JP3315748B2 - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JP3315748B2
JP3315748B2 JP03029093A JP3029093A JP3315748B2 JP 3315748 B2 JP3315748 B2 JP 3315748B2 JP 03029093 A JP03029093 A JP 03029093A JP 3029093 A JP3029093 A JP 3029093A JP 3315748 B2 JP3315748 B2 JP 3315748B2
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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路にお
いて使用される差動増幅器、とくにその利得が可変であ
る差動増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の利得可変増幅器300を示
す回路図である。差動入力部202には差動入力端9
3,94が接続されており、差動入力信号が与えられ
る。差動入力部202には電流供給部201によって定
電流が与えられており、この定電流を基にして、差動入
力部202は差動入力信号に応じた2つの電流(以下
「差動電流」)を出力する(このように差動入力信号に
応じた2つの電流を出力することを、以下では「差動動
作」と呼ぶ)。利得制御部203は、この2つの差動電
流を所定の利得で増幅(利得が1以下の場合、即ち実質
的に減衰させる場合をも含む。以下同様)し、差動出力
端95,96に差動出力信号を出力する。
【0003】差動入力部202には、差動入力信号に対
して印加するバイアスを決定する入力バイアス部204
が接続されている。利得制御部203には、利得制御部
203の利得を制御する2種のバイアス電位を決定する
利得バイアス部205が接続されている。
【0004】差動入力部202は、トランジスタ33,
34及び抵抗51によって構成されており、差動入力信
号はトランジスタ33,34のベースに与えられる。そ
して2つの差動電流が、トランジスタ33,34のコレ
クタに流れる。
【0005】利得制御部203は、トランジスタ35,
36の対と、トランジスタ37,38の対とを備えてい
る。前者及び後者の対のそれぞれにおいて、2つのエミ
ッタは共通に接続されている。前者の対はトランジスタ
33のコレクタから、また後者の対はトランジスタ34
のコレクタから、それぞれ異なる差動電流を受けてい
る。
【0006】トランジスタ35,38のベースは共通し
て接続され、利得バイアス部205から2種のバイアス
電位のうちの一方が与えられる。トランジスタ36,3
7のベースも共通して接続され、2種のバイアス電位の
うちの他方が与えられる。トランジスタ36,37のコ
レクタにはそれぞれ抵抗52,53を介して電圧源81
が接続されており、差動出力信号は両トランジスタのコ
レクタから取り出される。
【0007】この利得可変増幅器の利得は、抵抗52,
53に流れる電流の、トランジスタ33,34のコレク
タ電流に対する比によって決定される。そして、この比
はトランジスタ35〜38のコレクタ電流を変えること
によって制御される。更に、トランジスタ35〜38の
コレクタ電流は利得バイアス部205が与える2種のバ
イアス電位によって制御される。
【0008】利得バイアス部205は、トランジスタ1
2〜14,39,40を備えている。トランジスタ3
9,13及び抵抗55、トランジスタ40,14及び抵
抗56はそれぞれ直列に接続されている。トランジスタ
12には抵抗54及び電流源61が直列に接続されてお
り、トランジスタ13,14及び抵抗55,56と共に
トランジスタ39,40に一定の電流を与えている。ト
ランジスタ39,40のベースには電圧源83が接続さ
れており、これらのトランジスタのエミッタから2種の
バイアス電位が取り出される。
【0009】今、トランジスタ35,36,39,40
のベース・エミッタ間電圧をそれぞれ、V35,V36,V
39,V40とし、トランジスタ35,36のコレクタ電流
をI35,I36とし、トランジスタ39,40のエミッタ
電流をI39,I40とすると、
【0010】
【数1】
【0011】と表すことができる。ここで、KとIO
定数である。
【0012】図6から、
【0013】
【数2】
【0014】であることがわかるので、数1,数2から
