JP3322016B2 - 自動車用温水式暖房装置 - Google Patents

自動車用温水式暖房装置

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JP3322016B2
JP3322016B2 JP20369294A JP20369294A JP3322016B2 JP 3322016 B2 JP3322016 B2 JP 3322016B2 JP 20369294 A JP20369294 A JP 20369294A JP 20369294 A JP20369294 A JP 20369294A JP 3322016 B2 JP3322016 B2 JP 3322016B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温水流量を制御する流量
制御弁を用いた自動車用温水式暖房装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、温水式暖房装置を含む自動車用空
調装置の吹出空気の温度制御方式として、暖房用熱交換
器への温水流量を制御して、吹出空気温度を制御する方
式のものが知られている。この温水流量制御方式は、冷
風と温風の混合割合をエアミックスダンパにより制御し
て、吹出空気温度を制御するエアミックス方式に比し
て、次のごとき利点を有している。
【0003】すなわち、温水流量制御方式では、エアミ
ックス方式における冷風と温風を混合するための混合空
間を必要としないので、その分通風ダクト系の容積を小
型化でき、また同時に混合空間の廃止により通風抵抗を
低減して、送風機電力及び送風騒音の低減を図ることが
できる等の利点を有している。上記温水流量制御方式の
ものにおいて、温水流量を制御する制御弁を暖房用熱交
換器に一体化したものとして、特公昭61−10327
号公報記載の温水式暖房装置がある。この公報記載のも
のは、暖房用熱交換器のチューブ群の一方の端部に、チ
ューブへの温水の分配、集合を行うタンクを設け、チュ
ーブ群の他方の端部には温水の流れをUターンさせるタ
ンクを設けている。
【0004】そして、前記一方の端部のタンク内に、温
水流量制御弁、温水バイパス回路、このパイパス回路を
開閉する圧力応動弁(バイパス弁)等をすべて一体構造
として収容し、これにより暖房装置全体の構造の簡略化
を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、前記一方の端部のタンク内に前記機器をす
べて収容しているので、構造の簡略化はできても、実用
化に際しては以下のごとき種々の不具合が発生する。す
なわち、温水流量制御弁、圧力応動弁がタンク内に内蔵
されるため、暖房用熱交換器は各機種ごとに専用のもの
を設定する必要が生じ、暖房用熱交換器の汎用性がなく
なる。また、温水流量制御弁を使用して、吹出空気温度
を制御する温水流量制御方式と、温水流量制御弁を使用
せずに、冷風と温風の混合割合で吹出空気温度を制御す
るエアミックス方式とで、暖房用熱交換器を共通化でき
ない。
【0006】また、上記従来技術は温水がUターン流れ
する形式の暖房用熱交換器にしか適用できず、一方のタ
ンクから他方のタンクへの一方向のみに温水が流れる、
いわゆる全パスタイプの熱交換器には適用できないとい
う不具合もある。さらに、温水流量制御弁、圧力応動弁
がタンク内に内蔵されるため、これら弁の保守、点検が
困難となる。
【0007】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
暖房用熱交換器外部の温水パイプ部に、バイパス回路を
一体化した温水流量制御弁を設置することにより、上記
不具合を解消できる自動車用暖房装置を提供することを
目的とする。また、本発明の他の目的は、自動車への搭
載時に温水配管の結合作業が容易な自動車用暖房装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1記載
の発明では、水冷式の走行用エンジン(1)を有する自
動車に用いられる温水式暖房装置であって、前記エンジ
ン(1)から供給される温水と空気とを熱交換して車室
内の暖房を行う暖房用熱交換器(3)と、前記エンジン
(1)から前記暖房用熱交換器(3)に供給される温水
流量を制御するための流量制御弁(4)とを備え、 前記
暖房用熱交換器(3)は、前記エンジン(1)からの温
水が流入する入口側タンク(3a)と、温水が流出する
出口側タンク(3b)と、前記入口側タンク(3a)と
前記出口側タンク(3b)の間で温水を流すように構成
され、温水と空気との間で熱交換を行うコア部(3c)
とからなり、さらに前記流量制御弁(4)には、弁ハウ
ジング(18)と、この弁ハウジング(18)に設けら
れ、前記エンジン(1)からの温水が流入する第1の温
水入口パイプ(19)と、前記弁ハウジング(18)に
設けられ、前記エンジン(1)に温水を還流させる第1
の温水出口パイプ(20)と、前記弁ハウジング(1
8)に設けられ、前記第1の温水入口パイプ(19)か
ら流入した温水を前記暖房用熱交換器(3)の前記入口
側タンク(3a)に流入させる第2の温水出口パイプ
(22)と、前記弁ハウジング(18)に設けられ、前
記暖房用熱交換器(3)の前記出口側タンク(3b)
らの温水を前記弁ハウジング(18)内に流入させる第
2の温水入口パイプ(21)と、前記弁ハウジング(1
8)内に設けられ、前記第1の温水入口パイプ(19)
からの温水を直接前記第1の温水出口パイプ(20)に
バイパスさせるバイパス回路(5)と、前記弁ハウジン
グ(18)内に設けられ、前記暖房用熱交換器(3)を
通過する温水が流通する温水流路の開口面積を調整する
弁体(17)とを備え、 前記流量制御弁(4)は、前記
