JP3315068B2 - 車両ドアラッチ装置 - Google Patents

車両ドアラッチ装置

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JP3315068B2
JP3315068B2 JP36707097A JP36707097A JP3315068B2 JP 3315068 B2 JP3315068 B2 JP 3315068B2 JP 36707097 A JP36707097 A JP 36707097A JP 36707097 A JP36707097 A JP 36707097A JP 3315068 B2 JP3315068 B2 JP 3315068B2
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latch
lever
door
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学 中島
和人 横森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両ドアラッチ装置に
関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、スライド開閉式の車両ドアの後端部
に固定され車体に固定のストライカと初期的に係合する
ハーフラッチ位置と前記ストライカと完全に係合して前
記ドアを閉扉状態に保持するフルラッチ位置とに変位す
るラッチおよび前記ドアのオープンレバーに連結され回
転すると前記ラッチと前記ストライカとの係合を解放し
て前記ドアを開扉させるレバーを備えたラッチユニット
と、前記ドアの内部空間に固定されモータ部の動力によ
り回転するウインチレバーおよび回転すると前記モータ
部と前記ウインチレバーの連結を解除し得るキャンセル
レバーとを備えた動力クローズユニットとからなり、前
記ラッチと前記ウインチレバーとは動力ワイヤーで連結
し、前記キャンセルレバーと前記オープンレバーとは安
全ロッドにより連結した車両ドアラッチ装置は、公知で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のものは、キ
ャンセルレバーとオープンレバーとを安全ロッドにより
連結しているため、組立が面倒で、かつ、動力クローズ
ユニットの取付位置の自由度が少ないと言う課題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、スイ
ング開閉式の車両ドア2の後端部3に固定され車体に固
定のストライカ17と初期的に係合するハーフラッチ位
置と前記ストライカと完全に係合して前記ドア2を閉扉
状態に保持するフルラッチ位置とに変位するラッチ11
および前記ドア2のオープンハンドル28に連結され回
転すると前記ラッチ11と前記ストライカ17との係合
を解放して前記ドア2を開扉させるオープンレバー26
を備えたラッチユニット4と、前記ドア2の内部空間
固定されモータ部56の動力により回転するウインチ
レバー59および回転すると前記モータ部56と前記ウ
インチレバー59の連結を解除し得るキャンセルレバー
76とを備えた動力クローズユニット5とからなり、
記オープンレバー26は前記ラッチ11をラッチ軸12
により軸止したラッチボディ8に回転自在に軸支させ、
前記動力クローズユニット5は前記ドア2の内部空間内
の後方下方位置で且つ前記ドア2のガラスの下降限界位
置よりも下方位置とし、前記ラッチ11と前記ウインチ
レバー59とは動力ワイヤー6で連結し、前記オープン
レバー26と前記キャンセルレバー59とは安全ワイヤ
ー7で連結し、前記ラッチ11は前記ラッチボディ8の
正面側の凹部9に取付け、前記ラッチボディ8の正面側
には前記凹部9を塞ぐように金属製カバープレート20
を固定し、前記動力ワイヤー6の前記ラッチユニット4
側の固定具23は前記カバープレート20から下方に延
設させた支持プレート21に係合させると共に前記ラッ
チボディ8の反ストライカ進入側に配置し、前記安全ワ
イヤー7の前記ラッチユニット4側の固定具51は前記
ラッチボディ8の背面側に固定した金属製ブラケット2
5に係合させると共に前記ラッチボディ8のストライカ
進入側に配置し、前記動力ワイヤー6及び前記安全ワイ
ヤー7は共に前記ラッチユニット4側から下方に伸びた
