JP3324919B2 - 中空糸膜の糸束及び中空糸膜モジュール並びに中空糸膜の糸束の製造方法 - Google Patents

中空糸膜の糸束及び中空糸膜モジュール並びに中空糸膜の糸束の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空糸膜の糸を束
ねてハウジングケース内に装填する中空糸膜モジュール
に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の中空糸膜モジュールの構造説明図
を図5及び図6に示す。
【0003】一般的に従来より使用されている中空糸膜
モジュールとしては、筒状のケース内に直線状の中空糸
膜が装填され、ケースの両端部を封止する両端封止タイ
プのものと、U字型に折り曲げられた中空糸膜を有底状
のハウジングケース内に装填して、中空糸膜の端面側の
み封止する片側封止タイプのものがあり、使用用途によ
り使い分けられている。
【0004】図5は両側封止タイプの中空糸膜モジュー
ル100を利用した濾過装置110を例示したものであ
る。中空糸膜モジュール100は直線状の中空糸膜10
1を筒状のケース102の中に装填し、両端をポッティ
ング剤103で封止したものである。封止部端面105
a,105bには中空糸膜の端面が開口した状態で現れ
ているもので、流入孔104aからケース102内部に
流入した濾過対象流体が中空糸膜101の膜表面を透過
して封止部端面105a,105bの開口から流出する
ものである。
【0005】この濾過装置110は中空糸膜モジュール
100を内部に装填するハウジング111を備え、濾過
対象流体を流入口112から内部に取り込み、前記の流
入孔104aから中空糸膜モジュール100内部に流入
させて濾過を行う。
【0006】また、濾過装置110は濾過対象流体が中
空糸膜101の膜表面を常時流れることで、膜表面に異
物が付着することを最小限に抑えることの可能ないわゆ
るクロスフロータイプであって、ケース102の流出孔
104bを経てハウジング111の流出口113から透
過しなかった濾過対象流体が流れ出る構成を採用してい
る。
【0007】そして、封止部端面105a,105bか
らは中空糸膜101の膜を透過した透過流体が流れ出
て、透過流体出口114a,114bから排出される。
【0008】一方、図6に示した中空糸膜モジュール2
00は多数本の中空糸膜を束ねてU字状として、その中
空糸膜束201を両端を開口するハウジングケース21
0内に挿入し、ハウジングケース210の一方の開口端
部にて中空糸膜束201の隙間及び中空糸膜束201と
ハウジングケース210間の隙間を封止材202で封止
固定する。
【0009】そして、その封止固定された中空糸膜束2
01の端末と硬化した封止材202とを共に切断し、各
中空糸膜の端末を開口して、封止部端面としての中空糸
膜開口端面203を形成しているものである。
【0010】この中空糸膜モジュール200は矢印A2
01方向に従って流入孔211を通りハウジングケース
210内部に流入される各種流体を、中空糸膜束201
を通過させて濾過し、中空糸膜開口端面203から矢印
A202方向に流出させるものである。
【0011】また、上記のような中空糸膜モジュール1
00,200における中空糸膜の束の製造方法としては
図7のような方法が採用されている。この図では一例と
して中空糸膜モジュール200の従来例を対象としてい
る。
【0012】まず、中空糸膜の糸201aを巻取り治具
301を軸302により回転して長円状に巻取成型して
いく。この時中空糸膜の糸201aは非常に切れ易いの
で不図示のテンションコントローラにより巻取り速度の
変化を吸収している(図7(a))。
【0013】次に、所定の巻き数に巻取った中空糸膜の
糸束201bを巻取り治具301からはずし(図7
(b))、糸がからまないように慎重に扱いながら略中
央部で2つに切断してU字状の中空糸膜の糸束201c
とし(図7(c))、中空糸膜の糸束201cをハウジ
