JP3319474B2 - インクジェットヘッドのクリーニング装置 - Google Patents
インクジェットヘッドのクリーニング装置Info
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Description
のノズル面のインクを除去するクリーニング装置に関す
る。
口から微小なインク滴を吐出させる関係上、ノズルの近
傍の状態、特に不要なインクの付着の有無により印刷品
質が大きく左右される。このため、ノズル面に付着した
インクを除去する必要があり、ゴム製のブレード等のワ
イピング材によりノズル面のインクを掻取ったり、また
多孔質材等のインク吸収材からなるラビング材によりイ
ンクを吸収する方法が取られている。そして、より確実
なクリーニング効果を得るために、ブレード材とワイピ
ング材とを併用することが行われているが、クリーニン
グ機構の構造が複雑化するという問題がある。このよう
な問題を解消するために、特開平4−80042号公報に見ら
れるように複数のゴム板を毛細管現象が発現できる程度
の間隔で重ね合せてクリーニング部材を構成することが
提案されている。
面に付着したインクの掻取りと拭き取りとを単一の部材
で実現することができるものの、移動方向の先端側に掻
取ったインクが集中的に溜まるため、インクの漏れ出し
や、またノズル内にふき取ったインクが押し込まれてし
まい、クリーニング効果が低いという問題がある。本発
明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは液状のインクがかりでなく、膜化
や固化したインクをもノズル面から単一部材で確実に除
去することができるクリーニング装置を提供することで
ある。
るために本発明においては、ノズル開口からインク滴を
吐出するインクジェットヘッドのノズル面に付着したイ
ンクを除去するインクジェットヘッドのクリーニング装
置において、前記ノズル面に弾接されたとき弾性変形可
能な弾性材料からなるローラを回転軸により回転可能
で、かつ前記ノズル面に接して移動できるように支持す
るとともに、前記ローラの表面に前記インクを保持する
ことができ、かつ両端が封止された凹部を、前記回転軸
の方向に分断して形成するように前記回転軸に平行に延
びる***部を設けて構成されている。
に防止しながら、***部でノズル面のインクをかき集め
て、両端が閉じられた凹部で保持する。
に基づいて説明する。図1は、本発明のクリーニング装
置を構成するクリーニングローラの一実施例を示すもの
であって、ローラー軸2には、弾性部材で形成された略
円柱状のクリーニング部材1が固定されていて、クリー
ニング部材1の表面には、ローラー軸2に平行に延びる
長い***部3を図2に示したように周面にほぼ等間隔に
形成して、***部3の間にインクを毛細管力で保持で
き、かつ両端4a、4bを封止するように浅い凹溝4が
形成されている。
成ゴム、エラストマーなどの弾性材料の中から除去する
インクの種類に合わせて選択し、金型を用いた射出成形
加工などにより製作されている。
動する機構の一実施例を示すものであって、クリーニン
グローラー11は、ローラー軸2を介して、クランク1
2に回転可能に固定され連結部材14の一端に取り付け
られて支持されている。ローラー軸2は、フレーム19
に形成されたガイド穴16によっても規制され、ガイド
穴16に沿ってインクジェットヘッド10のノズル面と
接触しながら上下方向、つまりノズル面に平行に移動す
るように構成されている。
1が取付られ、フレーム19に取り付けられたギア板1
8と噛み合いながら移動する。
クランク軸13を矢印aの方向に回転させると、クリー
ニングローラー1は、ガイド穴16に沿って矢印bの方
向にインクジェットヘッド10のノズル面と接触しなが
ら上昇し、同時にローラーギア17とギア板18との噛
み合いによって、矢印cの方向に回転する。
直線移動と回動とにより、インクジェットヘッド10の
ノズル面に付着したインクは、長い***部3により擦ら
れてノズル面から剥離され、***部3に隣接する凹溝4
に毛細管力で保持され、ノズル面から除去される。な
お、凹溝4はその両端4a、4bが***部3により封止
されているから、凹溝4に保持されたインクがクリーニ
ングローラー17の両端から漏れ出すことはない。
インクの除去についてさらに説明する。図7に示したよ
うに、インクジェットヘッド10のノズル面51の表面
に、液状のインク50が付着している状態で、クリーニ
ングローラ11が矢印mの方向に回転しながら矢印kの
