JP3324308B2 - 排気熱量演算装置 - Google Patents

排気熱量演算装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気熱量演算装置に関
し、特に、排気系に介装された触媒の入口温度を推定す
るために、内燃機関の排気のエンタルピーを演算する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、温度変化を求めることにより
排気熱量を演算する排気熱量演算装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
排気熱量演算装置では、エンタルピーの概念を導入して
おらず、温度変化を求めることにより演算していたた
め、排気の流速変化による熱伝達項が無視され、演算し
た排気熱量に誤差が生じていた。本発明はこのような従
来の課題に鑑みてなされたもので、排気熱量を精度良く
演算することが可能な排気熱量演算装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明にかかる排気熱量演算装置では、図1に示すように、
機関への吸入空気質量を検出する吸入空気質量検出手段
と、機関の回転数を検出する機関回転数検出手段と、機
関に噴射供給される燃料質量を一定時間毎に検出する燃
料質量検出手段と、前記検出された吸入空気質量に基づ
いて所定期間における累積吸入空気質量を演算する累積
吸入空気質量演算手段と、前記検出された機関回転数に
基づいて所定期間における機関の平均回転数を演算する
平均回転数演算手段と、前記燃料質量検出手段により検
出された燃料質量に基づいて所定期間における累積燃料
質量を演算する累積燃料質量演算手段と、前記所定期間
における機関の平均回転数と累積吸入空気質量とに基づ
いて排気温度を推定する排気温度推定手段と、前記累積
吸入空気質量、累積燃料質量、排気温度、及び排気の比
熱に基づいて、排気のエンタルピーを演算するエンタル
ピー演算手段と、該エンタルピー演算手段により演算さ
れた排気のエンタルピーに基づいて排気の熱量を演算す
る排気熱量演算手段と、を備えた。
【0005】請求項2の発明にかかる排気熱量演算装置
では、前記エンタルピー演算手段は、次式(1)により
エンタルピーHn を演算する手段 Hn =(SGan+GFn)×tE ×cp ・・・(1) SGan:所定期間における累積吸入空気質量 GFn:累積燃料質量 tE :排気温度 cp :定圧
比熱 である。
【0006】請求項3の発明にかかる排気熱量演算装置
では、図2に示すように、目標空燃比に空燃比制御され
る機関であって、機関への吸入空気質量を検出する吸入
空気質量検出手段と、機関の回転数を検出する機関回転
数検出手段と、前記検出された吸入空気質量に基づいて
所定期間における累積吸入空気質量を演算する累積吸入
空気質量演算手段と、前記検出された機関回転数に基づ
いて所定期間における機関の平均回転数を演算する平均
回転数演算手段と、前記所定期間における機関の平均回
転数と累積吸入空気質量とに基づいて排気温度を推定す
る排気温度推定手段と、前記目標空燃比、所定期間にお
ける累積吸入空気質量、排気温度、及び排気の比熱に基
づいて排気のエンタルピーを演算するエンタルピー演算
手段と、該エンタルピー演算手段により演算された排気
のエンタルピーに基づいて排気の熱量を演算する排気熱
量演算手段と、を備えた。
【0007】請求項4の発明にかかる排気熱量演算装置
では、前記エンタルピー演算手段は、次式(2)により
エンタルピーHn を演算する手段 Hn =SGan・(1+(1/目標空燃比))×tE ×cp ・・・(2) SGan:所定期間における累積吸入空気質量 tE :排気温度 cp :定圧比熱 である。
【0008】請求項5の発明にかかる排気熱量演算装置
では、前記排気温度推定手段は、ルック・アップ・テー
ブルを用いて排気温度を推定するように構成された。請
求項6の発明にかかる排気熱量演算装置では、前記排気
の比熱は排気成分を二酸化炭素、水分,窒素で代表させ
たときの値である。請求項7の発明にかかる排気熱量演
算装置では、前記排気温度をフロントチューブ入口又は
マニホールド触媒入口の排気温度とする。
