JP3301315B2 - カーテンレールのティーチング法 - Google Patents

カーテンレールのティーチング法

Info

Publication number
JP3301315B2
JP3301315B2 JP22782296A JP22782296A JP3301315B2 JP 3301315 B2 JP3301315 B2 JP 3301315B2 JP 22782296 A JP22782296 A JP 22782296A JP 22782296 A JP22782296 A JP 22782296A JP 3301315 B2 JP3301315 B2 JP 3301315B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
teaching
mover
curtain
opening
completed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22782296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1052359A (ja
Inventor
博司 稲垣
利昭 小野山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP22782296A priority Critical patent/JP3301315B2/ja
Publication of JPH1052359A publication Critical patent/JPH1052359A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3301315B2 publication Critical patent/JP3301315B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンレールの
ティーチング法に関し、特に、リニアモータにてカーテ
ンを開閉するカーテンレールのティーチング法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在、リニアモータを用いてカーテンを
電動開閉するカーテンレールが、ホテル等の業務用の他
にも一般家庭において用いられるようになっている。こ
の電動式のカーテンレールにおいて、カーテンを開き又
は閉じ始める際、及び、開き又は閉じ終わる際に、可動
子の速度を下げカーテンを円滑に開閉させるスロースタ
ート・スローストップが一部で適用されている。
【0003】ここで、スローストップを実現するために
は、実際に可動子が走行する距離を把握しておくことが
必要となる。即ち、停止位置より所定距離手前から減速
を開始するので、減速開始位置を認識せねばならないた
めである。この可動子の走行距離を把握させるるため
に、従来からカーテンレールの取り付け後に、施工業者
により手動でティーチングが行われていた。なお、カー
テンレールは、注文に応じて一品づつ製造されるため、
カーテンレール毎に可動子の実走行長は異なっている。
【0004】このティーチングは、本体のティーチング
設定スイッチを操作して、カーテンレール側にティーチ
ングを行う旨を認識させた後、可動子を手動または外部
スイッチ(リモートコントロール装置)の操作によって
開端又は閉端位置まで一旦動かしてから、該外部スイッ
チを4回操作して可動子を弍往復させることによって行
われる。ここで、カーテンレールは、可動子の弍往復し
た際の走行距離が等しいときに、当該走行距離を保持す
ると共に、ティーチングが適正に完了した旨を本体側の
表示ランプに表示し、開閉動作の際に上記スローストッ
プを行う。他方、可動子の走行距離が異なるときには、
ティーチング完了の表示ランプを未点灯のまま、開閉動
作の際にスローストップを行わない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カーテ
ンレール本体の表示ランプは、使用者に存在を認識させ
ないようにするため、カーテンレール本体の上側等に配
置され、カーテンの取り付けられた状態では通常見えな
いようにされている。このため、ティーチングが完了し
たか否かのランプの表示は、梯子等を用いてカーテンレ
ールの上側から見ない限り分からず、施工業者によるテ
ィーチングが未終了のまま使用者側に引き渡されること
が度々起きた。ティーチングが未終了の際には、上述し
たように開閉動作の際にスローストップを行い得ない。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、ティー
チングを確実に完了し得るカーテンレールのティーチン
グ法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1では、リニアモータによってカーテンを開