方向にノズル面に接触して移動すると、ノズル面51に
付着しているインク50は、クリーニングローラ11の
スライド動作によって、クリーニングローラ11の進行
方向にかき集められる。
4が、毛細管現象によりインク52を保持し、クリーニ
ングローラ11の回転により、インクを保持した凹溝4
がノズル面11から対比し、同時に次の凹溝4がクリー
ニング面に移動してノズル面のインクを保持する。これ
により、ノズル面に多量のインクが付着していても、複
数の凹溝4でインクを保持吸収することができ、ノズル
面にインクを再付着させることなくクリーニングを実行
することができる。
のノズル面からの除去について図9、図10により説明
する。図9に示したようにインクジェットヘッド10の
ノズル面52の表面には、樹脂インク53が固化して付
着している状態で、クリーニングローラ11が矢印mの
方向に回転しながら矢印kの方向にノズル面52に接触
して移動すると、ノズル面52に固化している樹脂イン
ク53は、クリーニングローラ11の矢印kで示す方向
のスライド動作によって、クリーニングローラ11の進
行方向にかき集められる。
形成された***部3が、クリーニングローラの回転によ
ってノズル面52に付着した固化インクを引き剥し、回
転につれて先端に固化したインクを保持しながらノズル
面52から退避し、次の***部3が再び新しい領域のイ
ンクを引き剥がすという動作を連続的に繰返す。
動機構の他の実施例を示すものであって、これらの実施
例は、クリーニングローラをノズル面に対して円弧状の
軌跡で移動させながら、回転させる機構を示すものであ
る。
に形成したギアを用いたもので、モータギア25を図示
しないモータにより駆動すると、移動ギア24に連結さ
れた移動腕22が矢印dの方向に回転し、クリーニング
ローラ11が円弧状の軌跡で移動してノズル面と接触す
る。このとき、フレームに形成されたギア21にローラ
ギア26が噛み合ってクリーニングローラ11が矢印e
の方向へ回転する。これにより、ノズル面が***部3に
より擦られてインクがノズル面から剥離され、***部3
に隣接する凹溝4に毛細管力で保持され、ノズル面から
除去される。
とローラプーリ32とは、移動腕34によって連結、固
定され、ベルト35によって連動するように構成されて
いる。図示していない駆動モータによりベルトプーリ3
3を駆動すると、クリーニングローラ11は円弧状の軌
跡で移動し、それと同時にローラプーリ32が矢印gの
方向に回転し、上述の実施例と同様にノズル面が***部
3により擦られてインクがノズル面から剥離され、***
部3に隣接する凹溝4に毛細管力で保持され、ノズル面
から除去される。
46はそれぞれ噛み合うように固定板44により連結、
固定されていて、図示していないモータによりギア46
を矢印hの方向へ回転させると、クリーニングローラ1
1が円弧状の軌跡で移動し、同時にローラギア42が矢
印jの方向に回転して、上述のクリーニング作用を奏す
る。
の内、液状インクの除去について図11、12、13に
基づいて説明する。クリーニングローラ11が、図11
に示すように矢印mのように円弧を描いて移動しながら
矢印kの方向に回転し、図12に示したようにクリーニ
ングローラ11が、ノズル55の周囲のクリーニングを
要する部分に接触して、液状インクのクリーニングを行
い、最後に図13に示したように、クリーニングローラ
11がノズル面51から離れる。これにより、ノズル5
5の周囲のクリーニングを要する部分に付着した液状イ
ンク50は、クリーニングローラ11の凹溝4に吸収さ
れ取り除かれる。
ラを円弧を描く軌跡でノズル面に接触させて、固化した
インクを取り除く場合を示すものであって、図14に示
したようにクリーニングローラ11は、矢印mのように
円弧を描いて移動しながら矢印kの方向に回転し、図1
5に示したようにクリーニングローラ11がノズル55
の周囲のクリーニングを要する部分に接触して、固化し
たインク53を***部3に付着させて除去し、最後に図
16に示したようにクリーニングローラ11がノズル面
から離れる。
装置に用いられるクリーニングローラの第2の実施例を
示すものであって、クリーニング部材1の表面の長い隆
起部62の間に形成されたインクを保持する浅い凹部6
0が、壁61により分離されている。また壁61は、隣
接する凹部60の壁61とは重ならない位置に形成され
ている。この実施例によればローラ軸方向の長い***部
62の変形を壁61により抑えることができ、クリーニ
ング効果を高めることができる。
装置に用いるクリーニングローラの第3の実施例を示す
