JP3320924B2 - コイン処理装置 - Google Patents

コイン処理装置

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JP3320924B2
JP3320924B2 JP26732594A JP26732594A JP3320924B2 JP 3320924 B2 JP3320924 B2 JP 3320924B2 JP 26732594 A JP26732594 A JP 26732594A JP 26732594 A JP26732594 A JP 26732594A JP 3320924 B2 JP3320924 B2 JP 3320924B2
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賢治 中島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動販売機、両替機、
サービス機器等に使用され、投入コインを金種別に選別
収容するとともに、選別収容されたコインを釣銭として
払い出すコイン処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動販売機、両替機、サービス機
器等には、投入されたコインを金種別に選別収容し、ま
た選別収容されたコインを釣銭の額に応じて払い出すコ
イン処理装置が装着されている。
【0003】図52は従来のコイン処理装置1を示す概
念斜視図である。
【0004】このコイン処理装置1は大別して、その外
装を構成する筐体からなる装置本体2内に配設された次
の3つの部分から構成されている。
【0005】その第1は、装置本体2の最上部に配設さ
れ、投入コインの正偽と正貨を金種別に選別するコイン
選別部3であり、また第2はこのコイン選別部3の下部
に配設され、選別されたコインを金種別に収容する複数
のコインチューブから構成されたコイン収容部4であ
る。
【0006】そして、第3はこのコイン収容部4の下
部、即ち装置本体2の最下部に配設され、コイン収容部
4内に収容されたコインを釣銭の額に応じて払い出すコ
イン払出部5である。
【0007】なお、上述した3つの構成部分のうち、保
守点検性を考慮してコイン選別部3とコイン収容部4は
装置本体2に対し着脱自在な構成となっている。
【0008】なお、図52で符号6はコイン収容部4内
に収容されたコインを金種毎に強制的に払出す等の指示
を与える制御スイッチ群(インベントリースイッチ群)
で、この制御スイッチ群6は装置本体2の下部に形成さ
れたスイッチボックス7内に装着されている。
【0009】また図52で符号8は、特に使用頻度の高
いコインを予め収容しておく補助チューブで、この補助
チューブ8もコイン収容部4の構成要素である。
【0010】なお、このようなコイン処理装置1による
と、投入コインは最初にコイン選別部3に入り、そこで
コインの正偽と正貨の金種別選別とが行われ、このうち
正貨は金種別にコイン収容部4内に選別収容される。そ
して、釣銭の金種が特定されると、最下部に配設された
コイン払出部5によりコイン収容部4内に収容されたコ
インが、釣銭の金額に応じて選択され払い出される。
【0011】一方、上述したコイン処理装置1では、投
入されたコインの変形、あるいは汚れ等の要因によって
コイン選別部3内でコインが詰まる場合がある。その場
合は、その詰まりを認識した利用者本人がコイン選別部
3のゲートレバー9を操作し、コイン選別部3の上方を
開閉するゲートプレート3aを軸3bを中心に反時計方
向へ拡開し、これにより詰まったコインを装置本体2の
外部へ払い出すようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したコ
イン処理装置1では、利用者本人がコイン選別部3内に
おけるコインの詰まりに気付かず、そのままコインを連
続投入する場合がある。その場合は、その投入されたコ
インがコイン選別部3内に多数枚蓄積されることとな
り、この結果利用者が、最終的にコイン選別部3内にお
ける多数枚のコインの詰まりに気付いて、いざゲートレ
バー9を操作しても、その詰まった多数枚のコインをコ
イン選別部3内から排除することが出来なくなり、その
ためコイン処理装置1そのものの機能を停止させてしま
う虞があった。
【0013】一方、近年では、路上に設置される自動販
売機に対し交通障害とならないために、その薄型化が求
められおり、そのため内部に配設されるコイン処理装置
に対してもその薄型化が強く求められている。
【0014】この発明は上述した事情に鑑み、奥行き方
向の厚みを増大させることなく、言い換えれば薄型化を
図りつつ、詰まったコインを迅速かつ確実に払い出せる
ようにしたコイン処理装置を提供することを目的として
いる。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、投入コインの正偽と正貨を金種別
に選別するコイン選別部と、このコイン選別部の下部に
配設され、選別されたコインを金種別に収容する複数の
コインチューブから構成されたコイン収容部と、このコ
イン収容部の下部に配設され、前記コイン収容部内に収
容されたコインを釣銭の額に応じて払い出すコイン払出
部とを有するとともに、前記コイン選別部に該コイン選
別部内に詰まったコインを排除するゲートプレートを配
設するようにしたコイン処理装置において、前記コイン
選別部内のコインの詰りを検出して前記ゲートプレート
を拡開させるゲートプレート拡開手段を配設するととも
に、該ゲートプレート拡開手段を、前記ゲートプレート
の背面に沿って配設されたゲートアームと、前記ゲート
プレートの側方に配設され、前記ゲートアームを前記ゲ
ートプレートの背面に沿って往復移動させる駆動手段
と、前記ゲートプレートの背面に突設され、前記ゲート
アームが前記ゲートプレートの背面内へ進出した際に、
前記ゲートアームの先端部に摺接して前記ゲートプレー
トを拡開させる傾斜片とから構成し、かつ、前記駆動手
段を、前記ゲートアームに形成された長孔と、前記ゲー
トプレートの背面に沿って形成された駆動プーリであっ
て、前記長孔に嵌挿する突起が形成された駆動プーリ
と、該駆動プーリを回転駆動させる駆動モータとにより
構成するようにしている。
【0016】
【0017】
【実施例】以下、この発明に係わるコイン処理装置の一
実施例を詳述する。
【0018】図2はこの発明に係わるコイン処理装置1
0の概念斜視図である。
【0019】このコイン処理装置10も、従来と同様に
外装を構成する筐体からなる装置本体11内に配設され
た次の3つの部分から構成されている。
【0020】その第1は装置本体11の最上部に配設さ
れ、投入コインの正偽と正貨を金種別に選別するコイン
選別部14であり、第2はこのコイン選別部14の下方
に配設され、選別されたコインを金種別に収容する複数
のコインチューブから構成されたコイン収容部13であ
る。また第3はコイン収容部13の下方であって、この
装置本体11の最下部に配設され釣銭の額に応じてコイ
ンを前記コイン収容部13から払い出すコイン払出部1
2である。
【0021】なお、上述したコイン選別部14、および
コイン収容部13は従来と同様に装置本体11に対し着
脱自在に装着されている。
【0022】なお、図2で符号15は、特に使用頻度の
高いコインを予め収容しておく補助チューブで、この補
助チューブ15もコイン収容部13の構成要素である。
【0023】一方、この装置本体11内からコイン選別
部14を取り外した状態を示す図1の概念斜視図で示す
ように、本願発明に係わる処理装置10のコイン選別部
14には、その側方である右肩に、コイン選別部14内
に詰ったコインを自動的に排除するゲートプレート拡開
手段(後述する)を収容したボックス16が一体形成さ
れている。
【0024】なお、このボックス16の正面にはコイン
収容部13内に収容されたコインを金種毎に強制的に払
出す等の指示を与える制御スイッチ群17(いわゆるイ
ンベントリースイッチ群)が配設されている。
【0025】またこのコイン選別部14の背面側には、
コイン払出部12やコイン選別部14の内部に配設され
た各種の電子機器の駆動を制御するための電子部品(C
PU等)を搭載した制御ボード(図示せず)が密封収容
されている。
【0026】一方、実施例に係わるコイン処理装置10
では、当該コイン処理装置10上に落下し、内部に進入
した液物(洗剤等の液体)に対する被害を避けるため、
内部に進入した液物を迅速にコイン処理装置10の外部
へ排出するための液物排出手段を各構成部に形成するよ
うにしている。
【0027】次に上述したコイン処理装置10の各部に
形成された液物排出手段について詳述する。
【0028】まず第1にコイン選別部14に形成された
液物排出手段について詳述する。
【0029】図3はコイン選別部14の要部破断拡大図
である。
【0030】このコイン選別部14には、メインプレー
ト20の上部と、ゲートプレート21との間にコイン投
入口22が形成されている。
【0031】そして、このコイン投入口22の略垂直下
方には、このコイン投入口22の下端に連通し、当該コ
イン投入口22から投入されたコインを図面の右方向に
転動させる傾斜した第1のコイン通路23が形成されて
いる。そしてこの第1のコイン通路23の途中には、投
入されたコインが通過する間に投入コインの正偽、及び
正貨と見なされたコインの金種とを判別するコイルセン
サ24が配設されている。
【0032】なお、このコイルセンサ24は投入された
コインが通過し得るように、所定間隔を設けて相対向す
るように配設された図示せぬ発振コイルと受信コイルと
