JP3285438B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3285438B2
JP3285438B2 JP27203193A JP27203193A JP3285438B2 JP 3285438 B2 JP3285438 B2 JP 3285438B2 JP 27203193 A JP27203193 A JP 27203193A JP 27203193 A JP27203193 A JP 27203193A JP 3285438 B2 JP3285438 B2 JP 3285438B2
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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に関
し、より特定的には、随時書込読出可能な記憶装置(S
RAM:Static Random Access Memory )を含む半導体
記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から半導体記憶装置の1つとして、
SRAMが知られている。このSRAMは、DRAM
(Dynamic Random Access Memory) に比較してリフレッ
シュ動作が不要であり記憶状態が安定しているという利
点を有する。
【0003】図24は、高抵抗負荷型のSRAMメモリ
セルの等価回路図である。図24を参照して、このメモ
リセルは、負荷として1対の高抵抗R1、R2を有し、
それ以外に1対のドライバトランジスタQ1、Q2と、
1対のアクセストランジスタQ3、Q4とで構成されて
いる。
【0004】1対の高抵抗R1、R2の各一方端はVCC
電源110に接続されており、その各他方端は各々記憶
ノードN1、N2に接続されている。
【0005】1対のドライバトランジスタQ1、Q2と
1対のアクセストランジスタQ3、Q4とは、MOS
(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタよりなって
いる。1対のドライバトランジスタQ1、Q2のソース
領域の各々はGND(接地電位)112に接続されてい
る。またドライバトランジスタQ1のドレイン領域は記
憶ノードN1に接続されており、ドライバトランジスタ
Q2のドレイン領域は記憶ノードN2に接続されてい
る。さらにドライバトランジスタQ1のゲートは記憶ノ
ードN2に接続されており、ドライバトランジスタQ2
のゲートは記憶ノードN1に接続されている。
【0006】アクセストランジスタQ3の1対のソース
/ドレイン領域の一方は記憶ノードN1に接続されてお
り、1対のソース/ドレイン領域の他方はビット線10
7に接続されている。またアクセストランジスタQ4の
1対のソース/ドレイン領域の一方は記憶ノードN2に
接続されており、1対のソース/ドレイン領域の他方は
ビット線108に接続されている。またアクセストラン
ジスタQ3、Q4のゲートはワード線109に各々接続
されている。
【0007】以下、従来の高抵抗負荷型のSRAMのメ
モリセル構造について説明する。図25〜図28は、従
来のSRAMのメモリセル構造を下層から順に4段階に
分割して示した平面構造図である。具体的には、図25
と図26とが、基板に形成された1対のドライバトラン
ジスタQ1、Q2と1対のアクセストランジスタQ3、
Q4との構成を示している。また図27は、1対の高抵
抗R1、R2の構成を示しており、図28はビット線の
構成を示している。
【0008】まず図25を参照して、シリコン基板30
1の表面に1対のドライバトランジスタQ1、Q2と1
対のアクセストランジスタQ3、Q4とが形成されてい
る。
【0009】ドライバトランジスタQ1は、ドレイン領
域311bと、ソース領域311cと、ゲート絶縁層
(図示せず)と、ゲート電極層325aとを有してい
る。ドレイン領域311bとソース領域311cとは、
n型の拡散領域よりなり、チャネル領域を規定するよう
に互いに間隔を有して形成されている。ゲート電極層3
25aは、ゲート絶縁層を介在してチャネル領域と対向
するように形成されている。
【0010】ドライバトランジスタQ2は、ドレイン領
域311dと、ソース領域311eと、ゲート絶縁層
(図示せず)と、ゲート電極層325bとを有してい
る。ドレイン領域311dとソース領域311eとは、
n型の拡散領域よりなり、チャネル領域を規定するよう
に互いに間隔を有して形成されている。ゲート電極層3
25bは、ゲート絶縁層を介在して、チャネル領域と対
向するように形成されている。
【0011】アクセストランジスタQ3は、1対のソー
ス/ドレイン領域311a、311bと、ゲート絶縁層
(図示せず)と、ゲート電極層315とを有している。
1対のソース/ドレイン領域311aと311bとは、
n型の拡散領域よりなり、チャネル領域を規定するよう
に互いに間隔を有して形成されている。ゲート電極層3
15は、ゲート絶縁層を介在してチャネル領域と対向す
るように形成されている。
【0012】アクセストランジスタQ4は、1対のソー
ス/ドレイン領域321a、321bと、ゲート絶縁層
(図示せず)と、ゲート電極層315とを有している。
1対のソース/ドレイン領域321a、321bは、n
型の拡散領域よりなり、チャネル領域を規定するように
互いに間隔を有して形成されている。ゲート電極層31
5は、ゲート絶縁層を介在してチャネル領域と対向する
ように形成されている。
【0013】またアクセストランジスタQ3、Q4のゲ
ート電極層315は、単一の導電層よりなっており、か
つ図示横方向(行方向:矢印X方向)に位置するメモリ
セルの1対のアクセストランジスタのゲート電極層と一
体に形成され、ワード線を構成しているものである。
【0014】ドライバトランジスタQ1のドレイン領域
311bとアクセストランジスタQ3のソース/ドレイ
ン領域311bとは、単一のn型拡散領域により形成さ
れている。またドライバトランジスタQ1のソース領域
311cとドライバトランジスタQ2のソース領域31
1eとは、n型拡散領域311fにより接続されてお
り、単一のn型拡散領域により形成された構成を有して
いる。
【0015】ドライバトランジスタQ1のゲート電極層
325aと、ドライバトランジスタQ2のゲート電極層
325bと、アクセストランジスタQ3、Q4のゲート
電極層315とは、不純物が注入された多結晶シリコン
(以下、ドープト多結晶シリコンとする)と高融点シリ
サイドとの複合膜により形成されており、同じ層の導電
層である。なお、n型拡散領域およびチャネル領域以外
の部分には、分離酸化膜が形成されている。
【0016】図26を参照して、ゲート電極層325
a、325b、315を覆うように絶縁層(図示せず)
が形成されている。この絶縁層には、コンタクトホール
331h、333h、331iが形成されている。コン
タクトホール331hは、ゲート電極層325aとn型
の拡散領域321bとの一部表面に達している。また、
コンタクトホール333hは、ゲート電極層325bと
n型の拡散領域333との一部表面に達している。この
コンタクトホール331h、333hはいわゆるシェア
ード直コンと呼ばれるものである。またコンタクトホー
ル331iは、n型の拡散領域311dに達している。
【0017】コンタクトホール331hを通じてn型拡
散領域321bのゲート電極層325aとに接続するよ
うに、かつコンタクトホール331iを通じてドライバ