両タンク(3a、3b)のいずれか一方の長手方向延長
上に隣接して配置されて、前記暖房用熱交換器(3)と
一体的に構成されており、 また、前記流量制御弁(4)
において、前記第1の温水入口パイプ(19)と前記第
1の温水出口パイプ(20)が前記タンク長手方向と直
角方向に突出するように構成されている自動車用温水式
暖房装置を特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1に記載
の自動車用温水式暖房装置において、前記温水流量制御
弁(4)が前記暖房用熱交換器(3)とともに車室(3
5)内に設置されており、 前記第1の温水入口パイプ
(1および前記第1の温水出口パイプ(2の先端が、車
室(35)内とエンジンルーム(34)とを仕切る仕切
り板(36)を貫通してエンジンルーム(34)内に突
出するように構成されていることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1または
2に記載の自動車用温水式暖房装置において、前記バイ
パス回路(5)には、温水圧力の上昇により開弁する圧
力応動弁(6)が備えられていることを特徴とする。請
求項4記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1
つに記載の自動車用温水式暖房装置において、前記弁体
(17)は、前記弁ハウジング(18)内に回動可能に
配置されたロータとして構成されており、前記弁体(1
7)の回動により前記温水流路の開口面積を調整するよ
うに構成されていることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項1ないし
4のいずれか1つに記載の自動車用温水式暖房装置にお
いて、前記弁体(17)は、前記温水流路の開口面積を
調整するとともに、前記バイパス回路(5)の開口面積
を調整するように構成されていることを特徴とする。請
求項6記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか1
つに記載の自動車用温水式暖房装置において、前記弁ハ
ウジング(18)には、前記弁体(17)を駆動する電
気的弁体作動手段(16、24、26)が内蔵されてい
ることを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明では、請求項1ないし
6のいずれか1つに記載の自動車用温水式暖房装置にお
いて、前記電気的弁体作動手段は、サーボモータ(1
6)と、このサーボモータの回転を前記弁体(17)に
伝達するギヤ機構(24、26)とから構成されている
ことを特徴とする。請求項8記載の発明では、請求項7
に記載の自動車用温水式暖房装置において、前記ギヤ機
構は、前記弁ハウジング(18)の外部に配設された扇
形ギヤ(24)を有し、この扇形ギヤ(24)の中心部
は前記弁体(17)の軸部(23)に一体に連結されて
いることを特徴とする。
【0013】請求項9記載の発明では、請求項8に記載
の自動車用温水式暖房装置において、前記扇形ギヤ(2
4)は、手動操作機構が連結可能に構成されていること
を特徴とする。請求項10記載の発明では、請求項1な
いし9のいずれか1つに記載の自動車用温水式暖房装置
において、前記暖房用熱交換器(3)のコア部(3c)
は、前記入口側タンク(3a)から前記出口側タンク
(3b)への一方向のみに温水を流すように構成されて
いることを特徴とする。
【0014】
【0015】請求項11記載の発明では、請求項1ない
し10のいずれか1つに記載の自動車用温水式暖房装置
において、前記流量制御弁(4)の第2の温水出口パイ
プ(22)および第2の温水入口パイプ(21)の一方
が前記両タンク(3a、3b)のいずれか一方に直接結
合されており、前記第2の温水出口パイプ(22)およ
び第2の温水入口パイプ(21)の他方が剛体で形成さ
れた接続パイプ(30、30a)を介して前記両タンク
(3a、3b)の他方に結合されていることを特徴とす
る。
【0016】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0017】
【発明の作用効果】請求項1〜11記載の発明によれ
ば、上記技術的手段を有しているため、暖房用熱交換器
(3)外部の温水パイプ部に、バイパス回路を内蔵した
温水流量制御弁(4)を一体化して設置することがで
き、そのため熱交換器(3)と流量制御弁(4)とを一体
構造物として取り扱って、自動車への組付、搭載作業を
容易に行うことができ、しかも従来技術のように熱交換
器タンク内に流量制御弁等を内蔵していないため、種々
の機種に対して流量制御弁部分の変更のみで対応して、
熱交換器部分は共通使用することが可能となり、実用上
極めて有利である。
【0018】従って、本発明によれば、暖房用熱交換器
(3)の形式としても、温水がUターン流れする形式で
あっても、一方のタンクから他方のタンクへの一方向の
みに温水が流れる、いわゆる全パスタイプの熱交換器に
も同様に適用でき、設計の自由度が増大する。さらに、
暖房用熱交換器(3)外部の温水パイプ部に温水流量制
御弁(4)を設置しているため、流量制御弁の保守、点
検も容易となる。
【0019】上記作用効果に加えて、請求項2記載の発
明では、温水流量制御弁(4)が暖房用熱交換器(3)
とともに車室(35)内に設置されており、前記第1の
温水入口パイプ(19)および前記第1の温水出口パイ
プ(20)の先端が、車室(35)内とエンジンルーム
(34)とを仕切る仕切り板(36)を貫通してエンジ
ンルーム(34)内に突出するようにしているから、暖
房用熱交換器(3)への温水配管の結合作業をエンジン
ルーム(34)内のみで簡単に行うことができる。
【0020】また、請求項3記載の発明では、バイパス