【0009】請求項8の発明にかかる排気熱量演算装置
では、前記所定期間は、少なくとも全気筒が1回は燃焼
する期間である。
【0010】
【作用】上記、請求項1の発明にかかる排気熱量演算装
置の構成によれば、機関への吸入空気質量、機関の回転
数、燃料質量を検出し、所定期間における累積吸入空気
質量、機関の平均回転数、累積燃料質量を演算し、さら
に排気温度を推定し、これらに基づいて排気のエンタル
ピーを演算することにより、排気の熱量が演算される。
このように排気熱量を演算により求めることにより、排
気の流速変化による影響を受けないため、排気熱量に誤
差が生じなくなる。
【0011】請求項2の発明にかかる排気熱量演算装置
の構成によれば、具体的に、エンタルピーHn は、累積
吸入空気質量SGan、累積燃料質量GFn、排気温度tE
定圧比熱cp から、前記(1)式により算出される。請
求項3の発明にかかる排気熱量演算装置の構成によれ
ば、目標空燃比に空燃比制御される機関では、所定期間
における累積燃料質量を演算する代わりに、理論空燃比
を用いて排気のエンタルピーを演算することが可能とな
り、しかも空燃比が一定であるから、簡単に排気のエン
タルピーを演算することが可能となる。
【0012】請求項4の発明にかかる排気熱量演算装置
の構成によれば、具体的に、目標空燃比に空燃比制御さ
れる機関では、エンタルピーHn が、目標空燃比、累積
吸入空気質量SGan、排気温度tE 、定圧比熱cp から、
前記(2)式により算出される。請求項5の発明にかか
る排気熱量演算装置の構成によれば、所定期間における
機関の平均回転数と累積吸入空気質量とに基づいたルッ
ク・アップ・テーブルを用いて排気温度を推定すること
により、簡易に排気温度を推定することが可能となる。
【0013】請求項6の発明にかかる排気熱量演算装置
の構成によれば、二酸化炭素、水分、窒素の定圧比熱が
大きいので、これらを排気の比熱として代表させること
が可能となる。請求項7の発明にかかる排気熱量演算装
置の構成によれば、排気温度をフロントチューブ入口又
はマニホールド触媒入口の排気温度とするため、触媒の
入口温度の推定精度が向上する。
【0014】請求項8の発明にかかる排気熱量演算装置
の構成によれば、所定期間は少なくとも全気筒が1回は
燃焼する期間であるので、気筒間のバラツキの影響がな
くなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図3〜図8に基づい
て説明する。まず、第1実施例について説明する。図3
は、本実施例のシステムを示す図である。吸入空気は、
エンジン1の吸気通路2を介してエンジン1内に供給さ
れる。該吸気通路2には、吸入空気質量を検出するエア
フローメータ3が備えられている。燃料はインジェクタ
4によりエンジン1内に供給され、点火プラグ5により
着火される。エンジン1には、エンジン1の回転数を検
出するクランク角センサ6と、エンジン1の冷却水温を
検出する冷却水温センサ7と、が備えられている。
【0016】排気通路8には、プリ触媒9、メイン触媒
10が介装されている。本実施例では、NOX 低減のた
め、吸気通路2のスロットル弁11下流側と排気通路8の
プリ触媒9の上流側とを結んでEGR通路12が配設さ
れ、該EGR通路12には、EGR量を調節するためのス
テップモータ式EGR制御弁13が介装され、排圧を検出
する排圧センサ14が備えられている。
【0017】前記エアフローメータ3、クランク角セン
サ6、冷却水温センサ7、排圧センサ14のセンサ信号は
コントロールユニット15に入力され、コントロールユニ
ット15は、これらのセンサ信号に基づいて各アクチュエ
ータを駆動し、故障が発生したときは警告灯16を点灯さ
せて故障を表示する。また、コントロールユニット15に
は、排気熱量を演算するソフトウェアが内蔵されてい
る。
【0018】次にコントロールユニット15の動作を図4
のフローチャートに基づいて説明する。尚、このルーチ
ンは、10ms毎に実行される。ステップ(図中では「S」
と記してあり、以下同様とする)1では、エアフローメ
ータ3により吸入空気質量Gan(g/10ms) を検出する。
このステップが吸入空気質量検出手段に相当する。
