JP3308837B2 - Phs端末装置及びこれを用いたデータ収集システム - Google Patents

Phs端末装置及びこれを用いたデータ収集システム

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JP3308837B2
JP3308837B2 JP32705196A JP32705196A JP3308837B2 JP 3308837 B2 JP3308837 B2 JP 3308837B2 JP 32705196 A JP32705196 A JP 32705196A JP 32705196 A JP32705196 A JP 32705196A JP 3308837 B2 JP3308837 B2 JP 3308837B2
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瀬 博 之 長
田 賢 雄 窪
中 義 明 田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを生成する
機器からのデータを収集できるように構成されたPHS
端末装置及びこれを用いてデータを収集処理するデータ
収集システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種通信機能の進歩に伴い、各地
点に分散して配置された機器或いは営業所からの売り上
げ集計等のデータを通信装置を使って伝送することによ
り、遠隔地からのデータも自動的に収集するシステムが
普及してきている。このようなデータ収集システムの一
従来例としては、例えば図16に示されるようなものが
ある。このデータ収集システムは、センター1に設置さ
れた大型のコンピュータ2(センター装置)に通信機3
を設ける一方、データ生成機器4にも通信機5を設けて
おき、データ生成機器4によって生成されたデータを通
信機3と通信機5を使って伝送し、収集するものであ
る。データ生成機器4は、データ生成機器4a、4b、
4c、…………というように各地点に分散して配置され
ている場合は、これらのデータ生成機器4a、4b、4
c、…………に対応して通信機5a、5b、5c、……
……が設けられている。そして、センター1のコンピュ
ータ2へデータ収集を行なうときは、先ずセンター1か
らデータ生成機器4aへ電話をかけてそのデータを収集
し、次にデータ生成機器4bへ電話をかけてそのデータ
を収集し、次にデータ生成機器4cへ電話をかけてその
データを収集する、というように個別に通信を行なって
それぞれのデータ生成機器4からのデータを収集するよ
うになっている。また上記通信ネットワークに新たなデ
ータ生成機器(例えば4d)およびそれに付属する通信
機(例えば5d)が追加されたときは、オペレータによ
ってセンター1への登録処理を行ない、追加されたデー
タ生成機器4dはコンピュータ2と交信することができ
るようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ収集システムにあっては、データ生成機器4
からのデータをセンター1へ収集するに当たっては、個
別に通信を行なってそれぞれのデータ生成機器4からの
データを収集するようになっているため、センター1に
設置されたコンピュータ2は、データ生成機器4の台数
分だけ電話をかけなければならず、操作が繁雑である。
また、複数のデータ生成機器4に対して通信を行なうた
め通信にかかる費用が大きくなる。さらに、業務の拡大
にともなってデータ生成機器が増設されたときは、それ
らの増設されたデータ生成機器4をセンターに登録する
ためにオペレータの手をわずらわせなければならず、こ
の点でも操作が繁雑になっていた。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、センターのコンピュータ装置に過大な
負荷をかけることなく、しかも安価にデータ生成機器か
らのデータを収集できるようにする端末及びこれを用い
たデータ収集システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、データ収集システムとして、データを生
成する複数の機器と、これら複数のデータ生成機器のそ
れぞれに設けられたPHS端末装置と、前記複数のデー
タ生成機器で生成されたデータを収集、分析するセンタ
ー装置とによって構築され、各データ生成機器によって
生成されたデータをPHS端末装置間で、データ伝送が
より確実に行ない得る経路(最適経路)を選択しつつ受
け継いでセンター装置へ伝送するようにしたことを要旨
とするものである。
【0006】PHS(パーソナル・ハンディホン・シス
テム)は、無線方式で通話およびデータ通信を行なうこ
とができる簡易なシステムであり、これに用いる通信端
末装置は高機能である上に小型化が進み、小さなスペー
スに設置することができる程にまでなっている。このP
HS端末装置をデータ生成機器に取り付け、センターと
の間で電話によるデータ収集を行なわせるものである。
【0007】本発明は、上記のような構成により次のよ
うな作用を有する。すなわち、PHS端末装置自体が電
話機能を有するから、通信が、センターからデータ生成
機器への一方通行で行なわれるだけでなく、データ生成
機器からセンターへ、或いはデータ生成機器同士の間で
通信することができる。またPHS端末装置を用いてい
ることにより、データ生成機器間で通信するときはPH
S通信回線を使ってデータの送受ができるばかりでな
く、一定の条件(同一親機に登録されたPHS端末装置
間の距離)の下でトランシーバ通信によってデータの送
受ができる。さらに、PHS端末装置はデータ処理機能
を有していることにより、PHS通信ネットワーク内に
おける自端末装置と他端末装置との接続関係を認識して
通信操作を行ない、一定の時間間隔で接続関係をチェッ
クし、また既存のPHS通信装置ネットワークに対して
新たなPHS端末装置が増設されたり、或いは既設のP
HS端末装置が削除されたりした場合に各PHS端末装
置が自動的に新設、削除の更新を行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
データ収集システムを、データを生成する複数の機器