閉するカーテンレールのティーチング法であって、開閉
スイッチが操作された際にティーチングが完了している
か否かを毎回判断し、ティーチングが未了の際には、
閉スイッチの操作に従い、一旦開端位置または閉端位置
まで可動子を走行させた後、この開端位置または閉端位
置から、可動子を1往復させるティーチング動作を行わ
可動子の走行長を測定し、開動作時に測定した可動子
の走行長と、閉動作時に測定した可動子の走行長とが、
ほぼ一致する際に、該走行長を保持してティーチングを
完了し、上記ティーチングが完了しているか否かの判断
にて、ティーチングが完了している際には、該開閉スイ
ッチの操作に従い可動子を通常動作させることを技術的
特徴とする。
【0009】請求項1では、開閉スイッチが操作された
際にティーチングが完了しているか否かを毎回判断し、
ティーチングが未了の際には、開閉スイッチの操作に従
い、一旦開端位置または閉端位置まで可動子を走行させ
た後、この開端位置または閉端位置から、可動子を1往
復させるティーチング動作を行わせ可動子の走行長を測
定し、開動作時に測定した可動子の走行長と、閉動作時
に測定した可動子の走行長が一致する際に、該走行長を
保持してティーチングを完了する。即ち、ティーチング
が完了するまでは、開閉スイッチが操作される度にティ
ーチング動作を行うため、ティーチングを確実に完了す
ることが可能となる。
【0010】また、ティーチングを開始する前に、一旦
開端位置または閉端位置まで可動子を走行させるため、
この開端位置または閉端位置から、開動作及び閉動作を
行って可動子の走行長を測定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施態
様について図を参照して説明する。ここでは先ず、本実
施例の速度制御装置によって制御されるリニアモータの
機械的構成について説明する。図1はリニアモータ10
の構成部品を示す斜視図であり、図2はリニアモータ1
0の断面図である。このリニアモータは、図1に示すよ
うにアウターレール20内に収容される固定子40A、
40Bと、このアウターレール20内に長手方向に摺動
可能に収容される可動子50とにより構成されている。
アウターレール20は、断面略逆U字形状に形成され、
図2に示すように中間部位に断面略コ字形状の一対の磁
石嵌合溝20e、20eが設けられている。
【0012】これら各磁石嵌合溝20e、20e内に
は、その長手方向に沿い永久磁石42とヨーク44から
成る固定子40A、40Bが収容されている。固定子4
0A側の永久磁石42は、その長手方向に、複数の着磁
部42A、42B、42C、・・・(図1参照)を形成
してなり、これら各着磁部42A、42B、42C、・
・・は、永久磁石42の板厚方向にそれぞれ着磁されて
いる。かかる場合、各着磁部42A、42B、42C、
・・・のうち互いに隣接し合う各着磁部の着磁極性は相
互に逆になっている。
【0013】一方、固定子40B側の永久磁石42も同
様に板厚方向にそれぞれ着磁され、隣接し合う各着磁部
の着磁極性は、相互に逆になっている。また、固定子4
0A側と固定子40B側とで、両永久磁石42、42の
互いに対向する各両着磁部の対向磁極は、逆極性となっ
ている。
【0014】図2に示すようにアウターレール20の上
側には、帯状の架線(整流子)30を収容するための架
線嵌入溝20cが形成されている。架線30は、可撓性
を有する絶縁フィルムから成り、長手方向に沿い図1に
示すように両電極パターン32A、32Bが、屈曲状の
狭隙32Cを介するパターン形状にて形成されている。
この電極パターン32A、32Bは、図示形状の銅箔か
らなり、一対の永久磁石42と対応するように所定ピッ
チを繰り返すように構成されている。
【0015】可動子50は、図2にて示すごとく、アウ
ターレール20内にて、左右両磁石嵌合溝20e、20
e間にその長手方向に沿い摺動可能に介装されている。
この可動子50は、図1及び図2にて示すごとく、長手
板形状の頭壁56を備えており、この頭壁56は、左右
両磁石嵌合溝20e、20eの各上壁20j上に亘り長
手方向に摺動可能に載置されている。
【0016】また、可動子50は、直方体形状の胴体5
8を備えており、この胴体58は、頭壁56の左右方向
中央部から左右両磁石嵌合溝20e、20eの各両対向
端部間に長手方向に移動可能に垂下して設けられている
(図2参照)。図1に示すように胴体58は、三つの略
円柱状電機子52A、52B及び52Cを備えており、
これら各電機子52A、52B及び52Cは、胴体58
内に組み込まれている。各電機子52A、52B、52
Cは、図2に示すように円柱状コア59を備えており、
このコア59の軸方向は、固定子40A、40Bの永久
