JP3311976B2 - 隙間隠蔽部材 - Google Patents
隙間隠蔽部材Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、デスクにパネルを
取り付ける際に好適に利用可能なパネルのラッチ装置に
関するものである。
取り付ける際に好適に利用可能なパネルのラッチ装置に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近時におけるオフィスの急速なＯＡ化の
進展に伴って、配線を好適に引き回し処理するために様
々な工夫が凝らされている。その一環として、デスクの
後縁側に、デスクの幅方向に延びる配線空間を形成し、
この配線空間に配線ダクトを配置して、デスク上で使用
するＯＡ機器類の配線を適宜この配線ダクトに落とし込
んで収容できるようにしたものが開発されている。
進展に伴って、配線を好適に引き回し処理するために様
々な工夫が凝らされている。その一環として、デスクの
後縁側に、デスクの幅方向に延びる配線空間を形成し、
この配線空間に配線ダクトを配置して、デスク上で使用
するＯＡ機器類の配線を適宜この配線ダクトに落とし込
んで収容できるようにしたものが開発されている。
【０００３】そして、かかる配線ダクトは、外観や居住
性を損なうことがないように、通常はインナーパネルや
アウターパネルによって下肢空間から遮蔽されているの
が通例である。このうち、アウターパネルは、配線空間
を目隠しする目的以外に、左右の脚体間を連結してデス
ク全体の剛性を高め、遮光性をも確保するという目的も
兼ねている。
性を損なうことがないように、通常はインナーパネルや
アウターパネルによって下肢空間から遮蔽されているの
が通例である。このうち、アウターパネルは、配線空間
を目隠しする目的以外に、左右の脚体間を連結してデス
ク全体の剛性を高め、遮光性をも確保するという目的も
兼ねている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時のデス
クには、左右の脚体の上端部間を連結杆を用いて門形に
連結し、下端側を連結せずとも有効な強度が確保できる
ように構成して、下端間を広く開放し得るようにしたデ
スクも考えられている。しかして、このようなデスクを
例えば対面配置するような場合には、２重にパネルを用
いる必要はなく、インナーパネルだけを装着しておけば
所要の配線隠蔽効果は得られる。
クには、左右の脚体の上端部間を連結杆を用いて門形に
連結し、下端側を連結せずとも有効な強度が確保できる
ように構成して、下端間を広く開放し得るようにしたデ
スクも考えられている。しかして、このようなデスクを
例えば対面配置するような場合には、２重にパネルを用
いる必要はなく、インナーパネルだけを装着しておけば
所要の配線隠蔽効果は得られる。
【０００５】しかしながら、インナーパネルは左右の脚
体の内側面間に装着されるものであり、アウターパネル
のように脚体の後端面に重合させて取り付けられるよう
なものではないため、その幅寸法を左右の脚体間の内法
寸法よりも若干小さく設定しておくことが不可欠であ
る。このため、インナーパネルの側縁と脚体の内側面と
の間に隙間が生じ、有効な遮光性が得られないという不
具合が残る。一方、このような不具合を確保するため
に、インナーパネルの幅寸法を左右の脚体間の内法寸法
に可及的に近付けていくことも考えられるが、このよう
にすると加工精度が要求され、着脱操作も極めて劣悪な
ものとなる。
体の内側面間に装着されるものであり、アウターパネル
のように脚体の後端面に重合させて取り付けられるよう
なものではないため、その幅寸法を左右の脚体間の内法
寸法よりも若干小さく設定しておくことが不可欠であ
る。このため、インナーパネルの側縁と脚体の内側面と
の間に隙間が生じ、有効な遮光性が得られないという不
具合が残る。一方、このような不具合を確保するため
に、インナーパネルの幅寸法を左右の脚体間の内法寸法
に可及的に近付けていくことも考えられるが、このよう
にすると加工精度が要求され、着脱操作も極めて劣悪な
ものとなる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の不具合を解消する
ために、本発明は、左右の脚体の内側面間にパネルを簡
単かつ密接に配置するために有用となる隙間隠蔽部材を