【0015】
【数3】
【0016】が成立する。したがって、
【0017】
【数4】
【0018】となる。よって、トランジスタ33のコレ
クタ電流のうち、抵抗52に流れる分量の割合は、I39
/(I39+I40)となる。トランジスタ35〜38のベ
ース電流を無視して考えれば、トランジスタ39,40
のエミッタ電流I39,I40は抵抗55と56の値を適当
に選ぶことによって、零から任意の量まで設定すること
ができる。
【0019】トランジスタ33のコレクタ電流が全て抵
抗52に流れるようにトランジスタ39,40のエミッ
タ電流I39,I40を設定した場合には、差動出力端子9
5,96間に出力される差動出力信号の振幅VO と、差
動入力端子93,94間に与えられる差動入力信号の振
幅Vi との比、すなわち利得Gmax は、次のように表さ
れる。
【0020】
【数5】
【0021】但し抵抗51,52、各トランジスタのエ
ミッタ抵抗の値をそれぞれRE ,RL ,re とした。よ
って、この利得可変増幅器の利得Gは、数4、数5よ
り、
【0022】
【数6】
【0023】となる。つまり、この増幅器の利得の可変
範囲はトランジスタ35〜38のベース電流を無視した
場合には、0〜RL /(RE /2+re )になる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、利得制御部
203に備えられた電圧源81の与える電位V81は、あ
る最低値以上であることが要求される。トランジスタ
6,33,36の飽和電圧を等しくVsat とし、トラン
ジスタ33,34のベース・エミッタ間電圧を等しくV
beとすると、電位V81は、最低でも
【0025】
【数7】
【0026】以上の値が必要となる。
【0027】このため、近年の傾向である電源電位の低
下に対して、従来の利得可変増幅器300では、小さい
振幅の信号しか扱うことができないという問題点があっ
た。
【0028】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、電源電位が低くても、大きな振
幅の信号を扱える利得可変増幅器を得ることを目的とす
る。換言すれば、取り扱うことの可能な信号の振幅を損
なうことなく、電源電位を低くすることができる利得可
変増幅器を得ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる利得可
変増幅器は、(a)差動入力信号を構成する第1及び第
2の信号をそれぞれ受ける第1及び第2の差動入力端
と、(b)第1の信号に第1のバイアスを加えて第3の
信号を、第2の信号に第1のバイアスを加えて第4の信
号を、第1の信号に第2のバイアスを加えて第5の信号
を、第2の信号に第2のバイアスを加えて第6の信号
を、それぞれ生成する信号生成手段と、(c)(c−
1)第3及び第4の信号を受けて第1の差動電流対を流
す第1の差動入力部と、(c−2)第5及び第6の信号
を受けて第2の差動電流対を流す第2の差動入力部と、
(c−3)第1及び第2の差動電流対の和を一定に保つ
定電流源と、(c−4)第2の差動入力部に接続され、
第2の差動電流対を電圧に変換して差動信号出力を得る
一対の変換手段と、(c−5)1対の変換手段に接続さ
れた第1の電圧源と、を有する出力部と、(d)差動信
号出力が与えられる差動信号出力端と、(e)信号生成
手段及び出力部に電力を供給する第2の電圧源と、を備
える。更に前記第1及び第2の差動入力部は、第1端及
び第2端を含む抵抗を共有する。そして前記第1の差動
入力部は(c−1−1)前記第3の信号が印加される制
御電極と、第1及び第2の電流電極とを含む第1のトラ
ンジスタと、(c−1−2)前記第4の信号が印加され
る制御電極と、第1及び第2の電流電極とを含む第2の
トランジスタとを有する。前記第2の差動入力部は(c
−2−1)前記第5の信号が印加される制御電極と、第
1及び第2の電流電極とを含む第3のトランジスタと、
(c−2−2)前記第6の信号が印加される制御電極
と、第1及び第2の電流電極とを含む第4のトランジス
タとを有する。前記第1のトランジスタの前記第2の電
流電極と、前記第3のトランジスタの前記第2の電流電
極とは前記抵抗の前記第1端に共通に接続される。前記
第2のトランジスタの前記第2の電流電極と、前記第4
のトランジスタの前記第2の電流電極とは前記抵抗の前
記第2端に共通に接続される。前記第1のトランジスタ
の前記第1の電流電極と、前記第2のトランジスタの前
記第1電流電極とは前記第2の電圧源に接続される。前
