JP3275721B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JP3275721B2
JP3275721B2 JP20958896A JP20958896A JP3275721B2 JP 3275721 B2 JP3275721 B2 JP 3275721B2 JP 20958896 A JP20958896 A JP 20958896A JP 20958896 A JP20958896 A JP 20958896A JP 3275721 B2 JP3275721 B2 JP 3275721B2
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    • E03C1/12Plumbing installations for waste water; Basins or fountains connected thereto; Sinks
    • E03C1/26Object-catching inserts or similar devices for waste pipes or outlets
    • E03C1/266Arrangement of disintegrating apparatus in waste pipes or outlets; Disintegrating apparatus specially adapted for installation in waste pipes or outlets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥等の生ごみを
処理する厨芥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、厨芥等の生ごみは、各家庭毎にご
み袋に集めて保管し、所定の収集日に可燃ごみとしてご
み集積所に運搬して廃棄している。集積されたごみは、
地方自治体等が収集して焼却や埋め立て等によって処理
している。しかし、厨房から出る野菜屑や肉、魚、残飯
等の腐敗し易い生ごみは、保管あるいは収集の過程で腐
敗して悪臭を発し、衛生面及び環境面で問題があった。
また、高齢化社会の到来に伴って、特に集合住宅等の高
層住宅では定期的なごみの搬出が大きな負担となってい
る。
【0003】生ごみを発生した手元で処分(廃棄)する
ため、ディスポ−ザを各家庭の厨房の流し台排水口下に
取付け、排水口に投入された厨芥を高速回転するスィン
グハンマ−により破砕し水とともに配水管に流す方法が
用いられている。この場合、卵の殻や貝殻などの密度の
大きな厨芥が含まれる場合や、破砕時の粒度が大きい場
合には、横引き排水管内で破砕厨芥が沈降し排水管の詰
まりを生じる恐れがある。また、高速回転するスィング
ハンマ−により生ごみを破砕するため、破砕時の騒音お
よび振動が大きくなるという問題もあった。
【0004】これらの問題の解決策の一つとして、入口
と出口を有するケ−シング内に設置したモ−タで駆動さ
れるカッタ−付インペラにより、流し台排水口に直結さ
れた前記入口から投入された厨芥を排水管を通過出来る
ぐらいの大きさに切り刻み、出口から排水管に圧送する
屋内排水システムとして、特公平7-18185号公報に示さ
れるようなものが提案されている。
【0005】また、モ−タ本体を貫通するモ−タ回転軸
の一方(上方部)に流し台シンクの排水口に接続して排
水中の厨芥を破砕して液状化する破砕部を設け、他方
(下方部)に液状化した厨芥混合排水を圧送する圧送部
を設けた破砕圧送装置と圧送管を用いた厨芥破砕圧送設
備として、実公平6-45495号公報に示されるようなもの
が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の特公平7-18185
号公報及び実公平6-45495号公報に記載された各装置で
は、生ごみを発生した手元で処分出来、圧送することに
より排水管の詰まりを防止出来る利点を有しているが、
厨芥の破砕と搬送のための高速回転動作を同時に行うた
め、厨芥破砕時の騒音が大きくなるという問題を有して
いる。
【0007】そこで本発明の目的は、破砕した厨芥(生
ごみ)を排水管で下流にスムーズに圧送すると共に、低
騒音で運転される厨芥処理装置または厨芥処理システム
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の厨芥処理装置は、投入口から投入さ
れた生ごみを破砕して液状化する破砕手段と、この破砕
手段によって破砕された生ごみを貯留する貯留部と、こ
の貯留部に貯留された生ごみを排水管に圧送する圧送手
段と、この圧送手段と前記破砕手段とを異なる回転数で
駆動する駆動手段とを備える。
【0009】さらに好ましくは、投入口から投入された
生ごみを破砕して液状化する破砕スクリューを有する破
砕手段と、この破砕手段によって破砕された生ごみを貯
留する貯留部と、この貯留部に貯留された生ごみを排水
管に圧送する圧送ポンプを有する圧送手段と、この圧送
ポンプと前記破砕スクリューとを異なる回転数で駆動す
る駆動モータを有する駆動手段とを備える。
【0010】上記構成において、破砕スクリューの回転
数と圧送ポンプの回転数をそれぞれ適切な回転数で運転