ングケース210内に装填する(図7(d))。
【0014】これ以降の封止固定工程や開口部作成等は
前述の通りである。また、直線状の中空糸膜を使用する
中空糸膜モジュール100の場合には、上記の長円状の
中空糸膜の糸束201bを使用する場合には両端を切断
すれば良い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法で中空糸膜の糸束を作成する場合において、作業者
の手指により中空糸膜を扱うので、非常に慎重に扱わな
いと中空糸膜が切れたり、糸の束のほぐれ、また絡んだ
りすることが発生し易く非常に扱いにくいものである。
【0016】また、U字型あるいは直線状の中空糸膜の
糸束のいずれにおいても、ケース内に糸束を装填した場
合に、ケース内で均一に中空糸膜が位置せずに密集領域
や中空糸膜の少ない領域が発生して密度不均一となる場
合があり、この状態が発生すると密集領域での透過流量
が低下し中空糸膜モジュールとしての性能にばらつきを
生じてしまうことがあった。
【0017】また、U字型の中空糸膜の糸束において、
ケース内で両端部が外側へと拡がる傾向にあり、封止部
を形成する際に中央部の糸束の密度が少なくなり、ポッ
ティング剤の硬化収縮によるひけやひけ巣の発生を伴う
こともあった。
【0018】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、中空糸
膜を中空糸膜モジュールの構成部材としてケース等の中
に挿入するために所定の形状の糸束に成形するときに、
取扱が容易で糸の切れやほぐれ、からみ等の不具合が発
生せず、また、糸束の形状や束ねかたによる密度不均一
な状態を発生させることを防止することの可能な中空糸
膜の糸束を提供することにある。
【0019】また、この中空糸膜の糸束を使用した中空
糸膜モジュールと中空糸膜の糸束の製造方法を明らかに
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、横糸として整列した複数本の中空
糸膜の幅方向の任意の位置に、縦糸として少なくとも2
本の糸をそれぞれの中空糸膜の間で交差させながら編み
み、縦糸は、中空糸膜の間の交差部において撚られて
いる。
【0021】
【0022】中空糸膜モジュールにおいては、上記記載
の中空糸膜の糸束をロール状に巻き、筒状のケースの中
に装填する。
【0023】また、中空糸膜の糸束の製造方法において
は、縦糸を供給する少なくとも一対の縦糸供給部材を有
し、それぞれの縦糸供給部材の位置を入れ替えることで
縦糸を撚ることの可能な縦糸撚り手段と、撚られた縦糸
の交差部と、この交差部からそれぞれの縦糸供給部材へ
と続く縦糸の間に横糸としての中空糸膜を載置する横糸
繰り出し手段とにより、横糸としての中空糸膜を前記撚
られた縦糸の交差部に載置し、前記縦糸撚り手段のそれ
ぞれの縦糸供給部材の位置を入れ替えて縦糸を撚ると同
時に中空糸膜を織り込むことを特徴とする。
【0024】従って、一本一本の中空糸膜が縦糸により
編み込まれてすだれ状の糸束となり、ばらけることがな
く取扱が容易で中空糸膜の切れやほぐれ、からみ等の不
具合が発生しない。
【0025】また、このすだれ状の糸束は、均一な密度
でロール状に巻くことが可能であり、中空糸膜モジュー
ルの筒状のケースに容易に装填可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明による中空糸膜の糸
束と中空糸膜モジュール及び中空糸膜の糸束の製造方法
を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0027】(実施の形態1)図1は、本発明を適用し
た中空糸膜の糸束10を表わす説明図である。図1にお
いて、1は横糸としての中空糸膜であり1本あるいは複
数本の中空糸膜を束ねたものである。
【0028】2は中空糸膜1を織り込んでいく縦糸であ
り、当実施の形態ではナイロンやテトロン等の合成繊維
