JP3311738B2 - 金型搬送装置 - Google Patents

金型搬送装置

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JP3311738B2 JP2000379440A JP2000379440A JP3311738B2 JP 3311738 B2 JP3311738 B2 JP 3311738B2 JP 2000379440 A JP2000379440 A JP 2000379440A JP 2000379440 A JP2000379440 A JP 2000379440A JP 3311738 B2 JP3311738 B2 JP 3311738B2
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良郎 鈴木
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木曽工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として金属プレ
スに用いる金型を搬送するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス装置では、金型を交換することに
よって多種類の金属部品をプレス加工できるようになっ
ているが、この金型はプレスの加圧力に対する強度を確
保する必要から100〜300Kgといった重量になっている。
したがって金型の交換には天井クレーンを用い、重量物
である金型を吊り上げてプレス装置と金型置き場との間
を運搬している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プレス装置によって加
工される製品は、一般的に市場のニーズにより短期間で
変わってしまうため、その都度、プレス加工ラインのレ
イアウトを変更することになる。これに対して天井クレ
ーンの設置は非常に大がかりであることから、プレス加
工ラインのレイアウトが変わる度に変更していたのでは
コスト及び工数が膨大になる。また重量物である前記の
金型をクレーンで吊り下げて運搬するのは、運搬中の金
型が不安定であることから、安全性を考慮して慎重な運
搬作業が必要となる。したがってその分、運搬に費やす
作業時間が長くなり、例えばクレーンの稼働率を高める
ために複数のプレス装置に対して1台のクレーンを用い
ている場合は、あるプレス装置の金型を交換したくても
クレーンが使用中であれば、長い時間待たされることに
なる。
【0004】本発明は前記課題を解決しようとするもの
で、その目的は、例えばプレス加工ラインのレイアウト
変更に合わせて容易に対応可能で、かつ金型を常に安定
した状態で安全に運搬可能とし、この安全性を高めた
分、運搬に要する作業時間の短縮も可能とすることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためのもので、請求項1に記載の発明は、金型の搬
入搬出口と金型の使用装置との間が、金型を押して移動
させることが可能なコロ式のコンベアによって連通して
いる。また前記搬入搬出口には、フォークリフト用のパ
レットを設置可能であるとともに、このパレットを構成
している各板の隙間に位置したコロ式の金型受けが設け
られている。この金型受けはパレットの上面よりも突出
した使用位置と、パレットの上面よりも沈んだ退避位置
との間を昇降可能に構成されている。
【0006】この構成によれば、金型の交換に際して
は、金型の使用装置と金型の搬入搬出口との間は前記コ
ンベアに倣って金型を人力で押して移動させ、この搬入
搬出口においては前記金型受けと前記パレットとの相互
間において金型を簡単に載せ変えることができる。した
がって搬入搬出口と金型置き場などとの間はパレットに
載せた金型を汎用性の高いフォークリフトなどによって
運搬することができる。そして前記コンベア及び搬入搬
出口は、プレス加工ラインのレイアウトに合わせて容易
に変更することが可能である。また前記コンベアおよび
フォークリフトなどによる金型の運搬は、クレーンなど
を利用する場合と比較して金型が常に安定した状態にあ
ることから安全性が高く、その分、運搬のための作業時
間も短縮される。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
された金型搬送装置であって、前記コロ式のコンベアに
おいて金型の移動方向を変える必要がある個所には、自
在に回転する複数個のボールによって構成されたコンベ
アが使用されている。これによってコンベアの上におい
て重量物である金型を人力によって簡単に方向転換する
ことができる。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