トランジスタQ1のドレイン領域311dと接するよう
に第1のドープト多結晶シリコン膜331が形成されて
いる。またコンタクトホール333hを通じてアクセス
トランジスタQ3のソース/ドレイン領域311bとゲ
ート電極層325bとに接するように第2のドープト多
結晶シリコン膜333が形成されている。
【0018】図27を参照して、第1および第2のドー
プト多結晶シリコン層331、333を覆うように絶縁
層(図示せず)が形成されている。この絶縁層には、第
1および第2のドープト多結晶シリコン層331、33
3の一部表面を露出する開孔341i、341hが形成
されている。開孔341hを通じて第2のドープト多結
晶シリコン層333と接するように、かつ開孔341i
を通じて第1のドープト多結晶シリコン層331と接す
るように多結晶シリコンよりなる抵抗層341が形成さ
れている。
【0019】抵抗層341は、n型不純物が注入された
領域(以下、注入領域とする)341a、341c、3
41eと、不純物が注入されていない領域(以下、未注
入領域とする)341b、341dとを有している。開
孔341h、341iの各々を通じて第1および第2の
ドープト多結晶シリコン層331、333と接する領域
には注入領域341a、341cが分布している。この
注入領域341a、341cの各々から同一方向に延び
るように未注入領域341b、341dが分布してい
る。この未注入領域341b、341dは、高い抵抗値
を示し、高抵抗R1、R2をなしている。また未注入領
域341b、341dの端部には注入領域341eが接
続されており、メモリセルのVCC配線として利用されて
いる。
【0020】図28を参照して、抵抗層341を覆うよ
うに絶縁層(図示せず)が形成されている。この絶縁層
には、アクセストランジスタQ3、Q4のソース/ドレ
イン領域311a、321aの各々の一部表面に達する
コンタクトホール351h、351iが形成されてい
る。このコンタクトホール351h、351iを通じて
ソース/ドレイン領域311a、321aの各々に接す
るようにアルミニウム(Al)配線層351a、351
bが形成されている。このアルミニウム配線層351
a、351bはビット線として利用されている。
【0021】この図25に示す従来のメモリセル構造
は、たとえば TOMOHISA WADA et al.,IEEE JOURNAL OF
SOLID-STATE CIRCUITS, VOL.SC-22, NO.5, OCTOBER 198
7 pp.727-732 に示されている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
SRAMのメモリセル構造は構成されている。しかしな
がら、従来のSRAMのメモリセル構造は、縦方向、
および横方向の寸法を小さくし難く、高集積化に適し
ているとは言えない。以下、そのことについて詳細に説
明する。
【0023】 縦方向の寸法について 図25を参照して、従来のメモリセル構造では、ドライ
バトランジスタQ1のソース領域311cとドライバト
ランジスタQ2のソース領域311eとがn型拡散領域
311fにより接続されている。このように拡散領域3
11fを設けたため、拡散領域311fの幅と拡散領域
311fを他の拡散領域から分離するための分離酸化膜
の幅とが必要となる。このため、メモリセルの縦方向
(列方向:矢印Y方向)の寸法LV0が拡散領域311f
および分離酸化膜の合計の幅LV1だけ大きくなってしま
う。
【0024】 横方向の寸法について また従来のメモリセル構造において、1対のアクセスト
ランジスタQ3、Q4のゲートは同一の導電層315に
より、しかもワード線と一体的に形成されている。この
ゲート電極層315とドライバトランジスタQ1、Q2
のゲート電極層325a、325bとは別個に制御され
る必要性から互いに絶縁されていなければならない。こ
のことを考慮するとアクセストランジスタQ3およびQ
4に挟まれる領域にドライバトランジスタQ1およびQ
2を配置することは、ゲート電極層315とゲート電極
層325a、325bとが接続されてしまうおそれがあ
るため、好ましくない。
【0025】また、ゲート電極層315を挟んで一方側
(たとえば図中上側)にドライバトランジスタQ1を、
他方側(たとえば図中下側)にドライバトランジスタQ
2を配置することも考えられる。しかし、ドライバトラ
ンジスタQ1のゲートはドライバトランジスタQ2のド
レインに、またドライバトランジスタQ2のゲートはド
ライバトランジスタQ1のドレインに各々接続される必
要がある。このため、このように配置すると必ずドライ
バトランジスタQ1、Q2のゲート電極層がアクセスト
ランジスタQ3、Q4のゲート電極層315が交差して
しまう。
【0026】また、仮にゲート電極層同士が交差しない
ような構成にできたとしても、ドライバトランジスタQ
1、Q2のソース領域間を接続する拡散領域を長く延在
させねばならない。このため、この拡散領域を延在させ
るための幅およびこれを他の拡散領域から分離するため
の幅が大きくなり寸法上好ましくない。
【0027】このことから、ドライバトランジスタQ
1、Q2はゲート電極層315に対して同一側に配置さ
れることが望ましい。結果として、アクセストランジス
タQ3、Q4のゲートを同一の導電層により構成する場
合には、高集積化などを考慮すると、図25に示す構成
となることが好ましい。
【0028】それゆえ図25の構成では、アクセストラ
ンジスタQ3に対して縦方向(列方向:矢印Y方向)に
ドライバトランジスタQ2が、横方向(行方向:矢印X
方向)にアクセストランジスタQ4が各々配置されてい
る。またドライバトランジスタQ1に対して縦方向にア
クセストランジスタQ4が、横方向にドライバトランジ
スタQ2が各々配置されている。このため、ドライバト
ランジスタQ1およびアクセストランジスタQ3と、ド
ライバトランジスタQ2およびアクセストランジスタQ
4とが各々対角線方向に沿って配置されることとなる。
【0029】このような配置としたため、アクセストラ
ンジスタQ3のソース/ドレイン領域311bとドライ
バトランジスタQ1のドレイン領域311とは、拡散領
域を対角線方向に延在させることで接続する必要が生じ
る。この場合、ドライバトランジスタQ1とQ2との間
の寸法は、分離酸化膜の幅W1 と拡散領域の幅W2 とを
含むこととなる。このため、ドライバトランジスタQ1
とQ2との間の寸法が分離酸化膜の幅のみからなる場合
に比較して、拡散領域の幅W2 分だけメモリセルの横方
向の寸法LH が大きくなる。
【0030】、より、従来のメモリセル構造では、
縦方向および横方向の寸法を小さくすることが困難であ
る。したがって、高集積化を図るべく、メモリセルの平
面レイアウト面積を縮小化することが困難である。
【0031】従来のメモリセル構造よりも高集積化に適
した構造が、S. Schuster et al.,1984 IEEE INTERNATI
ONAL SOLID-STATE CIRCUITS CONFERENCE DIGEST OF TEC
HNICAL PAPERS pp.225-227 や特開平3−73146号
公報などの先行技術文献に示されている。以下、前者の
先行技術文献に示されたSRAMのメモリセル構造につ
いて説明する。
【0032】図29は、先行技術文献に示されたSRA
Mのメモリセル構造を概略的に示す平面図である。図2
9を参照して、この図は図25の平面図に対応してい
