JP3294427B2 - リアフロアパネル構造 - Google Patents

リアフロアパネル構造

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JP3294427B2
JP3294427B2 JP07270394A JP7270394A JP3294427B2 JP 3294427 B2 JP3294427 B2 JP 3294427B2 JP 07270394 A JP07270394 A JP 07270394A JP 7270394 A JP7270394 A JP 7270394A JP 3294427 B2 JP3294427 B2 JP 3294427B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体のリアフ
ロアパネル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リアフロア部分を構成するリアフロアパ
ネル11は、リアフロア部12と左右リアホイールハウ
ス部13、14とを有している。従来は図5に示すよう
に、リアフロア部12とリアホイールハウス部13、1
4とが肉厚の異なる別のパネルをプレス成形した部材か
らなり、図6に示すように、リアフロア部12のフラン
ジ12aとリアホイールハウス部13のフランジ13a
とをスポット溶接し、同様にフランジ12bとフランジ
14aとをスポット溶接したものや、リアフロア部とリ
アホイールハウス部とを一体成形したものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リアフ
ロア部12とリアホイールハウス部13、14とをスポ
ット溶接する場合、各部材及び溶接面の形状が複雑であ
り、その作業がし難いばかりでなく、それだけでは接合
強度が充分確保できないこともあり、強度の向上を目的
にスポットフランジ面に構造用接着剤を塗布するなどの
必要があり、溶接の工数と相俟って組付け工数が増加す
る問題があった。
【0004】また、リアフロア部とリアホイールハウス
部とを一体成形すれば上記した問題は解決することがで
きるが、ホイールハウス部がリアフロア部とが同じ肉厚
となってしまうため、リアタイアからの音の侵入を低減
するべく所謂メルシート等の防音材を別途貼付する必要
があり、リアフロアパネル全体の重量化、高コスト化が
問題となる。云うまでもなくリアフロアパネル全体を厚
肉化することは重量化するため現実的ではない。
【0005】加えて、リアフロア部のスペアタイア収納
部及びホイールハウス部の絞り深さにプレス成形上の制
約があり、絞り深さの大きいものに対しては対応できな
いばかりでなく、例えばスペアタイア収納部の絞る角度
を浅くせざるを得ず、実質的にスペアタイア収納部が大
きくなる。すると、リアフロア部の下部に結合されるリ
アフロアフレームのスポットフランジ面を確保するため
にこのリアフロアフレームを本来配置される位置よりも
左右外側にオフセットしなければならず、またホイール
ハウス部の絞る角度も浅くなることから、スペアタイア
収納部及びホイールハウス部が共に形成される部分では
両者間にリアフロアフレームを通すのが厄介になり、実
際には曲折させなければならず、それらによる強度低下
を防止するために上記オフセット部分に補強が必要とな
り、重量化、高コスト化が一層深刻な問題となる。
【0006】本発明は上記した従来技術の問題点に鑑み
なされたものであり、その主な目的は、重量化、高コス
ト化及び組立作業の煩雑化を伴うことかく、リアフロア
部及びリアホイールハウス部の強度を確保できるリアフ
ロアパネル構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、リアフロ
ア部と、リアタイヤを収納するべく車室側に張り出す
と共に前記リアフロア部よりも厚肉のリアホイールハ
ウス部3、4とを有するリアフロアパネル構造に於て、
前記リアフロア部2をなす前記板材が左右別の板材から
なり、前記リアフロア部2の右側2aをなすべき板材
に、右側の前記ホイールハウス部3をなすべき板材が突
き合わせ溶接された後に深絞りプレス加工された右側部
分1aと、前記リアフロア部2の左側2bをなすべき板
材に、左側の前記ホイールハウス部4をなすべき板材が
突き合わせ溶接された後に深絞りプレス加工された左側
部分1bとが車体の略中央にて接合されていることを特
徴とするリアフロアパネル構造を提供することにより達
成される。具体的には、リアフロア部をなすべき左右別
の板材とリアホイールハウス部をなすべき板材とを各々
例えば熱影響範囲の少ないレーザ溶接・プラズマ溶接な
どの高密度エネルギービームによって連続接合したもの
をプレス成形し、その後、左右のパネルを中央部でスポ
ット溶接してリアフロアパネルをなすようにすると更に
良い。
【0008】
【作用】リアフロア部をなす板材を左右別の板材にて構
成し、各板材に板厚の異なるリアホイールハウス部をな
す板材を予め突き合わせ溶接し、更に深絞りプレス加工
した後、左右のパネルを中央部でスポット溶接してリア
フロアパネルをなすようにすることで、各部分が適正な
肉厚となり、所望の強度が確保できると共に必要以上に
重量化することもない。また、プレス加工上の制約が緩
和され、プレス加工時に左右各パネルの深絞り加工が容
易にでき、絞り深さの大きい場合にも対応できると共に
その後に取付けられるリアフロアフレームも所望の位置
に配置できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0010】図1は、本発明が適用されたリアフロアパ
ネルを一部省略して示す斜視図であり、図2は図1のII
−II線について見た断面図である。リアフロアパネル1