と、これら複数のデータ生成機器のそれぞれに設けら
れ、データ伝送が可能なPHS通信ネットワークを構築
する複数のPHS端末装置と、前記複数のデータ生成機
器で生成されたデータを収集、分析するセンター装置と
によって構築し、前記複数のPHS端末装置間の前記デ
ータ伝送の確実さを表す数値を測定し、前記各データ生
成機器によって生成されたデータを、前記複数のPHS
端末装置間で、前記数値に基づいて経路を選択しつつ中
継して前記センター装置へ伝送するようにしたものであ
り、通信が、センターからデータ生成機器への一方通行
で行なわれるだけでなく、データ生成機器からセンター
へ、或いはデータ生成機器同士の間で実行でき、且つ送
信データを確実に伝送できるという作用を有する。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、前記数値
は電界強度レベルを数値化したものであり、通常行なわ
れる電界強度の測定をデータ伝送経路選択の要素として
用いることにより簡単な構成および処理で品質の高い通
信が行なえるという作用を有する。
【0010】
【0011】本発明の請求項記載の発明は、各データ
生成機器によって生成されたデータの前記PHS端末装
置間における中継伝送は、PHS端末装置同士のトラン
シーバ機能、またはPHS無線通信網を使用して実行す
るようにしたものであり、安価に大量のデータが送信で
きるという作用を有する。電界強度レベルを基にして求
めるようにしたものであり、通常行なわれる電界強度の
測定をデータ伝送経路選択の要素として用いることによ
り簡単な構成および処理で品質の高い通信が行なえると
いう作用を有する。
【0012】本発明の請求項記載の発明は、前記複数
のPHS端末装置のうちの所定のPHS端末装置は
数の子端末装置を支配する親端末装置としての機能
与され、前記親端末装置は、配下の前記子端末装置に対
してデータ収集要求を発して送信されたデータを収集し
て蓄積し、さらに前記親端末装置から前記センター装置
前記データ伝送するようにしたものであり、複数ある
PHS端末装置のデータ収集を効率よく行なうことがで
きるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項記載の発明は、前記複数
PHS端末装置の各々は、前記PHS通信ネットワー
ク内に組み込まれている全てのPHS端末装置の内容を
表すデータをエントリテーブルとして有するようにした
ものであり、PHS端末装置の電話番号、通信装置とし
ての上位、下位関係、親子関係などの判断、認識が容易
に行なえるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項記載の発明は、前記PH
S端末装置は、前記エントリテーブルに加え、前記PH
S通信ネットワーク内における全てのPHS端末装置間
の接続関係を表すデータを接続テーブルとして有するよ
うにしたものであり、複数のPHS端末装置間において
通信接続の可能、不可能、或いはネットワーク構成など
の判断、認識が容易に行なえるという作用を有する。
【0015】
【0016】
【0017】本発明の請求項記載の発明は、前記PH
S端末装置は、自端末装置から目的とするPHS端末装
置へデータを伝送するに際して、前記データ伝送の確実
さを表す数値から、最も小さい数値を削除すると共に
数値データが残った経路を用いて伝送経路を割り出し、
前記伝送経路が複数あるときは、唯一つの最適な前記伝
送経路を割り出すまで小さい数値から順次削除するよう
にしたものであり、データ伝送の確実さがより高い伝送
経路を選択して高品質のデータ伝送を実現するという作
用を有する。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】本発明の請求項記載の発明は、前記複数
のPHS端末装置はあらかじめ決められた規則にしたが
って一方から他方へ接続確認のための通信動作を行な
って前記データ伝送の確実さを表す数値を決定するよう
にしたものであり、重複した接続確認処理をなくし処理
の簡便化が図り得るという作用を有する。
【0023】本発明の請求項9記載の発明は、前記複数
のPHS端末装置のそれぞれにはあらかじめ管理番号
付与し、前記付与した管理番号を用いて一方から他方へ
の前記接続確認のための通信動作を行なようにしたも
のであり、管理番号を用いた接続確認のための通信動作
により重複した接続確認処理をなくし処理の簡便化が図
り得るという作用を有する。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】本発明の請求項10記載の発明は、前記
ータ伝送の確実さを表す数値は、一方から他方への前記
接続確認のための通信動作によって得られた数値で更新
されるようにしたものであり、接続テーブルのデータを
最新のものに保つことによりデータ伝送の確実さを高く
保つという作用を有する。
【0029】本発明の請求項11記載の発明は、前記
ータ伝送の確実さを表す数値の更新は、前回の数値と今
回の数値とに所定の重み付けを行なって算出されるよう
にしたものであり、伝送経路の選択に当たって通信にと
ってより妥当な伝送経路を検索し得るという作用を有す
る。
【0030】本発明の請求項12記載の発明は、前記
ータ伝送の確実さを表す数値の更新は、一方から他方へ
の前記接続確認のための通信動作を行なった前記PHS
端末装置の接続テーブルの該当個所が書き換えられるよ
うにしたものであり、自端末装置が関係するデータを書
き換えるだけに済ますことにより接続確認処理にかかる
手間と時間を軽減し得るという作用を有する。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は、本発明のデータ収集システムにお
いて構築されたPHS通信ネットワークの一接続構成例
を模式的に示す図である。符号A,B,C,D,Eは個
々のPHS端末装置を表し、それぞれがノードとしての
地位を持ちつつPHS通信ネットワークを構築する。こ
の実施の形態においては、PHS端末装置A〜Eのうち
PHS端末装置Aが親端末装置、その他のPHS端末装
置B〜EはPHS端末装置Aの配下にある子端末装置と
する。PHS端末装置間を結ぶ線は互いに直接接続が可
能な通信ラインを表し、通信ラインに添って付けられた