記第3のトランジスタの前記第1の電流電極と、前記第
4のトランジスタの前記第1の電流電極とは、前記一対
の変換手段に各々接続される。
【0030】あるいは、この発明にかかる利得可変増幅
器は、(a)差動入力信号を構成する第1及び第2の信
号をそれぞれ受ける第1及び第2の差動入力端と、
(b)第1の信号に第1のバイアスを加えて第3の信号
を、第2の信号に第1のバイアスを加えて第4の信号
を、第1の信号に第2のバイアスを加えて第5の信号
を、第2の信号に第2のバイアスを加えて第6の信号
を、それぞれ生成する信号生成手段と、(c)(c−
1)第3及び第4の信号を受けて第1の差動電流対を流
す第1の差動入力部と、(c−2)第5及び第6の信号
を受けて第2の差動電流対を流す第2の差動入力部と、
(c−3)第1及び第2の差動電流対の和を一定に保つ
定電流源と、(c−4)第2の差動入力部に接続され、
第2の差動電流対を電圧に変換して差動信号出力を得る
一対の変換手段と、(c−5)1対の変換手段に接続さ
れた第1の電圧源と、を有する出力部と、(d)差動信
号出力が与えられる差動信号出力端と、(e)信号生成
手段及び出力部に電力を供給する第2の電圧源と、
)信号生成手段と出力部との間に接続され、信号生
成手段から流れ出る電流を、出力部に流れ込む電流より
も小さくするバッファとを備える。
【0031】
【作用】第1及び第2の差動入力部は、それぞれ第3及
び第4の信号の対、第5及び第6の信号の対に対して差
動動作を行う。第1及び第2の差動入力部に流れる電流
の総和は一定であり、第1及び第2の差動入力部に流れ
る電流の比によって利得が制御される。
【0032】
【実施例】A.基本的思想:各実施例の詳細な説明に移
る前に、この発明の基本的思想について説明する。この
発明では、取り扱うことの可能な信号の振幅を損なうこ
となく、トランジスタのコレクタ・エミッタ間の飽和電
圧一つ分だけ電源電圧を低くすることを主として企図す
る。従来では差動入力信号に対して差動動作を行うこと
なく、利得制御のためにのみ用いていたトランジスタが
存在した。しかし、この発明においては、差動動作を行
うトランジスタに利得制御の機能をも与えて、利得制御
のみを行うトランジスタを省略している。
【0033】これを実現するため、第1乃至第4のトラ
ンジスタが備えられる。そして第1及び第2のトランジ
スタの対と、第3及び第4のトランジスタの対とには、
異なる第1及び第2のバイアスを差動入力信号に加えて
得られた信号がそれぞれ与えられる。そしていずれの対
も、その与えられた信号に対して差動動作を行う。
【0034】一方、第1及び第3のトランジスタの対
と、第2及び第4のトランジスタの対とは、それぞれに
対して1つ与えられる電流を分割する。よって、第3及
び第4のトランジスタの対から差動出力信号を得ること
ができ、かつ差動出力信号の差動入力信号に対する利得
は、第1及び第2のトランジスタに流れる電流によって
制御することが可能となる。つまり、第1及び第2のバ
イアスによって、この可変利得増幅器の利得を制御する
ことができる。
【0035】しかも、従来の場合と比較して直列に接続
されるトランジスタの数が一つ減少するので、トランジ
スタのコレクタ・エミッタ間の飽和電圧だけ電源電圧を
低くすることが可能となる。
【0036】B.第1実施例:図1はこの発明の第1実
施例にかかる利得可変増幅器301の回路図である。こ
の利得可変増幅器301は、利得バイアス部105、入
力バイアス部204、出力部103を備えている。利得
バイアス部105、入力バイアス部204には差動入力
端子93,94が接続され、出力部103には、差動出
力端子95,96が接続されている。
【0037】出力部103には、差動入力部102a,
102bが備えられている。差動入力部102aは、利
得バイアス部105から第1の電位の対VA ,VC がそ
れぞれ与えられるベースを有するトランジスタ1,3
と、これらのエミッタの間に接続される抵抗51とを備
えている。また、差動入力部102bは利得バイアス部
105から第2の電位の対VB ,VD がそれぞれ与えら
れるベースを有するトランジスタ2,4と、これらのエ
ミッタの間に接続される抵抗51とを備えている。抵抗
51は差動入力部102a,102bにおいて共有され
ている。トランジスタ1〜4は、それぞれ「A.基本的
思想」でいう、第1、第3、第2、第4のトランジスタ
に相当している。
【0038】出力部103は、電圧源81と、電圧源8
1に共通して接続された一端をそれぞれが有する抵抗5