することにより、破砕スクリューによる破砕動作が静粛
になり、かつ圧送ポンプは必要な圧送力を発生すること
ができる。このとき、通常は、破砕スクリュ−の動作回
転数を低速にすることにより、生ごみ破砕動作時の騒音
を低く抑えるとともに、圧送ポンプの動作回転数を高速
にすることにより、圧送能力を十分出せるようにする。
これによって、排水配管中での生ごみの搬送がスムーズ
に行え、排水管が詰まりにくくなる。また、破砕スクリ
ュ−を低速で回転させることにより、鶏の骨等の硬い生
ごみも処理し易くなる。
【0011】このとき、前記駆動手段は、同一の駆動モ
ータで、前記破砕スクリューと前記圧送ポンプとを切り
換えて駆動するとよい。
【0012】この場合、圧送ポンプと破砕スクリュ−と
が同時に動作することが無いため、小容量の小型の駆動
モ−タでの運転が可能になる。
【0013】さらに、このとき、前記破砕スクリュー及
び前記圧送ポンプの回転中心を前記駆動モータの回転軸
線上に配置するとよい。
【0014】さらに、このとき、前記駆動モータの回転
軸線に沿って、上方から、駆動手段、破砕手段、圧送ポ
ンプの順に配置するとよい。
【0015】さらに、このとき、前記圧送ポンプの回転
軸は、前記破砕スクリューの回転中心を貫通する貫通穴
を通して前記駆動モータに接続されるようにするとよ
い。
【0016】さらに、このとき、前記破砕スクリューと
前記圧送ポンプとの間に、その回転中心に前記圧送ポン
プの回転軸を通す貫通穴を有し、送られてくる生ごみを
回転刃で裁断する裁断手段を備えるとよい。
【0017】さらに、このとき、前記破砕スクリューは
30〜150回転/分で回転され、前記圧送ポンプは1
000〜3000回転/分で回転されるようにするとよ
い。
【0018】また、上記第2の目的を達成するために、
上述した各厨芥処理装置において、貯水タンクを備え、
前記圧送手段が前記貯水タンクの水と共に生ごみを排水
管に圧送するようにする。これにより、十分な水量で生
ごみを圧送でき、排水管中での生ごみの搬送がスムーズ
に行え、排水管が詰まりにくくなる。
【0019】このとき、前記貯水タンクは、前記投入口
から流入した流体を蓄えるようにするとよい。これによ
り、貯水タンクには流し台での洗浄排水を貯水し利用で
きるため、特に圧送のために水道水を使用する必要がな
く、節水が可能になる。
【0020】さらに、このとき、前記貯留部から前記貯
水タンクに給水すると共に、前記圧送手段の駆動によっ
て、前記貯水タンクから前記貯留部に吸水されるように
し、前記貯水タンクと前記貯留部との間に、フィルタを
備えるとよい。貯溜部に設けたフィルタは、貯水タンク
への排水の貯水時と圧送ポンプ動作時とで水の流れが逆
転するため、フィルタ−の洗浄を常時自動的に行うこと
になり、目詰まりを生じにくくすることができる。
【0021】さらに、このとき、前記投入口と前記破砕
スクリューを内包するケース内部との間を接続するホッ
パーの途中に、このホッパーと前記貯水タンクとを接続
するバイパス流路を備えるとよい。これによって、ホッ
パ−に生ごみが詰められている状態においても、通常の
排水に支障をきたすことがなくなる。
【0022】さらに、このとき、前記貯水タンクにタン
ク内の水位を検出する水位検出手段を備え、この水位検
出手段の出力に基づいて、圧送ポンプの運転を自動化す
るとよい。
【0023】また、上述の厨芥処理装置で破砕され、排
水管に圧送された生ごみを処理する処理装置を備えるこ
とにより、厨芥処理システムを構成する。
【0024】また、この厨芥処理システムは集合住宅等
の建物に備えられることにより、居住者のごみ処理等の
負担を軽減することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0026】図1は本発明になる厨芥処理装置本体の第
1の実施の形態を示す縦断側面図である。
【0027】図1において、21は厨房で発生した厨芥
等からなる生ごみを適量な水とともに投入するための生
ごみ投入口、22は投入された生ごみを一時貯溜するた
めのホッパ−、23はホッパ−22内の生ごみを破砕す
るための破砕手段であり、破砕スクリュ−231の緩速
回転によって下方に搬送しながら圧搾と擂り潰しによっ
て生ごみを破砕し、破砕した生ごみを裁断手段24を構
成する複数の開口を有するプレ−ト242を通して下方
に押し出す時にプレ−ト242に擂動する回転刃241
によって短く裁断する。この裁断手段24は破砕スクリ
ュ−231による圧搾と擂り潰しでは破砕出来ないイカ
の皮、鶏の皮、トウモロコシの皮等の柔らかくて靭性の
ある生ごみをも所定の大きさに裁断してプレ−ト242
に設けられた複数の開口243から下方に位置する破砕
生ごみ貯溜部27に押し出す。26は破砕された生ごみ
を水とともに排水管に強制的に搬送する圧送手段であ
り、圧送ポンプ261の高速回転にによって圧送ポンプ
吸入口262から吸入した破砕生ごみを圧送ポンプ排出
口263から排水管に強制的に排出する。
【0028】上記各手段は、後述する駆動モータ251
の回転軸線上に、上から破砕手段、裁断手段、貯留部、
圧送手段の順に設けられ、駆動モータ251の回転軸ま
たは破砕スクリュ−の軸は傾斜するようにして設けられ
る。
【0029】本実施の形態においては、破砕スクリュ−
