JP3206140U - 型換え装置 - Google Patents

型換え装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3206140U
JP3206140U JP2016002898U JP2016002898U JP3206140U JP 3206140 U JP3206140 U JP 3206140U JP 2016002898 U JP2016002898 U JP 2016002898U JP 2016002898 U JP2016002898 U JP 2016002898U JP 3206140 U JP3206140 U JP 3206140U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
pedestal
hook
processing apparatus
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016002898U
Other languages
English (en)
Inventor
賢二 菅
賢二 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirotec Corp
Original Assignee
Hirotec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirotec Corp filed Critical Hirotec Corp
Priority to JP2016002898U priority Critical patent/JP3206140U/ja
Priority to CN201620730808.XU priority patent/CN205996041U/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP3206140U publication Critical patent/JP3206140U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】型交換に要する時間を大幅に短縮することができる型換え装置を提供する。【解決手段】台座に型を載置した状態で複数の型をストックし、型を用いて加工を行う加工装置に対し任意の型を供給する型換え装置1は、基準スペース2と、型搬入搬出機構と、型格納機構3と、垂直型搬送機構4と、水平型搬送機構5とを有し、更に型が前記加工装置の型格納スペース10、20、30、40に搬入された後、前記型から分離された台座を前記基準スペースから退避させる台座退避手段70を設けて構成した。台座を型交換作業中に台座退避手段に退避させておくことで、基準スペースで待機中の台座が型交換作業の妨げになること無く、効率的に交換作業を進行し、型交換を迅速に行なうことができるため、型交換にかかる時間を短縮でき、型交換時の加工装置の停止時間を大幅に短縮することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、台座に型を載置した状態で複数の型を格納し、型を用いて加工を行う加工装置に対して任意の型を供給するための型換え装置に関する。
本願において加工装置は型の搬入・搬出口を共用し、加工製品に対応した複数の型を使い分けて加工する加工装置、すなわちプレス装置や射出成型装置などを意味する。例えば下型に対して上型が固定されたスライドを上下動させ、下型と上型の間で薄板等のワークを挟んで成形加工するプレス装置が該当する。このような加工装置において、型を交換する際には、複数種類の型が格納されている型換え装置から加工装置へ型を搬入・搬出している。この型交換作業をスムーズに短時間で行うために、以下のような型換え装置が提案されている。
特許文献1に開示されている型換え装置によれば、図6に示すようにマシン113の前に設置された基準台座115と、基準台座115の周囲に、縦横に並べられた状態で設置されており各々の型20を載置する周辺台座117〜137と、基準台座115および周辺台座117〜137に設けられており、型をY軸方向に搬送する第1移動機構としてのローラーコンベア152,272、及び型をX軸方向に搬送する第2移動機構としてのローラーコンベア154、174、374とを有している。これによって、台座を移動させることなく型20自身が各々の周辺台座117〜137および基準台座115の上を直交搬送できるために、装置の省スペース化を図り、型交換作業を効率よく行うことができるというものである。しかしながら、このような型換え装置では台座は固定のまま型を台座から分離して直接縦横に搬送するため、各ローラーが駆動するローラーコンベアで構成される移動機構が必要となり、また第1移動機構と第2移動機構とを作動位置と待機位置とに昇降させて切り替える昇降機構が必要となるため、型換え装置・工程が複雑かつ高価になるという問題があった。