る。すなわち、図29はSRAMのメモリセル構造を構
成する1対のドライバトランジスタQ1、Q2と1対の
アクセストランジスタQ3、Q4との構成を示してい
る。
【0033】従来例と比較した場合の図25に示すメモ
リセル構造の特徴は、(i)アクセストランジスタQ
3、Q4のワード線が別個に設けられた、いわゆるスプ
リットワード線構造を有している、(ii)ドライバト
ランジスタQ1、Q2のソース領域411cと421c
との間が拡散領域により接続されていない、点にある。
【0034】このメモリセル構造はスプリットワード線
構造を採用している。このため、従来のメモリセル構造
に比較するとアクセストランジスタQ3、Q4の配置の
自由度が拡大されている。
【0035】具体的には、アクセストランジスタQ3、
Q4のゲート電極層となるワード線415a、415b
を別個に設けたため、アクセストランジスタQ3とQ4
とを隣り合うように配置する必要がない。それゆえ、ド
ライバトランジスタQ1のドレイン領域411bとアク
セストランジスタQ3のソース/ドレイン領域411b
とを接続しやすい位置に配置することが可能となる。ま
た、ドライバトランジスタQ2のドレイン領域421b
とアクセストランジスタQ4のソース/ドレイン領域4
21bとを接続しやすい位置に配置することも可能とな
る。
【0036】ゆえに、図25に示す従来例のように、ア
クセストランジスタQ3(もしくはQ4)のソース/ド
レイン領域をドライバトランジスタQ1(もしくはQ
2)のドレイン領域に接続するため、拡散領域を対角線
方向に延ばす必要はなくなる。拡散領域を対角線方向に
延ばさないため、ドライバトランジスタQ1とQ2との
間の寸法W3 は分離酸化膜の幅のみの寸法とすることが
できる。したがって、メモリセルの平面レイアウトの横
方向の寸法を小さくすることが可能となる。
【0037】またドライバトランジスタQ1、Q2のソ
ース領域411c、421cには、コンタクトホール4
31a、431bを通じてGND線431a、431b
が接続されている。このGND線431a、431bに
より各ソース領域411c、421cはGND電位に接
続されている。このため、このSRAMメモリセル構造
では、ドライバトランジスタQ1、Q2のソース領域4
11cと421cとを拡散領域により接続する必要はな
い。よって、拡散領域の幅とこの拡散領域を他の拡散領
域から分離するための分離酸化膜の幅とが不要となる。
したがって、その不要となった幅分だけメモリセルの平
面レイアウトの縦方向の寸法を小さくすることができ
る。
【0038】ただし、このメモリセル構造では、アクセ
ストランジスタQ3、Q4のゲート電極(ワード線)が
別個に設けられている。このため、図25に示すメモリ
セル構造と比較して、ワード線1本分の幅とそのワード
線を他の導電層、つまりドライバトランジスタのゲート
電極層等から分離するための幅とが余分に必要となる。
それゆえ、図29に示すメモリセル構造の平面レイアウ
トの縦方向の寸法は、図25に示す従来例のメモリセル
構造の寸法と実質的にはほぼ同じである。
【0039】このように、図29のメモリセル構造は、
従来例に比較して少なくとも平面レイアウトの横方向寸
法を小さくすることができる。
【0040】しかし、このメモリセル構造は、以下の
(a)、(b)の点で従来例と同じである。すなわち、
(a)ゲート電極層415a、415bはそれ自体ワー
ド線として機能するように、行方向に配置された複数個
のメモリセル間を延在するように形成されている。
(b)ゲート電極層415a、415bとゲート電極層
425a、425bとが同一層のパターニングにより形
成されている。このため、図29に示すメモリセル構造
には、以下に述べるように、さらなる高集積化には適し
ていないという問題点があった。
【0041】図30は、図29に示すメモリセル構造が
高集積化に適していないことを説明するための2ビット
分の平面図である。図30を参照して、ゲート電極層4
15a、415bはメモリセル領域を横方向(矢印X方
向)に横切るよう配置されている。このため、メモリセ
ルの平面レイアウトの縦方向(矢印Y方向)の寸法に
は、かならずゲート電極層415a、415bの幅Lh
が含まれる。
【0042】また、ドライバトランジスタQ1、Q2の
ゲート電極層425a、425bとアクセストランジス
タQ3、Q4のゲート電極層415a、415bとは別
個に制御される必要性から互いに絶縁されていなければ
ならない。このゲート電極層415a、415bとゲー
ト電極層425a、425bとは同一層のパターニング
により形成されている。このため、ゲート電極層415
a、415bの各々をゲート電極層425a、425b
の各々と分離・絶縁するためには、絶縁のための幅Lg
が必要となってくる。よって、メモリセルの平面レイア
ウトの縦方向の寸法には、ゲート電極層415a、41
5bの各々をゲート電極層425a、425bの各々か
ら分離・絶縁するための幅Lg も含まれることとなる。
【0043】このように、図29に示すメモリセル構造
では、ゲート電極層(ワード線)415a、415bの
幅Lh とそれを分離・絶縁するための幅Lg とを削除す
ることができない。したがって、このメモリセル構造は
かならずしも高集積化に適しているとはいえなかった。
【0044】それゆえ、本発明の目的は、平面レイアウ
ト面積が小さく高集積化に適したSRAMのメモリセル
構造を提供することである。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、対のアクセストランジスタと対のドライバトラ
ンジスタとを有するスタティック型メモリセルを備えた
半導体記憶装置であって、半導体基板の主表面上にゲー
ト絶縁膜を介して形成され、互いに分離した一対のアク
セストランジスタの第1および第2のゲート電極層と、
半導体基板の主表面上にゲート絶縁膜を介して形成さ
れ、互いに分離した一対のドライバトランジスタのゲー
ト電極層とを含む第1と第2のメモリセルを有してい
る。第1のメモリセルのいずれか1つのアクセストラン
ジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域と第2のメ
モリセルのいずれか1つのアクセストランジスタのソー
ス/ドレイン領域の一方の領域とは、共有された第1の
不純物領域である。第1のメモリセルのいずれか1つの
ドライバトランジスタのソース/ドレイン領域の一方の
領域と第2のメモリセルのいずれか1つのドライバトラ
ンジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域とは、連
続して接続された第2の不純物領域である。
【0046】上記の半導体記憶装置において好ましく
は、各メモリセルにおいて、絶縁層と、第1の導電層
と、第2の導電層とがさらに備えられている。絶縁層
は、各トランジスタのゲート電極層の周囲および上方を
覆うように形成され、一対のアクセストランジスタのゲ
ート電極層のそれぞれの上面に達する第1および第2の
コンタクトホールとを有する。第1の導電層は、第1の
ゲート電極層上に形成され、第1のゲート電極層と第1
のコンタクトホールを介して接続されている。第2の導
電層は、第2のゲート電極層上に形成され、第2のゲー
ト電極層と第2のコンタクトホールを介して接続されて
いる。
【0047】上記の半導体記憶装置において好ましく
は、さらに、導電層の伸びる方向に第1のメモリセルと
隣接する第3のメモリセルと、導電層の伸びる方向に第