2,53も備えている。抵抗52,53の他端はそれぞ
れトランジスタ2,4のコレクタに接続されており、か
つそれぞれ差動出力端子96,95に接続されている。
また、トランジスタ1,3のコレクタは共通して電源9
1に接続されている。
【0039】更に、出力部103は電流供給部201を
も備えている。これによって差動入力部102a,10
2bには定電流が与えられている。電流供給部201
は、電源91と接地92との間に直列に接続された電流
源62及びトランジスタ7を備えている。即ち電流源6
2の一端は電源91に接続され、その他端はトランジス
タ7のコレクタと接続されている。トランジスタ7のエ
ミッタは接地92に接続され、そのベースは自身のコレ
クタに接続されている。電流供給部201は、更にトラ
ンジスタ5,6を備えており、これらのコレクタは、抵
抗51の両端にそれぞれ接続されている。トランジスタ
5,6のエミッタはトランジスタ7のエミッタに、また
トランジスタ5,6のベースはトランジスタ7のベース
に、それぞれ共通に接続されている。即ち電流供給部2
01はカレントミラー回路を構成することで、差動入力
部102a,102bに一定の電流を供給している。
【0040】利得バイアス部105は、差動入力端9
3,94に与えられた差動入力信号に所定のバイアスを
加えて、2つの電位の対(VA ,VC ),(VB
D )を出力する。2つの電位の対(VA ,VC ),
(VB ,VD )は、それぞれ「A.基本的思想」でいう
「異なる第1及び第2のバイアスを差動入力信号に加え
て得られた信号」に相当している。
【0041】利得バイアス部105においては、トラン
ジスタ8,13a、抵抗55aが、電源91と接地92
との間において直列に接続されている。即ち、トランジ
スタ8のコレクタは電源91に接続され、トランジスタ
8のエミッタはトランジスタ13aのコレクタに接続さ
れている。トランジスタ13aのエミッタは、抵抗55
aを介して接地92に接続されている。トランジスタ
9,14a及び抵抗56a、トランジスタ10,13b
及び抵抗55b、トランジスタ11,14b及び抵抗5
6bの各三幅対についても同様である。
【0042】トランジスタ13a,14a,13b,1
4bのベースは共通してトランジスタ12のベース及び
コレクタに接続されている。トランジスタ12のエミッ
タは抵抗54を介して接地92に接続され、コレクタは
電流61を介して電源91に接続されている。即ち、ト
ランジスタ12,13a,14a,13b,14bは、
抵抗54,55a,56a,55b,56b及び電流源
61と共にカレントミラー回路を構成しており、トラン
ジスタ8〜11に所定の電流を供給している。このた
め、トランジスタ8〜11のエミッタから、それぞれ上
述の電位VA ,VB ,VC ,VD を得ることができる。
但し、トランジスタ12,13a,14a,13b,1
4bの構成するカレントミラー回路がトランジスタ8〜
11に流す電流の制御によって、電位V A と電位V C
差は差動入力端子93,94に与えられていた電位差に
保つことができる。電位V B と電位V D の差も同様であ
る。
【0043】なお、差動入力端子93,94には入力バ
イアス部204が接続されている。入力バイアス部20
4は、電圧源82と、これを介して接地92に接続され
た抵抗57,58とから構成されている。差動入力端子
93,94はそれぞれ抵抗57,58を介して電圧源8
2に接続されている。このような構成によって、差動入
力信号はトランジスタ8〜11の動作範囲内に収まるよ
うにバイアスが印加される。
【0044】以上に示された構成により、差動入力部1
02a,102bのそれぞれは、2種のバイアスを差動
入力信号に与えて得られる2対の信号(VA ,VC ),
(VB ,VD )に対して差動動作を行うことになる。
【0045】一方、差動入力部102aのトランジスタ
1のエミッタと差動入力部102bのトランジスタ2の
エミッタとは抵抗51の一端で共通に接続されている。
よって差動出力端子96から得られる信号は、差動入力
信号の値のみならず、トランジスタ1のコレクタ電流
と、トランジスタ2のコレクタ電流とによってもその大
きさが決定されることになる。そしてこれらの電流は、
利得バイアス部105が差動入力信号に与える2種のバ
イアスの大きさに依存する。
【0046】今、トランジスタ1,2,8,9のベース
・エミッタ間電圧をそれぞれV1 ,V2 ,V8 ,V9
し、トランジスタ1,2のコレクタ電流をI1 ,I2