の軸は床面に対して角度をもって設置されており、破砕
スクリュ−は回転刃とプレ−トよりも上側にあるため
に、投入された生ごみは破砕スクリュ−から回転刃と上
から下へ搬送するようになるので、生ごみが途中で止ま
ることなく回転刃とプレ−トに搬送することが出来る。
従って、ケ−ス232内や、破砕スクリュ−231、プ
レ−ト242部に残渣(破砕された生ごみのカス)が生
じにくくなる。更に、水も一緒に流れるので更に残渣が
生じにくくなる。そのために残渣による悪臭をほとんど
防ぐことができる。
【0030】25は駆動手段であり、直列状態に設置さ
れた破砕スクリュ−231及び回転刃241を30〜1
50回転/分で緩速回転させ、さらに前記圧送ポンプ2
61を1000〜3000回転/分で高速回転させる可
逆回転型の駆動モ−タ251と変速機252を備える。
本実施の形態においては、防水の行い易さ等から上側に
駆動モ−タ251を設けているが、スペ−スの都合等に
よりポンプ側に設けたり、他の場所に設けてベルト駆動
させたりしても良い。
【0031】ホッパ−22は生ごみ投入口21側と破砕
スクリュ−231が収められたケース232内への開口
部(接続部)との間で屈曲させてあり、その屈曲角度β
は140〜170度となるようにしてある。これによ
り、ホッパ−内に投入された生ごみがホッパ−の途中で
留まることなく確実に破砕スクリュ−231に取り込ま
れ、破砕される。ホッパ−の屈曲角度があまり小さいと
投入された生ごみが屈曲部で停滞しやすくなりホッパ−
内での詰まりが生じる恐れが出てくる。このため、屈曲
角度はおよそ140度以上にすることが望ましい。ま
た、破砕スクリュ−231の回転軸は、前述したよう
に、床面或いは水平面に対して20〜70度の角度をも
って傾斜するように設けられるが、このとき、屈曲角度
が170度より大きいと破砕スクリュ−231側の開口
部が大きくならざるを得ず、破砕スクリュ−231の有
効破砕部が短くなり、破砕機能が低下する。
【0032】また、ホッパ−を適度に屈曲させたことに
より、通常の生ごみはホッパ−に詰まることなく破砕ス
クリュ−に到達するが、細長い大きな異物が誤ってホッ
パ−に投入された場合、ホッパ−にぶつかり止まるので
破砕スクリュ−に直接食い込むことを防止できる。ま
た、硬い生ごみの破砕時に破砕スクリュ−が破片を飛散
させたとしても、破砕スクリュ−の直線上に投入口はな
く、ホッパ−にまずぶつかるので生ごみ投入口から外部
へ直接飛び出しずらく出来る。
【0033】尚、ホッパ−22内の内容積は家庭で発生
する1日の生ごみを十分貯溜出来るだけの容積としてあ
る。
【0034】この厨芥処理装置における破砕手段23
は、駆動モ−タ251が正回転方向に回転すると、駆動
モ−タ251及び変速機252に駆動される破砕スクリ
ュ−231が、生ごみ投入口21から投入された生ごみ
を、図中右下方向に搬送するように30〜150回転/
分で緩速回転する。破砕スクリュ−231によって搬送
される生ごみは、破砕スクリュ−231とケ−ス232
の間で圧搾と擂り潰しによって破砕される。そして、プ
レ−ト242の開口から破砕生ごみ貯溜部27に送り出
される時に、プレ−ト242と擂動しながら回転する回
転刃241によって短く裁断される。この裁断は、圧搾
と擂り潰しにより破砕した生ごみ中に含まれる未破砕の
皮や筋などの柔らかくて細長い生ごみを短く裁断する。
【0035】ついで、駆動モ−タ251を逆回転方向に
回転すると、破砕スクリュ−231の駆動軸を貫通する
圧送ポンプ駆動軸253が動作し、圧送ポンプ261
が、圧送ポンプ吸入口262から吸入した破砕生ごみを
圧送ポンプ排出口263から排水管に強制的に排出する
ために、1000〜3000回転/分で高速回転する。
これは、正転時と逆転時とでモータの回転を伝える変速
機を切り換えることにより、行うことができる。
【0036】尚、前記破砕スクリュ−231を30〜1
50回転/分で緩速回転させる理由は、30回転/分よ
り遅い回転速度では生ごみの処理能力の点で実用的でな
くなり、150回転/分より早い回転速度では生ごみの
破砕処理時の騒音が大きくなり、一般住宅では実用上問
題となる。また、回転速度が早いと使用者の受傷に対す
る不安感が増し、好ましくない。
【0037】このように破砕スクリュ−231の緩速回
転による圧搾と擂り潰し及び回転刃241での裁断によ
る生ごみの破砕は、確実な破砕を静粛に実現することが
出来る。また、破砕生ごみを圧送ポンプ261によって
排水管に強制的に排出するため、横引き排水管において
詰まりが生じることはない。
【0038】また、同一の駆動モ−タ251により破砕
手段23と圧送手段26とを切り換えて相互に駆動する
方式であるため、駆動用モ−タ251が低消費電力で小
型化出来る。
【0039】なお、上記説明では圧送ポンプ261を駆
動モ−タ251の逆回転により高速回転動作をさせてい
るが、変速機252にクラッチ機構を付加し圧送ポンプ
を正回転により高速回転動作させても良いことは言うま
でもない。
【0040】さらに、従来技術として知られている特公
平7−18185号公報に記載された技術では、水中で
破砕と搬送を行うのに対して、本発明に係る本実施形態
では、破砕が水中に没する形では行われないため、消費
するエネルギーも小さくて済む。
【0041】図2は本発明になる厨芥処理装置本体の第