そこで、図7に示すように、型を台座に載置した状態で複数の型を格納し、加工装置に対して任意の型を供給する型換え装置が知られている。この型換え装置によると、台座に載置した型をY軸方向に搬送する水平型搬送機構と、台座に載置した型を台座から分離して加工装置の型設置スペースに搬入し、あるいは加工装置から型を搬出して台座に載置するようX軸方向に搬送する型搬入搬出機構とを有している。また駆動装置の駆動力は台座に係合したチェーンにより台座に伝達される。これにより、型を搬送する際に各ローラーが駆動するローラーコンベアを必要とせず、X軸方向とY軸方向との移動機構を切り替える昇降機構も必要としないため、台座に型を載置したままで型を搬送することができるというものである。また、垂直型搬送機構を用いた多階層構造の型換え装置を用いるため、省スペースで複数の型を格納可能である。
特開平6−285587公報
しかしながら、上述した型換え装置において型を交換する場合には、プレス加工が終了した後に加工装置から型を搬出して基準スペースで待機中の台座に載置し、型格納スペースへと搬送する。そして、次の工程で使用する型を型格納スペースから基準スペースまで搬送し、型を台座から分離して加工装置に搬入している。すなわち基準スペースで待機中の台座が型搬送作業の妨げとなり、次に使用する型を隣接する型格納スペースに移動する作業が行えないため、使用中の型を搬出したのち基準スペースから離れた型を移動する作業を行わざるを得ず、型交換に時間を要している。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、型換え装置全体の設置スペースを節約したままで、型交換にかかる時間の短縮化を図ることができる型換え装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、台座に型を載置した状態で複数の型をストックし、型を用いて加工を行う加工装置に対し任意の型を供給する型換え装置であって、前記加工装置の型搬入搬出口に隣接して設けられた基準スペースと、前記基準スペースに配置された状態で型を台座から分離して前記加工装置の型格納スペースに搬入し、あるいは前記型を前記加工装置から搬出して前記台座に載置する型搬入搬出機構と、前記型搬入搬出方向とは直交する方向に前記基準スペースに隣接して両側に設けられた2階層以上の多層構造の型格納機構と、前記基準スペースには台座に載置した型を垂直方向に搬送する垂直型搬送機構と、前記各階層の型格納スペースには前記台座に載置した型を、前記型格納機構と前記基準スペースの間で水平方向に搬送させる水平型搬送機構とを有し、更に型が前記加工装置の型格納スペースに搬入された後、前記型から分離された台座を前記基準スペースから退避させる台座退避手段を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は請求項1の構成に加えて、前記台座退避手段が、前記型格納機構の空きスペースに前記型から分離された前記台座を収納する機構を設けることにより行われることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、台座を基準スペースから退避させる台座退避手段を設けたことにより、加工装置に型が設置された状態で、次に使用する型を基準スペースに隣接した型格納スペースへ移動して待機させておくことが可能となり、従来のように、基準スペースで待機中の台座が型搬送作業の妨げになることが無い。よって、効率的に型搬送作業を進行し、型交換を迅速に行なうことができるため、型交換にかかる時間を短縮でき、型交換時の加工装置の停止時間を大幅に短縮することができる。
請求項2記載の発明によれば、型交換作業をスムーズに行うための台座退避手段は、型格納機構の空きスペースに設けられていることから、台座を退避させておくためのスペースを従来の装置の外部に確保する必要がないため、型換え装置の省スペース化を維持したまま、効率的に型交換作業を行うことができる。
第1実施例の型換え装置の正面図である。 台座の斜視図である。 第1実施例の型換え装置の斜視図である。 第1実施例の型換え装置の斜視図である。 第1実施例の型換え工程の説明図である。 第1実施例の型換え工程の説明図である。 第1実施例の型換え工程の説明図である。 第1実施例の型換え工程の説明図である。 第1実施例の型換え工程の説明図である。 第1実施例の型換え工程の説明図である。 第1実施例の型換え工程の説明図である。 第1実施例の型換え工程の説明図である。 従来の型換え装置を示す全体平面図である。 従来の型換え装置を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。尚、以下の実施形態の説明は、本質的な例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(型換え装置)
