裏判別機構の吸引孔 OP4 表裏反転機構の吸引孔 OP5 ターンテーブル機構の吸引孔 OP6 過剰尿吸引機構の吸引孔 f1 〜f6 フィルター V1 〜V6 電磁弁 M1,M2 マニホールド S1,S2 圧力センサー P1,P2 真空ポンプ Tk 廃棄タンク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−256783(JP,A) 特開 平5−264557(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/04 B25J 15/06 B65G 47/91

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験片に液体試料を付着せしめ、液体試
    料と試験片上に設けた試薬との反応で発色した部分を光
    学的に測定することにより液体試料中の成分を分析する
    連続自動液体試料分析装置において、 真空ポンプと、 複数の試験片が収納された試験片ボトルから試験片を吸
    着して取り出すピックアップ機構に設けた吸引孔、取り
    出した試験片の表裏を判別する表裏判別機構に設けた吸
    引孔、試験片のパッド面が下側にある場合に試験片を反
    転する表裏反転機構に設けた吸引孔、試験片の表裏をさ
    らに判別し、ハンドリングチャックに引き渡すターンテ
    ーブル機構に設けた吸引孔の少なくとも1以上を、マニ
    ホールドおよび開閉弁を介して前記真空ポンプに選択的
    に接続するエアー管路と、 前記エアー管路内の少なくとも1ケ所に設けた圧力セン
    サーと、 を含み、前記開閉弁の選択的操作および/または前記圧
    力センサーの出力に基づいて、試験片を取り出し、保持
    し、試験片の表裏を判別し、試験片の表裏を反転し、試
    験片の表裏を再度判別し、次のハンドリングチャックに
    移送する動作の少なくとも1つを選択的に実行させるこ
    とを特徴とする真空吸引回路装置。
  2. 【請求項2】 複数の試験片が収納された試験片ボトル
    から試験片を吸着して取り出すピックアップ機構に設け
    た吸引孔、取り出した試験片の表裏を判別する表裏判別
    機構に設けた吸引孔、試験片のパッド面が下側にある場
    合に試験片を反転する表裏反転機構に設けた吸引孔、試
    験片の表裏を再度判別し、ハンドリングチャックに移送
    するターンテーブル機構に設けた吸引孔の少なくとも1
    以上が配置された試験片チャンバーと、マニホールドを
    介して開閉弁に選択的に接続するエアー管路と、を含
    み、前記開閉弁の選択的操作に基づいて前記エアー管路
    の気圧を常圧に復帰させることを特徴とする真空吸引回
    路装置。
  3. 【請求項3】 試験片に液体試料を付着せしめ、液体試
    料と試験片上に設けた試薬との反応で発色した部分を光
    学的に測定することにより液体試料中の成分を分析する
    連続自動液体試料分析装置において、 真空ポンプと、 過剰液吸引機構に設けられた吸引孔と密閉された過剰液
    廃棄タンクを開閉弁を介して前記真空ポンプに接続する
    エアー管路と前記エアー管路内の少なくとも1ケ所に設
    けられた圧力センサーと、 を含み、前記開閉弁の選択的操作および前記圧力センサ
    ーの出力に基づいて、少なくとも前記真空ポンプの能
    力、前記過剰液吸引機構に設けられた吸引孔の詰まりを
    検出し得ることを特徴とする試験片の過剰液を吸引する
    ことを特徴とする真空吸引回路装置。
  4. 【請求項4】 試験片に液体試料を付着せしめ、液体試
    料と試験片上に設けた試薬との反応で発色した部分を光
    学的に測定することにより液体試料中の成分を分析する
    連続自動液体試料分析装置において、 複数の試験片が収納された試験片ボトル内で1本の試験
    片を吸着し、前記試験片の吸着有無を判別し、ピックア
    ップ機構により前記試験片を取り出し、表裏判別機構に
    より前記試験片の表裏を判別し、前記試験片のパッド面
    が上側にある場合には、前記試験片をターンテーブルに
    載置し、前記試験片のパッド面が下側にある場合には、
    表裏反転機構により前記試験片を反転し、ターンテーブ
    ルに載置し、再度、ターンテーブル機構により前記試験
    片の表裏を判別し、前記試験片のパッド面が上側にある
    場合には、前記試験片を吸着保持してハンドリングチャ
    ックに移送し、前記試験片のパッド面が下側にある場合
    には、表裏反転機構により前記試験片を吸着保持し、さ
    らに前記試験片を逆反転し、前記試験片を試薬テーブル
    に載置し、前記試験片をターンテーブルに移送し、さら
    に再びターンテーブル機構により前記試験片の表裏を判
    別し、前記試験片のパッド面が上側にある場合には、前
    記試験片を吸着保持してハンドリングチャックに引き渡
    し、前記試験片のパッド面が下側にある場合には、シス
    テムを停止し、試料容器の液体試料に前記試験片を浸漬
    後、試薬に付着した過剰液を前記試験片の引き上げと同
    時に、吸引し、前記試験片を分析装置に移送する試験片
    の真空吸引方法。
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