2の実施の形態を示す縦断側面図である。
【0042】図2において、生ごみ投入口21から投入
されホッパ−22内に一時溜められた生ごみは、適量の
水を介して破砕スクリュ−231及び回転刃241によ
り所定の粒度に破砕され、プレ−ト242の開口から破
砕生ごみ貯溜部27に搬送される。271は破砕生ごみ
貯溜部27に設けたフィルタ−部であり、固形分以外の
排水はフィルタ−部271を通して、貯水タンク31に
排出される。該貯水タンク31には貯水量の水位を検出
するための水位センサ312、313が設けられてお
り、水位センサ312、313の信号により水位を確認
後、圧送ポンプ261を動作させ、破砕生ごみ貯溜部2
7の生ごみを圧送するのに十分な水を圧送ポンプ吸入口
262から吸入し、圧送ポンプ排出口263を経てごみ
排出口311から排水管に排出される。
【0043】314、及び315は破砕生ごみ貯溜部2
7に設けたフィルタ−部271における排水の流れ方向
を示し、フィルタ−部271はホッパ−22から水が供
給される場合には、貯水タンク31内への水の排出(3
14)にさらされ、圧送ポンプ261動作時には貯水タ
ンク31内からの水の流入(315)にさらされる。すな
わち、フィルタ−部271は圧送ポンプ261の動作の
前後に常時、自動的にクリ−ニングされていることにな
り、目詰まりを生じることがない。また、本厨芥処理装
置は貯水タンク31を備えており十分な圧送動作が行え
るため、破砕・裁断後の生ごみを、横引き排水管で詰ま
りを生じることなく搬送することが出来る。
【0044】また、貯水タンク31の底部には、内部に
貯まった堆積物を水とともに排出する排水口(排水バル
ブ)400を設けるとよい。排水口400は本実施例に
限らず他の実施例の貯水タンクの底部にも設けることが
望ましい。
【0045】図3は図2に示した厨芥処理装置を流し台
に設置した状態を示す。
【0046】図3において、厨芥処理装置は、流し台2
のシンク41に設けてある排水口42に嵌合するように
シンクの下部に取り付けて流し台2内部に設置される。
このとき装置本体は、破砕スクリュ−軸と床面とのなす
角度αが20〜70度、好ましくは、30〜60度とな
るように設置する。理由としては、20度よりも小さい
とケ−ス232内に残渣が生じ易くなってしまい、70
度よりも大きいとホッパ−22からケ−ス232内に生
ごみが入りにくくなるからである。
【0047】厨芥等からなる生ごみは生ごみ投入口21
に投入され、ホッパ−22内に溜められる。生ごみがホ
ッパ−22内にある程度貯った時点で、駆動モ−タ25
1を動作開始させ、給水用蛇口43からの適量の水とと
もに生ごみが破砕スクリュ−231により破砕され、回
転刃241で裁断され下方に位置する破砕生ごみ貯溜部
27に排出される。ホッパ−22内の生ごみの破砕が完
了し、貯水タンク31の貯水量が十分であることを水位
センサ312、313で確認すると、圧送ポンプ261
を動作させ、破砕生ごみ貯溜部27の生ごみを圧送ポン
プ排出口263を経て生ごみ排出口311に接続した排
水トラップ44を介して流し排水用横引き管4に排出さ
れる。その後、任意の場所に設けられた水処理装置(図
示せず)によって処理をする。
【0048】水処理装置を厨芥処理部本体とは別に設け
た構造により、流し台2下には本体のみを設置すれば良
く、広いスペ−スが必要ではなくなるので既存の流し台
にも設置しやすい。なお、給水用蛇口43は、後述する
電磁弁を内臓する。
【0049】流し台2のシンク41の排水口42に流さ
れる通常の洗浄用排水は、ホッパ−22、破砕スクリュ
−231、回転刃241、プレ−ト242を通って、破
砕生ごみ貯溜部27のフィルタ−部271から貯水タン
ク31に溜められる。生ごみがホッパ−22にある程度
溜る以前に貯水タンク31が満水となり、水位センサ3
12が満水を検出した場合には、直ちに圧送ポンプ26
1を動作させ、予め定めた時間間隔でフラッシュ圧送制
御を行う。横引き管4内に残留している破砕生ごみが存
在している場合でも、このフラッシュ圧送により残留生
ごみを一掃することが出来る。さらに、通常の洗浄用排
水により常時破砕スクリュ−231、回転刃241、プ
レ−ト242が洗浄される構成であるため、破砕生ごみ
の残渣による悪臭が発生することがない。
【0050】そして、ホッパ−22の中央部46下面に
は破砕スクリュ−231が直接存在しない程度にホッパ
−22の屈曲部からケ−ス232までの距離をとってあ
る。また、排水口カバ−45は、中央部に穴を設け放射
線状の切り込みを入れておき生ごみなどが中央からホッ
パ−内に落下するようにしてある。これにより、細長い
異物が投入された時はホッパ−22の屈曲部と排水口カ
バ−45により、異物が止まり破砕スクリュ−231に
投入されることを防ぐことができる。また、破砕スクリ
ュ−231が鶏の骨などの硬い生ごみを破砕処理動作
時、骨の破砕片が飛散した場合でも、破砕片は、先ずホ
ッパ−22にぶつかるので生ごみ投入口21の外に直接
飛散する確率を低く抑えることが出来ている。
【0051】図4は、本発明になる厨芥処理装置の制御
系を示すブロック図である。この制御系は、特に記述の
ない他の実施の形態に対しても共通である。商用電源で
ある主電源104から受電する厨芥処理制御装置101
