JPH1053993A - ポリアミド製螺旋の継目で継ぎ合せられた抄紙機の布 - Google Patents

ポリアミド製螺旋の継目で継ぎ合せられた抄紙機の布

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JPH1053993A
JPH1053993A JP9086345A JP8634597A JPH1053993A JP H1053993 A JPH1053993 A JP H1053993A JP 9086345 A JP9086345 A JP 9086345A JP 8634597 A JP8634597 A JP 8634597A JP H1053993 A JPH1053993 A JP H1053993A
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JP9086345A
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Patrick Fargeout
ファルジュ パトリック
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Albany International Corp
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/10Suction rolls, e.g. couch rolls
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • D21F1/0027Screen-cloths
    • D21F1/0054Seams thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械方向に束ねられ/撚られた糸を有するO
MSR 抄紙機の布が、抄紙機上の布の準備の整ったピン
継ぎ合せのための正しい配置と形を保持して単繊維の連
結手段を提供する。 【解決手段】 変形エンドレス織により製造された機械
上で継ぎ合せできる(OMSR )抄紙機の布は機械方向
(MD)と機械に直交する方向(CD)の糸を含む。M
D糸は束ねられ/撚られた糸で、且つ布の二つの横の縁
の間を連続往復して、その都度両横の縁の一つに継ぎ合
せループを形成する。なるべくならポリアミド樹脂から
押出し成型された単繊維螺旋である、継ぎ合せ螺旋は二
つの横の縁の各々にある継ぎ合せループに連結される。
二つの継ぎ合せ螺旋はピン継目と共にエンドレスの形に
布を連結するのに用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抄紙技術に関する。
特に、本発明は抄紙機のプレス部向きのOMSRプレス
布地のような、機械上で継ぎ合せのできる(OMSR
種類の抄紙機の布である。
【0002】
【従来の技術】抄紙工程の間、繊維質巻取紙は抄紙機の
形成部で運動している形成布の上に繊維質スラリー、即
ちセルローズ繊維の水への分散液、を沈澱させて形成さ
れる。この工程中に多量の水が、形成布の表面上の繊維
質巻取紙を離れて、形成布を通ってスラリーから排出さ
れる。
【0003】新しく作られた巻取紙は形成部から、一連
のプレスニップを有するプレス部に進む。繊維質巻取紙
は一枚のプレス布、又は多くの場合は二枚のプレス布の
間、に支持されたプレスニップを通過する。プレスニッ
プ中では、繊維質巻取紙はそこから水を絞り出し、且つ
シートに繊維質巻取紙を転がして紙中の繊維を互いにく
っつけるために、圧縮力が掛けられる。水は単複のプレ
ス布で受取られ、理想的には巻取紙には戻らない。
【0004】巻取紙は最後に乾燥機部に進む、そこは少
なくとも一連の回転乾燥ドラム又は円筒を含み、その内
部は蒸気で加熱されている。巻取紙、即ち新しく作られ