ものであって、この実施例においては、ローラー軸2
に、弾性部材で形成されたクリーニング部材の基部1’
を形成し、これの表面にローラー軸2と平行に長い弾性
材料からなる襞状の***部70を、インクが保持できる
程度の浅い凹溝71を形成するように放射状に形成した
ものである。
クジェットヘッドのノズル面に対してブレードと同様に
作用して強力にインクを取り除き、また凹溝71により
インクを確実に保持することができる。
ル面との弾接による***部の変形を可及的に防止しなが
ら、***部でノズル面のインクをかき集めて、両端が閉
じられた凹部にインクを保持して、インクの漏れ出し招
くことなく固化したインクをも確実に除去することがで
きる。
ングローラーの実施例を示す斜視図である。
スライドさせる機構の一実施例を示す図である。
る機構の一実施例を示す図である。
る機構の一実施例を示す図である。
る機構の一実施例を示す図である。
開始する直前の状態を示す説明図である。
って液状インクを除去する状態を示す説明図である。
って固化、または膜化したインクの除去を開始する直前
の状態を示す説明図である。
よって固化、または膜化したインクを除去する状態を示
す説明図である。
て、液状インクの除去を開始する直前の状態を示す説明
図である。
て、液状インクを除去する状態を示す説明図である。
て、液状インクを取り除いた直後の状態を示す説明図で
ある。
て、固化、または膜化したインクの除去を開始する直前
の状態を示す説明図である。
て、固化、または膜化したインクを除去する状態を示す
説明図である。
て、固化、または膜化したインクを取り除いた直後の状
態を示す説明図である。
斜視図である。
斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ノズル開口からインク滴を吐出するイン
クジェットヘッドのノズル面に付着したインクを除去す
るインクジェットヘッドのクリーニング装置において、 前記ノズル面に弾接されたとき弾性変形可能な弾性材料
からなるローラを回転軸により回転可能で、かつ前記ノ
ズル面に接して移動できるように支持するとともに、前
記ローラの表面に前記インクを保持することができ、か
つ両端が封止された凹部を、前記回転軸の方向に分断し
て形成するように前記回転軸に平行に延びる***部を設
けて構成されているインクジェットヘッドのクリーニン
グ装置。 - 【請求項2】 前記凹部の端部のうち、前記軸の両端以
外のものが、周方向で隣接する他の凹部の端部と周方向
で重ならないように形成されている請求項1に記載のイ
ンクジェットヘッドのクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04297693A JP3319474B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | インクジェットヘッドのクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04297693A JP3319474B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | インクジェットヘッドのクリーニング装置 |
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JPH06255117A JPH06255117A (ja) | 1994-09-13 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04297693A Expired - Fee Related JP3319474B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | インクジェットヘッドのクリーニング装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN115610090B (zh) * | 2022-09-20 | 2023-07-18 | 深圳劲嘉集团股份有限公司 | 机组式胶印机及其联线喷码装置和印刷方法 |
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1993
- 1993-03-03 JP JP04297693A patent/JP3319474B2/ja not_active Expired - Fee Related
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