後、前記動力クローズユニット5に向かって前記ドア2
の前方に伸びるように屈曲配置した車両ドアラッチ装置
としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例について図により説明する
と、本発明によるドアラッチ装置1は、図1に示したよ
うに、スイング開閉式の車両ドア2の後端部3に固定さ
れるラッチユニット4と、ドア2の内部空間の後方下方
位置に固定される動力クローズユニット5とを備えてお
り、ラッチユニット4とクローズユニット5とは、クロ
ーズユニット5の動力をラッチユニット4に伝達する動
力ワイヤー6と、ラッチユニット4に作用する開扉操作
力をクローズユニット5に伝達する安全ワイヤー7と
により連結されている。
【0006】図2、3は前記ラッチユニット4の詳細を
示しており、ラッチユニット4のラッチボディ8は、そ
の正面側に凹部9を備えるように合成樹脂等で形成さ
れ、凹部9内には、U型溝10を備えたラッチ11がラ
ッチ軸12により、また、ラチェット13がラチェット
軸14により回転自在に取付けられる。ラッチ11はバ
ネ15の弾力で図2において時計回転方向に付勢され、
ラチェット13はバネ16の弾力により反時計回転方向
に付勢されラッチ11の外周面に当接している。ドア2
を閉扉方向に移動させると、車体に固定されたストライ
カ17は、ラッチボディ8内にラッチボディ8のストラ
イカ進入側から反ストライカ進入側に進入して、ラッチ
11のU型溝10と当接し、ラッチ11を反時計回転さ
せ、ラッチ11がハーフラッチ位置まで回転すると、ラ
チェット13はバネ16の弾力でラッチ11のハーフラ
ッチ段部18に係合し、ラッチ11がフルラッチ位置ま
で回転すると、ラチェット13はラッチ11のフルラッ
チ段部19に係合し、ドア2は完全閉扉となる。
【0007】前記ラッチボディ8の正面側には、前記凹
部9を塞ぐように金属製のカバープレート20が固定さ
れ、カバープレート20の下部には下方に延設された支
持プレート21を設け、該支持プレート21の屈曲部2
2に前記動力ワイヤー6の固定具23を係合固定する。
【0008】前記ラッチボディ8の背面側には、ラッチ
ボディ8と接するように設けられた金属製のバックプレ
ート24と、バックプレート24に対して所定の間隔を
設けた金属製のブラケット25とが取付けられる。バッ
クプレート24とブラケット25との間には、周知のオ
ープンレバー26とロックレバー27とが設けられる。
オープンレバー26は、前記ラチェット軸14に軸支さ
れ、その一端はドア2の外側オープンハンドル28にロ
ッド29を介して連結され、他端は、ドア2の図示のな
い内側オープンハンドルに連結される。前記ロックレバ
ー27は、ロック軸30によりブラケット25に軸支さ
れ、その一端はドア2のキーシリンダ31にロッド32
を介して連結され、他端は、ドア2の図示のないロック
ボタンおよびモータ式アクチュエータ33に連結され
る。ロックレバー27とオープンレバー26との間には
ロックリンク34が掛け渡される。
【0009】前記ロックレバー27は、周知のように、
キーシリンダ31やアクチュエータ33やロックボタン
の作動により回転し、ロックリンク34をロック位置と
アンロック位置とに切り替える。ロックリンク34がア
ンロック位置にあると、オープンレバー26の回転は前
記ラチェット13に伝達されるように構成され、オープ
ンハンドル28の開扉操作でオープンレバー26が回転
すると、ラチェット13はバネ16の弾力に抗して回転
してラッチ11から離脱し、ドア2は開扉される。ロッ
クリンク34がロック位置にあるときは、オープンレバ
ー26の回転はラチェット13に伝わらないように構成
され、これにより、オープンハンドル28によるドア2
の開扉は不能となる。
【0010】前記バックプレート24の上部位置には軸
35によりワイヤーレバー36が軸支される。ワイヤー
レバー36の外周縁にはワイヤー溝が形成され、前記動
力ワイヤー6はワイヤー溝に掛け回した後、そのケーブ
ルエンド37がワイヤーレバー36に係止される。ワイ
ヤーレバー36は、バネ38の弾力により図3において
時計回転方向に付勢され、バックプレート24に当接す
ることにより図3の位置で停止している。
【0011】前記ラッチ11の外周部にはラッチピン3
9が植設される。ラッチピン39はラッチボディ8を貫
通して後方に突出した後、ラッチ軸12に軸支したスイ