を材料としているもので、2本の糸2a,2bにより中
空糸膜1を挟み込むように織られている。この時、中空
糸膜1を縦糸2により織る際には、中空糸膜が縦糸2に
よりつぶれたり切断したりしないように、縦糸2のテン
ションコントロールには充分注意を払う必要がある。
【0029】また3a,3bは両端部の中空糸膜がほど
けないように糸2a,2bを接合した接合部である。接
合部3a,3bの接合方法は、縦糸の材料が当実施の形
態のようにナイロンやテトロンのように熱可塑性の場合
には熱溶着により行うことが簡便で確実な方法である
が、接着材を塗布する等のその他の方法を採用すること
も可能である。
【0030】縦糸同士を接合することで中空糸膜の糸束
の縦糸方向の移動が規制され、とくに縦糸の端部を接合
した場合には糸束の端部のほぐれが防止される。
【0031】4は糸2a,2bの交差部である。この交
差部4において糸2a,2bは単に交差しているのでは
なく、図1にあるように下方から上方に向けて左回転で
撚られている(半回転している)。
【0032】従って、糸2a,2bが撚られた状態の縦
糸2は通常の織物のように縦糸が密に織られていなくて
も糸2a,2bがほどけることがないので、横糸として
の中空糸膜1の幅方向の任意の場所に縦糸を位置させる
ことができる。
【0033】このような構成の中空糸膜の糸束10は、
幅方向の長さW及び縦方向の長さLは任意の長さに設定
することが可能であり、また、縦糸2の本数も中空糸膜
1がほぐれ、からみ等の不具合が発生しないように適宜
に設定すればよい。
【0034】また、中空糸膜の糸束10の利用する形態
において、図2(a)に示されるように中空糸膜1の一
方の端部が折り曲げられたU字状とした中空糸膜の糸束
20を利用する場合には、図1のC2の部分を切断すれ
ばよい。同様に、図2(b)に示されるように中空糸膜
1の両端部が切断され直線状とした中空糸膜の糸束30
を利用する場合には、図1のC1とC3の部分を切断す
ればよい。
【0035】従って、糸束10の幅方向の所定の位置を
縦糸方向に切断することで糸束10の幅を自在に設定す
ることが可能であり、また切断端面が略直線となるの
で、ロール状に巻いたときに、端面を容易に揃えること
ができる。
【0036】(実施の形態2)図3は第2の実施の形態
を説明する図であり、先に説明した第1の実施の形態の
中空糸膜の糸束を使用した中空糸膜モジュール50の図
であり、図3(a)から製造プロセス順に図示されてい
る。
【0037】図3(a)は図1で説明した中空糸膜の糸
束10をロール状に巻いた中空糸膜の糸束40の図であ
る。中空糸膜の糸束10はすだれ状の織物であるので、
取扱性が良く簡単に巻くことが可能である。
【0038】図3(b)はロール状に巻いた中空糸膜の
糸束40を筒状のケース41の中に装填した状態の図で
ある。図においてロール状の糸束の断面に隙間があるよ
うに思えるが、図は単に実施の形態を説明するために理
解し易く描いたものであり、実際には中空糸膜1が均等
に充填されている。
【0039】図3(c)はケース41の片側を封止部4
1aとしてポッティング剤42で封止した状態である。
【0040】図3(d)はポッティングされた封止部4
1aをC4の部分で切断し、中空糸膜1の端面1aが開
口した状態で現れている。この図3(d)の状態の中空
糸膜モジュール50が従来技術での中空糸膜モジュール
200に相当するものである。
【0041】本願発明を適用した中空糸膜モジュール5
0は、ケース41内部での中空糸膜の密集領域や中空糸
膜の少ない領域が発生することなく密度の均一な分布と
なり、透過流量の低下させることなく従って、各中空糸
膜モジュールの個体間での性能のばらつきも解消され
る。
【0042】また、U字型の中空糸膜の糸束に見られる
中央部のひけやひけ巣の発生の問題も、密度不均一が解
消されたことから同時に解決可能となった。
【0043】(実施の形態3)第3の実施の形態では、
先の第1及び第2の実施の形態に説明された中空糸膜の