数値はデータ伝送の確実さを表す数値およびこの数値を
決定する基となったPHS端末装置間の電界強度を表
す。すなわち、例えばPHS端末装置AとB間における
数値、35dBμ:10のうち、「35dBμ」はPH
S端末装置AとB間における電界強度、「10」はこの
電界強度に対応して設定されたデータ伝送の確実さを表
す数値である。
【0039】図2は、本発明のデータ収集システムにお
いて用いられるPHS端末装置の一実施の形態の回路構
成および外部装置との接続状態を表すブロック図であ
る。このPHS端末装置は図16に示したのと同様なデ
ータ生成機器4のそれぞれに取り付けられデータ収集機
能部およびデータ通信機能部として作動する。データ生
成機器4としては、ジュース等の自動販売機、コピー機
械等のオフィス機器(記録紙等の消耗をカウントす
る)、監視カメラ等の画像撮影装置、各種製造装置の制
御コンピュータ、温度や湿度等の測定装置、空調装置、
ガスメータや電力メータ、パーキングメータ等、種々の
データを生成し、或いは蓄積する機器が含まれる。図2
において、符号11はPHS端末装置の全体動作をコン
トロールする制御手段としての中央処理装置である。こ
の中央処理装置11はPHS端末装置の通信動作のみな
らずデータ処理の全体動作をも実行およびコントロール
しており、この中央処理装置11の処理動作を迅速、且
つ効率よく実行させるために各種機能部が設けられてい
る。12は中央処理装置11の動作プログラムを格納す
るプログラム記憶部、13はPHS端末装置が取り付け
られたデータ生成機器4で生成されたデータ、或いはデ
ータ通信動作によって受信したデータを蓄積するデータ
記憶部、14はPHS端末装置が動作するために必要な
各種制御情報が格納される制御情報記憶部、15はPH
S端末装置の動作状況を外部に知らせる状態表示ラン
プ、16は中央処理装置11における処理動作のタイミ
ングをとったり、或いは時間を計測してPHS端末装置
の動作スケジュールを実行する時計(タイマ)、17は
外部から中央処理装置11へ各種動作指令を入力したり
或いは各種データを表示するディスプレイ・キーボード
である。
【0040】また、18〜21はPHS端末装置が通信
動作を行なうための各種通信部であり、これらのうち1
8はPHS端末装置がPHS通信回線を使ってセンター
1または他のPHS端末装置と無線による通信を行なう
通信部A、19はPHS端末装置が有線による通信回線
を使ってセンター1と有線による通信を行なう通信部B
で通信回線にはモデム22が接続されている。20はP
HS端末装置が有線による通信回線を使って他の外部機
器23と有線による通信を行なう通信部C、21はPH
S端末装置が有線による通信回線を使って保守端末24
と有線による通信を行なう通信部Dである。通信部A1
8はデータ伝送用のモデム25を介して無線部26に接
続され、さらに無線部26の先方にはアンテナ27が接
続されて電波の送受信を行なうようになっている。な
お、図2において符号28、29、30はこの実施の形
態に係るPHS端末装置が通信回線や他の機器との接続
を実現するためのコネクタ或いはポートを示す。また、
外部機器23はPHS端末装置における各種処理動作に
必要なデータを作成し入力するためのもので、パーソナ
ルコンピュータ等が用いられる。保守端末24はPHS
端末装置における各機能部の動作が正常に行なわれてい
るか否かチェックするためのもので、パーソナルコンピ
ュータ等が用いられる。
【0041】かかる構成を有するPHS端末装置を用い
たデータ収集システムの各種動作について、以下説明す
る。
【0042】(動作例1)この実施の形態に係るPHS
端末装置を用いたデータ収集システムの第1の動作例と
しては、自動販売機とこの自動販売機を複数管理する販
売元との間における売り上げ状況の把握活動における利
用がある。この動作形態により、各場所に設置された複
数の自動販売機に図2に示したものと基本的に同じ構成
のPHS端末装置を搭載し、PHS無線通信によりセン
ターとしての営業所に設置されたホストコンピュータと
通信接続する。複数の自動販売機のそれぞれに搭載され
たPHS端末装置が上記PHS端末装置A〜Eであり、
これらのPHS端末装置A〜Eが一つのグループを構成
するものとする。そして、PHS端末装置AをPHS親
端末装置とするとともにこのグループの他の自動販売機
のPHS端末装置B〜Eを子局とする。また、営業所の
ホストコンピュータと自動販売機 (親端末装置搭載)
に搭載されたPHS端末装置とは公衆回線網を介して通
信接続されている。
【0043】かかる構成において、各自動販売機はそれ
ぞれの設置場所において、作動し自動販売活動を行な
う。各自動販売機は、商品が売れると、その商品の品
目、売れた個数、受け取り金額、釣り銭金額、さらには
販売時刻等を記録する。PHS端末装置は一定間隔で自
動販売機のデータを収集し、収集したデータをデータ記
憶部13へ記憶すると同時に、そのデータをPHS通信
機能またはトランシーバ機能を使い親端末装置Aへ送信
する。そして、親端末装置Aは各子端末装置B〜Eから
受信したデータを記憶する。一方、営業所のホストコン
ピュータからは一定の時間毎に現況を通知するための指
令が公衆回線を通して発信される。この指令は1台の自
動販売機に搭載された親端末装置であるPHS端末装置
Aによって受信され、親端末装置Aは記憶しているデー
タを公衆回線網を通して営業所のホストコンピュータ2
へ送信する。親端末装置Aからホストコンピュータ2へ
のデータ伝送は、各子端末装置毎のデータを伝送する場
合と、全ての子端末装置のデータを一括伝送する場合と
がある。営業所では送信されてきた各自動販売機のデー
タを解析し、各自動販売機に対して商品の補充や機器の
保全といったメンテナンスを行なう。
【0044】上記のような子端末装置B〜Eから親端末
装置Aへのデータの伝送を図1のように構築されたPH
S通信ネットワークに適用した場合について検討する。
各PHS端末装置A〜Eのデータ記憶部13には、表1
に示すようなエントリテーブル41と、表2に示すよう
な接続テーブル42が格納されている。
【表1】
【表2】
【0045】エントリテーブル41は、PHS通信ネッ
トワーク内に組み込まれている全てのPHS端末装置A