本実施例の型換え装置1は、台座60に金型を載置した状態で複数の金型をストックし、金型を用いて加工を行う加工装置(図示せず)に対し、複数の金型のうち任意の一台を搬入し、さらに、加工終了後その金型を別の金型と入れ替えるための装置である。型換え装置1は加工装置に隣接して配置されており、図1に示すように、複数の型格納スペース10、20、30、40を備えた型格納機構3に複数種類の交換用の金型A〜金型Dが台座60に載置した状態で載せられている。
(型格納機構)
型換え装置1は、基準スペース2と、型搬入搬出機構50と、型格納機構3と、垂直型搬送機構4と、水平型搬送機構5と台座退避手段70とを備えて構成されており、基準スペース2は加工装置の型搬入搬出口に隣接して設置されている。型格納スペース10、20、30、40は加工装置で使用される金型を台座60に載置した状態で格納するためのもので、1つの型格納スペースには1つの上型と1つの下型とからなる1セットの金型が格納される。ここで、基準スペース2と型格納スペース10、30との並び方向を水平方向、基準スペース2と加工装置の並び方向とを型搬入搬出方向、また、鉛直方向(上下方向)を垂直方向として以後の説明を行う。
図1に示すように、基準スペース2は型換え装置1の最も下段の中央に配置され、この基準スペース2に隣接して両側に型格納スペース10、30が配置されている。型格納スペース10、30は垂直方向に積み重ねられて型格納スペース20、40が設置され、型格納機構3は2階層構造で形成されている。型格納機構3は、型格納スペース10、20が設けられる水平方向における一端部側のエリア1と、型格納スペース30、40が設けられる水平方向における他端部側のエリア2と、エリア1とエリア2との間に設けられ、基準スペース2と垂直型搬送機構4とが配置されるエリア3とに区画される。
(台座)
金型は台座60に載置された状態で型格納スペース10、20、30、40に格納され、その状態で型換え装置内で搬送される。台座60は平板状で平面視では金型とほぼ同等の大きさである。図2に示すように、台座60にはエリア2側の端部中央にフック61が、もう一方の端部中央には係合部62が設けられている。係合部62は台座が搬送される際モーター18に駆動されたローラーチェーン(図示せず)に固定されたフック17と係合し、また隣接する台座60同士を連結して水平方向に搬送する際にも使用する。
台座60に設けられたフック61は、その先端に隣接する台座60の係合部62と係合する溝部61aが形成された棒状の部材であり、根元部の支点61bを中心にして上下揺動可能な構成となっている。フックの側面にはピン61cが設けられており、ピンの下部には下面が上下方向に昇降可能なシリンダに固定されたブラケット(図示せず)が設置されている。ブラケットが下限位置まで下がると、フック61は自重で支点61bを中心に下向きに回動し、隣接する台座の係合部62に上方から掛かり係合可能な状態となり、台座同士の連結が可能になる。シリンダが作用してブラケットが上限位置まで上昇すると、ブラケットがピン61cを押し上げ、フック61は所定の範囲で支点を中心に上向きに回動する。これにより、フック61は隣接する台座60の係合部62との係合が解除され、台座同士の連結が開放される。
台座60の上面には型搬入搬出方向中心線に沿って案内レール63が設けられており、後述する型搬入搬出機構50のフック52がモーター53の作用によって、この案内レール63に設けられた倒立T形の部63T溝aに沿って移動することができる。また、台座60の上面には、台座60に載置された金型を加工装置へ搬入出する際に使用する1対のローラーレール64、65が型搬入搬出方向に沿って対称な位置に設けられている。このローラーレール64、65は、金型を型搬入搬出方向へ移動させるための複数のローラーを備えた案内ローラー64a、65aと、金型の水平方向への移動を規制する複数のローラーを備えたガイドローラー64b、65bから構成されている。
(金型)
金型の下面には型搬入搬出方向に沿って対称な位置に1対の凸部材(図示せず)が設けられている。基準スペース2において、金型を台座60から分離して加工装置へ搬入出する際に、凸部材の下面と台座上面のローラーレール64、65とが当接して、金型を型搬入搬出方向へ移動する。また、凸部材の幅方向端面とガイドローラー64b、65bとが当接して、金型の水平方向への移動を規制する。