た紙シートそれ自身は、ドラムの表面に巻取紙を密着さ
せる乾燥機布により、次々にドラムの列の周りの波状の
通路に案内される。加熱されたドラムは巻取紙の含水量
を蒸発によって望みのレベルまで減少させる。
【0005】形成、プレス及び乾燥機各部の布は全て抄
紙機上でエンドレスループの形とコンベヤ同様の機能を
持つことは認識されるべきである。更に製紙はかなりの
速度で進む連続工程であることも認識されるべきであ
る。換言すれば、繊維質スラリーは形成部で形成布の上
に連続的に沈澱させられる、一方その間新しく製造され
た紙シートは乾燥機部から出た後連続的にロールに巻取
られる。
【0006】さし当たり、プレス布に関して云えば、今
までプレス布はエンドレスの形でだけ供給されていたこ
とが想起されるべきである。このことは新しい出来立て
の紙シートが単複のプレス布のどんな非一様性によるプ
レスニップ中のしるしにも極めて敏感であることによ
る。エンドレス織として知られている工程で生産された
もののような、エンドレスで継目のない布はその縦方向
(機械方向)と横方向(機械に直交する方向)のどちら
にも一様な構造を有する。抄紙機に設置してプレス布を
エンドレスの形に閉じるのに使われる継目のような、継
目はプレス布の一様構造に不連続性を表現する。それ
で、継目の使用は紙シートがプレスニップでしるし付け
られる可能性を大いに増大させる。
【0007】要するに、どんな実用可能な機械上で継ぎ
合せできる(OMSR )プレス布の継目領域も負荷の下
で、即ち、プレスニップの圧縮下で、残りのプレス布と
同様に作動せねばならない、そして又継目領域で作られ
た紙成品の周期的なしるしを避けるために、残りのプレ
ス布と同じ透水性と通気性を持たねばならない。OMS
R はアルバニーインターナショナル社の登録商標であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かなりの技術的障害が
これらの要求条件で表わされているにも拘らず、それが
プレス部に設置される場合の比較的容易さと安全性の理
由で、機械上で継ぎ合せできる(OMSR )プレス布の
開発は高く要望されていた。結局、これらの障害は布の
両端の横断縁に継ぎ合せループを設けて作られる継目を
有するプレス布の開発によって克服された。継ぎ合せル
ープそれ自身は布の機械方向(MD)の糸により作られ
る。所謂“ピン継目”はプレス布の両端を互いに持寄
り、布の両端の継ぎ合せループを絡み合わせ、布の両端
を固定させるために絡み合った継ぎ合せループによって
出来た通路を通して、所謂ピン又はピントルを案内して
作られる。云うまでもなく、抄紙機にエンドレスプレス
布を設置するよりも、OMSRプレス布を設置する方が
ずっと容易であり且つ遥かに時間の節約になる。
【0009】抄紙機上で“ピン継目”で連結できるプレ
ス布を作る一つの方法は布を平織にすることである。こ
の場合、縦糸はプレス布の機械方向(MD)のより糸で
ある。継ぎ合せループを作るには、縦糸の端は縦糸に平
行な方向に布地本体の中に或距離織返される。更にもっ
とましなもう一つの技術は、通常はエンドレスループの
布を作るのに使われる、エンドレス織方の一変形であ
る。変形エンドレス織では、横糸、即ち緯糸は、ループ
を形成するピンの周りを通過することによって織られて
いる布の縁の一つにループを形成している各通路の中
を、織機を横切って連続的に往復して織られる。結局プ
レス布の中ではMD糸となる、横糸即ち緯糸は連続して
いるので、この方法で得られた継ぎ合せループは平織布
の端の中に縦糸の端を織返して作られたどんな物よりも
強い。
【0010】本来、単一の単繊維糸はOMSR プレス布
の機械方向及び機械に直交する方向のどちらにも用いら
れた。単繊維の相対スチフネスはそれが必要で良好な継
ぎ合せループを形成する特性を持つであろうことを保証