提供しようとするものである。
ために、本発明は、左右の脚体の内側面間にパネルを簡
単かつ密接に配置するために有用となる隙間隠蔽部材を
提供しようとするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の隙間隠蔽部材
は、左右の脚体の内側面と、それらの内側面間に配置さ
れるパネルの対応する側縁との間に介在されるものであ
って、脚体の内側面に止着され、長手寸法がパネルの上
下丈に略対応する板材と、この板材より内側に向けて突
条をなして設けられパネルを厚み方向に移動させた際に
該パネルの左右の側縁に設定した後向面を当接させる当
たり面とを具備してなり、この当たり面を介してパネル
側縁を板材にパネルの厚み方向に沿って重合させ得るよ
うに構成して、脚体の内側面とパネルの側縁との隙間を
隠蔽することを特徴とする。
は、左右の脚体の内側面と、それらの内側面間に配置さ
れるパネルの対応する側縁との間に介在されるものであ
って、脚体の内側面に止着され、長手寸法がパネルの上
下丈に略対応する板材と、この板材より内側に向けて突
条をなして設けられパネルを厚み方向に移動させた際に
該パネルの左右の側縁に設定した後向面を当接させる当
たり面とを具備してなり、この当たり面を介してパネル
側縁を板材にパネルの厚み方向に沿って重合させ得るよ
うに構成して、脚体の内側面とパネルの側縁との隙間を
隠蔽することを特徴とする。
【０００８】このように構成すれば、パネル側縁と板材
との間が後向面と当たり面とによって重合方向に光学的
に不透明となる。このため、この部分からの光の漏れを
確実に防止することができる。しかも、パネルを、その
側縁を板材の当たり面を利用して位置決めすることがで
きるため、取付作業を簡単に行っても的確な取付状態を
実現することが可能となる。
との間が後向面と当たり面とによって重合方向に光学的
に不透明となる。このため、この部分からの光の漏れを
確実に防止することができる。しかも、パネルを、その
側縁を板材の当たり面を利用して位置決めすることがで
きるため、取付作業を簡単に行っても的確な取付状態を
実現することが可能となる。
【０００９】簡易な取付構造としては、板材に、脚体の
内側面に向けて突出する係合爪と、この係合爪を脚体の
内側面に設けたフック孔に挿通して係合方向に移動させ
た位置に定着させる戻り止め手段とを設けておくことが
有効となる。具体的な実施の態様としては、戻り止め手
段が、係合爪の定着位置で脚体の内側面に設けた開口に
係止して係止爪の戻り動作を防止する係止爪であるもの
が挙げられる。
内側面に向けて突出する係合爪と、この係合爪を脚体の
内側面に設けたフック孔に挿通して係合方向に移動させ
た位置に定着させる戻り止め手段とを設けておくことが
有効となる。具体的な実施の態様としては、戻り止め手
段が、係合爪の定着位置で脚体の内側面に設けた開口に
係止して係止爪の戻り動作を防止する係止爪であるもの
が挙げられる。
【００１０】他の態様としては、板材を脚体の内側面に
止着する皿ビスを戻り止め手段として利用したり、板材
を貫通してパネルを脚体に支持させる支軸を戻り止め手
段として利用するようにしたものが挙げられる。本発明
は、左右の脚体の間が、上端部のみにおいて連結され、
下端間が開放されているデスク等に適用して有用なもの
となる。
止着する皿ビスを戻り止め手段として利用したり、板材
を貫通してパネルを脚体に支持させる支軸を戻り止め手
段として利用するようにしたものが挙げられる。本発明
は、左右の脚体の間が、上端部のみにおいて連結され、
下端間が開放されているデスク等に適用して有用なもの
となる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。このデスクは、図１から図３に示すように、
左右の脚体１に天板２を支持させることにより構成され
るものである。詳述すると、脚体１は、前後端をアジャ
スタ１１ａに支持されたベース１１と、このベース１１
の後端側より立設する支柱１２と、この支柱１２の上端
より前方に向かって前記ベース１１と略平行に延出しそ
の上面１３ａを天板載置面として利用されるステー１３
とを具備してなるもので、これらベース１１、支柱１２
及びステー１３を互いに適当な手段によって剛結してい
る。ステー１３の天板載置面１３ａには、その後端側