から構成されている。
【0033】一方、図3で示す前記コイン投入口22の
一方を形成するメインプレート20にはコイン投入口2
2内に投入された液物を案内する複数本の案内溝25が
形成されている。
【0034】この案内溝25はコイン投入口22の壁面
に沿うメインプレート20に所定のピッチで立設され、
しかも傾斜して形成された複数のフィン26と、この複
数のフィン26の下面から所定のピッチで垂直下方に延
出された複数の堰27とから構成されている。
【0035】また、コイン投入口22の他方を形成する
ゲートプレート21の壁面には、当該ゲートプレート2
1の要部背面図で示す図4のように、前記メインプレー
ト20に形成された案内溝25(図3)と対向するよう
に他方の案内溝28が形成されている。
【0036】なお、このゲートプレート21に形成され
た案内溝28は、コイン投入口22の垂直下方に沿って
形成された複数本のフイン29と、傾斜して形成さた複
数のフィン30とにより構成されている。
【0037】なお図4で符号31はゲートプレート21
に固着され、前記第1のコイン通路23の一部を構成す
るゲートレールで、このゲートレール31の内部にも、
落下する液物を下方へ案内する通路32が複数本形成さ
れている。
【0038】一方、図3で示すようにメインプレート2
0の下部にはシュート33が一体形成されており、この
シュート33には複数の長孔34が形成されている。
【0039】またこの複数の長孔34の一部には垂直下
方へ垂れ下がるように複数の突起35が形成され、この
複数の突起35の下端は、コイン投入口22の下方に形
成されたボックス形状の液物捕集部36内に臨むように
延設されている。
【0040】この液物捕集部36は図3のAA要部拡大
断面図で示す図5のようにメインプレート20と一体に
形成され、上面が開口したボックス37により構成され
ており、その左側(図3)には捕集した液物を排出する
断面矩形状のパイプ38が一体形成されている。なお、
このパイプ38は図3で示すようにメインプレート20
の側面に形成された凹部20a内に形成され、その先端
38aがメインプレート20の側面から突出しないよう
に形成されている。
【0041】一方、このパイプ38は図1で示すように
装置本体11の左側面に形成された凹部11aに形成さ
れた矩形状の孔11bを介し装置本体11の側面に露出
するようになっている。また、このパイプ38の先端3
8aは装置本体11の左側面に配設された液物排出チュ
ーブ39の上流開放端39aと連通するようになってい
る。
【0042】なお、この液物排出チューブ39は装着時
は図2で示すように装置本体11の左側面に形成された
凹部11a内に完全収容され、装置本体11の左側面と
面一となるように構成されている。
【0043】上述したコイン選別部14に形成された液
物排出手段によると、図5で示すように、コイン投入口
22内に洗剤等の液物(矢印)が流し込まれると、この
液物はメインプレート20とゲートプレート21に形成
された液物案内溝25、28間に沿って案内され、コイ
ン投入口22の下方へ落下する。その際、液物の流れは
メインプレート20に形成された前記各堰27によって
塞き止められつつ下方へ落下し、急激に下方へ落下する
ことはない。
【0044】一方、メインプレート20とゲートプレー
ト21とに形成された各液物案内溝25、28間を通過
した液物はシュート33の長孔34及び突起35を介し
て落下し、液物捕集部36を構成するボックス37内に
捕集される。
【0045】なお、液物捕集部36を構成するボックス
37内に落下する液物は上述したように堰27によって
塞き止められつつ下方へ落下するので、急激に大量の液
物がボックス37内に落下することはなく、従って捕集
された液物がボックス37内からオーバフローし、その
周囲に付着することはない。
【0046】なお、ボックス37内に落下した液物は図
3の矢印で示すようにパイプ38を介し左方に案内さ
れ、さらにこのパイプ38を介し案内された液物は、図
2で示すようにパイプ38と連通する液物排出チューブ
39の上流端に案内され、さらにこの液物排出チューブ
39の下端から矢印の如く装置本体11の外部へ迅速に
排出される。
【0047】従って上述した構成のコイン選別部14に
よると、仮に洗剤等の粘着質な液物がコイン投入口22
から流し込まれても、その液物はコイン投入口22の下
端から迅速にコイン処理装置10を構成する装置本体1
1の外部へ排出されることとなり、このため洗剤等の粘
着質な液物がコイン選別部14のコイン通路下流に配設
された各種の選別機器等に付着し、その機能を低下させ
る虞がないという作用効果を生ずる。
【0048】なお、上記実施例では、コイン投入口22
内から落下した液物を排出する液物排出手段について詳
述したが、この実施例のコイン処理装置10では、それ
以外の部分に落下した液物を排出する液物排出手段も同
様に形成されている。
【0049】そのうち、上述したコイン選別部14のコ
イン投入口22以外の部分に落下した液物を排出する液
物排出手段について詳述する。
【0050】図6は、前記コイン選別部14の背面図で
図1と同一部分を同一符号で示す。図6で示すように、
コイン選別部14の背面は着脱自在なリヤカバー40で
覆われている(なお、このリヤカバー40を取外すと内
部に配設された制御ボードが露出する)。
【0051】このリヤカバー40には、その表面に3本
の堰41、42、43が突設され、この3本の堰41、
42、43によってコイン選別部14の上面14aに落
下した液物を案内する案内溝44、45、46を形成し
ている。
【0052】なおコイン選別部14の上面14aは、当
該コイン選別部14の背面側へ向け傾斜するように形成
されている。
【0053】このような案内溝44、45、46による
と、コイン選別部14の上面14aに落下した液物(矢
印)はコイン選別部14の背面側へ流れるが、コイン選
別部14の背面側に流れた液物は、図6の矢印で示すよ
うに案内溝44、、45、46を介しコイン選別部14
の背面左側へ案内される。
【0054】そして、図6で示すコイン選別部14の背
面左側へ案内された液物は、図1で示す装置本体11の
内側から背面側へ連通するように形成された孔11c内
に、矢印の如く落下し、この孔11c内に落下した液物
は装置本体11の背面を示す図7で示すように、当該孔
11cに連通する溝11dを介し、矢印の如く装置本体
11の外部へ迅速に排出される。
【0055】従って上述した構成のコイン選別部14に
よると、仮に洗剤等の粘着質な液物がコイン選別部14
の上面14aに落下しても、その液物はコイン選別部1
4の背面を覆うリヤカバー40に形成された案内溝4
4、45、46を介し装置本体11の外部へ迅速に排出
されるので、コイン選別部14の上面14aに落下した
液物がコイン選別部14内に侵入し、各種の選別機器等
に付着して、その機能を低下させることはないという作
用効果を生ずる。
【0056】次に、図2の矢印で示すように装置本体1
1の上面50に落下した液物を排出する液物排出手段に
ついて詳述する。
【0057】このコイン処理装置10の装置本体11の
上面50には、幅方向に沿って凹部51が形成されてい
る。また、この凹部51の底面は装置本体11の背面5
2側へ向け傾斜するように形成され、またその上面50
の幅方向には所定のピッチで複数の孔53が形成されて
いる。
【0058】従って、装置本体11の上面50に落下し
た液物は、矢印で示すように凹部51と複数の孔53と
を介して装置本体11の背面52側に案内され、背面5
2の下方へ落下する。
【0059】一方、装置本体の11の背面には、図7で
示すように複数本の溝54からなる液物案内溝55が形
成されている。
【0060】この液物案内溝55は上流端が前記孔53
に臨み、途中で右側に折れ曲がり、そのまま下流端が装
置本体11の右側縁に沿って下方へ延出するように形成
されている。
【0061】なおこの液物案内溝55の下流には切り欠
56が形成され、この切り欠57は、図2で示すように
前記チューブ39を収容する装置本体11の側面に形成
された凹部11aに開口している。
【0062】従って、上述した液物案内溝55による
と、装置本体11の上面50に落下した液物が孔53を
介し装置本体11の背面下方に落下すると、その液物は
図7で示す液物案内溝55を介し装置本体11の背面右
側へ案内され、さらに下方に落下して装置本体11の外
部へ迅速に排出されるとともに、一部は図2の矢印で示
すように切り欠56を介して凹部11a内に流れ、同様
に装置本体11の外部へ迅速に排出される。
【0063】従って、上述した各液物排出手段による
と、実施例のコイン処理装置10では、その上面に落下
した液物は、全て前述した各液物排出手段を介してコイ
ン処理装置10の外部に迅速に排出され、このため液物
がコイン処理装置10内に侵入して各電子機器に付着
し、そして各電子機器の作動を不良ならしめる等の弊害
を可及的に除去することができるという作用効果があ
る。
【0064】次に、上述した実施例のコイン処理装置1
0を構成するコイン選別部14の選別機構を詳述する。
【0065】図8は、コイン選別部14のコイン選別機
能を簡単に説明するための概念正面図で図3と同一部分
を同一符号で示してある。なお、この図8では図3乃至
図5に示したコイン選別部14の液物排出手段の記載は
省略している。
【0066】このコイン選別部5は、基本的に互いに相
異なる4種類のコイン(正貨)A、B、C、Dと偽貨の
選別を行うものである。なお、この4種類のコイン(正
貨)A、B、C、Dの径の大きさはA>B>C>Dの順
