JPH0974735A - リニアモータ及びリニアモータ組み立て構造 - Google Patents

リニアモータ及びリニアモータ組み立て構造

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JPH0974735A
JPH0974735A JP25688795A JP25688795A JPH0974735A JP H0974735 A JPH0974735 A JP H0974735A JP 25688795 A JP25688795 A JP 25688795A JP 25688795 A JP25688795 A JP 25688795A JP H0974735 A JPH0974735 A JP H0974735A
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JP
Japan
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rail
linear motor
commutator
rail body
assembly
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Application number
JP25688795A
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English (en)
Inventor
Yoichi Umemura
陽一 梅村
Naoyuki Kato
直之 加藤
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication of JPH0974735A publication Critical patent/JPH0974735A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/60Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D15/00Suspension arrangements for wings
    • E05D15/06Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
    • E05D15/0621Details, e.g. suspension or supporting guides
    • E05D15/0626Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top
    • E05D15/063Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top on wheels with fixed axis
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D15/00Suspension arrangements for wings
    • E05D15/06Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
    • E05D15/0621Details, e.g. suspension or supporting guides
    • E05D15/0626Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top
    • E05D15/0652Tracks

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  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動子が静かに走行し得ると共に、信頼性の
高いリニアモータを提供する。 【解決手段】 架線30を一体に構成し、一方の端部3
0aを第1レール組立体10Aの架線嵌入溝20cに固
定し、他方の端部30bを当該第1レール組立体10A
の側端10aから延在させる。そして、組立に際して、
当該端部30bを第2レール組立体10Bの架線嵌入溝
20cに嵌入する。架線30に継ぎ目がないため、継ぎ
目を通過する際に可動子50にて異音が発生しなくな
り、また、継ぎ目において接続不良による故障が生じな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分割タイプの長尺可動
コイル型のリニアモータ、及び、該リニアモータを構成
するリニアモータ組み立て構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、住宅、オフィスビル、ホテル等に
