JP3310996B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP3310996B2
JP3310996B2 JP29824091A JP29824091A JP3310996B2 JP 3310996 B2 JP3310996 B2 JP 3310996B2 JP 29824091 A JP29824091 A JP 29824091A JP 29824091 A JP29824091 A JP 29824091A JP 3310996 B2 JP3310996 B2 JP 3310996B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連帳に印字を行う印字装
置に関するものであり、特に、少なくとも2つの連帳へ
の印字に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印字装置は、一般に、印字媒体を支持す
るプラテンと、そのプラテンに支持された印字媒体に印
字を行う印字ヘッドとを備えている。このような印字装
置によって印字が行われる印字媒体には、その送り方向
に長く、連続した連帳と称するものがある。特公昭45
−13068号公報に記載の印字装置は、連帳に印字を
行う印字装置の一例であり、この印字装置においては2
つの連帳に並行して印字を行い得るようにされている。
2つの連帳は印字装置に、その送り方向と直交する方向
に並んでセットされ、それぞれ独立して送られて印字が
行われるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この印
字装置においては不都合が生ずることがある。例えば、
連帳が1印字行における印字範囲の最大範囲で印字が可
能な幅を有する場合、連帳を1つしかセットすることが
できず、他の連帳に印字を行おうとすれば、一方の連帳
を外して他方の連帳を取り付ける連帳の交換を行うこと
が必要であり、面倒なのである。本発明は、少なくとも
2つの連帳を同時にセットし、それらの交換を行うこと
なく印字を行うことができる印字装置を提供することを
課題として為されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、前記プラテンおよび印字ヘッドを備え
た印字装置であって、(a)印字媒体としての第一の連
帳および第二の連帳の長手方向に平行な両縁部にそれぞ
れ等間隔に形成された多数の係合穴に係合する複数のピ
ンをそれぞれ備え、第一および第二の連帳をプラテンと
印字ヘッドとの間の位置において重なる各送り経路に沿
って送る第一および第二の連帳送り装置と、(b)それ
第一および第二の連帳送り装置は、前記第一の連帳が
前記印字ヘッドと前記プラテンとの間に送られている状
態で、それら第一の連帳と印字ヘッドとの間で第一の連
帳と重なるように前記第二の連帳を配置することも、第
の連帳および第二の連帳を前記プラテンの長手方向に
ずらして配置することも共に可能に構成されていること
と、(c)前記第一および第二の連帳送り装置は、印字
後の前記第一の連帳および前記第二の連帳をそれぞれ異
なる排出経路を通って排出することも、第一の連帳を第
二の連帳の排出経路を通って排出することも共に可能に
構成されていることと、(d)前記第一および第二の連
帳送り装置を独立に駆動して前記第一の連帳と前記第二
の連帳とを択一的に駆動することも、第一および第二の
連帳送り装置を同時に駆動して第一の連帳と第二の連帳
とを同時に駆動することも共に可能な制御装置とを含む
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】以上のように構成された印字装置において印字
時には、第一,第二の連帳送り装置のうち、印字に使用
される連帳を送る送り装置が作動させられて連帳を送
る。第一,第二の連帳がそれらの各送り経路が印字ヘッ
ドとプラテンとの間において重なるように送られる場
合、それら連帳をそれぞれ送る送り装置も、送り経路が