に、上部が底部よりも大径な段付ピン１３ｂが突設さ
れ、前端側にねじ挿通孔１３ｃが上下方向に貫通して設
けられている。
説明する。このデスクは、図１から図３に示すように、
左右の脚体１に天板２を支持させることにより構成され
るものである。詳述すると、脚体１は、前後端をアジャ
スタ１１ａに支持されたベース１１と、このベース１１
の後端側より立設する支柱１２と、この支柱１２の上端
より前方に向かって前記ベース１１と略平行に延出しそ
の上面１３ａを天板載置面として利用されるステー１３
とを具備してなるもので、これらベース１１、支柱１２
及びステー１３を互いに適当な手段によって剛結してい
る。ステー１３の天板載置面１３ａには、その後端側
に、上部が底部よりも大径な段付ピン１３ｂが突設さ
れ、前端側にねじ挿通孔１３ｃが上下方向に貫通して設
けられている。
【００１２】左右のステー１３の後端近傍部には、互い
に対向する側に連結用の突起１４が剛接されており、こ
れらの突起１４に角パイプ状の連結杆１５の左右両端部
を外嵌して、左右の脚体１の間を門形に連結している。
一方、天板２は、その下面における前記脚体１のピン１
３ｂ及びねじ挿通孔１３ｃに対応する位置に達磨孔２１
及びねじ孔２２を有してなるもので、先ず達磨孔２１の
大径部にピン１３ｂを挿通することにより天板１の後端
側を先にステー１３に係合させた後、天板２を前方にス
ライドさせ、ねじ孔２２をねじ挿通孔１３ｃに合致させ
た位置で、ステー１３の下方からねじ挿通孔１３ｃに挿
通した図示しないねじを天板２のねじ孔２２に螺着する
ことにより、天板２を脚体１に取り付けている。
に対向する側に連結用の突起１４が剛接されており、こ
れらの突起１４に角パイプ状の連結杆１５の左右両端部
を外嵌して、左右の脚体１の間を門形に連結している。
一方、天板２は、その下面における前記脚体１のピン１
３ｂ及びねじ挿通孔１３ｃに対応する位置に達磨孔２１
及びねじ孔２２を有してなるもので、先ず達磨孔２１の
大径部にピン１３ｂを挿通することにより天板１の後端
側を先にステー１３に係合させた後、天板２を前方にス
ライドさせ、ねじ孔２２をねじ挿通孔１３ｃに合致させ
た位置で、ステー１３の下方からねじ挿通孔１３ｃに挿
通した図示しないねじを天板２のねじ孔２２に螺着する
ことにより、天板２を脚体１に取り付けている。
【００１３】このような構成において、本実施例は、左
右各脚体１の背面にオプション部材を取り付けるための
アルミダイキャスト等の素材よりなる支持体３を固設
し、これらの支持体３の内面２箇所より内側に向けて角
柱状の係合部３１及び係合片３２を突設するとともに、
前記係合部３１に係合するラッチ本体５をインナーパネ
ル４に取着することによりラッチ装置を構成して、この
ラッチ装置により、左右両側縁４１の下端４１ａを脚体
１に支持させたインナーパネル４のその左右両側縁４１
の上端４１ｂを脚体１の内側面１２ｘのパネル装着位置
に着脱可能に装着し得るようにしている。そして、その
パネル装着位置に、予め隙間隠蔽部材６を止着してお
き、装着したインナーパネル４の側縁４１と脚体１の内
側面１２ｘとの隙間を、その隙間隠蔽部材６によって隠
蔽するようにしている。
右各脚体１の背面にオプション部材を取り付けるための
アルミダイキャスト等の素材よりなる支持体３を固設
し、これらの支持体３の内面２箇所より内側に向けて角
柱状の係合部３１及び係合片３２を突設するとともに、
前記係合部３１に係合するラッチ本体５をインナーパネ
ル４に取着することによりラッチ装置を構成して、この
ラッチ装置により、左右両側縁４１の下端４１ａを脚体
１に支持させたインナーパネル４のその左右両側縁４１
の上端４１ｂを脚体１の内側面１２ｘのパネル装着位置
に着脱可能に装着し得るようにしている。そして、その
パネル装着位置に、予め隙間隠蔽部材６を止着してお
き、装着したインナーパネル４の側縁４１と脚体１の内
側面１２ｘとの隙間を、その隙間隠蔽部材６によって隠
蔽するようにしている。
【００１４】インナーパネル４は、方形な板金素材の上
縁及び下縁に折り曲げ部４２、４３を形成してなるもの
で、幅寸法が左右の脚体１間の内法寸法に略等しく設定
され、上下寸法が支柱１２のそれよりもやや短寸となる
ように設定されている。このインナーパネル４の下縁に
おける左右両端近傍から側縁４１の下端近傍にかけての