〜Eの内容を表すもので、エントリー番号41aと、そ
れぞれのPHS端末装置A〜Eに付与された管理番号格
納部41bと、それぞれのPHS端末装置A〜Eの電話
番号を記憶するPS番号格納部41cと、そのPHS端
末装置が親端末装置であるか子端末装置であるかなどの
装置のタイプ情報を格納する装置タイプ格納部41dと
を有している。
【0046】接続テーブル42は、PHS通信ネットワ
ーク内における全てのPHS端末装置A〜E間の接続関
係を表すデータを格納するものである。この接続関係
は、PHS端末装置A〜Eが互いに接続が可能かどう
か、およびデータ伝送の確実さをを数値で示しており、
この表の縦方向および横方向へ記載されたA〜Eはそれ
ぞれのPHS端末装置を表す。すなわち、PHS端末装
置A〜Eのうちのいずれかの組が互いに接続不可能であ
る場合(例えばPHS端末装置AとPHS端末装置Cの
ような)は、数値「0」で表し、接続可能である場合は
データ伝送の確実さを数値「1」から数値「15」まで
のレベルに分けて表示している。この実施の形態におい
て、上記レベル分けは、PHS端末装置A〜Eの相互間
の電界強度を基にして決定されている。データ伝送の確
実さを表す数値としてのレベルと、このレベルを決定す
る電界強度との関係を表3に示す。
【表3】
【0047】そして、データ伝送の確実さを表す数値は
実際にPHS端末装置A〜Eのうちの2つのPHS端末
装置間で接続確認のための通信動作を行なって電界強度
が測定されて表3のデータに基づいてレベルが求めら
れ、表2の接続テーブル42へ書き込まれる。このよう
にして求めたデータ伝送の確実さを表す数値を例えばP
HS端末装置AとBの間においてみると、すでに上述し
たように、両PHS端末装置A、B間では測定された電
界強度は35dBμであり、これによってデータ伝送の
確実さを表す数値であるレベル値は、「10」となる。
その他のPHS端末装置の組においても上記の場合と同
様にしてデータ伝送の確実さを表す数値が求められる。
【0048】次に、PHS端末装置A〜E間における実
際のデータの伝送動作について説明する。この実施の形
態においては、例えばPHS端末装置EからPHS端末
装置A(親端末装置)へデータを伝送する動作について
みる。
【0049】図3はPHS端末装置A〜E間における実
際のデータの伝送動作を説明するフロー図である。この
図に示すようにデータ伝送が開始されると、処理ステッ
プ(以下、単にステップという)ST1においてPHS
端末装置Eの中央処理装置11は自己の持つ接続テーブ
ル42の中でデータ伝送の確実さを表す数値のうちの最
も小さい数値(電界強度レベルが最も小さい、すなわち
データ伝送の確実さが最も低い数値)を削除、すなわち
最低電界強度レベル(最初から「0」であるものを除
く)を「0」にする。したがって、上記表2に示された
接続テーブル42においては、最低電界強度レベル
「4」が「0」に変換され、これによって、表4のよう
な仮想の接続テーブルが作成、或いは想定される。
【表4】
【0050】次に中央処理装置11は、ステップST2
において発信元であるPHS端末装置Eから受信先であ
るPHS端末装置Aまでデータが到達できるか否かをチ
ェックし、到達できる場合は、データ伝送の確実さを表
す数値のうちの最も小さい数値を削除して割り出した伝
送経路が複数あると判断して、ステップST1に戻り、
接続テーブル42の中でデータ伝送の確実さを表す数値
のうちの次に小さい数値を削除、すなわち最低電界強度
レベルを「0」にする。したがって、上記表2に示され
た接続テーブル42においては、上記最低電界強度レベ
ル「4」の次に小さいレベル「6」が「0」に変換さ
れ、これによって、表5のような第2の仮想の接続テー
ブルが作成、或いは想定される。
【表5】
【0051】その後中央処理装置11は、ステップST
2において発信元であるPHS端末装置Eから受信先で
あるPHS端末装置Aまでデータが到達できるか否かを
チェックする。かかる処理において、上記のような仮想
の接続テーブルを作成するために、各PHS端末装置A
〜Eには、自端末装置から見て、目的とする端末装置へ
データを伝送するに当たっての伝送経路を検索し或いは
割り出すための伝送経路割り出し表を(上記仮想接続テ
ーブルに相当する)接続テーブル42とは別に作成する
ようにしてもよい。
【0052】以上の処理動作を繰り返すことにより、P
HS端末装置EからPHS端末装置Aまでの唯1つの伝
送経路を検索し、或いは割り出すまで小さい値から順次
レベル値を削除する。そして、上記のようにして接続テ
ーブル42からレベル値を小さい数値から順次削除した
ときに、自端末装置から目的とする端末装置への伝送経
路が成立しなくなったときは、中央処理装置11は、ス
テップST3に移行し最後に削除した数値を仮想接続テ
ーブル内へ復活する。この処理は、具体的には最後に
「0」にした電界強度レベル値を仮想接続テーブル内で
元に戻すことによって行なわれる。
【0053】次に中央処理装置11は、ステップST4
においてPHS端末装置EからPHS端末装置Aまでの
伝送経路が複数存在するか否かをチェックし、複数存在
しない(唯1つだけである)場合は、ステップST5に
おいて残った伝送経路が最適伝送経路であるとして選択
しデータの伝送を実行する。このような処理によって選
択された伝送経路の一例を図4に示す。この例では接続
テーブル42からレベル値を小さい数値から順次削除す
ることにより、レベル値「4」、「6」、「8」が
「0」に変換されている。そしてレベル値「10」が
「0」にされたときはPHS端末装置EからPHS端末
装置Aへの伝送経路が成立しなくなるから、中央処理装
置11によって最後に削除した数値「10」を仮想接続
テーブル内で元に戻す処理が行なわれる。以上のよう
に、PHS端末装置A〜E間におけるデータ伝送に際し
て複数ある伝送経路の中から1つの伝送経路を選択する
のに、接続テーブル42からレベル値を小さい数値から
順次削除することにより通信接続可能な伝送経路を減ら
して行くから、最後に残った伝送経路はデータ伝送の確
実さが高い伝送経路となって伝送エラー等が生じにく
く、より信頼性のあるデータ伝送が行なえる。
【0054】一方、中央処理装置11はステップST4
において複数の伝送経路があると判断された場合は、ス