2のメモリセルと隣接する第4のメモリセルとが備えら
れている。第1のメモリセルのいずれか1つのドライバ
トランジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域と第
3のメモリセルのいずれか1つのドライバトランジスタ
のソース/ドレイン領域の一方の領域とは、共有された
第2の不純物領域である。第2のメモリセルのいずれか
1つのドライバトランジスタのソース/ドレイン領域の
一方の領域と第4のメモリセルのいずれか1つのドライ
バトランジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域と
は、共有された第2の不純物領域である。
【0048】上記の半導体記憶装置において好ましく
は、各メモリセルは、ドライバトランジスタのゲート電
極層上に形成された第1の抵抗層と、第2の抵抗層とを
含んでいる。第1の抵抗層は、一端が一対のドライバト
ランジスタのうち1つのソース/ドレイン領域の一方の
領域ともう1つのドライバトランジスタのゲート電極層
とに接続されるとともに、他端が電源電位線に接続され
る導電層上に形成された別の導電層にて形成される。第
2の抵抗層は、一端がもう1つのドライバトランジスタ
のソース/ドレイン領域の一方の領域と1つのドライバ
トランジスタのゲート電極層とに接続されるとともに、
他端が電源電位線に接続される別の導電層にて形成され
る。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【作用】本発明の半導体記憶装置によれば、第1のメモ
リセルのいずれか1つのドライバトランジスタのソース
/ドレイン領域の一方の領域と第2のメモリセルのいず
れか1つのドライバトランジスタのソース/ドレイン領
域の一方の領域とが、連続して接続された第2の不純物
領域であるので、これらの領域を分離する分離絶縁膜が
不要となり、メモリセルの平面レイアウト面積の縮小化
を図ることができる。
【0058】上記半導体記憶装置の好ましい局面によれ
ば、第1のゲート電極層上に形成され、第1のゲート電
極層と第1のコンタクトホールを介して接続された第1
の導電層と、第2のゲート電極層上に形成され、第2の
ゲート電極層と第2のコンタクトホールを介して接続さ
れた第2の導電層とを有するので、第1および第2の導
電層をワード線として用いることができ、アクセストラ
ンジスタのゲート電極をワード線として用いていた場合
に比べ、アクセストランジスタのゲート電極およびワー
ド線のパターンの自由度が増す。
【0059】上記半導体記憶装置の好ましい他の局面に
よれば、第1のメモリセルのいずれか1つのドライバト
ランジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域と第3
のメモリセルのいずれか1つのドライバトランジスタの
ソース/ドレイン領域の一方の領域とが、共有された第
2の不純物領域であり、第2のメモリセルのいずれか1
つのドライバトランジスタのソース/ドレイン領域の一
方の領域と第4のメモリセルのいずれか1つのドライバ
トランジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域と
は、共有された第2の不純物領域であるので、第1から
第4のメモリセルで有効に第2の不純物領域を利用し
て、メモリセルの縮小化を図れる。
【0060】上記半導体記憶装置の好ましいさらに他の
局面によれば、ドライバトランジスタのゲート電極層上
に第1の抵抗層と第2の抵抗層とが形成されるので、ド
ライバトランジスタのゲート電極層上を有効に利用する
ことができる。
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【実施例】以下、本発明の実施例について図に基づいて
説明する。
【0067】実施例1 図1は、本発明の第1の実施例におけるSRAMのメモ
リセル構造を示す概略断面図である。また図2〜図5
は、本発明の第1の実施例におけるSRAMの1ビット
分のメモリセル構造を下層から順に4段階に分割して示
した平面構造図である。さらに図6〜図9は、本発明の
第1の実施例におけるSRAMの4ビット分のメモリセ
ル構造を下層から順に4段階に分割して示した平面構造
図である。
【0068】なお、図1は、図2〜図5のI−I線に沿
う断面に対応する図である。主に図1と図2を参照し
て、二点鎖線(図2)で囲む領域M.C.は1つのメモ
リセルが形成される領域(以下、メモリセル領域とす
る)である。このメモリセル領域M.C.にSRAMの
メモリセルを構成する1対のドライバトランジスタQ
1、Q2と、1対のアクセストランジスタQ3、Q4
と、1対の高抵抗R1、R2(図1、図4)とが形成さ
れている。
【0069】半導体基板に形成されたp型ウェル領域1
の表面に1対のドライバトランジスタQ1、Q2と1対
のアクセストランジスタQ3、Q4とが形成されてい
る。
【0070】図2において、ドライバトランジスタQ1
はドレイン領域11bと、ソース領域11cと、ゲート
絶縁層(図示せず)と、ゲート電極層25aとを有して
いる。ドレイン領域11bとソース領域11cとは、n
型不純物拡散領域により形成されており、チャネル領域
を規定するように図中横方向(行方向)に互いに間隔を
有して配置されている。このドレイン領域11bとソー
ス領域11cとにより規定されるチャネル領域上にゲー
ト絶縁層を介在してゲート電極層25aが図中縦方向
(列方向)に長く延びて形成されている。
【0071】ドライバトランジスタQ2は、ドレイン領
域21bと、ソース領域21cと、ゲート絶縁層23b
と、ゲート電極層25bとを有している。ドレイン領域
21bとソース領域21cとは、n型不純物拡散領域よ
り形成されており、チャネル領域を規定するように互い
に図中横方向に間隔を有して配置されている。このドレ
イン領域21bとソース領域21cとにより規定される
チャネル領域上にゲート絶縁層23bを介在してゲート
電極層25bがゲート電極層25aと平行方向に、つま
り図中縦方向に長く延びて形成されている。
【0072】アクセストランジスタQ3は、1対のソー
ス/ドレイン領域11a、11bと、ゲート絶縁層13
aと、ゲート電極層15aとを有している。1対のソー
ス/ドレイン領域11a、11bは、n型不純物拡散領
域より形成されており、チャネル領域を規定するように
図中縦方向(列方向)に互いに所定の間隔を有して配置
されている。この1対のソース/ドレイン領域11a、
11bにより規定されるチャネル領域上にゲート絶縁層
13aを介在してゲート電極層15aが図中横方向(行
方向)に延びるように形成されている。
【0073】アクセストランジスタQ4は、1対のソー
ス/ドレイン領域21a、21bと、ゲート絶縁層(図
示せず)と、ゲート電極層15bとを有している。1対
のソース/ドレイン領域21a、21bは、n型不純物
拡散領域より形成されており、チャネル領域を規定する
ように図中縦方向に互いに所定の間隔を有して配置され
ている。この1対のソース/ドレイン領域21a、21
bによって規定されるチャネル領域上にゲート絶縁層を
介在してゲート電極層15bがゲート電極層15aと平
行方向であってゲート電極層25a、25bを交差する
方向、つまり図中横方向に延びるように形成されてい
る。
【0074】各ゲート電極層25a、25b、15a、
15bは、同じ層に形成されるドープト多結晶シリコン
層よりなっている。