コーナー部には、樹脂キャップ４４が装着され、この樹
脂キャップ４４には、下面側及び側面側に開口する穴４
４ａが設けてある。また、このインナーパネル４の側縁
４１には、図８に示す装着位置で背面側に配向される段
部４ｘを形成しており、この段部４ｘが本発明の後向面
として設定されている。
縁及び下縁に折り曲げ部４２、４３を形成してなるもの
で、幅寸法が左右の脚体１間の内法寸法に略等しく設定
され、上下寸法が支柱１２のそれよりもやや短寸となる
ように設定されている。このインナーパネル４の下縁に
おける左右両端近傍から側縁４１の下端近傍にかけての
コーナー部には、樹脂キャップ４４が装着され、この樹
脂キャップ４４には、下面側及び側面側に開口する穴４
４ａが設けてある。また、このインナーパネル４の側縁
４１には、図８に示す装着位置で背面側に配向される段
部４ｘを形成しており、この段部４ｘが本発明の後向面
として設定されている。
【００１５】このラッチ装置を用いてインナーパネル４
をデスクの下肢空間における左右の脚体１間に取り付け
る際には、インナーパネル４の下縁から側縁４１にかけ
て開口する穴４４ａを脚体１の支柱１２の内面側に突出
する支軸６４に被せることにより、インナーパネル４の
左右両縁の下端４１ａを支持させ、その軸６４を支点に
してインナーパネル４の上端を起立方向に回動させる。
そして、ラッチ本体５を脚体１の係合部３１に係合させ
る。これにより、インナーパネル４を左右の脚体１間に
取り付けることができる。
をデスクの下肢空間における左右の脚体１間に取り付け
る際には、インナーパネル４の下縁から側縁４１にかけ
て開口する穴４４ａを脚体１の支柱１２の内面側に突出
する支軸６４に被せることにより、インナーパネル４の
左右両縁の下端４１ａを支持させ、その軸６４を支点に
してインナーパネル４の上端を起立方向に回動させる。
そして、ラッチ本体５を脚体１の係合部３１に係合させ
る。これにより、インナーパネル４を左右の脚体１間に
取り付けることができる。
【００１６】一方、本実施例の隙間隠蔽部材６は、図４
から図７に示すように、脚体１の内側面１２ｘに止着さ
れる板材６１と、この板材６１に設けられる当たり面６
２とを具備してなる樹脂一体成形品とされている。詳述
すると、板材６１は、インナーパネル４の上下丈に略対
応する長手寸法のもので、その内面には、脚体１に向け
て４箇所より突出する上向鉤形の係合爪６１ａ、６１
ｂ、６１ｃ、６１ｄと、係合爪６１ｅとを具備してな
る。この係止爪６１ｅは、各係合爪６１ａ、６１ｂ、６
１ｃ、６１ｄを脚体１の内側面１２ｘに設けたフック孔
１２ａ、１２ｂ、１２ｃ、１２ｄに挿通して係合方向で
ある上方向に移動させた位置で、脚体１の内側面１２ｘ
に設けた開口１２ｅに係止して板材６１の戻り動作を防
止するものである。前記当たり面６２はこの板材６１の
後縁側に突条をなして設けられており、前縁側にはデス
クの使用端側に向かって漸次外側に開くテーパ面６５が
形成され、インナーパネル４を所定位置に案内するガイ
ド作用を営むようになっている。
から図７に示すように、脚体１の内側面１２ｘに止着さ
れる板材６１と、この板材６１に設けられる当たり面６
２とを具備してなる樹脂一体成形品とされている。詳述
すると、板材６１は、インナーパネル４の上下丈に略対
応する長手寸法のもので、その内面には、脚体１に向け
て４箇所より突出する上向鉤形の係合爪６１ａ、６１
ｂ、６１ｃ、６１ｄと、係合爪６１ｅとを具備してな
る。この係止爪６１ｅは、各係合爪６１ａ、６１ｂ、６
１ｃ、６１ｄを脚体１の内側面１２ｘに設けたフック孔
１２ａ、１２ｂ、１２ｃ、１２ｄに挿通して係合方向で
ある上方向に移動させた位置で、脚体１の内側面１２ｘ
に設けた開口１２ｅに係止して板材６１の戻り動作を防
止するものである。前記当たり面６２はこの板材６１の
後縁側に突条をなして設けられており、前縁側にはデス
クの使用端側に向かって漸次外側に開くテーパ面６５が
形成され、インナーパネル４を所定位置に案内するガイ
ド作用を営むようになっている。
【００１７】そして、この位置で板材６１に設けた孔６
１ｆに皿ビス６３を挿通して脚体１の内側面１２ｘに定
着するとともに、前記板材６１に設けた孔６１ｇを介し
てインナーパネル４の両側縁４１の下端を支持するため
の支軸６４を脚体１の内側面１２ｘに止着している。こ
れらの皿ビス６３及び支軸６４は、前記係止爪６１ｅと
