JP3302841B2 - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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JP3302841B2
JP3302841B2 JP25818094A JP25818094A JP3302841B2 JP 3302841 B2 JP3302841 B2 JP 3302841B2 JP 25818094 A JP25818094 A JP 25818094A JP 25818094 A JP25818094 A JP 25818094A JP 3302841 B2 JP3302841 B2 JP 3302841B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポインティングステ
ィック等のポインティングデバイスを標準装備したコン
ピュータシステムに関し、特にプロセッサを内蔵したイ
ンテリジェンントマウス等の外部ポインティングデバイ
スを接続可能なコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等におい
て、オペレータの操作に応じた移動方向及び移動距離を
データとして入力することのできるポインティングデバ
イスが使用される場合がある。このようなポインティン
グデバイスは、例えば、画面上の任意の一点を指定する
ために使用される。
【0003】特に、近年ではGUI(Graphical User I
nterface)の向上により、画面上に表示される絵やアイ
コンを指定することに使用される。このため、ポータブ
ルコンピュータ等、携帯可能なコンピュータにおいても
ポインティングデバイスが標準装備される傾向にある。
このような、ポインティングデバイスを標準装備したパ
ーソナルコンピュータとして、キーボード上の特定箇所
に、指先で操作することができる小型の簡易ポインティ
ングスティックを標準装備したパーソナルコンピュータ
がある。
【0004】このようなポインティングスティックを有
するパーソナルコンピュータでは、キーボード上で任意
の2次元方向への座標入力操作が容易に行なえるため、
使い勝手が向上する。例えば、ユーザがおぼえなければ
ならなかったコマンドを、分かりやすいアイコンや絵で
画面上に表示し、コマンドの実行をアイコン等を指定す
ることで置き換えることができるので、ユーザに分かり
やすく直感的な操作環境を提供することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した種の
ポインティングスティックは、大まかな位置座標の入力
操作は簡易化されるが、細かな位置指定の要求に応える
ことができない。即ち、高精度マウス等による正確な位
置座標の入力が、ポインティングスティックでは困難と
なり、細かな位置指定の要求に応じた円滑な座標入力操
作ができない。
【0006】そこで、キーボード上の任意の位置にポイ
ンティングスティックを標準装備し、更にマイクロプロ
セッサを内蔵した高精度マウスをオプション接続可能と
したパーソナルコンピュータが開発された。しかし、現
在市販されているこの種のパーソナルコンピュータで
は、オプション接続された高精度マウスの機能及び性能
が、標準装備されたポインティングスティックの機能及
び性能に合わせて抑制される。例えば、外部接続可能な
高精度マウスには、クリックボタンが3つ設けられたス
リーボタンタイプがある。しかし、通常、ポインティン
グスティック等の標準装備されたポインティングデバイ
スは、2つのクリックボタンを有するツーボタンタイプ
に基づいた設定で制御されている。このため、たとえス
リーボタンタイプの高精度マウスが接続されたとして
も、このスリーボタンタイプの機能に沿った操作ができ
るとは限らない。従って、オプション接続された高精度
マウス、即ちインテリジェントマウスの機能及び性能を
十分に発揮することができない。更に、接続、使用可能
なマウスの種類が限定されるため、マウスの種類によっ
てはパーソナルコンピュータのポートに接続しても、こ
の接続状態がパーソナルコンピュータ本体に認識されな
い不具合が生じる。
【0007】このように、コンピュータ本体にポインテ
ィングデバイスを標準装備し、且つ外部ポインティング
デバイスを接続可能にしたコンピュータシステムでは、
オプション接続された外部ポインティングデバイスの機
能及び性能が、標準装備されたポインティングデバイス
の機能及び性能に応じて抑えられる。又、使用可能な外
部ポインティングデバイスが特定され、外部ポインティ
ングデバイスの種類によっては、オプション接続しても
接続状態がシステム本体で認識されない等の不具合が生
じる。
【0008】この発明は、前記実情に鑑みてなされたも
のであり、ポインティングデバイスを標準装備し、更に
高精度の外部ポインティングデバイスを接続可能なコン
ピュータシステムにおいて、オプション接続されたポイ
ンティングデバイスの機能及び性能を活用できるように
することにより、使い勝手のよい座標入力機構を実現し
得るコンピュータシステムを提供することを目的とす
る。更に、この発明は、前記コンピュータシステムにお
いて、外部ポインティングデバイスの有する機能及び性
能で使用するモードと、標準装備されたポインティング
デバイスと外部ポインティングデバイスとを同じ制御の
元で使用するモードとを選択設定できるようにすること
により、各ポインティングデバイスの各々の機能及び性
能を有効に使用可能とし、使い勝手のよい座標入力機構
を実現し得るコンピュータシステムを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明に係る
第1のコンピュータシステムは、コンピュータシステム
の筐体に設けられる内蔵ポインティングデバイスと、前
記筐体に取り外し可能に接続可能な外部ポインティング
デバイスと、前記外部ポインティングデバイスが接続さ
れた時に、前記内蔵ポインティングデバイスと前記外部
ポインティングデバイスとの両方を使用可能にする第1
モードと、前記外部ポインティングデバイスのみの使用
を可能にする第2モードとのいずれかを示すモードデー
タを設定する手段と、前記モードデータを保持する保持
手段と、前記外部ポインティングデバイスが前記コンピ
ュータシステムに接続されているか否かを検出する検出
手段と、前記検出手段により、前記外部ポインティング
デバイスの接続が検出された時、前記保持手段に保持さ
れている前記モードデータを読み出し、前記モードデー
タが第1モードを示しているか、第2モードを示してい
るかを判定する手段と、前記判定手段により前記モード
データが前記第1モードを示していると判定された場
合、前記外部ポインティングデバイスと前記内蔵ポイン
ティングデバイスとの初期化処理を行ない、前記第2モ
ードを示していると判定された場合、前記外部ポインテ
ィングデバイスのみの初期化処理を行なう制御手段と、
を具備する。この発明に係る第2のコンピュータシステ
ムは、コンピュータシステムの筐体に設けられる内蔵ポ
インティングデバイスと、前記筐体に取り外し可能に接
続可能で、操作量を検出し、検出した操作量を処理する
第1プロセッサを有する外部ポインティングデバイス
と、前記内蔵ポインティングデバイス及び前記外部ポイ
ンティングデバイスの両方の使用を示す第1モードと、
前記外部ポインティングデバイスのみの使用を示す第2
モードとのいずれかを示すモードデータを保持する手段
と、前記外部ポインティングデバイスが前記コンピュー
タシステムに接続されているか否かを検出する検出手段
と、前記内蔵ポインティングデバイスの操作量を検出
し、検出した操作量を処理する第2プロセッサと、前記
検出手段によ り前記外部ポインティングデバイスの接続
が検出された時、前記保持手段に保持されている前記モ
ードデータが第1モードを示す場合、前記第2プロセッ
サを有効とし、前記第1プロセッサの処理結果を前記第
2プロセッサの制御の基で有効とし、前記保持手段に保
持されている前記モードデータが第2モードを示す場
合、前記第1プロセッサの処理結果を有効とし、前記外
部ポインティングデバイスの使用のみを有効とする制御
手段とを具備する。この発明に係る第2のコンピュータ
システムは、標準装備された内蔵ポインティングデバイ
スと、取り外し可能で、検出された操作量に基づいて第
1処理データを生成する第1プロセッサを有する外部ポ
インティングデバイスと、前記内蔵ポインティングデバ
イスにより検出された操作量と前記第1プロセッサによ
り生成された第1処理データとのいずれか一方に基づい
て第2処理データを生成する第2プロセッサと、前記第
1プロセッサにより生成される第1処理データと前記第
2プロセッサにより生成される第2処理データとの少な
くとも一方の処理データを制御する制御手段と、前記制
御手段、前記外部ポインティングデバイス及び前記第2
プロセッサに接続され、切り換え情報に従って前記制御
手段と前記外部ポインティングデバイスとのデータ伝送
路、及び前記制御手段と前記第2プロセッサとのデータ
伝送路のいずれか一方を閉じるセレクタと、前記切り換
え情報を保持するレジスタとを具備し、前記制御手段
は、前記コンピュータシステムの電源投入に応じて前記
セレクタが前記制御手段と前記第2プロセッサとのデー
タ伝送路を閉じるための第1切り換え情報を前記レジス
タに書込み、前記外部ポインティングデバイスの接続有
無を判断し、前記外部ポインティングデバイスの接続が
検出されなかった時には前記セレクタが前記制御手段と
前記外部ポインティングデバイスとのデータ伝送路を閉
じるための第2切り換え情報を前記レジスタに書込み、
前記内蔵ポインティングデバイス及び前記外部ポインテ
ィングデバイスの使用モードを示すモードデータを保持
するメモリをさらに具備し、前記制御手段は、前記外部