重なる順序に層を成して設けられるのであり、第一,第
の連帳が同時にプラテンと印字ヘッドとの間に供給さ
れても、それら連帳が互に干渉することはない。第一,
第二の連帳がそれらの各送り経路が印字ヘッドとプラテ
ンとの間において重なるように送られる態様としては、
例えば、第一,第二の連帳のうち、第二の連帳を裏面に
カーボンが塗布された連帳とし、第一の連帳の上に重ね
て同時に送り、第一,第二の連帳に同時に印字を行う態
様がある。また、第一,第二の連帳のうち、一方を実使
用用の連帳とし、印字頁を単位として切断し、あるいは
任意の印字長さで切断して使用し、他方を保存用の連帳
として切断することなく使用する態様が想定される。こ
の場合、それら第一,第二の連帳の幅が広く、プラテン
の長手方向に並べて使用することができない場合には、
保存用連帳をプラテンに直接支持させ、その上に実使用
用連帳が重なって送られるようにセットするのである。
そして、実使用用連帳に印字を行う場合には、保存用連
帳は移動させず、保存用連帳に印字を行う場合には、実
使用用連帳を適当な位置において切断し、切り残された
部分を保存用連帳上から退避させる。第一,第二の連帳
に択一的に印字が行われるのであり、第一および第二の
連帳送り装置は、第一,第二の連帳が択一的に送られる
か、同時に送られるかの選択に基づいて制御装置により
択一的にあるいは同時に駆動される。 また、第一および
第二の連帳の各幅が狭く、それらをプラテンの長手方向
にずらして配置することができる場合には、それら2つ
の連帳がいずれもプラテンに直接支持され、互いに干渉
することなく独立して印字が行われる。 いずれにして
も、第一および第二の連帳は、印字後、それぞれ異なる
排出経路を通って排出され、あるいは第一の連帳は第二
の連帳の排出経路を通って排出される。
【0006】
【発明の効果】このように本発明によれば、第一,第二
の連帳がその送り経路が印字ヘッドとプラテンとの間に
おいて重なるように送られるため、最大印字範囲で印字
が可能な幅の第一,第二の連帳を同時に印字装置にセッ
トすることができ、第一,第二の連帳に、それらの交換
を行うことなく、容易にかつ迅速に印字を行うことがで
きる。また、2種類の連帳の一方を裏面にカーボンが塗
布される等、複写用の連帳とし、他方の連帳の上に重
ね、同時に送って印字を行えば、一度に複数部の印字を
行うことができる。さらに、2種類の連帳の一方を実使
用用連帳として切断して使用し、他方を保存用連帳とし
て切断することなく使用する場合、保存用連帳を退避さ
せず、プラテンに支持されたままの状態で、2種類の連
帳の交換を行うことなく、択一的にあるいは同時に印字
を行うことができる。さらにまた、第一,第二の連帳の
種類を同じにすれば、そのうちの1つの連帳がなくなっ
ても他の連帳を使用することにより、同じ連帳への印字
を長時間継続して行うことができる。また、第一の連帳
が第二の連帳の排出経路を通って排出されることも可能
であるため、例えば、第一の連帳をその厚さに応じて、
より適切な排出経路を通って排出することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1において10はフレームであり、プ
ラテン12が支持されている。プラテン12は断面形状
が矩形を成し、印字装置の左右方向に長く、その両端部
をフレーム10によって支持され、印字面13が印字装
置の後側(図において左側)ほど高くなる向きに傾斜さ
せられている。このプラテン12の印字面13に対向し
て印字ヘッド14が配設されている。フレーム10に
は、図2に示すようにプラテン12に平行に2本のガイ
ドロッド16,18が配設され、これらガイドロッド1
6,18に移動可能に嵌合されたキャリッジ20上に印
字ヘッド14が搭載されており、キャリッジ20が図示
しない移動装置によって移動させられることにより印字
ヘッド14が移動し、印字部22において印字を行う。
【0008】本印字装置には、第一連帳28を送る第一
連帳送り装置30と、第二連帳32を送る第二連帳送り
装置34と、単票36を送る単票送り装置38とが設け
