JP3286878B2 - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

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JP3286878B2 JP31983094A JP31983094A JP3286878B2 JP 3286878 B2 JP3286878 B2 JP 3286878B2 JP 31983094 A JP31983094 A JP 31983094A JP 31983094 A JP31983094 A JP 31983094A JP 3286878 B2 JP3286878 B2 JP 3286878B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置およびそ
の製造方法に関する。さらに詳しくは、薄膜トランジス
タ(以下、TFTと略す)アレイ基板を用いたTFT液
晶表示装置において、ゲート電極線の腐食が防止された
TFT液晶表示装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置は、通常2枚の対向
している基板の間に液晶が狭持された構成となってお
り、この液晶に電圧を印加する方法で使用される。この
際、一方の基板にマトリクス状に配列した画素電極を設
け、これらの画素の電位を選択的に動作するために各画
素毎にFET(電界効果トランジスタ)などの非線型特
性を有する能動素子を設けたTFT液晶表示装置はとく
に良好な画質がえらえる。
【0003】このTFT液晶表示装置において、ゲート
電極線はたとえばクロム、アルミニウム、チタン、タン
タル、モリブデンなどの金属で形成される。電極線部は
液晶表示装置が大型化、高精細化するに従い、比抵抗が
小さくかつ細線化する必要があり、前記金属のうちでも
比抵抗の小さいアルミニウムまたはアルミニウムを主成
分とする合金が使われることが多くなっているが、これ
らは腐食されやすいという問題を一般に有している。
【0004】図4は、従来の液晶表示装置におけるTF
Tアレイ基板のゲート電極線と蓄積容量電極との接続状
態を示す概略平面図である。
【0005】図4において、1bはアルミニウムからな
るゲート電極線、2bはゲート電極線を被覆している耐
食性金属、3は耐食性金属2bの一部を被覆している蓄
積容量電極を示している。なお、ゲート電極線1bは耐
食性金属2bの下方にあるので、作図されていない。
【0006】図5は、図4のA−A線で切断したときの
概略断面図である。
【0007】図5において、1b、2bおよび3は前記
と同じである。なお、図5においては透明絶縁基板は図
示されていない。
【0008】図6は、従来の蓄積容量電極のパターニン
グを説明するための概略説明図である。
【0009】図6において1b、2bおよび3は前記と
同じであり、4はレジスト、5はエッチング液、6は耐
食性金属2bに生じたピンホールを誇張して示してい
る。
【0010】TFT液晶表示装置を製造するばあい、ゲ
ート電極線のパターンを形成したのち、透明導電膜から
なる蓄積容量電極などのパターンを形成することが多い
が、蓄積容量電極のパターニングには、塩酸、硝酸を主
成分とする腐食性の大きなエッチング液を使用するの
で、アルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする合
金からなるゲート電極線が腐食されるという問題があっ
た。
【0011】そこで、図6に示されているように、ゲー
ト電極線1bの上面をクロム、タングステン、タンタ
ル、チタン、モリブデンなどの耐食性金属2bで被覆し
たのち、蓄積容量電極3のパターニングを行っている。
【0012】しかし、このばあいでも、耐食性金属2b
にピンホール6やパターン欠陥が存在すると、その部分
からエッチング液5が浸入するので、前記問題の解決に
は至っておらず、製品として致命的な欠陥となり歩留ま
りを低下させている。
【0013】一方、ゲート電極線と蓄積容量電極とをチ
ッ化ケイ素などの絶縁膜で隔離し、別レイヤーで形成す
る方法もあるが、この方法ではコンタクトホールを形成
する工程が必要となり、工程数が増加するので好ましく
ない。
【0014】また、特開平3−160417号公報で
は、金属膜導体とITOとの間に第2の金属膜導体層を
設けて、金属膜表面の酸化を防止しようとする記載があ
るが、ITOのパターンが第1の金属(アルミニウムパ
ターン)を完全に被覆していないので、エッチング液の
しみ込みによる腐食が生じる結果、安価な塩酸、硝酸な
どのエッチング液が使用できないという欠点がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、蓄積