テップST6においてこれらの複数の伝送経路について
中継数は同じであるか否かをチェックし、同じである場
合は分岐した先の管理番号41bがより若い伝送経路を
選択してデータの伝送を実行する。また、中央処理装置
11はステップST6において中継数は同じでないと判
断された場合は中継数の少ない伝送経路を選択してデー
タの伝送を実行する。以上の各処理手順を経てデータの
伝送が行なわれる。
【0055】図5および図6は、上記図1および図4の
伝送経路とは別の構成の伝送経路において、上記の処理
によって伝送経路を選択する状態を説明する図であり、
図5はPHS端末装置DからPHS端末装置Aへデータ
を伝送するのに複数の伝送経路が存在し中継数が同じで
ある場合に、上記ステップST7の処理によって分岐し
た先の管理番号41bがより若い伝送経路(この場合P
HS端末装置Bの方がCよりも若い)を選択した状態を
表す。図6はPHS端末装置DからPHS端末装置Aへ
データを伝送するのに複数の伝送経路が存在し中継数が
異なる場合に、上記ステップST8の処理によって中継
数が少ない伝送経路を選択した状態を表す。
【0056】(動作例2)次にPHS端末装置A〜E間
における接続確認動作について説明する。この接続確認
処理はPHS端末装置A〜E間で接続確認のための通信
を行なうことによって実行される。1つの方法として
は、PHS端末装置A〜E相互間で接続確認のための通
信動作を行ない、この通信の中で両PHS端末装置間の
電界強度を測定し、この測定値に基づいてデータ伝送の
確実さを表す数値(レベル値)を決定する方法がある。
この方法は例えばPHS端末装置AとPHS端末装置B
との間において、PHS端末装置AからPHS端末装置
Bへ接続確認のための通信動作を行なう一方、PHS端
末装置BからPHS端末装置Aへも接続確認のための通
信動作を行なうというものであり、重複した接続確認の
ための通信動作が行なわれる。
【0057】これに対して、別の方法として、複数のP
HS端末装置A〜Eがあらかじめ決められた規則にした
がって一方から他方へ接続確認のための通信動作を行な
い、レベル値を決定するという方法もある。図7はその
ような接続確認のための通信動作を説明するフロー図で
ある。この図において、接続確認のための通信動作が開
始されると、中央処理装置11はステップST11にお
いて自端末装置は親端末装置であるか否かをチェック
し、親端末装置である場合は接続確認のための通信動作
を直ちに終了する。これにより、親端末装置Aは接続確
認のための通信動作を行なわないようにすることができ
る。これは親端末装置Aは他の子端末装置B〜Eのデー
タを受信したり集計したりする処理が付加されており、
処理動作の上での負荷を少しでも軽減するためである。
【0058】次に、中央処理装置11は、上記ステップ
ST11において自端末装置が親端末装置でないと判断
された場合はステップST12においてエントリテーブ
ル41を検索し、次いでステップST13において他の
PHS端末装置があるか否かをチェックし、他にPHS
端末装置がない場合は接続確認のための通信動作を終了
する。他方、他のPHS端末装置がある場合はステップ
ST14においてその端末装置は親端末装置であるか否
かをチェックし、親端末装置でない場合は、ステップS
T15においてそのPHS端末装置の管理番号(装置番
号)は自端末装置の管理番号よりも大きいか否かをチェ
ックする。なおPHS端末装置A〜Eのそれぞれにはあ
らかじめ管理番号41bが付与されている。そして、そ
のPHS端末装置の管理番号が自端末装置の管理番号よ
りも大きくない場合はステップST12の処理に移行す
る一方、そのPHS端末装置の管理番号が自端末装置の
管理番号よりも大きい場合は、ステップST16におい
てそのPHS端末装置に対して接続確認のための通信動
作を実行する。他方、ステップST14においてその端
末装置は親端末装置であると判断された場合はステップ
ST15の判断処理を行なうことなくステップST16
に移行しそのPHS端末装置に対して接続確認のための
通信動作を実行する。
【0059】このような処理動作により、一方のPHS
端末装置は自端末装置よりも管理番号が大きいPHS端
末装置に対してのみ接続確認のための通信動作を行な
い、その他のPHS端末装置へは通信動作を行なわない
でレベル値を決定することができる。なお、上述の動作
とは異なり、一方のPHS端末装置は自端末装置よりも
管理番号が小さいPHS端末装置に対してのみ接続確認
のための通信動作を行ない、その他のPHS端末装置へ
は通信動作を行なわないでレベル値を決定するような態
様をとることもできる。また、上記ステップST14の
処理におけるように、接続確認のための通信動作を行な
う相手のPHS端末装置が親端末装置Aであると判断さ
れた場合は、相手PHS端末装置の管理番号が自端末装
置の管理番号よりも大小に関係なく接続確認のための通
信動作を行なうようにし、親端末装置Aに対しては常に
接続確認を行なうようにすることもできる。
【0060】図8および図9は上記ステップST16に
おける接続確認処理の詳細内容を前半および後半にわた
って説明するフロー図である。これらの図において、接
続確認処理が開始されると、中央処理装置11はステッ
プST21においてエントリテーブルのPS番号(電話
番号)に発呼するとともに、ステップST22において
その発呼によって相手PHS端末装置との間で通信がで
きたか否かをチェックする。そして、相手PHS端末装
置との間で通信ができたときはステップST23におい
てPHS端末装置間における電界強度レベルの測定処理
を行なう。次に中央処理装置11はステップST24に
おいて上記電界強度の測定ができたか否かをチェック
し、測定できたときはステップST25においてこの測
定を3回にわたって行ない、3回の測定値の平均値から
新しいレベル値を算出する。他方、上記ステップST2
2において相手PHS端末装置との間で通信ができなか
った場合、およびステップST24において電界強度の
測定ができなかった場合は、ステップST26において
新しいレベル値を「0」とする。次に、中央処理装置1
1は、ステップST27においてそのPHS端末装置と
の間における前回のレベル値が「0」であるか否かをチ