【0075】ドライバトランジスタQ1のドレイン領域
11bとアクセストランジスタQ3のソース/ドレイン
領域11bとは同一のn型不純物拡散領域により形成さ
れている。またドライバトランジスタQ2のドレイン領
域21bとアクセストランジスタQ4のソース/ドレイ
ン領域21bも同一のn型不純物拡散領域により形成さ
れている。
【0076】アクセストランジスタQ3、Q4の各ゲー
ト電極層15a、15bは、メモリセル領域M.C.を
横切るように延在してはおらず、少なくともアクセスト
ランジスタQ3、Q4の各チャネル領域と対向するよう
に設けられていればよい。
【0077】1対のドライバトランジスタQ1、Q2と
1対のアクセストランジスタQ3、Q4とのメモリセル
領域M.C.内における平面レイアウト構造は、点S1
を中心とする点対称構造を有している。
【0078】主に図6を参照して、行方向(矢印X方
向)に隣り合う各メモリセルのドライバトランジスタQ
1、Q1のソース領域11c、11cは一体化されてお
り、同一のn型不純物拡散領域よりなっている。またド
ライバトランジスタQ2のソース領域についてもドライ
バトランジスタQ1のソース領域と同様である。
【0079】また、列方向(矢印Y方向)に隣り合う各
メモリセルのドライバトランジスタQ1、Q1のソース
領域11c、11cは一体化されており、同一のn型不
純物拡散領域よりなっている。またドライバトランジス
タQ2のソース領域21cの構成についてもドライバト
ランジスタQ1のソース領域11cと同様である。
【0080】さらに、行方向に隣り合う各メモリセルの
アクセストランジスタQ3、Q3の各ゲート電極層15
a、15aは一体化されており、同一の導電層よりなっ
ている。またアクセストランジスタQ4のゲート電極層
15bについてもアクセストランジスタQ3のゲート電
極層15aと同様である。
【0081】行方向に隣り合う各メモリセルのドライバ
トランジスタQ1、Q2とアクセストランジスタQ3、
Q4とは互いに線対称構造を有している。また列方向に
隣り合う各メモリセルのドライバトランジスタQ1、Q
2とアクセストランジスタQ3、Q4とは互いに線対称
構造を有している。
【0082】主に図1と図3を参照して、1対のドライ
バトランジスタQ1、Q2と1対のアクセストランジス
タQ3、Q4とを覆うように半導体基板上に絶縁層29
が形成されている。この絶縁層29には、コンタクトホ
ール31h、31i、31j、31kが形成されてい
る。
【0083】コンタクトホール31hを通じてアクセス
トランジスタQ3のゲート電極層15aに電気的に接続
されるように導電層31aが形成されている。またコン
タクトホール31jを通じてドライバトランジスタQ1
のソース領域11cに電気的に接続されるように、かつ
コンタクトホール31kを通じてドライバトランジスタ
Q2のソース領域21cに電気的に接続されるように導
電層31cが形成されている。さらにコンタクトホール
31iを通じてアクセストランジスタQ4のゲート電極
層15bに電気的に接続されるように導電層31bが形
成されている。
【0084】各導電層31a、31b、31cは、同じ
層に設けられるドープト多結晶シリコン層と高融点シリ
サイド層との複合層よりなっており、そのシート抵抗値
は5〜15Ω/□である。また各導電層31a、31
b、31cの各々はメモリセル領域M.C.を図中横方
向(行方向)に横切るように延在して形成され、かつ互
いに並行に配設されている。特に導電層31a,31b
はワード線を構成している。
【0085】この導電層31a、31b、31cの配置
構造は、点S1 を中心とする点対称構造を有している。
【0086】主に図7を参照して、導電層31aは、行
方向に配列された各メモリセルのアクセストランジスタ
Q3のゲート電極層15aを相互に接続して、第1のワ
ード線を構成している。また導電層31bは、行方向に
配列された各メモリセルのアクセストランジスタQ4の
ゲート電極層15bを相互に接続して、第2のワード線
を構成している。また導電層31cは、行方向に配列さ
れた各メモリセルのドライバトランジスタQ1、Q2の
ソース領域11c、21cを相互に接続して、接地線を
構成している。
【0087】行方向に隣り合う各メモリセルにおける導
電層31a、31b、31cの配置構造は、互いに線対
称構造を有している。また列方向に隣り合う各メモリセ
ルにおける導電層31a、31b、31cの配置構造は
互いに線対称構造を有している。
【0088】主に図1と図4を参照して、導電層31
a、31b、31cを覆うように絶縁層39が形成され
ている。この絶縁層39には、ドライバトランジスタQ
1のゲート電極層25aとn型不純物拡散領域21bと
に達するコンタクトホール41hが形成されている。ま
たドライバトランジスタQ2のゲート電極層25bとn
型不純物拡散領域11bとに達するコンタクトホール4
1iも設けられている。コンタクトホール41hを通じ
てゲート電極層25aとn型不純物拡散領域21bとに
電気的に接続されるように抵抗層41aが形成されてい
る。この抵抗層41aは比較的抵抗値の高い高抵抗領域
45aと、比較的抵抗値の低い低抵抗領域43aとを有
している。高抵抗領域45aは図中縦方向(列方向)に
延在している。また低抵抗領域43aは高抵抗領域45
aに接続され、かつ図中横方向(行方向)に延在してい
る。
【0089】またコンタクトホール41iを通じてゲー
ト電極層25bとn型不純物拡散領域11bとに接する
ように抵抗層41bが形成されている。この抵抗層41
bは、比較的抵抗値の高い高抵抗領域45bと、比較的
抵抗値の低い低抵抗領域43bとを有している。高抵抗
領域45bは図中縦方向に延在している。また低抵抗領
域43bは高抵抗領域45bに接続され、かつ図中横方
向に延在している。
【0090】この高抵抗領域45a、45bとにより各
々高抵抗R1、R2が形成されている。
【0091】なお、抵抗層41a、41bは、一点鎖線
で囲む領域47a、47bにフォトレジストなどのマス
クをした状態で、パターニングされた多結晶シリコン層
にn型不純物を注入することにより形成される。すなわ
ち、不純物の注入された領域が低抵抗領域45aとな
り、注入されない領域が高抵抗領域45bとなる。
【0092】メモリセル領域M.C.における抵抗層4
1a、41bの配置構造は、点S1を中心とする点対称
構造を有している。
【0093】主に図8を参照して、抵抗層41aの低抵
抗領域43aは、行方向および列方向に隣り合うメモリ
セル間において相互に接続されている。また抵抗層41
bの低抵抗領域43bも行方向および列方向に互いに隣
り合うメモリセル間で相互に接続されている。この相互
に接続された低抵抗領域43a、43bはたとえばVCC
配線領域として用いられる。
【0094】行方向に隣り合う各メモリセルにおける抵
抗層41a、41bの配置構造は、互いに線対称構造を
有している。また列方向に隣り合う各メモリセルにおけ
る抵抗層41a、41bの配置構造は互いに線対称構造
を有している。
【0095】主に図1と図5を参照して、抵抗層41
a、41bを覆うように、たとえばTEOS(Tetra Et
hoxy Silane )のシリコン酸化膜よりなる絶縁層49が
形成されている。この絶縁層49には、アクセストラン
ジスタQ3のソース/ドレイン領域11a、21aの各
々に達するコンタクトホール51h、51iが形成され
ている。このコンタクトホール51hを通じてアクセス
トランジスタQ3のソース/ドレイン領域11aと電気