する。然し、実験は単一の単繊維糸は織るのが難しく又
多種類の最近のプレス機に関して機械方向には不十分な
弾性を有することを示した。引張りの故障と継目の破損
が屡々観察された。
【0011】もう一つの困難は単一の単繊維で織られた
基礎布の非常に目が粗く、硬くて、非圧縮性の構造によ
り表現された。ある種の抄紙応用では、この非圧縮性は
問題にならず、理想的でさえあった。然し、貧弱な補助
布の脱水能力とか、又はしるしに敏感な品質の紙を作る
場合には、より柔らかく、より可圧縮性の基礎布が必要
とされる。
【0012】より圧縮性のある基礎布は、単一の単繊維
糸の代りに、多繊維糸か又は束ねられた単繊維糸で織る
ことにより得られる。然し、これらのタイプの糸は良い
ループを形成するのに、又は継目が閉じ合わされた時ル
ープを噛合わせる間、継目領域をそのままの状態に保つ
のに必要な剛性を持たない。更に、これらの糸は撚って
あるので、これらから作られたループはループの面にあ
る軸の周りに回転する傾向がある。二次螺旋効果として
知られるこの回転が起ると、それはピン継目を形成する
のに必要とされる理想的配置からループを逸脱させる。
例え不可能ではないにしても、斯かる逸脱は閉じ合せの
間プレス布の各端でループを正確に絡み合わせること、
それだけでなく絡み合ったループで出来た通路を通って
ピントルを導入することも困難にする。
【0013】種々の試みがこれらの困難を克服するため
に、従来の技術で単繊維のようなループを形成するMD
糸の役割を作ることで為された。米国特許No.5,005,610
では、OMSR 抄紙機の布のMD糸は編んだ単繊維糸を
含む複合構造を持つ。編んだ糸は変形に抵抗する継ぎ合
せループを形成する、そして又撚りに関して平衡してい
るので、継目の理想平面幾何からの“二次螺旋効果”の
回転の影響を受けない継ぎ合せループを形成する。
【0014】米国特許No.5,204,150では、OMSR 抄紙
機の布のMD糸は、MD糸に単繊維様特性を与えて、布
の熱処理中部分的に溶融している樹脂から押出成型され
た束ねられ/ 撚られた糸である。例え撚りと編みによっ
て平衡していなくても、個々の端部の部分溶融に起因す
る融合が理想の継目の幾何学からのループの回転が起る
のを防ぐ。
【0015】最後に、米国特許No.5,391,419では、ピン
継ぎ合せのできる抄紙機の布のMD糸は糸に単繊維様構
造を与える被覆を有する束ねられ/ 撚られた糸である。
その被覆は永久的か、半永久的か又は可溶性の何れかで
ある。例え糸が平衡していないとしても、この被覆はル
ープの回転を防ぐ。
【0016】本発明は単繊維様の継ぎ合せループ付の束
ねられ/ 撚られたMD糸を有するOMSR 抄紙機の布を
提供する別の手段である。
【0017】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の目的は
単繊維の継ぎ合せループ付の束ねられ/ 撚られたMD糸
を有するOMSR 抄紙機の布を提供するにある。束ねら
れ/ 撚られた糸は多数の端又は繊維を有する抄紙機の布
地の生産に用いられるどんな種類の糸も意味しているの
で、それは望みの度合に撚られる、又多くの場合、同種
又は異種のタイプの他の繊維と組合わせ又は束ねられ
る。束ねの操作中、糸の各素線は個々の素線のそれとは
反対方向への撚りによって互いに結合される。従って束
ねられ/ 撚られた糸は多素線の糸と見做してよい。
【0018】この目的はMD糸のシステムと機械に直交
する方向(CD)の糸のシステムから変形エンドレス織
の技術で織られた本OMSR 抄紙機の布と合致する。抄
紙機の布は長さ、幅、二つの縦の縁及び二つの横の縁を
持つ四角形である。
【0019】束ねられ/ 撚られたMD糸は、多数の継ぎ
合せループを形成している各横の縁で、二つの横の縁の
間の抄紙機の布の長さに亘って連続的に行ったり来たり
して広がる。束ねられ/ 撚られた糸から出来ている継ぎ