図3及び図4は本実施例の型換え装置1の詳細について説明するため、型換え装置1の2階部分を省略した図である。図3に示すように、型の係合部6aの両脇には1対の位置決めローラー6b、6cが設けられており、1階部分の型格納スペース10、30に設けられたガイドレール15、35と、同様に2階部分の型格納スペース20、40に設けられたガイドレール(図示せず)と係合して台座60に載置された金型の型搬入搬出方向への移動を規制する。また位置決めローラー6b、6cは、型格納スペース10、30に設けられたガイドレール15、35、及び型格納スペース20、40に設けられたガイドレールに沿って台座を摺動可能にし、台座60に載置された金型の型搬入搬出方向への移動を規制しながら、水平方向への移動を可能にするものである。
(型搬入搬出機構)
基準スペース2には、図3及び図4に示すように、基準スペース2に格納されている金型を台座60から分離して加工装置に搬入、あるいは金型を加工装置から搬出して台座60に載置する型搬入搬出機構50が設けられている。型搬入搬出機構50は、金型の係合部6aに係合するフック52と、フック52に連結するローラーチェーン(図示せず)と、ローラーチェーンを駆動するモーター53から構成される。このローラーチェーンは台座60に設置された案内レール63に案内されて作動するため、先端にフック52を装着した状態でほぼ剛体と同様の作動をし、圧縮・引っ張り両方の力を伝達することができる。フック52は金型の係合部6aと係合し、係合状態を維持したままモーター53と前記ローラーチェーンの作用により台座60に設置された案内レール63に沿って移動することで、金型を台座60から分離して搬送することができる。
型搬入搬出機構50には、水平方向の支軸で支持されたスプロケット(図示せず)が設けられ、このスプロケットを正逆回転駆動するモーター53の駆動軸に連結されている。型搬入搬出機構50に設けられたローラーチェーンは、端部にはフック52が固定されており、スプロケットを経由して台座60上面の案内レール63に設けられた倒立T形のT溝部63aに導出される。スプロケットを回転駆動させ、ローラーチェーンを繰出していくと、ローラーチェーンの左右両側の複数のローラーがT溝部63a内を移動するため、フックは案内レール63に沿って加工装置側へと移動する。反対にローラーチェーンを巻き取ると、ローラーチェーンの端部に固定されたフック52は案内レール63に沿って元の位置に移動するようになっている。
フック52は、その先端に金型の係合部6aと係合する溝部52aが形成された棒状の部材であり、根元部の支点52bを中心に上下揺動可能な構成となっている。フック側面部にはピン52cが設けられており、このピン52c側の下部には下面が上下方向に昇降可能なシリンダ(図示せず)に固定されたブラケット52dが設けられている。
ブラケットが下限位置まで下がると、フック52は自重で支点52bを中心に下方向に回動し、図3に示すように溝部52aが金型の係合部6aに上方から掛けられてフック52と金型とが係合する。シリンダが作用してブラケット52dが上限位置まで上昇するとブラケット52dがピン52cを押し上げて、フック52は所定の範囲で支点52bを中心に上方向に回動して、金型の係合部6aとの係合が解除される。
基準スペース2と加工装置との間には、図4に示すように、基準スペース2から加工装置に金型を搬入出するための搬送台51が設置されている。搬送台51の上面には、金型を加工装置に搬入出する際に使用する1対のローラーレール54、55が、台座60に設置された1対のローラーレール64、65の延長線上に設置されている。このローラーレール54、55は金型を型搬入搬出方向へ移動させる複数のローラーを備えた案内ローラー54a、55aと、金型の幅方向を位置決めして水平方向への移動を規制する複数のローラーを備えたガイドローラー54b、55bから構成されている。また、搬送台51の上面には案内レール56が台座60に設置された案内レール63の延長線上に設けられており、型搬入搬出機構50のフック52はこの案内レール56に沿って移動することができる。
基準スペース2に格納されている金型を台座60から分離して加工装置に搬入する場合には、まずフック52と金型の係合部6aとを係合する。次に、係合状態を維持したままモーター53の作用により、フック52は台座60の案内レール63と搬送台51の案内レール56に沿って移動し、加工装置へ金型を搬送する。加工装置内に金型を搬入し終えると、フック52と金型の係合部6aとの係合状態を解除し、フック52は案内レール56、63に沿って元の位置に戻る。金型を加工装置から搬出して台座60に載置する場合には、モーターの作用によりフック52は案内レール56、63に沿って加工装置の型搬入搬出口まで移動する。フック52と型の係合部6aとを係合し、係合状態を維持したまま、フック52は金型を台座60に載置する位置まで搬送する。