磁石42、42の各着磁部の着磁方向に平行(即ち、両
永久磁石42、42の長手方向に垂直)となっている。
コア59の外周にはコイル57が巻装されており、この
コイル57に接続されたブラシ54、54への印加直流
電圧の極性に応じて、コア59の磁化方向が定まる。
【0017】また、一対のブラシ54、54は、図1に
示すように各電機子52A、52B、52Cに対応する
頭壁56上にてそれぞれ突出形成されており、その先端
部にて架線30の両電極パターン32A、32Bに接触
するようになっている。
【0018】リニアモータ10の端部には、レールエン
ド70が設けられ、可動子50は、レールエンド70に
取り付けられたクッション72に当接して停止するよう
構成されている。
【0019】可動子50の下端には、吊り下げ金具86
を介して先頭ランナ74が連結されている。この先頭ラ
ンナ74に取り付けられたホイール74aは、アウター
レール20の下端に形成された水平片20g、20g上
を転動するよう構成されている。当該アウターレール2
0内には、先頭ランナ74と共にカーテン(図示せず)
を吊り下げるランナ76が多数配置されている。このラ
ンナ76は、ホイール76aにて水平片20g、20g
を転動するよう構成されている。
【0020】第1実施例のリニアモータ10では、架線
30の電極パターン32A、32Bによって、ブラシ5
4を介して可動子50の各電機子52A、52B、52
Cに電流が流れ、磁束を発生させ、可動子50を走行さ
せる。即ち、可動子50の走行に伴い、ブラシ54から
の給電方向が順次切り換わり、電機子52A、52B、
52Cに一定方向への推力を発生させる。
【0021】引き続き、本発明の第1実施態様のカーテ
ンレールの制御装置の回路構成について、図3を参照し
て説明する。制御装置100は、AC100Vの電源8
2の電流を直流に変換すると共に、降圧するスイッチン
グレギュレータ84と、可動子50の位置及び速度を演
算して可動子の速度制御、及び、ティーチング動作を行
うマイクロコンピュータ80と、該マイクロコンピュー
タ80からの速度制御信号に基づき、PWM出力を発生
するPWM出力回路86と、該PWM出力をアナログ値
に変換するD/A変換回路88と、スイッチングレギュ
レータ84から供給された直流電圧を該D/A変換回路
88からの信号に基づき調整する出力電圧制御回路90
と、マイクロコンピュータ80からの走行方向制御信号
に基づき、架線30に供給する電流の極性を切り換える
開閉切換回路92と、開閉切換回路92から架線30に
供給される電流変化を微分的に検出する電流切換検出装
置94と、該電流切換検出装置94で検出された電流の
変化分、即ち、電機子52A、52B、52Cへの電流
の切り換えに対応させてパルスを発生するパルス発生回
路96と、外部スイッチ(リモートコントロール装置:
図示せず)からの操作信号(赤外線信号)を受信するた
めの受信装置98と、種々の状態表示を行う表示ランプ
99とから構成されている。
【0022】該マイクロコンピュータ80は、受信装置
98にて受信したリモートコントロール装置からの信号
に基づき架線30に電流を供給して可動子50を走行さ
せ、図示しないカーテンを開閉する。即ち、リモートコ
ントロール装置からの信号に基づき架線30に供給する
電流の極性を、開閉切換回路92を操作して切り換える
ことにより、カーテンを開放又は閉じる。また、該マイ
クロコンピュータ80は、可動子50が所定ピッチ走行
する毎に入力されるパルス発生回路96からのパルスを
計数することにより、可動子50の位置及び速度を算出
して速度を制御する。即ち、速度が目標速度よりも低い
ときには出力電圧制御回路90から架線30側に印加さ
れる電圧を高め、反対に速度が高いときには電圧を下げ
る。
【0023】引き続き、本発明の実施態様に係る制御装
置100側のティーチング処理について図5を参照して
説明する。まず、マイクロコンピュータ80は、リモー
トコントロール装置のスイッチが操作されたかを判断す
る(S12)。スイッチ操作があった際には(S12が
Yes)、ティーチングが終了してるかを判断し(S1
4)、ティーチングが完了していないときには(S14
がYes)、ステップ16へ進み直ちにティーチング処
理を開始する。他方、ティーチングが完了しているとき
には(S14がNo)、ステップ50へ移行し、通常の
カーテンの開閉動作を開始する。即ち、本実施態様で
は、スイッチ操作の有る毎にティーチングが完了してい
るかを判断し、ティーチングが完了するまでは、ティー
チング処理を開始する。
【0024】ここで、ティーチングが完了していないと
きには(S14がYes)、ステップ16へ進みリモー
トコントロール装置の開スイッチ側が操作されたかを判
断する。ここで、開スイッチが操作されたときには(S
16がYes)、まず、可動子50を開側へ走行させ、