共に本発明の戻り止め手段を構成している。
１ｆに皿ビス６３を挿通して脚体１の内側面１２ｘに定
着するとともに、前記板材６１に設けた孔６１ｇを介し
てインナーパネル４の両側縁４１の下端を支持するため
の支軸６４を脚体１の内側面１２ｘに止着している。こ
れらの皿ビス６３及び支軸６４は、前記係止爪６１ｅと
共に本発明の戻り止め手段を構成している。
【００１８】しかして、この配設位置において、板材６
１の当たり面６２は脚体１の内側面１２ｘより内側に向
けて上下方向に突条をなして突出し、デスクの使用端側
からインナーパネル４を下端を支点に厚み方向に回動さ
せて装着した場合、図８に示すように該インナーパネル
４の左右の側縁４１が段部４ｘを介して当たり面６２に
当接し、これらの段部４ｘ及び当たり面６２を介してパ
ネル側縁４１を板材６１にパネル４の厚み方向に沿って
重合させることとなる。
１の当たり面６２は脚体１の内側面１２ｘより内側に向
けて上下方向に突条をなして突出し、デスクの使用端側
からインナーパネル４を下端を支点に厚み方向に回動さ
せて装着した場合、図８に示すように該インナーパネル
４の左右の側縁４１が段部４ｘを介して当たり面６２に
当接し、これらの段部４ｘ及び当たり面６２を介してパ
ネル側縁４１を板材６１にパネル４の厚み方向に沿って
重合させることとなる。
【００１９】このような構成のものであれば、インナー
パネル４の側縁４１と板材６１との間が当たり面６２部
分において重合方向に光学的に不透明となる。このた
め、この部分からの光の漏れを確実に防止することがで
きる。しかも、インナーパネル４を、その側縁４１を板
材６の当たり面６２を利用して位置決めすることができ
るため、取付作業を簡単に行っても的確な取付状態を実
現することが可能となる。なお、本実施例の隙間隠蔽部
材６は樹脂一体成形品であるため、インナーパネル４や
支柱１２を板金素材により作っても、金属同士が接触す
るときのような傷の発生を有効に防止することができ
る。
パネル４の側縁４１と板材６１との間が当たり面６２部
分において重合方向に光学的に不透明となる。このた
め、この部分からの光の漏れを確実に防止することがで
きる。しかも、インナーパネル４を、その側縁４１を板
材６の当たり面６２を利用して位置決めすることができ
るため、取付作業を簡単に行っても的確な取付状態を実
現することが可能となる。なお、本実施例の隙間隠蔽部
材６は樹脂一体成形品であるため、インナーパネル４や
支柱１２を板金素材により作っても、金属同士が接触す
るときのような傷の発生を有効に防止することができ
る。
【００２０】また、板材６１に、脚体１の内側面１２ｘ
に向けて突出する係合爪６１ａ〜６１ｄと、係止爪６１
ｅとを設け、係合爪６１ａ〜６１ｄを脚体１の内側面１
２ｘに設けたフック孔１２ａ〜１２ｄに挿通して係合方
向に移動させた位置で、係止爪６１ｅを脚体１の内側面
１２ｘに設けた開口１２に係止させるようにしているの
で、簡易な構造、手順で板材６１を確実に取り付けるこ
とができる。
に向けて突出する係合爪６１ａ〜６１ｄと、係止爪６１
ｅとを設け、係合爪６１ａ〜６１ｄを脚体１の内側面１
２ｘに設けたフック孔１２ａ〜１２ｄに挿通して係合方
向に移動させた位置で、係止爪６１ｅを脚体１の内側面
１２ｘに設けた開口１２に係止させるようにしているの
で、簡易な構造、手順で板材６１を確実に取り付けるこ
とができる。
【００２１】特に、本実施例はこのようにして取り付け
た板材６１を更に皿ビス６３で脚体１の内側面１２ｘに
止着するようにしており、また、この板材６１はインナ
ーパネル４を脚体１に支持させるための支軸６４によっ
ても定着されるので、これらの戻り止め手段としての作
用により、板材６１の取り付け状態を簡易でより有効な
ものとすることができる。
た板材６１を更に皿ビス６３で脚体１の内側面１２ｘに
止着するようにしており、また、この板材６１はインナ
ーパネル４を脚体１に支持させるための支軸６４によっ
ても定着されるので、これらの戻り止め手段としての作
用により、板材６１の取り付け状態を簡易でより有効な
ものとすることができる。
【００２２】したがって、このような隙間隠蔽部材６
は、本実施例のように左右の脚体１の間が上端部のみに
おいて連結され下端間が開放されているデスク等に適用
して極めて有用なものとなり得る。なお、各部の具体的