容量電極と比抵抗の小さいアルミニウム系金属からなる
ゲート電極線とを同一レイヤーで形成してえられ、かつ
ゲート電極線がエッチング液により腐食されていない液
晶表示装置およびその製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明絶縁基板
上に並設された複数のゲート電極線、該ゲート電極線に
交差する複数のソース電極線、ゲート電極線とソース電
極線との交差部に設けられた非線形特性を有する能動素
子、透明導電膜からなる表示電極および透明導電膜から
なる蓄積容量電極を有する薄膜トランジスタアレイ基板
と、該薄膜トランジスタアレイ基板に対向しかつ薄膜ト
ランジスタアレイ基板に対向している面に透明導電膜を
有する対向電極基板と、薄膜トランジスタアレイ基板お
よび対向電極基板間に狭持された液晶とからなる液晶表
示装置において、該ゲート電極線の一部または全部がア
ルミニウム系金属で形成されており、該ゲート電極線
、前記蓄積容量電極を形成するため前記透明導電膜を
エッチングする塩酸、硝酸等を主成分とするエッチング
液に対して耐食性を有し、クロム、タングステン、タン
タンル、チタン、もしくはモリブデンの単体またはこれ
らの少なくとも1種を含む合金より成る耐食性金属によ
り被覆されさらに少なくとも該ゲート電極線が覆われ
るように、該耐食性金属が前記蓄積容量電極により被覆
されていることを特徴とする液晶表示装置に関する。
【0017】また本発明は、前記アルミニウム系金属
が、ケイ素、銅、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ジル
コニウム、鉄、モリブデン、チタンまたはこれらの2種
以上とアルミニウムとの合金であることが好ましい。
【0019】さらに本発明は、透明絶縁基板上に複数の
ゲート電極線を形成し、このゲート電極線に複数のソー
ス電極線を交差させ、ゲート電極線とソース電極線との
交差部に非線形特性を有する能動素子、透明導電膜から
なる表示電極および透明導電膜からなる蓄積容量電極を
形成した薄膜トランジスタアレイ基板と、該薄膜トラン
ジスタアレイ基板に対向させ、かつ薄膜トランジスタア
レイ基板に対向している面に透明導電膜を形成した対向
電極基板と、薄膜トランジスタアレイ基板および対向電
極基板間に狭持した液晶とを組み合わせ、該ゲート電極
線の一部または全部をアルミニウム系金属で形成し、該
ゲート電極線を、前記蓄積容量電極を形成するため前記
透明導電膜をエッチングする塩酸、硝酸等を主成分とす
るエッチング液に対して耐食性を有し、クロム、タング
ステン、タンタンル、チタン、もしくはモリブデンの単
体またはこれらの少なくとも1種を含む合金より成る
食性金属により被覆した液晶表示装置を製造するに際し
て、さらに少なくとも該ゲート電極線を覆うように、該
耐食性金属を前記蓄積容量電極により被覆することを特
徴とする液晶表示装置の製造方法に関する。
【0020】さらにまた本発明は、前記アルミニウム系
金属として、ケイ素、銅、亜鉛、マグネシウム、マンガ
ン、ジルコニウム、鉄、モリブデン、チタンまたはこれ
らの2種以上とアルミニウムとの合金を用いることが好
ましい。
【作用】請求項1記載の発明によれば、ゲート電極線の
一部または全部がアルミニウム系金属で形成されている
ため、抵抗が低く、線幅を細くできるので、開口性に優
れている。
【0023】また、ゲート電極線が耐食性金属により被
覆されており、さらに少なくとも該ゲート電極線が覆わ
れるように、該耐食性金属が前記蓄積容量電極により被
覆されているため、従来のように耐食性金属にピンホー
ルがあっても、本発明では、エッチング時には透明導電
膜はレジストにより被覆されているので、エッチング液
の浸入をさらに防ぐことができる。
【0024】また、ゲート電極線と透明導電膜とが同一
レイヤーで形成されているので、工程数を増加させずに
えられる液晶表示装置である。また、、耐食性金属とし
てクロム、タングステン、タンタル、チタンもしくはモ
リブデンの単体またはこれらの少なくとも1種を含む合
金が用いられているため、ITOエッチング液に対して
耐食性があるのでレジストパターンに欠陥がありエッチ
ング液がしみ込んだばあいでも、ゲート配線が腐食され
ないという点に優れている。
【0025】請求項2記載の発明によれば、アルミニウ
ム系金属としてケイ素、銅、亜鉛、マグネシウム、マン
ガン、ジルコニウム、鉄、モリブデン、チタンまたはこ
れらの2種以上とアルミニウムとの合金が用いられてい
るため、耐ヒロック性、耐腐食性に優れている。
【0027】請求項記載の発明によれば、ゲート電極