られている。まず、第一連帳送り装置30について説明
する。
【0009】第一連帳28は保存用の連帳であり、途中
で切断することなく、終端まで印字が行われることが予
定されている。この第一連帳28には、その長手方向に
平行な両縁部にそれぞれ、係合穴が等間隔に形成されて
おり、ロール状に巻かれてフレーム10内の装置後側に
セットされている。この第一連帳28を送る第一連帳送
り装置30は装置後側に設けられ、図3に示すように、
一対のピントラクタ40(図には一つのみが示されてい
る)を有している。これらピントラクタ40はそれぞ
れ、環状のタイミングベルト42の外周面にピン44
が、第一連帳28に形成された係合穴と同じ間隔で立設
されたものである。
【0010】2個のピントラクタ40の各タイミングベ
ルト42はそれぞれ、一対のタイミングプーリ46,4
8に巻き掛けられている。各タイミングプーリ48同士
はフレーム10に支持された支持軸50に、回転可能に
かつ軸方向に移動可能に取り付けられており、他方のタ
イミングプーリ46同士は、フレーム10により回転可
能に支持された駆動軸52に相対回転不能かつ軸方向に
移動可能に取り付けられている。駆動軸52の一端部に
は駆動ギヤ54が取り付けられるとともに、アイドルギ
ヤ56,駆動ギヤ58を介して第一連帳送り用モータ6
0の回転が伝達されるようになっており、駆動ギヤ54
の回転により駆動軸52が回転し、一対のピントラクタ
40が同期して周回し、第一連帳28をその長手方向に
送る。
【0011】上記アイドルギヤ56は、別の大径のアイ
ドルギヤ62に噛み合わされており、アイドルギヤ62
は2個の駆動ギヤ64,66に噛み合わされている。こ
れら駆動ギヤ64,66はそれぞれ、プラテン12より
印字装置前側(図3において左側)と後側(右側)とに
配設され、フレーム10に回転可能に支持された駆動軸
68,70に相対回転不能に取り付けられている。駆動
軸68,70にはそれぞれ、複数個ずつのガイドローラ
72と送りローラ74とが取り付けられるとともに、送
りローラ74には送りローラ76が接触させられてい
る。また、ガイドローラ72に近接してペーパパン80
が設けられるとともに、プラテン12の支持面13に対
し、装置前側と後側とにそれぞれ、ペーパガイド82,
84が固定されている。
【0012】ペーパガイド82は、第一連帳28のプラ
テン12と印字ヘッド14との間への送りを案内するも
のであり、印字面13に向かって斜め上向きに設けられ
る一方、ペーパガイド84は別のペーパガイド86と共
に第一連帳28の排出を案内するものであり、印字面1
3から斜め下向きに設けられている。ペーパガイド86
は、図2に示すように上端部がV字形に曲げられ、フレ
ーム10に軸90によって回動可能に取り付けられたレ
バー92に固定されている。レバー92は、モータおよ
びカムから成る図示しない駆動装置により回動させら
れ、ペーパガイド86は、図2に実線で示すように、プ
ラテン12の支持面13を含む平面より下方に位置する
とともに、一方のガイド部94が支持面13と平行に位
置し、他方のガイド部96がペーパガイド84と共に送
り通路を形成する第一位置と、二点鎖線で示すように、
その上端部が支持面13上に延び出す第二位置とに回動
させられる。
【0013】前記ガイドローラ72および送りローラ7
4は、駆動ギヤ64,66がアイドルギヤ62,56を
介して第一連帳送り用モータ60によって回転させられ
ることにより回転し、ピントラクタ40によって送られ
て来た第一連帳28は、ガイドローラ72とペーパパン
80とに案内されてプラテン12と印字ヘッド14との
間に送られた後、ペーパガイド84,86により案内さ
れつつ送りローラ74,76によって装置背面側に送り
出される。ピントラクタ40,ガイドローラ72,送り
ローラ74,76が第一連帳送り装置30を構成してい
るのであり、第一連帳28は、図1に一点鎖線で示す第
一連帳送り経路100に沿って送られる。
【0014】第一連帳28を送る一対のピントラクタ4
0のうち、一方のピントラクタ40には、図4に示すよ