的に接続されるように配線層51aが形成されている。
またコンタクトホール51iを通じてアクセストランジ
スタQ4のソース/ドレイン領域21aに電気的に接続
されるように配線層51bが形成されている。
【0096】配線層51a、51bは、たとえばTiN
層53aと、Al−Si−Cu層55aと、TiN層5
7aとの三層構造よりなっている。このような配線層5
1aにおいてTiN層53aは不純物領域11aとの接
触部におけるアロイスパイクの防止および密着性の向上
などの役割をなしている。この配線層51a、51bを
覆うように、たとえばプラズマにより形成されたシリコ
ン窒化膜よりなる絶縁層59が形成されている。
【0097】メモリセル領域M.C.において配線層5
1a、51bの配置構造は、点S1を中心とする点対称
構造を有している。
【0098】主に図9を参照して、配線層51aは、列
方向に配列されるメモリセルに含まれるアクセストラン
ジスタQ3のソース/ドレイン領域11aを相互に接続
している。また配線層51aは、ビット線対の一方のビ
ット線を構成している。また配線層51bは、列方向に
配列されるメモリセルに含まれるアクセストランジスタ
Q4のソース/ドレイン領域21aを相互に接続してい
る。また、配線層51bは、ビット線対の他方のビット
線を構成している。
【0099】また、行方向に隣り合う各メモリセルにお
ける配線層51a、51bの配置構造は、互いに線対称
構造を有している。また列方向に隣り合う各メモリセル
における配線層51a、51bの配置構造は、互いに線
対称構造を有している。
【0100】図3と図7に示すようにワード線となるべ
き導電層31a、31bは、いわゆるスプリットワード
線構造を有している。このワード線となるべき導電層3
1a、31bは、図10に示すようにワード線ドライバ
90に接続される手前で導電層31a、31bと同じ層
の導電層31に接続される。これにより、ワード線を構
成する第1および第2のワード線となるべき導電層31
a、31bには、ワード線ドライバ90を経て同一の信
号が入力される。
【0101】本実施例のSRAMのメモリセル構造で
は、アクセストランジスタQ3、Q4のゲート電極層1
5a、15bの各々はそれ自体ワード線を構成していな
い。代わりに、図3に示すようにワード線となるべき導
電層31a、31bが絶縁層を介在してゲート電極層1
5a、15bに接続するように設けられている。このた
め、図2に示すようにゲート電極層15a、15bはア
クセストランジスタQ3、Q4のチャネル領域に少なく
とも対向するように設けられればよい。それゆえ、ゲー
ト電極層15a、15bをワード線として用いたときの
ように、ゲート電極層15a、15bをメモリセル領域
M.C.内を横切るように延在させる必要はなくなる。
よって、メモリセル領域M.C.を横切るように延在さ
せる必要がなくなるため、メモリセル領域M.C.内に
占めるゲート電極層15a、15bの平面占有面積を縮
小化することができる。以下、そのことについて詳細に
説明する。
【0102】図11は、本発明の第1の実施例における
SRAMの2ビット分のメモリセル構造を示す平面構造
図である。図11を図30と比較して、まず図11に示
す寸法LA と図30に示す寸法LA とは、同一の設計ル
ールに従う限り同じ寸法となる。これは、図11の寸法
A の構成成分(寸法La 、Lb 、LC 、Ld 、Le
f )が図30に示す寸法LA の構成成分と同一である
ことに基づく。
【0103】なお、図11と図30とでは、ドライバト
ランジスタQ1、Q2のゲート電極層とアクセストラン
ジスタQ3、Q4のソース/ドレイン領域との接続方法
が異なる。このため、図11に示す寸法Ld と図30に
示す寸法Ld は若干異なる。しかし、同一の接続方法を
用いれば、図11と図30に示す寸法Ld の各々は同一
寸法となるため問題はない。
【0104】これに対して、図11の寸法LB1と図30
の寸法LB2とでは、その大きさが異なる。
【0105】図30のメモリセル構造では、ゲート電極
層415a、415bをワード線として用いる。このた
め、上述したようにゲート電極層415a、415bの
幅(2×Lh )および分離絶縁領域の幅(2×Lg )だ
け寸法LB2は大きくなる。
【0106】図11のメモリセル構造では、ゲート電極
層15a、15bをメモリセル領域M.C.内に延在さ
せる必要がないため、寸法LB2では、ゲート電極層15
a、15bの幅分の寸法は不要である。このため、寸法
B2は単にドライバトランジスタQ1、Q2のゲート電
極層25a、25b間を分離できるだけの幅Lj があれ
ばよい。
【0107】具体的には、図30の寸法LB2が3.0μ
m(Lg 、Lh 、Li =0.6μm)必要であるのに対
し、図11の寸法LB2は0.6μmあればよい。また、
図25と図30と図11とに示す各メモリセル構造の平
面レイアウトの面積比は、28.70:24.85:2
0.65となる。
【0108】このように、本実施例のメモリセル構造
は、寸法LB2を縮小化できるため、高集積化により適し
たSRAMのメモリセル構造であると言える。
【0109】また本実施例では、図6に示すように、ド
ライバトランジスタQ1のソース領域11cは行方向お
よび列方向に隣り合う各メモリセルのドライバトランジ
スタQ1のソース領域11cと一体化され、相互に接続
されている。またドライバトランジスタQ2のソース領
域21cも行方向および列方向に隣り合う各メモリセル
のドライバトランジスタQ2のソース領域21cと一体
化され、相互に接続されている。また、図7に示すよう
に1つのメモリセル領域内においてメモリセルを構成す
る1対のドライバトランジスタQ1、Q2のソース領域
11c、21c間も、導電層31cによって相互に接続
されている。
【0110】このため、メモリセルアレイ内におけるド
ライバトランジスタQ1、Q2のソース領域11c、2
1cの接続の様子は図12に示すように網目状になる。
【0111】図12は、本発明の第1の実施例における
SRAMのメモリセル構造におけるドライバトランジス
タのソース領域の接続の様子を平面的に示す模式図であ
る。なお図12において、斜線で示された領域は、1つ
のメモリセル領域M.C.を示している。図12を参照
して、ドライバトランジスタの各ソース領域は略網目状
に接続されている。このため、図13に示すようにドラ
イバトランジスタのソース領域が直線状に接続されたメ
モリセル構造(たとえば図29のメモリセル構造)に比
較して以下のような利点を有する。
【0112】図13は、ドライバトランジスタのソース
領域が直線状に接続された様子を平面的に示す模式図で
ある。また図14は、ドライバトランジスタのソース領
域が網目状に接続された様子を平面的に示す模式図であ
る。
【0113】まず図13に示す直線状の接続状態430
では、任意のドライバトランジスタのソースSa がGN
Dに達する電流経路はD4 の1つのみである。
【0114】これに対して、図14に示す網目状の接続
状態30では、任意のドライバトランジスタのソースS
b がGNDに達する電流経路はたとえばD1 、D2 、D
3 の複数個ある。このため、図14に示す略網目状の接
続状態30では、1の電流経路に流れる電流値を直線状
の接続状態に比較して少なくすることができる。よっ
て、配線抵抗による影響を少なくすることができ、SR
AMの安定した動作を実現できるという効果を有する。
【0115】さらに本実施例では、ドライバトランジス