ポインティングデバイスの接続が検出され、前記モード
データが前記内蔵ポインティングデバイス及び前記外部
ポインティングデバイスの双方の使用を示す時、前記レ
ジスタに第2切り換え情報を書込み、 前記外部ポインテ
ィングデバイスは、前記制御手段からの初期化コマンド
に応じ、前記外部ポインティングデバイス内部の初期化
を行ない、前記制御手段に応答を返し、前記制御手段
は、前記レジスタに前記第1切り換え情報を書込んだ
後、前記外部ポインティングデバイスに前記初期化コマ
ンドを発行し、前記応答を受け取ることにより前記外部
ポインティングデバイスの接続有無を判断する。この発
明の第3のコンピュータシステムは、コンピュータシス
テムの筐体上面に配設されるポインティングデバイス
と、前記筐体に信号ケーブルを介して取り外し可能に接
続可能な外部ポインティングデバイスと、前記外部ポイ
ンティングデバイスが接続された時に、前記内蔵ポイン
ティングデバイスと前記外部ポインティングデバイスと
の両方を使用可能にする第1モードと、前記外部ポイン
ティングデバイスのみの使用を可能にする第2モードと
のいずれかを示すモードデータを設定する手段と、前記
モードデータを保持する保持手段と、前記外部ポインテ
ィングデバイスが前記コンピュータシステムに接続され
ているか否かを検出する検出手段と、前記検出手段によ
り、前記外部ポインティングデバイスの接続が検出され
た時、前記保持手段に保持されている前記モードデータ
を読み出し、前記モードデータが第1モードを示してい
るか、第2モードを示しているかを判定する手段と、前
記判定手段により前記モードデータが前記第1モードを
示していると判定された場合、前記外部ポインティング
デバイスと前記内蔵ポインティングデバイスとを使用可
能に設定し、前記第2モードを示していると判定された
場合、前記外部ポインティングデバイスのみを使用可能
に設定する設定手段と、を具備する。この発明に係る内
蔵ポインティングデバイスを有し、外部ポインティング
デバイスを接続可能なコンピュータシステムに用いられ
るポインティングデバイス制御方法は、前記外部ポイン
ティングデバイスが接続された時に、前記内蔵ポインテ
ィングデバイスと前記外部ポインティングデバイスとの
両方を使用可能にする第1モードと、前記外部ポインテ
ィングデバイスのみの使用を可能にする第2モードとの
いずれかを示すモードデータを保持し、前記外部ポイン
ティングデバイスが前記筐体コンピュータシステムに接
続されているか否かを検出し、前記外部ポインティング
デバイスの接続が検出された時、前記保持されている前
記モード データが第1モードを示しているか、第2モー
ドを示しているかを判定し、前記モードデータが前記第
1モードを示していると判定された場合、前記外部ポイ
ンティングデバイスと前記内蔵ポインティングデバイス
とを使用可能に設定し、前記第2モードを示していると
判定された場合、前記外部ポインティングデバイスのみ
を使用可能に設定する。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】このような発明によれば、マイクロプロセ
ッサを内蔵する高精度の外部ポインティングデバイスが
オプション接続されている時、この外部ポインティング
デバイスの機能及び性能を内蔵されたポインティングス
ティックにより抑制することなく使用することができ
る。
【0018】又、前述したように、外部ポインティング
デバイスが接続された場合、内蔵ポインティングデバイ
スを使用不可能として外部ポインティングデバイスをこ
の外部ポインティングデバイス独自の機能及び性能で使
用可能し、外部ポインティングデバイスが接続されてい
ない場合、内蔵ポインティングデバイスを使用可能とす
る“自動選択”モードと、内蔵ポインティングデバイス
と外部ポインティングデバイスとを共に使用可能とする
“同時使用”モードとを任意に選択できるコンピュータ
システムを提供することができる。これにより、ユーザ
の要求に応じた柔軟な座標入力機構を実現することがで
きる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。この発明の一実施例に係るコンピュータシス
テムの構成を図1に示す。図1に示されるコンピュータ
システムは、ラップトップ型のポータブルコンピュータ
である。システムバス10Aは、コンピュータシステム
内の各種データやアドレス等の伝送を行なう。このシス
テムバス10Aは、ISA(Industry Standard Archit
ecture)に準じた仕様であり、このシステムバス10A
には、後述するBIOS(Basic Input/Output System
)−ROM(Read Only Memory)17、システムコン
トローラ(SYS-CONT(GA))13等各種入出力機器が接
続される。又、システムバス10Aは、システムコント
ローラ13を介してCPUバス(CPU-BUS )10Bに接
続されている。
【0020】CPUバス10Bは、CPU(Central Pr
ocessing Unit )11、システムメモリ(SYS-MEM )1
2、システムコントローラ13、及び表示コントローラ
(VGA-CONT)14に接続され、これらの各構成要素間で
送受される各種データ、アドレス等の伝送を行なう。
【0021】CPU11は、図1に示されるコンピュー
タシステム全体の制御を行なう。このCPU11は、シ
ステムメモリ12、及びBIOS−ROM17に記憶さ
れる各種プログラムに従って処理を行なう。例えば、シ
ステムの電源(図示せず)の投入に応じて実行される初
期化処理(IRT(Initialize and Reliability Test
)処理)において、CPU11は、後述する図5に示
すBIOS処理ルーチンを実行する。尚、このCPUチ
ップには、8KBのキャッシュメモリ(cache )が内蔵
された米インテル社のマイクロプロセッサ80486S
X、又はこれと同等の機能を有するものを適用すること
ができる。
【0022】システムメモリ12は、CPU11に実行
される各種プログラム、又は処理されるデータを記憶す
る。このシステムメモリ12の全記憶領域は4MBで、
この内、128KBの領域はBIOS−ROMエリアと
して使用される。又、システムメモリ12の所定のエリ
アには、コンピュータシステムのシステム機器構成を示
すシステムコンフィグレーションテーブル(SCT)が
設けられている。このテーブルには、外部マウス(PS/2
Mouse)がコンピュータシステムに接続されているか否
かの状態を示すビット(マウス有無ビット)12xが含
まれる。このシステムコンフィグレーションテーブル
(SCT)のマウス接続有無ビット12xは、外部マウ
スが接続されていない状態を示すビット“0”がデフォ
ルト値として、初期化処理実行時に設定される。
【0023】システムコントローラ(SYS-CONT(GA))
13は、ゲートアレイで構成される。このシステムコン
トローラ13は、メモリ制御、バス制御、アドレスラッ
チ制御、I/Oレジスタ制御等の各種制御を実行するた
めのロジックを有する。
【0024】ディスプレイコントローラ(VGA−CO
NT)14は、CPUバス10Bに接続されると共に、
標準装備されたLCD(Liquid Crystal Display)パネ
ル構成の内部表示装置(DISP)15、及び画像メモ
リ(V−RAM)16に接続されている。この表示コン
トローラ14は、VGA(Video Graphics Array)仕様
に準拠している。表示コントローラ14は、CPUバス
10Bを介してCPU11から送られた画像データを画
像メモリ16に格納し、表示装置15を表示ドライブ制
御する。これにより、画像メモリ16に格納された画像
データは、表示装置15に描画される。又、表示コント
ローラ14には、カラーCRT(cathodray tube )モ
ニタをオプション接続して、表示制御することもでき
る。表示装置15には、後述する図5に示されるよう
に、ポインティングデバイスの使用モード等、選択項目
を有するシステム構成を設定するためのセットアップ画
面が表示される。
【0025】システムバス10Aには、前記システムコ
ントローラ13の他、BIOS−ROM17、I/Oコ
ントローラ18、ハードディスクドライブ19、リアル
タイムクロック20が接続されている。
【0026】BIOS−ROM(制御メモリ)17は、
入出力装置を制御するシステムプログラムであるBIO
S(Basic Input/Output system )を記憶する。尚、こ
の実施例において、BIOS−ROM17は、プログラ
ム書換え可能なフラッシュメモリによって構成される。
BIOS−ROM17に記憶されるBIOSは、電源投
入時の初期化処理を実行するためのプログラム等を含
み、初期化処理実行時にシステムメモリ12にコピーさ
れる。CPU11は、初期化処理実行後、BIOSへの
アクセスが必要な場合は、システムメモリにコピーされ
たBIOSにアクセスする。
【0027】I/Oコントローラ(I/O-CONT(SI))18
は、メモリ等のサポート機能を実現するSuper Integrat
ion IC(SI)である。このI/Oコントローラ18
には、ダイレクトメモリアクセス制御のためのDMA
(direct memory access)コントローラが2個、Progra
mmable Interrupt controller (PIC)が2個、Prog
rammable Interval Timer (PIT)が1個、Seri
al Input/Output controlle
r(SIO)が2個、フロッピィディスクコントローラ
(FDC)が1個、Variable Frequen
cy Oscillator が1個内蔵されている。
このI/Oコントローラ18には、Serial Port 21、
プリンタ/拡張フロッピィディスクドライブ(Prt/Ext.
