JP3306119B2 - オレフィン重合体の製造方法 - Google Patents

オレフィン重合体の製造方法

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JP3306119B2 JP25544992A JP25544992A JP3306119B2 JP 3306119 B2 JP3306119 B2 JP 3306119B2 JP 25544992 A JP25544992 A JP 25544992A JP 25544992 A JP25544992 A JP 25544992A JP 3306119 B2 JP3306119 B2 JP 3306119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオレフィン重合体の製造
方法の改良に関するものである。さらに詳しくいえば、
本発明は高立体規則性のオレフィン重合体を高収率で製
造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オレフィン重合体の製造において
は、チーグラー系触媒を用いてオレフィンを重合させる
ことが広く行われている。そして、高活性の触媒や高立
体規則性の重合体を得るために、これまで該チーグラー
系触媒の改良が種々試みられている。
【0003】例えば、高立体規則性重合体を高収率で得
る方法として、マグネシウム化合物、チタン化合物及び
フタル酸ジエステルなどの芳香族カルボン酸ジエステル
を内部電子供与体として含有する固体触媒成分に、有機
アルミニウム化合物とSi−O−C結合を有する有機ケ
イ素化合物とを組み合わせた触媒を用いるオレフィンの
重合方法が知られている(特開昭54−94590号公
報)。この内部電子供与体としては、通常芳香族エステ
ルが用いられているが、最近非芳香族ジエステル化合物
も有効であることが明らかにされている(特開平3−1
24705号公報、特開平3−168207号公報)。
【0004】しかしながら、これらの方法は、高立体規
則性重合体を高収率で得るには必ずしも十分に満足しう
るものではなく、より一層の改良が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、高立体規則性重合体を高収率で得るため
のオレフィン重合体の製造方法を提供することを目的と
してなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、触媒として、
マグネシウム化合物と特定の環状脂肪族のジエステル化
合物とチタン化合物とから成る固体触媒成分に、有機ア
ルミニウム化合物及びSi−O−C結合を有する化合物
を組み合わせたものを用いることにより、その目的を達
成しうることを見出し、この知見に基づいて本発明を完
成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、(A)(a)マグネ
シウム化合物と、(b)一般式
【化2】 (式中のR及びRはそれぞれ炭素数1〜15の直鎖
状又は分枝鎖状の炭化水素残基で、それらはたがいに同
一でも異なっていてもよく、Xはケイ素を含んでいても
よい炭素数2〜20の炭化水素残基であって、Xを含む
炭化水素環には置換基が導入されていてもよい)で表わ
される環状脂肪族のジエステル化合物と、(c)チタン
化合物とから成る固体触媒成分、(B)有機アルミニウ
ム化合物及び(C)Si−O−C結合を有する化合物の
組合せから成る触媒を用いて、オレフィンを重合させる
ことを特徴とするオレフィン重合体の製造方法を提供す
るものである。
【0008】本発明方法における触媒に用いられる
(A)成分の固体触媒成分は、(a)マグネシウム化合
物と(b)環状脂肪族のジエステル化合物と(c)チタ
ン化合物とから成るものであって、(a)成分のマグネ
シウム化合物としては、例えば、塩化マグネシウムなど
のハロゲン化マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化
マグネシウム、ハイドロタルサイト、マグネシウムのカ
ルボン酸塩、ジエトキシマグネシウムなどのアルコキシ