ッチレバー40に固定する。スイッチレバー40は、ラ
ッチピン39による連結で、ラッチ11と一体的に回転
する。スイッチレバー40の側方にはスイッチ体41が
設けられる。図2および図3のラッチ11およびスイッ
チレバー40は共に開扉位置にあり、ストライカ17と
の係合によりラッチ11が開扉位置からハーフラッチ位
置まで回転すると、スイッチレバー40の凸部42は、
スイッチ体41の接触端子43に当接し、ラッチ11が
フルラッチ位置を過ぎて多少余剰回転すると接触端子4
3から離間する。スイッチ体41は、凸部42と接触端
子43との接触によりラッチ11の位置を検出し、前記
ラッチ11が開扉位置からハーフラッチ位置に至ると前
記動力クローズユニット5を作動させ、フルラッチ位置
を過ぎると停止させる。
【0012】前記ラッチ11が開扉位置からハーフラッ
チ位置に至ると、前記ラッチピン39は、図3におい
て、実線位置から仮想位置に変位し、前記ワイヤーレバ
ー36の押圧面44の回転軌跡上に移動する。このた
め、ラッチ11がハーフラッチ位置のときに、動力クロ
ーズユニット5により動力ワイヤー6を牽引してワイヤ
ーレバー36を反時計回転させると、ワイヤーレバー3
6の押圧面44はラッチピン39と当接し(図4参
照)、更にワイヤーレバー36が回転すると、ラッチ1
1は図5のようにフルラッチ位置に動力により変位し、
ドア2の完全閉扉が行われる。したがって、ドア2の閉
扉力が弱くて、ドア2が完全には閉まらなかったとき、
つまり、ドア2がハーフラッチ状態で停止してしまって
も、ドア2を閉め直す必要はなくなる。
【0013】前記オープンレバー26の一端には、ピン
45により安全リンク46の一端を軸支し、安全リンク
46の他端は軸47により安全レバー48の一端に軸支
し、安全レバー48は軸49で前記ブラケット25に軸
支する。ブラケット25の下端部に形成した屈曲部50
には前記安全ワイヤー7の固定具51を係合固定し、安
全ワイヤー7のケーブルエンド52は、安全レバー48
の他端に係止させる。この構成により、オープンハンド
ル28でオープンレバー26を開扉回転させると、安全
リンク46および安全レバー48を介して安全ワイヤー
7が牽引される。
【0014】次に前記動力クローズユニット5の構造を
図6〜10を用いて説明する。動力クローズユニット5
のベースプレート53は、ドア2の内部空間の下方位置
で前記ラッチユニット4の近傍位置に固定され、より好
適には、ドア2のガラスの下降限界位置よりも更に下方
に配置させる。ベースプレート53には、略扇状の出力
部材54が軸55により回転自在に取付けられ、出力部
材54の外周部には、モータ部56の歯車57が噛合す
るギア部58を形成する。前記軸55にはウインチレバ
ー59が出力部材54と重合するように回転自在に取付
けられる。ウインチレバー59の一端側は軸55を中心
とする扇状に形成され、その外周縁にはワイヤー溝60
を形成し、前記動力ワイヤー6はワイヤー溝60に掛け
回した後、ケーブルエンド61をウインチレバー59に
係止する。動力ワイヤー6の固定具62は、ベースプレ
ート53に調節自在に固定したケーブル支持部63に係
合固定する。
【0015】前記ウインチレバー59と前記出力部材5
4との間には、前記軸55が貫通するスロット64を備
えた連結部材65が設けられる。連結部材65の先端に
は、連結部材65の両側に突出する連結ピン66を固定
し、連結ピン66の両側には好適にはローラー67、6
8を回転自在に取付ける。出力部材54には連結ピン6
6と係合可能のU字型係合溝69が設けられ、ウインチ
レバー59の他端には他方の連結ピン66が係合するス
ロット70が設けられる。連結部材65の突起71と、
ウインチレバー59の突起72との間にはバネ73を設
け、バネ73の弾力で連結部材65の連結ピン66を軸
55に近付く方向に付勢させ、連結ピン66と出力部材
54の係合溝69との係合を保持させる。ウインチレバ
ー59は、前記ラッチユニット4のバネ38の弾力によ
力ワイヤー6が引っ張られることにより、図6にお
いて反時計回転方向に付勢される。
【0016】前記出力部材54は、モータ部56が非作
動のときは(待機状態)、図6に示した位置にあり、こ
の状態で、前記ラッチ11が開扉位置からハーフラッチ
位置になって、スイッチ体41がハーフラッチ状態を検
出すると、モータ部56が作動して出力部材54を時計