線の一部または全部をアルミニウム系金属を用いて形成
しているため、抵抗が低く、線幅を細くできるので開口
性に優れている。
【0028】また、ゲート電極線を耐食性金属により被
覆し、さらに少なくとも該ゲート電極線を覆うように、
該耐食性金属を前記蓄積容量電極により被覆しているた
め、従来のように耐食性金属にピンホールがあっても、
本発明では、エッチング時には透明導電膜をレジストが
被覆しているので、エッチング液の浸入をさらに防ぐこ
とができる。
【0029】また、ゲート電極線と透明導電膜とを同一
レイヤーで形成するので、工程数を増加させずに液晶表
示装置を製造できる。また、耐食性金属としてクロム、
タングステン、タンタル、チタンもしくはモリブデンの
単体またはこれらの少なくとも1種を含む合金を用いる
ため、ITOエッチング液に対して耐食性があるのでレ
ジストパターンに欠陥がありエッチング液がしみ込んだ
ばあいでも、ゲート電極線が腐食されないという点に優
れている。
【0030】請求項記載の発明によれば、アルミニウ
ム系金属としてケイ素、銅、亜鉛、マグネシウム、マン
ガン、ジルコニウム、鉄、モリブデン、チタンまたはこ
れらの2種以上とアルミニウムとの合金を用いるため、
耐ヒロック性、耐腐食性に優れている。
【0032】
【実施例】つぎに本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。
【0033】図1は本発明の液晶表示装置におけるTF
Tアレイ基板のゲート電極線と蓄積容量電極との接続状
態を示す概略平面図である。
【0034】図1において、1aはゲート電極線、2a
は耐食性金属、3は蓄積容量電極を示す。たたし、ゲー
ト電極線1aは耐食性金属2aの下方にあるので、図1
におては作図されていない。
【0035】図2は、図1におけるA−A線で切断した
ときの概略説明図である。
【0036】図2において、1a、2aおよび3は前記
と同じである。なお、透明絶縁基板は図示されていな
い。
【0037】本発明における液晶表示装置は、透明絶縁
基板上に並設された複数のゲート電極線、該ゲート電極
線に交差する複数のソース電極線、ゲート電極線とソー
ス電極線との交差部に設けられた非線形特性を有する能
動素子、透明導電膜からなる表示電極および透明導電膜
からなる蓄積容量電極を有する薄膜トランジスタアレイ
基板と、該薄膜トランジスタアレイ基板に対向しかつ薄
膜トランジスタアレイ基板に対向している面に透明導電
膜を有する対向電極基板と、薄膜トランジスタアレイ基
板および対向電極基板間に狭持された液晶とからなる液
晶表示装置であって、ゲート電極線の一部または全部が
アルミニウム系金属で形成されており、該ゲート電極線
が耐食性金属により被覆されており、さらに少なくとも
該ゲート電極線が覆われるように、該耐食性金属が前記
蓄積容量電極により被覆されている。
【0038】図3は、本発明における蓄積容量電極のパ
ターニングを説明するための模式図である。ただし、図
3はエッチング直後の状態を示している。
【0039】図3において、1a、2aおよび3は前記
と同じであり、4はレジスト、5はエッチング液を示
し、6は耐食性金属に生じたピンホールを誇張して示し
てある。
【0040】本発明における液晶表示装置の製造方法で
は、透明絶縁基板上に複数のゲート電極線を形成し、こ
のゲート電極線に複数のソース電極線を交差させ、ゲー
ト電極線とソース電極線との交差部に非線形特性を有す
る能動素子、透明導電膜からなる表示電極および透明導
電膜からなる蓄積容量電極を形成した薄膜トランジスタ
アレイ基板と、該薄膜トランジスタアレイ基板に対向さ
せ、かつ薄膜トランジスタアレイ基板に対向している面
に透明導電膜を形成した対向電極基板と、薄膜トランジ
スタアレイ基板および対向電極基板間に狭持した液晶と
を組み合わせて液晶表示装置を製造するに際して、ゲー
ト電極線1aと蓄積容量電極3との接続方法として、ま
ず透明絶縁基板上にアルミニウム系金属をスパッタ蒸着
法などにより成膜(膜の厚さ500〜5000Å)した
のちパターニングしてゲート電極線1aを形成する。つ
ぎに耐食性金属2aをスパッタ蒸着法などにより成膜
(膜の厚さ100〜5000Å)したのちパターニング
してゲート電極線1aを被覆する。さらに、図3に示す
ように透明導電膜をスパッタ法などにより成膜(膜の厚
さ100〜3000Å)したのち、レジスト4を塗布法
などにより成膜(膜の厚さ5000〜20000Å)し
てゲート電極線1aを覆うようにパターニングし、塩
酸、硝酸などを主成分としたエッチング液5でエッチン
グを行い蓄積容量電極3を形成する。
【0041】前記エッチング工程において、耐食性金属