は、操作スイッチ102からの指令信号、破砕完了検出
手段106および水位検出手段107からの信号に応じ
て、破砕スクリュ−231、回転刃241、及び圧送ポ
ンプ261駆動用モ−タ251と報知手段103と蛇口
用電磁弁105の動作を制御する。前記操作スイッチ1
02は、破砕スイッチ(正回転)用操作ボタン、停止操
作ボタン、圧送ポンプスイッチ(逆回転)用操作ボタン
を備える。
【0052】図1及び図3に基づいて制御について説明
する。この厨芥処理制御装置101は、流し台2のシン
ク41の排水口42からホッパ−22の分離壁52の生
ごみ投入口21に生ごみを投入し、ホッパ−内に生ごみ
が貯溜した時に、操作スイッチ102の破砕スイッチ用
ボタンが押されると、駆動モ−タ251が正回転方向に
回転するように該駆動用モ−タ251及び変速機252
を付勢し、給水用蛇口43内蔵の電磁弁105を開いて
シンク41に注水する。駆動用モ−タ251及び変速機
252に駆動されて破砕スクリュ−231、回転刃24
1が緩速回転すると、投入された生ごみは、破砕スクリ
ュ−231による搬送に伴う圧搾と擂り潰しにより破砕
され、裁断手段24のプレ−ト242の開口を通過する
時に回転刃241により裁断されて水とともに破砕生ご
み貯溜部27に排出される。排出された水はフィルタ−
部271を通って貯水タンク31に溜められる。つい
で、投入された生ごみの破砕が完了すると、破砕完了検
知手段106が状態を検出して制御装置101に信号を
送り、制御装置101は駆動モ−タ251を停止する。
この時、貯水タンク31の水位検出手段107からの信
号により、ポンプ動作に差し支えない水位状態であるこ
とを確認した後、制御装置101は逆回転方向に回転す
るように該駆動用モ−タ251を付勢し、圧送ポンプ2
61を高速回転する。該圧送ポンプ261により破砕生
ごみ貯溜部27の生ごみ排水は、排水トラップ44を介
して流し排水用横引き管4に強制排水される。前記圧送
ポンプ261は前記水位検出手段107の信号を基に、
予め定めた時間間隔(例えば、数秒〜数十秒間隔)で動作
開始−停止を繰り返すフラッシュ圧送を行うことによ
り、生ごみ排水を流し排水用横引き管4内で滞積させる
ことなく効率的に排出することが出来る。すなわち、前
記貯水タンク31の水位検出手段107を構成する水位
センサ313が水位を検出している間、圧送ポンプ26
1はフラッシュ圧送動作を継続し、水位センサ313か
ら水位を検出しない状態の信号を受けると、前記制御装
置101は駆動モ−タ251を停止し圧送動作を停止
し、厨芥処理が終了する。
【0053】また、流し台2の通常の洗浄水により前記
貯水タンク31の貯水量が満水となり、制御装置101
が水位センサ312からの信号を受けた時には、生ごみ
の破砕手段の動作に関係なく優先的に圧送ポンプ261
を動作開始させフラッシュ圧送を行う。ついで、水位セ
ンサ313から水位を検出しない状態の信号を受ける
と、駆動モ−タ251を停止し圧送動作を停止する。
【0054】なお、上記説明では水位検出手段107と
して、高低二段階の水位センサ312、313を用いる
場合について動作を説明したが、高、中、低三段階の水
位センサを用い、生ごみ破砕動作後の圧送ポンプ261
の動作開始を中水位以上で行い、低水位で動作停止する
ようにしてもよい。また、貯水タンク31の貯水量が満
水となった場合には、高水位で圧送ポンプ261を動作
開始し中水位で動作停止させ、以後の生ごみ破砕動作に
直ちに対応出来るようにしてもよい。
【0055】また、もし貯水タンク内の水量が少ない状
態で圧送を行いたい場合は、排水口42から水を補給す
ればよい。
【0056】また、誤って生ごみ以外の異物(例えば、
スプ−ンとかフォ−ク等)を投入したときに操作スイッ
チ102の停止操作ボタンが押されると、制御装置10
1は、駆動モ−タ251を停止する。
【0057】前記破砕完了検出手段106は、前記駆動
モ−タ251の負荷の減少として、該駆動モ−タ251
の動作電流の変化を利用して検出する。また、この駆動
モ−タ251の過負荷状態を該駆動モ−タ251の動作
電流の変化として、異物の混入検出に利用し、駆動モ−
タを停止するとともに、報知手段103により異常警報
を音もしくは表示により使用者に報知することも出来
る。
【0058】図5は、本発明による厨芥処理装置の第3
の実施の形態を示す縦断側面図である。
【0059】尚、前述した実施の形態と共通の構成部品
には同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
【0060】図5において、厨芥処理装置本体は流し台
2のシンク41に設けてある排水口42に嵌合するよう
にシンクの下部に取り付けて懸垂される。ホッパ−22
内に溜められた生ごみは水とともに破砕スクリュ−23
1により破砕され、破砕生ごみ貯溜部27に排出され
る。排出された生ごみ排水はフィルタ−部271で分離
され、排水のみ該貯溜部吸・排水口272から別設置の
貯水タンク32の貯水タンク吸・排水口316に送られ
貯水される。生ごみの破砕が完了し、貯水タンク32の
貯水量が圧送ポンプの動作可能な水量であれば(例え
ば、水位センサ313が水位を検出している状態)、圧
送ポンプ261を動作させ生ごみ排水を圧送ポンプ排出
