JP3322011B2 - カラー表示システム - Google Patents

カラー表示システム

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JP3322011B2
JP3322011B2 JP19287894A JP19287894A JP3322011B2 JP 3322011 B2 JP3322011 B2 JP 3322011B2 JP 19287894 A JP19287894 A JP 19287894A JP 19287894 A JP19287894 A JP 19287894A JP 3322011 B2 JP3322011 B2 JP 3322011B2
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義晴 仲島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー表示システムに関
する。より詳しくは、RGB三画素同時サンプリング方
式を採用するカラー表示システムの駆動制御技術に関す
る。さらに詳しくは、画面の左右反転切り換えが可能な
カラー表示システムの駆動制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】RGB三画素同時サンプリング方式はア
クティブマトリクス型の液晶パネル等により代表される
カラー表示ユニットの駆動方式として有力であり、例え
ば特開平4−116687号公報に開示されている。こ
の方式によれば、カラー表示ユニットは垂直方向に平行
に配設され連続する三本毎に夫々赤(R)、緑(G)、
青(B)の組をなす複数の信号線を有している。又、水
平方向に平行に配設された複数の走査線を有している。
さらに、信号線及び走査線の交点に夫々選択素子を介し
て接続された画素電極を有している。この画素電極は垂
直方向(列方向)の一つおきに水平方向(行方向)に1
/2画素ピッチ分ずらされて設けられているとともに、
垂直方向の一つおきに該信号線に対して左右に交互に接
続されている。加えて、信号線に対応して夫々設けられ
た複数の水平スイッチを有している。さらに、これらの
水平スイッチを介して該信号線の各色毎に接続された三
本のビデオラインを有しており、R,G,Bの映像信号
を供給する。かかる構成において、水平スイッチをR,
G,Bの組を単位として同時に制御する水平駆動回路が
設けられており、所謂RGB三画素同時サンプリング駆
動を行なう。この際、三本のビデオラインに供給される
R,G,Bの映像信号に画素ピッチに対応する遅延量を
相対的に与える遅延手段が設けられている。R,G,B
の映像信号に画素ピッチに対応する遅延量を相対的に与
えるとともに水平スイッチをR,G,Bの組を単位とし
て同時に制御する事により、この水平スイッチを駆動す
る水平駆動回路の段数を削減して構成を簡単にするとと
もに消費電力も削減して、良好なカラー表示画像が得ら
れる様にしている。R,G,Bの各水平スイッチは水平
駆動回路を構成する一つのシフトレジスタからのパルス
で同時にサンプリングされる構成になっているので、シ
フトレジスタの段数は1/3になりクロック周波数も1
/3となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したカラ
ー表示システムは例えばプロジェクタ等に応用される。
プロジェクタはカラー表示システムに映し出された画像
を光学系を介して前方のスクリーンに拡大投影するもの
である。プロジェクタの設置姿勢によっては表示システ
ムに左右反転した状態でカラー画像を映し出す必要があ
る。RGB三画素同時サンプリング方式を採用した場
合、画面の左右反転切り換えに応じて、R,G,Bの各
映像信号に与える相対的な遅延量を逆転する必要があ
る。しかしながら、従来の遅延手段ではこの様な対応が
なされておらず、画面の左右反転切り換えを可能とする
為には遅延手段の入力側や出力側にR,G,Bの映像信
号の組み換えを行なうアナログスイッチが必要となり回
路構成の複雑化を招いていたという課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題に鑑み、本発明はRGB三画素同時サンプリング方式
を採用したカラー表示システムにおいて容易に画面の左
右反転切り換えに対応可能な回路構成を提供する事を目
的とする。かかる目的を達成する為に以下の手段を講じ
た。即ち、本発明にかかるカラー表示システムは行方向