(垂直型搬送機構)
図1に示すように、型換え装置1には金型を各階に搬送する垂直型搬送機構4が設けられている。垂直型搬送機構4の床面上には、水平方向中心線に対して対称な位置に1対の案内ローラー4a、4bが設けられており、水平方向に沿って台座60を搬送するための複数のローラーを有している。また、案内ローラー4a、4bの外側には、ガイドローラー4cと、図3では見えていないが対応する位置にもう一方のガイドローラーが平行に設けられている。ガイドローラーは複数のローラーを有しており、台座60の幅方向端面と係合して台座60の幅方向を位置決めし、水平方向に台座60を搬送する際に、型搬入搬出方向への移動を規制する。ガイドローラーの更に外側には、ガイドレール4eが平行に設けられている。ガイドレール4eは金型の下端部に設けられた位置決めローラー6b、6cと係合して、台座60に載置された金型の型搬入搬出方向への移動を規制する。
(水平型搬送機構)
格納スペース10、20、30、40には、金型を水平方向に搬送するための水平型搬送機構5が設けられている。
エリア1の型格納スペース10には、1対の案内ローラー11、12が垂直型搬送機構4の案内ローラー4a、4bの延長線上に設置されている。案内ローラー11、12は、水平方向に沿って台座60を搬送するための複数のローラーを有している。また、1対の案内ローラー11、12の外側には1対のガイドローラー13、14が垂直型搬送機構4のガイドローラーの延長線上に設置されている。ガイドローラー13、14は台座60の幅方向端面と係合して台座60の幅方向を位置決めし、型搬入搬出方向への移動を規制するものであり、複数のローラーを有している。さらに、ガイドローラー14の外側であって垂直型搬送機構4のガイドレール4eの延長線上にガイドレール15が設けられている。ガイドレール15は金型の下端部に設けられた位置決めローラー6b、6cと係合して金型の幅方向を位置決めし、型搬入搬出方向への移動を規制するものである。
そして、エリア1の型格納スペース10において、基準スペース2と反対側の端部には台座60の係合部62に係合するフック17と、フック17をローラーチェーン(図示せず)を介して移動させるモーター18が設けられている。また、型格納スペース10の型搬入搬出方向中心線に沿って案内レール16が設けられており、フック17はこの案内レール16に設けられた溝部16aに沿って移動することができる。
フック17は、その先端に台座60の係合部62と係合する溝部17aが形成された棒状の部材であり、フック17の根元部の支点17bを中心にして上下揺動可能な構成となっている。フック17の側面にはピン17cが設けられており、ピン17cの下部には下面が上下方向に昇降可能なシリンダに固定されたブラケット17dが設置されている。
ブラケット17dが下限位置まで下がると、フック17は自重で支点を中心に下方に回動し、図4に示すように隣接する台座の係合部62に上方から掛かり係合状態となる。シリンダが作用してブラケット17dが上限位置まで上昇するとブラケット17dがピン17cを押し上げ、フック17は所定の範囲で支点17bを中心に上方に回動して、隣接する台座60の係合部62との係合が解除される。
フック17と台座60の係合部62とを係合し、係合状態を維持したままモーター18を作動させると、フック17は案内レール16に沿って移動して台座60を水平方向に搬送する。
また、エリア1の2階部分を構成する型格納スペース20の構成は型格納スペース10の構成と同じである。
エリア2の型格納スペース30には、1対の案内ローラー31、32が垂直型搬送機構4の案内ローラー4a、4bの延長線上に設置されている。案内ローラー31、32は、台座を移動させるための複数のローラーを有している。また、1対の案内ローラー31、32の外側には1対のガイドローラー33、34が垂直型搬送機構4のガイドローラーの延長線上に設けられている。ガイドローラー33、34は台座60の幅方向端面と係合して台座60の幅方向を位置決めし、型搬入搬出方向への移動を規制するものであり、複数のローラーを有している。さらに、ガイドローラー34の外側であって垂直型搬送機構4のガイドレール4eの延長線上にガイドレール35が設けられている。ガイドレール35は金型の下端部に設けられた位置決めローラー6b、6cを係合して金型の幅方向を位置決めし、型搬入搬出方向への移動を規制するものである。
またエリア2の2階部分を構成する型格納スペース40の構成は型格納スペース30の構成と同じである。
(台座退避手段)