糸束の製造方法を説明する。この実施の形態において
は、中空糸膜の糸束の製造方法の必須事項を説明するも
のであり、実際に製造する際に必要となる具体的な装置
構成に関しての言及は必要最小限とする。また、図4
(a)から製造プロセス順に図示されている。
【0044】まず、必要となる材料としては、横糸とし
ての中空糸膜1及び縦糸2としての糸2a,2bであ
る。
【0045】糸2a,2bは縦糸供給部材としてのシャ
トル61a,61bの内部の不図示のリールに巻かれて
おり、シャトル61a,61bから引き出すことで使用
可能としている。
【0046】横糸としての中空糸膜1は、中空糸膜が折
れたりつぶれたりしないで巻かれる程度の大きさの直径
の不図示のボビンに巻かれており、以後の説明で中空糸
膜1が必要となるときに切断されることなく供給される
ものとする。
【0047】図4(a)は中空糸膜1を糸2a,2bに
より織り込み開始する状態の図である。準備として糸2
a,2bの最初の交差部は織り込んでいく中空糸膜1が
ばらけないように接合部3aを形成しておく。ここで、
縦糸2は、図において左右の2組描かれているが、両者
ともに同じ形態であるので、説明は図において左側の縦
糸に関して行う。
【0048】縦糸2の接合部3a側は所定の場所に固定
されている。また、縦糸を供給するシャトル61a,6
1bは中空糸膜をその間に通すことが可能な間隔で離れ
ており、それぞれのシャトルの位置を矢印A1方向に入
れ替えることで縦糸2を撚ることの可能な不図示の縦糸
撚り手段により保持されている。
【0049】また、中空糸膜の糸束の織り幅を設定し、
右端と左端の位置にフック62a及び62bを固定して
おく。
【0050】以下に中空糸膜の糸束の織り進める方法を
説明する。
【0051】a)まず図4(a)のシャトル61a,6
1bにより縦糸2の最初交差部4aを形成した状態でシ
ャトル61a,61bの移動を停止させる。次に、中空
糸膜1を不図示の横糸繰り出し手段により先端1aから
最初の交差部4a及び4a’からそれぞれのシャトル6
1a,61bへと続く糸2a,2bの間に載置するよう
に供給する。
【0052】b)次に図4(a)の矢印A1の方向に各
シャトルを移動して位置を入れ替えて縦糸2を撚り、図
4(b)の状態にする。
【0053】c)中空糸膜1の最初のUターン部1bを
右端のフック62aに掛け交差部4bに載置しながら左
端のフック62bの近傍まで供給する(図4(c))。
【0054】d)それぞれのシャトル61a,61bの
位置を入れ替えて縦糸2を撚る(図4(d))。
【0055】e)中空糸膜1の第2のUターン部1cを
左端のフック62bに掛け交差部4cに載置しながら右
端のフック62aの近傍まで供給する(図4(e))。
【0056】f)それぞれのシャトル61a,61bの
位置を入れ替えて縦糸2を撚る(図4(e))。
【0057】g)右端のフック62aから中空糸膜1の
最初のUターン部1bをはずす。
【0058】h)中空糸膜1の第3のUターン部1dを
右端のフック62aに掛け交差部4dに載置しながら左
端のフック62bの近傍まで供給する(図4(f))。
【0059】i)それぞれのシャトル61a,61bの
位置を入れ替えて縦糸2を撚る。
【0060】j)左端のフック62aから中空糸膜1の
第2のUターン部1cをはずす。
【0061】k)以下、上記の織り進め方e)f)g)
h)i)j)を1サイクルとして所定の回数繰り返して
必要な長さの中空糸膜の糸束を織る。
【0062】l)最後の縦糸2の交差部4xを接合して
中空糸膜がほぐれないようにする。以上の方法により、
図1で説明した中空糸膜の糸束10と同様のものを作る
ことができる。その後の切断や巻取り等の2次加工は実
施の形態1及び2で説明した通りである。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、中空糸膜をすだれ状の
糸束として織ることにより、ばらけることがなく取扱が