おいて、カーテンを電動式に開閉させるためカーテンレ
ールにリニアモータが用いられるようになってきてい
る。ここで特に、ホテル、オフィスビルにおいて4m以
上の長尺カーテンレールが要求されることがある。ここ
で、必要とされる長さのリニアモータ(カーテンレー
ル)を一体に製造すると、その全長のために小型トラッ
ク、エレベータ等に乗せることができず、運搬が困難と
なるばかりか、取り付け現場での作業性も悪くなる。
【0003】そこで、長尺のカーテンレールを複数本に
分割して(通常は2分割)製作し、取り付け現場で接続
することにより必要とされる長さにすることが行われて
いる。本出願人は、実開平1−162778号にて分割
式のリニアモータの連結構造について提案している。実
開平1−162778号のリニアモータにおいては、図
10に示すように第1のリニアモータ組立体110Aと
第2のリニアモータ組立体110Bとの結合部115に
おいて、ガイド部材132Aに沿って曲げた架線130
Aと、ガイド部材132Bに沿って曲げた架線130B
とを突き合わせ、当該架線130Aと架線130Bとの
接続を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術においては、架線130Aと架線130Bとの結合部
115において段差が生じているため、可動子150の
走行時に、当該結合部115においてブラシ154が上
下に揺動して異音が発生していた。また、架線130A
と架線130Bとを突き合わせることにより接続を行っ
ているため、架線130A、架線130Bの接触不良が
発生し易く、故障の原因となっていた。更に、接続のた
めにガイド部材132A、132Bを用いるため、構造
が複雑であると共に接続作業に時間がかかっていた。
【0005】本発明のリニアモータは、上述した課題を
解決するためになされたものであり、その目的とすると
ころは、可動子が静かに走行し得ると共に、信頼性の高
いリニアモータを提供することにある。
【0006】本発明のリニアモータ組み立て構造は、組
立が容易であるとともに、運搬中にも構成部品の保護が
図れ、故障の原因となる構成部品の損傷を未然に防止し
得るリニアモータ組み立て構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1のリニアモータ10においては、複数に分
割されたレール本体10A、10Bと、それぞれのレー
ル本体10A、10Bの内面に止着された複数の永久磁
石42と、レール本体10A、10B内に遊嵌され複数
の電機子52A、52B、52Cから成る可動子50
と、前記永久磁石42と対応させ前記電機子52A、5
2B、52Cに給電するための所定の電極パターン32
A、32Bが同一ピッチで配置された整流子30と、前
記可動子50に取り付けられ前記電極パターン32A、
32Bと接触して各電機子52A、52B、52Cへ給
電するためのブラシ54と、から成るリニアモータであ
って、前記複数のレール本体10A、10Bのそれぞれ
に前記整流子30を収容するための嵌入部20cが形成
され、前記整流子30が1体に構成され、一方の端部3
0aが1のレール本体10Aの嵌入部20cに固定さ
れ、他方の端部30bが他のレール本体10Bの嵌入部
20cに嵌入されて成ることを要旨とする。
【0008】また、請求項2では請求項1において、前
記レール本体10A、10Bは、内面に溝20fが設け
られ、上部に該レール本体を吊り下げるための延在部2
0a、20aが形成されて成り、前記1のレール本体1
0Aと他のレール本体10Bとが、当該1のレール本体
及び他のレール本体との前記溝20fに連通されたピン
82と、当該1のレール本体及び他のレール本体との前
記延在部20a、20aを挾持する挾持部材80とによ
って連結されることを要旨とする。
【0009】上記の目的を達成するため、請求項3のリ
ニアモータ組み立て構造においては、内面に複数の永久
磁石42が止着されると共に、内面に整流子30を収容
するための嵌入部20cと、接続用のピン82を挿入す
るための溝20fとが形成された第1と第2のレール本
体10A、10Bと、前記永久磁石42と対応させ所定
の電極パターン32A、32Bが同一ピッチで配置され
た整流子30であって、一端30aが前記第1レール本
体10Aの嵌入部20c側に固定され、他端30bが、
前記第2レール本体10Bの前記嵌入部20cに嵌入可
能なように、前記第1レール本体10Aの端面10aか
ら延在して成る整流子30と、第1、第2のレール本体
10A、10B内に遊嵌される複数の電機子52A、5
2B、52Cから成る可動子50であって、前記電極パ
ターン32A、32Bと接触して各電機子52A、52
