JP3330047B2 - 回路遮断器及びこれを備えた分電盤 - Google Patents

回路遮断器及びこれを備えた分電盤

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JP3330047B2
JP3330047B2 JP04643897A JP4643897A JP3330047B2 JP 3330047 B2 JP3330047 B2 JP 3330047B2 JP 04643897 A JP04643897 A JP 04643897A JP 4643897 A JP4643897 A JP 4643897A JP 3330047 B2 JP3330047 B2 JP 3330047B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路遮断器とこの回
路遮断器を備えた分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】単相三線用の分電盤は、一般に主幹ブレ
ーカーと、該主幹ブレーカーに接続された2本の電圧極
バー及び1本の中性極バーとからなる3本の極バーと、
この極バーに接続される分岐ブレーカーとしての回路遮
断器を筐体内に納めたもので、通常、3本の極バーを筐
体の幅方向中央に配設し、これら極バーの両側に夫々複
数個の回路遮断器を配設するものとなっている。そして
上記3本の極バーのうち、中性極バーを中央に、その両
側に夫々電圧極バーを配置しており、各回路遮断器は中
性極バーと近い方に位置する電圧極バーとに接続するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、単相三
線において2本ある電圧極バーに夫々接続される負荷は
等しくなるようにしておくことから、極バーの一側に配
されて一方の電圧極バーに接続される回路遮断器と、極
バーの他側に配されて他方の電圧極バーに接続される回
路遮断器とは同数としておくのであるが、実際の負荷バ
ランスは回路遮断器に接続される負荷の容量によっても
変化してしまう。
【0004】従って、実際には一方の電圧極バーに接続
する回路遮断器数と他方の電圧極バーに接続する回路遮
断器数とを異ならせなくては負荷バランスを保つことが
できないこともあるのに対して、従来の回路遮断器は中
性極バーと近い方にある電圧極バーとに接続することが
できるだけであったことから、負荷バランスを保つとい
う要求に答えることができない場合があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは2本の電圧極バーのい
ずれに接続するかという点が極バーに対する配設位置に
拘束されることがない回路遮断器を提供するにあり、ま
た他の目的とするところは上記回路遮断器を用いること
で単相三線における負荷バランスを容易に保つことがで
きる分電盤を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明に係る回
路遮断器は、単相三線における2本の電圧極バーのうち
の1本と中性極バーとに接続される回路遮断器であり、
前後三段に配される上記3本の極バーに夫々対応する3
つの接続用部を側端面に前後方向において備えるととも
に、これら接続用部のうちの一つに配されて中性極バー
に差し込み接続される中性極用端子部と、他の2つの接
続用部のうちの一つに配されて2本の電圧極バーのうち
の1本に差し込み接続される電圧極用端子部とを備え
さらに電圧極用端子部が接続される電圧極バーを示す表
示を器体表面に備えていることに特徴を有している。2
本の電圧極バーのうちの一方に接続するものを、極バー
の両側のどちらにも配置できるようにしたものであり、
また電圧極用端子部が接続される電圧極バーを示す表示
を器体表面に備えたものとすることで、一方の電圧極バ
ーに接続したものか、他方の電圧極バーに接続したもの
かが明快となるようにしたものである。
【0007】この時、接続用部への端子部の配置を選択
自在としていると、単一種の回路遮断器をどちらの電圧
極バーにも接続することができるものとなる。さらに、
他の2つの接続用部のうちの一つに配されて2本の電圧
極バーのうちの1本に差し込み接続される第1の電圧極
用端子部と、残る一つの接続用部に配されて他の電圧極