FDD )22、外部フロッピィディスクドライブ(FD
D)23、及びシステムの動作電圧を供給する電源(図
示せず)の制御を行なうPower Supply Controller (P
SC)24が接続される。
【0028】ハードディスクドライブ(HDD)19
は、コンピュータシステム本体に標準装備されており、
IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェ
イスを有する。これにより、このハードディスクドライ
ブ19は、CPU11によって直接的にアクセスされ
る。又、ハードディスクドライブ19は、外部マウスの
ドライバを含む各種プログラムを保持し、システムの立
ち上げに伴ってこれらのプログラムはシステムメモリ1
2にロードされる。
【0029】リアルタイムクロック(RTC)20は、
独自の動作用電池を有する時計モジュールである。リア
ルタイムクロック20は、この動作用電池から常時電力
を供給されるCMOS構成のスタティックRAM(CM
OSメモリ)を有する。このスタティックRAMには、
システム構成を示すセットアップ情報等が格納される。
このセットアップ情報には、各種システムのセットアッ
プ情報と共に、内蔵ポインティングスティック33と外
部マウス(PS/2 Mouse)35の双方が使用可能であるこ
とをを示す“同時使用モード”、又は外部マウス35が
コンピュータ本体に接続されている場合、内蔵ポインテ
ィングスティック33を使用不能にして接続された外部
マウス35のみが使用可能であり、外部マウス35が接
続されていない場合には、内蔵ポインティングスティッ
ク33が使用可能であることを示す“自動選択モード”
のいずれのモード状態であるかを示すポインティングデ
バイス設定情報(PS)が記憶される。
【0030】システムバス10Aには更に、キーボード
コントローラ(KBC)25及びPCMCIAコントロ
ーラ(PCMCIA-CONT )26が接続される。キーボードコ
ントローラ(KBC)25には、標準装備されたキーボ
ード(Int.KB)27が接続されると共に、拡張コネクタ
28及びポートリプリケータ29を介して外部キーボー
ド(Ext.KB)30を接続することが可能である。キーボ
ードコントローラ25は、キーボード27又は外部キー
ボード30において押下されたキーに対応するコードを
生成し、このコードや所定の割込み信号をシステムバス
10Aに送出する。又、キーボードコントローラ25
は、各種コントロールコマンドを受け取り、このコマン
ドに応じた処理を行なう。尚、標準装備されたキーボー
ド27には、後述する内蔵ポインティングスティックが
所定のキーパッド間に設けられている。
【0031】PCMCIAコントローラ26は、PCM
CIA(Personal Computer MemoryCard International
Association )の基準に準拠したメモリカードを全て
サポートすることが可能なカードスロット31を有す
る。又、PCMCIAコントローラ26は、内部にシス
テムの各種状態を示すレジスタ群、ユニバーサルレジス
タ(U-Reg )26aを内蔵する。このユニバーサルレジ
スタ26aには、ポートリプリケータ29の着脱状態を
示すビットや、ポインティングデバイスの切り換え制御
のためのポインティングデバイス切り換え制御ビット等
を格納している。このポインティングデバイス切り換え
ビット(ビットD5(PORT5) )は、後述するポインティン
グデバイスセレクタ及びIPSコントローラのチップセ
レクトに使用される。このため、このポインティングデ
バイス切り換えビット(D5(PORT5))に従った情報、即
ち切り換え制御信号(CS)は、システムバス10Aを
介さずに、ポインティングデバイスセレクタ及びIPS
コントローラに直接送出されるように信号線が設けられ
ている。ポインティングデバイス切り換えビットは、
“0”である場合、外部マウス35が接続されている場
合には外部マウス35のみが使用可能となり、外部マウ
ス35が接続されていない場合には内蔵ポインティング
スティック33が使用可能となる“自動選択モード”で
の入力機構を実現し、“1”である場合、内蔵ポインテ
ィングスティックと外部マウスとの双方の使用を可能と
する“同時使用モード”での入力機構を実現する。
【0032】又、前記キーボードコントローラ25に
は、ポインティングデバイスセレクタ32を介して内蔵
ポインティングスティック33を制御するための専用プ
ロセッサ(IP-Cont )34が接続される。これにより、
キーボードコントローラ25は、ポインティングデバイ
スセレクタ32を介してIPSコントローラ34との間
で各種コマンドやデータの送受を行なうことができる。
ポインティングデバイスセレクタ32は、拡張コネクタ
28及びポートリプリケータ29を介して外部マウス
(PS/2 Mouse)35を接続することができる。この外部
マウス35は、検出した座標データをポインティングデ
バイスセレクタ32に送出できるように接続されると共
に、同じくポートリプリケータ29及び拡張コネクタ2
8を介してIPSコントローラ34にデータを送出でき
るように接続される。これにより、キーボードコントロ
ーラ25は、ポインティングデバイスセレクタ32を介
し、外部マウス35の間で各種コマンドやデータの送受
を行なうことができる。
【0033】拡張コネクタ28は、コンピュータシステ
ム本体に拡張ユニットを接続可能とする。同実施例にお
いては、ポートリプリケータと称する拡張ユニット29
が接続可能となっている。このポートリプリケータ29
には、外部マウス35が接続可能なポートPa、拡張キー
ボード30が接続可能なポートPb、及びカラーモニタ
(RGB )を接続可能なポートPc等が設けられている。
尚、ポートPaに接続される外部マウス35は、プロセッ
サを内蔵した高性能インテリジェントマウスである。
又、ポートリプリケータ29が拡張コネクタ28に装着
された状態は、図9に示される。
【0034】ポインティングデバイスセレクタ(SEL )
32は、IPSコントローラ34とキーボードコントロ
ーラ25との間でデータを送受するためのデータ伝送経
路と、外部マウス35とキーボードコントローラ25と
の間でデータを送受するためのデータ伝送経路とを有
し、前述したPCMCIAコントローラ26に内蔵され
たユニバーサルレジスタ26aのポインティングデバイ
ス切り換えビットに従って、前記2つの伝送経路の接続
を切り換える。即ち、ポインティングデバイスセレクタ
32は、ポインティングデバイス切り換えビットが
“0”である場合、IPSコントローラ34とキーボー
ドコントローラ25との間の伝送経路を遮断してIPS
コントローラ34とキーボードコントローラ25とのデ
ータ送受を不可能とし、外部マウス35とキーボードコ
ントローラ25との間のデータ送受のみを可能にする。
又、ポインティングデバイス切り換えビットが“1”で
ある場合、外部マウス35とキーボードコントローラ2
5との間の伝送経路を遮断し、これにより外部マウス3
5とキーボードコントローラ25がポインティングデバ
イスセレクタ32のみを介したデータ送受を不可能と
し、IPSコントローラ34とキーボードコントローラ
25との間のデータ送受のみを可能とする。
【0035】内蔵ポインティングスティック(IPS )3
3は、操作スティック33aを有し、図10に示される
ように、この操作スティックがキーボード上のホームポ
ジションキー(同実施例においては、「F」キーと
「J」キー)間の所定のキートップ間より突出した状態
でキーボード本体に設けられている。オペレータは、こ
の操作スティック33aを指先で倒伏操作をすることに
より全方位の2次元座標入力が可能となる。又、図10
に示されるように、キーボードのオペレータ側には、前
記操作スティック33aにより指示された位置座標(カ
ーソル位置)の決定、解除等を決定するコントロールボ
タンが2つ設けられている。内蔵ポインティングスティ
ック33は、操作スティック33aの操作量をIPSコ
ントローラ34に送出する。
【0036】IPSコントローラ34は、前記内蔵ポイ
ンティングスティック33の操作入力を制御する。即
ち、IPSコントローラ34は、操作スティック33a
の操作に伴う座標データの入力処理を行ない、処理結果
である位置座標をポインティングデバイスセレクタ32
及びキーボードコントローラ25を介してCPU11に
送出する。又、IPSコントローラ34は、内蔵ポイン