可動子を開端位置まで移動させることによりカーテンを
全開する(S26)。なお、可動子の開端位置への到達
は、上記パルス発生回路96からのパルス入力が無くな
ったことにより判断する。そして、カーテンを閉方向へ
走行させ、可動子を閉端位置まで移動させることでカー
テンを全閉し、アウターレール20の長さ、即ち、可動
子の走行距離を学習する(S28)。なお、可動子の位
置及び速度は、上述したようにパルス発生回路96から
のパルスを計数することによってマイクロコンピュータ
80が常に算出している点に注意されたい。引き続き、
カーテンを開方向へ走行させ、可動子50を開端位置ま
で移動させてカーテンを全開し、アウターレール20の
長さ(可動子の走行距離)を学習する(S30)。即
ち、ティーチングの為にカーテンを1往復半開閉する。
その後、ステップ32にて、上記ステップ28にて測定
したカーテン全閉時の学習長(可動子の走行距離)と、
上記ステップ30にて測定したカーテン全開時の学習長
(可動子の走行距離)との間に誤差があるかを判断す
る。ここで、両学習長が略等しく、誤差が小さい場合に
は(S32がNo)、学習した可動子の走行距離Lを保
持し、ティーチングを完了する(S34)。
【0025】他方、上述したステップ16における開ス
イッチ操作の判断がNoのときには、引き続き、閉スイ
ッチ側が操作されたかを判断する(S18)。ここで、
閉スイッチが操作された際には(S18がYes)、ま
ず、可動子を閉端位置まで移動させてカーテンを全閉す
る(S20)。そして、カーテンを全開してアウターレ
ール20の長さを学習する(S22)。引き続き、カー
テンを全閉してアウターレール20の長さを学習する
(S24)。即ち、カーテンを1往復半開閉する。その
後、ステップ32にて、上記ステップ22にて測定した
カーテン全開時の可動子の走行距離と、上記ステップ2
4にて測定した全閉時の走行距離との間に誤差があるか
を判断する。ここで、両学習長が略等しく、誤差が小さ
い場合には(S32がNo)、学習した可動子の走行距
離Lを保持し、ティーチングを完了する(S34)。
【0026】他方、測定した学習長が異なり、誤差が大
きい場合、即ち、上記ステップ28、30、又は、ステ
ップ22、24のカーテンの開閉動作において、可動子
50の走行中に障害物と干渉する等の理由によりティー
チングに失敗したときは(S32がYes)、ティーチ
ング未了のままステップ12に戻る。そして、次に、リ
モートコントロール装置のスイッチが操作された際に
(S12がYes)、ティーチング未了かのステップ1
4の判断がYesとなって、上述した自動ティーチング
処理を再開する。即ち、本実施態様では、ティーチング
が完了するまでは、リモートコントロール装置が操作さ
れる度に、何度でもティーチングを自動的に開始するこ
とで、ティーチングを確実に完了する。
【0027】引き続き、ティーチング完了後の該マイク
ロコンピュータ80によるカーテンの開閉動作につい
て、図4乃至図6を参照して説明する。なお、開閉動作
の説明に先立ち、本実施態様のカーテンレールの速度制
御について、図4のグラフを参照して説明する。図4で
は、縦軸に速度を取り、横軸に距離を取っている。ここ
で、走行を開始してからスロースタート区間として設定
されている距離sを走行するまでは、徐々に速度を高め
て、カーテン(図示せず)を円滑に開き又閉じ始める。
そして、距離sを越えてからの定速区間では一定速度v
で可動子を駆動する。ここで、停止位置から距離s分手
前のスローストップ開始位置、即ち、上記ティーチング
によって測定した可動子の全走行長Lからスローストッ
プ区間として予め設定されている距離s分引いた位置に
到達した時から、速度を徐々に低下させるスローストッ
プを開始し、停止位置で速度を略零にすることで、カー
テンを揺動させることなく開閉動作を完了する。
【0028】先ず、マイクロコンピュータ80は、リモ
ートコントロール装置のスイッチが操作されたかを判断
する(図5に示すS12)。スイッチ操作があった際に
は(S12がYes)、ティーチングが終了しているか
を判断し(S14)、ここでは、ティーチングが完了し
ているため(S14がNo)、ステップ50のカーテン
開閉処理へ移行する。
【0029】このステップ50のカーテン開閉処理につ
いて、当該処理のサブルーチンを示す図6のフローチャ
ートを参照して説明する。まず、マイクロコンピュータ
80は、全開スイッチ側が操作されたかを判断し(S5
2)、全開スイッチが操作された際には(S52がYe
s)、可動子50を開方向へ駆動させ(S54)、ステ
ップ60へ移行する。他方、上記ステップ52の全開ス
イッチが操作されたかの判断がNoの際には、全閉スイ
ッチ側が操作されたかを判断し(S56)、全閉スイッ
チが操作された際には(S56がYes)、可動子50