バーに差し込み接続される第2の電圧極用端子部と、上
記両端子部の内部回路への接続を切り換える切換手段と
を備えたものとしてもよく、この場合においても、単一
種の回路遮断器をどちらの電圧極バーにも接続すること
ができる。この時、切換手段として器体表面に配された
スイッチハンドルで切り換えられるものを用いると、ス
イッチハンドルの位置によって、どちらの電圧極バーに
接続されているかを表示することができる。
【0008】上記表示は電圧極バー名を示すもののほ
か、2本の電圧極バーに対応して設定した色分けであっ
てもよい。また、一方の電圧極バーに対応する端子部の
配設位置が最前段の接続用部となっているものでは、器
体表面に該接続用部を視認可能とする窓を設けて、この
窓を通じて見える接続用部の状態が表示となるようにし
てもよい。
【0009】端子部にはその先端の受刃が極バーに接続
されるものを用いることができるとともに、極バーが挿
通される切り溝を側壁に備えたカバーで端子部を覆って
いると、各極バーとして単なる帯板状のものを用いるこ
とができる。また本発明に係る分電盤は、単相三線にお
ける2本の電圧極バーと中性極バーとを前後方向に並べ
て筐体内に配設しているとともに、これら極バーに接続
される上記回路遮断器を極バーの両側に配設しているこ
とに特徴を有している。片方の電圧極バーに接続する回
路遮断器を極バーの片側にしか設置できないという制限
が無いために、単相三線における負荷バランスを容易に
とることができる。
【0010】また、上記受刃を備えた端子部及びカバー
を有している回路遮断器を用いるものにおいては、極バ
ーの両側に配した回路遮断器のカバーの先端同士を極バ
ーの前方側において当接させていると、極バー等の充電
部の露出を回路遮断器のカバーで防ぐことができる。そ
して筐体が回路遮断器を覆う蓋体を備えたものにおいて
は、通常、蓋体に各回路遮断器についての注記を付して
おくが、各回路遮断器の器体表面に電圧極用端子部が接
続される電圧極バーを示す表示があるために、蓋体を外
した時にも表示によって接続されている電圧極バーを知
ることができる。
【0011】また、回路遮断器に表示及びカバーを設け
ているものでは、筐体に設けた回路遮断器を覆う蓋体に
回路遮断器の上記表示及びカバーを覗かせる窓を設けて
おくとよい。回路遮断器側に設けた表示を蓋体を開かず
とも確認することができる上に、カバーによって充電部
の露出が防がれているために窓の存在が問題となること
もない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て説明すると、図1に本発明に係る回路遮断器1の実施
の態様の一例を示しており、図2〜図4は該回路遮断器
1を備えた分電盤7の一例を示している。本例における
回路遮断器1は、遮断器本体10と、この本体10の一
方の側端側に装着されるカバー2とからなるもので、各
カバー2内は2つの隔壁20,20によって前後3つの
部屋に区画されており、図1中に示した3つの回路遮断
器1のうち、カバー2の表面に「L1」と記されたもの
ではカバー2内に接続端子板30,31が、カバー2の
表面に「L2」と記されたものではカバー2内に接続端
子板30,32が、さらにカバー2の表面に「200」
と記されたものではカバー2内に接続端子板32,33
が配されている。
【0013】上記3つの回路遮断器1は、遮断器本体1
0が同じであるとともに、カバー2も表面に記された記
号が異なるだけの同じ形状のものであって、遮断器本体
10は図6に示すように、前面にハンドル15を、カバ
ー2が装着される側端側に2つの端子11,12を備え
ている。また、カバー2は上述のように一側端側が隔壁
20によって前後3つの部屋に区画されているととも
に、各部屋に面する側壁に切り溝25を備えている。
【0014】そして、表面に「L1」の表記40がある
カバー2内に配された2つの接続端子板30,31は、
図6及び図7に示すように、いずれも一端に受刃35,
35を備えたもので、カバー2の前記3つの部屋のうち
の前側の部屋に受刃35の部分を納めた接続端子板31
は、他端の接続固定部36を遮断器本体10の端子12
に接続しており、中程の部屋に受刃35の部分を納めた
接続端子板30は、他端の接続固定部36を遮断器本体
10の端子11に接続している。