マグネシウム、アリロキシマグネシウム、アルコキシマ
グネシウムハライド、アリロキシマグネシウムハライ
ド、エチルブチルマグネシウムなどのアルキルマグネシ
ウム、アルキルマグネシウムハライド並びに有機マグネ
シウム化合物と電子供与体、ハロシラン、アルコキシシ
ラン、シラノール及びアルミニウム化合物などとの反応
物が使用できる。
【0009】これらのマグネシウム化合物の中でも、マ
グネシウムハライド、アルコキシマグネシウム、アルキ
ルマグネシウム、アルキルマグネシウムハライドが好適
に使用できる。
【0010】さらに、本発明においては、マグネシウム
化合物として、金属マグネシウムとアルコールとハロゲ
ン又はハロゲン含有化合物あるいはその両方との反応生
成物も好ましく用いることができる。この場合、触媒活
性、立体規則性、チタン担持量がより向上し、かつより
良好なモルフォロジーを有するポリマー粉末が得られ
る。この際用いられる金属マグネシウムの形状について
は特に制限はなく、任意の形状の金属マグネシウム、例
えば顆粒状、リボン状、粉末状のいずれのものも用いる
ことができる。また、この金属マグネシウムの表面状態
についても特に制限はないが、表面に酸化マグネシウム
などの被膜が形成されていないものが有利である。
【0011】このアルコールについては特に制限はない
が、炭素数1〜6の低級アルコール、特にエタノール
は、触媒性能を向上させる固体触媒分を与えるので好適
である。このアルコールの純度や含水量についても特に
制限はないが、含水量の多いアルコールを用いると、金
属マグネシウム表面に水酸化マグネシウムが形成される
ので、含水量が1重量%以下、特に2000ppm以下
のアルコールを用いるのが遊離である。より良好なモル
フォロジーを有するマグネシウム化合物を得るために
は、水分は少なければ少ないほどよい。
【0012】ハロゲンの種類については特に制限はない
が、塩素、臭素又はヨウ素、特にヨウ素が好適に使用さ
れる。一方、ハロゲン含有化合物の種類についても特に
制限はなく、ハロゲン原子を分子中に含む化合物であれ
ばいずれのものでも使用できる。この場合、ハロゲン原
子の種類については特に制限はないが、塩素、臭素及び
ヨウ素が好適である。また、ハロゲン含有化合物の中で
は、特にハロゲン含有金属化合物が好ましい。
【0013】このようなハロゲン含有化合物の具体例と
しては、MgCl、MgI、Mg(OEt)Cl、
Mg(OEt)I、MgBr、CaCl、NaC
l、KBrなどが挙げられるが、これらの中で特にMg
Cl及びMgIが好適である。これらの状態、形
状、粒度などについては特に制限はなく、例えばアルコ
ール系溶媒(例えばエタノール)中の溶液の形で用いる
ことができる。
【0014】反応に使用するアルコールの量は、通常金
属マグネシウム1モル当り、2〜100モル、好ましく
は5〜50モルの範囲で選ばれる。このアルコール量が
多すぎるとモルフォロジーの良好なマグネシウム化合物
が得られにくいし、少ない場合、金属マグネシウムとの
反応がスムースに進行しない。また、ハロゲンやハロゲ
ン含有化合物は、通常金属マグネシウム1モルに対しハ
ロゲンとして0.0001グラム原子以上、好ましくは
0.0005グラム原子以上、さらに好ましくは0.0
01グラム原子以上の割合で用いられる。このハロゲン
の使用量が0.0001グラム原子未満では得られたマ
グネシウム化合物を粉砕しないで用いると、チタン担持
量、触媒活性、生成ポリマーの立体規則性やモルフォロ
ジーなどが低下するので、得られるマグネシウム化合物
の粉砕処理が不可欠となり、好ましくない。またハロゲ
ンの使用量の上限については特に制限はなく、所望のマ
グネシウム化合物が得られる範囲で適宜選べばよい。ま
た、このハロゲンの使用量を適宜選択することにより、
得られるマグネシウム化合物の粒径を任意にコントロー
ルすることができる。
【0015】金属マグネシウムとアルコールとハロゲン
やハロゲン含有化合物との反応は、公知の方法を用いて
行うことができる。例えば、金属マグネシウムとアルコ
ールとハロゲンやハロゲン含有化合物を、還流下で水素
ガスの発生が認められなくなるまで、通常20〜30時