し、トランジスタ8,9のエミッタ電流をI8 ,I9
すると、トランジスタ1,2のベース電流を無視して考
えれば、
【0047】
【数8】
【0048】と表すことができる。ここでKとIO は定
数である。
【0049】図1から、
【0050】
【数9】
【0051】であることがわかるので、数8,数9より
【0052】
【数10】
【0053】が得られる。よって、トランジスタ5に流
れる電流と抵抗51に流れる電流の和のうち、抵抗52
に流れる分量の割合は、I8 /(I8 +I9 )となる
ランジスタ8,9のエミッタ電流I8 ,I9 は、それ
ぞれ抵抗55a,56aの抵抗値によって零から任意の
量まで設定することができる。トランジスタ3,4,1
0,11の動作も同様に考えることができ、トランジス
タ10,11のエミッタ電流は、それぞれ抵抗55b,
56bの抵抗値によって制御できる。
【0054】トランジスタ8とトランジスタ10、トラ
ンジスタ9とトランジスタ11、トランジスタ13aと
トランジスタ13b、トランジスタ14aとトランジス
タ14bが、それぞれ同一の仕様に、また抵抗55aと
抵抗55b、抵抗56aと抵抗56bをそれぞれ同一の
抵抗値に設定すると、この利得可変増幅回路301の利
得Gは、
【0055】
【数11】
【0056】となり、その可変範囲はトランジスタ1〜
4のベース電流を無視した場合には、従来の場合と同様
に0〜RL /(RE /2+re )になる。但し抵抗5
1,52、各トランジスタのエミッタ抵抗の値をそれぞ
れRE ,RL ,re とした。
【0057】さて、電圧源81が与えるべき最低限の電
位について考える。差動出力端子96、トランジスタ
2,4,6,14bにおいて電圧が印加される様子を調
べる。トランジスタ2,6,14bの飽和電圧を等しく
sat とし、トランジスタ2,4のベース・エミッタ間
電圧を等しくVbeとする。
【0058】今、抵抗56bに流れる電流が十分小さい
場合には、トランジスタ11のエミッタの電位の最低値
は、トランジスタ6の飽和電圧とトランジスタ4のベー
ス・エミッタ間電圧の和となり、Vsat +Vbeとなる。
一方、トランジスタ9,14a及び抵抗56aは、トラ
ンジスタ11,14b及び抵抗56bと同一の仕様であ
るので、トランジスタ2のベースの電位の最低値は、
動入力信号の振幅をVi としてVsat +Vbe+Vi とな
る。
【0059】従って、トランジスタ2のコレクタ電位、
即ち差動入力端子96の電位の最低値は、トランジスタ
2の飽和電圧とベース・エミッタ間電圧を考慮して、
【0060】
【数12】
【0061】となる。よって差動出力信号の振幅をVO
とすると、電圧源81の与える電位V81に要求される最
低値は、
【0062】
【数13】
【0063】と求められる。従ってこれは、数7に示さ
れた従来の場合と比較すると、トランジスタ一つ分の飽
和電圧Vsat だけ低くても良いことがわかる。換言する
と、従来の利得可変回路300と比較すると、同一の電
位V81に対して電圧Vsat だけ大きな信号を扱うことが
できる。
【0064】C.第2実施例:図2はこの発明の第2実
施例にかかる利得可変増幅器302の回路図である。こ
の利得可変増幅器302は、図1に示された利得可変増
幅器301の構成において出力部103と利得バイアス
部105との間にバッファ106を設けた構成を有して
いる。
【0065】バッファ106において、トランジスタ2
9のコレクタは電源91に接続され、そのエミッタは電
流源67の一端に接続されている。そして電流源67の
他端は接地92に接続されている。即ち、トランジスタ
29と電流源67とは電源91と接地92との間で直列
に接続されている。トランジスタ30と電流源68、ト
ランジスタ31と電流源69、トランジスタ32と電流
源70も、同様にしてそれぞれ電源91と接地92との
間に直列に接続されている。
【0066】トランジスタ29〜32のベースは、それ
ぞれ利得バイアス部105のトランジスタ8〜11のエ
ミッタに接続されている。また、トランジスタ29〜3
2のエミッタは、それぞれ出力部103のトランジスタ
1〜4のベースに接続されている。即ち、バッファ10
6は、差動入力信号に2種のバイアスを加えて得られた
信号を受け、出力部103に与えるエミッタフォロワ回
路を構成している。
【0067】このようなバッファ106を設けることに
より、第1実施例の改善を行うことができる。利得可変
増幅器301において、抵抗56bに印加される電圧を