2aにピンホール6が存在していたとしても、ゲート電
極線1aはさらに蓄積容量電極3およびレジスト4がこ
の順で被覆されているので、前記エッチング液5により
ゲート電極線1aが腐食されることがないので不良品が
発生しにくく、またゲート電極線1aと蓄積容量電極3
とを同一レイヤーで形成できるので工程数を増加させる
必要がない。
【0042】前記アルミニウム系金属としては、たとえ
ばケイ素、銅、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ジルコ
ニウム、鉄、モリブデン、チタンまたはこれらの2種以
上とアルミニウムとの合金(ただし、アルミニウムを主
成分とする)、アルミニウムなどがあげられるが耐ヒロ
ック性、耐腐食性の点からケイ素と銅とアルミニウムと
の合金、亜鉛とアルミニウムとの合金、マンガンとアル
ミニウムとの合金が好ましく、ケイ素と銅とアルミニウ
ムとの合金がさらに好ましい。
【0043】前記耐食性金属としては、たとえばクロ
ム、タングステン、タンタル、チタンもしくはモリブデ
ンの単体またはこれらの少なくとも1種を含む合金があ
げられるが、経済性、加工性の点からクロム、タンタ
ル、チタン、モリブデンが好ましく、クロム、タンタル
がさらに好ましい。
【0044】本発明においては、前記蓄積容量電極3を
形成したのち、通常の方法によりレジストの除去、ゲー
ト絶縁膜の形成、画素電極の形成、半導体層の形成、ソ
ースおよびドレイン電極の形成などを行うことにより本
発明の液晶表示装置を製造することができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ゲート電
極線の一部または全部がアルミニウム系金属で形成され
ているため、開口性に優れている。
【0046】また、ゲート電極線が耐食性金属により被
覆されており、さらに少なくとも該ゲート電極線が覆わ
れるように、該耐食性金属が前記蓄積容量電極により被
覆されているため、従来のように耐食性金属にピンホー
ルがあっても、本発明では、エッチング時には透明導電
膜はレジストにより被覆されているので、エッチング液
の浸入をさらに防ぐことができる。
【0047】また、ゲート電極線と透明導電膜とが同一
レイヤーで形成されているので、工程数を増加せずにえ
られる液晶表示装置である。また、耐食性金属としてク
ロム、タングステン、タンタル、チタンもしくはモリブ
デンの単体またはこれらの少なくとも1種を含む合金が
用いられているため、レジストパターンに欠陥があり、
エッチング液がしみ込んだばあいでもゲート電極線が腐
食されないという点に優れている。
【0048】請求項2記載の発明によれば、アルミニウ
ム系金属としてケイ素、銅、亜鉛、マグネシウム、マン
ガン、ジルコニウム、鉄、モリブデン、チタンまたはこ
れらの2種以上とアルミニウムとの合金が用いられてい
るため、耐ヒロック性、耐腐食性に優れている。
【0050】請求項記載の発明によれば、ゲート電極
線の一部または全部をアルミニウム系金属を用いて形成
しているため、開口性に優れている。
【0051】また、ゲート電極線を耐食性金属により被
覆し、さらに少なくとも該ゲート電極線を覆うように、
該耐食性金属を前記蓄積容量電極により被覆しているた
め、従来のように耐食性金属にピンホールがあっても、
本発明では、エッチング時には透明導電膜をレジストが
被覆しているので、エッチング液の浸入をさらに防ぐこ
とができる。また、ゲート電極線と透明導電膜とを同一
レイヤーで形成するので工程数を増加させる必要がな
い。また、耐食性金属としてクロム、タングステン、タ
ンタル、チタンもしくはモリブデンの単体またはこれら
の少なくとも1種を含む合金を用いるため、レジストパ
ターンに欠陥があり、エッチング液がしみ込んだばあい
でもゲート電極線が腐食されないという点に優れてい
る。
【0052】請求項記載の発明によれば、アルミニウ
ム系金属としてケイ素、銅、亜鉛、マグネシウム、マン
ガン、ジルコニウム、鉄、モリブデン、チタンまたはこ
れらの2種以上とアルミニウムとの合金を用いるため耐
ヒロック性、耐腐食性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるゲート電極線と蓄積容量電極
との接続状態を示す概略平面図である。
【図2】 図1におけるA−A線概略断面図である。
【図3】 本発明における蓄積容量電極のパターニング
を説明するための摸式図である。
【図4】 従来のゲート電極線と蓄積容量電極との接続
状態を示す概略平面図である。
【図5】 図4におけるA−A線概略断面図である。
【図6】 従来の蓄積容量電極のパターニングを説明す
るための模式図である。
【符号の説明】