回路(5)に、温水圧力の上昇により開弁する圧力応動
弁(6)が備えられているので、エンジン(1)の温水
供給圧が変動しても、暖房用熱交換器(3)に加わる温
水圧力を一定に維持して、吹出空気温度の変動を抑制で
きるという効果が大である。また、請求項6記載の発明
では、弁ハウジング(18)に、弁体(17)を駆動す
る電気的弁体作動手段(16、24、26)を内蔵して
いるから、この電気的弁体作動手段も制御弁に一体化し
ておくことができ、より一層組付の簡略化を図ることが
できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。 (第1実施例)図1〜図8は本発明の第1実施例を示す
もので、本発明を自動車用空調装置の温水式暖房装置に
適用した例を示す。図1において、1は自動車走行用の
水冷式エンジン、2はエンジン1により駆動されるウオ
ータポンプで、エンジン1の冷却水回路(温水回路)に
水を循環させるものである。3はエンジン1から供給さ
れる温水と送風空気とを熱交換して、送風空気を加熱す
る暖房用熱交換器(ヒータコア)、4は本発明による流
量制御弁で、温水出入口を3つ有する三方弁タイプの弁
構造を有するものであり、その詳細構造は後述する。
【0022】5は暖房用熱交換器3と並列に設けられた
バイパス路、6は定差圧弁(圧力応動弁)であり、その
前後の差圧が予め定めた所定値に達すると開弁するもの
であって、エンジン1の回転数変動によりウオータポン
プ2の吐出圧が変動しても、暖房用熱交換器3の前後圧
を一定に近づける役割を果たすものである。図1には具
体的に示していないが、流量制御弁4にはバイパス回路
5および定差圧弁6が一体に内蔵され、さらに暖房用熱
交換器3に対して一体構造として組付られるようになっ
ている。この組付構造も後述する。
【0023】7は温度センサで、熱交換器3が設置され
る自動車用空調装置の通風ダクト(ヒータケース)8
(図2参照)内において、熱交換器3の空気下流側で、
かつ車室内への各種吹出口9〜12の分岐点直前の部位
に設置される。この温度センサ7は、サーミスタよりな
り、車室内に吹き出す温風温度を検出するものである。
図2において、吹出口9は車室内の乗員顔部に向けて空
気を吹き出す上方(フェイス)吹出口であり、吹出口1
0は自動車前面窓ガラスに空気を吹き出して窓ガラスの
曇りを除去するデフロスタ吹出口であり、吹出口11は
前席乗員の足元に空気を吹き出す前席用足元吹出口であ
り、吹出口12は後席乗員の足元に空気を吹き出す後席
用足元吹出口である。
【0024】図1において、13は車室内温度制御の目
標温度(乗員の希望温度)を設定するための温度設定器
で、乗員により手動操作可能なスイッチ、あるいは可変
抵抗器等よりなる。14は外気温度、温水温度、日射量
等の車室内温度制御に関係する環境因子の物理量を検出
するセンサ群である。15はこれらのセンサ7、14及
び温度設定器13等からの入力信号に基づいて温度制御
信号を出力する空調制御装置で、マイクロコンピュータ
等よりなる。
【0025】16はこの空調制御装置15からの温度制
御信号により制御されるサーボモータで、流量制御弁4
の弁体17を回転駆動するための弁体作動手段を構成す
る。ここで、弁体作動手段としては、サーボモータ16
のような電気的アクチュエータに限らず、周知のレバ
ー、ワイヤ等を用いた手動操作機構であってもよい。図
3、4、5は流量制御弁4と熱交換器3との一体化構造
の具体例を示すもので、上記弁体17は本例では樹脂材
料にて円柱状形状に成形され、やはり樹脂にて成形され
た弁ハウジング18内に回動可能に配置され、収納され
ている。従って、弁体17は図4において上下方向に軸
が延びる回動可能な円柱状ロータから構成されている。
【0026】上記弁ハウジング18には、エンジン1か
らの温水が流入する第1の温水入口パイプ19、エンジ
ン1に温水を還流させる第1の温水出口パイプ20、熱
交換器3出口からの温水が流入する第2の温水入口パイ
プ21、前記第1の温水入口パイプ19から流入した温
水を熱交換器3に向けて流出させる第2の温水出口パイ
プ22が樹脂にて一体成形されている。
【0027】また、弁ハウジング18内には、第1の温
水入口パイプ19から弁体17を介して第1の温水出口
パイプ20に温水をバイパスさせるバイパス回路5が形
成されている。円柱状の弁体17には、上記各パイプ1
9、22およびバイパス回路5の開口面積を後述の所定
の相関関係を持って調整する制御流路17a、17b
(図1、図7参照)が形成されている。23は弁体17
を回動操作するためのシャフトで、弁体17に一体に結
合されている。このシャフト23は弁ハウジング18の
上蓋18aの上部に突出するようになっている。シャフ
ト23の突出端は非円形の断面形状であるD形状に形成
され、このD形状の突出端には扇形ギヤ24の回転中心
穴(扇の要の位置)が一体に嵌合して連結され、この両
者23、24は一体に回転するようになっている。
【0028】また、シャフト23の突出端には、図4に
示すように、弁体17の回転位置を検出する回転位置検
出手段としてのポテンショメータ(可変抵抗器)40の
円形状の中心可動部材40aが一体に連結されている。
このポテンショメータ40のケース部40bはブラケッ
ト41を介して上蓋18aに固定されている。このポテ
ンショメータ40の弁体回転位置信号は制御装置16に
入力され、サーボモータ16にフィードバックされて、
弁体17が所定位置に位置決め制御されるようになって
いる。
【0029】上蓋18aは弁ハウジング18にOリング
18b(図4参照)を介在して図示しないボルトにより
脱着可能に固定されている。本例では、弁ハウジング1
8にボルトをねじ込むねじ穴18c(図3参照)が4箇
所設けられている。弁ハウジング18には、前記第2の
温水出口パイプ22の側方に隣接して弁体駆動機構を収