Rとし、これが各トランジスタの飽和電圧Vsat とベ
ース・エミッタ間電圧Vbeの和よりも大きい場合を考え
る。このときには、トランジスタ11のエミッタにおけ
る電位の最低値はVsat +VR となり、電圧源81の与
える電位V81は、最低でも、
【0068】
【数14】
【0069】だけ必要となる。ところが、
【0070】
【数15】
【0071】であったので、結局電圧源81の与える電
位V81は、最低でも、
【0072】
【数16】
【0073】だけ必要となる。これでは従来の場合と同
じ電位が電位V81に要求されてしまうことになる。
【0074】しかしこのように抵抗56bに印加される
電圧VR が大きい場合においても、利得可変増幅器30
2のようにバッファ106を設けることにより、電位V
81に要求される条件は緩和される。トランジスタ29〜
32のベース・エミッタ間電圧を電圧Vbeに設定すれ
ば、差動出力信号の振幅、トランジスタ1〜4の飽和電
圧及びそのベース・エミッタ間電圧、トランジスタ29
〜32のベース・エミッタ間電圧、トランジスタ8〜1
1のエミッタにおける電位の最低値がVsat +VR であ
ること、を考慮することにより、電位V81に要求される
最低値は数16で規制される値よりも電圧Vbeだけ低い
値となる事がわかる。
【0075】さらに、トランジスタ8〜11のエミッタ
から出力される信号(差動入力信号に異なるバイアスを
与えて得られた2対の信号)の電流の量(トランジスタ
29〜32のベース電流の量)を、トランジスタ1〜4
のベース電流よりも小さくすることができる。
【0076】第1実施例で示された利得可変増幅器30
1ではトランジスタ1〜4のベース電流を無視し、トラ
ンジスタ8〜11のエミッタ電流を零にできるとして考
えたが、実際にはトランジスタ1〜4のベース電流の
為、トランジスタ8〜11のエミッタ電流を零にするこ
とはできない。したがって実際には利得の可変範囲は0
〜RL /(RE /2+re )より狭くなる。一方、利得
可変増幅器302ではトランジスタ29〜32に流れる
電流は小さいので、これらが利得の可変範囲に与える影
響を小さくすることができる。よって第1実施例の場合
と比較して利得の可変範囲をより一層0〜RL /(RE
/2+re )に近づけることができる。
【0077】つまり、電位V81に要求される電位を緩和
しつつ、利得の可変範囲の大きな増幅器を得ることがで
きる。
【0078】D.第3実施例:図3はこの発明の第3実
施例にかかる利得可変増幅器303の回路図である。利
得可変増幅器303は、図1に示された利得可変増幅器
301の構成において、利得バイアス部105の代わり
に利得バイアス部107を設けた構成を有している。
【0079】利得バイアス部107は、トランジスタ8
〜11のエミッタに接続される負荷に関して利得バイア
ス部105と異なっている。利得バイアス部105にお
けるトランジスタ8のエミッタには、トランジスタ13
a及び抵抗55aが直接に接続されていた。しかし利得
バイアス部107においては、トランジスタ8のエミッ
タにはトランジスタ21,19,16,15を介してト
ランジスタ13及び抵抗55が接続されている。
【0080】同様にして、利得バイアス部107におい
ては、トランジスタ9のエミッタにはトランジスタ2
2,20,18,17を介してトランジスタ14及び抵
抗56が接続されている。また、トランジスタ10のエ
ミッタにはトランジスタ23,19,16,15を介し
てトランジスタ13及び抵抗55が接続され、トランジ
スタ11のエミッタにはトランジスタ24,20,1
8,17を介してトランジスタ14及び抵抗56が接続
されている。
【0081】電流源61、トランジスタ12〜14及び
抵抗54〜56はカレントミラー回路を形成しており、
これらがトランジスタ13,14のコレクタ電流として
定電流を供給する。一方、トランジスタ15,16、ト
ランジスタ17,18、トランジスタ19,21,2
3、トランジスタ20,22,24の各組も、それぞれ
がカレントミラー回路110〜113を形成する。従っ
て、トランジスタ8〜11のエミッタ電流は抵抗54〜
56によって制御されることになる。
【0082】結局、利得バイアス部107は利得可変増
幅器301における利得バイアス部105と同様にし
て、差動入力信号に異なるバイアスを加えて得られる2
対の信号を出力部103に与える機能を有する。そのた
め、この利得可変増幅器の利得も、トランジスタ1〜4
のベースに流れる電流を無視して考えた場合には、0〜