の閉向への駆動を開始し(S58)、ステップ60へ移
行する。一方、全閉スイッチが操作さないときには(S
56がNo)、当該開閉処理のサブルーチンを終了す
る。
【0030】ステップ60ではスロースタートを行い、
上述したように可動子の速度を徐々に高めて行く。そし
て、スロースタート区間として設定されている距離s分
走行したかを判断し(S62)、距離sの走行により
(S62がYes)、速度vによる定速走行を開始する
(S64)。そして、停止位置から距離s分手前のスロ
ーストップ開始位置、即ち、上記ティーチングによって
測定した可動子の全走行長Lからスローストップ区間と
して予め設定されている距離s分引いた位置に到達した
かを判断する(S66)。ここで、該地点への到達によ
り(S66がYes)、速度を徐々に低下させるスロー
ストップを開始し(S68)、停止位置に到達、即ち、
全走行長Lを走行することにより(S70がYes)、
この開閉処理のサブルーチンを終了する。
【0032】また、上述した実施態様では、ティーチン
グ処理を開始する際に、ステップ16及びステップ18
で、開方向のスイッチが操作されたか、或いは、閉方向
のスイッチが操作されたかを判断し、そのスイッチの操
作に応じて、カーテンを1往復半開閉した。即ち、閉方
向のスイッチが操作された際には、カーテンを一旦閉端
位置まで送ってから、開動作及び閉動作を行う。他方、
開方向のスイッチが操作された際には、カーテンを一旦
開端位置まで送ってから、閉動作及び開動作を行うこと
により、操作者に違和感を与えないようにしている。
【0033】なお、従来技術では、カーテンレールの上
側の表示ランプにティーチング完了を表示するようにし
てあるため、ティーチングが完了したか否かを確認する
ことが難しく、ティーチングが完了せず、スローストッ
プを行い得ないまま、稼働されることがあった。これに
対して、本実施態様では、ティーチングが完了するま
で、カーテンの開閉時にティーチング動作を繰り返すた
め、ティーチングを確実に完了することがでる。
【0034】更に、従来技術では、ティーチング開始ス
イッチを操作してから手動によってカーテンを開端位置
又は閉端位置まで送っていたため、ティーチングを高確
率で完了させ得るようカーテン開閉動作を2往復以上行
っていた。これに対して、本実施態様では、ティーチン
グの失敗が許されるため、カーテン開閉動作を1往復に
止めることが可能となった。
【0035】
【効果】以上記述したように本発明に係るカーテンレー
ルでは、ティーチングが完了するまでは、開閉スイッチ
が操作される度に、何度でもティーチングを自動的に繰
り返すため、ティーチングを確実に完了することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】リニアモータの構成部品の斜視図である。
【図2】リニアモータの断面図である。
【図3】制御装置のブロック図である。
【図4】可動子の走行速度を示すグラフである。
【図5】制御装置による処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】図5に示すカーテン開閉動作のサブルーチンを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 リニアモータ 30 架線 40A、40B 固定子 42 永久磁石 50 可動子 52A、52B、52C 電機子 80 マイクロコンピュータ 100 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアモータによってカーテンを開閉す
    るカーテンレールのティーチング法であって、 開閉スイッチが操作された際にティーチングが完了し
    いるか否かを毎回判断し、ティーチングが未了の際に
    は、開閉スイッチの操作に従い、一旦開端位置または閉
    端位置まで可動子を走行させた後、この開端位置または
    閉端位置から、可動子を1往復させるティーチング動作
    を行わせ可動子の走行長を測定し、開動作時に測定した
    可動子の走行長と、閉動作時に測定した可動子の走行長
    とが、ほぼ一致する際に、該走行長を保持してティーチ
    ングを完了し、 上記ティーチングが完了しているか否かの判断にて、テ
    ィーチングが完了している際には、該開閉スイッチの操
    作に従い可動子を通常動作させることを特徴とするカー
    テンレールのティーチング法。