【0015】カバー2の表面に「L2」の表記40があ
るものにおける接続端子板30は、図8及び図9に示す
ように、上記のものにおける接続端子板30と同様に受
刃35を中程の部屋に納めて接続固定部36を端子11
に接続しており、また接続端子板32は前記3つの部屋
のうちの後方の部屋に受刃35の部分を納めるとともに
接続固定部36を端子12に接続している。
【0016】さらにカバー2の表面に「200」の表記
40があるものでは、図10及び図11に示すように、
接続端子板32の受刃35を後方の部屋に納めるととも
に接続固定部36を端子12に接続しており、接続端子
板33の一端の受刃35を前側の部屋に納めて接続固定
部36を端子11に接続している。なお、接続固定部3
6の端子11,12への接続固定は、カバー2の表面側
に設けた工具挿通孔28,28を通じて端子11,12
におけるねじを閉めることによって行う。
【0017】このように構成された3つの回路遮断器1
は、図1に示すように、前から電圧極バーL1、中性極
バーL0、そして電圧極バーL2の順で前後に間隔をお
いて設置された単相三線の電源ラインに接続されるので
あるが、これらの極バーL1,L0,L2の側方から各
カバー2の切り溝25に極バーL1,L0,L2の片側
半分を嵌め込めば、接続端子板30の受刃35は中性極
バーL0に、接続端子板31の受刃35は電圧極バーL
1に、接続端子板32の受刃35は電圧極バーL2に接
続され、さらに接続端子板33の受刃35は電圧極バー
L1に接続される。
【0018】すなわち、カバー2の表面に「L1」の表
記40があるものでは、その端子11,12に接続端子
板30,31を介して中性極バーL0と電圧極バーL1
が接続され、カバー2の表面に「L2」の表記40があ
るものでは、その端子11,12に接続端子板30,3
2を介して中性極バーL0と電圧極バーL2が接続さ
れ、カバー2の表面に「200」の表記40があるもの
では、その端子11,12に接続端子板33,32を介
して電圧極バーL1,L2が接続される。
【0019】ここにおいて、各回路遮断器1は、図5に
も示すように、極バーL1,L0,L2の左右いずれか
らでも接続することができるものであり、また遮断器本
体10は共通であるものの、端子12にいずれの接続端
子板31,32を接続して用いるかによって、電圧極バ
ーL1と中性極バーL0とに接続するものと、電圧極バ
ーL2と中性極バーL0とに接続するものとの2種の回
路遮断器1を構成することができるものである。
【0020】なお、上記の各接続から明らかなように、
カバー2の表面の「L1」「L2」「200」の表記4
0は夫々電圧極バーL1への接続用、電圧極バーL2へ
の接続用、電圧極バーL1,L2に接続する200V用
であることを示しているわけであるが、接続端子板3
0,31,32,33を覆うカバー2は前述のように表
面の「L1」,「L2」,「200」の表記40が異な
るだけであるために、これら表記40をシールで形成し
たりすることで、全く同じものを用いることができる。
【0021】図2〜図4は上記回路遮断器1を分岐ブレ
ーカーとして用いている分電盤7を示しており、前面が
開口するとともに前面に扉71が開閉自在に取り付けら
れた筐体70内の上部には主幹ブレーカー5が設置され
て、該主幹ブレーカー5に各上端が接続された2本の電
圧極バーL1,L2と中性極バーL0は、前後方向に間
隔を置いて設置されているとともに、前述のように前か
ら順に電圧極バーL1、中性極バーL0、電圧極バーL
2となるようにされている。そして、筐体70内の左右
方向のほぼ中央に配された上記極バーL1,L0,L2
に対して、各回路遮断器1は、左右方向から接続固定さ
れている。図4中の67は回路遮断器1の固定のための
取付ベースである。
【0022】この分電盤7においては、極バーL1,L
0,L2の片側に設置する回路遮断器1が一方の電圧極
バーL1に接続するものであり且つ他側に設置する回路
遮断器1が他方の電圧極バーL2に接続するものである
という規制を受けないことから、各回路遮断器1に接続
される負荷の容量に応じて、カバー2に「L1」「L
2」と表記した回路遮断器1を選択すればよく、この結
果、電圧極バーL1に接続する回路遮断器1の数が電圧
極バーL2に接続する回路遮断器1の数より多くなって