であり、現行コインでは、Aが500円硬貨、Bが10
円硬貨、Cが100円硬貨、Dが50円硬貨に相当す
る。
【0067】このコイン選別部14のコイン投入口22
の直下には図面の右方向に傾斜した第1のコイン通路2
3が形成され、その途中にはコインの正偽と正貨の金種
とを判別するコイルセンサ24が配設されている。
【0068】一方、この第1のコイン通路23の終端に
は、該第1のコイン通路23から転送されたコインを正
偽貨に振分け、正貨と偽貨とを格別のコイン通路へ案内
する正偽貨振分けレバー70が配設されている。なお、
この正偽貨振分レバー70は下端の軸70aを中心に上
端が図面に対し垂直方向に開閉するタイプのコイン振分
レバーである。
【0069】そしてこの正偽貨振分レバー70により、
前記第1のコイン通路23の終端は、投入されたコイン
のうち偽貨のみを案内する第2のコイン通路71と正貨
のコイングループのみを案内する第3のコイン通路72
とに分岐されている。
【0070】なお、前記正偽貨振分レバー72は、前記
コイルセンサ24のコイン判定信号に基づき動作する図
示せぬソレノイドプランジャの駆動力によって、常時は
上端70bが閉塞する初期位置に停止し、第1のコイン
通路23から案内されたコインを前記第2のコイン通路
71へ案内するように設定されている。
【0071】また前記コイルセンサ24のコイン判定信
号に基づき正貨と判断されると、図示せぬソレノイドプ
ランジャの駆動力によって、正偽貨振分レバー70の上
端70bがメインプレート20側から離間し第2のコイ
ン通路71を閉塞し、第1のコイン通路23を転送する
コインを第3のコイン通路72へ振分ける。
【0072】また図8で示すように前記第3のコイン通
路72の終端には当該コイン通路72内に転送された正
貨をそれぞれ格別のコイン通路へ振り分けるコイン振分
手段73を有する左下がりに傾斜した第4のコイン通路
74が形成されている。
【0073】この傾斜した第4のコイン通路74に配設
されたコイン振分手段73は、下流端に配設された金種
振分レバー77を除き常時はこの第4のコイン通路74
の進行方向を解放し、前記コイルセンサ24により正貨
と判断されたコインが転送された際に、このコインの進
行を金種毎に第4のコイン通路74の所定位置で停止さ
せ、同時にこの第4のコイン通路74の底面を金種毎に
異なった位置で解放してコインを金種毎に異なった位置
の前記コイン通路74の底面から下方へ振り分けるよう
にしている。
【0074】このコイン振分手段73は、図8からメイ
ンプレート20を取り除いた概念拡大図で示す図9のよ
うに、第4のコイン通路74の上流から下流に沿って順
次配設された3個の略同一構成の金種振分レバー75、
76、77と、この各金種振分レバー75、76、77
うち金種振分レバー77と連動して作動する金種振分レ
バー78とから構成されている。
【0075】このコイン振分手段73を構成する各金種
振分レバー75、76、77、78は図示のように正面
形状が略L字形状に形成されており、特に各レバーのう
ち転送されるコインの進行方向を大きく変更させる部分
はそれぞれ湾曲して形成され、コインの進行をより一層
迅速かつスムーズなものとしている。なお図9で符号7
5a、76a、77a、78aはそれぞれ各レバーの湾
曲部分を示したものである。
【0076】なお、各金種振分レバー75、76、7
7、78のうち金種振分レバー75、76、77は略同
一構造なので代表する金種振分レバー75についてその
詳細構造及び作用を説明し、他の金種振分レバー76、
77の詳細構造及びその作用についてはこれを省略す
る。
【0077】この金種振分レバー75はメインプレート
20の背面側で回動自在となるように支承されており、
またこの金種振分レバー75は一方向に回転した際にコ
イン通路74の底面の一部を構成する傾斜面80と、こ
の傾斜面80の下流端側方から略垂直上方に立設された
ゲート81とから構成されている。
【0078】この金種振分レバー75の構成要素のうち
傾斜面80は、図9及び図9のBB概念断面図で示す図
10のように、その後端部82が二股となって後方に延
設され、さらにメインプレート20の背面下方へ向けて
L字形状に折れ曲がり、その先端83はメインプレート
20の背面に固着された軸受部84に軸85を介し回動
自在に支承されている。
【0079】すなわち上述した正面略L字形状の金種振
分レバー75は第4のコイン通路74の進行方向と平行
な軸85を中心に回動自在に支承されている。
【0080】なお、図10で符号86は各種の硬貨通路
が形成されたシュートプレート、87はメインプレート
20の背面に配設されたサブプレートである。
【0081】一方、上述した金種振分レバー75を第4
のコイン通路74の進行方向と平行な軸85を中心に回
動させる回動手段90は、図9の要部破断面図で示す図
11のように、メインプレート20の背面側に固定され
たソレノイドプランジャ91と、このソレノイドプラン
ジャ91の駆動力を金種振分レバー75に伝達するリン
ク機構92とから構成されている。
【0082】このうち、ソレノイドプランジャ91はそ
の駆動軸93の駆動方向を上下方向とする姿勢でメイン
プレート20の背面に支承され、また駆動軸93の先端
はリンク機構92を介し金種振分レバー75の二股とな
って延設された後端部82と連結している。
【0083】このリンク機構92は、一端が駆動軸93
の先端に固着された断面コの字形状リンク94からな
り、このリンク94の他端94aは金種振分レバー75
の一対の後端部82間に差し渡されて支承された軸95
と係合している。
【0084】上述した回動手段90によると、図11で
示すようにソレノイドプランジャ91がOFFで駆動軸
93が下方へ移動すると、リンク機構92を介し、金種
振分レバー75が軸85を中心に反時計方向へ回転する
ので、これにより金種振分レバー75のゲート81が図
面左側へ移動して第4のコイン通路74のコイン進行方
向を解放し、かつ傾斜面80がメインプレート20から
突出して金種振分レバー75直下に形成された第5のコ
イン通路100の入口を閉塞する。
【0085】また、図11と同一部分を同一符号で示す
図12のように、ソレノイドプランジャ91がONして
駆動軸93が上動すると、リンク機構92を介して金種
振分レバー75が軸85を中心に時計方向へ回転するの
で、これにより金種振分レバー75のゲート81がメイ
ンプレート20側へ移動し、当該ゲート81により第4
のコイン通路74のコイン進行方向を閉塞し、かつ金種
振分レバー74の傾斜面80がメインプレート20内に
吸引されて第4のコイン通路74の底面、すなわち第5
のコイン通路100の入口を解放する。
【0086】従って、上述した金種振分レバー75によ
ると、図8で示すコイルセンサ24のコイン判定信号に
基づき第4のコイン通路74を転送するコインが第5の
コイン通路100へ振り分けるコインではないと判定し
た場合は、図11で示すように、その判定信号に基づき
ソレノイドプランジャ91がOFFを維持して駆動軸9
3を下動させ、金種振分レバー75を図示の位置に位置
決めするので、第4のコイン通路74を転送するコイン
は金種振分レバー75を通過し、さらに第4のコイン通
路74の下流へ振分けられることとなる(図8)。
【0087】また、第4のコイン通路74を転送するコ
インが図8で示すコイルセンサ24により第5のコイン
通路100へ振り分けるコインであると判定した場合
は、その判定信号に基づき図12で示すようにソレノイ
ドプランジャ91がONして駆動軸93を上動させ、金
種振分レバー74を図示の位置に位置決めするので、第
4のコイン通路74を転送するコインはこの金種振分レ
バー75のゲート81によりその進行が阻止され、かつ
第5のコイン通路100の入口が解放されるので、その
コインは第5のコイン通路100へ振り分け案内される
こととなる。
【0088】従って、上述した構成の金種振分レバー7
5、76、77によると、各金種振分レバーを従来の如
くメインプレート20に対し垂直方向へ出没動作させる
のではなく、傾斜コイン通路74の進行方向に平行な軸
85を中心として回転動作させるので、その作動ストロ
ークが短く、従ってメインプレート20の背面に金種振
分レバー75、76、77を回転させるための僅かなス
ペースを確保すればよいので、その分コイン選別装置1
4の奥行き方向に対する薄型化が可能となる。なお、図
8で示すように金種振分レバー75の配置位置よりも下
流の第4のコイン通路74に配設された金種振分レバー
76は、金種振分レバー75と同様にコイルセンサー2
4のコイン判定信号に基づき、第4のコイン通路74を
転送するコインを金種振分レバー76直下に形成された
第6のコイン通路101と、第4のコイン通路74の下
流へのいずれか一方へ振分ける。
【0089】また、図8で示すように金種振分レバー7
6の配置位置よりもさらに下流の第4のコイン通路74
に配設された金種振分レバー77は、金種振分レバー7
5と同様にコイルセンサー24のコイン判定信号に基づ
き第4のコイン通路74を転送するコインを、金種振分
レバー77の直下に形成された第7のコイン通路102
と、第4のコイン通路74の下流に連設された第8のコ
イン通路103のいずれか一方へ振分けるものである。
【0090】一方、図8示すように第6のコイン通路1
01に振り分けられたコインを、さらに第9と第10の
コイン通路104、105へ振り分ける金種振分レバー
78は図13で示すように連動手段110を介し金種振
分レバー77と連動して駆動される。
【0091】この連動手段110は図13及び図13の
CC要部概念断面図で示す図15のように、メインプレ