納する駆動機構ケース部25が一体成形されている。こ
のケース部25内には、直流モータからなるサーボモー
タ16が配設されており、このモータ16のシャフト1
6aの先端部にはウオームギヤ16bが形成されてい
る。
【0030】このウオームギヤ16bは減速用平ギヤ2
6とかみ合っており、この平ギヤ26は弁ハウジング1
8に設けられた軸受(図示せず)に回転可能に軸支さ
れ、平ギヤ26のシャフト26aに形成されたウオーム
ギヤ26bは前記扇形ギヤ24の外周部のギヤ部24a
とかみ合うようになっている。この扇形ギヤ24の使用
により数段の減速ギヤによる減速量を1個のギヤで達成
できる。
【0031】また、弁ハウジング18内の弁体17部分
およびバイパス回路5部分からなる温水回路部の温水の
熱がサーボモータ16に伝導して、サーボモータ16が
過熱するのを防ぐために、弁ハウジング18のうち、サ
ーボモータ16と前記温水回路部との間の部位(樹脂肉
厚部分)に、細長いスリット状の溝42を設け、このス
リット状の溝42により断熱空気層を形成している。
【0032】以上により弁体17を自動的に駆動する弁
体駆動機構が構成されている。ここで、弁体17の作動
手段としては、前記したサーボモータ16のような電気
的アクチュエータを用いたものに限らず、レバー、ケー
ブル等を用いた手動操作機構により弁体17を回動操作
するようにしてもよい。手動操作機構の場合は、樹脂製
扇形ギヤ24の上面にピン24b(図4参照)を一体成
形し、このピン24bに手動操作用のケーブルを連結す
るようにすればよい。
【0033】弁ハウジング18内に形成されたバイパス
回路5には、定差圧弁6が配設されている。この定差圧
弁6は樹脂により略円錐状に形成され、その底面凹部6
aにコイルバネ6b(バネ手段)の一端が当接して、定
差圧弁6を図5の右方向(閉弁方向)に押圧するように
なっている。この定差圧弁6の中心部には穴6cが開け
てあり、この穴6cは定差圧弁6の閉弁時にもバイパス
回路5に所定流量の温水が流れるようにするためのもの
である。
【0034】27は弁座を形成する隔壁で、その中心部
には定差圧弁6により開閉される円形穴27aを有して
いる。この円形穴27aは温水入口側をテーパ状に拡大
して通水抵抗を減少するようにしてある。この隔壁27
は樹脂成形の型抜きの都合から図5の上半部は上蓋18
aに一体成形され、下半部は弁ハウジング18に一体成
形されている。
【0035】28、29はゴム等の弾性材からなるシー
ル部材(図3参照)で、その全体形状は中央部に開口を
有する矩形状になっており、弁体17の外周面と弁ハウ
ジング18の内周面との間に配置されている。このシー
ル部材28、29は弁体17の制御流路17a、17b
を介することなく、直接パイプ19、22、バイパス回
路5間で温水が流通してしまうことを防ぐためのもので
あり、本例では 温水入口パイプ19及び温水出口パイ
プ22に対応して2箇所設けている。
【0036】本発明では、上記弁体17の開度(弁体回
転角)に応じて、制御流路17a、17bにより図6に
示す所定の相関関係を持って各パイプ19、22、バイ
パス回路5の開口面積を制御するように構成してある。
この図6に示す相関関係を実現するために、上記弁体1
7の制御流路17a、17bの具体的形状は図7(b)
の展開図に示す形状に形成されている。
【0037】なお、図7(b)の展開図において、制御
流路17aのうち、温水入口パイプ19と対向しない部
分17a′及び制御流路17bのうち、バイパス回路5
の入口と常に対向したままとなる部分17b′は弁体1
7の樹脂成形上の理由から設けているだけのものであっ
て、弁体17の機能上必要なものではない。図6におい
て、留意すべき特徴事項としては、次の点がある。
【0038】非暖房時(自動車用空調装置に冷房機能
が装備されているときは、最大冷房時となる)に温水入
口パイプ19を全閉とせず、φ2丸穴相当の最小開口を
設定して、温水入口パイプ19からバイパス回路5への
温水の流れを継続するようにしているので、温水の流れ
の急遮断によるウオータハンマ現象の音の発生を防止で
きるとともに、φ2丸穴相当の開口面積の確保により流
水音の発生も防止できる。
【0039】また、温水回路中の鋳砂は通常、φ1以下
の微小物であるので、上記大きさの最小開口を設定する
ことにより、鋳砂等の異物による流量制御弁流路の閉塞
を十分防止できる。 微少能力時(弁開度10°以下、本例では弁開度は最
大60°に設定)には、温水入口パイプ19の開口面積
及び温水出口パイプ22の開口面積を双方とも絞ってい
る2段絞りの状態(図1の微少能力時はその2段絞りの
状態を模式的に示す)になっており、かつ温水入口パイ
プ19と温水出口パイプ22の絞り部の中間(図1のア
部)はバイパス回路5の入口に全開状態で連通している
ので、暖房用熱交換器3前後の差圧を十分小さくでき
る。
【0040】その結果、弁開度(弁体回転角)の変化に
対する温水流量の変化(最終的には車室内への吹出空気
温度の変化)を、特別小さな開口面積を必要とせずに、
緩やかすることができる。このことが制御ゲインの低減
である。この制御ゲインの低減により、車室内への吹出
空気温度をきめ細かく制御できるとともに、鋳砂等の異
物による流量制御弁流路の閉塞を十分防止できる。
【0041】また、温水入口パイプ19の絞り部開口面
積を温水出口パイプ22の絞り部開口面積の2倍程度に
設定することにより、温水入口パイプ19からバイパス
回路5へと流れるバイパス流の流量を増大させて、鋳砂
等の異物がバイパス回路5へ流れやすくすることがで
き、これにより鋳砂等の異物による流路の閉塞をより一
層効果的に防止できる。
【0042】微少能力〜大能力時においても、上記2
段絞りにより、同様に制御ゲインを低減して、車室内へ