合せループは上に論じた問題に敏感であり、変形エンド
レス織工程で作られたそれらについては、ループ形成ピ
ンが抜去されるやいなや望ましい配置や形からずれる傾
向がある。
【0020】本発明によれば、ループ形成ピンの抜去と
同時に、継ぎ合せループが望ましい配置と形からはずれ
るチャンスを持つ前に、布の各横の縁で単繊維継ぎ合せ
螺旋が継ぎ合せループと絡み合わされ連結される。それ
で単繊維継ぎ合せ螺旋は布を抄紙機上でピン継目による
エンドレスの形に密接させるのに用いられる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は今、以下に同定される図
面を参照しながら、より充分に且つ完全に記述されるで
あろう。
【0022】扨はっきりと図面に転じると、図1は機械
上で継ぎ合される(OMSR )抄紙機の布10の概略透
視図である。布10はその二つの端12,14が互いに
継目16で連結されたエンドレスループの形をとる。
【0023】図2は互いに結合する以前のOMSR 布1
0の両端12,14の概略透視図である。両端12,1
4の各々を横切る縁は多数の継ぎ合せループ18であ
る。両端12,14を互いに結合するには、互いの各端
の継ぎ合せループ18を、互い違いに噛合わせる又は絡
み合わせるように、一緒に持ちよる。絡み合わされた継
ぎ合せループ18は、ピン、又はピントル、糸様の撚り
紐又は構成部品が端12,14を互いにしっかり留める
ために導入できるような通路を確立する。ここに術語
“ピン継目”の起源がある。
【0024】本発明では、継ぎ合せループ18が新しく
ユニークな方法で提供される。図3は本発明が実用され
るような抄紙機の布20の、縦糸方向に取られた、断面
図を示す。布20は二重織で織られて示されているけれ
ども、この織り方は一例として示されているだけで、本
発明は一重織で織られた、又は薄層にされて幾つかの織
物層を重ねた布20でも実施できることは理解されるべ
きである。布20はプレス布の基礎生地となり、従って
片側又は両側に一つ又はそれ以上の層のスフの打綿を縫
込め、又は或方法でコートしてもよい。ほかには、布2
0は抄紙機の他の部の一つ、即ち形成部又は乾燥部に
も、又は重合樹脂コートの生地として製紙工程用ベルト
にも用いられ得る。
【0025】布20は変形エンドレス織工程で織られ
る。この場合、縦糸22は結局機械に直交する方向(C
D)の糸となり、横糸24は結局機械方向(MD)の糸
となる、この時布20が設置される抄紙機に対する糸の
方向の照合が為される。
【0026】縦糸22、OMSR 布20のCD糸、は抄
紙機の織物を織るのに使用されるどんなタイプの糸でも
よい。換言すれば、束ねた単繊維又は束ねた多繊維の糸
の形で、単一又は束ねられ/撚られた糸で使用される単
繊維の撚り糸である、単繊維糸が縦糸22として使用さ
れる。
【0027】他方、横糸24、OMSR 布20のMD
糸、は束ねられ/撚られた糸である。上に定義された如
く本文では、これらの糸は多繊維の糸又は束ねた単繊維
の糸であってよい;換言すれば、これらの糸は一本又は
単独で用いられる単繊維の糸を除いてどんな連続繊維の
糸の形でもよい。例えば、横糸24は以下の二つのタイ
プの内の一つである束ねた単繊維の糸であってよい: a) 0.26mm × 1 × 3, 個別に撚られた直径0.26mmの三
つ編み糸、そこで互いに反対方向に撚って合わせて束ね
られる;又は b) 0.30mm × 1 × 3, 個別に撚られた直径0.30mmの三
つ編み糸、そこで互いに反対方向に撚って合わせて束ね
られる。
【0028】更に、横糸24は紡ぎ糸(スフを紡いだ
糸)又は複合糸でもよい、ここで上記のいろいろな糸の
一つ以上の糸は互いに束ねる、撚る又はその両方を複合
した物である。
【0029】更に、横糸24は、各繊維が0.05mmから0.