ート20に固着された軸111を中心に回動自在に支承
された正面略への字形状のアーム112から構成されて
おり、このへの字形状のアーム112の一端112a
は、図13のDD要部概念断面図で示す図14のように
リンク機構92を構成するリンク94の延設された下端
94bに突設された軸94cに回動自在に支承されてい
る。
【0092】またこのへの字形状のアーム112の他端
112bには図13で示すように長溝112cが形成さ
れ、その長溝112cは図15で示すように金種振分レ
バー78を第6のコイン通路104の進行方向と平行に
配設された軸120を中心に回動自在に支承する当該軸
120に対し直角方向に延設されたピン121と係合し
ている。
【0093】上述した連動手段110によると、図14
で示すように金種振分レバー77の駆動手段であるソレ
ノイドプランジャ91がONして駆動軸93が上動し、
金種振分レバー77を軸85を中心に時計方向に回転さ
せて、図示の位置に位置決めさせると、図13で示す連
動手段110のへの字形状のアーム112が軸111を
中心に時計方向へ回転し、このためへの字形状のアーム
112の他端112bにより図15で示すように金種振
分レバー78はピン121を介し軸120を中心に時計
方向へ回転し、図示の位置に位置決めされる。
【0094】すなわち、この図15で示す金種振分レバ
ー78の位置では、第9のコイン通路104の進行方向
が閉塞され、第10のコイン通路105の入口が解放さ
れることとなる。
【0095】また上述した連動手段110によると、図
13と同一部分を同一符号で示す図16のように、ソレ
ノイドプランジャ91がOFFして駆動軸93が下動
し、図16の要部概念断面図で示す図17の位置へ金種
振分レバー77が位置決めされると、図16で示すよう
に連動手段110のへの字形状のアーム112は軸11
1を中心に反時計方向に回転し、このためへの字形状の
アーム112の他端112bにより金種振分レバー78
は、図16の要部概念断面図で示す図18のようにピン
121を介し軸120を中心に反時計方向へ回転し、図
示の位置に位置決めされる。
【0096】すなわち、この図18で示す金種振分レバ
ー78の位置では、第8のコイン通路104の進行方向
が解放され、第10のコイン通路105の入口が閉塞さ
れることとなる。
【0097】上述した金種振分レバー77、78及び連
動手段110によると一つの金種振分レバー77の駆動
力を伝達する連動手段110により、二つの金種振分レ
バー77、78をそれぞれ独立に駆動することができ
る。
【0098】つまり、図8で示すように第6のコイン通
路101に振り分けられたコインを金種振分レバー78
で再び第9と第10のコイン通104、105へ振り分
ける場合、金種振分レバー77の動きはそのコイン振分
に関しては全く無関係であるので、この金種振分レバー
77を駆動するソレノイドプランジャ91(図9)の駆
動力を連動手段110を介して金種振分レバー78に伝
達すれば、金種振分レバー78を駆動するための独立し
た駆動手段が不要となり、これにより部品点数等の大幅
な削減達成が可能となる。
【0099】次に、上述したコイン選別部14のコイン
選別動作を詳述する。
【0100】図8と同一部分を同一符号で示す図19の
ように、コイン投入口22から投入されたコインGが、
コイルセンサ24の検出信号に基づき偽貨と判定される
と、その判定信号に基づいて第1のコイン振分レバー7
0は第2のコイン通路71を拡開して、同時に第3のコ
イン通路72(図8)の上流を閉塞する。
【0101】すると、第1のコイン通路23内を転動す
る偽貨Gは第1のコイン振分レバー70により第2のコ
イン通路71内に案内され、さらに、この第2のコイン
通路71に連通するフロントカバー130に形成された
偽貨排出シュート131を介し下方へ案内される。そし
て、このフロントカバー130の偽貨排出シュート13
1に案内された偽貨Gは、図2と同一部分を同一符号で
示す図20で示すように、コイン収容部13の前面に形
成された偽貨排出シュート132とコイン払出部12の
正面に形成された偽貨排出シュート133を介してコイ
ン処理装置10の下方に排出され、しかる後、このコイ
ン処理装置10が装着された機器(図示せず)のコイン
返却口に返却される。
【0102】次に、図8と同一部分を同一符号で示す図
21のように、コイン投入口22からコインが投入さ
れ、そのコインがコイルセンサ24の検出信号に基づき
コインAと判断されると、その判定信号に基づいて正偽
貨振分レバー70が作動し、第3のコイン通路72の上
流を拡開するとともに、同時に金種振分レバー77のみ
が作動し第4のコイン通路74の上流から下流の全てを
拡開する。
【0103】すると、図21の如く、第1のコイン通路
23内を転動するコインAは正偽貨振分レバー70によ
り第4のコイン通路74の上流に案内され、さらに第4
のコイン通路74の上流に案内されたコインAは金種振
分レバー75、76、77をそれぞれ通過して、該第4
のコイン通路74の下流端に連通する第8のコイン通路
103に案内され、その下方から落下して後述するコイ
ン収容部13のコインA専用のコインチューブ内に蓄積
収容されることとなる。
【0104】次に、図8と同一部分を同一符号で示す図
22のように、コイン投入口22からコインが投入さ
れ、そのコインがコイルセンサ24の検出信号に基づき
コインBと判断されると、その判定信号に基づいて正偽
貨振分レバー70が作動し、第3のコイン通路72の上
流を拡開する。なお金種振分レバー75、76、77は
作動せずに、その初期位置を維持する。
【0105】すると、第1のコイン通路23内を転動す
るコインBは正偽貨振分レバー70により第3のコイン
通路72内に案内され、さらに第3のコイン通路72内
に案内されたコインBは金種振分レバー75、76によ
り傾斜した第4のコイン通路74内を通過し、さらにコ
インBは金種振分レバー77によりその進行方向が下方
へ変更されて第7のコイン通路102に案内され、その
下方から落下して後述するコイン収容部13のコインB
専用のコインチューブ内に蓄積収容されることとなる。
【0106】次に、図8と同一部分を同一符号で示す図
23のように、コイン投入口22からコインが投入さ
れ、そのコインがコイルセンサ24の検出信号に基づき
コインCと判断されると、その判定信号に基づいて正偽
貨振分レバー70が作動し、第3のコイン通路72の上
流を拡開するとともに、同時に金種振分レバー76のみ
が作動し第6のコイン通路101の上流を拡開して第4
のコイン通路74の下流を閉塞する。
【0107】すると、図23の如く、第1のコイン通路
23内を転動するコインCは正偽貨振分レバー70によ
り第3のコイン通路72内に案内され、さらに第3のコ
イン通路72内に案内されたコインCは金種振分レバー
76により下方の第6のコイン通路101に案内され、
さらにこの第6のコイン通路101に案内されたコイン
Cは金種振分レバー78により第9のコイン通路104
に案内され、さらにその下方から落下して後述するコイ
ン収容部13のコインC専用のコインチューブ内に蓄積
収容されることとなる。
【0108】次に、図8と同一部分を同一符号で示す図
24のように、コイン投入口22からコインが投入さ
れ、そのコインがコイルセンサ24の検出信号に基づき
コインDと判断されると、その判定信号に基づいて正偽
貨振分レバー70が作動し、第3のコイン通路72の上
流を拡開する。また同時に金種振分レバー77、76
と、この金種振分レバー77に連動する金種振分レバー
78が作動し、金種振分レバー76により第6のコイン
通路101の上流を拡開して第4のコイン通路74の下
流を閉塞し、また金種振分レバー78により第9のコイ
ン通路104を閉塞し、第10のコイン通路105の上
流を拡開する。
【0109】すると、図24の如く、第1のコイン通路
23内を転動するコインDは正偽貨振分レバー70によ
り第3のコイン通路72内に案内され、さらに第3のコ
イン通路72内に案内されたコインDは金種振分レバー
76により下方の第6のコイン通路101に案内され、
さらにこの第6のコイン通路101に案内されたコイン
Dは金種振分レバー78により第10のコイン通路10
5に案内され、さらにその下方から落下して後述するコ
イン収容部13のコインD専用のコインチューブ内に蓄
積収容されることとなる。
【0110】なお、上述したコイン選別部14の選別動
作により、各コインA、B、C、Dが選別されると、各
コインA、B、C、Dは後述するコイン収容部13の各
専用コインチューブ毎に順次蓄積収容されることとな
る。しかし、このコインチューブ内に蓄積されるコイン
の枚数がその収容枚数を越えると、オバーフローするこ
ととなるので、この実施例のコイン処理装置10では後
述する各専用コインチューブ毎に配設されたオバーフロ
ー検出手段により、コイン収容部13の各専用コインチ
ューブ毎に、その収容されたコインの枚数が一定枚数に
達するとそれを検知するようにしている。
【0111】そこで、仮にコインBがコイン収容部13
の専用コインチューブ内に蓄積収容され、その収容枚数
が一定枚数に達したとオバーフロー検出手段により検出
されたと仮定すると、上述したコイン選別部14は以下
のような選別動作を行う。
【0112】図8と同一部分を同一符号で示す図25の
ように、コイン投入口22からコインが投入され、その
コインがコイルセンサ24の検出信号に基づきコインB
と判断され、かつ後述するオバーフロー検出手段によ
り、コイン収容部13の各専用コインチューブ内に収容
されたコインBの枚数が一定枚数に達したことが検知さ