ティングスティック33からのデータを受け取るための
ポートの他に、外部マウス35との間でデータ送受を行
なうためのポートを有する。これにより、IPSコント
ローラ34は、拡張コネクタ28及びポートリプリケー
タ29を介して接続された外部マウス35から送られる
データをも制御する。更に、IPSコントローラ34
は、内蔵ポインティングスティック33と外部マウス3
5との双方が使用される場合、即ち同時使用モードであ
る場合には、先に操作入力があるポインティングデバイ
スの入力データを処理対象とする優先処理機能を有す
る。
【0037】この実施例に係るコンピュータシステムの
メモリマップを図2に示す。前述したように、ハードデ
ィスクドライブ19に格納されている外部マウス35用
のドライバは、初期化処理時にシステムメモリ12にコ
ピーされる。この際、このドライバは、図2に示される
Conventional RAMのいずれかの領域に格納される。
【0038】次に、ポインティングデバイスセレクタ3
2の具体例及び、このポインティングデバイスセレクタ
32の周辺構成要素との接続を図3を参照して説明す
る。ポインティングデバイスセレクタ32は、2つのデ
ータ転送ゲート32a,32bを有する。データ転送ゲ
ート32aは、切り換え制御信号(CS)に応じ、IP
Sコントローラ34の入出力ポートD1 とキーボードコ
ントローラ25との間の伝送路を開閉する。又、データ
転送ゲート32bは、切り換え制御信号(CS)に応
じ、外部マウス35とキーボードコントローラ25との
間の伝送路を開閉する。又、ポインティングデバイスセ
レクタ32には、インバータ32cが設けられている。
このインバータ32cは、ポインティングデバイスセレ
クタ32に入力される切り換え制御信号(CS)を反転
してデータ転送ゲート32bに送る。従って、ポインテ
ィングデバイスセレクタ32に送られる切り換え制御信
号(CS)は、データ転送ゲート32aにはそのまま入
力されるが、データ転送ゲート32bには、インバータ
により反転された切り換え制御信号(CS)が入力され
る。このように、データ転送ゲート32a,32bは、
一方のゲートに入力される切り換え制御信号(CS)が
“1”である時は他方のゲートに入力される切り換え制
御信号(CS)が“0”となる。従って、一方のデータ
転送ゲートが伝送路を開いている時、他方のデータ転送
ゲート閉じられる。データ転送ゲート32a,32b
は、切り換え制御信号が“1”である場合、各々の有す
るデータ伝送路を閉じ、切り換え制御信号が“0”であ
る場合、データ伝送路を開く。
【0039】図3に示されるように、IPSコントロー
ラ34は、内蔵ポインティングスティック33との接続
ポートの他に、2つの入出力ポートD1 ,D2 を有す
る。入出力ポートD1 は、ポインティングデバイスセレ
クタ32のデータ転送ゲート32aに接続されており、
入出力ポートD2 はデータ転送ゲート32bに接続され
ている。IPSコントローラ34には、ポインティング
デバイスセレクタ32に入力される切り換え制御信号
(CS)と同じ切り換え制御信号(CS)が入力され
る。従って、データ転送ゲート32aに“1”の切り換
え制御信号(CS)が供給される場合、IPSコントロ
ーラ34にも“1”の切り換え制御信号(CS)が供給
される。又、データ転送ゲート32bに“0”の切り換
え制御信号(CS)が供給される場合、IPSコントロ
ーラ34にも“0”の切り換え制御信号(CS)が供給
される。
【0040】IPSコントローラ34は、前述したよう
に優先機能を有する。IPSコントローラ34に供給さ
れる切り換え制御信号(CS)は“1”である時、外部
マウス35がシステムに接続されている場合、IPSコ
ントローラ34には、外部マウス35の操作に応じたデ
ータがポートD2 に、内蔵ポインティングスティック3
3の操作に応じたデータが内蔵ポインティングスティッ
ク33専用のポートに入力される。この時、IPSコン
トローラ34は、外部マウス35の操作と内蔵ポインテ
ィングスティック33の操作とでは、先に操作されたポ
インティングデバイスの入力データを優先して処理し、
ポートD1 より出力する。例えば、内蔵ポインティング
スティック33が操作されてデータが入力され始める
と、この内蔵ポインティングスティック33の操作が一
旦終了するまでは、たとえ外部マウス35の操作により
ポートD2 にデータ入力があったとしても、内蔵ポイン
ティングスティック33から送られるデータを優先して
ポートD1 より出力する。当然この反対の動作も可能で
ある。
【0041】又、IPSコントローラ34は、供給され
る切り換え制御信号が“0”である場合、ポートD1 か
らデータを出力しない。前述した、ポインティングデバ
イスセレクタ32及びIPSコントローラ34に入力さ
れる切り換え制御信号(CS)は、ユニバーサルレジス
タ26aのポインティングデバイス切り換え制御ビット
に依存する。即ち、ポインティングデバイス切り換え制
御ビットが“0”である場合、データ転送ゲート32a
及びIPSコントローラ34に供給される切り換え制御
信号は“0”となり、データ転送ゲート32bに“1”
の制御信号が供給される。従って、データ転送ゲート3
2bのデータ伝送路のみが閉じる。これにより、ポイン
ティングデバイスセレクタ32とキーボードコントロー
ラ25を介し、外部マウス35とCPU11との通信が
可能となる。例えば、外部マウス35の操作に応じた座
標データのみがポインティングデバイスセレクタ32の
データ転送ゲート32b及びキーボードコントローラ2
5を介してCPU11に送出されたり、CPU11から
のデータ等が外部マウス35に送られる。又、ポインテ
ィングデバイス切り換え制御ビットが“1”である場
合、データ転送ゲート32bには“0”の切り換え制御
信号が供給され、データ転送ゲート32a及びIPSコ
ントローラ34には“1”の切り換え制御信号が供給さ
れる。これにより、データ転送ゲート32aの伝送路が
閉じ、IPSコントローラ34は、内蔵ポインティング
スティック33から送られるデータのみならず、外部マ
ウス35が接続されている場合にはこの外部マウス35
から送られるデータも優先機能に基づいて処理し、ポー
トD1 から出力する。これにより、ポインティングデバ
イスセレクタ32のデータ転送ゲート32a及びキーボ
ードコントローラ25を介してIPSコントローラ34
とCPU11とのデータ通信が可能となる。
【0042】よってCPU11は、外部マウス35との
間で通信を実現したい場合にはポインティングデバイス
切り換え制御ビット“0”に設定し、IPSコントロー
ラ34との間で通信を実現したい場合にはポインティン
グデバイス切り換え制御ビットを“1”に設定する。
【0043】次に、前記PCMCIAコントローラ(PC
MCIA-CONT )26に設けられたユニバーサルレジスタレ
ジスタ群内のポインティングデバイス切り換え制御ビッ
トを有するユニバーサルレジスタ(U-Reg )26aの構
成例を図4を参照して説明する。このユニバーサルレジ
スタ26aにおいては、ビットD5(PORT5 )が、ポイ
ンティングデバイスの切り換え制御に用いられる切り換
え制御ビットであり、CPU11により更新制御され
る。この切り換え制御ビットは、前述したように、CP
U11が外部マウス35との通信を行なう際には“0”
が設定され、CPU11がIPSコントローラ34との
通信を行なう際には“1”が設定される。
【0044】又、ユニバーサルレジスタ26aのビット
D0(PORT0 )は、ポートリプリケータ29の装着状態
を示すビットである。ビットD0は、ポートリプリケー
タ29が図9に示されるように拡張コネクタ28に装着
されている場合には“0”が設定され、ポートリプリケ
ータ29が装着されていない状態では“1”が設定され
る。尚、ポートリプリケータ29の着脱状態を検出する
検出機構の具体的説明は省略する。
【0045】次に、各種システム構成のセットアップ情
報を設定できるセットアップ画面について図5を参照し
て説明する。オペレータにより、システムメモリ12に
格納されているセットアッププログラムを起動すること
によって、ディスプレイ15上に図5に示されるセット
アップ画面(セットアップメニュ)が表示される。ここ
で、オペレータは、セットアップ画面に示された各種シ
ステムの設定状況を確認できると共に各種システム構成
の使用環境を設定することができる。特に、同実施例で
は、「その他」の項目「ポインティングデバイス」上