回転させる。すると、出力部材54の係合溝69が連結
ピン66と係合しているため、連結部材65も時計回転
し、かつ、連結ピン66とスロット70との係合によ
り、ウインチレバー59も時計回転して、動力ワイヤー
6を巻き取り、ラッチユニット4のワイヤーレバー36
を反時計回転させる。これにより、前記したように、ワ
イヤーレバー36の押圧面44はラッチピン39と当接
し(図4参照)、更にワイヤーレバー36が回転する
と、ラッチ11は図5のようにフルラッチ位置に動力に
より変位し、ドア2の完全閉扉が行われる。
【0017】前記ベースプレート53には軸74、75
によりキャンセルレバー76および中間レバー77が軸
支される。キャンセルレバー76の第1アーム78と中
間レバー77とは、ピン79で連結され、中間レバー7
7には、安全ワイヤー7のケーブルエンド80を係止す
る。安全ワイヤー7の固定具81は、ベースプレート5
3に調節自在に固定したケーブル支持部82に係合固定
する。安全ワイヤー7に中間レバー77を介して連結さ
れたキャンセルレバー76は、オープンハンドル28の
開扉操作によりオープンレバー26が回転すると、軸7
4を中心に時計回転する。
【0018】前記キャンセルレバー76の第2アーム8
3は、前記出力部材54と重合するように配置され、第
2アーム83には前記軸74を中心とする円弧スロット
84が形成され、円弧スロット84には前記軸55が挿
通される。キャンセルレバー76の回動範囲は、スロッ
ト84と軸55との間の遊び幅により規定される。第2
アーム83は、前記オープンハンドル28が操作されて
いないときは、図6の位置にあって、第2アーム83
は、軸74の近傍部分を除いて出力部材54と実質的に
重合している。第2アーム83の側面には、円弧状のキ
ャンセルカム面85が形成され、キャンセルカム面85
はオープンハンドル28が操作されると、軸55から離
れる方向に移動する。このため、出力部材54がモータ
部56の動力により回転しているときに、オープンハン
ドル28を開扉操作すると、キャンセルカム面85は、
図7のように連結部材65の連結ピン66に当接し、連
結部材65をバネ73の弾力に抗してスライドさせる。
この結果、連結ピン66は出力部材54の係合溝69か
ら離脱して、出力部材54と連結部材65との連結は解
除される。これは、動力クローズユニット5の動力経路
が切断されたことを意味し、したがって、ラッチ11の
フルラッチ方向への回転はストップする。このように、
オープンハンドル28を開扉操作により、動力経路が切
断されるため、緊急時でも簡単確実に動力クローズユニ
ット5の作動を停止させることができる。
【0019】
【作用】ドア2を閉扉方向に移動させると、車体に固定
のストライカ17は、ラッチボディ8内に進入してラッ
チ11のU型溝10と当接し、ラッチ11を開扉位置か
らハーフラッチ位置を経由してフルラッチ位置に回転さ
せ、フルラッチ位置のラッチ11のフルラッチ段部19
にラチェット13が係合すると、ドア2は完全閉扉とな
る。
【0020】しかし、閉扉力が弱いとき、ラッチ11は
ストライカ17との係合によりハーフラッチ位置までし
か回転しないときがある。このようなときは、ラッチ1
1を動力クローズユニット5によりハーフラッチ位置か
らフルラッチ位置に変位させる。つまり、ラッチ11が
ハーフラッチ位置に至ると、ラッチ11にラッチピン3
9で連結されたスイッチレバー40もハーフラッチ位置
に回転し、スイッチレバー40の凸部42は、スイッチ
体41の接触端子43に当接する。これにより、スイッ
チ体41はハーフラッチ位置を検出し、動力クローズユ
ニット5のモータ部56を作動させて出力部材54を図
6において時計回転させる。すると、出力部材54の係
合溝69が連結ピン66と係合しているため、連結部材
65も時計回転し、かつ、連結ピン66とスロット70
との係合により、ウインチレバー59も時計回転して、
動力ワイヤー6を巻き取り、ラッチユニット4のワイヤ
ーレバー36を反時計回転させる。これにより、ワイヤ
ーレバー36の押圧面44はラッチピン39と当接し
(図4参照)、更にワイヤーレバー36が回転すると、
ラッチ11は図5のようにフルラッチ位置に動力により
変位し、ドア2の完全閉扉が行われる。
【0021】動力クローズユニット5による閉扉中に、
万一手等を挟んだときは、直ちに、オープンハンドル2