15mmの範囲の直径を持つ、多数の単一の繊維を互いに束
ねられ/撚られて成る多芯撚り糸でもよい。例えば、或
多芯撚り糸は各々が互いに一方向に撚られた八本の0.10
mm直径の撚り糸より成る三本の束でもよい、三つの束は
互いに反対方向に撚られている(0.10 mm × 8 ×
3)。
【0030】何れにせよ、縦糸22(CD糸)及び横糸
24(MD糸)を構成している繊維は、ポリアミド、ポ
リエステル、ポリエーテルケトン、ポリプロピレン、ポ
リアラミド、ポリオレフィン及びポリエチレンテレフタ
レート(PET)樹脂のような合成樹脂素材から押出成
型され、又織物工業特に抄紙機の織物工業で良く知られ
ている技術に従って糸の中に組込まれる。
【0031】変形エンドレス織による布20の織り方で
は、横糸24は、ループを作るピンの周りを通過して織
られている布20の一縁上のループを横切る通路中を、
織機を横切って行ったり来たり連続的に織られる。変形
エンドレス織によるOMSRの布の織り方に関する、米
国特許No.3,815,645で公開且つ請求された幾つかの案、
ここで参考文献に組込まれた教示、は有用であり本発明
の実施に用いられる。
【0032】図4は、横糸方向に取られた、変形エンド
レス織工程の結果の布20の継目領域の断面図である。
結局布20のMD糸である、横糸24は継目ループ18
を与えるために連続的手法でループを形成するピン26
の周りを織る。
【0033】ループを形成するピン26は抄紙機に容易
に設置できるような形に布20を置くために抜去されね
ばならないことは認識されるであろう。横糸24(MD
糸)は束ねられ/ 撚られた糸であるから、継ぎ合せルー
プ18は二次螺旋効果を例証して、理想の継目ループの
幾何学から回転し、又ループを形成するピン26が抜去
されるやいなや変形し、続く抄紙機上での継ぎ合せが困
難か又は不可能になるかも知れないことも又認識される
であろう。
【0034】図5は、機械方向に取られた、抄紙機への
設置を受持つ布20の継目領域の断面図である。束ねら
れ/ 撚られた糸で作られた布の端の連結の問題は、ルー
プを形成するピン26の抜去と同時に継ぎ合せループ1
8に継ぎ合せ螺旋28を取付けることで解決した。
【0035】詳しくは、ループを形成するピン26が絡
み合った継ぎ合せループ18で確立された通路から引抜
かれる時、ループを形成するピン26が引抜かれた直後
且つ継ぎ合せループ18がその望ましい配置から変形し
たり回転したりする機会を持つ前に、継ぎ合せ螺旋28
が各継ぎ合せループ18に取付けられる。それ故継ぎ合
せ螺旋28はループを形成するピン26が引抜かれるに
つれて継ぎ合せループ18一つずつと順に絡み合わされ
る。継ぎ合せ螺旋28は接続用糸30により継ぎ合せル
ープ18に連結される、この糸は継ぎ合せ螺旋28が所
定の場所に着くやいなや継ぎ合せループ18を通って案
内される。この工程の結果、機械方向に束ねられ/撚ら
れた糸と継ぎ合せ螺旋28により与えられた単繊維継ぎ
合せループを有するOMSR 布が得られた。
【0036】図5には示されていないが、一つ又はそれ
以上の層のスフの打綿が布20の中に習慣的に縫込まれ
る。なるべくなら、これはループを形成するピン26が
継ぎ合せループ18から抜去されて継ぎ合せ螺旋28が
取付けられる前に為されるのがよいが、これらの作業の
順序は反対にしてもよい。然しながら、継ぎ合せ螺旋2
8が縫込みの前に取付けられる場合、縫込み操作それ自
身が破損の原因となりこれらの交換を要することになる
かも知れない。ループを形成するピン26の抜去の前の
縫込みがこの理由で望ましい。
【0037】継ぎ合せ螺旋28は、なるべくなら押出成
型されたポリアミド樹脂製の、単繊維螺旋がよい。例え
ば、その単繊維の直径は0.40mm又は0.50mmでもよい。抄
紙機へ布20の取付の間、単繊維である継ぎ合せ螺旋2
8は容易に互いに絡み合わされ、その絡み合わされた螺
旋によって確立された通路を通ってピントル32を導入
することにより互いに連結される。詰物用糸34が、継
目領域が布20の他の部分と同じ特性を持つことを保証
するために、継ぎ合せ螺旋の中に挿入される。接続糸3
0と詰物用糸34は布20の縦糸22(CD糸)に用い
られるのと同じタイプの糸である。ピントル32は、布
20のMD糸(横糸24)として用いられる上記の、一
本の単繊維のより糸、互いに撚っていない又は互いに束
ねて、撚って、組紐又は編んだ単繊維の多芯より糸、又
は束ねられ/ 撚られた糸の一つ又はそれ以上のより糸で
ある。