ェックし、「0」でないときは、 (前回のレベル値×2+今回測定したレベル値)/3 小数点以下は四捨五入、のように前回の数値と今回の数
値とに所定の重み付けを行なって演算をし新しいレベル
値を算出する。また一方、ステップST27において前
回のレベル値が「0」である場合はステップST28に
おいて新しいレベル値をそのまま使用する。このように
して、接続確認処理においては、PHS端末装置間にお
ける電界強度レベルの測定を行ない、この測定値を基に
データ伝送の確実さを表すレベル値を決定し、さらに、
このようにして求めたレベル値で接続テーブルの該当個
所を書き換えることによりを更新する。なお新しいレベ
ル値は今回の電界強度の測定値をそのまま使って新しい
レベル値としてもよいし、或いは上記重み付けの重みを
種々変更することもできる。いずれにしても、実際に設
置されたPHS端末装置を用いたデータ収集システムに
とって最適な形を選ぶのが好ましい。
【0061】(動作例3)図10は図7に示した動作と
は異なった接続確認のための通信動作を説明するフロー
図である。この処理では、先の処理のように親端末装置
Aは接続確認のための通信動作を行なわないとはせずに
親端末装置Aも子端末装置B〜Eと同様のレベルで接続
確認のための通信動作を行なわせるようにしている。図
10において、接続確認のための通信動作が開始される
と、中央処理装置11はステップST31においてエン
トリテーブル41を検索し、次いでステップST32に
おいて他のPHS端末装置があるか否かをチェックし、
他にPHS端末装置がない場合は接続確認のための通信
動作を終了する。他方、他のPHS端末装置がある場合
はステップST33においてそのPHS端末装置の管理
番号(装置番号)は自端末装置の管理番号よりも大きい
か否かをチェックする。そして、そのPHS端末装置の
管理番号が自端末装置の管理番号よりも大きくない場合
はステップST31のエントリテーブル検索処理に移行
する一方、そのPHS端末装置の管理番号が自端末装置
の管理番号よりも大きい場合は、ステップST34にお
いてそのPHS端末装置に対して接続確認のための通信
動作を実行する。
【0062】以上のようにして作成された新しい接続テ
ーブルは親端末装置Aへ伝送或いは転送される。図13
は接続テーブルの転送処理動作を説明するフロー図であ
る。この図に示すように、中央処理装置11はステップ
ST61おいて接続確認処理を行ない、次にステップS
T62において親端末装置へのテーブル転送処理を行な
う。そしてステップST63においては、接続テーブル
42に基づいて最適伝送経路の割り出し或いは検索を行
なう。この伝送経路の検索については先に図3のフロー
図を用いて説明したのと同様である。
【0063】(動作例4)図11および図12は先に説
明した接続確認により更新された接続テーブルが子端末
装置から親端末装置に送られたときに親端末装置が接続
テーブルを更新するために行なう更新処理動作を説明す
るフロー図である。このうち図11は上記接続確認処理
において親端末装置が特別でない(親端末装置Aも子端
末装置B〜Eと同様のレベルで接続確認のための通信動
作を行なう)場合の更新処理動作を説明するフロー図で
あり、図12は上記接続確認処理において親端末装置が
特別である(親端末装置Aは接続確認のための通信動作
を行なわない)場合の更新処理動作を説明するフロー図
である。
【0064】図11において更新処理動作が開始される
と、中央処理装置11はステップST41において接続
テーブルデータの送り先であるPHS端末装置の管理番
号(装置番号)を調べ、次いで、ステップST42にお
いて送られてきた接続テーブル42の送り先PHS端末
装置の管理番号の行をみる。次に中央処理装置11はス
テップST43において送り先PHS端末装置の管理番
号より大きな管理番号を持つPHS端末装置の電界強度
レベル値を自端末装置の接続テーブル42に反映し、一
連の更新処理動作を終了する。
【0065】図12においては、更新処理動作が開始さ
れると、中央処理装置11はステップST51において
接続テーブルデータの送り先であるPHS端末装置の管
理番号(装置番号)を調べ、次いで、ステップST52
において送られてきた接続テーブル42の送り先PHS
端末装置の管理番号の行をみる。次に中央処理装置11
はステップST53において送り先PHS端末装置の管
理番号より大きな管理番号を持つPHS端末装置の電界
強度レベル値と、親端末装置の電界強度レベル値を自端
末装置の接続テーブル42に反映し、一連の更新処理動
作を終了する。
【0066】図14はこのようなテーブル転送動作の内
容の一例を説明するタイムシーケンス図である。この図
の場合は図14(b)に示すような、PHS端末装置
A、はPHS端末装置B、Cと相互に通信可能であり、
PHS端末装置DはPHS端末装置Bとのみ通信可能で
あるPHS通信ネットワークにおいて、親端末装置Aと
子端末装置B〜Dとの間におけるテーブル転送を図14
(a)で説明している。PHS端末装置Dの接続テーブ
ル42はPHS端末装置Bへ転送され、さらにPHS端
末装置Bから親端末装置Aへ転送される。PHS端末装
置Cの接続テーブル42は直接親端末装置Aへ転送され
る。PHS端末装置Bの接続テーブル42もまた直接親
端末装置Aへ転送される。親端末装置Aでは子端末装置
B〜Dから送られてきた各接続テーブルを合成して、こ
のPHS通信ネットワーク全体の接続テーブルを作成す
る。そして、この全体の接続テーブルを子端末装置であ
るPHS端末装置B、C、Dへと配信する。PHS端末
装置Dへの背信はPHS端末装置Bを中継して行なわれ
る。
【0067】(動作例5)図15はPHS通信ネットワ
ークへの新規のPHS端末装置の加入に際しての接続確
認処理およびテーブル転送処理動作の一例を説明するタ
イムシーケンス図である。この図の場合は図15(b)
に示すような、PHS端末装置A、B、Cが相互に通信
可能であるPHS通信ネットワークにPHS端末装置D
が新規に加入せしめられた場合の各種処理動作を図15
(a)で説明している。PHS端末装置Dが新規に加入
せしめられると、このPHS端末装置Dはあらかじめ決
められた既設のPHS端末装置(本実施の形態ではPH
S端末装置B)に対して接続要求をしてPHS端末装置