な構成は、上述した実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。
は、本実施例のように左右の脚体１の間が上端部のみに
おいて連結され下端間が開放されているデスク等に適用
して極めて有用なものとなり得る。なお、各部の具体的
な構成は、上述した実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能で
ある。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載される効果を奏する。すなわち、本
発明の隙間隠蔽部材は、左右の脚体の内側面と、それら
の内側面間に配置されるパネルの対応する側縁との間に
介設するものであり、脚体の内側面に止着され、長手寸
法がパネルの上下丈に略対応する板材と、この板材より
内側に向けて突条をなして設けられパネルを厚み方向に
移動させた際に該パネルの左右の側縁に設定された後向
面を当接させる当たり面とを設け、この当たり面を介し
てパネル側縁を板材にパネルの厚み方向に沿って重合さ
せ得るように構成して、脚体の内側面とパネルの側縁と
の隙間を隠蔽するようにしたものである。
施され、以下に記載される効果を奏する。すなわち、本
発明の隙間隠蔽部材は、左右の脚体の内側面と、それら
の内側面間に配置されるパネルの対応する側縁との間に
介設するものであり、脚体の内側面に止着され、長手寸
法がパネルの上下丈に略対応する板材と、この板材より
内側に向けて突条をなして設けられパネルを厚み方向に
移動させた際に該パネルの左右の側縁に設定された後向
面を当接させる当たり面とを設け、この当たり面を介し
てパネル側縁を板材にパネルの厚み方向に沿って重合さ
せ得るように構成して、脚体の内側面とパネルの側縁と
の隙間を隠蔽するようにしたものである。
【００２４】このため、簡単な取付作業でも所定位置に
パネルを確実に装着することができ、しかもパネル側縁
と板材の間を確実に光学的に隠蔽して高い遮光性を得る
ことが可能となる。また、板材に、脚体の内側面に向け
て係合爪を設け、且つこの係合爪を脚体の内側面に設け
たフック孔に係合させ挿通して係合方向に移動させた位
置に定着させる戻り止め手段を設けておけば、簡易な構
造、手順により板材を脚体の内側面に確実に取り付ける
ことができる。
パネルを確実に装着することができ、しかもパネル側縁
と板材の間を確実に光学的に隠蔽して高い遮光性を得る
ことが可能となる。また、板材に、脚体の内側面に向け
て係合爪を設け、且つこの係合爪を脚体の内側面に設け
たフック孔に係合させ挿通して係合方向に移動させた位
置に定着させる戻り止め手段を設けておけば、簡易な構
造、手順により板材を脚体の内側面に確実に取り付ける
ことができる。
【００２５】このような戻り止め手段は、係合爪の定着
位置で脚体の開口に係止し得るように板材に係止爪を設
けておくだけで構成することができ、また板材を皿ビス
で脚体の内側面に止着したり、インナーパネルを脚体に
支持させるための支軸によって定着させるようにするこ
ともできるので、簡単な構成で板材の良好な定着状態を
実現することができ、これらを併用すれば取付強度を容
易に高めることが可能となる。
位置で脚体の開口に係止し得るように板材に係止爪を設
けておくだけで構成することができ、また板材を皿ビス
で脚体の内側面に止着したり、インナーパネルを脚体に
支持させるための支軸によって定着させるようにするこ
ともできるので、簡単な構成で板材の良好な定着状態を
実現することができ、これらを併用すれば取付強度を容
易に高めることが可能となる。
【００２６】したがって、本発明の隙間隠蔽部材は、左
右の脚体の間が上端部のみにおいて連結され下端間が開
放されているデスク等に適用して極めて有用なものとな
り得る。
右の脚体の間が上端部のみにおいて連結され下端間が開
放されているデスク等に適用して極めて有用なものとな
り得る。
【図１】本発明の一実施例を適用したデスクの斜視図。
【図２】同分解斜視図。
【図３】同縦断面図。
【図４】同実施例の隙間隠蔽部材を示す要部拡大斜視
図。
図。
【図５】同側面図。
【図６】同正面図。
【図７】同平面図。
【図８】同拡大平断面図。
