JP3286991B2 - 平行四辺形リンク機構の誤差補正装置 - Google Patents

平行四辺形リンク機構の誤差補正装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用多関節ロボット
等のアーム駆動用に使用される平行四辺形リンク機構に
関し、とくにそのリンク寸法の誤差を自動的に補正する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、産業用多関節ロボット等のアーム
を駆動する機構は、例えば図3および図4に示すよう
に、ベース部1に回動自在に支持した回転軸11に一方
端を固定した第1アーム2を設け、第1アーム2の他方
端に回動自在に連結した回転軸21に第2アーム3の一
方端を固定し、第2アーム3の他方端にエンドエフェク
タなどを固定する手首部4を回動自在に連結している。
第1アーム2はベース部1に固定した第1駆動モータ2
2によって回転軸11を介して回動されるようにしてあ
る。また、回転軸11の一方側には第1リンク5の一方
端を回動自在に連結し、第1リンク5の他方端には第1
アーム2と同じ長さの第2リンク6の一方端を回転自在
に連結し、第2リンク6の他方端には第1リンク5と同
じ長さの第3リンク7の一方端を回転自在に連結し、第
3リンク7の他方端を回転自在に回転軸21に連結して
ある。すなわち、第1アーム2、第1リンク5、第2リ
ンク6、第3リンク7により、常に平行四辺形を形成す
る第1平行四辺形リンク機構8を構成している。第1リ
ンク5の一方端には第2駆動モータ31をタイミングベ
ルト等を介して結合し、第1リンク5を回転軸11と同
軸で回転して第1平行四辺形リンク機構8を介して第2
アーム3を回転軸21の回りに回動するようにしてあ
る。さらに、回転軸11の第1アーム2を挟んで反対側
には第1平行四辺形リンク機構8に対して位相差を有
し、かつ同一寸法の第1リンク5' 、第2リンク6'、
第3リンク7' からなる第2平行四辺形リンク機構8'
を配置してある。なお、第2リンク6、6' を第1リン
ク5、5' および第3リンク7、7' の外側に配置して
ある。したがって、二組の平行四辺形リンク機構のうち
の一方が一直線上に並ぶ、いわゆる死点の位置を通過す
る場合でも、二つの平行四辺形リンク機構間に位相差が
あるため、他方の平行四辺形リンク機構が死点の位置に
ないため回動動作に支障がなく、第2アームが180度
以上回動できる。また、平行四辺形リンク機構を円滑に
作動させるために、各リンク間の連結部分に転がり軸受
を設けたものが開示されている(例えば、特開平2−6
5987号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、加工公差等の要因で第1アーム2の長さと第2リン
ク6の長さに誤差が生じた場合、図2(a)に実線で示
すような理想上の平行四辺形リンク機構の形状である平
行四辺形が崩れることになり、その状態で平行四辺形リ
ンク機構が死点を通過する時、第1アーム、各リンクお
よび各リンクの連結部分等に過大な力が加わるという欠
点があった。本発明は、第1アームや各リンクが加工公
差等により長さの差が生じても、自動的に長さの誤差を
補正し、平行四辺形リンク機構が死点の位置をスムース
に通過できるようにすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、4個のリンク
を互いに回動自在に結合して常に平行四辺形を形成し、
前記リンクの少なくとも1個が結合点を軸として180
度以上回動し得る平行四辺形リンク機構において、前記
4個のリンクのうちの1個を多関節ロボットの第1アー
ムで構成するとともに、前記第1アームに回動自在に結
合した第2アームを他のいずれかのリンクに結合し、
個の前記リンクの結合点に互いに中心軸が偏心する二つ
のジャーナル部を有する偏心軸を設け、前記二つのジャ
ーナル部にそれぞれ前記2個のリンクの結合点を軸受を
介して支持したものである。
【0005】
【作用】平行四辺形リンク機構の各リンク間のいずれか
の結合点で、軸受を介して偏心軸の互いに偏心した2個
のジャーナル部にそれぞれ2個のリンクの結合点を支持
しているので、各リンクに誤差が生じたときでも、平行
四辺形リンク機構が死点の位置を通過する場合に、偏心
軸が回転して誤差を補正し、各リンクおよび各リンクの
連結部分等に加わる過大な力を防ぐ。
【0006】
【実施例】本発明を図に示す実施例について説明する。
本発明の平行四辺形リンク機構の基本構成は図3および