に沿った走査線と、列方向に沿った信号線と、両者の各
交差部に配置され行方向に沿って所定のピッチで配列し
たRGB三原色の画素と、各信号線を三本単位で同時に
選択し三原色に分かれた三種の映像信号を各々対応する
三個の画素に書き込む駆動回路と、同時選択に先行して
三種の映像信号に対し画素配列のピッチに応じた遅延処
理を行なう遅延手段とを備えている。特徴事項として、
前記遅延手段は三種の映像信号の各々に対応して設けら
れた三個の前段サンプルホールド回路と、これらに接続
した三個の後段サンプルホールド回路とを有している。
前段サンプルホールド回路は互いに独立して制御される
一方各後段サンプルホールド回路は互いに同期して制御
される。前記駆動回路は行方向に沿って該同時選択の走
査方向を反転切り換え可能である。さらに制御手段が設
けられており、該反転切り換えに応じて三個の前段サン
プルホールド回路の制御を調整する。
【0005】具体的には、前記制御手段は該反転切り換
えが行なわれない時、第一の前段サンプルホールド回路
を最初に間欠動作させ、次に第二の前段サンプルホール
ド回路を間欠動作させ、且つ第三の前段サンプルホール
ド回路を持続動作させる。一方、該反転切り換えが行な
われた時、第三の前段サンプルホールド回路を最初に間
欠動作させ、次に第二の前段サンプルホールド回路を間
欠動作させ、且つ第一の前段サンプルホールド回路を持
続動作させる。好ましくは、前記走査線、信号線、画素
及び駆動回路が表示ユニットに組み込まれ、前記遅延手
段が該表示ユニットに映像信号を供給する三原色ドライ
バユニットに組み込まれ、前記制御手段が表示ユニット
の駆動制御を行なうタイミングジェネレータユニットに
組み込まれている。これら表示ユニットと三原色ドライ
バユニットとタイミングジェネレータユニットとにより
カラー表示システムが構築されている。なお、表示ユニ
ットとしてはアクティブマトリクス型の液晶パネルを採
用する事ができる。
【0006】
【作用】本発明によれば、RGB三画素同時サンプリン
グ方式を採用するカラー表示システムにおいて、三種の
映像信号の遅延処理を行なう遅延手段として、三種の映
像信号の各々に対応して設けられた三個の前段サンプル
ホールド回路と三個の後段サンプルホールド回路とを用
いている。これら六個のサンプルホールド回路に対して
適切なパルス制御を行なう事で、画面の左右反転切り換
えに応じた映像信号の遅延処理を自動的に行なう事が可
能になる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明にかかるカラー表
示システムの好適な実施例を詳細に説明する。図1は本
カラー表示システムの基本的な構成を示すブロック図で
ある。図示する様に本カラー表示システムは表示ユニッ
ト1とドライバユニット2とタイミングジェネレータユ
ニット3の組み合わせからなる。表示ユニット1は例え
ばアクティブマトリクス型のカラー液晶パネルからな
り、走査線、信号線、画素及び周辺駆動回路が一体的に
形成されている。走査線は行方向に沿って延設されてお
り、信号線は列方向に沿って延設されている。RGB三
原色の画素は走査線と信号線の各交差部に配置され行方
向に沿って所定のピッチで配列している。周辺駆動回路
は垂直駆動回路と水平駆動回路を含む。水平駆動回路は
各信号線を三本単位で同時に選択し三原色に分かれた三
種の映像信号を各々対応する三個の画素に書き込む。こ
の水平駆動回路は行方向に沿って同時選択の走査を反転
切り換え可能である。
【0008】ドライバユニット2は表示ユニット1に前
述した三種の映像信号VR,VG,VBを供給する。こ
の三原色ドライバユニット2には遅延手段が組み込まれ
ている。この遅延手段は上述した同時選択に先行して三
種の映像信号VR,VG,VBに対し画素配列のピッチ
に応じた遅延処理を行なう。遅延手段は三種の映像信号
の各々に対して設けられた三個の前段サンプルホールド
回路FSHA,FSHB,FSHCと、これらに接続し
た三個の後段サンプルホールド回路NSHA,NSH
B,NSHCとを有する。FSHAとNSHAの組によ
り赤色入力映像信号Rinに対応した遅延チャネルが構
成され、FSHBとNSHBの組で緑色入力映像信号G
inに対応した遅延チャネルが構成され、FSHCとN
SHCの組で青色入力映像信号Binに対応した遅延チ
ャネルが構成される。各前段サンプルホールド回路FS
HA,FSHB,FSHCは互いに独立して制御される
一方、各後段サンプルホールド回路NSHA,NSH
B,NSHCは互いに同期して制御される。なお各遅延