L /(RE /2+re )の範囲で可変となる。
【0083】しかし、利得バイアス部107では、トラ
ンジスタ8〜11のエミッタと接地92の間には抵抗5
5a,55b,56a,56bでなく、トランジスタ2
1〜24が接続されているので、トランジスタ8〜11
のエミッタの電位は十分低く抑えられる。よって、第2
実施例において説明されたような、第1実施例の制限を
受けることもなく、電位V81に要求される最低値は数1
3に等しくなる。
【0084】E.第4実施例:図4は、この発明の第4
実施例にかかる利得可変増幅器304の回路図である。
利得可変増幅器304は、図3に示された利得可変増幅
器303の構成において出力部103と利得バイアス部
107の間にバッファ106を設けた構成を有してい
る。
【0085】このため、第3実施例と同様にして電位V
81に要求される最低値は数13に等しく、第2実施例と
同様にして利得の可変範囲を第3実施例よりも広げるこ
とができる。
【0086】F.第5実施例:図5は、この発明の第5
実施例にかかる利得可変増幅器305の回路図である。
利得可変増幅器305は、図3に示された利得可変増幅
器303の構成においてバッファ106と利得バイアス
部107の間にバッファ108を設けた構成を有してい
る。
【0087】バッファ108において、電流源63の一
端は電源91に接続され、その他端はトランジスタ25
のエミッタに接続されている。そしてトランジスタ25
のコレクタは接地92に、ベースは利得バイアス部10
7の備えるトランジスタ8のエミッタに、エミッタはバ
ッファ106の備えるトランジスタ29のベースに、そ
れぞれ接続されている。
【0088】トランジスタ9,26,30及び電流源6
4、トランジスタ10,27,31及び電流源65、ト
ランジスタ11,28,32及び電流源66、のそれぞ
れについても同様の接続関係になっている。即ちバッフ
ァ108は、バッファ106と同様にエミッタフォロワ
回路を構成する。但し、バッファ106を構成する各ト
ランジスタはNPN型であるのに対し、バッファ108
を構成する各トランジスタはPNP型である。
【0089】利得可変増幅器305においては利得バイ
アス部107の備えるトランジスタ8〜11と出力部1
03の備えるトランジスタ1〜4との間に2段のエミッ
タフォロワ回路の働きにより、利得可変増幅器304よ
りも更にトランジスタ8〜11のエミッタ電流から引き
抜く電流を低減して、利得の可変範囲を広げることがで
きる。また電圧源81に要求される電位の最低値は数1
3に示された値であり、従来よりも低い値となる。
【0090】更に、利得可変増幅器305では、バッフ
ァ108を設けることにより利得可変増幅器304の改
善を行うことができる。利得可変増幅器304におい
て、電源91に要求される電位V91の最低値を考える。
各トランジスタの飽和電圧をVsat 、ベース・エミッタ
間電圧をVbe、差動入力信号の振幅をVi として、例え
ばトランジスタ6,9の飽和電圧、トランジスタ4,3
2,11,9のベース・エミッタ間電圧を計算して、電
位V91の最低値は、
【0091】
【数17】
【0092】で与えられる。
【0093】一方、利得可変増幅器305では、バッフ
ァ108を構成する各トランジスタのベース・エミッタ
間電圧をVbeと設定することにより、トランジスタ1〜
4のベースの電位をそれぞれトランジスタ8〜11の電
位と一致させることができる。従って、利得可変増幅器
305において電源91に要求される電位V91の最低値
は、
【0094】
【数18】
【0095】で与えられ、数17よりも電圧Vbeだけ低
くなる。換言すれば、電位V91が同一の値である場合に
は、第5実施例のほうが第4実施例よりも電圧Vbeだけ
大きな振幅を有する差動入力信号を取り扱うことができ
る。
【0096】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる利得可
変増幅器によれば、第1の定電圧源の供給する電位に対
して、従来の技術よりも大きな信号を取り扱うことがで
きる。換言すれば、同じ大きさの信号に対して、第1の
定電圧源は、従来の技術よりも低い電位を供給すること
で足りる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】この発明の第2実施例を示す回路図である。
【図3】この発明の第3実施例を示す回路図である。
【図4】この発明の第4実施例を示す回路図である。
【図5】この発明の第5実施例を示す回路図である。