も何ら問題なく回路遮断器1を納めることができる。
【0023】これに伴って、極バーL1,L0,L2の
片側に配置した回路遮断器1が電圧極バーL1に接続し
たものとは限らなくなるために、カバー2表面の「L
1」「L2」の表記40はその回路遮断器1が電圧極バ
ーL1,L2のいずれに接続したものかを表示するもの
となる。また、分電盤7における中蓋75に設けられて
回路遮断器1のハンドル15を臨ませる窓76は、カバ
ー2に設けられた上記表記40も臨ませるものとなって
いる。なお、図示例の中蓋75の窓76は、極バーL
1,L0,L2の配置空間の前面も開放する大きさを有
するものとなっている。各回路遮断器1のカバー2は、
回路遮断器1を極バーL1,L0,L2の左右から接続
した時、左方側の回路遮断器1のカバー2の側端面と、
右方側の回路遮断器1のカバー2の側端面とが当接する
上に、上下に並ぶ回路遮断器1のカバー2間の隙間を微
小とするものとなっているために、つまりカバー2は接
続端子板30,31,32,33の露出を防ぐだけでな
く、極バーL1,L0,L2が露出してしまうことも防
ぐものとなっているために、上記の大きさの窓76が問
題となることがなく、却ってカバー2表面に設けられた
前記表記を見やすくするものとなっているわけである。
図3中の77は主幹ブレーカー5に接続された極バーL
1,L0,L2の上端部を隠蔽する隠蔽板、回路遮断器
1に付した1から24の番号は分岐回路番号である。
【0024】カバー2の表面に設けた上記表記40は、
どちらの電圧極バーL1,L2に接続したものであるか
を明示するためのものであるから、図12に示すよう
に、色分け表示であってもよい。図中の表記40を付し
ていない回路遮断器40は200V用である。一方の電
圧極バーL1を前面に配していることから、図13に示
すように、カバー2の側端前面に開口または透明部から
なる窓41を設けて、カバー2内の前側の部屋に接続端
子板31が納められているかどうかを窓41を通じて見
ることができるようにしてもよい。
【0025】遮断器本体10とカバー2とが別体であ
り、また接続端子板30,31,32,33が遮断器本
体1の端子11,12に着脱自在に接続されるものを示
したが、遮断器本体10にカバー2が一体であってもよ
く、また、一端に受刃35を有する接続端子板30,3
1,32,33のうちの2本が回路遮断器1に固定され
て端子11,12となっているものであってもよい。こ
の場合、各回路遮断器1は、電圧極バーL1への接続用
と電圧極バーL2への接続用(、さらには200V用)
が個別のものとなる。
【0026】図14〜図17に他例を示す。この回路遮
断器1ではカバー2を遮断器本体10に一体に形成する
とともに、受刃35を夫々先端に備えた3種の接続端子
板30,31,32を内蔵している。また、これら接続
端子板30,31,32のうち、中性極バーL0との接
続用である接続端子板30は回路遮断器1内の遮断回路
に直接接続されているのに対して、電圧極バーL1との
接続用である接続端子板31と、電圧極バーL2との接
続用である接続端子板32とは、ハンドル15が位置し
ている回路遮断器1表面に設けられたスイッチハンドル
60の操作で切り換えられる切換スイッチ6を通じて遮
断回路に接続されている。
【0027】このために、回路遮断器1を極バーL1,
L0,L2に接続する時、全極バーL1,L0,L2に
接続されるものの、遮断回路には切換スイッチ6によっ
て選択された電圧極バーL1,L2が接続されるもので
あり、このために分電盤7に設置した後に、電圧極バー
L1への接続か電圧極バーL2への接続かを変更するこ
とができる。
【0028】また、スイッチハンドル60の操作で切換
スイッチ6を切り換えることによって接続端子板31を
遮断回路に接続した時には、スイッチハンドル60に設
けた図示例では「L1」の表記40が表面に現れ、接続
端子板31を遮断回路に接続した時にはスイッチハンド
ル60に設けた「L2」の表記40が表面に現れること
から、どちらの電圧極バーL1,L2に接続されている
かも明示される。
【0029】図18〜図21に別の例を示す。ここでは
前後に並んでいる3本の極バーL1,L0,L2に左右
に突出する接続片37を夫々固着している。なお、図示
例において、2本の極バーL0,L2は左右にずれてい