【0019】ステップ2では、所定期間、例えば100mse
c 間の累積吸入空気質量SGanを次式に基づいて演算す
る。 SGan=(Ga1+Ga2+・・・+Gan) (n=10) 尚、前記所定期間を、気筒間のバラツキの影響をなくす
ため、任意の回転数で少なくとも全気筒が1回は燃焼す
るように設定する。最高回転数6000rpm 、4気筒であれ
ば、20msec以上の期間が必要であるが、累積値を求める
ための期間があまり長いと応答性が悪くなるので、100m
sec 程度が適当である。
【0020】このステップが累積吸入空気質量演算手段
に相当する。ステップ3では、クランク角センサ6によ
りエンジン1の回転数Nn を検出する。このステップが
機関回転数検出手段に相当する。ステップ4では、100m
sec 間におけるエンジン1の平均回転数NnAV を演算す
る。
【0021】NnAV =(N1 +N2 +・・・+Nn )/
n (n=10) このステップが平均回転数演算手段に相当する。ステッ
プ5では、機関に噴射供給される基本燃料質量Tpn(g)
を次式に基づいて演算する。 Tpn=K・Qan/Nn (Kは定数) このステップが燃料質量検出手段に相当する。
【0022】ステップ6では、冷却水温センサ7により
冷却水温TWnを検出する。ステップ7では、検出された
冷却水温TWnより、基本燃料質量Tpnの水温補正値KTW
を求める。図5は水温補正値KTWを求める一例を示す図
であり、水温補正値KTWは低水温ほど大きくなってい
る。ステップ8では、次式に基づいて燃料質量TEnを演
算する。
【0023】TEn=Tpn×KTW ステップ9では、次式に基づいて累積燃料質量GFnを演
算する。 GFn=(TE1・N1 +・・・+TEn・Nn )/6000 このステップが累積燃料質量演算手段に相当する。ステ
ップ10では、100msec 間の平均回転数NnAV と(SGan
nAV )とから、例えば図6に示すようなルック・アッ
プ・テーブルに基づいて排気温度tE を求める。排気温
度tE はエンジン1の運転条件によって推定され、エン
ジン1の運転条件は平均回転数NnAV と(SGan
nAV )とにより決まる。このルック・アップ・テーブ
ルは、排気温度tE を推定するために、平均回転数N
nAV と(SGan/NnAV )とから予め求められたテーブル
である。
【0024】このステップが排気温度推定手段に相当す
る。ステップ11では、エンタルピーHn を、累積吸入空
気質量SGanと累積燃料質量GFnの和に排気温度tE と定
圧比熱cp とを乗じて演算する。演算式は、次式の通り
である。 Hn =(SGan+GFn)×tE ×cp 尚、排気の定圧比熱cp は、排気成分を二酸化炭素(C
O2),水分(H2O),窒素(N2)で代表させて各排気成分の定圧
比熱の質量比に応じた和として演算される。二酸化炭素
(CO2),水分(H2O),窒素(N2)の定圧比熱が大きいので、こ
れらの定圧比熱の質量比に応じた和が、略排気の比熱c
v となる。
【0025】このステップがエンタルピー演算手段に相
当する。かかる構成によれば、累積吸入空気質量SGan
累積燃料質量GFnとを加算し、この加算値に排気温度t
E と定圧比熱cp とを乗じて排気のエンタルピーHn
演算することにより、排気熱量を計算することができ
る。このように排気熱量が演算により求められるため、
排気の流速変化による影響を受けず、排気熱量に誤差が
生じなくなり、したがって排気熱量を正確かつ簡便に計
算することができる。
【0026】次に第2実施例について説明する。このも
のは、空燃比A/Fをストイキとするラムダ・コントロ
ールを行うシステムにおいてエンタルピーを計算するよ
うにしたものである。図7は、第2実施例のシステム図
である。第1実施例のシステムと異なる点は、排気通路
8に酸素センサ21が装着され、コントロールユニット15
は、酸素センサ21のセンサ信号を入力して空燃比A/F
をストイキとするラムダ・コントロールを行っている点
である。
【0027】次に第2実施例の動作を図8のフローチャ
ートに基づいて説明する。尚、図4のフローチャートと
同一処理を行っているステップについては、同一符号を
付して説明は省略する。ステップ21では、酸素センサ21