【図6】従来の技術を示す回路図である。
【符号の説明】
81 電圧源 102a,102b 差動入力部 103 出力部 105,107 利得バイアス部 106,108 バッファ 110〜113 カレントミラー回路 201 電流供給部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)差動入力信号を構成する第1及び
    第2の信号をそれぞれ受ける第1及び第2の差動入力端
    と、 (b)前記第1の信号に第1のバイアスを加えて第3の
    信号を、前記第2の信号に第1のバイアスを加えて第4
    の信号を、前記第1の信号に第2のバイアスを加えて第
    5の信号を、前記第2の信号に第2のバイアスを加えて
    第6の信号を、それぞれ生成する信号生成手段と、 (c)(c−1)前記第3及び第4の信号を受けて第1
    の差動電流対を流す第1の差動入力部と、(c−2)前
    記第5及び第6の信号を受けて第2の差動電流対を流す
    第2の差動入力部と、(c−3)前記第1及び第2の差
    動電流対の和を一定に保つ定電流源と、(c−4)前記
    第2の差動入力部に接続され、前記第2の差動電流対を
    電圧に変換して差動信号出力を得る一対の変換手段と、
    (c−5)前記1対の変換手段に接続された第1の電圧
    源と、を有する出力部と、 (d)前記差動信号出力が与えられる差動信号出力端
    と、 (e)前記信号生成手段及び前記出力部に電力を供給す
    る第2の電圧源と、を備え 前記第1及び第2の差動入力部は、第1端及び第2端を
    含む抵抗を共有し、前記第1の差動入力部は (c−1−1)前記第3の信号が印加される制御電極
    と、第1及び第2の電流電極とを含む第1のトランジス
    タと、 (c−1−2)前記第4の信号が印加される制御電極
    と、第1及び第2の電流電極とを含む第2のトランジス
    タとを有し、 前記第2の差動入力部は (c−2−1)前記第5の信号が印加される制御電極
    と、第1及び第2の電流電極とを含む第3のトランジス
    タと、 (c−2−2)前記第6の信号が印加される制御電極
    と、第1及び第2の電流電極とを含む第4のトランジス
    タとを有し、 前記第1のトランジスタの前記第2の電流電極と、前記
    第3のトランジスタの前記第2の電流電極とは前記抵抗
    の前記第1端に共通に接続され、 前記第2のトランジスタの前記第2の電流電極と、前記
    第4のトランジスタの前記第2の電流電極とは前記抵抗
    の前記第2端に共通に接続され、 前記第1のトランジスタの前記第1の電流電極と、前記
    第2のトランジスタの前記第1電流電極とは前記第2の
    電圧源に接続され、 前記第3のトランジスタの前記第1の電流電極と、前記
    第4のトランジスタの前記第1の電流電極とは、前記一
    対の変換手段に各々接続される 増幅回路。
  2. 【請求項2】 (a)差動入力信号を構成する第1及び
    第2の信号をそれぞれ受ける第1及び第2の差動入力端
    と、 (b)前記第1の信号に第1のバイアスを加えて第3の
    信号を、前記第2の信号に第1のバイアスを加えて第4
    の信号を、前記第2の信号に第1のバイアスを加えて第
    5の信号を、前記第2の信号に第2のバイアスを加えて
    第6の信号を、それぞれ生成する信号生成手段と、 (c)(c−1)前記第3及び第4の信号を受けて第1
    の差動電流対を流す第1の差動入力部と、(c−2)前
    記第5及び第6の信号を受けて第2の差動電流対を流す
    第2の差動入力部と、(c−3)前記第1及び第2の差
    動電流対の和を一定に保つ定電流源と、(c−4)前記
    第2の差動入力部に接続され、前記第2の差動電流対を
    電圧に変換して差動信号出力を得る一対の変換手段と、
    (c−5)前記1対の変換手段に接続された第1の電圧
    源と、を有する出力部と、 (d)前記差動信号出力が与えられる差動信号出力端
    と、 (e)前記信号生成手段及び前記出力部に電力を供給す
    る第2の電圧源と、)前記信号生成手段と前記出力部との間に接続さ
    れ、前記信号生成手段から流れ出る電流を、前記出力部
    に流れ込む電流よりも小さくするバッファとを備える
    幅回路。
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