の吹出空気温度をきめ細かく制御できる。また、絞り部
開口面積の増加により、鋳砂等の異物による流路閉塞の
恐れがなくなるので、この状態では、温水入口パイプ1
9の絞り部開口面積と温水出口パイプ22の絞り部開口
面積は同等に設定してある。
【0043】前述した図4において、暖房用熱交換器3
は、その一端部に温水の入口側タンク3aを有し、その
他端部に温水の出口側タンク3bを有しており、そして
この上下の両タンク3a、3bの間に、多数の並列設置
された偏平チューブ3dとコルゲートフィン3eとから
なるコアー部3cが形成されている。ここで、コアー部
3cは入口側タンク3aから出口側タンク3bへの一方
向のみに温水が流れる全パスタイプ(一方向流れタイ
プ)として構成されている。
【0044】従って、その吹出口空気温度の分布は、図
2の温度幅領域Tに示すように熱交換器一端部(図2の
例では上方部)が最も高温となり、他端部(下方部)へ
行くにつれて吹出温度が低下する分布となる。具体的に
は、例えば、最下方部で45°C、最上方部で25°C
程度の吹出温度幅が生じる。上記吹出口空気温度の分布
に従って、高温の吹出空気温度が必要な後席用足元吹出
口12を最も熱交換器3の一端側(下方)に配置し、他
端側(上方)へ順次、前席用足元吹出口11、デフロス
タ吹出口10、上方吹出口9を配置している。熱交換器
3の入口側タンク3aと通風ダクト8との間にはバイパ
ス風路8aを形成し、この風路8aにはダンパ8bを設
置し、上下の両吹出口9と11、12から同時に空調風
を吹き出すバイレベルモード時にダンパ8aを開き、冷
風を熱交換器3の下方側に直接流入させることにより、
上下の吹出空気の温度差が過度に大きくなりすぎるのを
防ぐようにしている。
【0045】図4において、流量制御弁4の第2の温水
出口パイプ22は、アルミニュウム等の金属または樹脂
等の剛体で形成された接続パイプ30の一端に、Oリン
グのごときシール材を用いたジョイント31にて水密的
にかつ脱着自在に連結されている。この接続パイプ30
の他端は、熱交換器3の入口側タンク3aの長手方向一
端に形成した温水入口3fに同様のシール材を用いたジ
ョイント32にて水密的にかつ脱着自在に連結されてい
る。
【0046】また、流量制御弁4の第2の温水入口パイ
プ21は、熱交換器3の出口側タンク3bの長手方向一
端に形成した温水出口3gに直接、連結されるようにな
っており、そしてこの連結はシール材を用いたジョイン
ト33にて水密的にかつ脱着自在に行われる。以上の結
果、本実施例では、流量制御弁4に、バイパス回路5、
定差圧弁6、およびサーボモータ16等からなる弁体駆
動機構を一体化し、さらにこれらを熱交換器3に予め一
体的に連結してある。従って、これらを一体構造物とし
て通風ダクト(ヒータケース)8に組み付けることがで
き、組付性の向上、熱交換器部分の形状の小型化を図る
ことができる。
【0047】さらに、本実施例では、自動車への空調装
置搭載時における温水配管結合作業を簡略化するための
工夫を講じている。すなわち、図3に示すように、エン
ジン1からの温水が流入する第1の温水入口パイプ19
と、エンジン1に温水を還流する第1の温水出口パイプ
20を並列に配置して同方向に突出させている。本例で
は、具体的には、熱交換器3の出口側タンク3bの長手
方向延長上の位置からタンク長手方向と直角方向に、第
1の温水入口パイプ19と、第1の温水出口パイプ20
が並列に突出している。
【0048】図8は、自動車用空調装置の車両への搭載
状態を示すもので、34はエンジンルーム、35は車
室、36はこの両者34、35を仕切る仕切り板(ファ
イヤウオール)である。暖房用熱交換器3および流量制
御弁4は車室35内に設置され、そして流量制御弁4の
温水出入口パイプ19、20は仕切り板36を貫通して
エンジンルーム34内へ突出している。
【0049】従って、エンジン1側の温水配管と上記温
水出入口パイプ19、20との結合は、エンジンルーム
34内にて、簡単に行うことができる。なお、図8で
は、流量制御弁4を熱交換器3の上方に配置した状態を
図示しているが、これは図作成上の便宜のためであっ
て、実際は図3、4の図示構造のように、熱交換器3の
上下方向の厚さの範囲を利用して、流量制御弁4を配置
することが好ましい。
【0050】自動車用空調装置では、一般に、熱交換器
3を車室35内に、流量制御弁4をエンジンルーム34
内に設置することが多く採用されているが、このような
配置レイアウトでは、エンジンルーム34での配管接続
作業の他に、狭隘な車室内での配管接続作業も必要とな
るが、本例によれば、上記のごとくエンジンルーム34
での作業のみで暖房装置の温水配管接続作業が済む。
【0051】なお、図8の自動車用空調装置では、空調
用冷却手段としての冷媒蒸発器37を下方にして、その
上方に暖房用熱交換器3を配置するとともに、この両者
3、37を双方とも略水平方向に配置し、図示しない送
風機の送風空気を蒸発器37の下方から上方に送風し、
熱交換器3への温水流量を流量制御弁4により制御して
送風空気の温度制御をした後、円筒状のロータリドアを
内蔵した吹出モード切替部38を介して吹出口部39
(詳細は図2の9〜11を参照)から車室内に吹き出す
ようになっている。
【0052】なお、図8において、37aは蒸発器37
の冷媒入口配管、37bは冷媒出口配管で、仕切り板3
6を貫通して配設されており、冷媒を減圧する減圧手段
としての膨張弁38を介して蒸発器37の冷媒通路に連
通している。39は仕切り板36の配管通し穴部を密封
するためのゴム製のシール部材(グロメット)である。
【0053】次に、上記構成において本実施例の作動を
説明する。最大暖房能力時には、流量制御弁4の弁体1
7がサーボモータ16または手動操作機構により最大開
度の位置(具体的には図7の弁開度:60°の位置)ま