1a ゲート電極線、1b ゲート電極線、2a 耐食
性金属、2b 耐食性金属、3 蓄積容量電極、4 レ
ジスト、5 エッチング液、6 ピンホール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前島 太郎 熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株式会社アドバンスト・ディスプレイ内 (72)発明者 園部 幸夫 熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株式会社アドバンスト・ディスプレイ内 (56)参考文献 特開 平3−160417(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 101 G02F 1/1368

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明絶縁基板上に並設された複数のゲー
    ト電極線、該ゲート電極線に交差する複数のソース電極
    線、ゲート電極線とソース電極線との交差部に設けられ
    た非線形特性を有する能動素子、透明導電膜からなる表
    示電極および透明導電膜からなる蓄積容量電極を有する
    薄膜トランジスタアレイ基板と、該薄膜トランジスタア
    レイ基板に対向しかつ薄膜トランジスタアレイ基板に対
    向している面に透明導電膜を有する対向電極基板と、薄
    膜トランジスタアレイ基板および対向電極基板間に狭持
    された液晶とからなる液晶表示装置において、 該ゲート電極線の一部または全部がアルミニウム系金属
    で形成されており、 該ゲート電極線が、前記蓄積容量電極を形成するため前
    記透明導電膜をエッチングする塩酸、硝酸等を主成分と
    するエッチング液に対して耐食性を有し、クロム、タン
    グステン、タンタンル、チタン、もしくはモリブデンの
    単体またはこれらの少なくとも1種を含む合金より成る
    耐食性金属により被覆され さらに少なくとも該ゲート電極線が覆われるように、該
    耐食性金属が前記蓄積容量電極により被覆されているこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記アルミニウム系金属が、ケイ素、
    銅、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ジルコニウム、
    鉄、モリブデン、チタンまたはこれらの2種以上とアル
    ミニウムとの合金であることを特徴とする請求項1記載
    の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 透明絶縁基板上に複数のゲート電極線を
    形成し、このゲート電極線に複数のソース電極線を交差
    させ、ゲート電極線とソース電極線との交差部に非線形
    特性を有する能動素子、透明導電膜からなる表示電極お
    よび透明導電膜からなる蓄積容量電極を形成した薄膜ト
    ランジスタアレイ基板と、該薄膜トランジスタアレイ基
    板に対向させ、かつ薄膜トランジスタアレイ基板に対向
    している面に透明導電膜を形成した対向電極基板と、薄
    膜トランジスタアレイ基板および対向電極基板間に狭持
    した液晶とを組み合わせ、 該ゲート電極線の一部または全部をアルミニウム系金属
    で形成し、 該ゲート電極線を、前記蓄積容量電極を形成するため前
    記透明導電膜をエッチ ングする塩酸、硝酸等を主成分と
    するエッチング液に対して耐食性を有し、クロム、タン
    グステン、タンタンル、チタン、もしくはモリブデンの
    単体またはこれらの少なくとも1種を含む合金より成る
    耐食性金属により被覆した液晶表示装置を製造するに際
    して、 さらに少なくとも該ゲート電極線を覆うように、該耐食
    性金属を前記蓄積容量電極により被覆することを特徴と
    する液晶表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記アルミニウム系金属として、ケイ
    素、銅、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ジルコニウ
    ム、鉄、モリブデン、チタンまたはこれらの2種以上と
    アルミニウムとの合金を用いることを特徴とする請求項
    3記載の液晶表示装置の製造方法。
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