うに、第一連帳28の先端を検出する第一連帳検出セン
サ102が取り付けられている。第一連帳検出センサ1
02のホルダ104は、タイミングプーリ46,48を
回転可能に保持している図示しないフレームに取り付け
られている。ホルダ104は、ほぼコの字形を成し、ピ
ントラクタ40を挟んでタイミングプーリ46側からタ
イミングプーリ48側へ延び出す保持板106と、ピン
トラクタ40の第一連帳28を送る面より上側におい
て、タイミングベルト42のベルト面と平行に設けられ
た遮蔽板108とを有する。保持板106のコの字の底
壁部109の一部および一対の側壁部111(図には一
方のみ示されている)のうち、ピントラクタ40の内側
(他方のピントラクタ40側)に位置する側壁部111
は、第一連帳送り経路100の下側に位置しているが、
底壁部109の残りの部分および他方の側壁部は、第一
連帳送り経路100から第一連帳28の幅方向に外れた
位置にあり、その側壁部上に遮蔽板108が第一連帳2
8の送り方向と平行な軸線まわりに回動可能に取り付け
られている。したがって、ホルダ104が第一連帳28
の送りを妨げることがなく、また、第一連帳28をピン
トラクタ40にセットする場合には、遮蔽板108を回
動させてピントラクタ40上から退避させることによ
り、遮蔽板108が邪魔になることがなく、容易にセッ
トすることができる。なお、一対の側壁部111はそれ
ぞれ、貫通穴113において駆動軸52との干渉を回避
されている。また、遮蔽板108の保持板106側の面
は光を反射しないものとされている。
【0015】保持板106のピントラクタ40とは反対
側の面に、上方に光を発する発光器110と、受光器1
12とが設けられている。したがって、第一連帳28が
送られないときには、発光器110が発する光は遮蔽板
108により吸収され、受光器112は受光しないが、
第一連帳28が送られるときには、発光器110が発す
る光は第一連帳28により反射され、受光器112が受
光し、第一連帳28の存在が検出される。遮蔽板108
は、受光器112に外から光が入るのを防ぐとともに、
第一連帳28の送りを案内する役割をも果たす。
【0016】図2に示すように、上記第一連帳送り経路
100の外側、すなわち第一連帳28の印字が為される
印字面側の空間に第二連帳送り装置34が設けられてい
る。第二連帳32は、第一連帳28と同様に長手方向の
両縁部に係合穴が形成されたものであるが、実使用用の
連帳であり、印字後、適宜の位置において切断されるこ
とが予定されており、幅方向に延びる切断用のミシン目
が長手方向に等間隔を隔てて形成されている。第二連帳
送り装置34は、前記ピントラクタ40と同様に、タイ
ミングベルト116,ピン118を備えた一対のピント
ラクタ120を有している。これらピントラクタ120
の各タイミングベルト116は、駆動軸122にそれぞ
れ相対回転不能かつ軸方向に移動可能に取り付けられた
タイミングプーリ124と、支持軸126にそれぞれ回
転可能かつ軸方向に移動可能に取り付けられたタイミン
グプーリ128とに巻き掛けられ、第二連帳送り用モー
タ130によって駆動される。
【0017】第二連帳送り用モータ130の回転は、そ
の出力軸に固定のタイミングプーリ132およびタイミ
ングベルト134により、プラテン12より装置前側で
あって、前記ガイドローラ72より前側の位置に、駆動
軸136によりフレーム10に回転可能に取り付けられ
たタイミングプーリ138と、プラテン12より装置後
側であって、前記送りローラ74より後側の位置に、駆
動軸140によりフレーム10に回転可能に取り付けら
れたタイミングプーリ142とに伝達される。駆動軸1
36には駆動ギヤ144が取り付けられており、その回
転は、アイドルギヤ146,駆動ギヤ148およびアイ
ドルギヤ150により、前記タイミングプーリ124を
支持する駆動軸122に取り付けられた駆動ギヤ152
に伝達され、ピントラクタ120を作動させる。
【0018】駆動軸136にはまた、複数の送りローラ
156が相対回転不能に取り付けられるとともに、送り