で回動される。これにより、弁体17の制御流路17
a、17bがそれぞれ弁ハウジング18の温水入口パイ
プ19、温水出口パイプ22と最大面積で重畳し、この
両パイプ19、22を全開する。一方、バイパス回路5
には制御流路17bが僅かに開口するのみで、ほとんど
バイパス回路5は全閉に近い状態となる。
【0054】その結果、エンジン1からの温水はほとん
ど熱交換器3側に流入して、バイパス回路5には僅少量
の温水が流れるのみである。これにより、熱交換器3は
最大暖房能力を発揮できる。このとき、温水入口パイプ
19と温水出口パイプ22ととの間を最大の開口面積で
もって連通しているので、鋳砂等の異物による流路閉
塞、あるいは急絞りによる流水音等が発生する恐れはな
い。
【0055】また、上記のごとくバイパス回路5をほと
んど全閉状態とすることにより、エンジン1の放熱用ラ
ジェータ(図示せず)への循環流量を確保できる。次
に、非暖房時(自動車用空調装置に冷房機能が装備され
ているときは、最大冷房時となる)には、流量制御弁4
の弁体17がサーボモータ16または手動操作機構によ
り開度零の位置(具体的には図7の弁開度:0°の位
置)まで回動される。この開度零の位置では、弁体17
の制御流路17bがバイパス回路5の入口に重畳してこ
のバイパス回路5を全開し、温水出口パイプ22を全閉
する。
【0056】一方、制御流路17aは図7(b)の最上
部に示すように、その右端部の突出部のみが温水入口パ
イプ19と重畳して、温水入口パイプ19を全閉とせ
ず、φ2丸穴相当の最小開口面積を設定する。上記の弁
***置により、温水入口パイプ19からバイパス回路5
への温水の流れを継続できるので、温水の流れの急遮断
によるウオータハンマ現象の音の発生を防止できるとと
もに、φ2丸穴相当以上の開口面積の確保により流水音
の発生も防止できる。
【0057】また、温水回路中の鋳砂は通常、φ1以下
の微小物であるので、上記大きさの最小開口を設定する
ことにより、鋳砂等の異物による流量制御弁流路の閉塞
を十分防止できる。また、上記のごとく温水入口パイプ
19の開口面積を、φ2丸穴相当の最小開口面積に設定
することにより、エンジン1の放熱用ラジェータ(図示
せず)への循環流量を確保できる。
【0058】次に、微少能力時には、弁体17が図7の
弁開度10°以下の位置に回動されるので、制御流路1
7a、17bが温水入口パイプ19及び温水出口パイプ
22の双方に対して小面積で重畳し、温水入口パイプ1
9の開口面積及び温水出口パイプ22の開口面積を双方
とも絞っている2段絞りの状態(図1の微少能力時はそ
の2段絞りの状態を模式的に示す)となり、かつ温水入
口パイプ19と温水出口パイプ22の絞り部の中間部
(図1のア部)は全開状態にあるバイパス回路5に十分
大きな開口面積で連通しているので、この中間部アの圧
力を下げることができる。
【0059】その結果、暖房用熱交換器3前後の差圧を
十分小さくできるので、弁開度(弁体回転角)の変化に
対する温水流量の変化(最終的には車室内への吹出空気
温度の変化)を、特別小さな開口面積を必要とせずに、
緩やかすることができる。すなわち、吹出空気温度の制
御ゲインを低減できる。この制御ゲインの低減により、
車室内への吹出空気温度をきめ細かく制御できるととも
に、温水入口パイプ19及び温水出口パイプ22の開口
面積を特別小さな開口面積に設定する必要がなくなるた
め、鋳砂等の異物による流量制御弁流路の閉塞を十分防
止できる。
【0060】また、温水入口パイプ19の絞り部開口面
積を温水出口パイプ22の絞り部開口面積の2倍程度に
設定することにより、温水入口パイプ19からバイパス
回路5へと流れるバイパス流の流量を増大させて、鋳砂
等の異物がバイパス回路5へ流れやすくすることがで
き、これにより温水出口パイプ22の絞り部を形成する
制御流路17bに滞留しようとする異物も上記バイパス
流で洗い流すことができ、鋳砂等の異物による流路の閉
塞をより一層効果的に防止できる。
【0061】次に、微少能力〜大能力時においては、弁
体17が図7の弁開度10°を越える回動位置から60
°未満の回動位置にわたって、回動されることになる
が、このような弁体回動位置においても、上記2段絞り
により、同様に制御ゲインを低減して、車室内への吹出
空気温度をきめ細かく制御できる。また、絞り部開口面
積の増加により、鋳砂等の異物による流路閉塞の恐れが
なくなるので、この状態では、温水入口パイプ19の絞
り部開口面積と温水出口パイプ22の絞り部開口面積を
同等に設定してある。
【0062】ところで、自動車用空調装置の温水供給源
をなすエンジン1は、自動車の走行条件の変化に伴って
回転数が大幅に変化するので、エンジン1からの温水供
給圧は走行条件の変化により大幅に変化し、これが流量
制御弁4による温水流量制御、ひいては吹出空気温度制
御に対する大きな外乱要素となるが、本発明にあって
は、エンジン1からの温水供給圧の変化による温水流量
の変動をバイパス回路5への定差圧弁6の設置により良
好に解消している。
【0063】すなわち、定差圧弁6においては、エンジ
ン1からの温水供給圧が上昇して、その前後の差圧がス
プリング6bにより定まる所定圧より高くなると、定差
圧弁6が図5の左方へ移動して開弁し、定差圧弁6と隔
壁(弁座)27との間の隙間(円形穴27aの開口面
積)が上記差圧に応じて変動することより、定差圧弁6
は温水入口パイプ19と温水出口パイプ20との差圧を
一定値に維持するように作用する。
【0064】これにより、熱交換器4に加わる温水圧力
を、エンジン1からの温水供給圧の変動にかかわらず、
一定値に維持でき、エンジン1からの温水供給圧の変化
による温水流量の変動を防止できる。また、定差圧弁6
に、バイパス回路5を常時開通したままにする穴6cが
設けてあるので、エンジン回転数の如何に係わらず、バ