基準スペース2において、待機中の台座60を退避させる台座退避手段70が、型格納機構3の空きスペースに設けられている。本実施例ではエリア1の型格納スペース10の上部空間に台座退避手段70を設けて、台座60の退避位置としている。すなわちエリア1の1階と2階の中間位置(1.5階)に垂直型搬送機構4の停止位置を設け、1、2階と同様の水平型搬送機構5を設け台座60が格納できる場所を確保している。但し台座のみの格納なので高さは限定されており、1階上方の空きスペースでの格納が可能となっている。
台座退避手段70には、1対の案内ローラー(図示せず)が、1.5階に停止した垂直型搬送機構4の案内ローラー4a、4bの延長線上に設置されている。案内ローラーは、台座60を移動するための複数のローラーを有している。また、1対の案内ローラーの外側には1対のガイドローラー(図示せず)が、垂直型搬送機構4のガイドローラーの延長線上に設けられている。ガイドローラーは台座60の幅方向端面と係合して台座60の幅方向を位置決めし、型搬入搬出方向への移動を規制するものであり、複数のローラーを有している。
また、台座退避手段70において、垂直型搬送機構4と反対側の端部には台座60の係合部62に係合するフック(図示せず)と、フックをローラーチェーン(図示せず)を介して移動させるモーター(図示せず)とが設けられている。また、台座退避手段70には、水平方向中心線に沿って案内レール(図示せず)が設けられており、フックはこの案内レールに設けられた溝部に沿って移動することができる。
台座退避手段70において、台座60を水平方向に搬送するための水平型搬送機構5は金型を載置していない点を除いてはエリア1の型格納スペース10、20と同様である。
(動作)
本実施例の型換え装置1において、金型Aが加工装置に搬入されているとして、この金型Aと次に使用される金型Cとを入れ替える際の手順について説明する。図5(a)に示すように、金型Aが加工装置へ搬入されると、台座Aは基準スペース2で待機状態となる。基準スペース2上の台座Aを退避位置に退避させて金型交換を行うために、図5(b)に示すように、先ず基準スペース2の台座Aを垂直型搬送機構4によって台座退避手段70に対応する型格納スペース10の1.5階まで搬送する。垂直型搬送機構4が1.5階で停止すると、台座退避手段70のモーターの作用によりフックは案内レールに沿って台座Aまで移動し、台座Aの係合部62と係合する。係合状態を維持したまま、フックは案内レールに沿って元の位置まで戻り、台座Aを台座退避手段70に搬送する。
次に、型格納スペース40に格納されている金型Cを基準スペース2に隣接する型格納スペース10へと移動するため、垂直型搬送機構4は2階まで移動する。先ず、型格納スペース20のフック27と台座Dの係合部62とを係合し、係合状態を維持したままフック27は案内レール26に沿って金型Cを垂直型搬送機構4上まで搬送する。台座Dのフック61と台座Cの係合部62とを係合して台座Dと台座Cとを連結し、台座Dと台座Cとの連結状態を維持したままフック27は案内レール26に沿って金型Dを元の型格納スペース20に戻ると、図5(c)に示すように、型Cは垂直型搬送機構4上に搬送される。
台座Dのフック61と台座Cの係合部62との係合を解除して台座Dと台座Cとの連結を開放すると、垂直型搬送機構4は型Cを1階の基準スペース2まで搬送する。型格納スペース10のフック17を案内レール16に沿って型Cまで移動し、フック17と台座Cの係合部62とを係合する。次に、台座Cのフック61と台座Bの係合部62とを係合して台座Bと台座Cとを連結する。台座Bと台座Cとの連結状態を維持したまま、フック17は案内レール16に沿って金型Cを型格納スペース10の位置まで搬送する。図5(d)に示すように、次に使用する金型Cを基準スペース2に隣接した型格納スペース10で待機させることが可能となる。
垂直型搬送機構4上へと搬送された金型Bは、垂直型搬送機構4により2階へと移動する。型格納スペース20のフック27と台座Dの係合部62とを係合し、台座Bの係合部62と台座Dのフック61とが係合して台座Bと台座Dが連結すると、連結状態を維持したままフック27は案内レール26に沿って金型Dを垂直型搬送機構4上へ、金型Bを型格納スペース40へと搬送する。金型Bが型格納スペース40へ搬送されると、台座Dのフック61と台座Bの係合部62との係合を解除して台座Bと台座Dとの連結を開放する。図5(e)に示すように、フック27は案内レール26に沿ってフック27と係合状態の金型Dを元の型格納スペース20へと搬送する。
2階で待機していた垂直型搬送機構4は、台座退避手段70に対応する1.5階まで下降する。図5(f)に示すように、台座退避手段70のフックと係合状態の台座Aを、モーターの作用により垂直型搬送機構4に搬送する。垂直型搬送機構4は台座Aを1.5階から1階の基準スペース2まで搬送し、図5(g)に示すように、待機させておく。