は、リアフロア部2と、該リアフロア部2の左右外側に
形成され、かつリアフロア部2よりも厚肉の右側リアホ
イールハウス部3及び左側リアホイールハウス部4とを
有している。また、リアフロア部2の略中央部にはスペ
アタイア収納部5が形成されている。更に、リアフロア
部2の下面に於けるスペアタイア収納部5の左右外側に
は前後方向に延在するリアフロアフレーム6、7が結合
されている。また、本実施例ではリアフロアパネル1
は、右側部分1aと左側部分1bとをその中央溶接部1
cにてスポット溶接することにより形成されている。即
ち、右側部分1aは右側リアフロア部2aと上記右側リ
アホイールハウス部3とからなり、左側部分1bは左側
リアフロア部2bと上記左側リアホイールハウス部4と
からなる。
【0011】実際には左右リアフロア部2a、2bをな
す各板材にホイールハウス部3、4をなす各板材を突き
合わせて高密度エネルギービームにより連続溶接してな
るブランク材を深絞りプレス加工を含むプレス加工する
ことにより右側部分1a及び左側部分1bが形成されて
いる。図3に右側部分1aをなすプレス加工前のブラン
ク材8を示す。このブランク材8をプレス加工すること
により部分8aが右側リアフロア部2aをなし、部分8
bが右側ホイールハウス部3をなすようになる。尚、左
側部分1bについても同様であるのでその詳細な説明を
省略する。このプレス加工した右側部分1a及び左側部
分1bを、その中央溶接部1cにてスポット溶接し、更
にリアフロア部2の下面にリアフロアフレーム6、7を
結合してリアフロアパネル1が完成する。
【0012】ここで、上記したように連続溶接すること
により、リアフロア部とホイールハウス部との間の所要
の接合強度が確保でき、別途構造用接着剤を塗布するな
どの必要がなく、更に平板同士の溶接であることからそ
の作業が容易であり、全体として組付け作業性が向上す
る。
【0013】また、図1をIV−IV線について見た図4に
示すように、右側部分1aと左側部分1bとをその中央
溶接部1cにてスポット溶接してリアフロアパネル1を
なすようにしたことで、従来のリアフロア部とリアホイ
ールハウス部とを一体成形した場合(想像線)に比較し
てリアフロアフレームを取付けるためのフランジ部分を
内側に確保できると共にホイールハウス部が邪魔になら
ず該フレームを折曲させる必要もない。従って、補強材
を別途設けることなくその強度を確保できる。
【0014】
【0015】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によるリアフロアパネル構造によれば、リアフロア部
をなす板材を左右別の板材にて構成し、各板材にこれと
は板厚の異なるリアホイールハウス部をなす板材を予め
突き合わせ溶接しておき、更に深絞りプレス加工した
後、左右のパネルを中央部でスポット溶接してリアフロ
アパネルをなす構造とすることにより、工数が増えるこ
となく各部分が適正な肉厚となり、所望の強度が確保で
きると共に必要以上に重量化することもない。また、
レス加工上の制約が緩和され、プレス加工時に左右各パ
ネルの深絞り加工容易にでき、絞り深さの大きい場合
にも対応できると共にその後に取付けられるリアフロア
フレームも所望の位置に配置できることから別途補強材
を設けることなくその強度を確保でき、一層重量化を抑
制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたリアフロアパネルを一部省
略して示す斜視図。
【図2】図1のII−II線について見た断面図。
【図3】リアフロア部をなす板材にホイールハウス部を
なす板材を突き合わせ溶接してなるブランク材を示す平
面図。
【図4】図1のIV−IV線について見た断面図。
【図5】従来のリアフロアパネルを一部省略して示す斜
視図。
【図6】図5のVI−VI線について見た断面図。
【符号の説明】
1 リアフロアパネル 1a 右側部分 1b 左側部分 1c 中央溶接部 2 リアフロア部 2a 右側リアフロア部 2b 左側リアフロア部 3 右側リアホイールハウス部 4 左側リアホイールハウス部 5 スペアタイア収納部 6、7 リアフロアフレーム 8 ブランク材 8a リアフロア部をなす部分 8b ホイールハウス部をなす部分 11 リアフロアパネル 12 リアフロア部 13、14 リアホイールハウス部 12a、12b、13a、14a フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−671(JP,A) 特開 昭60−94873(JP,A) 特開 昭63−121575(JP,A) 実開 昭63−134877(JP,U) 実開 平3−125682(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアフロア部と、リアタイヤを収納
    するべく車室側に張り出すと共に前記リアフロア部
    りも厚肉のリアホイールハウス部3、4とを有するリア
    フロアパネル構造に於て、前記リアフロア部2をなす前記板材が左右別の板材から
    なり、 前記リアフロア部2の右側2aをなすべき板材に、右側
    の前記ホイールハウス部3をなすべき板材が突き合わせ
    溶接された後に深絞りプレス加工された右側部分1a
    と、 前記リアフロア部2の左側2bをなすべき板材に、左側
    の前記ホイールハウス部4をなすべき板材が突き合わせ
    溶接された後に深絞りプレス加工された左側部分1bと
    が車体の略中央にて接合されている ことを特徴とするリ
    アフロアパネル構造。
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