B、52Cへ給電するためのブラシ54を有する可動子
50と、前記第1レール本体10Aの整流子30を延在
する側の端面10a及び第2レール本体10Bの整流子
30を嵌入する側の他端面に着脱可能な保護部材78A
と、から成り、前記整流子30の他端30bが屈折され
て当該第1レール本体10Aの内側に折り込まれ、前記
第1レール本体の端面10aの前記溝20fに接続用の
ピン82が立設されると共に、当該端面10aに前記保
護部材78Aが取り付けられて成ることを要旨とする。
【0010】
【作用】請求項1の構成に係るリニアモータにおいて
は、整流子30が1体に構成されており、レール本体1
0Aとレール本体10Bとの間で整流子30を接続する
必要がないため構造が簡単である。また、整流子30の
継ぎ目がないため、継ぎ目を通過する際に可動子50に
て異音が発生しなくなり、また、継ぎ目において接続不
良による故障が生じない。
【0011】また、請求項2の構成に係るリニアモータ
においては、溝20fにピン82を連通し、吊り下げ用
の延在部20a、20aを挾持部材80によって挾持す
ることにより、レール本体10A、10B相互を連結で
きる。このため連結が容易である。
【0012】また、請求項3の構成に係るリニアモータ
組み立て構造においては、第1レール本体10Aから延
在している整流子30を第2レール本体10B側に嵌入
するよう構成され、レール本体10A、10Bの間で整
流子30を接続する必要がないため、組み立てが容易で
ある。また、第1レール本体10Aから延在している整
流子30の他端30bを屈折させて当該第1レール本体
10Aの内側に折り込ませているため、整流子30が第
1レール本体10Aから剥き出しになっておらず、運搬
中において整流子30を傷付けることがない。更に、保
護部材78Aを、第1レール本体10Aの整流子30を
延在する側の端面10aに取り付け、運搬中において整
流子30が該端面10aから突出して傷つくのを防ぐと
共に、組み立て後には、第2レール本体10Bの端面
(リニアモータ10の端面)に取り付けて、リニアモー
タの保護を図ることができる。即ち、リニアモータの保
護部材78Aにて、運搬中に整流子30の保護が図れ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図を参照
して説明する。本実施例の第1実施例に係るリニアモー
タは、図1に示すように左右2分割式のカーテンレール
に用いられており、右側の第1レール組立体10Aと左
側の第2レール組立体10Bとから成る。このリニアモ
ータ10は、第1レール組立体10Aと第2レール組立
体10Bが、ジョイント金具80と、ジョイントピン8
2とによって接続されている。リニアモータ10は、プ
ラグ84を介して供給された電力が、一体に構成された
架線30を介して可動子50に伝達され、当該可動子5
0がリニアモータ10内を走行するように構成されてい
る。
【0014】ここでは先ず、本実施例のリニアモータの
構成について説明する。図2はリニアモータの構成部品
を示す斜視図であり、図3は、第1レール組立体10A
の接続端面の正面図である。このリニアモータは、図2
に示すようにアウターレール20内に収容される固定子
40A、40Bと、このアウターレール20内に長手方
向に摺動可能に収容される可動子50とにより構成され
ている。アウターレール20は、断面略逆U字形状に形
成され、図3に示すように一対の側壁20k、20kの
上下方向中間部位にて、断面略コ字形状の一対の磁石嵌
合溝20e、20eが設けられている。
【0015】これら各磁石嵌合溝20e、20e内に
は、その長手方向に沿い永久磁石42とヨーク44から
成る固定子40A、40Bが収容されている。固定子4
0A側の永久磁石42は、その長手方向に、複数の着磁
部42A、42B、42C、・・・(図2参照)を形成
してなり、これら各着磁部42A、42B、42C、・
・・は、永久磁石42の板厚方向にそれぞれ着磁されて
いる。かかる場合、各着磁部42A、42B、42C、
・・・のうち互いに隣接し合う各着磁部の着磁極性は相
互に逆になっている。
【0016】一方、固定子40B側の永久磁石42も同
様に板厚方向にそれぞれ着磁され、隣接し合う各着磁部
の着磁極性は、相互に逆になっている。また、固定子4
0A側と固定子40B側とで、両永久磁石42、42の
互いに対向する各両着磁部の対向磁極は、逆磁極性とな
っている。
【0017】図3に示すようにアウターレール20の上
壁20mの下面には、内側を指向する突出片20d、2
0dによって帯状の架線30を収容するための架線嵌入
溝20cが形成されている。架線30は、可撓性を有す
る絶縁フィルムから成り、長手方向に沿い図2に示すよ
うに両電極パターン32A、32Bが、屈曲状の狭隙3