チャネルの出力段には増幅器AMPが接続されており外
部入力される制御信号WBに基づいてRGB各色毎にホ
ワイトバランスの調整を行なう。
【0009】タイミングジェネレータユニット3は各種
のタイミング信号HST,HCK,VST,VCK,…
を表示ユニット1に供給しその駆動制御を行なう。この
タイミングジェネレータユニット3には制御手段が組み
込まれておりドライバユニット2のサンプルホールド回
路に対し各種の制御パルスSH1,SH2,SH3,S
H4を供給する。タイミングジェネレータユニット3の
動作自体は外部入力される同期信号SYNCにより制御
される。タイミングジェネレータユニット3に組み込ま
れた制御手段は前述した反転切り換えに応じて三個の前
段サンプルホールド回路FSHA,FSHB,FSHC
の制御を調整する。なお反転切り換えは外部入力される
選択信号SCTにより指示される。具体的には、反転切
り換えが行なわれない時、制御パルスSH1により第一
の前段サンプルホールド回路FSHAを最初に間欠動作
させ、次にSH2により第二の前段サンプルホールド回
路FSHBを間欠動作させ、且つ制御パルスSH3によ
り第三の前段サンプルホールド回路FSHCを持続動作
させる。一方反転切り換えが行なわれた時、制御パルス
SH3により第三の前段サンプルホールド回路FSHC
を最初に間欠動作させ、次にSH2により第二の前段サ
ンプルホールド回路FSHBを間欠動作させ、且つ制御
パルスSH1により第一の前段サンプルホールド回路F
SHAを持続動作させる。
【0010】図2は、図1に示した表示ユニット1の具
体的な構成例を示す模式的なブロック図である。図示す
る様に、表示ユニット1は行方向に沿った走査線Xと、
列方向に沿った信号線Yと、両者の交差部に配置された
三原色の画素R,G,Bとを有している。画素R,G,
Bは行方向に沿って所定のピッチで配列している。又、
三本単位で信号線Yの一端に接続された水平スイッチH
SW1,HSW2,…,HSWn−1,HSWnを有し
ている。これらの水平スイッチHSWは各信号線Yを三
本単位で同時に選択し三原色に分かれた三種の映像信号
VR,VG,VBを各々対応する三個の画素R,G,B
に書き込む。従って、これらの水平スイッチHSWが前
述した水平駆動回路の一部を構成している事になる。
【0011】次に図3を参照して、図1に示したドライ
バユニット2及びタイミングジェネレータユニット3の
動作を詳細に説明する。(A)はドライバユニット2に
含まれる遅延手段の構成を図1から切り取って再び示し
たものである。第一の前段サンプルホールド回路FSH
Aと第一の後段サンプルホールド回路NSHAの組から
なる遅延チャネルは赤色入力映像信号Rinを遅延処理
して赤色出力映像信号Routを生成する。第二の前段
サンプルホールド回路FSHBと第二の後段サンプルホ
ールド回路NSHBとの組からなる遅延チャネルは緑色
入力映像信号Ginを遅延処理して緑色出力映像信号G
outを生成する。第三の前段サンプルホールド回路F
SHCと第三の後段サンプルホールド回路NSHCとの
組からなる遅延チャネルは青色入力映像信号Binを遅
延処理して対応する青色出力映像信号Boutを生成す
る。タイミングジェネレータユニットはFSHAに対し
制御パルスSH1を入力し、FSHBに対し制御パルス
SH2を入力し、FSHCに制御パルスSH3を入力す
る事により、各々独立的にその動作制御を行なう。一方
NSHA,NSHB,NSHCには制御パルスSH4が
共通に入力され同期的な制御が行なわれる。何れの制御
パルスSHもそのレベルがハイになった時映像信号のサ
ンプリングが行なわれ、その後、ローに復帰した時サン
プリングされた映像信号のホールドが行なわれる。但
し、この制御パルスの極性は反対でも良い。
【0012】図3の(B)はドライバユニット2及びタ
イミングジェネレータユニット3の動作シーケンスを表
わすタイミングチャートである。本例では五画素分の白
色書き込みを表わすRin,Gin,Binが入力され
た場合を例にとって説明する。反転切り換えが行なわれ
ない通常時では、SH1が最初に出力されFSHAが間
欠動作し、Rinがサンプルホールドされる。続いてS
H2が出力されFSHBが間欠動作しGinがサンプル
ホールドされる。この間SH3はハイレベルに維持され
FSHCは持続動作状態におかれる為Binはそのまま
通過する。SH2の後SH4が入力されNSHA,NS
HB,NSHCが同時にサンプルホールドを行なう。こ
の結果、SH4のタイミングに同期して、Rout,G