イパス回路5に常時温水が流れることになり、温水供給
圧が低下するエンジンアイドル時にも、前記制御ゲイン
の低減を図ることができる。
【0065】本発明は上記第1実施例に限定されること
なく、請求項記載の技術的思想の趣旨に従って種々変形
可能なものであり、以下他の例について述べる。 (第2実施例)流量制御弁4を前記第1実施例では熱交
換器3のうち、出口側タンク3bの方に配置したが、図
9に示すように、出口側タンク3bの温水出口3gに接
続パイプ30aの一端をジョイント31aにより接続
し、この接続パイプ30aの他端をジョイント32aに
より流量制御弁4の温水入口パイプ21に接続して、流
量制御弁4を温水入口タンク3a側に配置し、この入口
タンク3aに流量制御弁4の温水出口パイプ22(図9
では図示せず)を直接温水入口タンク3aの温水入口3
f(図9では図示せず)に結合するようにしてもよい。
【0066】すなわち、本発明では流量制御弁4を熱交
換器3の入口側、出口側の両タンク3a、3bのいずれ
の方にも配置できる。 (第3実施例) 流量制御弁4の弁体17を前記第実施例では熱交換器
3の入口側タンク3aの温水入口側に配置して、弁体1
7で流量制御された温水を熱交換器3の入口側タンク3
aに流入させるようにしているが、図10に示すよう
に、出口側タンク3bの温水出口3gに接続パイプ30
aの一端をジョイント31aにより接続し、この接続パ
イプ30aの他端をジョイント32aにより流量制御弁
4の温水入口パイプ21に接続し、この温水入口パイプ
21から温水出口パイプ20に向かう温水の流量および
バイパス回路5から温水出口パイプ20へ向かう温水の
流量を弁体17で制御する。
【0067】すなわち、第3実施例では、流量制御弁4
の弁体17を熱交換器3の温水出口側に配置している。
そのため、バイパス回路5の定差圧弁6の上流側に温水
出口パイプ22を設けて、この温水出口パイプ22を熱
交換器3の入口側タンク3aの温水入口3f(図10で
は図示せず)に結合するようにしてある。図11は第3
実施例における温水回路図である。
【0068】(第4実施例)図12に示すように、サー
ボモータ16と弁体17との間にウォームギヤ16b、
26bと平ギヤ24′、26との組合せからなる2段ウ
ォームギヤ機構を設けて、扇形ギヤ24を廃止して、同
一減速比のもとで、ギヤ部分の小型化を図った例であ
る。
【0069】(第5〜第8実施例)図13は温水回路の
変形に関する第5〜第8実施例を示すもので、(a)は
図1のバイパス回路5から定差圧弁6を廃止した第5実
施例である。(b)は流量制御弁4により開閉制御され
る第1のバイパス回路5の他に、流量制御弁4により開
閉制御されない第2のバイパス回路5aを追加し、この
第2のバイパス回路5aは常にエンジン1に並列に接続
しておき、この第2のバイパス回路5aに定差圧弁6を
設置するようにした第6実施例である。
【0070】(c)は定差圧弁6を設置した第1のバイ
パス回路5の他に、流量制御弁4により開閉制御されな
い第2のバイパス回路5aを追加し、この第2のバイパ
ス回路5aは常にエンジン1に並列に接続するようにし
た第7実施例である。(d)は定差圧弁6を設置した第
1のバイパス回路5の他に、流量制御弁4により開閉制
御されない第2のバイパス回路5aを追加し、この第2
のバイパス回路5aにも定差圧弁6aを設置するように
した第8実施例である。
【0071】上記図13(a)〜(d)に示す種々の温
水回路においても、前述した本発明の特徴点を良好に発
揮でき、また温度制御のゲイン低減効果と、鋳砂等の異
物による弁流路の閉塞防止効果も良好に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す温水回路図である。
【図2】暖房用熱交換器の空調装置通風ダクト内への配
置形態を示す断面図である。
【図3】流量制御弁と暖房用熱交換器とを一体化した状
態において、流量制御弁の上蓋を取り外した状態におけ
る一部断面側面図である。
【図4】流量制御弁と暖房用熱交換器とを一体化した状
態における一部破断および断面図示した正面図である。
【図5】流量制御弁単体での断面図である。
【図6】流量制御弁の流量制御特性をまとめた表であ
る。
【図7】(a)、(b)は流量制御弁の弁体(ロータ)
単体の断面図、展開図である。
【図8】本発明熱交換器を内蔵した自動車用空調装置の
自動車への搭載状態を示す一部断面配置図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す一部断面構造図であ
る。
【図10】本発明の第3実施例を示す図で、流量制御弁
の上蓋を取り外した状態における一部断面側面図であ
る。
【図11】上記第3実施例における温水回路図である。
【図12】本発明の第4実施例を示す弁体作動機構部の
斜視図である。
【図13】(a)〜(d)は本発明の第5〜第8実施例
を示す温水回路図である。
【符号の説明】
1 エンジン 3 暖房用熱交換器 4 流量制御弁 5 バイパス回路 6 定差圧弁 16 サーボモータ 17 弁体 18 弁ハウジング 19 第1の温水入口パイプ 20 第1の温水出口パイプ 21 第2の温水入口パイプ 22 第2の温水出口パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−65018(JP,A) 実開 平3−100509(JP,U) 実開 平4−109420(JP,U) 実開 平2−62177(JP,U) 実開 昭62−40012(JP,U) 実開 昭57−182509(JP,U) 実開 昭54−39735(JP,U) 実開 昭53−140166(JP,U) 実開 昭56−160369(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/08 611 B60H 1/08 621 F16K 31/05