2Cを介するパターン形状にて形成されている。この電
極パターン32A、32Bは、図示形状の銅箔からな
り、一対の永久磁石42と対応するように所定ピッチを
繰り返すように構成されている。
【0018】可動子50は、図3にて示すごとく、アウ
ターレール20内にて、左右両磁石嵌合溝20e、20
e間にその長手方向に沿い摺動可能に介装されている。
この可動子50は、図2及び図3にて示すごとく、長手
板形状の頭壁56を備えており、この頭壁56は、左右
両磁石嵌合溝20e、20eの各上壁20j上に亘り長
手方向に摺動可能に載置されている。
【0019】また、可動子50は、直方体形状の胴体5
8を備えており、この胴体58は、頭壁56の左右方向
中央部から左右両磁石嵌合溝20e、20eの各両対向
端部間に長手方向に移動可能に垂下して設けられている
(図3参照)。図2に示すように胴体58は、三つの略
円柱状電機子52A、52B及び52Cを備えており、
これら各電機子52A、52B及び52Cは、胴体58
内に組み込まれている。電機子52Cは、図3に示すよ
うに円柱状コア59を備えており、このコア59の軸方
向は、固定子40A、40Bの永久磁石42、42の各
着磁部の着磁方向に平行(即ち、両永久磁石42、42
の長手方向に垂直)となっている。コア59の外周には
コイル57が巻装されており、このコイル57に接続さ
れたブラシ54、54への印加直流電圧の極性に応じ
て、コア59の軸の磁化方向が定まる。
【0020】また、一対のブラシ54、54は、図2に
示すように各電機子52A、52B、52Cに対応する
頭壁56の上面前端部上にてそれぞれ突出形成されてお
り、その先端部にて架線30の両電極パターン32A、
32Bの一方に接触するようになっている。
【0021】リニアモータ10の端部には、レールエン
ド70が設けられ、可動子50は、レールエンド70に
取り付けられたクッションエンド72に当接して停止す
るよう構成されている。
【0022】図3に示すようにアウターレール20の上
壁20mの上部には、当該アウターレール20をビル等
の窓枠(図示せず)に取り付けるための外側へ延在する
水平片20a、20aと、内側へ延在する水平片20
b、20bとが形成されている。また、アウターレール
20の略中央部には、スプリングピンから成るジョイン
トピン82を嵌入するためのピン嵌入溝20fが形成さ
れている。
【0023】可動子50の下端には、吊り下げ金具86
を介して先頭ランナ74が連結されている。先頭ランナ
74の下端は、アウターレール20の開口部20hから
下方に突出している。この先頭ランナ74に取り付けら
れたホイール74aは、アウターレール20の下端に形
成された水平片20g、20g上を転動するよう構成さ
れている。当該アウターレール20内には、先頭ランナ
74と共にカーテン(図示せず)を吊り下げるランナ7
6が配置されている。このランナ76は、ホイール76
aにて水平片20g、20gを転動するよう構成されて
いる。
【0024】第1実施例のリニアモータ10では、1体
に形成された架線30にて、1対の第1レール組立体1
0Aと第2レール組立体10Bとに給電を行う。まず、
第1レール組立体10Aの構成について、図4及び図5
を参照して説明する。図4は、第1レール組立体10A
の側面図であり、図5は斜視図である。図4に示すよう
に架線30の一方の端部30aは、第1レール組立体1
0Aのレールエンド70(図2参照)に固定されてい
る。当該レールエンド70では、プラグ84からの電源
ライン90Aと架線30の電極パターン32A(図5参
照)とが接続され、また、電源ライン90Bと電極パタ
ーン32Bとが接続され、当該電極パターン32A及び
電極パターン32Bに対しての給電がなされる。この架
線30の他方の端部30bは、図5に示すように第1レ
ール組立体10Aの端面10aから延在しており、後述
するように第2レール組立体10Bの架線嵌入溝20c
に嵌入される。なお、第2レール組立体10Bは、架線
30が配設されない点を除き、第1レール組立体10A
と同様にして構成されている。
【0025】次に、リニアモータ10の組立前の状態に
おける架線30の保護について説明する。図6は、第1
レール組立体10Aの側面を示している。第1レール組
立体10Aから延在している架線30の端部30bは、
屈曲されて当該第1レール組立体10A内に収容されて
いる。第1レール組立体10Aの端面10aには、図3
に示すピン嵌入溝20fにジョイントピン82が立設さ
れると共に、キャップエンド78Aが取り付けられてい
る。即ち、第1レール組立体10Aから延在している架
線30の端部30bを、当該第1レール組立体10A内
に収容することにより、架線30が剥き出しとなって、
架線30の導電パターン32A、32Bが運搬中に傷つ