で、自動選択モードと同時使用モードとを選択設定する
ことができ、これによりオペレータの所望する入力機構
を実現することができる。即ち、項目「ポインティング
デバイス」が自動選択モードに設定された場合、システ
ム起動時に外部マウス35がポートリプリケータ29を
介して拡張コネクタ28に接続されていると、内蔵ポイ
ンティングスティック33が使用不能となり外部マウス
35のみが使用可能となる。外部マウス35が接続され
ていない場合は、内蔵ポインティングスティック33が
使用可能となる。又、項目「ポインティングデバイス」
が同時使用モードに設定された場合、システム起動時に
外部マウス35がポートリプリケータ29を介して拡張
コネクタ28に接続されていると、内蔵ポインティング
スティック33及び外部マウス35の双方がIPSコン
トローラ34の制御の元で使用可能となる。
【0046】このセットアップメニュにおける各種設定
情報は、リアルタイムメモリ20のスタティックRAM
に保持され、コンピュータシステムがオフ状態であって
も保持される。
【0047】次に、図8〜図10を参照してこの実施例
に係るコンピュータシステムの外観を説明する。図8
は、このコンピュータシステム本体の背面に設けられた
外部機器接続ポートの配置例が示されている。各種接続
ポートは、通常使用されない場合、本体に付属されたカ
バーで覆われる。又、この実施例において、拡張フロッ
ピィディスクドライブ用コネクタ23は、システム本体
の側面に設けられている。図9は、このコンピュータシ
ステム本体の拡張コネクタ28にポートリプリケータ2
9を接続した状態を示す。ここでは、ポートリプリケー
タ29によって外部マウス35が接続される拡張ポート
Pa、外部キーボード30が接続される拡張ポートP
b、及び外部カラーモニタ(CRTモニタ)が接続され
る拡張ポートPcが増設される。
【0048】又、標準装備された内蔵キーボード22に
設けられた内蔵ポインティングスティック33の操作ス
ティック33a及びコントロールボタン33bの具体的
な配置例を図10に示す。この実施例では、キーボード
上のホームポジションキー(「F」キーと「J」キー)
間の所定のキートップ間に前記操作スティックが突出し
た状態で設けられている。
【0049】次に、この実施例おいて、システム電源の
投入に伴う初期化処理(IRT処理)で実行される、ポ
インティングデバイスに係るBIOS処理動作について
図6及び図7(a)〜(c)を参照して説明する。図6
のフローチャートに示されるBIOS処理は、IPSコ
ントローラ34の初期化、外部マウス35の接続有無の
チェック、及びセットアップメニュにおいて設定された
モードに従った入力機構の設定を目的とする。又、図7
(a)は、BIOS処理を実行するCPU11とIPS
コントローラ34との間で送受されるコマンド及びデー
タのタイミングを示す。図7(b)は、BIOS処理を
実行するCPU11と外部マウス35との間で送受され
るコマンド及びデータのタイミングを示す。図7(c)
は、ポインティングデバイスセレクタ32及びIPSコ
ントローラ34に供給される切り換え制御信号(CS)
のレベルを示す。
【0050】図7(a)〜(c)において、71A,7
1B,75A(FF)はそれぞれ初期化コマンドを示
し、72A,72B,76A(FA)はそれぞれ応答
(ACK)を示す。71Cはポインティングデバイスセ
レクタ32の同時使用モードから自動選択モードへの切
り換えタイミングを示し、72Cはポインティングデバ
イスセレクタ32の自動選択モードから同時使用モード
への切り換えタイミングを示す。又、73A,73B,
77A(AA)、及び、74A,74B,78A(0
0)はそれぞれフェーズ合わせのための(初期化処理終
了を通知するための)データを示し、T1 及びT2 は、
IPSコントローラ34が切り換え制御信号(CS)の
レベルを常に正しい状態で認識できるようにするための
ウェイト時間を示す。
【0051】又、IPSコントローラ34は、初期化コ
マンド71Aに対してACK72Aを発行し、発行から
T1 時間経過した71Cと72Cとの間に、ユニバーサ
ルレジスタ26aのポインティングデバイス切り換え制
御ビットを参照してポインティングデバイスセレクタ3
2の切り換え状態を認識する。尚、データ73A(A
A),データ74A(00)は、このチェック時に切り
換え制御ビットが“0”である場合には出力されない。
【0052】システム電源が投入されると、これに応じ
てフラッシュメモリであるBIOS−ROM17のメモ
リチェック等が行なわれ、このBIOS−ROM17に
記憶されているプログラムがシステムメモリ12にコピ
ーされる。この後、初期化処理が実行される。この初期
化処理において、図6に示される処理が実行される。
尚、このポインティングデバイスに係る処理を含む、初
期化処理の一部は、図5に示されるセットアップメニュ
において、Power-Up Mode がレジュームモードに設定さ
れた場合であっても、システムの電源投入に応じて実行
される。
【0053】先ず、CPU11は、内蔵ポインティング
スティック33を初期化するために、システムメモリ1
2のシステムコンフィグレーションテーブル(SCT)
のビット12xに“0”をセットする(ステップS
1)。このビット12xは、外部マウス35の接続有無
を示すビットであり、ビット12xが“0”である場
合、外部マウス35が接続されていないことを示し、
“1”である場合、外部マウス35が接続されているこ
とを示す。CPU11は、更に、PCMCIAコントロ
ーラ26内に設けられたユニバーサルレジスタ26aの
ポインティングデバイス切り換え制御ビット(ビットD
5)に“1”をセットする(ステップS2)。
【0054】このようなビット設定が終了すると、CP
U11は、IPSコントローラ34に初期化コマンド7
1A(FF)を出力する(ステップS3)。この初期化
コマンドに応答したACK72AがIPSコントローラ
43から送られた場合(ステップS4,YES)、CP
U11は、外部マウス35及びIPSコントローラ34
を順に初期化するために切り換え制御ビットD5を
“1”から“0”に変更し、再び初期化コマンドを発行
する(ステップS5,S6)。
【0055】一方、IPSコントローラ34は、前記初
期化コマンド71Aに応じ、CPU11に対してACK
72A(FA)を返すと、T1 時間ウェイトした後、図
7(c)に示される71Cと72Cとの期間内でユニバ
ーサルレジスタ26aの切り換え制御ビットD5をチェ
ックする。ここで、IPSコントローラ34は、切り換
え制御ビットD5が“0”、即ち、切り換え制御信号
(CS)が“0”である場合、前記ステップS3におい
てCPU11から送られた初期化処理コマンド71A
(FF)が外部マウス35を初期化するための切り換え
コマンドであると判断する。又、切り換え制御信号(C
S)が“1”である場合、内蔵ポインティングスティッ
ク33を初期化するためのIPSコントローラ34への
初期化コマンドであると判断する。
【0056】ここでは、前記ステップS5において、切
り換え制御ビットD5が“1”から“0”に書き換えら
れているので、IPSコントローラ34は、CPU11
からの初期化コマンド71A(FF)を切り換えコマン
ドであると判断する。
【0057】従って、前記ステップS6においてCPU
11により発行された初期化コマンドは、図7(b)に
示される初期化コマンド71Bとして外部マウス35に
送られる。外部マウス35がポートリプリケータ29の
入出力ポートPaに接続されている場合、外部マウス3
5は、ACK72BをCPU11に送出する。外部マウ
ス35は、更に、初期化コマンド71Bに応じて内部を
初期化し、フェーズ合わせのために初期化処理の終了を
通知するデータ73B(AA),74B(00)をCP
U11に出力する。
【0058】CPU11は、前記ステップ6において送
出した初期化コマンド71Bに対する応答があった場
合、外部マウス35がポートリプリケータ29に接続さ
れていると判断する(ステップS7,YES)。そし
て、外部マウス35から送られるフェーズ合わせのため
のデータ73B,74Bを受け取り(リード)し、更
に、SCTのマウス有無ビット12xにマウス有りを示
す“1”を設定する(ステップS8,9,10)。
【0059】次に、CPU11は、リアルタイムクロッ
ク20のCMOSよりポインティングデバイス設定情報