るものの前後方向位置は同じとなっているが、これら極
バーL1,L0,L2に予め固定されてから左右に突出
するとともに左右両端の位置が夫々同じとなっている各
接続片37は前後に並ぶものとなっているために、各回
路遮断器1にとっては、3本の極バーL1,L0,L2
が前後に並ぶものとなっている。
【0030】また回路遮断器1は「L1」の表記40が
表面に付された図20に示すものと、「L2」の表記4
0が表面に付された図21に示すものとが用いられてい
る。両種の回路遮断器1のうち、「L1」用は側端に設
けられた前後方向における3つの端子室のうちの前側と
中程との端子室に受刃状の端子11,12を配し、「L
2」用は3つの端子室のうちの中程と後ろ側の端子室に
受刃状の端子11,12を配したものとなっている。
【0031】このものにおいても、「L1」用と「L
2」用の各回路遮断器1は極バーL1,L0,L2の左
右どちらにも設置することができる。図22は上記のも
のにおける表記40を色分けで行ったものを示してお
り、図23は表記40に代えて前側の端子室に端子1
1,12が配されているかどうかを見るための窓41を
設けたものを示している。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明に係る回路遮断器
は、単相三線における2本の電圧極バーのうちの1本と
中性極バーとに接続される回路遮断器であり、前後三段
に配される上記3本の極バーに夫々対応する3つの接続
用部を側端面に前後方向において備えるとともに、これ
ら接続用部のうちの一つに配されて中性極バーに差し込
み接続される中性極用端子部と、他の2つの接続用部の
うちの一つに配されて2本の電圧極バーのうちの1本に
差し込み接続される電圧極用端子部とを備えていること
から、2本の電圧極バーのうちの一方に接続するもの
を、極バーの両側のどちらにも配置できるものであり、
このために2本の電圧極バーのいずれに接続するかとい
う点が極バーに対する配設位置に拘束されることがな
く、分電盤への取り付けに際しての制限が少ないもので
ある。しかも、電圧極用端子部が接続される電圧極バー
を示す表示を器体表面に備えているために、一方の電圧
極バーに接続したものか、他方の電圧極バーに接続した
ものかが明快となり、分電盤への組み込み状態の確認
や、負荷バランスの設定が容易となる。
【0033】また、接続用部への端子部の配置を選択自
在としていると、単一種の回路遮断器をどちらの電圧極
バーにも接続することができるものとなるために、分電
盤への組み込みに必要な回路遮断器を単一種でまかなう
ことができる。
【0034】さらに、他の2つの接続用部のうちの一つ
に配されて2本の電圧極バーのうちの1本に差し込み接
続される第1の電圧極用端子部と、残る一つの接続用部
に配されて他の電圧極バーに差し込み接続される第2の
電圧極用端子部と、上記両端子部の内部回路への接続を
切り換える切換手段とを備えたものにおいても、単一種
の回路遮断器をどちらの電圧極バーにも接続することが
できる。さらに物理的接続を保った状態のままで電気的
接続を切り換えることができる。
【0035】このものにおいて、上記切換手段として器
体表面に配されたスイッチハンドルで切り換えられるも
のを用いると、スイッチハンドルの位置によって、どち
らの電圧極バーに接続されているかを表示することがで
きるために、分電盤への組み込み状態の確認が容易と
る。
【0036】上記表示は電圧極バー名を示すもののほ
か、2本の電圧極バーに対応して設定した色分けであっ
てもよい。負荷バランスの設定のための回路遮断器数の
確認には後者の方が有利である。一方の電圧極バーに対
応する端子部の配設位置が最前段の接続用部となってい
るものでは、器体表面に該接続用部を視認可能とする窓
を設けて、この窓を通じて見える接続用部の状態が表示
となるようにしてもよい。窓をあけておくだけでよいた
めに、接続されている電圧極バーに応じた異なる表示を
設けなくてもすむ。
【0037】端子部にはその先端の受刃が極バーに接続
されるものを用いることができるとともに、極バーが挿
通される切り溝を側壁に備えたカバーで端子部を覆って
いると、各極バーとして単なる帯板状のものを用いるこ
とができる上に、充電部を露出を防ぐことができる。ま