口263に接続した排水トラップ44を介して流し排水
用横引き管4に排出される。
【0061】図2及び図3の構成では、貯水タンク内に
圧送ポンプ部を入れたことにより、省スペース化並びに
タンクとポンプ間の配管を不要にする等の効果が期待で
きるのに対して、この形態では、圧送ポンプ等のメンテ
ナンスが容易になる効果がある。
【0062】図6及び図7は、本発明による厨芥処理装
置の第4の実施の形態を示す縦断側面図である。
【0063】尚、前述した実施の形態と共通の構成部品
には同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
【0064】図6において、投入された生ごみを貯溜す
るためのホッパ−22の一部に補助排水口221を設
け、貯水タンク31の一部に設けた補助排水流入口31
7とを連通する排水のバイパス通路51を設けてある。
流し台2のシンク41で一度に大量の水を廃棄された場
合には、破砕スクリュ−231、回転刃241、プレ−
ト242を通って破砕生ごみ貯溜部27へ排出されると
ともに、該排水のバイパス通路51を通って貯水タンク
31に溜められ、水位センサ312により貯水タンク3
1が満水になることが検出されると、直ちに圧送ポンプ
261が動作開始され、圧送ポンプ排出口263から生
ごみ排出口311に接続した排水トラップ44を介して
流し排水用横引き管に排出され、シンクがオ−バ−フロ
−することはない。また、生ごみを投入し一時貯溜する
ためのホッパ−22は、生ごみを貯溜する内側と水の流
路となる外側を分離するための複数の開口を有する分離
壁52により二重構造としてあり、該分離壁52はその
横断断面積が生ごみ投入口21で最も小さく、前記ホッ
パ−22の内部(破砕スクリュ−231側)に向かって
大きくなるように構成してある。また、該分離壁52は
前記ホッパ−22に着脱自在に構成してある。
【0065】図7は前記ホッパ−22と分離壁52部分
の縦断断面図である。該分離壁52は、該ホッパ−22
の補助排水口221を覆い、該補助排水口221に生ご
みが入らないようにしてある。該分離壁52の生ごみ投
入口21は前記ホッパ−22の内部に手が容易には入ら
ず、生ごみは容易に入る程度に小さくしてあるため、受
傷等に対する安全性が高い。
【0066】該分離壁52には複数の開口521が設け
てあり、排水をスム−ズに通過させることが出来る。
【0067】生ごみ以外の異物(スプ−ン、フォ−ク
等)を誤って前記ホッパ−内に投入した場合には、厨芥
処理装置の操作スイッチ(図示せず)を切断後、前記分
離壁52を前記ホッパ−22から取り外した後、手もし
くは取り出し用治具(図示せず)によりホッパ−内から
前記異物を回収する。異物回収後に前記分離壁52を前
記ホッパ−22内に装着する。
【0068】図8は、本発明による厨芥処理装置を適用
する実施の形態を示す厨芥処理システムの概略構成図で
ある。
【0069】図8において、1は集合住宅、2は集合住
宅1の各家庭の台所等に設置してある流し台、流し台2
の内部には家庭で発生した厨芥等の生ごみを水を介して
破砕し強制的に圧送するための厨芥処理装置3が設置し
てある。図8においては第1の実施の形態に用いた厨芥
処理装置を使用しているが、いづれの実施の形態に用い
たものでも良い。破砕された生ごみは水とともに強制的
に圧送され流し排水用横引き管4を通って、流し排水用
縦管5により集合住宅1の階下もしくは地下等に設置し
た固液分離装置11に流入する。固液分離装置11(例
えばスクリュ−プレス、又はベルトプレス方式固液分離
装置等)では、生ごみ排水を固液分離し、含水率80%
以下に脱水した生ごみの固体成分はコンポスト化処理装
置14(例えば、微生物により生ごみを発酵分解処理す
る微生物方式コンポスト化処理装置等)に搬送され、コ
ンポスト化して肥料、土壌改良材としてリサイクルされ
る。一方前記固液分離装置11で分離された排水は水処
理装置12(例えば、微生物膜方式水処理装置等)により
下水道受入れ基準を満たす状態まで浄化した後、ポンプ
13により貯溜槽15に送り、雑排水・汚水用横引き管
9、及び縦管10を通って貯溜槽14に流入する流し排
水以外の風呂6、洗濯機7等の雑排水とトイレ8の汚水
と一緒に下水道管16に放流する。そのために、衛生
面、環境面での問題も解決出来、下水道への負荷を増や
すことがない。各家庭の厨芥等からなる生ごみは一括し
て固液分離装置11、及びコンポスト化処理装置14で
処理されるので、各家庭では1個所で処理(消滅)出来
る。また、高齢者にとって大きな負担となっていたごみ
の搬出の必要がない。
【0070】特に集合住宅においては、コンポスト化処
理、水処理をまとめて行うことができるので、角家庭に
設置されるのは厨芥処理装置本体のみであり、場所をと
らずに容易に設置することができる。
【0071】本発明になる厨芥処理装置は、駆動手段、
破砕手段、裁断手段、圧送手段を直線状態に一体的とな
るように結合し、直列接続された破砕手段の破砕スクリ
ュ−、裁断手段の回転刃、圧送手段の圧送ポンプに対し
て駆動手段の駆動モ−タ側が高くなるように傾け、破砕
スクリュ−、回転刃を駆動モ−タによって緩速回転させ
ることにより、生ごみを破砕スクリュ−による搬送過程
で圧搾と擂り潰しによって破砕し、回転刃により圧搾と
擂り潰しでは破砕されない柔軟で靭性に富んだ生ごみも