8を開扉操作して、ロッド29を介してオープンレバー
26回転させ、オープンレバー26の回転により安全
リンク46および安全レバー48を介して安全ワイヤー
7を巻き上げる。これにより、動力クローズユニット5
のキャンセルレバー59は図7のように時計回転して、
キャンセルカム面85は連結部材65の連結ピン66に
当接し、連結部材65をバネ73の弾力に抗してスライ
ドさせる。この結果、連結ピン66は出力部材54の係
合溝69から離脱して、出力部材54と連結部材65と
の連結は解除され動力クローズユニット5の作動は停止
し、同時に、オープンレバー26の回転により、ラチェ
ット13はラッチ11から離脱するから、ドア2が開扉
可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明は、スイング開閉
式の車両ドア2の後端部3に固定され車体に固定のスト
ライカ17と初期的に係合するハーフラッチ位置と前記
ストライカと完全に係合して前記ドア2を閉扉状態に保
持するフルラッチ位置とに変位するラッチ11および前
記ドア2のオープンハンドル28に連結され回転すると
前記ラッチ11と前記ストライカ17との係合を解放し
て前記ドア2を開扉させるオープンレバー26を備えた
ラッチユニット4と、前記ドア2の内部空間内に固定さ
れモータ部56の動力により回転するウインチレバー5
9および回転すると前記モータ部56と前記ウインチレ
バー59の連結を解除し得るキャンセルレバー76とを
備えた動力クローズユニット5とからなり、前記オープ
ンレバー26は前記ラッチ11をラッチ軸12により軸
止したラッチボディ8に回転自在に軸支させ、前記動力
クローズユニット5は前記ドア2の内部空間内の後方下
方位置で且つ前記ドア2のガラスの下降限界位置よりも
下方位置とし、前記ラッチ11と前記ウインチレバー5
9とは動力ワイヤー6で連結し、前記オープンレバー2
6と前記キャンセルレバー59とは安全ワイヤー7で連
結し、前記ラッチ11は前記ラッチボディ8の正面側の
凹部9に取付け、前記ラッチボディ8の正面側には前記
凹部9を塞ぐように金属製カバープレート20を固定
し、前記動力ワイヤー6の前記ラッチユニット4側の固
定具23は前記カバープレート20から下方に延設させ
た支持プレート21に係合させると共に前記ラッチボデ
ィ8の反ストライカ進入側に配置し、前記安全ワイヤー
7の前記ラッチユニット4側の固定具51は前記ラッチ
ボディ8の背面側に固定した金属製ブラケット25に係
合させると共に前記ラッチボディ8のストライカ進入側
に配置し、前記動力ワイヤー6及び前記安全ワイヤー7
は共に前記ラッチユニット4側から下方に伸びた後、前
記動力クローズユニット5に向かって前記ドア2の前方
に伸びるように屈曲配置した車両ドアラッチ装置とした
ものであるから、前記ラッチユニット4と前記動力クロ
ーズユニット5とは、2本のワイヤー6、7で連結する
だけで接続できるから組立が容易で、動力クローズユニ
ットは自由に屈曲させることができるワイヤーケーブル
の特徴により、設置位置が自由になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両ドアと本発明によるラッチ装置の関係を
示す側面図。
【図2】 ラッチユニットの正面図。
【図3】 ラッチユニットの背面図。
【図4】 ハーフラッチ位置のラッチとワイヤーレバー
を示す説明図。
【図5】 フルラッチ位置のラッチとワイヤーレバーを
示す説明図。
【図6】 動力クローズユニットの正面図。
【図7】 動力クローズユニットの作動中にキャンセル
レバーを回転させた状態を示す説明図。
【図8】 要部断面図。
【図9】 ウインチレバーの正面図。
【図10】 連結部材の正面図。
【符号の説明】
1…ドアラッチ装置、2…車両ドア、3…後端部、4…
ラッチユニット、5…動力クローズユニット、6…動力
ワイヤー、7…安全ワイヤー、8…ラッチボディ、9…
凹部、10…U型溝、11…ラッチ、12…ラッチ軸、
13…ラチェット、14…ラチェット軸、15…バネ、
16…バネ、17…ストライカ、18…ハーフラッチ段
部、19…フルラッチ段部、20…カバープレート、2
1…支持プレート、22…屈曲部、23…固定具、24
…バックプレート、25…ブラケット、26…オープン
レバー、27…ロックレバー、28…外側オープンハン
ドル、29…ロッド、30…ロック軸、31…キーシリ