た本発明に係る分電盤は、単相三線における2本の電圧
極バーと中性極バーとを前後方向に並べて筐体内に配設
しているとともに、これら極バーに接続される上記回路
遮断器を極バーの両側に配設していることから、片方の
電圧極バーに接続する回路遮断器を極バーの片側にしか
設置できないという制限が無いために、回路遮断器に接
続される負荷の容量が夫々異なる場合においても、単相
三線における負荷バランスを容易にとることができる。
【0038】また、上記受刃を備えた端子部及びカバー
を有している回路遮断器を用いるものにおいて、極バー
の両側に配した回路遮断器のカバーの先端同士を極バー
の前方側において当接させていると、極バー等の充電部
の露出を回路遮断器のカバーで防ぐことができるため
に、充電部を隠蔽するための保護板を別途設けなくても
すむ。
【0039】そして筐体が回路遮断器を覆う蓋体を備え
たものにおいては、通常、蓋体に各回路遮断器について
の注記を付しておくが、各回路遮断器の器体表面に電圧
極用端子部が接続される電圧極バーを示す表示を設けて
あるために、蓋体を外した時にも表示によって接続され
ている電圧極バーを知ることができ、メンテナンス等に
際して便利である。
【0040】また、回路遮断器に表示及びカバーを設け
ているものでは、筐体に設けた回路遮断器を覆う蓋体に
回路遮断器の上記表示及びカバーを覗かせる窓を設けて
おくと、回路遮断器側に設けた表示を蓋体を開かずとも
確認することができるものであり、しかもカバーによっ
て充電部の露出が防がれていることから、窓の存在が問
題となることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回路遮断器の実施の態様の一例を
示す斜視図である。
【図2】本発明に係る分電盤の実施の態様の一例におけ
る扉を開いた状態の正面図である。
【図3】同上の分電盤の扉及び中蓋を外した状態の正面
図である。
【図4】同上の分電盤の水平断面図である。
【図5】同上の回路遮断器の極バーとの接続状態を示す
斜視図である。
【図6】同上の回路遮断器の分解斜視図である。
【図7】同上の回路遮断器の底面図である。
【図8】同上の回路遮断器の分解斜視図である。
【図9】同上の回路遮断器の底面図である。
【図10】同上の回路遮断器の分解斜視図である。
【図11】同上の回路遮断器の底面図である。
【図12】同上の他例を示す斜視図である。
【図13】同上のさらに他例を示す斜視図である。
【図14】同上の回路遮断器の別の例を示す斜視図であ
る。
【図15】同上の斜視図である。
【図16】同上の底面図である。
【図17】同上の底面図である。
【図18】同上の回路遮断器のさらに別の例の斜視図で
ある。
【図19】同上の回路遮断器を備えた分電盤の水平断面
図である。
【図20】同上の回路遮断器の断面図である。
【図21】同上の回路遮断器の断面図である。
【図22】同上の他例の斜視図である。
【図23】同上のさらに他例の斜視図である。
【符号の説明】
L0 中性極バー L1 電圧極バー L2 電圧極バー 1 回路遮断器 2 カバー 30 中性極用接続端子板 31 電圧極用接続端子板 32 電圧極用接続端子板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中道 義也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 松井 靖 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 大井戸 敏宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 住野 安弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 二畠 康 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 審査官 中川 真一 (56)参考文献 特開 平7−245824(JP,A) 実開 昭56−129113(JP,U) 実開 昭56−133215(JP,U) 実開 昭56−166706(JP,U) 実開 昭59−44106(JP,U) 実開 昭59−47203(JP,U) 実開 平7−282709(JP,U) 実開 平7−327304(JP,U) 実公 昭62−37366(JP,Y1) 実公 平3−12001(JP,Y2) 米国特許3346777(US,A) SQUARE D COMPANYカ タログ1982,1982年 4月 SQUARE D COMPANYカ タログ1977,1977年 2月 7日 JIS C8371,日本 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 71/08 H02B 1/30 H02B 1/40