れると、これらの判定信号に基づいて正偽貨振分レバー
70が作動し、第3のコイン通路72の上流を拡開する
とともに、同時に金種振分レバー75が作動し第5のコ
イン通路100の上流を拡開して第4のコイン通路74
の上流を閉塞することとなる。
【0113】すると、図25の如く、第1のコイン通路
23内を転動するコインBは正偽貨振分レバー70によ
り第3のコイン通路72内に案内され、さらに第3のコ
イン通路72内に案内されたコインBは金種振分レバー
75により下方の第5のコイン通路100に案内され
る。さらにこの第5のコイン通路100に案内されたコ
インBは下方に落下し、落下したコインBは第5のコイ
ン通路100に連通した図1で示すシュート134を介
し処理装置10内に案内され、さらにこのシュート13
4内に案内されたコインBは図1と同一部分を同一符号
で示す図26のように、装置本体11の右側方に折れ曲
がって形成された前記シュート134の下方から落下
し、しかる後図示せぬ金庫内に収容される。
【0114】なお、上述したオバーフロー時におけるコ
イン選別部14のコイン選別処理はコインBにかかわら
ず、オバーフロー検出センサにより一定枚数に達した他
の全てのコインに対しても同様に行われる。
【0115】つまり、この実施例のコイン処理装置10
では、コイン収容部13内に蓄積収容されたコインのう
ちのいずれのコインであっても、その収容枚数が一定以
上に達すると、そのコインはコイン収容部13内に収容
されることなく、金種振分レバー75により第5のコイ
ン通路100と、これに連通する前記シュート134内
に案内され、しかる後金庫内に収容されることとなる。
【0116】なお、上記実施例では、コイン収容部13
内からオバーフローしたコインを全て金種振分レバー7
5により第5のコイン通路100に案内し金庫内に収容
するようにしたが、この金種振分レバー75による金種
振分動作はコインのオバーフロー処理だけでなく、選別
金種の増大に対応させることができる。
【0117】即ち、上述したオバーフロー処理に加え、
コインの正偽の選別とコイン(正貨)A、B、C、Dの
選別に加えて、更に高額のコインEを選別することも可
能である。
【0118】つまり、図25図と同一部分を同一符号で
示す図27のように、コイルセンサ24の選別機能に新
たな高額のコインEの判定機能を加え、このコイルセン
サ24の検出信号に基づき以下のようなコイン選別処理
を行えばよい。
【0119】コイン投入口22からコインが投入され、
そのコインがコイルセンサ24の検出信号に基づきコイ
ンEと判断されると、この判定信号に基づいて正偽貨振
分レバー70が作動し、第3のコイン通路72の上流を
拡開するとともに、同時に金種振分レバー75が作動し
第5のコイン通路100の上流を拡開して第4のコイン
通路74の上流を閉塞する。
【0120】すると、図27の如く、第1のコイン通路
23内を転動するコインEは正偽貨振分レバー70によ
り第3のコイン通路72内に案内され、さらに第3のコ
イン通路72内に案内されたコインEは金種振分レバー
75により下方の第5のコイン通路100に案内され
る。またこの第5のコイン通路100に案内されたコイ
ンEは図26で示すコインBと同様に、装置本体11の
右側方に折れ曲がって形成された前記シュート134下
方から落下し、しかる後図示せぬ金庫内に収容される。
【0121】このようにして、実施例のコイン選別部1
4では、金種振分レバー75による金種振分処理によ
り、コインのオバーフロー処理と金種の増大に伴う選別
処理の双方を同時に行うことができる。
【0122】次に、前述した硬貨収容部13の各専用コ
インチューブ内に収容された硬貨の枚数が、それぞれ一
定枚数に達するとそれを検知するオバーフロー検出手段
について詳述する。
【0123】図2で示すように、硬貨処理装置10の装
置本体11内に装着された硬貨収容部13は複数のコイ
ンチューブ140、141、142、143と補助チュ
ーブ15とにより構成されており、このうち、コインチ
ューブ140は硬貨Aの、コインチューブ141は硬貨
Bの、コインチューブ142は硬貨Dの、コインチュー
ブ113は硬貨Cの専用コインチューブである。
【0124】一方、上述したコインチューブ140、1
41、142、143のうち、コインチューブ141、
142、143の上端には、その概念一部破断斜視図で
示す図28で示すようなオバーフロー検出手段150が
配設されている。
【0125】このオバーフロー検出手段150は、硬貨
収容部13の背面に配設されたシャッター部151と検
出部152とから構成されている。
【0126】このうち、シャッター部151は、硬貨収
容部13背面に立設された軸受部153に嵌着した軸1
54と、この軸154にそれぞれ回動自在に支承された
3枚のシャッタ160、161、162とから構成され
ている。
【0127】この各シャッタ160、161、162の
うち、シャッタ160は硬貨Bを収容するコインチュー
ブ141の上部に、シャッタ161は硬貨Dを収容する
コインチューブ142の上部に、またシャッタ162は
硬貨Cを収容するコインチューブ143の各上部にそれ
ぞれ配設されている。
【0128】この各シャッタ160、161、162は
各コインチューブ141、142、143側に臨む面
に、断面がくの字形に形成された当接部160a、16
1a、162aを有し、また後端に矩形状の光遮断部1
60b、161b、162bを有している。
【0129】一方、検出部152は、コイン収容部13
の上部背面に固着された3っのホトセンサ170、17
1、172から構成されている。なお、この3っのホト
センサ170、171、172のうち、ホトセンサ17
0はシャッタ160の動きを、またホトセンサ171は
シャッタ161の動きを、またホトセンサ172はシャ
ッタ162の動きを検出するものである。
【0130】なお、この各ホトセンサ170、171、
172は互いに所定の間隔を設けて離間し配設された一
対の発光及び受光センサにより構成されている。
【0131】なお、この発光及び受光センサは具体的に
は発光及び受光ダイオード等により構成されている。
【0132】次に、上述したオバーフロー検出手段15
0の作用を説明する。
【0133】コインチューブ141とホトセンサ170
の要部断面図で示す図29のように、コインチューブ1
41内に硬貨Bが所定枚数以上収容されるとシャッタ1
60の当接部160aが収容された硬貨Bにより押圧さ
れて軸154を中心に時計方向へ回動するので、これに
応じて光遮断部160bも時計方向へ回動し、このため
光遮断部160bが、ホトセンサ170の発光及び受光
センサ間の光の通過が遮断されるので、コインチューブ
141内に硬貨Bが所定枚数以上収容されたことが検出
される。
【0134】なお、他のコインチューブにおいても、上
述したと同様の動作により各コインチューブ内に一定枚
数収容されたことが検出される。
【0135】従って、上述したオバーフロー検出手段1
50によると、従来の如くブロックレバーを使用して、
硬貨収容部からオバーフローした硬貨を金庫側へ導くも
のと比較して構造が簡単となる。なお、図28、29で
符号163は一対の軸受部153間に配設された回転規
制板で、この回転規制板163は、シャッタ160、1
61、162の必要以上の回転を規制し、オバーフロー
検出手段150の確実な作動を確保するものである。
【0136】なお、大径のコインを収容するコインチュ
ーブ140、および補助チューブ15には、従来と同様
なホトセンサー式のオバーフロー検出手段が配設されて
いることはいうまでもない。
【0137】次に、本願発明の特徴部分である前述した
コイン選別部14内に詰まったコインを迅速かつ確実に
払い出すゲートプレート拡開手段について説明する。
【0138】図30はこの発明に関わるゲートプレート
拡開手段を説明するコイン選別部14の正面図で、図
8、19と同一部分を同一符号で示す。
【0139】このコイン選別部14のメインプレート2
0の右側方には、当該コイン選別部14内で詰ったコイ
ンを自動的に排除するゲートプレート拡開手段180を
収容したボックス16が形成されている。
【0140】このゲートプレート拡開手段180はボッ
クス16内に収容された駆動部181と、この駆動部1
81により駆動される後述するゲートアーム182とか
ら構成されている。
【0141】このうち駆動部181はボックス16内下
方に配設された一つのモータ183と、このモータ18
3の駆動力を伝達する複数の歯車列からなるギヤボック
ス184と、このギャボックス184を介し伝達される
モータ183の駆動力により一方向に回転する駆動プー
リ185から構成されている。
【0142】この駆動プーリ185の表面には突起18
5aが突設され、この突起185aは左右方向に往復移
動可能なゲートアーム182の後端に形成された長孔1
82a内に嵌挿している。
【0143】このような構造のプーリ185とゲートア
ーム182によると、プーリ185の回転に連動して突
起185aが長孔182aと係合したまま一回転する
と、ゲートアーム182は、図30の初期位置から矢印
Eで示すように図面の左右方向へ水平に往復移動する。
【0144】一方、図30の上面一部破断面図で示す図
31のように、ゲートプレート21の背面には、ゲート
アーム182の先端面182bに摺接する右下がりの傾
斜片186が突設されている。
【0145】このような傾斜片186によると、図32
で示すようにプーリ185が半回転し、ゲートアーム1
82が矢印で示すように図面の左方向へ水平移動する
と、傾斜片186の斜面186aに摺接するゲートアー