加工装置において金型Aの使用が終了すると、型搬送搬出機構50のフック52はモーター53の作用により案内レール56に沿って金型Aまで移動する。フック52は金型Aの係合部6aと係合し、フック52と金型Aの係合状態を維持したまま元の位置へと戻り金型Aを加工装置から基準スペース2の台座Aへと搬送する。
金型Aが台座Aに載置されると、フック52と金型Aの係合部6aとの係合が解除される。その後、次に使用する金型Cを型格納スペース10から加工装置に搬入するため、型格納スペース10のフック17と台座Cの係合部62とを係合し、台座Cのフック61と台座Aの係合部62とを係合して台座Cと台座Aとを連結すると、連結状態を維持したままモーター18の作用によりフック17は案内レール16に沿って金型Cを基準スペース2へ、金型Aを型格納スペース30へと搬送する。
基準スペース2へと搬送された金型Cは台座Aとの連結を開放し、台座Cの係合部62と型格納スペースのフック17との係合を解除する。台座Cから金型Cを分離するため、型搬入搬出機構50のフック52と金型Cの係合部6aとを係合し、モーター53の作用によりフック52は案内レール63に沿って金型Cを台座Cから分離して搬送台51へと搬送し、さらに加工装置内へと搬入する。これにより、図5(h)に示すように金型Cを加工装置へと搬入することができる。
以上の作動からわかるように、台座退避手段70を設け台座Aを退避させることにより、金型Aを用いた加工中に任意の金型を基準スペース2に隣接した型格納スペース10に移動させて待機させることができ、金型交換に要する時間を大幅に短縮することができる。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例(図示せず)を説明する。第2実施例では、エリア2の型格納スペース30においても、エリア1と同様に、金型を水平方向に搬送するためのフックと、ローラーチェーンを介してフックを移動させるモーターと、フックが移動する案内レールとを設ける。また、台座60の水平方向の両端部中央には係合部を設け、エリア2に設けられた前記フックと台座60の係合部とを係合することができるよう構成して、隣接する台座同士を連結するためのフック61を無くした点が第1実施例と異なる。これにより、エリア1の型格納スペース10、20に格納された金型と連結することなく、型格納スペース30、40の金型を水平方向に搬送することができるようになり、更に金型搬送の時間を短縮することができる。その他の構成は第1実施例と同じである。型格納エリア2の2階部分を構成する型格納スペース40の構成は、型格納スペース30の構成と同じである。
1 型変え装置
2 基準スペース
3 型格納機構
4 垂直型搬送機構
5 水平型搬送機構
6 金型
10 型格納スペース
20 型格納スペース
30 型格納スペース
40 型格納スペース
50 型搬入搬出機構
60 台座
70 台座退避手段

Claims (2)

  1. 台座に型を載置した状態で複数の型をストックし、型を用いて加工を行う加工装置に対し任意の型を供給する型換え装置であって、
    前記加工装置の型搬入搬出口に隣接して設けられた基準スペースと、
    前記基準スペースに配置された状態で型を台座から分離して前記加工装置の型格納スペースに搬入し、あるいは前記型を前記加工装置から搬出して前記台座に載置する型搬入搬出機構と、
    前記型搬入搬出方向とは直交する方向に前記基準スペースに隣接して両側に設けられた2階層以上の多層構造の型格納機構と、
    前記基準スペースには台座に載置した型を垂直方向に搬送する垂直型搬送機構と、
    前記各階層の型格納スペースには前記台座に載置した型を、前記型格納機構と前記基準スペースの間で水平方向に搬送させる水平型搬送機構とを有し、
    更に型が前記加工装置の型格納スペースに搬入された後、前記型から分離された台座を前記基準スペースから退避させる台座退避手段を設けたことを特徴とする、型換え装置。
  2. 前記台座退避手段が、前記型格納機構の空きスペースに前記型から分離された前記台座を収納する機構を設けることにより行われることを特徴とする、請求項1に記載の型換え装置。
JP2016002898U 2016-06-21 2016-06-21 型換え装置 Active JP3206140U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016002898U JP3206140U (ja) 2016-06-21 2016-06-21 型換え装置