された金型搬送装置であって、前記金型の使用装置が複
数種類の金属部品をプレス加工するプレス装置である。
この種のプレス装置では、例えば100〜300Kgといった重
量物である金型を頻繁に交換する必要があるが、この要
求に安全かつ効率よく対応できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1はプレス装置用の金型搬送装置を表した平面
図である。この図面では複数個(5個)のプレス装置1
0が横一列に連なった状態で配置されている。そしてこ
れらのプレス装置10の前面側にはコロ式のコンベア2
0が設置されており、このコンベア20は複数のローラ
コンベア22,26およびボールコンベア24を組み合
わせることによって構成されている。つまりこのコンベ
ア20を構成しているローラコンベア22は各プレス装
置10の前面にそれぞれ配置されており、これらの各ロ
ーラコンベア22に連続してそれぞれの前面側に各ボー
ルコンベア24が配置されている。そして各ボールコン
ベア24の間に、これらを連続させるようにローラコン
ベア26がそれぞれ配置されている。
【0010】前記コンベア20の上に前記プレス装置1
0の金型14を載せることにより、重量物である金型1
4を人力で押して移動させることができる。そしてロー
ラコンベア22,26については複数個のローラが回転
自在に並べられた構造であって、金型14を真っ直ぐに
往復移動させるだけである。これに対してボールコンベ
ア24は複数個のボールが回転自在に並べられた構造で
あり、金型14の移動方向を自在に変えることができ
る。すなわち各ボールコンベア24は、コンベア20に
おいて金型14の方向転換が必要な個所に設けられてい
る。また前記コンベア20に連続した任意の個所には、
金型14の搬入搬出口30が設けられている。
【0011】図2はプレス装置10とローラコンベア2
2との関係を表した側面図である。この図面で示すよう
に各プレス装置10の金型14がセットされているダイ
プレート12は、金型14の交換に際して図2(a)で
示す本来の位置から図2(b)で示すように前記ローラ
コンベア22に接触するまでスライド可能である。図1
においては、左側三つのプレス装置10におけるダイプ
レート12がそれぞれローラコンベア22に接触してい
る。この状態から図2(c)で示すようにダイプレート
12の上にある金型14をローラコンベア22の上に移
すことができる。図1における左側三つのプレス装置1
0のうち、最も左に位置するプレス装置10の金型14
はローラコンベア22の上に移されており、中央のプレ
ス装置10の金型14はローラコンベア22の上に移す
途中である。
【0012】図3は前記搬入搬出口30を拡大して表し
た平面図、図4は同じく搬入搬出口30の作動状態を表
した側面図である。これらの図面でも明らかなように、
搬入搬出口30はフォークリフト用のパレット40の設
置が可能となっている。このパレット40の構造は、周
知のようにその表裏両面において複数枚の板42が所定
の隙間44をもって並べられており、かつ表裏両面の間
は図1に示すフォークリフト50のフォーク52を差し
入れるための空間になっている。
【0013】前記搬入搬出口30にはコロ式の金型受け
32が構成されている。この金型受け32は、ブロック
形状をした複数個の本体32aと、これらを昇降させる
ためのジャッキ34とによって構成されている。そして
各本体32aの上面には、回転自在な複数個のボール3
2bが一列に設けられている。また前記パレット40が
搬入搬出口30において図4で示すようにパレット支持
部36により位置決めして設置されたとき、前記の各本
体32aはこのパレット40を構成している各板42の
間の前記隙間44に位置するように設定されている。
【0014】前記金型受け32をジャッキ34によって
上昇させることにより、各本体32aの上部、つまりそ
れぞれのボール32bがパレット40の上面よりも突出
した使用位置に保持される。この状態が図3(a)およ
び図4(a)に示されている。これとは逆にジャッキ3
4によって金型受け32を下降させることにより、各本
体32aのボール32bがパレット40の上面よりも沈
んだ退避位置に保持される。この状態が図2(b)に示
されている。
【0015】つづいて前記の金型搬送装置による金型1
4の交換作業について説明する。最初に各プレス装置1
0から金型置き場(図示外)への金型搬出について説明
する。まず各プレス装置10において個々の金型14が
セットされているそれぞれのダイプレート12を、前に
説明したように図2(a)の位置から図2(b)で示す
ようにコンベア20のローラコンベア22に接触するま