(PS)を読み込み、設定内容が“自動選択モード”で
あるか“同時使用モード”であるか判定する(ステップ
S11)。ここで、設定されたモードが“自動選択モー
ド”である場合、ポインティングデバイスに係る初期化
処理は終了する。即ち、PS情報が“自動選択モード”
であり、且つ、外部マウス35が接続されているので、
CPU11は、内蔵ポインティングスティック33の初
期化処理実行させる必要はなく、外部マウス35の初期
化処理さえ実行するように指示すればよい。更に、ポイ
ンティングデバイス切り換えビットD5は、“0”に設
定されているので、外部マウス35の検出する座標デー
タのみがポインティングデバイスセレクタ32のデータ
転送ゲート32bを介してCPU11に送られる。この
際、外部マウス35から送出されるデータは、IPSコ
ントローラ34の制御を受けない。このため、外部マウ
ス35は、独自の機能及び性能に基づいて使用される。
【0060】リアルタイムクロック20に保持されてい
るポインティングデバイス設定情報(PS)が“同時使
用モード”である場合(ステップS11,NO)、CP
U11は、内蔵ポインティングスティック33と外部マ
ウス35との双方の使用を可能とするため、内蔵ポイン
ティングスティック33を制御するIPSコントローラ
34を初期化する必要がある。従って、CPU11は、
IPSコントローラ34が切り換え制御信号(CS)を
チェックするための時間を確保するため、即ち、71C
〜72Cまでの期間を確保するために、外部マウス35
からのデータ74B(00)をリード後、T2 時間ウェ
イトする(ステップS12)。この後、CPU11は、
ポインティングデバイス切り換えビットD5を“0”か
ら“1”に設定し、初期化コマンド75A(FF)を発
行する(ステップS13,14)。
【0061】ポインティングデバイスセレクタ32は、
前記ステップS13において、切り換え制御ビットD5
が“1”に書き換えられているため、データ転送ゲート
32aはデータ転送路を接続し、データ転送ゲート32
bはデータ転送路を遮断する。従って、キーボードコン
トローラ25とIPSコントローラ34とを間のデータ
転送路が接続され、キーボードコントローラ25と外部
マウス35との間のデータ転送路が遮断される。但し、
外部マウス35は、IPSコントローラ34の入出力ポ
ートD2 に接続されたままである。
【0062】IPSコントローラ34は、ポインティン
グデバイスセレクタ32を介して初期化コマンド75A
を受け取ると、ACK76AをCPU11に返す。又、
IPSコントローラ34は、ACK76Aを発行した
後、切り換え制御ビットD5の状態を認識する。この
際、切り換え制御ビットD5は、ステップS13におい
て“1”に設定されているので、IPSコントローラ3
4は、初期化コマンド75Aを内蔵ポインティングステ
ィック33を初期化するための初期化コマンドであると
判断する。よって、IPSコントローラは内部を初期化
してフェーズ合わせのためのデータ77A(AA),7
8A(00)を出力する。
【0063】CPU11は、このIPSコントローラ3
4からのACK75Aを受け取ると(ステップS15,
YES)、更に、データ77A,78Aを受け取り(リ
ードし)ポインティングデバイスに係る初期化処理を終
了する。これにより、内蔵ポインティングスティック3
3を使用するためのIPSコントローラ34の初期化処
理、及び外部マウス35の初期化処理を終了したことに
なる。又、切り換え制御ビットD5は、前記ステップ1
3において“1”が設定されている。従って、ポインテ
ィングデバイスセレクタ32のデータ転送ゲート32a
はデータ転送路を接続し、データ転送ゲート32bはデ
ータ転送路を遮断している状態にある。又、IPSコン
トローラ34は、切り換え制御ビットD5が“1”であ
るので、入出力ポートD2 から送られる外部マウス35
の位置座標データと、内部ポインティングスティック3
3から送られる位置座標データとを優先機能に従って処
理し、処理結果を入出力ポートD1 を介してポインティ
ングデバイスセレクタ32に送出する。この際、内蔵ポ
インティングスティック33及び外部マウス35の検出
する座標データは、共にIPSコントローラ34の制御
下で処理される。このため、外部マウス35の機能及び
性能は、内蔵ポインティングスティック33の機能及び
性能と等しくなる。
【0064】又、前記ステップS6において発行された
初期化コマンド71Bに対し、外部マウス35がポート
リプリケータ29に接続されていない場合、CPU11
にACK72Bは返らない。従って、CPU11は、外
部マウス35から応答(ACK)が返ってこない場合
(ステップS7,NO)、外部マウス35が接続されて
いないと判断し、ポインティングデバイス設定情報(P
S)の設定モードに関係なく内蔵ポインティングスティ
ック33を使用するためのIPSコントローラ34の初
期化処理を指示する。これにより、IPSコントローラ
34の初期化処理が行なわれ(ステップS12〜S1
7)、ポインティングデバイスに係るBIOS初期化処
理が完了する。このIPSコントローラ34の初期化処
理は、前述したステップS12〜17の処理と等しいの
で説明は省略する。
【0065】又、CPU11は、IPSコントローラ3
4に初期化処理コマンド送った後、応答(ACK)が返
らない場合(ステップS4,NO、又はステップ15,
NO)、内蔵ポインティングスティック33に何等かの
異常があると判断し、所定のエラー処理を実行する(ス
テップS18)。この所定処理を実行した後、CPU1
1は、ポインティングデバイスに係るBIOS初期化処
理を終了する。
【0066】以上説明したような、ポインティングデバ
イスに係る初期化機能を有することにより、接続された
外部マウス35を、外部マウス35の有する機能及び性
能に基づいて使用することができる。これにより、標準
装備されたポインティングデバイスとオプション接続さ
れたポインティングデバイスとの機能及び性能を各々活
用することができ、使い勝手のよい入力機構を実現する
ことができる。
【0067】更に、内蔵ポインティングスティック33
又は外部マウス35のいずれかのポインティングデバイ
スを使用可能とする“自動選択モード”と、内蔵ポイン
ティングスティック33と外部マウス35との双方を使
用可能とする“同時使用モード”とを任意に選択して設
定できるポインティングデバイス入力機構を実現するこ
とができる。この“自動選択モード”では、外部マウス
35が接続さた際、内蔵ポインティングスティック33
が使用不能となって外部マウス35が、この外部マウス
35の有する機能及び性能で使用可能となり、外部マウ
スが接続れていない場合には内蔵ポインティングスティ
ック33が使用可能となる。従って、オペレータが外部
マウス35をこの外部マウス35の有する機能及び性能
に基づいて使用する場合に有効となる。又、“同時使用
モード”では、外部マウス35が接続された場合、この
外部マウス35と内蔵ポインティングスティック33と
の双方が使用可能となり、外部マウス35が接続されて
いない場合には、内蔵ポインティングスティック33が
使用可能となる。従って、このモードは、オペレータが
外部マウス35と内蔵ポインティングスティック33と
の双方を使用したい場合に有効となる。この2つのモー
ドを任意に選択設定することができるので、標準装備さ
れたポインティングデバイスとオプション接続されたポ
インティングデバイスとを有効に使用することができ
る。
【0068】又、前述したように、図6のフローチャー
トに示される処理を含む、初期化処理の一部は、電源の
再投入に応じて電源オフ直前の状態を再現するレジュー
ム機能が設定されている場合であっても実行される。こ
れにより、必ずしも、電源投入に応じてブート処理を実
行しなければ、前記各モードに基づいた入力機構を実現
できないということはない。
【0069】尚、この実施例では、外部マウス35がポ
ートリプリケータ29を介してシステム本体に接続する
構成であるが、システム本体に、外部マウス35用のポ
ートを設け、これに外部マウス35を接続する構成にし
てもよい。
【0070】又、この実施例では、“自動選択モード”
を設定した場合に、外部マウスを、外部マウス35の有
する機能及び性能で使用できるようなっている。しか
し、このようなモード設定手段を設けず、外部マウス3
5がポートリプリケータ29に接続されている場合に
は、ユーザが外部マウス35をこの外部マウス35の有