き、通電不良が発生することを防いでいる。なお、ジョ
イントピン82は、端面10aから図中のk分だけ突出
しており、架線嵌入溝20c(図3参照)からの架線3
0の突出部(図中でhで示す)が直角に折れて、導電パ
ターン32A、32Bが架線30から剥がれ、故障の原
因となることを防止している。
【0026】図7は、第1レール組立体10Aと第2レ
ール組立体10Bとの組み付けについて示している。第
1レール組立体10Aと第2レール組立体10Bとの組
み付けは、上記ジョイントピン82と、ジョイント金具
80とによって行う。ジョイント金具80には、縁部に
アウターレール20の水平片20a、20a(図3参
照)を挾持するための湾曲部80b、80cが設けられ
ている。
【0027】まず、図6に示す第1レール組立体10A
からキャップエンド78Aを取り外す。そして、第1レ
ール組立体10Aから延在している架線30の端部30
bを、第2レール組立体10Bの架線嵌入溝20c(図
3参照)に嵌入してから、第1レール組立体10Aに立
設されたジョイントピン82、82を、第2レール組立
体10Bのピン嵌入溝20f、20f(図3参照)に嵌
め入れる。そして、第1レール組立体10Aと第2レー
ル組立体10Bとの水平片20a、20aに、上記ジョ
イント金具80の湾曲部80b、80cを嵌め入れ、締
めつけ金具81を下側から取り付け、ネジ孔80aにネ
ジ88を締めつけることにより、水平片20a、20a
を湾曲部80b、80cにて挾持させる。最後に、上記
キャップエンド78Aを第2レール組立体10B側の端
面に取り付け、これにより組立作業が完了する。
【0028】なお、この第1実施例では、第2レール組
立体10B側へ架線30の端部30bを嵌入するのみ
で、架線30にずれが生じないため、架線30の固定を
行う必要がない。しかしながら、第2レール組立体10
Bのレールエンド70(図2参照)に架線30を固定す
るようにもできる。また、リニアモータが長尺で、架線
30での電圧降下が大きいときは、第2レール組立体1
0B側のレールエンド70からも、第1レール組立体1
0A側からと併せて電力を供給するようにも構成でき
る。
【0029】次に、第1実施例のリニアモータの動作に
ついて、リニアモータの縦断面を示す図8を参照して説
明する。架線30への給電がなされると、導電パターン
32A、32Bによって、ブラシ54を介して可動子5
0の各電機子52A、52B、52Cに電流が流れ、磁
束を発生させる。この各電機子52A、52B、52C
の磁束と永久磁石42との相互作用により可動子50に
推力が発生する。この第1実施例のリニアモータ10で
は、図10を参照して前述した従来技術のリニアモータ
と異なり、1本の架線30にて給電がなされるため、可
動子50が連結部15を走行する際にも、異音の原因と
なるブラシ54の揺動が発生しない。また、架線30が
一体に構成されており、継ぎ目がないため、従来技術の
リニアモータの架線の継ぎ目にて発生していた接触不良
が生じることがない。
【0030】次に、本発明の第2実施例に係るリニアモ
ータについて、図9を参照して説明する。上述した第1
実施例のリニアモータ10においては、リニアモータが
第1レール組立体10Aと第2レール組立体10Bとの
2本のレール組立体によって構成されたが、この第2実
施例においては、3本のレール組立体にて構成されてい
る。即ち、図中に示す第1レール組立体10Aの左側に
は第2レール組立体(図示せず)が接続され、また、右
側には第3レール組立体(図示せず)が接続されるよう
に構成されている。
【0031】図9は、組立前の第1レール組立体10A
の側面を示している。3本の第3レール組立体用の架線
30は一体に形成されて成る。第1レール組立体10A
の左側の端面10aから延在する第2レール組立体に組
み込まる架線30の端部30bは、当該第1レール組立
体10A内に収容されている。同様に、第1レール組立
体10Aの右側の端面10cから延在する第3レール組
立体に組み込まる架線30の端部30cは、当該第1レ
ール組立体10A内に収容されている。これら架線30
の端部30b、30cは、第1実施例と同様にしてジョ
イントピン82及びキャップエンド78A、78Bにて
保護が図られている。
【0032】以上説明した実施例においては、カーテン
レールに用いるリニアモータの分割構造について説明し
たが、本発明のリニアモータの連結部構造は、カーテン
レール以外の用途、例えば、物品の搬送用のリニアモー
タ等にも用い得ることは言うまでもない。
【0033】
【効果】以上記述したように本発明に係るリニアモータ
においては、整流子が1体に構成されており、整流子を
接続する必要がないため構造が簡単である。また、整流