ローラ158が接触させられている。また、タイミング
プーリ142が取り付けられた駆動軸140にも複数の
送りローラ162が相対回転不能に取り付けられ、送り
ローラ164が接触させられている。
【0019】さらに、プラテン12より装置前側には、
送りローラ156,158による紙送りを案内するペー
パガイド170,172が上下方向に僅かな隙間を隔て
て設けられている。下側のペーパガイド170の下端部
は、ピントラクタ120により送られる第二連帳32を
案内する形状とされており、第二連帳32はペーパガイ
ド170,172により案内されつつ送りローラ15
6,158によってプラテン12と印字ヘッド14との
間に送られた後、前記ペーパガイド86の一方のガイド
部94によって案内されつつ、送りローラ162,16
4によって印字装置の上部側に排出される。ピントラク
タ120,送りローラ156,158,162,16
4,第二連帳送り用モータ130等が第二連帳送り装置
34を構成しているのであり、第二連帳32は、図1に
二点鎖線で示す第二連帳送り経路176に沿って送られ
る。
【0020】なお、フレーム10の第二連帳32が排出
される開口端縁は鋭利なエッジ状とされ、第二連帳32
を切断し得るようにされている。また、一対のピントラ
クタ120うちの一方には、前記ピントラクタ40に取
り付けられた第一連帳検出センサ102と同様の第二連
帳検出センサ178(図5参照)が取り付けられ、第二
連帳32の存在を検出するようにされている。
【0021】上記第二連帳送り経路176の外側、すな
わち第二連帳32の印字が為される印字面側の部分に、
単票送り装置38が設けられている。図2に示すよう
に、前記第二連帳送り用モータ130の回転をピントラ
クタ120に伝達する駆動ギヤ148を支持する駆動軸
182には、複数の送りローラ184が取り付けられて
いる。送りローラ184は第二連帳送り用モータ130
によって回転させられるのであり、小径の送りローラ1
86と共に単票36を送る。
【0022】なお、駆動ギヤ148と噛み合う前記アイ
ドルギヤ150は、それを支持する軸188に軸方向に
移動可能に取り付けられ、ギヤ移動用モータ189(図
5参照)およびカムから成るギヤ移動装置により、駆動
ギヤ148および152の両方に噛み合って第二連帳送
り用モータ130の回転をピントラクタ120に伝達す
る位置と、両ギヤ148,152との噛合いから外れ、
ピントラクタ120に回転を伝達しない位置とに移動さ
せられるようになっており、単票送り時にはピントラク
タ120が作動しないようにされる。
【0023】上記送りローラ184,186による単票
36の送りは、その送り面の下側に水平に設けられたペ
ーパガイド190と、前記ペーパガイド172とによっ
て案内される。これらペーパガイド172,190の装
置前側の端部に隣接して、図1に示すように、単票36
を載せる手差し台192が設けられている。
【0024】単票36は、オペレータによって手差し台
192上に載せられ、ペーパガイド172,190に案
内されつつ送りローラ184,186によって送られた
後、前記送りローラ156,158によりプラテン12
と印字ヘッド14との間に送られ、送りローラ162,
164によって排出される。送りローラ184,18
6,156,158,162,164,第二連帳送り用
モータ130が単票送り装置38を構成し、単票36は
図1に破線で示す単票送り経路194に沿って送られ
る。単票送り装置38と前記第二連帳送り装置34と
は、その構成部材の一部を共有するとともに、印字後の
用紙の排出経路が共通なのである。なお、単票送り経路
194の送りローラ184,186より印字ヘッド14
側の部分には、図1に示すように、単票36を検出する
単票検出センサ196が設けられている。このセンサ1
96は反射式であり、反射光の有無により単票36を検
出する。
【0025】本印字装置は、図5に示す制御装置200
によって制御される。制御装置200は、CPU20
2,ROM204,RAM206およびそれらを接続す