タのソース領域を略網目状に接続することにより生ずる
性能上の非対称性をも改善するものである。
【0116】以下、そのことについて詳細に説明する。
【0117】図15は、1つのメモリセルにおいて性能
の対称性が崩れる(非対称)ことを説明するための第1
の実施例におけるSRAMのメモリセルの等価回路図で
ある。図15を参照して、ドライバトランジスタQ3の
ソース/ドレイン領域11bとドライバトランジスタQ
1のドレイン領域11bとは、n型不純物拡散領域によ
り構成されている。このため、アクセストランジスタQ
3のソース/ドレイン領域11bとドライバトランジス
タQ1のドレイン領域11bとの間には、n型不純物拡
散領域の寄生抵抗R5がある。また、これと同様に、ア
クセストランジスタQ4のソース/ドレイン領域21b
とドライバトランジスタQ2のドレイン領域21bとの
間にもn型不純物拡散領域の寄生抵抗R5がある。また
ドライバトランジスタQ1のソース領域21cとドライ
バトランジスタQ2のソース領域11cとは導電層31
cにより接続されている。このため、ドライバトランジ
スタQ1のソース領域11cとドライバトランジスタQ
2のソース領域21cとの間には導電層31cの寄生抵
抗R6がある。
【0118】ドライバトランジスタQ1のソース領域1
1cからGNDに達する電流経路Da は寄生抵抗R6を
通過しない。これに対し、ドライバトランジスタQ2の
ソース領域21cからGNDに達する電流経路Db は規
定抵抗R6を通過する。このように一方の電流経路Db
のみが寄生抵抗R6の影響を受けるため、1つのメモリ
セルにおいて性能の対称性が崩れてしまう。
【0119】1つのメモリセルにおいて性能上の対称性
が崩れてしまった場合、SRAMの読出動作の安定性が
阻害されてしまう。以下、そのことについて詳細に説明
する。
【0120】まずSRAMの読出動作について図16を
用いて説明する。メモリセルのデータを読出す際には予
め電源および負荷につながったビット線対が適当な電位
に充電される。ワード線WLに正電圧が印加され、アク
セストランジスタQ3、Q4が導通状態にされる。メモ
リセルの“L”側のドライバトランジスタQ1(あるい
はQ2)で、ビット線BLに充電された電荷が放電され
る。これにより、“L”側につながるビット線BLの電
位が“H”側につながるビット線BLの電位よりも低く
なり、メモリセルのデータがビット線BLに伝えられ
る。
【0121】このとき、ビット線BLにつながる負荷ト
ランジスタQ5、Q6の抵抗はメモリセルの負荷R1
(R2)よりも低い。このため、“L”側のドライバト
ランジスタQ1(Q2)で放電しても、記憶ノードN1
(N2)の電位は当初の“L”のレベル(≒0V)には
ならず若干高くなる。それゆえ、ドライバトランジスタ
Q2(Q1)も若干導通し、“H”側の記憶ノードN2
(N1)のレベルも若干低くなる。すなわち、記憶ノー
ドN1とN2との電位差が小さくなる。しかし、読出を
完了してワード線が0Vにされ、アクセストランジスタ
がオフされると、メモリセルのフリップフロップ回路に
よって自動的に記憶ノードN1は完全な“L”
(“H”)、記憶ノードN2は完全な“H”(“L”)
に回復し、メモリの内容は破壊されない。すなわち、S
RAMの読出動作は非破壊読出である。
【0122】この読出時には、アクセストランジスタQ
3、Q4、トランジスタQ13、Q14が各々オンして
いる。このため、メモリセルは、抵抗R1、アクセスト
ランジスタQ3、ビット線負荷トランジスタQ5、コラ
ム選択ゲートQ13およびI/O線の負荷トランジスタ
Q7、Q9を負荷素子として有するインバータと、抵抗
R2、アクセストランジスタQ4、ビット線負荷トラン
ジスタQ6、コラム選択ゲートQ14およびI/O線の
負荷トランジスタQ8、Q10を負荷素子として有する
インバータとのクロスカップルしたフリップフロップと
考えることができる。これらのインバータの入出力の相
対関係は図17の曲線C1 、C2 で示される。
【0123】図17は、SRAMの読出時の入出力伝達
特性を示す図である。図17を参照して、曲線C1 、C
2 の2つの交点Q1、Q2は、読出時の安定点となる。
今、記憶保持状態の記憶ノードN1、N2の電位V1、
V2がP1a点にあるとする。ワード線が充電され、ア
クセストランジスタQ3、Q4がオンすると、セル状態
(V1,V2)はP1a点から読出時の安定電位Q1点
に移動し、これによりメモリセルは読出状態となる。こ
の後、再びワード線が放電され、アクセストランジスタ
Q3、Q4がオフすると、セル状態はQ1→P1b→P
1aの軌跡を辿り(P1b→P1a間は高抵抗負荷から
の充電により時間がかかる)、記憶保持状態に戻る。同
様にして、P2a→Q2→P2b→P2aの軌跡も考え
られる。
【0124】以上のような正常な非破壊読出を行なうた
めには、少なくとも読出時のフリップフロップの入出力
伝達曲線が適当な大きさの「目」h1 をつくることが必
要である。この「目」h1 の大きさは、読出の直流的安
定性に対する目安となり、「目」h1 が大きいほど安定
な読出動作が期待できる。この安定性は、2つの「目」
1 の最大内接円の直径D0 、D1 を用いることにより
定量的に論じ、定式化できる。
【0125】SRAMのメモリセルが性能上対称である
場合には、直径D0 とD1 は同じ値となり、次式で表わ
される。
【0126】
【数1】
【0127】上式はドライバトランジスタのしきい値電
圧VTHが高いほど、またドライバトランジスタとアクセ
ストランジスタとのβ比(ドライバトランジスタの電流
駆動能力/アクセストランジスタの電流駆動能力)が大
きいほど、直径D0 (D1 )が大きくなり、読出が安定
に行なわれることを示している。また、アクセストラン
ジスタのインピーダンスが、ビット線とI/O線の負荷
トランジスタとの並列構成のインピーダンスに比べ十分
大きいため、読出時の直流的安定性へのβ比の効果は、
ドライバトランジスタとアクセストランジスタとのβ比
のみを考慮すればよいことを示唆している。
【0128】ところで、各ドライバトランジスタのソー
ス領域を網目状に接続した場合には、上述したように性
能上対称にはなり難い。このようにメモリセルが性能上
非対称となると、図17の入出力伝達曲線もV1=V2
の直線に対して対称とならない。ゆえに、図18に示す
ように「目」の直径D0 とD1 とが同じではなくなる。
このように「目」の直径D0 とD1 とが同じでない場合
には、メモリセルの読出動作の安定性は、直径D0 ある
いはD1 のいずれか小さい方で決まる。このため、メモ
リセルの性能上の対称性が崩れた場合には、読出動作は
不安定になってしまう。
【0129】したがって、SRAMの読出動作を安定さ
せるためには、SRAMのメモリセルの性能上の対称性
を向上させることが必要である。
【0130】本実施例では、寄生抵抗R6を有する導電
層31cにドープト多結晶シリコン層と高融点シリサイ
ド層との複合膜を用いている。この複合膜は、上述した
ように5〜15Ω/□のシート抵抗値を有している。ま
た、このシート抵抗値はドープト多結晶シリコン層単層
の場合のシート抵抗値(20〜80Ω/□)に比較して
格段に小さい。このように図7における導電層31cの
抵抗値を15Ω/□以下と非常に小さくしたため、SR
AMのメモリセルの性能上の対称性は向上する。それゆ
え、安定したSRAMの読出動作を実現することが可能
となる。
【0131】なお、本実施例においては、高抵抗負荷型