の出力値VO2 を測定する。ステップ22では、該出力値VO
2 を比較値SLと比較する。
【0028】出力値VO2 が比較値SLを越えているときは
空燃比A/Fがリッチなので、ステップ23に進み、次式
に基づいて補正係数αn を小さくする。 αn =αn-1 −Δα 出力値VO2 が比較値SL以下であるときは空燃比A/Fが
リーンなので、ステップ24に進み、次式に基づいて補正
係数αn を大きくする。
【0029】αn =αn-1 +Δα ステップ25では、次式に基づいて燃料質量TEnを計算す
る。 TEn=Tpn×KTW×αn ステップ26では、理論空燃比A/F=14.6を用い、次式
に基づいて累積燃料質量GFnを計算する。
【0030】GFn=SGan/14.6 ステップ27では、エンタルピーHn を、累積吸入空気質
量SGan、理論空燃比A/F=14.6、排気温度tE と定圧
比熱cp とを乗じて演算する。演算式は、次式の通りで
ある。 Hn =SGan・(1+(1/14.6))×tE ×cp かかる構成によれば、A/Fをストイキとするラムダ・
コントロールを行うシステムでは、空燃比A/Fが理論
空燃比に制御されて一定であるから、簡単にエンタルピ
ーHn を演算することができる。
【0031】尚、第2実施例では、空燃比A/Fを理論
空燃比としたが、これに限らず、例えばリーン空燃比の
ように、目標空燃比に制御するもの全てに適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
かかる排気熱量演算装置によれば、排気熱量を演算によ
り求めることにより、排気の流速変化による影響を受け
ないため、排気熱量に誤差が生じなくなり、しかも簡単
に排気熱量を演算することができる。
【0033】請求項2の発明にかかる排気熱量演算装置
によれば、エンタルピーHn を、累積吸入空気質量S
Gan、累積燃料質量GFn、排気温度tE 、定圧比熱cp
から、前記(1)式により算出することが出来る。請求
項3の発明にかかる排気熱量演算装置によれば、目標空
燃比に空燃比制御される機関では、所定期間における累
積燃料質量を演算する代わりに、理論空燃比を用いて排
気のエンタルピーを演算することが出来、しかも空燃比
が一定であるから、簡単に排気のエンタルピーを演算す
ることが出来る。
【0034】請求項4の発明にかかる排気熱量演算装置
によれば、目標空燃比に空燃比制御される機関では、エ
ンタルピーHn を、目標空燃比、累積吸入空気質量S
Gan、排気温度tE 、定圧比熱cp から、前記(2)式
により算出することが出来る。請求項5の発明にかかる
排気熱量演算装置によれば、簡単に排気温度を推定する
ことが出来る。
【0035】請求項6の発明にかかる排気熱量演算装置
によれば、二酸化炭素、水分、窒素の定圧比熱が大きい
ので、これらを代表させて排気の比熱とすることが出来
る。請求項7の発明にかかる排気熱量演算装置によれ
ば、排気温度をフロントチューブ入口又はマニホールド
触媒入口の排気温度とするため、触媒の入口温度の推定
精度が向上する。
【0036】請求項8の発明にかかる排気熱量演算装置
によれば、気筒間のバラツキの影響がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の構成を示すクレーム対応図。
【図2】第2発明の構成を示すクレーム対応図。
【図3】本発明の第1実施例のシステム図。
【図4】図3の動作を示すフローチャート。
【図5】図3の機関の水温と補正値との関係を示す特性
図。
【図6】図3の機関の運転条件と排気温度との関係を示
す特性図。
【図7】本発明の第2実施例のシステム図。
【図8】図7の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 エンジン 3 エアーフローメータ 6 クランク角センサ 7 冷却水温センサ 15 コントロールユニット 21 酸素センサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 15/00 F02D 45/00 360 G01K 17/00 G01N 25/00 G01N 25/20 G01M 17/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関への吸入空気質量を検出する吸入空気