する機能及び性能で使用したいものと認識して、自動的
に“自動選択モード”で入力機構がセットアップされる
構成にしてもよい。
【0071】又、この実施例では、ポインティングデバ
イスセレクタ32のデータ転送路の切り換えを、ユニバ
ーサルレジスタ26aの切り換え制御ビットD5に基づ
いて切り換える構成としたが、例えば、外部マウス35
がポートリプリケータ29に接続されたことをスイッチ
等によって検出し、この検出結果を示す信号を用いてポ
インティングデバイスセレクタ32を制御するようにし
てもよい。但し、ポインティングデバイスセレクタ32
の切り換え状態は、CPU11及びIPSコントローラ
34に通知する必要がある。
【0072】又、この実施例では、標準装備されたポイ
ンティングデバイスにポインティングスティックを用
い、オプション接続されるポインティングデバイスにマ
ウスを用いた。しかし、標準装備されるポインティング
デバイスがトラックボール等でもよく、オプション接続
されるポインティングデバイスは、ジョイスティック等
の他のポインティングデバイスであってもよい。
【0073】又、ポインティングデバイスセレクタ32
の構成は、前記図3に示され構成に限らず、この実施例
の動作に沿った切り換え制御が可能な他の回路素子構成
でもよい。
【0074】
【発明の効果】以上詳記したように、この発明によれ
ば、ポインティングデバイスに係る初期化機能を有する
ことにより、接続された外部マウスを、外部マウスの有
する機能及び性能に基づいて使用することができる。こ
れにより、標準装備されたポインティングデバイスとオ
プション接続されたポインティングデバイスとの機能及
び性能を各々活用することができ、使い勝手のよい入力
機構を実現することができる。
【0075】更に、内蔵ポインティングスティック又は
外部マウスのいずれかのポインティングデバイスを使用
可能とする“自動選択モード”と、内蔵ポインティング
スティックと外部マウスとの双方を使用可能とする“同
時使用モード”とを任意に選択して設定できるポインテ
ィングデバイス入力機構を実現することができる。この
“自動選択モード”では、外部マウスが接続さた際、内
蔵ポインティングスティックが使用不能となって外部マ
ウスが、この外部マウスの有する機能及び性能で使用可
能となり、外部マウスが接続れていない場合には内蔵ポ
インティングスティックが使用可能となる。従って、オ
ペレータが外部マウスをこの外部マウスの有する機能及
び性能に基づいて使用する場合に有効となる。又、“同
時使用モード”では、外部マウスが接続された場合、こ
の外部マウスと内蔵ポインティングスティックとの双方
が使用可能となり、外部マウスが接続されていない場合
には、内蔵ポインティングスティックのみが使用可能と
なる。従って、このモードは、オペレータが外部マウス
と内蔵ポインティングスティックとの双方を使用したい
場合に有効となる。この2つのモードを任意に選択設定
することができるので、標準装備されたポインティング
デバイスとオプション接続されたポインティングデバイ
スとを有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るコンピュータシステ
ムの全体構成を示すブロック図。
【図2】同実施例におけるコンピュータシステムのメモ
リ構成を示すメモリマップ。
【図3】同実施例におけるポインティングデバイスセレ
クタの構成及びこのセレクタと周辺構成要素との接続状
態を示す図。
【図4】同実施例におけるユニバーサルレジスタ(U-Re
g )の構成を示す図。
【図5】同実施例におけるセットアップメニュの一例を
示す図。
【図6】同実施例における初期化処理(IRT処理)で
実行されるBIOS処理ルーチンを示すフローチャー
ト。
【図7】(a)〜(c)は、初期化処理に係るタイミン
グチャートであり、(a)はIPS−コントローラとB
IOSを実行するCPUとの間でのコマンド及びデータ
の送受タイミングを示し、(b)は外部マウスと前記C
PUとの間でのコマンド及びデータの送受タイミングを
示し、(c)はポインティングデバイスセレクタの内部
状態を示す。
【図8】同実施例におけるコンピュータシステムのコン
ピュータ本体の背面に設けられた外部機器接続ポートの
配置例を示す斜視図。
【図9】同実施例におけるコンピュータ本体の拡張コネ
クタにポートリプリケータが装着された状態を示す斜視
図。
【図10】同実施例におけるコンピュータ本体のキーボ
ードに設けられた内蔵ポインティングスティックの配置
状態例を示す斜視図。
【符号の説明】
10A…ISAバス、10B…CPUバス、11…CP
U、12…システムメモリ、13…システムコントロー
ラ、14…VGAコントローラ、15…ディスプレイ、
16…VRAM、17…BIOS−ROM、18…I/
Oコントローラ、19…ハードディスクドライブ、20
…リアルタイムクロック、21…シリアルポート、22
…プリンタ/外部フロッピィディスクドライブ、23…
外部フロッピィディスクドライブ、24…電源コントロ
ーラ、25…キーボードコントローラ、26…PCMC
IAコントローラ、27…内部キーボード、28…拡張
コネクタ、29…ポートリプリケータ、30…外部キー
ボード、31…カードスロット、32…ポインティング
デバイスセレクタ、33…ポインティングスティック、
34…IPSコントローラ、35…PS/2マウス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/033 G06F 3/00 A G06F 3/02

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムの筐体に設けられ
    る内蔵ポインティングデバイスと、 前記筐体に取り外し可能に接続可能な外部ポインティン
    グデバイスと、 前記外部ポインティングデバイスが接続された時に、前
    記内蔵ポインティングデバイスと前記外部ポインティン
    グデバイスとの両方を使用可能にする第1モードと、前
    記外部ポインティングデバイスのみの使用を可能にする
    第2モードとのいずれかを示すモードデータを設定する
    手段と、 前記モードデータを保持する保持手段と、 前記外部ポインティングデバイスが前記コンピュータシ
    ステムに接続されているか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段により、前記外部ポインティングデバイス
    の接続が検出された時、前記保持手段に保持されている
    前記モードデータを読み出し、前記モードデータが第1
    モードを示しているか、第2モードを示しているかを判
    定する手段と、 前記判定手段により前記モードデータが前記第1モード
    を示していると判定された場合、前記外部ポインティン
    グデバイスと前記内蔵ポインティングデバイスとの初期
    化処理を行ない、前記第2モードを示していると判定さ
    れた場合、前記外部ポインティングデバイスのみの初期
    化処理を行なう制御手段と、 を具備するコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記外部ポインティングデバイスは、検
    出した操作量を処理するための第1プロセッサを有し、
    前記制御手段は前記検出手段により前記外部ポインティ
    ングデバイスの接続が検出され、前記判定手段により前
    記モードデータが前記第2モードを示していると判定さ
    れた場合、前記第1プロセッサの処理結果を有効にする
    ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記検出手段により前
    記外部ポインティングデバイスの接続が検出されなかっ
    た時、前記内蔵ポインティングデバイスを有効にするこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 コンピュータシステムの筐体に設けられ
    る内蔵ポインティングデバイスと、 前記筐体に取り外し可能に接続可能で、操作量を検出
    し、検出した操作量を処理する第1プロセッサを有する
    外部ポインティングデバイスと、 前記内蔵ポインティングデバイス及び前記外部ポインテ
    ィングデバイスの両方の使用を示す第1モードと、前記
    外部ポインティングデバイスのみの使用を示す第2モー