るバス208を有するコンピュータを主体とするもので
ある。バス208には入力インタフェース210が接続
され、コントロールパネル212,第一連帳検出センサ
102,第二連帳検出センサ178,単票検出センサ1
96が接続されている。コントロールパネル212は、
印字に使用する用紙の種類等を入力する装置である。
【0026】バス208にはまた、出力インタフェース
220が接続され、駆動回路222,224,226,
228を介してそれぞれ、印字ヘッド14,第一連帳送
り用モータ60,第二連帳送り用モータ130,ギヤ移
動用モータ189が接続されている。また、ROM20
4には、3種類の用紙28,32,36を択一的にプラ
テン12と印字ヘッド14との間に送るためのプログラ
ムが格納されている。以下、これら用紙28,32,3
6への印字について説明する。
【0027】第一,第二連帳28,32および単票36
のいずれに印字を行うかは、コントロールパネル212
の操作により指示される。第一,第二連帳28,32は
それぞれ、印字に先立って予めその先端部がピントラク
タ40,120に係合させられている。なお、一対ずつ
のピントラクタ40,120の間隔はそれぞれ調節可能
であり、最大印字範囲より狭く、適宜の幅の連帳に印字
を行うことができるが、本実施例においては、第一,第
二連帳28,32共に最大印字範囲で印字が行われる幅
を有するものとする。
【0028】第一連帳28に印字を行う場合には、その
指示により用紙吸入指令が入力されれば、キャリッジ2
0がペーパガイド86と干渉しない退避位置へ移動させ
られる。ペーパガイド86には、図示は省略するが、第
二位置に回動させられたとき、キャリッジ20との干渉
を避けるための切欠が形成されており、キャリッジ20
はこの切欠に対応する位置へ移動させられるのである。
その状態でレバー92が回動させられ、ペーパガイド8
6が図2に二点鎖線で示す第二位置に移動させられた
後、第一連帳送り用モータ60が第一連帳28を吸入す
る方向に回転させられ、第一連帳28がガイドローラ7
2とペーパパン80との間に送られる。
【0029】この際、第一連帳28の先端が第一連帳検
出センサ102によって検出され、第一連帳28はガイ
ドローラ72を通過した後、所定量送られた位置で停止
させられる。この量は、ペーパガイド86が第一位置に
戻っても、第一連帳28がペーパガイド86のガイド部
96と、プラテン12の後面に固定のペーパガイド84
とによって案内される状態となるのに充分な量である。
そのため、第一連帳28の送り停止後、ペーパガイド8
6が第一位置に戻されるが、第一連帳28の先端はガイ
ド部96とペーパガイド84との間に進入しており、第
一連帳送り経路100に沿って送られる。そして、印字
データに基づき、第一連帳28が送られるとともに印字
ヘッド14が移動させられて印字が行われる。
【0030】第一連帳28への印字が終了した状態で、
次に第二連帳32への印字が指示されたならば、第二連
帳送り用モータ130が第二連帳32を印字ヘッド14
に送る向きに回転させられ、第二連帳32を送る。そし
て、その先端が第二連帳検出センサ178によって検出
されたならば、検出後、所定量送られた後、印字が行わ
れる。この量は、第二連帳32の印字開始位置がちょう
ど印字ヘッド14の印字部22に対応する位置に至る量
である。この際、いずれも最大印字範囲に印字可能な幅
を有する第一連帳28と第二連帳32とは、印字ヘッド
14とプラテン12との間において重なり、上側にある
第二連帳32に印字が行われるのであり、印字後、送り
ローラ162,164により送られて排出される。この
ように第二連帳32に印字が行われるとき、第一連帳2
8は停止したままであってもよいし、微小量送られるよ
うにしてもよい。
【0031】第二連帳32への印字が終了した状態で、
次に単票36への印字が指示されたならば、第二連帳3
2の印字が済んだ部分が適当な位置において切断され、
切り残された側の部分がピントラクタ120側へ戻され
るとともに、ギヤ移動用モータ189によってアイドル