    質量検出手段と、 機関の回転数を検出する機関回転数検出手段と、 機関に噴射供給される燃料質量を一定時間毎に検出する
    燃料質量検出手段と、 前記検出された吸入空気質量に基づいて所定期間におけ
    る累積吸入空気質量を演算する累積吸入空気質量演算手
    段と、 前記検出された機関回転数に基づいて所定期間における
    機関の平均回転数を演算する平均回転数演算手段と、 前記燃料質量検出手段により検出された燃料質量に基づ
    いて所定期間における累積燃料質量を演算する累積燃料
    質量演算手段と、 前記所定期間における機関の平均回転数と累積吸入空気
    質量とに基づいて排気温度を推定する排気温度推定手段
    と、 前記累積吸入空気質量、累積燃料質量、排気温度、及び
    排気の比熱に基づいて、排気のエンタルピーを演算する
    エンタルピー演算手段と、 該エンタルピー演算手段により演算された排気のエンタ
    ルピーに基づいて排気の熱量を演算する排気熱量演算手
    段と、を備えたことを特徴とする排気熱量演算装置。
  2. 【請求項2】前記エンタルピー演算手段は、次式(1)
    によりエンタルピーHn を演算する手段 Hn =(SGan+GFn)×tE ×cp ・・・(1) SGan:所定期間における累積吸入空気質量 GFn:累積燃料質量 tE :排気温度 cp :定圧
    比熱 であることを特徴とする請求項1に記載の排気熱量演算
    装置。
  3. 【請求項3】目標空燃比に空燃比制御される機関であっ
    て、 機関への吸入空気質量を検出する吸入空気質量検出手段
    と、 機関の回転数を検出する機関回転数検出手段と、 前記検出された吸入空気質量に基づいて所定期間におけ
    る累積吸入空気質量を演算する累積吸入空気質量演算手
    段と、 前記検出された機関回転数に基づいて所定期間における
    機関の平均回転数を演算する平均回転数演算手段と、 前記所定期間における機関の平均回転数と累積吸入空気
    質量とに基づいて排気温度を推定する排気温度推定手段
    と、 前記目標空燃比、所定期間における累積吸入空気質量、
    排気温度、及び排気の比熱に基づいて排気のエンタルピ
    ーを演算するエンタルピー演算手段と、 該エンタルピー演算手段により演算された排気のエンタ
    ルピーに基づいて排気の熱量を演算する排気熱量演算手
    段と、を備えたことを特徴とする排気熱量演算装置。
  4. 【請求項4】前記エンタルピー演算手段は、次式(2)
    によりエンタルピーHn を演算する手段 Hn =SGan・(1+(1/目標空燃比))×tE ×cp ・・・(2) SGan:所定期間における累積吸入空気質量 tE :排気温度 cp :定圧比熱 であることを特徴とする請求項3に記載の排気熱量演算
    装置。
  5. 【請求項5】前記排気温度推定手段は、ルック・アップ
    ・テーブルを用いて排気温度を推定するように構成され
    たことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の排気
    熱量演算装置。
  6. 【請求項6】前記排気の比熱は排気成分を二酸化炭素、
    水分,窒素で代表させたときの値であることを特徴とす
    る請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の排気熱量
    演算装置。
  7. 【請求項7】前記排気温度をフロントチューブ入口又は
    マニホールド触媒入口の排気温度とすることを特徴とす
    る請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の排気熱量
    演算装置。
  8. 【請求項8】前記所定期間は、少なくとも全気筒が1回
    は燃焼する期間であることを特徴とする請求項1〜請求
    項7のいずれか1つに記載の排気熱量演算装置。
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