間程度を要して反応させることにより、所望のマグネシ
ウム化合物が得られる。具体的には、ハロゲンとしてヨ
ウ素を用いる場合、金属マグネシウムとアルコールとの
混合物中に固体状のヨウ素を投入したのち、加熱し還流
する方法、金属マグネシウムとアルコールとの混合物中
にヨウ素を含有するアルコール溶液を滴下投入後、加熱
し還流する方法、金属マグネシウムとアルコールとの混
合物を加熱しながら、ヨウ素を含有するアルコール溶液
を滴下する方法などを用いることができる。また、いず
れの方法においても、窒素ガスやアルゴンガスなどの不
活性ガス雰囲気下において、場合により、n‐ヘキサン
のような飽和炭化水素などの不活性有機溶媒を用いて行
うことが好ましい。金属マグネシウム及びアルコールの
投入については、最初からそれぞれ全量反応槽に必ずし
も投入しておく必要はなく、分割して投入してもよい。
特に好ましい形態は、アルコールを最初から全量投入し
ておき、金属マグネシウムを数回に分割して投入する方
法である。この方法は、生成する水素ガスの一時的な大
量発生を防止することができ、安全面から極めて望まし
く、かつ反応槽の小型化が可能である上、水素ガスの一
時的な大量発生により引起こされるアルコールやハロゲ
ンの飛沫同伴を防ぐことができる。分割する回数につい
ては、反応槽の規模を考慮して決めればよく、特に制限
はないが、操作の煩雑さを考慮すると、通常5〜10回
の範囲で選ばれる。
【0016】また、反応自体は、バッチ式、連続式いず
れでもよく、さらには、変法として、最初から全量投入
したアルコール中に金属マグネシウムをまず少量投入
し、反応により生成した生成物を別の槽に分離して除去
したのち、再び金属マグネシウムをまず少量投入すると
いう操作を繰り返すということも可能である。
【0017】このようにして得られた反応生成物はろ別
したのち乾燥することにより、所望のマグネシウム化合
物が得られる。このマグネシウム化合物は精製や粉砕、
あるいは粒度を揃えるための分級操作などを行うことな
く、次工程に用いることができる。また、このマグネシ
ウム化合物は、マグネシウム成分、アルコール成分の他
に、ハロゲンを含有している。
【0018】本発明においては、前記(a)成分のマグ
ネシウム化合物は1種用いてもよいし、2種以上を組み
合わせて用いてもよい。
【0019】前記(b)成分の環状脂肪族のジエステル
化合物としては、一般式
【化3】 (式中のR、R及びXは前記と同じ意味をもつ)で
表わされる化合物が用いられる。この一般式(I)で表
わされる化合物の具体例としては、シクロヘキサン‐
1,1‐ジカルボン酸、シクロペンタン‐1,1‐ジカ
ルボン酸、シクロブタン‐1,1‐ジカルボン酸、シク
ロプロパン‐1,1‐ジカルボン酸、2‐メチルシクロ
ヘキサン‐1,1‐ジカルボン酸、3‐メチルシクロヘ
キサン‐1,1‐ジカルボン酸、4‐メチルシクロヘキ
サン‐1,1‐ジカルボン酸、2‐メチルシクロペンタ
ン‐1,1‐ジカルボン酸、3‐メチルシクロペンタン
‐1,1‐ジカルボン酸、2‐メチルシクロブタン‐
1,1‐ジカルボン酸、3‐メチルシクロブタン‐1,
1‐ジカルボン酸、2‐メチルシクロプロパン‐1,1
‐ジカルボン酸、アダマンタン‐2,2‐ジカルボン
酸、ノルボルナン‐2,2‐ジカルボン酸、フルオレン
‐9,9‐ジカルボン酸、インダン‐1,1‐ジカルボ
ン酸、インダン‐2,2‐ジカルボン酸などのジカルボ
ン酸のジメチルエステル、ジエチルエステル、ジ‐n‐
プロピルエステル、ジ‐n‐ブチルエステル、ジ‐n‐
ペンチルエステル、ジ‐n‐ヘキシルエステル、ジ‐n
‐ヘプチルエステル、ジ‐n‐オクチルエステル、ジイ
ソブチルエステル、ジ‐2‐エチルヘキシルエステル、
メチルエチルエステル、エチル‐n‐ブチルエステルな
どが挙げられる。これらの環状脂肪族のジエステル化合
物は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用い
てもよい。
【0020】前記(c)成分のチタン化合物としては、
一般式 TiX1 p(OR64-p (II) で表わされるものが用いられる。前記一般式(II)に