Bから接続テーブル42の配給を受ける。そしてPHS
端末装置Dは受信した接続テーブル42に自端末装置を
加入させた新たな接続テーブルを作成し、この新しい接
続テーブルに基づいて親端末装置Aに対して接続確認の
ための通信動作を実行する。ここで、PHS端末装置D
は親端末装置Aへの接続確認に失敗すると、今度はPH
S端末装置Bに対して接続確認のための通信動作を行な
う。次に、PHS端末装置DはPHS端末装置Cに対し
て接続確認のための通信動作を行なう。そしてPHS端
末装置Dは上記各接続確認のための通信動作による結果
を接続テーブル42に反映させて、この接続テーブル4
2を親端末装置Aへテーブル転送する。接続テーブル4
2はPHS端末装置Dから一旦PHS端末装置Bへ転送
され、さらに親端末装置であるPHS端末装置Aへと転
送される。
【0068】親端末装置Aは、新規のPHS端末装置D
から接続テーブル42を受信した後、エントリテーブル
41を変更、更新するとともに受信した接続テーブル4
2を保持しておき、次回の接続確認処理において新規の
PHS端末装置を含む全ての子端末装置B〜Dからの接
続テーブルの伝送を受信し、これらの受信した接続テー
ブルを合成して新しい全体の接続テーブル(改定接続テ
ーブル)を作成し、この接続テーブルを全ての子端末装
置B〜Dに対して配付する。なおこの場合は、親端末装
置Aは上記接続テーブルとともにエントリテーブル41
を全ての子端末装置B〜Dに対して配付する。これによ
り新規のPHS端末装置D以外の子端末装置B〜Cは新
規にPHS端末装置Dが同じPHS通信ネットワークへ
加入してきたことを認識する。
【0069】なおこの実施の形態において、PHS端末
装置はタイマ手段である時計16を備えており、通信お
よびデータ処理の動作に加え、接続確認のための通信動
作、データ伝送の確実さを表す数値の更新動作、および
接続テーブルの伝送動作を一定の時間スケジュールの中
で実行することができる。また、この実施の形態におい
ては、データ伝送の確実さを表す数値は、PHS端末装
置間における電界強度レベルを基にして求められている
が、その他の要素を基にして求めてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ収集システムとして、データを生成する複数の機
器と、これら複数のデータ生成機器のそれぞれに設けら
れたPHS端末装置と、前記複数のデータ生成機器で生
成されたデータを収集、分析するセンター装置とによっ
て構築され、各データ生成機器によって生成されたデー
タをPHS端末装置間で、データ伝送がより確実に行な
い得る経路を選択しつつ受け継いでセンター装置へ伝送
するようにしたため、通信が、センターからデータ生成
機器への一方通行で行なわれるだけでなく、データ生成
機器からセンターへ、或いはデータ生成機器同士の間で
通信することができる。またPHS端末装置を用いてい
ることにより、データ生成機器間で通信するときはPH
S通信回線を使ってデータの送受ができるばかりでな
く、一定の条件(同一親機に登録されたPHS端末装置
間の距離)の下でトランシーバ通信によってデータの送
受ができる。さらに、PHS端末装置はデータ処理機能
を有していることにより、PHS通信ネットワーク内に
おける自端末装置と他端末装置との接続関係を認識して
通信操作を行ない、一定の時間間隔で接続関係をチェッ
クし、また既存のPHS通信装置ネットワークに対して
新たなPHS端末装置が増設されたり、或いは既設のP
HS端末装置が削除されたりした場合に各PHS端末装
置が自動的に新設、削除の更新を行なうことができるな
ど、種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるPHS端末装置
によって構築されたPHS通信ネットワーク構成図
【図2】本発明の一実施の形態における電話機能付PH
S端末装置の回路構成の一例を表すブロック図
【図3】前記実施の形態に係るPHS端末装置のデータ
伝送動作に際しての最適経路検索処理動作を説明するフ
ロー図
【図4】前記実施の形態に係るPHS通信ネットワーク
内で最適経路検索処理動作によって選択された伝送経路
の一例を示す構成図
【図5】前記実施の形態に係るPHS通信ネットワーク
内で最適経路検索処理動作を行なった結果、複数の伝送
経路が存在し中継数が同じである場合に、分岐した先の
管理番号がより若いという条件で選択された伝送経路の
一例を示す構成図
【図6】前記実施の形態に係るPHS通信ネットワーク
内で最適経路検索処理動作を行なった結果、複数の伝送
経路が存在し中継数が異なる場合に、中継数がより少な
いという条件で選択された伝送経路の一例を示す構成図
【図7】複数のPHS端末装置があらかじめ決められた
規則にしたがって一方から他方へ接続確認のための通信
動作を行なう方式の接続確認動作を説明するフロー図
【図8】接続確認処理の詳細内容の前半部分を説明する
フロー図
【図9】接続確認処理の詳細内容の後半部分を説明する
フロー図
【図10】図7に示した動作とは異なった態様の接続確
認のための通信動作を説明するフロー図
【図11】接続確認処理において親端末装置が子端末装
置と同様のレベルで接続確認のための通信動作を行なう
場合の更新処理動作を説明するフロー図
【図12】接続確認処理において親端末装置は接続確認
のための通信動作を行なわない場合の更新処理動作を説
明するフロー図
【図13】接続テーブルの転送処理動作を説明するフロ
ー図
【図14】接続テーブルの転送処理動作の内容の一例を
説明するタイムシーケンス図
【図15】PHS通信ネットワークへの新規のPHS端
末装置の加入に際しての接続確認処理およびテーブル転
送処理動作の一例を説明するタイムシーケンス図
【図16】従来のデータ収集システムの概略的な構成を
示す説明図
【符号の説明】