でスライドさせる。この状態において図2(c)で示す
ように金型14をダイプレート12の上からローラコン
ベア22の上に移す。
【0016】このようにしてコンベア20の上に載せた
金型14を前記搬入搬出口30に向けて人力により移動
させる。そしてこの搬入搬出口30においては、そこに
金型14が送り込まれる前に前記パレット40が設置さ
れているとともに、前記金型受け32が前記の使用位置
に保持されている。したがって搬入搬出口30に送り込
まれる金型14は、搬入搬出口30に入り込むのと同時
に図4(a)で示すように金型受け32(各本体32
a)のボール32bによって支持される。
【0017】これにより搬入搬出口30においては、必
要に応じて金型14の向きを変えたり、金型14を安定
したパレット40の中央に移動させたりすることも可能
である。なお前記ボール32bは、パレット40におけ
る各板42の隙間44に位置しているだけであるから、
前記ボールコンベア24のボール数よりも少ない。しか
し金型14の底面が所定の面積を有することから、金型
受け32に金型14を送り込んで移動あるいは方向転換
させるのに何ら不都合はない。
【0018】つぎに前記金型受け32を退避位置に下降
させることにより、図4(b)で示すように金型14は
パレット40の上に載せられる。そこで図3(b)およ
び図4(c)で示すようにフォークリフト50のフォー
ク52をパレット40の表裏両面の間に差し入れてリフ
トアップし、金型置き場まで運搬する。なおフォークリ
フト50による運搬は、一般にフォーク52を下げて走
行するので、100〜300Kgといった重量物である金型14
であっても安定した状態で安全に運搬できる。
【0019】金型置き場から各プレス装置10への金型
搬入は、金型搬出とは逆の手順となる。つまり金型14
を載せたパレット40をフォークリフト50によって搬
入搬出口30まで運搬し、そこにパレット40を設置す
る。そしてパレット40からフォーク52が抜き取られ
た後、退避位置にある金型受け32を使用位置に上昇さ
せ、金型受け32のボール32bによって金型14を支
持する。後は金型14をコンベア20に倣って各プレス
装置10のダイプレート12まで移動させ、このダイプ
レート12に載せる。
【0020】このようにコロ式のコンベア20を利用し
て金型14を人力で移動させ、かつ前記の搬入搬出口3
0と金型置き場との間は汎用性の高いフォークリフト5
0を用いることにより、金型交換に要する作業時間がこ
れまでの天井クレーンを用いる場合と比べて著しく短縮
できた。また前記コンベア20および搬入搬出口30
は、プレス加工ラインのレイアウトに合わせて容易に変
更できるので、設備コストの面においても有利である。
なお以上は重量の大きいプレス装置10の金型14を搬
送の対象として説明したが、プレス装置以外の成形機用
金型を対象とすることも当然可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレス装置用の金型搬送装置を表した平面図
【図2】プレス装置とローラコンベアとの関係を表した
側面図
【図3】搬入搬出口を拡大して表した平面図
【図4】搬入搬出口の作動状態を表した側面図
【符号の説明】
10 プレス装置 14 金型 20 コンベア 30 搬入搬出口 32 金型受け 40 パレット 42 板 44 隙間

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型の搬入搬出口と金型の使用装置との
    間が、金型を押して移動させることが可能なコロ式のコ
    ンベアによって連通しており、また前記搬入搬出口に
    は、フォークリフト用のパレットを設置可能であるとと
    もに、このパレットを構成している各板の隙間に位置し
    たコロ式の金型受けが設けられ、この金型受けはパレッ
    トの上面よりも突出した使用位置と、パレットの上面よ
    りも沈んだ退避位置との間を昇降可能に構成されている
    金型搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された金型搬送装置であ
    って、前記コロ式のコンベアにおいて金型の移動方向を
    変える必要がある個所には、自在に回転する複数個のボ
    ールによって構成されたコンベアが使用されている金型
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された金型搬送装置であ
    って、前記金型の使用装置が複数種類の金属部品をプレ
    ス加工するプレス装置である金型搬送装置。
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