out,Boutが同時に出力される。以上により、R
GBの画素配列ピッチに応じた各映像信号の遅延処理が
行なわれた事になる。
【0013】一方反転切り換えが行なわれた時、最初に
SH3が出力される事によりFSHCが間欠動作を行な
いBinをサンプルホールドする。次にSH2が出力さ
れる事によりFSHBが間欠動作しGinがサンプルホ
ールドされる。この間SH1はハイレベルに維持される
為FSHAは持続動作状態におかれRinはそのまま通
過する。SH2が出力された後SH4が出力されNSH
A,NSHB,NSHCが同時にサンプルホールドを行
なう。これにより通常時とは逆位相で遅延処理を施され
たRout,Gout,Boutが同時に出力される事
になる。以上の説明から理解される様に、左右反転時に
は通常時のSH1とSH3を時間的に入れ換えたパルス
を遅延手段に入力する。これによりサンプルホールドさ
れたRoutとBoutの位相関係が逆転し、左右反転
に対応した映像信号が得られる。なお、上記のタイミン
グ制御は何れのユニットにおいても行なう事が可能であ
るが、デルタ配列を有するアクティブマトリクス型のカ
ラー液晶パネルを表示ユニットとして用いた場合、ライ
ン間オフセットの方向を左右反転時に逆にしなければな
らない等液晶パネルの構造に依存する複雑な操作を行な
わなければならない。この点に鑑み、上述した遅延処理
のタイミング制御はタイミングジェネレータユニット3
で行なう事が好ましい。
【0014】図4は、参考の為左右反転対応型の構造を
有さない遅延手段の構成例及びその動作を表わしてい
る。なお、理解を容易にする為、図3に示した本発明に
かかる遅延手段の構成と対応する部分には対応する参照
番号を付してある。異なる点は特定の遅延チャネルにだ
け前段のサンプルホールド回路が設けられていない事で
ある。この特定のチャネルは表示ユニットに内蔵される
HSW(図2参照)の最後についている画素Bに対応し
ている。仮に、表示ユニットを左右反対側から走査して
映像信号を書き込む場合、この特定チャネルはHSWの
反対側についている画素(この例の場合R)に対応する
ものにならなければならない。従って、図4の遅延回路
構成で左右反転切り換えに対応しようとすると、遅延手
段の前段にRinとBinを入れ換えるアナログスイッ
チが必要になり、同じく遅延手段の後段にRoutとB
outを入れ換えるアナログスイッチが必要になる。こ
れは回路規模の拡大化を招くばかりでなく、一度個々の
液晶パネルに合わせて設定したホワイトバランス(図1
参照)が、左右反転を行なう事により変化してしまうと
いう問題を生じさせる。
【0015】図5は、図2に示した表示ユニットのさら
に詳細な構成例を示す回路図である。図示する様に、表
示ユニットの画面内には信号線Yと走査線Xが交差配列
している。信号線Yと走査線Xの各交差部に画素11が
配置している。個々の画素は微細な液晶セルLCと選択
素子との結合からなる。本例では選択素子は薄膜トラン
ジスタTrからなり、そのゲート電極は対応する走査線
Xに接続し、ソース電極は対応する信号線Yに接続し、
ドレイン電極は対応する液晶セルLCの一方の端子を構
成する画素電極に接続している。なお液晶セルLCの他
方の端子を構成する対向電極12が設けられている。又
液晶セルLCと並列に保持容量Csも接続されている。
走査線Xの一端には垂直駆動回路13が接続しており、
タイミングジェネレータから供給されるスタート信号V
STやクロック信号VCK1,VCK2等に応じて順次
ゲートパルスを一水平期間毎に出力する。ゲートパルス
に応答して薄膜トランジスタTrが導通し、各画素の行
を順次選択する。各信号線Yの上端部にはトランスミッ
ションゲート素子TGを介してビデオライン14が接続
している。ビデオライン14は三本に分かれており三原
色ドライバユニットからRGBに分割された映像信号V
R,VG,VBの供給を受ける。前述した様に、これら
の映像信号VR,VG,VBはRGB三画素同時サンプ
リング駆動を行なう為所定の遅延処理が施されている。
各画素列に割り当てられたRGB三原色と対応する様に
ビデオライン14が接続されている。三個単位のトラン
スミッションゲート素子TGは一組となって水平スイッ
チHSW(図2参照)を構成し、水平走査回路15から
順次出力されるサンプリングパルスによって開閉制御さ
れ、映像信号VR,VG,VBを同時サンプリングし、
上述した順次選択に同期して画素列に映像信号を書き込
む。以上の説明から理解される様に、水平走査回路15
と水平スイッチHSWの組み合わせが、水平駆動回路を
