JP3298050B2 - 防火シヤツターの降下時の挟まれ防止装置 - Google Patents

防火シヤツターの降下時の挟まれ防止装置

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JP3298050B2
JP3298050B2 JP22511198A JP22511198A JP3298050B2 JP 3298050 B2 JP3298050 B2 JP 3298050B2 JP 22511198 A JP22511198 A JP 22511198A JP 22511198 A JP22511198 A JP 22511198A JP 3298050 B2 JP3298050 B2 JP 3298050B2
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茂 小俣
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小俣シヤツター工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種建築物の天井部分
に装設される防火シヤツターが、火災時の降下中にシヤ
ツターの下端を潜り抜けるのを防止するための防火シヤ
ツターの昇降時の挟まれ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に防火、防災シヤツターは、非常時
に煙感知器や熱感知器等が感知すると、受信機からの信
号によりシヤツターの自動閉鎖装置を作動させて開閉機
のブレーキを開放し、シヤツターを自重で自動的に閉鎖
する。この時、降下中のシヤツターを途中で停止するこ
とは不可能となる。即ち、火災の延焼を確実に防止する
ために全閉しなければならない。
【0003】また、受信機からの信号を受けた自動閉鎖
装置は、機械的にブレーキ開放方向でロツクされている
ので、受信機からの信号を切った後に、自動閉鎖装置の
復帰リングを手で引張って解除するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、近年、煙感知器等による誤作動(非火災報)で、
受信機からの信号を受けて上記ののように誤作動し、シ
ヤツターが降下中にシヤツターの下を通り抜けようとし
て体を挟まれると云う事故が発生している現状である。
本発明は、上記の如く、シヤツターに挟まれる事故を防
止することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は防火シヤツターの下端に座板を設け、該座
板の下面に安全収納箱を装設する。この安全収納箱の内
部には、スプリングを内挿したシヤフトを設け、このシ
ヤフトには下端に垂下する化粧板を吊下した不燃布を捲
着する。且つ該安全収納箱には、下端に永久磁石を設け
ると共に、側方に該化粧板を押圧分離する可動桿を装設
したものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面について説明す
ると、図1、図2において、防火シヤツター(1)は、
左右の案内レール(14)(14)によつて上部のシヤ
ツターケース(15)内に収納した捲込軸(16)によ
り昇降自在に捲着されている。該防火シヤツター(1)
には、下端全長に座板(2)を装設してある。該座板
(2)には、図3に示す如く、下面全長に安全収納箱
(3)を装着してある。該安全収納箱(3)には、内部
にスプリングを内蔵したシヤフト(5)を架設してあ
る。該シヤフト(5)には、シリカクロス、アクリル樹
脂、ガラスクロス等の各種の織布からなる約600mm
程度の不燃布(6)を昇降自在に捲着してある。この不
燃布(6)には、下端に化粧板(7)を垂下支持してあ
る。前記安全収納箱(3)と該化粧板(7)との間に
は、該安全収納箱(3)に取り付けた永久磁石(8)
(8)によつて化粧板(7)を吸着状態で支持されてい
る。また、安全収納箱(3)には、側方に該化粧板
(7)を下方に押圧分離する可動桿(9)を回動軸(1
2)等によつて枢着してある。図4に示す如く、この可
動桿(9)の突端部(13)は、該化粧板(7)に設け
た受突起(11)を押圧するようになつている。また、
符号(10)は、該可動桿(9)を下降時に上方に押し
上げて通過する押圧片であつて、この押圧片(10)は
案内レール(14)側の所定位置に装設してある。ま
た、該可動桿(9)は、シヤツター上昇時に逃げ機構の
ために通過に何等問題は生じない。符号(17)は開閉
器、(18)はまぐさ部分を示し、(19)は構造物の