子の継ぎ目がないため、継ぎ目を通過する際に可動子に
て異音が発生しなくなり、また、継ぎ目にて接続不良に
よる故障が生じない。
【0034】また、本発明に係るリニアモータ組み立て
構造においては、整流子を接続する必要がないため、組
み立てが容易である。また、第1レール組立体から延在
している整流子の他端を屈折させて当該第1レール組立
体の内側に折り込ませているため、整流子が剥き出しに
なっておらず、運搬中において整流子を傷付けることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るリニアモータの側面
図である。
【図2】図1に示すリニアモータの構成部品の斜視図で
ある。
【図3】第1リニアモータ組立体の端面図である。
【図4】第1リニアモータ組立体の側面図である。
【図5】第1リニアモータ組立体の端面の斜視図であ
る。
【図6】第1リニアモータ組立体の側面図である。
【図7】第1実施例のリニアモータの連結部を示す斜視
図である。
【図8】第1実施例のリニアモータの縦断面図である。
【図9】第2実施例に係るリニアモータの第1リニアモ
ータ組立体の側面図である。
【図10】従来技術のリニアモータの縦断面図である。
【符号の説明】 10 リニアモータ 10A 第1リニアモータ組立体 10B 第2リニアモータ組立体 20 アウターレール 20c 架線嵌入溝 20f ピン嵌入溝 30 架線 40A、40B 固定子 42 永久磁石 50 可動子 52A、52B、52C 電機子 54 ブラシ 78A キャップエンド 80 ジョイント金具 82 ジョイントピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数に分割されたレール本体と、それぞ
    れのレール本体の内面に止着された複数の永久磁石と、
    レール本体内に遊嵌され複数の電機子から成る可動子
    と、前記永久磁石と対応させ前記電機子に給電するため
    の所定の電極パターンが同一ピッチで配置された整流子
    と、前記可動子に取り付けられ前記電極パターンと接触
    して各電機子へ給電するためのブラシと、から成るリニ
    アモータであって、 前記複数のレール本体のそれぞれに前記整流子を収容す
    るための嵌入部が形成され、 前記整流子が1体に構成され、一方の端部が1のレール
    本体の嵌入部に固定され、他方の端部が他のレール本体
    の嵌入部に嵌入されて成ることを特徴とするリニアモー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記レール本体は、内面に溝が設けら
    れ、上部に該レール本体を吊り下げるための延在部が形
    成されて成り、 前記1のレール本体と他のレール本体とが、当該1のレ
    ール本体及び他のレール本体との前記溝に連通されたピ
    ンと、当該1のレール本体及び他のレール本体との前記
    延在部を挾持する挾持部材とによって連結されることを
    特徴とする請求項1のリニアモータ。
  3. 【請求項3】 内面に複数の永久磁石が止着されると共
    に、内面に整流子を収容するための嵌入部と、接続用の
    ピンを挿入するための溝とが形成された第1と第2のレ
    ール本体と、 前記永久磁石と対応させ所定の電極パターンが同一ピッ
    チで配置された整流子であって、一端が前記第1レール
    本体の嵌入部側に固定され、他端が、前記第2レール本
    体の前記嵌入部に嵌入可能なように、前記第1レール本
    体の端面から延在して成る整流子と、 第1、第2レール本体内に遊嵌される複数の電機子から
    成る可動子であって、前記電極パターンと接触して各電
    機子へ給電するためのブラシを有する可動子と、 前記第1レール本体の整流子を延在する側の端面及び第
    2レール本体の整流子を嵌入する側の他端面に着脱可能
    な保護部材と、から成りリニアモータを構成するための
    リニアモータ組み立て構造であって、 前記整流子の他端部が屈折されて当該第1レール本体の
    内側に折り込まれ、前記第1レール本体の端面の前記溝
    に接続用のピンが立設されると共に、当該端面に前記保
    護部材が取り付けられて成ることを特徴とするリニアモ
    ータ組み立て構造。
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JP2005224724A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置とその製造方法及び電気光学装置並びに電子機器
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