構成する。水平走査回路15はタイミングジェネレータ
ユニットから供給されるスタート信号HST及びクロッ
ク信号HCK1,HCK2に応じて順次サンプリングパ
ルスを出力する。前述した様にこの水平走査回路15は
制御信号SCTに応じてサンプリングパルスの走査を順
方向(右方向)と逆方向(左方向)で切り換える事がで
きる。
【0016】図6は、上述した反転切り換え機能を有す
る水平走査回路の具体的な構成例を示すブロック図であ
る。図示する様に、水平走査回路は単一のシフトレジス
タ15aを有しており、所定のスタート信号HSTを段
毎に転送して水平スイッチHSWの順次開閉駆動を行な
う。このシフトレジスタ15aは一対の入力端子I及び
出力端子Oを備えたフリップフロップFFを水平スイッ
チHSWの数に応じた個数だけ多段接続した構造となっ
ている。個々のFFの入出力端子は二本のデータ転送路
16を介して順次接続されている。本例では、先頭のF
1 から最終のFFM までM個のフリップフロップが多
段接続されている。本例のシフトレジスタ15aは双方
向性であり、切り換え可能にデータの順方向転送と逆方
向転送を行なう事ができる。この目的で隣り合う段に位
置する一対のフリップフロップの入出力端子間に夫々転
送ゲート素子A,Bが介在している。転送ゲート素子
A,Bを択一的に開閉する事によりデータ転送を順方向
又は逆方向に制御して水平スイッチの順次開閉動作を可
能にする。例えばFF1 の入力端子とFF2 の出力端子
との間に一方の転送ゲート素子Bが介在している。又、
FF1 の出力端子OとFF2 の入力端子Iとの間に他方
の転送ゲート素子Aが介在している。以下同様に互いに
隣り合うFFの入出力端子間に夫々転送ゲート素子A,
Bが介在している。転送ゲート素子Aを開く一方転送ゲ
ート素子Bを閉じると、スタート信号HSTはデータ転
送路16を介して順次順方向に送られる。逆に転送ゲー
ト素子Aを閉じる一方転送ゲート素子Bを開くと、スタ
ート信号HSTはデータ転送路16を介して順次逆方向
に送られる。
【0017】図7は、図6に示した水平走査回路の具体
的な回路構成例を部分的に示した回路図である。データ
(HST)の双方向転送を説明する為、二個のフリップ
フロップ(先段FF、次段FF)とそれに付随する転送
ゲート素子A,Bのみを示している。全ての回路素子は
薄膜トランジスタ(TFT)から構成されている。先段
FF及び次段FFともにD型フリップフロップから構成
されている。各D型フリップフロップは第一及び第二の
クロックトインバータと第三のインバータからなり、互
いに逆相のクロック信号HCK1,HCK2に応じて動
作し、入力端子INから入力されたデータをクロック信
号の半周期分だけ遅延して出力端子OUTに出力する。
転送ゲート素子A,Bは夫々CMOSタイプのトランス
ミッションゲート素子からなる。転送ゲート素子A,B
は外部入力される互いに逆相の反転切り換え制御信号S
CT,SCTXにより制御されている。一方の制御信号
SCTがハイレベルで他方の制御信号SCTXがローレ
ベルの時、一方の転送ゲート素子Aが開かれ、他方の転
送ゲート素子Bが閉じられる。従って、この時にはデー
タは最初の転送ゲート素子Aを通過した後、先段FFの
入力端子INに供給される。ここでクロック信号の半周
期分だけ遅延処理を施された後、出力端子OUTから次
の転送ゲート素子Aを介して次段FFの入力端子INに
転送される。この様にして、データは順次順方向に向っ
て転送されていく。一方、制御信号SCTがローレベル
で制御信号SCTXがハイレベルに切り換わった時、一
方の転送ゲート素子Aが閉じ他方の転送ゲート素子Bが
開く。この場合には逆方向から転送されてきたデータが
次段FFの入力端子INに供給され所定の遅延処理を施
された後、出力端子OUTから転送ゲート素子Bを介し
て先段FFの入力端子INに転送される。再び所定の遅
延処理を施された後、出力端子OUTから出力されたデ
ータは次の転送ゲート素子Bに至る。
【0018】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、R
GB三画素同時サンプリング方式において映像信号の遅
延処理を行なう遅延手段が、三種の映像信号の各々に対
応して設けられた三個の前段サンプルホールド回路とこ
れらに接続した三個の後段サンプルホールド回路とから
構成され、各前段サンプルホールド回路は互いに独立し
て制御される一方各後段サンプルホールド回路は互いに
同期して制御される様になっている。かかる構成によ