おけるRは炭化水素残基であって、飽和基や不飽和基
であってもよいし、直鎖状のものや分枝鎖を有するも
の、あるいは環状のものであってもよく、さらにはイオ
ウ、窒素、酸素、ケイ素、リンなどのヘテロ原子を有す
るものであってもよいが、好ましい炭化水素基として
は、炭素数1〜10のアルキル基、アルケニル基、シク
ロアルキル基、シクロアルケニル基、アリール基及びア
ラルキル基などを挙げることができる。また、Rが複
数個存在する場合、それらは同一であってもよいし、た
がいに異なっていてもよい。Rの具体例としてはメチ
ル基、エチル基、n‐プロピル基、イソプロピル基、n
‐ブチル基、sec‐ブチル基、イソブチル基、ペンチ
ル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、デシル
基、アリル基、ブテニル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基、シクロヘキセニル基、フェニル基、トリル
基、ベンジル基、フェネチル基などが挙げられる。また
前記一般式(II)におけるXはフッ素原子、塩素原
子、臭素原子及びヨウ素原子のハロゲン原子であるが、
これらの中で塩素原子及び臭素原子、特に塩素原子が好
ましい。式中のpは0又は1〜4の整数である。
【0021】前記一般式(II)で表わされるチタン化
合物としては、例えばテトラメトキシチタン、テトラエ
トキシチタン、テトラ‐n‐プロポキシチタン、テトラ
イソプロポキシチタン、テトラ‐n‐ブトキシチタン、
テトライソブトキシチタン、テトラシクロヘキシロキシ
チタン、テトラフェノキシチタンなどのテトラアルコキ
シチタン、四塩化チタン、四臭化チタン、四ヨウ化チタ
ンなどのテトラハロゲン化チタン、メトキシチタニウム
トリクロリド、エトキシチタニウムトリクロリド、プロ
ポキシチタニウムトリクロリド、n‐ブトキシチタニウ
ムトリクロリド、エトキシチタニウムトリブロミドなど
のトリハロゲン化アルコキシチタン、ジメトキシチタニ
ウムジクロリド、ジエトキシチタニウムジクロリド、ジ
プロポキシチタニウムジクロリド、ジ‐n‐プロポキシ
チタニウムジクロリド、ジエトキシチタニウムジブロミ
ドなどのジハロゲン化ジアルコキシチタン、トリメトキ
シチタニウムクロリド、トリエトキシチタニウムクロリ
ド、トリプロポキシチタニウムクロリド、トリ‐n‐ブ
トキシチタニウムクロリドなどのモノハロゲン化トリア
ルコキシチタンなどが挙げられるが、これらの中で高ハ
ロゲン含有チタン化合物、特に四塩化チタンが好適であ
る。これらのチタン化合物はそれぞれ単独で用いてもよ
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0022】また、固体触媒成分の調製に、前記
(a)、(b)及び(c)成分に加えて、場合により
(d)成分として、一般式 Si(ORq 4-q (III) (式中のRは炭化水素残基、Xはハロゲン原子、q
は0又は1〜3の整数である)で表わされるケイ素化合
物を用いることができる。
【0023】前記一般式(III)におけるRは炭化
水素残基であって、飽和基や不飽和基であってもよい
し、直鎖状のものや分枝鎖を有するもの、あるいは環状
のものであってもよく、さらにはイオウ、窒素、酸素、
ケイ素、リンなどのヘテロ原子を有するものであっても
よいが、好ましい炭化水素基としては、炭素数1〜10
のアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、シク
ロアルケニル基、アリール基及びアラルキル基などを挙
げることができる。また、該Rが複数個存在する場
合、それらは同一であってもよいし、たがいに異なって
いてもよい。該Rの具体例としては、前記一般式(I
I)におけるRの説明において例示したものを挙げる
ことができる。
【0024】また前記一般式(III)におけるX
フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子のハロ
ゲン原子であるが、これらの中で塩素原子及び臭素原
子、特に塩素原子が好ましい。
【0025】このようなケイ素化合物の具体例として