CN201620730808.XU CN205996041U (zh) 2016-06-21 2016-07-12 模具更换装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016002898U JP3206140U (ja) 2016-06-21 2016-06-21 型換え装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3206140U true JP3206140U (ja) 2016-09-01

Family

ID=56803471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016002898U Active JP3206140U (ja) 2016-06-21 2016-06-21 型換え装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3206140U (ja)
CN (1) CN205996041U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114102730A (zh) * 2021-11-05 2022-03-01 青岛海尔电冰箱有限公司 冰箱内胆切边模具更换***
CN114102731A (zh) * 2021-11-05 2022-03-01 青岛海尔电冰箱有限公司 冰箱内胆切边模具更换***的控制方法及该***

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109702085A (zh) * 2017-10-25 2019-05-03 上汽通用汽车有限公司 车型模具切换设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114102730A (zh) * 2021-11-05 2022-03-01 青岛海尔电冰箱有限公司 冰箱内胆切边模具更换***
CN114102731A (zh) * 2021-11-05 2022-03-01 青岛海尔电冰箱有限公司 冰箱内胆切边模具更换***的控制方法及该***
CN114102731B (zh) * 2021-11-05 2024-03-15 重庆海尔制冷电器有限公司 冰箱内胆切边模具更换***的控制方法及该***
CN114102730B (zh) * 2021-11-05 2024-03-15 重庆海尔制冷电器有限公司 冰箱内胆切边模具更换***

Also Published As

Publication number Publication date
CN205996041U (zh) 2017-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3206140U (ja) 型換え装置
JP5080123B2 (ja) パレット受け渡しシステム
WO2010150531A1 (ja) 保管庫
JP6183714B2 (ja) コンテナ昇降搬送装置
WO2015190396A1 (ja) コンテナ昇降搬送装置
KR20170018317A (ko) 컨테이너 승강 반송 장치
JP2016003070A (ja) コンテナ昇降搬送装置
JP2010013230A (ja) パレット載せ換え装置及びパレット載せ換え方法
KR20120066113A (ko) 기판처리장치 및 기판처리방법
JP2007186321A (ja) 板材の搬送システム
JP5130789B2 (ja) 板材加工システム
JP4856935B2 (ja) 被搬送物の移載装置
JP2004216404A (ja) プレス生産装置およびプレス方法
JPH08252639A (ja) ワーク反転装置
JP5120869B2 (ja) 段積み装置
JP2010137961A (ja) 保管庫及び入出庫方法
ITMO20010058A1 (it) Apparecchiatura per il carico e lo scarico di piastrelle da box a rulli
JP2000033902A (ja) 梱包ケースへの部品パッケージ積載装置
JPH0685032A (ja) 基板搬送装置
JPH07106870B2 (ja) 昇降搬送装置
JP5154148B2 (ja) 積付装置
JP3809613B2 (ja) 遊技盤の移送装置
JP5337551B2 (ja) 棚装置
JPH10291139A (ja) 板材加工機に対するワーク搬出入装置
JPH0571499B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3206140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20170616

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250