図4に示した従来例とほぼ同じで、第1アーム2、第1
リンク5、第2リンク6、および第3リンク7よりなる
第1平行四辺形リンク機構8と、第1アーム2、第1リ
ンク5' 、第2リンク6' 、および第3リンク7' より
なる第2平行四辺形リンク機構8' からなり、第1平行
四辺形リンク機構8と第2平行四辺形リンク機構8' と
の間に位相差を設けてある。本発明の従来例と異なる点
を図1に示す第1クランク機構8の第1リンク5と第2
リンク6との結合点の要部側断面図で説明する。第1リ
ンク5の第2リンク6との結合点には、互いに中心軸が
偏心するジャーナル部91、92を有する偏心軸9を設
け、軸受51を介して偏心軸9の一方側のジャーナル部
91を支持しており、第2リンク6の第1リンク5との
結合点には、軸受61を介して偏心軸9の他方側のジャ
ーナル部92を支持している。偏心軸9のジャーナル部
91とジャーナル部92との中心軸の偏心量eは、想定
される加工誤差の最大長さのほぼ1/2に設定してあ
る。平行四辺形リンク機構の動作を説明すると、第1ア
ーム2の長さと第2リンク6の長さに誤差が生じた場
合、第1平行四辺形リンク機構8が死点にない場合(図
2(a)に点線で示す)および死点の位置を通過する場
合(図2(b)に示す)に、偏心軸9が回転して偏心量
eの2倍の範囲内で誤差を補正し、第1アーム、各リン
クおよび各リンクの連結部分等に加わる過大な力を防ぐ
ことができる。なお、第2クランク機構8' の第1リン
ク5' と第2リンク6' との結合点についても同様であ
る。また、平行四辺形リンク機構の他のリンク間の結合
点に偏心軸を用いて、軸受を介して各リンクを結合して
もよい。また、第2アームを駆動する時に一組の平行四
辺形リンク機構を用い、平行四辺形リンク機構の死点を
通過させるために、ギア、ベルト等の伝動駆動系を用い
る場合においても、本発明の誤差補正装置を用いれば同
様の効果が得られる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、
個のリンクのうち1個を多関節ロボットの第1アームで
構成した平行四辺形リンク機構が死点を通過する場合、
平行四辺形リンク機構を構成する各リンクの寸法誤差を
自動的に補正するので、各リンクおよび各リンクの結合
点に過大な力が発生するのを防ぐことができ、スムーズ
な動作が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部側断面図である。
【図2】平行四辺形リンク機構の説明図である。
【図3】平行四辺形リンク機構を使用した産業用多関節
ロボットの側面図である。
【図4】図3の正断面図である
【符号の説明】 1 ベース部 11 回転軸 2 第1アーム 3 第2アーム 5 第1リンク 51、61 軸受 6 第2リンク 7 第3リンク 8 第1平行四辺形リンク機構 8' 第2平行四辺形リンク機構 9 偏心軸 91、92 ジャーナル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 佐々木 正章 (56)参考文献 特開 平2−65987(JP,A) 実開 昭50−70385(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 17/00 B25J 9/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4個のリンクを互いに回動自在に結合し
    て常に平行四辺形を形成し、前記リンクの少なくとも1
    個が結合点を軸として180度以上回動し得る平行四辺
    形リンク機構において、前記4個のリンクのうちの1個
    を多関節ロボットの第1アームで構成するとともに、前
    記第1アームに回動自在に結合した第2アームを他のい
    ずれかのリンクに結合し、2個の前記リンクの結合点に
    互いに中心軸が偏心する二つのジャーナル部を有する偏
    心軸を設け、前記二つのジャーナル部にそれぞれ前記2
    個のリンクの結合点を軸受を介して支持したことを特徴
    とする平行四辺形リンク機構の誤差補正装置。
  2. 【請求項2】 巻き掛け伝動駆動系または歯車伝動駆動
    系により前記第2アームを駆動して、前記平行四辺形リ
    ンク機構の死点を通過させる請求項1記載の平行四辺形
    リンク機構の誤差補正装置。
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