ンダ、32…ロッド、33…モータ式アクチュエータ、
34…ロックリンク、35…軸、36…ワイヤーレバ
ー、37…ケーブルエンド、38…バネ、39…ラッチ
ピン、40…スイッチレバー、41…スイッチ体、42
…凸部、43…接触端子、44…押圧面、45…ピン、
46…安全リンク、47…軸、48…安全レバー、49
…軸、50…屈曲部、51…固定具、52…ケーブルエ
ンド、53…ベースプレート、54…出力部材、55…
軸、56…モータ部、57…歯車、58…ギア部、59
…ウインチレバー、60…ワイヤー溝、61…ケーブル
エンド、62…固定具、63…ケーブル支持部、64…
スロット、65…連結部材、66…連結ピン、67、6
8…ローラー、69…係合溝、70…スロット、71、
72…突起、73…バネ、74、75…軸、76…キャ
ンセルレバー、77…中間レバー、78…第1アーム、
79…ピン、80…ケーブルエンド、81…固定具、8
2…ケーブル支持部、83…第2アーム、84…円弧ス
ロット、85…キャンセルカム面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−317291(JP,A) 特開 平7−180416(JP,A) 特開 平8−218710(JP,A) 特開 昭58−178778(JP,A) 特開 昭61−250277(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 - 65/42 B60J 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイング開閉式の車両ドア2の後端部3
    に固定され車体に固定のストライカ17と初期的に係合
    するハーフラッチ位置と前記ストライカと完全に係合し
    て前記ドア2を閉扉状態に保持するフルラッチ位置とに
    変位するラッチ11および前記ドア2のオープンハンド
    ル28に連結され回転すると前記ラッチ11と前記スト
    ライカ17との係合を解放して前記ドア2を開扉させる
    オープンレバー26を備えたラッチユニット4と、前記
    ドア2の内部空間内に固定されモータ部56の動力によ
    り回転するウインチレバー59および回転すると前記モ
    ータ部56と前記ウインチレバー59の連結を解除し得
    るキャンセルレバー76とを備えた動力クローズユニッ
    ト5とからなり、前記オープンレバー26は前記ラッチ
    11をラッチ軸12により軸止したラッチボディ8に回
    転自在に軸支させ、前記動力クローズユニット5は前記
    ドア2の内部空間内の後方下方位置で且つ前記ドア2の
    ガラスの下降限界位置よりも下方位置とし、前記ラッチ
    11と前記ウインチレバー59とは動力ワイヤー6で連
    結し、前記オープンレバー26と前記キャンセルレバー
    59とは安全ワイヤー7で連結し、前記ラッチ11は前
    記ラッチボディ8の正面側の凹部9に取付け、前記ラッ
    チボディ8の正面側には前記凹部9を塞ぐように金属製
    カバープレート20を固定し、前記動力ワイヤー6の前
    記ラッチユニット4側の固定具23は前記カバープレー
    ト20から下方に延設させた支持プレート21に係合さ
    せると共に前記ラッチボディ8の反ストライカ進入側に
    配置し、前記安全ワイヤー7の前記ラッチユニット4側
    の固定具51は前記ラッチボディ8の背面側に固定した
    金属製ブラケット25に係合させると共に前記ラッチボ
    ディ8のストライカ進入側に配置し、前記動力ワイヤー
    6及び前記安全ワイヤー7は共に前記ラッチユニット4
    側から下方に伸びた後、前記動力クローズユニット5に
    向かって前記ドア2の前方に伸びるように屈曲配置した
    車両ドアラッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7614670B2 (en) 2005-11-17 2009-11-10 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Door closing apparatus

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