ム182の分力によりゲートプレート21には、当該ゲ
ートプレート21をメインプレート20に支承させる軸
187を中心とした反時計方向への力が加わり、このた
めゲートプレート21は軸187を中心として反時計方
向へ回転し第1のコイン通路23(図30)を拡開する
こととなる。
【0146】なお、プーリ185が1回転するとゲート
アーム182は図31に示す初期位置に復帰するので、
ゲートプレート21は軸187を中心として時計方向へ
回転し第1のコイン通路23(図30)を閉塞すること
となる。
【0147】なお、上記実施例では図31で示すように
傾斜片186の後端、すなわちゲートプレート21を支
承する軸187側にはゲートプレート21と略平行に、
言い換えればゲートアーム182の進行方向と平行に突
起186bが突設され、この突起186bはゲートアー
ム182の基端部に突設された突起182cと当接する
ように構成されている。
【0148】このように傾斜片186に突起186bを
形成し、またゲートアーム182の基端部に突起182
cを形成して互いに当接させると、図33で示すように
ゲートプレート21には軸187を中心としてさらに反
時計方向へ回転させる力が加わり、このため第1のコイ
ン通路23を一層広く拡開させることとなる。
【0149】なお、この傾斜片186の突起186bと
ゲートアーム182の突起182cは、いずれも、ゲー
トプレート21の拡開量を確実に確保するために形成さ
れたものである。
【0150】即ち、上述したゲートアーム182と傾斜
片186との摺接作用のみにより、軸187を中心とし
てゲートプレート21を拡開する場合は、各部の製作誤
差によりゲートプレート21の拡開量を十分に確保する
ことができなくなる虞があるが、上述したように、傾斜
片186の後端にゲートプレート21と略平行な突起1
86bを突設し、さらにゲートアーム182の基端部に
これに当接する突起182cを形成すると、上述した各
部の製作誤差を吸収し、ゲートアーム182の移動スト
ロークを十分ゲートプレート21に伝達してゲートプレ
ート21の拡開量を十分確保することができることとな
る。
【0151】なお、上述した傾斜片186の突起186
bとゲートアーム182の突起182cは各部の製作誤
差を厳格に管理する場合は、勿論不要で、なくてもよ
い。
【0152】一方、このコイン選別部14では、図30
で示すように第1のコイン通路23の途中に通過するコ
インの正偽と正貨の金種とを判別する電子式のコイン判
別手段であるコイルセンサ24が配設されている。
【0153】なお、このコイルセンサ24は、コインの
正偽と正貨の金種とを判別するだけでなく、第1のコイ
ン通路23の途中にコインが詰ったか否かを検出するコ
イン詰り検出センサ190としても作用する。
【0154】このコイン詰り検出センサ190として作
用するコイルセンサ24の構成をさらに詳述する。
【0155】このコイルセンサ24は、図34のブロッ
ク図で示すように第1のコイン通路23の側方に所定の
間隔(コイン1枚程度が通過し得る程度の隙間)を設け
て配設された発振コイル191と受信コイル192とか
ら構成されている。
【0156】この、コイン詰り検出センサ190として
作用するこのコイルセンサ24は、発振器193、発振
コイル191、受信コイル192とからなるセンサー部
194と、このセンサー部194の検知信号に基づき、
予めコイン毎に測定記憶された減衰電圧及び許容範囲
と、前記センサー部194から送出された受信電圧とを
比較し、この比較結果に基づいてコインの正偽と、正貨
の金種とを判断するとともに、減衰電圧に一定時間変化
がなかった場合にセンサー部194においてコイン詰り
が発生したと判断するコントローラ195から構成され
ている。
【0157】このようなコントローラ195によると、
通常は通過するコインの正偽と、正貨の金種とを判断
し、コイン振り分けレバーを駆動する各ソレノイドプラ
ンジャへ選択的に駆動信号を送出する。また減衰電圧に
一定時間変化が無かった場合は、ゲートプレート拡開手
段180を構成するモータ183に対し駆動信号を送出
する。
【0158】次に、上述したゲートプレート拡開手段1
80の作用を説明し併せて構成をより詳細に説明する。
【0159】図30で示すように、コイン投入口22内
にコインが投入されると、当該コインは通常はコイルセ
ンサ24によりその正偽と、正貨の金種とが判別され、
判別された各コインは前述したようにメインプレート2
0の下部と、この下部を覆うフロントカバー130との
間に形成された複数のコイン通路へ振り分け案内されて
選別される。
【0160】一方、図30で示すように、第1のコイン
通路23を通過するコインFの変形、あるいは汚れ等の
要因によって当該コインFがコイルセンサ24の部分で
詰まり、所定時間が経過すると、コイン詰り検出センサ
190として働くコイルセンサ24のコントローラ19
5(図34)がコイルセンサ24の部分でコインが詰っ
たと判断し、ゲートプレート拡開手段180を構成する
モータ183に対し駆動信号を送出する。
【0161】このように、ゲートプレート拡開手段18
0のモータ183に対し駆動信号が送出されると、図3
2で示すようにプーリ185が半回転し、ゲートアーム
182を矢印で示すように図面の左方向へ水平移動させ
て、当該ゲートアーム182の先端面182bを傾斜片
186の斜面186aに摺接させ、ゲートプレート21
を軸187を中心として反時計方向へ回転させる。
【0162】このように、ゲートプレート拡開手段18
0のゲートアーム182によりゲートプレート21が拡
開すると、図35で示すようにコイルセンサ24に詰ま
ったコインF、および後続する詰まったコインGは第1
のコイン通路23の底面から下方に落下し、さらに落下
したコインは前述したメインプレート22の下部を覆う
フロントカバー130に形成された偽貨排出シュート1
31に捕集され、さらに図20で示すコイン収容部13
の偽貨排出シュート132、およびコイン払出部12の
偽貨排出シュート132を介して自動販売機等の機器に
形成された図示せぬコイン返却口へ排出されることとな
る。
【0163】なお、プーリ185が1回転して図31に
示す初期位置に復帰すると、同時にゲートプレート21
も軸187を中心として時計方向へ回転し、図30で示
すように第1のコイン通路23を閉塞する初期位置に復
帰し、次の投入コインを処理する待機姿勢に復帰する。
【0164】従って、上述したゲートプレート拡開手段
180によると、コイン通路にコインが詰まると、それ
を検出して自動的にゲートプレートを拡開させ、これに
より詰ったコインを落下させて排除させるので、利用者
本人がコインの詰まりに気付かずコイン通路に多数枚の
コインを詰らせることがない。
【0165】次に、前述したコイン収容部13に収容さ
れたコインを釣銭の額に応じて選択的に払い出すコイン
払出部12について詳述する。
【0166】図2に示すように、コイン払出部12は装
置本体11の最下部に配設され、コインチューブ14
0、141、142、143と補助チューブ15に収容
された各コインを釣銭の額に応じて払い出す。
【0167】図36は上述したコイン払出部12の概念
正面図である。
【0168】このコイン払出部12は、一つの駆動モー
タ200と、この駆動モータ200の駆動力を伝達する
歯車伝動手段が内部に配設されたギャボックス201
と、このギャボックス201内の歯車伝動手段を介し伝
達された駆動力により同一回転速度でそれぞれ一方向へ
回転する4本の駆動軸202、203、204、205
と、この4本の駆動軸202、203、204、205
の下端に支承された4つのペイアウトカム206、20
7、208、209とから構成されている。
【0169】なお、ペイアウトカム206は前述したコ
インチューブ140に収容されたコインAの払出しに使
用されるものであり、ペイアウトカム207、208は
前述したコインチューブ141、142、143に収容
されたコインB、C、Dの選択的払い出しに使用され、
またペイアウトカム209は前述した補助チューブ15
内に収容された使用頻度の高いコインの払出しに使用さ
れるものである。
【0170】一方、上述した4本の駆動軸202、20
3、204、205のうち駆動軸203、204は駆動
モータ200が駆動されるとギャボックス201内に配
設された図示せぬ歯車伝動手段を介し常時同一位相で同
一方向へ回転するが、駆動軸202、205はギャボッ
クス201内に配設されたクラッチ手段300、301
と、そのクラッチ手段300、301を制御するソレノ
イドプランジャ302、303によりその駆動が制御さ
れる。
【0171】このクラッチ手段300、301は、クラ
ッチ手段301を代表して説明すると、ギャボックス2
01の要部破断面図で示す図37のように、ソレノイド
プランジャ303のプランジャ303aに形成されたキ
ー303bと、このキー303bが出没自在に嵌挿する
駆動軸205の上端に形成されたキー溝205a、およ
び駆動軸205を駆動する歯車伝動手段のドリブンギャ
304に形成されたキー溝304aとから構成されてい
る。
【0172】そして図37のように、ソレノイドプラン
ジャ303がOFF場合は、プランジャ303aが下方
へ移動して、プランジャ303aのキー303bを駆動
軸205の上端に形成されたキー溝205a内のみに嵌
挿させるので、この場合は、駆動モータ200の回転に
より歯車伝動手段のドリブンギャ304が回転しても、
その駆動力は駆動軸205へは伝達されず、このためペ
イアウトカム209(図36)は回転しないこととな
る。
【0173】一方、ソレノイドプランジャ303がON