は、SiCl、CHOSiCl、(CH3O)2
iCl2、(CH3O)SiCl、C25OSiCl3
(C2O)2SiCl2、(C25O)3SiCl、C
37OSiCl3、(C37O)SiCl2、(C37
O)3SiClなどを挙げることができるが、これらの
中で特に四塩化ケイ素(SiCl)が好ましい。これ
らのケイ素化合物は1種用いてもよいし、2種以上を組
み合わせて用いてもよい。
【0026】この所望に応じて用いられる(d)成分の
ケイ素化合物は、ケイ素化合物/マグネシウム化合物の
モル比が、通常0.01以上、好ましくは0.10以上
になるような割合で用いられる。このモル比が0.01
未満では触媒活性や立体規則性の向上効果が十分に発揮
されず、かつ生成ポリマー粉体中の微粉量が多くなる。
【0027】前記(A)の固体触媒成分の調製は、公知
の方法(特開昭53−43094号公報、特開昭55−
135102号公報、特開昭55−135103号公
報、特開昭56−18606号公報)で行うことができ
る。例えば(1)マグネシウム化合物又はマグネシウム
化合物と環状脂肪族のジエステル化合物との錯化合物
を、環状脂肪族のジエステル化合物及び所望に応じて用
いられる粉砕助剤などの存在下に粉砕して、チタン化合
物と反応させる方法、(2)還元能を有しないマグネシ
ウム化合物の液状物と液状チタン化合物とを、環状脂肪
族のジエステル化合物の存在下において反応させて、固
体状のチタン複合体を析出させる方法、(3)前記
(1)又は(2)で得られたものにチタン化合物を反応
させる方法、(4)前記(1)又は(2)で得られたも
のに、さらに環状脂肪族のジエステル化合物及びチタン
化合物を反応させる方法、(5)マグネシウム化合物又
はマグネシウム化合物と環状脂肪族のジエステル化合物
との錯化合物を、環状脂肪族のジエステル化合物、チタ
ン化合物及び所望に応じて用いられる粉砕助剤などの存
在下で粉砕したのち、ハロゲン又はハロゲン化合物で処
理する方法、(6)前記(1)〜(4)で得られた化合
物をハロゲン又はハロゲン化合物で処理する方法などに
よって調製することができる。
【0028】さらに、これらの方法以外の方法(特開昭
56−166205号公報、特開昭57−63309号
公報、特開昭57−190004号公報、特開昭57−
300407号公報、特開昭58−47003号公報)
によっても、前記(A)固体触媒成分を調製することが
できる。
【0029】また、周期表II〜IV族に属する元素の
酸化物、例えば酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化ア
ルミニウムなどの酸化物又は周期表II〜IV族に属す
る元素の酸化物の少なくとも1種を含む複合酸化物、例
えばシリカアルミナなどに前記マグネシウム化合物を担
持させた固形物と環状脂肪族のジエステル化合物とチタ
ン化合物とを、溶媒中で、0〜200℃、好ましくは1
0〜150℃の範囲の温度にて2分〜24時間接触させ
ることにより、固体触媒成分を調製することができる。
【0030】また、固体触媒成分の調製に当り、溶媒と
してマグネシウム化合物、環状脂肪族のジエステル化合
物及びチタン化合物に対して不活性な有機溶媒、例え
ば、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、ベンゼ
ン、トルエンなどの芳香族炭化水素、あるいは炭素数1
〜12の飽和又は不飽和の脂肪族、脂環式及び芳香族炭
化水素のモノ及びポリハロゲン化合物などのハロゲン化
炭化水素などを使用することができる。
【0031】このようにして調製された(A)固体触媒
成分の組成については、通常マグネシウム/チタン原子
比が1〜100、ハロゲン/チタン原子比が5〜100
の範囲にある。
【0032】本発明方法における触媒の(B)成分とし
て用いられる有機アルミニウム化合物としては、例えば
トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、ト
リイソプロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニ
ウム、トリオクチルアルミニウムなどのトリアルキルア
ルミニウム、ジエチルアルミニウムモノクロリド、ジイ
ソプロピルアルミニウムモノクロリド、ジイソブチルア
ルミニウムモノクロリド、ジオクチルアルミニウムモノ
クロリドなどのジアルキルアルキルモノハライド、エチ
ルアルミニウムセスキクロリドなどのアルキルアルミニ
ウムセスキハライドなどを好適に使用することができ
る。これらのアルミニウム化合物の中でも、炭素数1〜
5の低級アルキル基を有するトリアルキルアルミニウ
ム、特にトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニ
ウム、トリプロピルアルミニウム及びトリブチルアルミ
ニウムが好適である。
【0033】本発明においては、これらの有機アルミニ
ウム化合物は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
【0034】本発明方法における触媒には、(C)成分
としてSi−O−C結合を有する化合物が用いられる。
このSi−O−C結合を有する化合物としては、例えば
一般式 R 3-nSi(ORn (IV) で表わされる有機ケイ素化合物が好ましい。
【0035】前記一般式(IV)におけるRは環状又
は分枝鎖状炭化水素残基であって、このようなものとし
ては、例えばアルキル基やシクロアルキル基、あるいは
フェニル基又はメチル置換フェニル基のようなアリール
基などが挙げられる。また、該Rは、ケイ素原子に隣
接する炭素原子、すなわち、α‐位の炭素原子が二級又
は三級のもの、特にこの炭素原子から3個のアルキル基
が出た構造のものが好ましい。さらに、Rの炭素数は
3〜20、好ましくは4〜10である。
【0036】また、Rは環状、分枝鎖状又は直鎖状炭
化水素残基であって、炭素数は1〜20、好ましくは1
〜10のものであり、Rは直鎖状炭化水素残基であっ
て、炭素数は1〜4のものが好ましい。nは2又は3で
ある。
【0037】前記一般式(IV)で表わされる有機ケイ
素化合物の具体例としては、次の構造式で示されるもの
を挙げることができる。
【0038】
【化4】
【0039】
【化5】
【0040】これらのSi−O−C結合を有する化合物
は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いて
もよい。
【0041】本発明方法における触媒の成分の使用量に
ついては、(A)成分の固体触媒成分は、チタン原子に
換算して、反応容積1l当り、通常0.0005〜1m
molの範囲になるような量が用いられ、(B)成分の
有機アルミニウム化合物は、アルミニウム/チタン原子
比が通常1〜1000、好ましくは10〜500の範囲
になるような量が用いられる。この原子比が前記範囲を
逸脱すると触媒活性が不十分となる。また、(C)成分
の有機ケイ素化合物は、(C)有機ケイ素化合物/
(B)有機アルミニウム化合物モル比が、通常0.02
〜2.0、好ましくは0.05〜1.0の範囲になるよ
うな量が用いられる。このモル比が前記範囲を逸脱する
と十分な触媒活性が得られない。
【0042】本発明において用いられるオレフィンとし
ては、一般式 R−CH=CH (V) (式中のRは水素原子又は炭素数1〜10の直鎖状若
しくは分枝鎖状の炭化水素残基である)で表わされるα
‐オレフィンが好ましい。具体的にはエチレン、プロピ
レン、ブテン‐1、ペンテン‐1、ヘキセン‐1、ヘプ
テン‐1、オクテン‐1、デセン‐1などの長鎖状モノ
オレフィン類、4‐メチルペンテン‐1などの分枝モノ
オレフィン類あるいはビニルシクロヘキサンなどが挙げ
られる。これらのオレフィンは1種用いてもよいし、2
種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0043】前記オレフィンの中で、特にエチレン及び
プロピレンが好適であり、また本発明方法においては、
ブタジエンなどのジエン類、その他各種オレフィン類も
用いることができる。
【0044】本発明方法におけるオレフィンの重合にお
いては、所望に応じ、まずオレフィンの予備重合を行っ
たのち、本重合を行ってもよい。この場合、前記(A)