1 センター 2 コンピュータ(センター装置) 4 データ生成機器 11 中央処理装置(制御手段) 12 プログラム記憶部 13 データ記憶部 14 制御情報記憶部 15 状態表示ランプ 16 時計(タイマ) 17 ディスプレイ・キーボード 18、19、20、21 通信部 22、25 モデム 23 保守端末 24 保守端末 26 無線部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 7/26 109M (72)発明者 田 中 義 明 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−326741(JP,A) 特開 平4−342338(JP,A) 特開 昭62−188451(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04L 12/00 - 12/26 H04L 12/50 - 12/66 H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/40 H04M 7/00 - 7/16 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを生成する複数の機器と、これら
    複数のデータ生成機器のそれぞれに設けられ、データ伝
    送が可能なPHS通信ネットワークを構築する複数のP
    HS端末装置と、 前記複数のデータ生成機器で生成されたデータを収集、
    分析するセンター装置とによって構築され、 前記複数のPHS端末装置間の前記データ伝送の確実さ
    を表す数値を測定し、 前記各データ生成機器によって生成されたデータを、前
    記複数のPHS端末装置間で、前記数値に基づいて経路
    を選択しつつ中継して前記センター装置へ伝送すること
    を特徴とするPHS端末装置を用いたデータ収集システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記数値は電界強度レベルを数値化した
    値であることを特徴とする請求項1記載のPHS端末装
    置を用いたデータ収集システム。
  3. 【請求項3】 各データ生成機器によって生成されたデ
    ータの前記PHS端末装置間における中継伝送は、PH
    S端末装置同士のトランシーバ機能、またはPHS無線
    通信網を使用して実行することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2いずれか記載のPHS端末装置を用いたデ
    ータ収集システム。
  4. 【請求項4】 前記複数のPHS端末装置のうちの所定
    のPHS端末装置は、複数の子端末装置を支配する親端
    末装置としての機能が付与され、前記親端末装置は、配
    下の前記子端末装置に対してデータ収集要求を発して送
    信されたデータを収集して蓄積し、さらに前記親端末装
    置から前記センター装置へ前記データ伝送することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のPHS端末
    装置を用いたデータ収集システム。
  5. 【請求項5】 前記複数のPHS端末装置の各々は、前
    記PHS通信ネットワーク内に組み込まれている全ての
    PHS端末装置の内容を表すデータをエントリテーブル
    として有していることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載のPHS端末装置を用いたデータ収集シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記PHS端末装置は、前記エントリテ
    ーブルに加え、前記PHS通信ネットワーク内における
    全てのPHS端末装置間の接続関係を表すデータを接続
    テーブルとして有していることを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれかに記載のPHS端末装置を用いたデータ
    収集システム。
  7. 【請求項7】 前記PHS端末装置は、自端末装置から
    目的とするPHS端末装置へデータを伝送するに際し
    て、前記データ伝送の確実さを表す数値から、最も小さ
    い数値を削除すると共に、数値データが残った経路を用
    いて伝送経路を割り出し、前記伝送経路が複数あるとき
    は、唯一つの最適な前記伝送経路を割り出すまで小さい
    数値から順次削除することを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれかに記載のPHS端末装置を用いたデータ収集
    システム。
  8. 【請求項8】 前記複数のPHS端末装置はあらかじめ
    決められた規則にしたがって一方から他方への接続確認
    のための通信動作を行なって前記データ伝送の確実さを
    表す数値を決定することを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれかに記載のPHS端末装置を用いたデータ収集シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記複数のPHS端末装置のそれぞれに
    はあらかじめ管理番号を付与し、前記付与した管理番号
    を用いて一方から他方への前記接続確認のための通信動
    作を行なうことを特徴とする請求項8記載のPHS端末
    装置を用いたデータ収集システム。
  10. 【請求項10】 前記データ伝送の確実さを表す数値
    は、一方から他方への前記接続確認のための通信動作に
    よって得られた数値で更新されることを特徴とする請求
    項9記載のPHS端末装置を用いたデータ収集システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記データ伝送の確実さを表す数値の
    更新は、前回の数値と今回の数値とに所定の重み付けを
    行なって算出されることを特徴とする請求項10記載の
    PHS端末装置を用いたデータ収集システム。
  12. 【請求項12】 前記データ伝送の確実さを表す数値の
    更新は、一方から他方への前記接続確認のための通信動
    作を行なった前記PHS端末装置の接続テーブルの該当
    個所が書き換えられることを特徴とする請求項10記載
    のPHS端末装置を用いたデータ収集システム。
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