１…脚体 ４…インナーパネル ４ｘ…後向面（段部） ６…隙間隠蔽部材 １２ａ…内側面 １２ａ、１２ｂ、１２ｃ、１２ｄ…フック孔 １２ｅ…開口 ４１…側縁 ６１…板材 ６２…当たり面 ６１ａ、６１ｂ、６１ｃ、６１ｄ…係合爪 ６１ｅ…戻り止め手段（係止爪） ６３…戻り止め手段（皿ビス） ６４…戻り止め手段（支軸）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A47B 37/00 505 A47B 13/00
Claims (6)
- 【請求項１】左右の脚体の内側面と、それらの内側面間
に配置されるパネルの対応する側縁との間に介在される
ものであって、 脚体の内側面に止着され、長手寸法がパネルの上下丈に
略対応する板材と、この板材より内側に向けて突条をな
して設けられパネルを厚み方向に移動させた際に該パネ
ルの左右の側縁に設定した後向面を当接させる当たり面
とを具備してなり、この当たり面を介してパネル側縁を
板材にパネルの厚み方向に沿って重合させ得るように構
成して、脚体の内側面とパネルの側縁との隙間を隠蔽す
ることを特徴とする隙間隠蔽部材。 - 【請求項２】板材に、脚体の内側面に向けて突出する係
合爪と、この係合爪を脚体の内側面に設けたフック孔に
挿通して係合方向に移動させた位置に定着させる戻り止
め手段とを設けてなることを特徴とする請求項１記載の
隙間隠蔽部材。 - 【請求項３】戻り止め手段が、係合爪の定着位置で脚体
の内側面に設けた開口に係止して係合爪の戻り動作を防
止する係止爪であることを特徴とする請求項２記載の隙
間隠蔽部材。 - 【請求項４】戻り止め手段が、板材を脚体の内側面に止
着する皿ビスであることを特徴とする請求項２記載の隙
間隠蔽部材。 - 【請求項５】戻り止め手段が、板材を貫通してパネルを
脚体に支持させる支軸であることを特徴とする請求項２
記載の隙間隠蔽部材。 - 【請求項６】左右の脚体の間が、上端部のみにおいて連
結され、下端間が開放されていることを特徴とする請求
項１、２、３、４又は５記載の隙間隠蔽部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32036797A JP3311976B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 隙間隠蔽部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32036797A JP3311976B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 隙間隠蔽部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11137345A JPH11137345A (ja) | 1999-05-25 |
| JP3311976B2 true JP3311976B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=18120694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32036797A Expired - Fee Related JP3311976B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 隙間隠蔽部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3311976B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102599737A (zh) * | 2012-03-21 | 2012-07-25 | 湖南鑫美格新型装饰材料有限公司 | 挂屏式办公桌 |
| CN106741964B (zh) * | 2017-01-22 | 2024-04-09 | 湖北航宇嘉泰飞机设备有限公司 | 一种多功能双层航空座椅餐桌 |
-
1997
- 1997-11-04 JP JP32036797A patent/JP3311976B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11137345A (ja) | 1999-05-25 |
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