固体触媒成分、(B)有機アルミニウム化合物及び
(C)Si−O−C結合を有する化合物を、それぞれ所
定の割合で混合して成る触媒の存在下に、オレフィンを
通常1〜100℃の範囲の温度において、常圧ないし5
0kg/cm・G程度の圧力で予備重合させ、次いで
触媒と予備重合生成物との存在下に、オレフィンを本重
合させる。この本重合における重合形式については特に
制限はなく、例えば不活性炭化水素溶媒によるスラリー
重合法、無溶媒による塊状重合法、あるいは気相重合法
などいずれの方式も用いることができるし、また、連続
重合法、非連続重合法のいずれも可能である。さらに、
重合反応を一段で行ってもよいし、二段以上の多段で行
ってもよい。
【0045】さらに、反応条件についてはオレフィン圧
は通常常圧ないし50kg/cm・G、反応温度は通
常0〜200℃、好ましくは30〜100℃の範囲で適
宜選ばれる。ポリマーの分子量の調節は、公知の手段、
例えば重合器中の水素濃度を調整することにより行うこ
とができる。反応時間は原料のオレフィンの種類や反応
温度によって左右され、一概に定めることができない
が、通常5分ないし10時間、好ましくは30分ないし
5時間程度である。
【0046】また、本発明における触媒成分について
は、(A)成分と(B)成分と(C)成分とを所定の割
合で混合し、接触させたのち、ただちにオレフィンを導
入し、重合を行ってもよいし、接触後0.2〜3時間程
度熟成させたのち、オレフィンを導入して重合を行って
もよい。さらに、この触媒成分は不活性溶媒やオレフィ
ンなどに懸濁して供給することができる。
【0047】本発明においては、重合後の後処理は常法
により行うことができる。すなわち、気相重合法におい
ては、重合後、重合器から導出されるポリマー粉体に、
その中に含まれるオレフィンなどを除くために、窒素気
流などを通過させてもよいし、また、所望に応じて押出
機よりペレット化してもよく、その際、触媒を完全に失
活させるために、少量の水、アルコールなどを添加する
こともできる。また、バルク重合法においては、重合
後、重合器から導出されるポリマーから完全にモノマー
を分離したのち、ペレット化することができる。なお、
図1は本発明の実施態様の1例を示すフローチャートで
ある。
【0048】
【発明の効果】本発明によると、触媒としてマグネシウ
ム化合物、環状脂肪族のジエステル化合物及びチタン化
合物から成る固体触媒成分に、有機アルミニウム化合物
とSi−O−C結合を有する化合物とを組み合わせたも
のを用い、オレフィンを重合させることにより、高立体
規則性を有するオレフィン重合体を高収率で得ることが
できる。
【0049】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、立体規則性[mmmm]は次の
ようにして求めた。 立体規則性[mmmm]の測定方法 試料250mgを直径10mmのNMR測定用試料管に
入れたのち、1,2,4‐トリクロロベンゼン/重ベン
ゼン混合溶媒(容量比90/10)2.6mlを入れて
キャップをし、次いでアルミブロックヒーターにて14
0℃で試料が均一になるまで溶解して、NMR測定用試
料を調製する。 測定条件 装置:400MHzFT‐NMR[日本電子(株)製] 測定温度:130℃ 測定法:プロトン完全デカップリング法 メチル基のカーボンのシグナルを用いて定量した。ペン
タッドタクティシティーを[mmmm]値とした。
【0050】実施例1 (1)マグネシウム化合物(a)の調製 内容積約6lのかきまぜ機付ガラス製反応器を窒素ガス
で十分に置換したのち、エタノール約2430g、金属
マグネシウム160g及びヨウ素16gを投入し、かき
まぜながら還流条件下で系内から水素ガスの発生がなく
なるまで加熱下で反応させ、固体状マグネシウム化合物
を得た。
【0051】(2)固体触媒成分(A)の調製 窒素ガスで十分に置換した内容積500mlのガラス製
三つ口フラスコに、前記(1)で得られた固体状マグネ
シウム化合物(a)(粉砕していないもの)16g、精
製ヘプタン80ml、四塩化ケイ素2.4ml及びシク
ロブタン‐1,1‐ジカルボン酸ジエチルエステル2.