ギヤ150が駆動ギヤ148,152との噛合いから外
される。それにより第二連帳32は送られず、手差し台
192に載せられた単票36のみが送られて印字が行わ
れる。この際、単票36は、単票検出センサ196によ
って検出された後、所定量送られた位置から印字が開始
される。
【0032】また、第一,第二連帳28,32が重なっ
た状態で第二連帳32に印字が為され、次に第一連帳2
8に印字を行う場合には、まず、第二連帳32を既に印
字が終了して排出されている部分のうち、適当な位置
(印字最終頁でなくてもよい)において切断し、次に、
第一連帳28への印字が指示されれば、第二連帳32の
切り残された側の部分が第二連帳検出センサ178によ
って検出されるまで、すなわちその先端が第二連帳検出
センサ178を越えるまで退避させられる。この際、第
一連帳28はそのプラテン12より排出側の部分が送り
ローラ74,76によって保持されているため、摩擦に
よって第二連帳32と共に移動して戻されることはな
い。なお、第二連帳32の退避時には、その退避に必要
とされた第二連帳送り用モータ130の回転量がRAM
206に記憶される。そして、第二連帳32の退避後、
第一連帳28への印字が行われ、終了し、次に第二連帳
32に印字が行われる場合、第二連帳32をRAM20
6に記憶した回転量分送るようにすれば、前回の印字終
了位置から第二連帳32に印字を行うことができる。第
二連帳32への印字後、単票36に印字を行う場合に第
二連帳32をピントラクタ120側に戻す場合にも、そ
の戻しに要する第二連帳送り用モータ130の回転量を
記憶し、次に第二連帳32に印字を行う場合に、戻し
分、送るようにしてもよい。
【0033】さらに、単票36への印字が第一連帳28
の上に載った状態で行われ、次に第一連帳28への印字
が指示されたならば、単票36の排出後、印字が行われ
る。
【0034】このように本実施例の印字装置によれば、
3種類の印字用紙がそれらの送り経路がプラテン12と
印字ヘッド14との間において重なるように同時にセッ
トされ、第一連帳28をプラテン12と印字ヘッド14
との間に通したままの状態で、3種類の印字用紙に択一
的にあるいは同時に印字を行うことができる。また、第
一連帳28は印字後、装置背面に排出されるが、第一連
帳28は保存用連帳であり、印字が行われた部分は印字
装置の使用開始から終了まで排紙されたままの状態にさ
れているのが普通であるため、装置背面に排出されてオ
ペレータから遠くても使い勝手が悪くなることは殆どな
く、むしろ印字の済んだ部分が操作の邪魔になることが
なく、好都合である。さらに、第二連帳32は実使用用
の連帳であるが、装置上部の比較的手の届き易い位置に
排出されるため、切断後の取り出しが容易である。さら
にまた、第一連帳28,第二連帳32は、それらの各用
紙送り経路100,176が重なる部分においては共通
の送りローラ等によって一緒に挟持されることがないよ
うにされているため、それらを独立して送ることがで
き、一方のみを送って他方を停止させ、あるいは一方を
送り、他方を退避させる等、第一,第二連帳28,32
に異なる送りを行わせることができる。
【0035】なお、第二連帳32の裏面がカーボン処理
されたものである場合には、第一連帳28と第二連帳3
2とを重ねたまま、両者を同期させてあるいは同期させ
ずにそれぞれ独立して送ることにより、第一,第二連帳
28,32に同時に印字を行うことができる。第一,第
二連帳28,32を同期させて送る場合には同じ行間隔
で印字が行われるが、同期させずに送る場合には、異な
る行間隔で印字が行われ、第一,第二連帳28,32の
それぞれに適当な行間隔で印字を行うことができる。
【0036】また、上記実施例においては、第一連帳2
8は専用の排出経路によって排出されるようになってい
たが、その厚さが厚く、送りローラ74,76およびペ
ーパガイド84,86によっては送ることができない場
合には、送りローラ162,164により構成される単
票36の排出経路によって排出してもよい。