    ドとのいずれかを示すモードデータを保持する手段と、 前記外部ポインティングデバイスが前記コンピュータシ
    ステムに接続されているか否かを検出する検出手段と、 前記内蔵ポインティングデバイスの操作量を検出し、検
    出した操作量を処理する第2プロセッサと、 前記検出手段により前記外部ポインティングデバイスの
    接続が検出された時、前記保持手段に保持されている前
    記モードデータが第1モードを示す場合、前記第2プロ
    セッサを有効とし、前記第1プロセッサの処理結果を前
    記第2プロセッサの制御の基で有効とし、前記保持手段
    に保持されている前記モードデータが第2モードを示す
    場合、前記第1プロセッサの処理結果を有効とし、前記
    外部ポインティングデバイスの使用のみを有効とする制
    御手段と、 を具備するコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記第2プロセッサは、前記第1プロセ
    ッサにより検出された操作量も受取り、前記検出手段に
    より前記外部ポインティングデバイスの接続が検出さ
    れ、前記保持手段に保持されている前記モードデータが
    前記第2モードを示す場合、前記第1プロセッサと前記
    第2プロセッサがともに操作量を検出した場合、先に検
    出された操作量を処理することを特徴とする請求項4記
    載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 標準装備された内蔵ポインティングデバ
    イスと、 取り外し可能で、検出された操作量に基づいて第1処理
    データを生成する第1プロセッサを有する外部ポインテ
    ィングデバイスと、 前記内蔵ポインティングデバイスにより検出された操作
    量と前記第1プロセッサにより生成された第1処理デー
    タとのいずれか一方に基づいて第2処理データを生成す
    る第2プロセッサと、 前記第1プロセッサにより生成される第1処理データと
    前記第2プロセッサに より生成される第2処理データと
    の少なくとも一方の処理データを制御する制御手段と、 前記制御手段、前記外部ポインティングデバイス及び前
    記第2プロセッサに接続され、切り換え情報に従って前
    記制御手段と前記外部ポインティングデバイスとのデー
    タ伝送路、及び前記制御手段と前記第2プロセッサとの
    データ伝送路のいずれか一方を閉じるセレクタと、 前記切り換え情報を保持するレジスタとを具備し、 前記制御手段は、前記コンピュータシステムの電源投入
    に応じて前記セレクタが前記制御手段と前記第2プロセ
    ッサとのデータ伝送路を閉じるための第1切り換え情報
    を前記レジスタに書込み、前記外部ポインティングデバ
    イスの接続有無を判断し、前記外部ポインティングデバ
    イスの接続が検出されなかった時には前記セレクタが前
    記制御手段と前記外部ポインティングデバイスとのデー
    タ伝送路を閉じるための第2切り換え情報を前記レジス
    タに書込み、 前記内蔵ポインティングデバイス及び前記外部ポインテ
    ィングデバイスの使用モードを示すモードデータを保持
    するメモリをさらに具備し、 前記制御手段は、前記外部ポインティングデバイスの接
    続が検出され、前記モードデータが前記内蔵ポインティ
    ングデバイス及び前記外部ポインティングデバイスの双
    方の使用を示す時、前記レジスタに第2切り換え情報を
    書込み、 前記外部ポインティングデバイスは、前記制御手段から
    の初期化コマンドに応じ、前記外部ポインティングデバ
    イス内部の初期化を行ない、前記制御手段に応答を返
    し、前記制御手段は、前記レジスタに前記第1切り換え
    情報を書込んだ後、前記外部ポインティングデバイスに
    前記初期化コマンドを発行し、前記応答を受け取ること
    により前記外部ポインティングデバイスの接続有無を判
    断することを特徴とするコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記外部ポインティン
    グデバイスの接続が検出され、前記メモリの保持するモ
    ードデータが前記内蔵ポインティングデバイス及び前記
    外部ポインティングデバイスのいずれか一方の使用を示
    す時、初期化処理を終了することを特徴とする請求項6
    記載のコンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 前記コンピュータシステムは、前記外部
    ポインティングデバ イスの接続状態を示す第2のメモリ
    を具備し、前記制御手段は、前記外部ポインティングデ
    バイスの接続が検出された時、前記第2のメモリに前記
    外部ポインティングデバイスの接続を示すデータを格納
    することを特徴とする請求項6記載のコンピュータシス
    テム。
  9. 【請求項9】 コンピュータシステムの筐体上面に配設
    されるポインティングデバイスと、 前記筐体に信号ケーブルを介して取り外し可能に接続可
    能な外部ポインティングデバイスと、 前記外部ポインティングデバイスが接続された時に、前
    記内蔵ポインティングデバイスと前記外部ポインティン
    グデバイスとの両方を使用可能にする第1モードと、前
    記外部ポインティングデバイスのみの使用を可能にする
    第2モードとのいずれかを示すモードデータを設定する
    手段と、 前記モードデータを保持する保持手段と、 前記外部ポインティングデバイスが前記コンピュータシ
    ステムに接続されているか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段により、前記外部ポインティングデバイス
    の接続が検出された時、前記保持手段に保持されている
    前記モードデータを読み出し、前記モードデータが第1
    モードを示しているか、第2モードを示しているかを判
    定する手段と、 前記判定手段により前記モードデータが前記第1モード
    を示していると判定された場合、前記外部ポインティン
    グデバイスと前記内蔵ポインティングデバイスとを使用
    可能に設定し、前記第2モードを示していると判定され
    た場合、前記外部ポインティングデバイスのみを使用可
    能に設定する設定手段と、 を具備するコンピュータシステム。
  10. 【請求項10】 前記設定手段は、前記判定手段により
    前記モードデータが前記第1モードを示していると判定
    された場合、前記外部ポインティングデバイスと前記内
    蔵ポインティングデバイスとの初期化処理を行ない、前
    記第2モードを示していると判定された場合、前記外部
    ポインティングデバイスのみの初期化処理を行なう請求
    項9記載のコンピュータシステム。
  11. 【請求項11】 内蔵ポインティングデバイスを有し、
    外部ポインティング デバイスを接続可能なコンピュータ
    システムに用いられるポインティングデバイス制御方法
    において、 前記外部ポインティングデバイスが接続された時に、前
    記内蔵ポインティングデバイスと前記外部ポインティン
    グデバイスとの両方を使用可能にする第1モードと、前
    記外部ポインティングデバイスのみの使用を可能にする
    第2モードとのいずれかを示すモードデータを保持し、 前記外部ポインティングデバイスが前記コンピュータシ
    ステムに接続されているか否かを検出し、 前記外部ポインティングデバイスの接続が検出された
    時、前記保持されている前記モードデータが第1モード
    を示しているか、第2モードを示しているかを判定し、 前記モードデータが前記第1モードを示していると判定
    された場合、前記外部ポインティングデバイスと前記内
    蔵ポインティングデバイスとを使用可能に設定し、前記
    第2モードを示していると判定された場合、前記外部ポ
    インティングデバイスのみを使用可能に設定することを
    特徴とするポインティングデバイス制御方法。
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