り、表示された画像の左右反転切り換えを行なった場合
でも、自動的に対応が可能となりRGB三種の映像信号
の位相関係を反転切り換えに応じて逆にする事ができ
る。従来の遅延回路構成に比べ左右反転切り換え対応の
為のアナログスイッチを必要としないので回路規模を縮
小できるという効果がある。又左右反転切り換えを行な
ってもホワイトバランスずれ等が起る惧れがなくなると
いう効果がある。通常RGB三原色ドライバユニットに
は遅延手段を構成するサンプルホールド回路の他に各色
のDCゲイン等を調整する部分が含まれている。本発明
では左右反転切り換えを行なっても映像信号の入れ換え
を行なわないので、この調整も変化させる必要がない。
加えて、各遅延チャネルを同一構成とする事によりチャ
ネル間の遅延量を均一にできる。従って色ずれが起りに
くくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカラー表示システムの基本的な
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したカラー表示システムに組み込まれ
る表示ユニットの一例を示すブロック図である。
【図3】図1に示したカラー表示システムの動作説明に
供する配線図並びにタイミングチャートである。
【図4】遅延手段の参考例を示す配線図並びにタイミン
グチャートである。
【図5】図2に示した表示ユニットのさらに具体的な構
成を示す回路図である。
【図6】図5に示した表示ユニットに組み込まれる水平
走査回路の具体的な構成例を示すブロック図である。
【図7】図6に示した水平走査回路のさらに具体的な構
成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 表示ユニット 2 ドライバユニット 3 タイミングジェネレータユニット

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行方向に沿った走査線と、列方向に沿っ
    た信号線と、両者の各交差部に配置され行方向に沿って
    所定のピッチで配列した三原色の画素と、各信号線を三
    本単位で同時に選択し三原色に分かれた三種の映像信号
    を各々対応する三個の画素に書き込む駆動回路と、同時
    選択に先行して三種の映像信号に対し画素配列のピッチ
    に応じた遅延処理を行なう遅延手段とを備えたカラー表
    示システムであって、 前記遅延手段は三種の映像信号の各々に対応して設けら
    れた三個の前段サンプルホールド回路とこれらに接続し
    た三個の後段サンプルホールド回路とを有し、各前段サ
    ンプルホールド回路は互いに独立して制御される一方各
    後段サンプルホールド回路は互いに同期して制御され、 前記駆動回路は行方向に沿って該同時選択の走査を反転
    切り換え可能であるとともに、 制御手段が設けられており、該反転切り換えに応じて三
    個の前段サンプルホールド回路の制御を調整する事を特
    徴とするカラー表示システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は該反転切り換えが行なわ
    れない時、第一の前段サンプルホールド回路を最初に間
    欠動作させ、次に第二の前段サンプルホールド回路を間
    欠動作させ、且つ第三の前段サンプルホールド回路を持
    続動作させる一方、該反転切り換えが行なわれた時、第
    三の前段サンプルホールド回路を最初に間欠動作させ、
    次に第二の前段サンプルホールド回路を間欠動作させ、
    且つ第一の前段サンプルホールド回路を持続動作させる
    事を特徴とする請求項1記載のカラー表示システム。
  3. 【請求項3】 前記走査線、信号線、画素及び駆動回路
    が表示ユニットに組み込まれ、前記遅延手段が該表示ユ
    ニットに映像信号を供給する三原色ドライバユニットに
    組み込まれ、前記制御手段が表示ユニットの駆動制御を
    行なうタイミングジェネレータユニットに組み込まれて
    いる事を特徴とする請求項1記載のカラー表示システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記表示ユニットはアクティブマトリク
    ス型の液晶パネルである事を特徴とする請求項3記載の
    カラー表示システム。
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