壁面を示すものである。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明の安全収納箱
(3)は、図3のように防火シヤツター(1)の座板
(2)の下部に装着した状態で捲上げられている。そし
て、防火シヤツター(1)は、非常的に煙又は熱感知器
等が感知すると受信機からの信号によりシヤツターの自
動閉鎖装置を作動させ、開閉機(17)を開放してシヤ
ツターを自重で降下させる。この降下時、安全収納箱
(3)の可動桿(9)が案内レール(14)側に設けた
押圧片(10)に接触して押圧されると、可動桿(9)
の先端の突端部(13)によつて化粧板(7)の受突起
(11)を押して化粧板(7)を永久磁石(8)(8)
より分離し、シヤフト(5)内のスプリングが該化粧板
(7)の重量に負けて降下し、この防火シヤツター
(1)の降下中に不燃布(6)は約600mmの長さだ
け吊り下がつた状態でシヤツター(1)の下方に該不燃
布(6)のバリケードができ、人間等の通り抜けを防止
して挟まりを防止するものである。
【0008】更に、防火シヤツター(1)が床面迄降下
するが、該不燃布(6)はシヤフト(5)内部のスプリ
ングのバランスにより自動的にシヤフト(5)に捲取ら
れ、防火シヤツター(1)が床面に下がった時には該不
燃布(6)は完全に捲取収納されると共に、永久磁石
(8)(8)によつて該化粧板(7)は安全収納箱
(3)の元の位置に接着支持される。なお、防火シヤツ
ター(1)を捲上げる時、可動桿(9)は再度案内レー
ルの押圧片(10)と接触するが、逃げ機構となつてい
るので容易に通過するようになつている。
【0009】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、非常時にシヤツターが自重で自動的に閉鎖降下中に
シヤツターの下を通り抜けるのを不燃布が防止するた
め、挟まれる事故を確実に防止できる効果と、非常時の
際に不燃布が降下するので、不燃布によつて煙の移動を
防止するため防煙の効果を充分に達成できる効果があ
る。そして、安全収納箱をシヤツターの座板の下部に装
設したので、装設が容易であると共に、小型化されて何
等シヤツター操作上、邪魔にならない効果がある。ま
た、安全収納箱の内部に設けたスプリングを設けたシヤ
フトによつて不燃布が小さく捲込まれて安全収納でき、
下端に設けた永久磁石によつて化粧板を常時安全に支持
する効果がある。更に、安全収納箱の側方に設けた可動
桿によつては、非常時に確実に化粧板を押圧作動できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を防火シヤツターに装設した状態の全体
正面図である。
【図2】同じく本発明の一部欠除した縦断側面図であ
る。
【図3】同じく本発明のシヤツター下端の一部欠除した
縦断側面図である。
【図4】同じく本発明の非常時の際のシヤツター降下中
の状態を示す一部欠除した縦断側面図である。
【符号の説明】
1 防火シヤツター 2 座板 3 安全収納箱 5 シヤフト 6 不燃布 7 化粧板 8 永久磁石 9 可動桿 10 押圧片 11 受突起 12 回動軸 13 突端部 14 案内レール 15 シヤツターケース 16 捲込軸 17 開閉 18 まぐさ部分 19 壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/02 E06B 9/17 E06B 9/56

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の案内レールを昇降する防火シヤツ
    ターにおいて、該防火シヤツターの下端に座板を有し、
    該座板には、下面に安全収納箱を装設し、該安全収納箱
    には、内部にシヤフトを設けると共に、該シヤフトには
    下端に昇降する化粧板を吊下した不燃布を捲着し、且つ
    該安全収納箱には、下端に永久磁石を設けると共に、側
    方に該化粧板を押し下げる可動桿を装設したことを特徴
    とする防火シヤツターの降下時の挟まれ防止装置。
JP22511198A 1998-07-03 1998-07-03 防火シヤツターの降下時の挟まれ防止装置 Expired - Fee Related JP3298050B2 (ja)

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JP6228497B2 (ja) * 2014-03-26 2017-11-08 三和シヤッター工業株式会社 建築物の開口部開閉体の防水装置
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