すると、図38で示すようにプランジャ303aが上方
へ移動して、プランジャ303aのキー303bが駆動
軸205の上端に形成されたキー溝205aとドリブン
ギャ304のキー溝304a、の双方に嵌挿するので、
この場合は、駆動モータ200の回転により歯車伝動手
段のドリブンギャ304が回転すると、その駆動力はプ
ランジャ303aのキー303bを介し駆動軸205へ
伝達され、これによりペイアウトカム209(図36)
が回転することとなる。
【0174】なお、クラッチ手段300は、クラッチ手
段301と同一構造であるのでその説明は省略する。
【0175】一方、図36のHH概念断面図で示す図3
9のように、コインチューブ140の下面には当該コイ
ンチューブ140内に収容されたコインAを一枚ずつ払
出すペイアウトスライド400がスライド自在に配設さ
れ、またコインチューブ141、142、143の下面
には、当該コインチューブ141、142、143内に
収容されたコインB、D、Cを一枚ずつ払出すペイアウ
トスライド401がスライド自在に配設され、さらに補
助チューブ15の下面にも当該補助チューブ15内に収
容されたコインを一枚ずつ払出すペイアウトスライド4
02がスライド自在に配設されている。
【0176】この各ペイアウトスライド400、40
1、402の各後方にはそれぞれその幅方向に沿って溝
400a、401a、401b、402aが形成されて
いる。そして、このうちペイアウトスライド400の溝
400aには、ペイアウトカム206の下面に突設され
たピン206aが係合し、ペイアウトスライド401の
溝401aには、ペイアウトカム207の下面に突設さ
れたピン207aが係合し、ペイアウトスライド401
の溝401bには、ペイアウトカム208の下面に突設
されたピン208aが係合し、さらにペイアウトスライ
ド402の溝402aには、ペイアウトカム209の下
面に突設されたピン209aが係合している。
【0177】従って、各ペイアウトカム206、20
7、208、209が図39で示す初期位置から一方向
へ一回転すると、各ペイアウトスライド400、40
1、402は図の初期位置から矢印の如く前後方向へ往
復移動する。
【0178】一方、ペイアウトスライド400には、コ
インチューブ140の最下面に収容されたコインAを一
枚だけ収容するコイン収容孔400bが形成され、また
ペイアウトスライド401には、左からコインチューブ
141の最下面に収容されたコインBを一枚だけ収容す
るコイン収容孔401c、コインチューブ142の最下
面に収容されたコインDを一枚だけ収容するコイン収容
孔401d、コインチューブ143の最下面に収容され
たコインCを一枚だけ収容するコイン収容孔401fが
それぞれ形成され、さらにペイアウトスライド402に
は補助チューブ15の最下面に収容されたコインを一枚
だけ収容するコイン収容孔402bがそれぞれ形成され
ている。
【0179】なお、この各コイン収容孔400b、40
1c、401d、401f、402bの下面の一部は当
該各コイン収容孔400b、401c、401d、40
1f、402b内に収容された各一枚のコインがそのま
ま下方に落下しないよう、コイン払出部12のコインベ
ース12a、12b、12cにより覆われている。
【0180】一方、上述した各ペイアウトスライド40
0、401、402のうち、ペイアウトスライド401
の下方には、当該ペイアウトスライド401に形成され
た各コイン収容孔401c、401d、401fの下面
に接近する位置、その下面からさらに下方へ離間する位
置とに上下動可能なチェンジレバー500、501、5
02が配設されている。
【0181】この各チェンジレバー500、501、5
02は後方に配設された軸503に回動自在に支承さ
れ、各チェンジレバー500、501、502は各チェ
ンジレバー毎にその下方に配設されたソレノイドプラン
ジャ(後述する)によって独立して軸503を中心に上
下動する。なお、各チェンジレバー500、501、5
02は各チェンジレバー毎にその下方に配設されたソレ
ノイドプランジャにより常時はペイアウトスライド40
1の各コイン収容孔401c、401d、401fの下
面に接近する位置に停止し、各コイン収容孔401c、
401d、401f内に収容された各コインの落下を阻
止している。
【0182】一方、上述した各ペイアウトスライド40
0、401、402のうち、ペイアウトスライド400
の前端には、コイン支承レバー600が配設されてい
る。
【0183】このコイン支承レバー600は一端がコイ
ンベース12aの先端に軸600aを中心に回動自在に
支承され、他端のピン600bがペイアウトスライド4
00の前端に形成された長孔400cに嵌挿している。
【0184】このような構成のペイアウトスライド40
0によると、図39の要部破断面図で示す図40のよう
に、コインAの払出時にペイアウトカム206が半回転
し、それに連動してペイアウトスライド400が矢印の
如く後方へスライドすると、コイン支承レバー600が
コインチューブ140の下面に大きく侵入して、当該コ
インチューブ140内に収容されたコインの姿勢傾斜を
阻止し、安定したコインの払出い機能を維持する。
【0185】なお、図40のII断面で示す図41のよ
うに、コイン払出時にペイアウトカム206が半回転
し、それに連動してペイアウトスライド400が矢印の
如く後方へスライドすると、コイン収容孔400b内に
収容されたコインAがコイン排出シュート700内に落
下し、図示せぬ自動販売機等の機器のコイン払出口に払
いだされる。
【0186】なお、図40で示すように、コインAの払
出時にはコイン支承レバー600がコインチューブ14
0の下面に大きく侵入しており、このためコインチュー
ブ140内の最下面に収容された次に払出されるコイン
Aの姿勢傾斜が阻止されている。
【0187】また上述した各ペイアウトスライド40
0、401、402のうち、ペイアウトスライド402
によると、図39の要部破断面図で示す図42のよう
に、補助チューブ15内のコインの払出時にペイアウト
カム209が半回転し、それに連動してペイアウトスラ
イド402が矢印の如く後方へスライドすると、図42
のJJ断面で示す図43のように、コイン収容孔402
b内に収容されたコイン(補助チューブ内に収容された
コイン)がコイン排出シュート700内に落下し、図示
せぬ自動販売機等の機器のコイン払出口に払いだされ
る。
【0188】次に、ペイアウトスライド401の各コイ
ン収容孔401c、401d、401f内に収容された
コインB、D、Cの払出作用を詳述する。
【0189】図39と同一部分を同一符号で示す図44
のように、各コイン収容孔401c、401d、401
f内に収容されたコインB、D、Cのうち、コイン収容
孔401dに収容されたコインDのみを払出す信号が入
力されると、各チェンジレバー500、501、502
のうち、チェンジレバー500、502はコイン収容孔
401c、401fの下面に接近して停止する初期状態
を維持する。これを図44のKK概念断面で示す図45
のようにチェンジレバー500を代表して説明する。
【0190】図45で示すように、コインチューブ14
1内に収容されたコインBの非払出の際は、チェンジレ
バー500専用のソレノイドプランジャ800はOFF
となっているので、当該ソレノイドプランジャ800に
よりチェンジレバー500はコイン収容孔401cの下
面に接近した初期位置を維持する。同様にチェンジレバ
ー502(図44)もコイン収容孔401fの下面に接
近した初期位置を維持する。
【0191】一方、図44のLL断面で示す図46のよ
うに、コインチューブ142内に収容されたコインDの
払出の際は、チェンジレバー501専用のソレノイドプ
ランジャ801はONとなって、チェンジレバー501
を軸503を中心に半時計方向へ回転し、当該チェンジ
レバー501をコイン収容孔401dから離間した位置
に位置決める。
【0192】上述した位置に各チェンジレバー500、
501、502が位置決められた後、図47で示すよう
に、ペイアウトカム207、208が一方向へ半回転
し、それに連動してペイアウトスライド401が矢印の
如く後方へスライドすると、図47のMM断面で示す図
48のように、コイン収容孔401c内に収容されたコ
インBは、コイン収容孔401cの下面に接近したチェ
ンジレバー500の上面によりその下面が支えられ、こ
のためコインBはコイン収容孔401cからコイン排出
シュート700内への落下が阻止され、そのコインBの
払出が阻止されることとなる。
【0193】同様に、コイン収容孔401f内に収容さ
れたコインCも、コイン収容孔401fの下面に接近し
たチェンジレバー502の上面によりその下面が支えら
れ、このためコインチューブ143に収容されたコイン
Cのコイン排出シュート700内への落下が阻止され、
そのコインCの払出が阻止される。
【0194】なお、図48で符号401gはペイアウト
スライド401の下方に形成されたリブで、このリブ4
01gはペイアウトスライド401aが図48の位置に
至ると、チェンジレバー500の側方に形成されたリブ
500aと係合して、チェンジレバー500の回動を規
制する。
【0195】一方、図47で示すように、ペイアウトカ
ム207、208が位置方向へ半回転し、それに連動し
てペイアウトスライド401が矢印の如く後方へスライ
ドすると、図47のNN断面で示す図49のように、コ
イン収容孔401d内に収容されたコインDは、コイン
収容孔401dの下面から離間したチェンジレバー50
1によりコイン収容孔401dの下面が開放されるの
で、このためコインチューブ142内に収容されたコイ