JP22782296A 1996-08-09 1996-08-09 カーテンレールのティーチング法 Expired - Lifetime JP3301315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22782296A JP3301315B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 カーテンレールのティーチング法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22782296A JP3301315B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 カーテンレールのティーチング法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1052359A JPH1052359A (ja) 1998-02-24
JP3301315B2 true JP3301315B2 (ja) 2002-07-15

Family

ID=16866926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22782296A Expired - Lifetime JP3301315B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 カーテンレールのティーチング法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3301315B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105125043A (zh) * 2013-12-03 2015-12-09 大连大学 基于ZigBee的窗帘智能控制***

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105125043A (zh) * 2013-12-03 2015-12-09 大连大学 基于ZigBee的窗帘智能控制***

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1052359A (ja) 1998-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6661192B2 (en) Controlling a brushless DC motor
US20050205362A1 (en) Tubular linear synchronous motor control for elevator doors
US9059651B2 (en) Determining rotor position in sensorless switched reluctance motors
CN100420143C (zh) 无刷直流马达的控制方法及控制电路
EP1174999A2 (en) Sensorless motor driving apparatus
KR101899014B1 (ko) 비엘디씨 모터의 제어 장치 및 그 방법
JP3301315B2 (ja) カーテンレールのティーチング法
JPS6217479B2 (ja)
JP3018998B2 (ja) 直流リニアモータの速度検出装置
JP2576310B2 (ja) 自動開閉ドアの制御装置
JPH1056792A (ja) 磁石可動型リニアモータの位置検出装置
JP4228517B2 (ja) 扉開閉装置
JP2824785B2 (ja) リニアモータ
JP2778393B2 (ja) リニアモータ式自動ドア開閉装置
JP2622775B2 (ja) ブラシレス直流リニアモータにおける信号検出方法
JPH07127336A (ja) ドアの開閉制御装置
JP4631368B2 (ja) リニアモータ駆動装置
JPH0974735A (ja) リニアモータ及びリニアモータ組み立て構造
JPH0898501A (ja) リニアモータ
JPH0546926B2 (ja)
EP0807393A2 (en) Linear motor type curtain opening and closing device
JPH08289531A (ja) リニア直流モータ
ATE63651T1 (de) Impulszaehler als elektromechanisches zaehlwerk mit schwingspulenantrieb.
JP2001349142A (ja) リニアモータ式自動扉の衝突判定方法
JPS5936160Y2 (ja) ブラシレス直流リニアモ−タの駆動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130426

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140426

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term