【0038】上記の部分的改修は当業者には明らかであ
ろう、然しそれは本発明に添付の請求範囲を超えて改修
をもたらす物ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】機械上で継ぎ合された(OMSR )プレス布の
概略透視図。
【図2】互いに連結される前のOMSR プレス布の両端
の概略透視図。
【図3】抄紙機の布の縦糸方向の断面図。
【図4】ループを形成するピンをそこから抜去する前の
継目領域の横糸方向の断面図。
【図5】抄紙機上に設置した後の布の継目領域の機械方
向の断面図。
【符号の説明】
10,20 抄紙機の布 12,14 布の両端 16 継目 18 継ぎ合せループ 22 縦糸 24 横糸 26 ループを形成するピン 28 継ぎ合せ螺旋 30 接続糸 32 ピントル 34 詰物用糸

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピン継目によりエンドレスの形に密接で
    きる、機械上で継ぎ合せできる抄紙機の布。以下より構
    成される:機械方向(MD)の糸のシステム及び機械に
    直交する方向(CD)の糸のシステム、長さ、幅、二つ
    の縦の縁、及び二つの横の縁を持つ四角形に前記抄紙機
    の布を形成するために前記CD糸のシステムの前記糸と
    織り合わされている前記MD糸のシステムの前記糸、前
    記二つの横の縁の間の前記抄紙機の布の前記長さに亘っ
    て往復して広がっている前記MD糸、更に前記二つの横
    の縁の各々に沿って継ぎ合せループを形成している前記
    MD糸、束ねられ/撚られた糸である前記MD糸、それ
    故前記継ぎ合せループを形成する前記束ねられ/撚られ
    た糸、少なくとも一本の接続糸により前記抄紙機の布の
    前記二つの横の縁の一つで前記継ぎ合せループに取付け
    られた第一継ぎ合せ螺旋;少なくとも一本の接続糸によ
    り前記抄紙機の布の前記二つの横の縁の他の一つで前記
    継ぎ合せループに取付けられた第二継ぎ合せ螺旋、それ
    によって前記抄紙機の布は前記第一と第二の継ぎ合せ螺
    旋を絡み合わせることにより又ピン継目を作るために絡
    み合わされた継ぎ合せ螺旋により確立された通路を通っ
    てピントルを案内することによりエンドレスの形に連結
    される。
  2. 【請求項2】 前記第一と第二の継ぎ合せ螺旋が単繊維
    の螺旋であるような請求項1に記載の抄紙機の布。
  3. 【請求項3】 前記単繊維の螺旋が押出し成型されたポ
    リアミド樹脂製であるような請求項2に記載の抄紙機の
    布。
  4. 【請求項4】 前記束ねられ/撚られた糸が多繊維の糸
    であるような請求項1に記載の抄紙機の布。
  5. 【請求項5】 前記束ねられ/撚られた糸が束ねられた
    単繊維の糸であるような請求項1に記載の抄紙機の布。
  6. 【請求項6】 前記束ねられ/撚られた糸が、各繊維が
    0.05mmから0.15mmの範囲の直径を持つ、多芯より糸であ
    るような請求項1に記載の抄紙機の布。
  7. 【請求項7】 前記束ねられ/撚られた糸が紡がれた糸
    であるような請求項1に記載の抄紙機の布。
  8. 【請求項8】 前記束ねられ/撚られた糸が複合糸であ
    るような請求項1に記載の抄紙機の布。
  9. 【請求項9】 前記束ねられ/撚られた糸が重合樹脂材
    から押出成型された繊維を含むような請求項1に記載の
    抄紙機の布。
  10. 【請求項10】 前記重合樹脂材がポリアミド、ポリエ
    ステル、ポリエーテルケトン、ポリプロピレン、ポリア
    ラミド、ポリオレフィン及びポリエチレンテレフタレー
    ト(PET)樹脂より成るグループから選ばれるような
    請求項9に記載の抄紙機の布。
  11. 【請求項11】 更に前記第一継ぎ合せ螺旋の中に少な
    くとも一本の詰物用糸を含む請求項1に記載の抄紙機の
    布。
  12. 【請求項12】 更に前記第二継ぎ合せ螺旋の中に少な
    くとも一本の詰物用糸を含む請求項1に記載の抄紙機の
    布。
JP9086345A 1996-06-25 1997-04-04 ポリアミド製螺旋の継目で継ぎ合せられた抄紙機の布 Pending JPH1053993A (ja)

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