後処理に適した大きさに裁断した後、下方に位置する生
ごみ貯溜部に排出し、破砕完了後に圧送ポンプにより生
ごみ排水を排水管に強制排出する構成であるので、排水
管の詰まりを生じることがなく、動作が静粛で、また、
傾けたことにより全長が短く小形になり、流し台の内部
に設置するのに適した形態とすることが出来る。そし
て、生ごみを水とともに投入・排出することにより、残
渣を生じにくくできる。
【0072】また、生ごみの破砕と生ごみ排水の圧送動
作を同一の駆動モ−タで順次行うため、該駆動モ−タが
低消費電力で小型になる利点を有している。さらに、駆
動モ−タが上部に配置される構成であるので、排水の水
封に対する信頼性、安全性の面で利点を有している。
【0073】またさらに、流し台で使用済の洗浄排水を
貯水タンクに溜め、生ごみ排水の圧送用及び排水管のフ
ラッシュ洗浄用として用いているため、節水効果と排水
管のメンテナンス効果をも有している。
【0074】また、生ごみを投入し貯溜するためのホッ
パ−は、生ごみ投入口側と破砕スクリュ−側で屈曲した
構成にし、さらに、複数の開口を有する分離壁により二
重構造とし、分離壁の横断断面積を生ごみ投入口で最も
小さく、ホッパ−内部に向かって大きくなるように構成
してあるため、生ごみ破砕時の破砕生ごみの外部への飛
散とか、誤って挿入による手指の損傷が生じないため安
全性が高い。
【0075】上述の実施例のように、同一のモータで、
破砕手段である破砕スクリューの駆動と圧送手段である
圧送ポンプの駆動とを切り換えて行うにすれば、小容量
のモータを使用することができ、厨芥処理装置を小型化
することができる。このような小型化は、流し台下の狭
いスペースに配置される厨芥処理装置では特に重要であ
る。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、破砕手段と圧送手段と
をそれぞれ適切な速度で運転することにより、破砕した
厨芥(生ごみ)を排水管で下流に圧送するのに必要な圧
力を発生すると共に、低騒音で運転される厨芥処理装置
または厨芥処理システムを提供することができる。
【0077】また、一般住宅における厨房の流し台に容
易に設置出来、節水にも役立つ、小形の厨芥処理装置ま
たは厨芥処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる厨芥処理装置の第1の実施の形態
を示す縦断断面図である。
【図2】本発明になる厨芥処理装置の第2の実施の形態
を示す縦断断面図である。
【図3】本発明になる厨芥処理装置の流し台への設置状
態を示す縦断断面図である。
【図4】本発明になる厨芥処理装置における制御系のブ
ロック図である。
【図5】本発明になる厨芥処理装置の第3の実施の形態
を示す縦断断面図である。
【図6】本発明になる厨芥処理装置の第4の実施の形態
を示す縦断断面図である。
【図7】本発明になる厨芥処理装置の一部分を示す縦断
断面図である。
【図8】本発明になる厨芥処理システムの概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1…集合住宅、2…流し台、3…厨芥処理装置、4…流
し排水用横引き管、5…流し排水用縦管、6…風呂、7
…洗濯機、8…トイレ、9…雑排水、汚水用横引き管、
10…雑排水、汚水用縦管、11…固液分離装置、12
…水処理装置13…ポンプ、14…コンポスト化処理装
置、15…貯溜槽、16…下水道、21…生ごみ投入
口、22…ホッパ−、221…補助排水口、23…破砕
手段、231…破砕スクリュ−、232…ケ−ス、24
…裁断手段、241…回転刃、242…プレ−ト、25
…駆動手段、251…駆動モ−タ、252…変速機、2
53…圧送ポンプ駆動軸、26…圧送手段、261…圧
送ポンプ、262…圧送ポンプ吸入口、263…圧送ポ
ンプ排出口、27…破砕生ごみ貯溜部、271…フィル
タ−部、272…貯溜部吸・排水口、31…貯水タン
ク、311…生ごみ排出口、312、313…水位セン
サ、316…貯水タンク吸・排水口、317…補助排水
流入口、41…シンク、42…排水口、43…給水用蛇
口、44…排水トラップ、45…排水口ガ−ド、46…
生ごみ投入口中央落下線、51…排水バイパス通路、5
2…分離壁、521…開口、53、53a、53b…排
水の流れ、71…補助排水口フィルタ、101…厨芥処
理制御装置、102…操作スイッチ、103…報知手
段、104…主電源、105…蛇口用電磁弁、106…
破砕完了検出手段、107…水位検出手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 信政 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 電化機器事業部 内 (72)発明者 井上 雅貴 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社 日立製作所 家電・情報メ ディア事業本部内 (56)参考文献 特開 平6−47367(JP,A) 特開 平5−168968(JP,A) 実公 平6−45495(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 - 18/44 B02C 19/22 E03C 1/266