【0037】さらに、上記実施例において第一連帳28
は切断されずに使用され、一方向のみに送られるように
なっていたが、カッタを設けて第一連帳28を適当な位
置において切断し、コントロールパネル212の操作に
より切り残された側の部分をピントラクタ40側に退避
させるようにしてもよい。
【0038】また、上記実施例において第一連帳28は
保存用連帳とされていたが、第二連帳32と同様に実使
用用とするなど、種々の種類の連帳を第一連帳として使
用することが可能である。
【0039】また、上記実施例においては、2種類の連
帳28,32と1種類の単票36とに印字が行われるよ
うになっていたが、2つ以上の連帳のみ、あるいは3つ
以上の連帳および2つ以上の単票への印字が行われるよ
うにしてもよい。
【0040】さらに、上記実施例において連帳28,3
2の幅は、いずれも最大印字範囲に印字可能な幅とされ
ていたが、それより小さい幅のものでもよい。この場
合、少なくとも2つの連帳の幅を併せた幅が最大印字範
囲より短ければ、プラテン12の長手方向にずらしてセ
ットすることができる。少なくとも2つの連帳の一つが
裏面がカーボン紙ではない連帳である場合には、その連
帳と、他の連帳とをプラテン12の長手方向にずらした
位置にセットして印字を行うのである。また、少なくと
も2つの連帳の幅を併せた幅が最大印字範囲より長けれ
ば、連帳の一部あるいは全部がプラテン12と印字ヘッ
ド14との間において重なるようにセットすればよい。
【0041】
【0042】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である印字装置を概略的に示
す側面図である。
【図2】上記印字装置の左側面断面図である。
【図3】上記印字装置の右側面断面図である。
【図4】上記印字装置の第一連帳送り装置を構成するピ
ントラクタに設けられた第一連帳検出センサを示す斜視
図である。
【図5】上記印字装置を制御する制御装置を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
12 プラテン 14 印字ヘッド 28 第一連帳 30 第一連帳送り装置 32 第二連帳 34 第二連帳送り装置 100 第一連帳送り経路 176 第二連帳送り経路 200 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字媒体を支持するプラテンと、 そのプラテンに支持された印字媒体に印字を行う印字ヘ
    ッドとを備えた印字装置であって前記 印字媒体としての第一の連帳および第二の連帳の長
    手方向に平行な両縁部にそれぞれ等間隔に形成された多
    数の係合穴に係合する複数のピンをそれぞれ備え、第一
    および第二の連帳を前記プラテンと前記印字ヘッドとの
    間の位置において重なる各送り経路に沿って送る第一お
    よび第二の連帳送り装置と、それら第一および第二の連帳送り装置は、前記第一の連
    帳が前記印字ヘッドと前記プラテンとの間に送られてい
    る状態で、それら第一の連帳と印字ヘッドとの間で第一
    の連帳と重なるように前記第二の連帳を配置すること
    も、第一の連帳および第二の連帳を前記プラテンの長手
    方向にずらして配置することも共に可能に構成されてい
    ることと、 前記第一および第二の連帳送り装置は、印字後の前記第
    一の連帳および前記第二の連帳をそれぞれ異なる排出経
    路を通って排出することも、第一の連帳を第二の連帳の
    排出経路を通って排出することも共に可能に構成されて
    いることと、 前記第一および第二の連帳送り装置を独立に駆動して前
    記第一の連帳と前記第二の連帳とを 択一的に駆動するこ
    とも、第一および第二の連帳送り装置を同時に駆動して
    第一の連帳と第二の連帳とを同時に駆動することも共に
    可能な制御装置とを含むことを特徴とする印字装置。
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