5mlを加えた。系内を60℃に保ち、かきまぜながら
四塩化チタン77mlを投入して110℃で2時間反応
させたのち、固体成分を分離して精製ヘプタンで洗浄し
た。さらに四塩化チタン122mlを加え、110℃で
2時間反応させたのち、精製ヘプタンで充分に洗浄し、
固体触媒成分(A)を得た。
【0052】(3)プロピレンの重合 精製ヘプタン400mlに、前記(2)で調製した固体
触媒成分(A)0.005ミリモル(チタン原子換
算)、トリエチルアルミニウム(B)2.0ミリモル
(Al/Ti原子比400)及びジフェニルジメトキシ
シラン(C)0.25ミリモル(C)/(B)モル比
0.125)を加え、水素圧0.5kg/cm・G、
プロピレン圧7.5kg/cm・G、全圧8kg/c
・Gの条件にて、プロピレンを80℃で2時間重合
した。結果を表1に示す。
【0053】実施例2 実施例1において、ジフェニルジメトキシシラン0.2
5ミリモルの代りにシクロヘキシルメチルジメトキシシ
ラン0.25ミリモルを用いた以外は、実施例1と同様
にして実施した。結果を表1に示す。
【0054】比較例1 実施例1(2)において、シクロブタン‐1,1‐ジカ
ルボン酸ジエチルエステルの代りにシクロブタン‐1,
2‐ジカルボン酸ジエチルエステルを用いた以外は、実
施例1と同様にして実施した。結果を表1に示す。
【0055】比較例2 実施例1(2)において、シクロブタン‐1,1‐ジカ
ルボン酸ジエチルエステルの代りに、フタル酸ジエチル
を用い、かつ重合温度を70℃とした以外は、実施例1
と同様にして実施した。結果を表1に示す。
【0056】比較例3 実施例1(2)において、シクロブタン‐1,1‐ジカ
ルボン酸ジエチルエステルの代りにジエチルマロン酸ジ
エチルを用いた以外は、実施例1と同様にして実施し
た。結果を表1に示す。
【0057】実施例3 実施例1(3)において、ジフェニルジメトキシシラン
(C)0.25ミリモルの代りにシクロヘキシルイソブ
チルジメトキシシラン(C)0.25ミリモルを用いた
以外は、実施例1と同様にして実施した。結果を表1に
示す。
【0058】実施例4 実施例1(3)において、ジフェニルジメトキシシラン
(C)0.25ミリモルの代りにシクロペンチルイソブ
チルジメトキシシラン(C)0.25ミリモルを用いた
以外は、実施例1と同様にして実施した。結果を表1に
示す。
【0059】比較例4 実施例1(2)における、シクロブタン‐1,1‐ジカ
ルボン酸ジエチルエステルの代りにフタル酸ジエチルを
用い、実施例1(3)におけるジフェニルメトキシシラ
ン(C)の代りに2,2‐ジイソブチル‐1,3‐ジメ
トキシプロパンを用いる以外は実施例1と同様に実施し
た。結果を表1に示す。
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施態様の1例を示すフローチャー
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 4/60 - 4/70

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a)マグネシウム化合物と、
    (b)一般式 【化1】 (式中のR及びRはそれぞれ炭素数1〜15の直鎖
    状又は分枝鎖状の炭化水素残基で、それらはたがいに同
    一でも異なっていてもよく、Xはケイ素を含んでいても
    よい炭素数2〜20の炭化水素残基であって、Xを含む
    炭化水素環には置換基が導入されていてもよい)で表わ
    される環状脂肪族のジエステル化合物と、(c)チタン
    化合物とから成る固体触媒成分、(B)有機アルミニウ
    ム化合物及び(C)Si−O−C結合を有する化合物の
    組合せから成る触媒を用いて、オレフィンを重合させる
    ことを特徴とするオレフィン重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】 Si−O−C結合を有する化合物が、一
    般式 R 3-nSi(ORn (式中のRは環状又は分枝鎖状の炭化水素残基、R
    は環状、分枝鎖状又は直鎖状炭化水素残基、Rは直鎖
    状炭化水素残基、nは2又は3である)で表わされる有
    機ケイ素化合物である請求項1記載のオレフィン重合体
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 マグネシウム化合物が、金属マグネシウ
    ムとアルコールとハロゲン又はハロゲン含有化合物ある
    いはその両方との反応生成物である請求項1又は2記載
    のオレフィン重合体の製造方法。
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