ンDはコイン収容孔401d内からコイン排出シュート
700内へ落下し、図示せぬ自動販売機等の機器のコイ
ン払出口に払い出される。
【0196】すなわち、上述したコイン払出部12で
は、払い出すコインに対応したチェンジレバー500、
501、502の各ソレノイドを選択的に作動させて、
払い出すコインに対応したチェンジレバーをコイン収容
孔の下面から離間させれば、そのコインを払い出すこと
ができるように構成されている。勿論同一種類のコイン
を複数枚払い出す場合は、そのコインの払出を規制する
チェンジレバーを作動させてチェンジスライドの規制を
解除し、その後その払出枚数分だけペイアウトスライド
401を往復運動させればよく、また複数種類のコイン
を同時に払い出す場合は、その複数種類のコインに対応
する複数のチェンジレバーのプランジャを同時に作動さ
せて、払い出す複数種類のコインに対応したチェンジレ
バーの規制を解除すれば、その複数種類のコインを同時
に払い出すことができる。
【0197】なお、上述したコイン払出部12による
と、コイン収容孔内に収容されたコインの落下とその規
制を行うチェンジレバーをペイアウトスライドの下方に
配設したため、従来の如くペイアウトスライドの前方に
コインスライドやチェンジレバー等のコイン収容孔内に
収容されたコインの落下とその規制を行うコイン排出許
容手段を配設する必要がなく、このためペイアウトスラ
イド先端とコイン払出部前端との間の長さを最大限短く
設定して、コイン処理装置の一層の薄型化を達成するこ
とができる。
【0198】なお、本願発明に関わるコイン処理装置1
0では、コイン収容部13を構成する各コインチューブ
140、141、142、143、15のうち、3本の
コインチューブ141、142、143の背面は、その
要部概念斜視図で示す図50のように、その一部が一体
の裏蓋900で形成され、かつこの裏蓋900は、下端
に形成された軸受部を中心に上端が開閉自在となってい
る。このようにコインチューブ141、142、143
の背面を構成する裏蓋900を開閉自在に配設すると、
その内部に収容されたコインの詰り、あるいは収容され
たコインの姿勢矯等の保守点検作業を容易に行うことが
できる。
【0199】またコイン収容部13の正面要部概念斜視
図で示す図51のように、コイン収容部13のフロント
カバー130に形成された偽貨排出シュート131の上
端部131aはその背面に形成されたコインチューブ1
41、142、143側へ向けて傾斜自在に構成されて
おり、このため図示のように偽貨排出シュート131の
上端部131aをコインチューブ141、142、14
3側へ向けて傾斜させた状態にすると、この上端部13
1aに形成された偽貨排出シュート131を介して、コ
イン収容部13の正面から矢印のように各コインB、
D、Cを対応する各コインチューブ141、142、1
43内へ容易に補給することができる。
【0200】
【発明の効果】以上説明したように、このコイン処理装
置によると、コイン選別部内にコインが詰まると、ゲー
トプレート拡開手段により自動的にゲートプレートが拡
開されて、詰まったコインが下方に落下して排除される
ので、利用者本人がコインの詰まりに気付かずコイン通
路に多数枚のコインを詰まらせることがなく、このため
コインを迅速かつ確実に払出すことができ、またこのよ
うなゲートプレート拡開手段を、ゲートプレートの背面
に沿って配設されたゲートアームと、ゲートプレートの
側方に配設され、ゲートアームをゲートプレートの背面
に沿って往復移動させる駆動手段と、ゲートプレートの
背面に突設され、ゲートアームがゲートプレートの背面
内へ進出した際に、ゲートアームの先端部に摺接してゲ
ートプレートを拡開させる傾斜片とから構成するととも
に、前記駆動手段を、ゲートアームに形成された長孔
と、ゲートプレートの背面に沿って形成された駆動プー
リであって、長孔に嵌挿する突起が形成された駆動プー
リと、該駆動プーリを回転駆動させる駆動モータとによ
り構成するようにしたから、コイン処理装置の奥行き方
向(ゲートプレートの正面方向)の厚みを増大させるこ
ともなく、コイン処理装置の薄型化に大きく寄与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わるコイン処理装置の概念
分解斜視図。
【図2】図2はこの発明に係わるコイン処理装置の概念
斜視図。
【図3】図3は硬選別部の要部破断面図。
【図4】図4はゲートレバーの背面図。
【図5】図5は図3のAA断面図。
【図6】図6はコイン選別部の背面図。
【図7】図7は装置本体の背面図。
【図8】図8はコイン選別部の正面図。
【図9】図9はコイン振分レバーの正面図。
【図10】図10は図9のBB断面図。
【図11】図11はコイン振分レバーの要部概念断面
図。
【図12】図11はコイン振分レバーの要部概念断面
図。
【図13】図13はコイン振分レバーの正面図。
【図14】図14は図13のDD概念断面図。
【図15】図15は図13のCC概念断面図。
【図16】図16はコイン振分レバーの正面図。
【図17】図17は図16の要部概念断面図。
【図18】図18は図16の要部概念断面図。
【図19】図19はコイン選別部の正面図。
【図20】図20はコイン処理装置の概念斜視図。
【図21】図21はコイン選別部の選別機能を示す概念
正面図。
【図22】図22はコイン選別部の選別機能を示す概念
正面図。
【図23】図23はコイン選別部の選別機能を示す概念
正面図。
【図24】図24はコイン選別部の選別機能を示す概念
正面図。
【図25】図25はコイン選別部の選別機能を示す概念
正面図。
【図26】図26はコイン処理装置の概念正面図。
【図27】図27はコイン選別部の選別機能を示す概念
正面図。
【図28】図28はオーバーフローセンサの概念斜視
図。
【図29】図29はオーバーフローセンサの作用を示す
断面図。
【図30】図30はゲートレバー拡開手段を示すコイン
選別部の概念一部破断正面図。
【図31】図31はコイン選別部の上面一部破断面図。
【図32】図32はコイン選別部の上面一部破断面図。
【図33】図33はコイン選別部の上面一部破断面図。
【図34】図34はコイルセンサのブロック図。
【図35】図35はコイン選別部の概念一部破断正面
図。
【図36】図36はコイン払出部の概念正面図。
【図37】図37はコイン払出部の要部破断面図。
【図38】図38はコイン払出部の要部破断面図。
【図39】図39は図36のHH線概念断面図。
【図40】図40は図39の要部破断面図。
【図41】図41は図39の要部破断面図。
【図42】図42は図39の要部破断面図。
【図43】図43は図39の要部破断面図。
【図44】図44は図36のHH線概念断面図。
【図45】図45は図44のの要部破断面図。
【図46】図46は図44のの要部破断面図。
【図47】図47は図36のHH線概念断面図。
【図48】図48は図47のMM断面図。
【図49】図49は図47のNN断面図。
【図50】図50はコイン収容部の一部破断概念斜視
図。
【図51】図51はコイン収容部の一部破断概念斜視
図。
【図52】図52は従来のコイン処理装置の概念斜視
図。
【符号の説明】
10…コイン処理装置 11…装置本体 12…コイン払出部 13…コイン収容部 14…コイン選別部 21…ゲートプレート 180…ゲートプレート拡開手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 康幸 埼玉県上尾市尾山台団地2ー6ー506 (56)参考文献 特開 昭55−129888(JP,A) 特開 平5−73758(JP,A) 特開 昭54−20797(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 1/00 - 9/10 G07D 1/00 - 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入コインの正偽と正貨を金種別に選別す
    るコイン選別部と、このコイン選別部の下部に配設さ
    れ、選別されたコインを金種別に収容する複数のコイン
    チューブから構成されたコイン収容部と、このコイン収
    容部の下部に配設され、前記コイン収容部内に収容され
    たコインを釣銭の額に応じて払い出すコイン払出部とを
    有するとともに、前記コイン選別部に該コイン選別部内
    に詰まったコインを排除するゲートプレートを配設する
    ようにしたコイン処理装置において、 前記コイン選別部内のコインの詰りを検出して前記ゲー
    トプレートを拡開させるゲートプレート拡開手段を配設
    するとともに、 該ゲートプレート拡開手段を、 前記ゲートプレートの背面に沿って配設されたゲートア
    ームと、 前記ゲートプレートの側方に配設され、前記ゲートアー
    ムを前記ゲートプレートの背面に沿って往復移動させる
    駆動手段と、 前記ゲートプレートの背面に突設され、前記ゲートアー
    ムが前記ゲートプレートの背面内へ進出した際に、前記
    ゲートアームの先端部に摺接して前記ゲートプレートを
    拡開させる傾斜片とから構成し、 かつ、前記駆動手段を、 前記ゲートアームに形成された長孔と、 前記ゲートプレートの背面に沿って形成された駆動プー
    リであって、前記長孔に嵌挿する突起が形成された駆動
    プーリと、 該駆動プーリを回転駆動させる駆動モータとにより構成
    するようにしたことを特徴とするコイン処理装置。
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