容易で中空糸膜の切れやほぐれ、からみ等の不具合が発
生しない。
【0064】縦糸が中空糸膜の間の交差部で撚られた状
態にあることで、通常の織物のように縦糸が密に織られ
ていなくても縦糸がほどけることがないので、横糸とし
ての中空糸膜1の幅方向の任意の場所に縦糸を独立して
位置させることが可能であり、縦糸の本数を減らすこと
ができる。
【0065】すだれ状の糸束は、成形作業中に中空糸膜
の切れやからみ、ほぐれ等の不具合が発生せず、均一な
密度で簡単にロール状に巻くことが可能であり、中空糸
膜モジュールの筒状のケースに容易に装填可能である。
従って、中空糸膜を所定の形状に束ねて成形するための
作業時間が短縮すると同時に、不良を発生させる危険性
を減少させる。
【0066】中空糸膜モジュールでは、中空糸膜が均一
な分布で装填される。従って透過流量の低下も起きず、
各中空糸膜モジュールの個体間での性能のばらつきも解
消される。また、特にU字型の中空糸膜の糸束によく見
られる中央部のひけやひけ巣の発生の問題も、密度不均
一が解消されたことから同時に解決される。
【0067】中空糸膜の糸束の製造方法では、通常の織
機では織る事の不可能な切れ易く取扱にくい中空糸膜を
紐状のまま織り進めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の中空糸膜の糸束の図。
【図2】図2は、中空糸膜の糸束のバリエーション。
【図3】図3は本発明の中空糸膜の糸束を使用した中空
糸膜モジュールの製造工程の図。
【図4】図4は本発明の中空糸膜の糸束の織り方の説明
図。
【図5】図5は従来の中空糸膜モジュールの構造説明図
(両端封止タイプ)。
【図6】図6は従来の中空糸膜モジュールの構造説明図
(片側封止タイプ)。
【図7】図7は従来の中空糸膜の糸束の製造方法。
【符号の説明】 1 中空糸膜(横糸) 1a 先端 1b,1c,1d Uターン部 2 縦糸 2a,2b 糸 3a,3b 接合部 4,4a,4b,4c,4d 交差部 10,40 中空糸膜の糸束 20 中空糸膜の糸束(一方の端部U字状) 30 中空糸膜の糸束(直線状) 41 ケース 41a 封止部 42 ポッティング剤 50 中空糸膜モジュール 61a,61b シャトル(縦糸供給部材) 62a,62b フック C1,C2,C3,C4 切断部 L 幅方向の長さ W 縦方向の長さ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/22 B01D 61/00 - 71/82 510 C02F 1/44 D03D 1/00 - 27/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横糸として整列した複数本の中空糸膜の幅
    方向の任意の位置に、縦糸として少なくとも2本の糸を
    それぞれの中空糸膜の間で交差させながら編み込み、 前記縦糸は、中空糸膜の間の交差部において撚られてい
    ことを特徴とする中空糸膜の糸束。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の中空糸膜の糸束をロール
    状に巻き、筒状のケースの中に装填することを特徴とす
    る中空糸膜モジュール。
  3. 【請求項3】縦糸を供給する少なくとも一対の縦糸供給
    部材を有し、それぞれの縦糸供給部材の位置を入れ替え
    ることで縦糸を撚ることの可能な縦糸撚り手段と、 撚られた縦糸の交差部と、この交差部からそれぞれの縦
    糸供給部材へと続く縦糸の間に横糸としての中空糸膜を
    載置する横糸繰り出し手段とにより、 横糸としての中空糸膜を前記撚られた縦糸の交差部に載
    置し、前記縦糸撚り手段のそれぞれの縦糸供給部材の位
    置を入れ替えて縦糸を撚ると同時に中空糸膜を織り込む
    ことを特徴とする中空糸膜の糸束の製造方法。
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