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相三線における2本の電圧極バーのう
    ちの1本と中性極バーとに接続される回路遮断器であっ
    て、前後三段に配される上記3本の極バーに夫々対応す
    る3つの接続用部を側端面に前後方向において備えると
    ともに、これら接続用部のうちの一つに配されて中性極
    バーに差し込み接続される中性極用端子部と、他の2つ
    の接続用部のうちの一つに配されて2本の電圧極バーの
    うちの1本に差し込み接続される電圧極用端子部とを備
    、さらに電圧極用端子部が接続される電圧極バーを示
    す表示を器体表面に備えていることを特徴とする回路遮
    断器。
  2. 【請求項2】 接続用部への端子部の配置が選択自在と
    なっていることを特徴とする請求項1記載の回路遮断
    器。
  3. 【請求項3】 他の2つの接続用部のうちの一つに配さ
    れて2本の電圧極バーのうちの1本に差し込み接続され
    る第1の電圧極用端子部と、残る一つの接続用部に配さ
    れて他の電圧極バーに差し込み接続される第2の電圧極
    用端子部と、上記両端子部の内部回路への接続を切り換
    える切換手段とを備えていることを特徴とする請求項1
    記載の回路遮断器。
  4. 【請求項4】 切換手段は器体表面に配されたスイッチ
    ハンドルで切り換えられるものであることを特徴とする
    請求項3記載の回路遮断器。
  5. 【請求項5】 表示は電圧極バー名を示すものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  6. 【請求項6】 表示は2本の電圧極バーに対応して設定
    された色分けであることを特徴とする請求項1記載の回
    路遮断器。
  7. 【請求項7】 一方の電圧極バーに対応する端子部の配
    設位置が最前段の接続用部となっているとともに器体表
    面に該接続用部を視認可能とする窓が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  8. 【請求項8】 端子部はその先端の受刃において極バー
    に接続されるものであり、各端子部は極バーが挿通され
    る切り溝を側壁に備えたカバーで覆われていることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の回路遮断
    器。
  9. 【請求項9】 単相三線における2本の電圧極バーと中
    性極バーとを前後方向に 並べて筐体内に配設していると
    ともに、これら極バーに接続される請求項1〜8のいず
    れかに記載の回路遮断器を極バーの両側に配設している
    ことを特徴とする分電盤。
  10. 【請求項10】 単相三線における2本の電圧極バーと
    中性極バーとを前後方向に並べて筐体内に配設している
    とともに、これら極バーに接続される請求項8記載の回
    路遮断器を極バーの両側に配設して、極バー両側の回路
    遮断器のカバーの先端同士を極バーの前方側において当
    接させていることを特徴とする分電盤。
  11. 【請求項11】 筐体は回路遮断器を覆う蓋体を備えて
    いることを特徴とする請求項9または10記載の分電
    盤。
  12. 【請求項12】 筐体は回路遮断器を覆う蓋体を備え、
    該蓋体には回路遮断器の上記表示及びカバーを覗かせる
    窓が設けられていることを特徴とする請求項10記載の
    分電盤。
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