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水冷式の走行用エンジンを有する自動車
    に用いられる温水式暖房装置であって、 前記エンジンから供給される温水と空気とを熱交換して
    車室内の暖房を行う暖房用熱交換器と、 前記エンジンから前記暖房用熱交換器に供給される温水
    流量を制御するための流量制御弁とを備え、 前記暖房用熱交換器は、前記エンジンからの温水が流入
    する入口側タンクと、温水が流出する出口側タンクと、
    前記入口側タンクと前記出口側タンクの間で温水を流す
    ように構成され、温水と空気との間で熱交換を行うコア
    部とからなり、 さらに前記流量制御弁には、 弁ハウジングと、 この弁ハウジングに設けられ、前記エンジンからの温水
    が流入する第1の温水入口パイプと、 前記弁ハウジングに設けられ、前記エンジンに温水を還
    流させる第1の温水出口パイプと、 前記弁ハウジングに設けられ、前記第1の温水入口パイ
    プから流入した温水を前記暖房用熱交換器の前記入口側
    タンクに流入させる第2の温水出口パイプと、 前記弁ハウジングに設けられ、前記暖房用熱交換器の
    記出口側タンクからの温水を前記弁ハウジング内に流入
    させる第2の温水入口パイプと、 前記弁ハウジング内に設けられ、前記第1の温水入口パ
    イプからの温水を直接前記第1の温水出口パイプにバイ
    パスさせるバイパス回路と、 前記弁ハウジング内に設けられ、前記暖房用熱交換器を
    通過する温水が流通する温水流路の開口面積を調整する
    弁体とを備え、 前記流量制御弁は、前記両タンクのいずれか一方の長手
    方向延長上に隣接して配置されて、前記暖房用熱交換器
    と一体的に構成されており、 また、前記流量制御弁において、前記第1の温水入口パ
    イプと前記第1の温水出口パイプが前記タンク長手方向
    と直角方向に突出するように構成されている ことを特徴
    とする自動車用温水式暖房装置。
  2. 【請求項2】 前記温水流量制御弁が前記暖房用熱交換
    器とともに車室内に設置されており、 前記第1の温水入口パイプおよび前記第1の温水出口パ
    イプの先端が、車室内とエンジンルームとを仕切る仕切
    り板を貫通してエンジンルーム内に突出するように構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用
    温水式暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記バイパス回路には、温水圧力の上昇
    により開弁する圧力応動弁が備えられていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の自動車用温水式暖房装
    置。
  4. 【請求項4】 前記弁体は、前記弁ハウジング内に回動
    可能に配置されたロータとして構成されており、前記弁
    体の回動により前記温水流路の開口面積を調整するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1つに記載の自動車用温水式暖房装置。
  5. 【請求項5】 前記弁体は、前記温水流路の開口面積を
    調整するとともに、前記バイパス回路の開口面積を調整
    するように構成されていることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれか1つに記載の自動車用温水式暖房装
    置。
  6. 【請求項6】 前記弁ハウジングには、前記弁体を駆動
    する電気的弁体作動手段が内蔵されていることを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれか1つに記載の自動車用
    温水式暖房装置。
  7. 【請求項7】 前記電気的弁体作動手段は、サーボモー
    タと、このサーボモータの回転を前記弁体に伝達するギ
    ヤ機構とから構成されていることを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれか1つに記載の自動車用温水式暖房装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ギヤ機構は、前記弁ハウジングの外
    部に配設された扇形ギヤを有し、この扇形ギヤの中心部
    は前記弁体の軸部に一体に連結されていることを特徴と
    する請求項7に記載の自動車用温水式暖房装置。
  9. 【請求項9】 前記扇形ギヤは、手動操作機構が連結可
    能に構成されていることを特徴とする請求項8に記載の
    自動車用温水式暖房装置。
  10. 【請求項10】 前記暖房用熱交換器の前記コア部は、
    前記入口側タンクから前記出口側タンクへの一方向のみ
    に温水を流すように構成されていることを特徴とする請
    求項1ないし9のいずれか1つに記載の自動車用温水式
    暖房装置。
  11. 【請求項11】 前記流量制御弁の前記第2の温水出口
    パイプおよび前記第2の温水入口パイプの一方が前記両
    タンクのいずれか一方に直接結合されており、 前記第2の温水出口パイプおよび第2の温水入口パイプ
    の他方が剛体で形成された接続パイプを介して前記両タ
    ンクの他方に結合されていることを特徴とする請求項
    ないし10のいずれか1つに記載の自動車用温水式暖房
    装置。
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