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入口から投入された生ごみを破砕して液
    状化する破砕手段と、この破砕手段によって破砕された
    生ごみを貯留する貯留部と、この貯留部に貯留された生
    ごみを排水管に圧送する圧送手段と、この圧送手段と前
    記破砕手段とを異なる回転数で駆動する駆動手段とを備
    えたことを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】投入口から投入された生ごみを破砕して液
    状化する破砕スクリューを有する破砕手段と、この破砕
    手段によって破砕された生ごみを貯留する貯留部と、こ
    の貯留部に貯留された生ごみを排水管に圧送する圧送ポ
    ンプを有する圧送手段と、この圧送ポンプと前記破砕ス
    クリューとを異なる回転数で駆動する駆動モータを有す
    る駆動手段とを備えたことを特徴とする厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の厨芥処理装置において、
    前記駆動手段は、同一の駆動モータで、前記破砕スクリ
    ューと前記圧送ポンプとを切り換えて駆動することを特
    徴とする厨芥処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の厨芥処理装置において、
    前記破砕スクリュー及び前記圧送ポンプの回転中心は前
    記駆動モータの回転軸線上に配置されることを特徴とす
    る厨芥処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の厨芥処理装置において、
    前記駆動モータの回転軸線に沿って、上方から、駆動手
    段、破砕手段、圧送ポンプの順に配置したことを特徴と
    する厨芥処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の厨芥処理装置において、
    前記圧送ポンプの回転軸は、前記破砕スクリューの回転
    中心を貫通する貫通穴を通して前記駆動モータに接続さ
    れることを特徴とする厨芥処理装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の厨芥処理装置において、
    前記破砕スクリューと前記圧送ポンプとの間に、その回
    転中心に前記圧送ポンプの回転軸を通す貫通穴を有し、
    送られてくる生ごみを回転刃で裁断する裁断手段を備え
    たことを特徴とする厨芥処理装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の厨芥処理装置において、
    前記破砕スクリューは30〜150回転/分で回転さ
    れ、前記圧送ポンプは1000〜3000回転/分で回
    転されることを特徴とする厨芥処理装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかに記載の厨芥処
    理装置において、貯水タンクを備え、前記圧送手段が前
    記貯水タンクの水と共に生ごみを排水管に圧送すること
    を特徴とする厨芥処理装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の厨芥処理装置におい
    て、前記貯水タンクは、前記投入口から流入した流体を
    蓄える貯水タンクであることを特徴とする厨芥処理装
    置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の厨芥処理装置におい
    て、前記貯留部から前記貯水タンクに給水すると共に、
    前記圧送手段の駆動によって、前記貯水タンクから前記
    貯留部に吸水されるようにし、前記貯水タンクと前記貯
    留部との間に、フィルタを備えたことを特徴とする厨芥
    処理装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の厨芥処理装置におい
    て、前記投入口と前記破砕スクリューを内包するケース
    内部との間を接続するホッパーの途中に、このホッパー
    と前記貯水タンクとを接続するバイパス流路を備えたこ
    とを特徴とする厨芥処理装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の厨芥処理装置におい
    て、前記貯水タンクにタンク内の水位を検出する水位検
    出手段を備えたことを特徴とする厨芥処理装置。
  14. 【請求項14】請求項1乃至13のいずれかに記載の厨
    芥処理装置で破砕され、排水管に圧送された生ごみを処
    理する処理装置を備えたことを特徴とする厨芥処理シス
    テム。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の厨芥処理システムを
    備えたことを特徴とする建物。
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