のSRAMのメモリセルについて説明したが、CMOS
型のSRAMメモリセルに適用されてもよい。以下、C
MOS型のSRAMのメモリセルに適用された場合の構
成について説明する。
【0132】実施例2 図19は、本発明の第2の実施例におけるSRAMの等
価回路図である。
【0133】図19を参照して、この等価回路図は、図
24に示す等価回路図と比べて高抵抗負荷の代わりにp
チャネルMOSトランジスタを用いた点で異なる。具体
的には、高抵抗負荷R1、R2の代わりに1対の負荷ト
ランジスタQ5、Q6が設けられている。
【0134】負荷トランジスタQ5、Q6のソース領域
はVCC電源に接続されており、ドレイン領域は各々記憶
ノードN1、N2に接続されている。また負荷トランジ
スタQ5のゲートは、ドライバトランジスタQ1のゲー
トとドライバトランジスタQ2のドレイン領域とに接続
されている。また負荷トランジスタQ6のゲートはドラ
イバトランジスタQ2のゲートとドライバトランジスタ
Q1のドレイン領域とに接続されている。
【0135】なお、これ以外の構成については、図24
に示す等価回路図の構成とほぼ同様であるためその説明
は省略する。
【0136】図20は、本発明の第2の実施例における
SRAMメモリセルの構成を概略的に示す断面図であ
る。また図21〜図23は、本発明の第2の実施例にお
けるSRAMのメモリセル構造を下層から順に3段階に
分割して示した平面構造図である。なお、図20の断面
図は、図21〜図23のXVII−XVII線に沿う断
面に対応した図である。
【0137】本実施例のSRAMのメモリセル構造にお
いて、1対のドライバトランジスタQ1、Q2と1対の
アクセストランジスタQ3、Q4との構成は図2と図3
に示す第1の実施例とほぼ同様であるためその説明は省
略する。
【0138】主に図20と図21を参照して、導電層3
1a、31b、31c上を覆うように絶縁層39が形成
されている。この絶縁層39には、ゲート電極層20a
とn型不純物拡散領域21bとに達するコンタクトホー
ル141hが形成されている。またゲート電極層25b
とn型不純物拡散領域11bとに達するコンタクトホー
ル141iが形成されている。コンタクトホール141
hを通じてゲート電極層25aとn型不純物拡散領域2
1bとに電気的に接続されるように第1の半導体層14
1aが形成されている。またコンタクトホール141i
を通じてゲート電極層25bとn型不純物拡散領域11
bとに電気的に接続されるように第1の半導体層141
bが形成されている。この1対の第1の半導体層141
a、141bは、ともに同一の層から形成されたドープ
ト多結晶シリコン層よりなっている。
【0139】主に図20と図22を参照して、1対の第
1の半導体層141a、141b上に絶縁層を介在して
1対の第2の半導体層144a、144bが形成されて
いる。この第1の半導体層141a、141bと第2の
半導体層144a、144bとにより薄膜トランジスタ
(TFT:Thin Film Transistor)が構成されている。
また、この薄膜トランジスタにより1対の負荷トランジ
スタQ5、Q6が構成されている。
【0140】すなわち、1対の第1の半導体層141
a、141bがゲート電極層となる。また第2の半導体
層144a、144bは、第1の半導体層141a、1
41bと積層方向に対向する領域147a、147bを
有している。第2の半導体層144a、144bは、こ
の領域147a、147bをチャネル領域として規定す
るように互いに間隔を有して形成されたドレイン領域1
43a、143bとソース領域145a、145bとを
有している。
【0141】ドレイン領域143aは、スルーホール1
44iを通じて第1の半導体層141bに電気的に接続
されている。チャネル領域147aは、このドレイン領
域143aに接続され、かつ図中縦方向(列方向)に延
在している。ソース領域145aは、チャネル領域14
7aに接続され、かつ図中横方向(行方向)に延在して
いる。
【0142】ドレイン領域143bは、スルーホール1
44hを通じて第1の半導体層141aに電気的に接続
されている。チャネル領域147bは、このドレイン領
域143bに接続され、かつ図中縦方向(列方向)に延
在している。ソース領域145bは、チャネル領域14
7bに接続され、かつ図中横方向(行方向)に延在して
いる。
【0143】なお、第2の半導体層144a、144b
のソース/ドレイン領域は、一点鎖線で囲む領域147
a、147bにマスクを設けて不純物を注入することに
より形成される。
【0144】なお、メモリセル領域M.C.における第
2の半導体層の配置構造は、点S2を中心とする点対称
構造を有している。
【0145】主に図20と図23を参照して、第2の半
導体層144a、144bを覆うようにたとえばTEO
Sのシリコン酸化膜よりなる絶縁層49が形成されてい
る。この絶縁層には、アクセストランジスタQ3、Q4
のソース/ドレイン領域11a、11bに達するコンタ
クトホール51h、51iが形成されている。このコン
タクトホール51h、51iの各々を通じてアクセスト
ランジスタQ3、Q4のソース領域11a、11bの各
々に電気的に接続されるように配線層51a、51bが
形成されている。この配線層51a、51bは図中縦方
向(列方向)に延在している。この配線層51a、51
bは、TiN層53aと、Al−Si−Cu層55a、
TiN層57aとの3層構造によりなっている。
【0146】メモリセル領域M.C.内の配線層51
a、51bの配置構造は、点S2 を中心とする点対称構
造を有している。
【0147】この配線層51a、51bを覆うように、
たとえばプラズマを用いて形成されたシリコン酸化膜よ
りなるパッシベーション膜59が形成されている。
【0148】本実施例のSRAMのメモリセル構造で
は、第1の実施例で説明したと同様の効果が得られる。
【0149】なお、第1および第2の実施例では、導電
層31cにドープト多結晶シリコン層と高融点シリサイ
ド層との複合層を用いているが、これに限られるもので
はない。具体的には、シート抵抗値が15Ω/□以下の
材質であれば導電層31cに用いることができる。
【0150】また、導電層31cを構成する高融点シリ
サイド層としては、たとえばタングステンシリサイド
(WSi2 )、チタンシリサイド(TiSi2 )、モリ
ブデンシリサイド(MoSi2 )などが用いられる。
【0151】また、第1および第2の実施例において
は、高抵抗負荷型およびCMOS型のSRAMのメモリ
セル構造について説明したが、これ以外のSRAMのメ
モリセル構造についても本発明は適用することができ
る。
【0152】
【発明の効果】本発明の半導体記憶装置によれば、第1
のメモリセルのいずれか1つのドライバトランジスタの
ソース/ドレイン領域の一方の領域と第2のメモリセル
のいずれか1つのドライバトランジスタのソース/ドレ
イン領域の一方の領域とが、連続して接続された第2の
不純物領域であるので、これらの領域を分離する分離絶
縁膜が不要となり、メモリセルの平面レイアウト面積の
縮小化を図ることができる。
【0153】上記半導体記憶装置の好ましい局面によれ
ば、第1のゲート電極層上に形成され、第1のゲート電
極層と第1のコンタクトホールを介して接続された第1
の導電層と、第2のゲート電極層上に形成され、第2の
ゲート電極層と第2のコンタクトホールを介して接続さ
れた第2の導電層とを有するので、第1および第2の導
電層をワード線として用いることができ、アクセストラ
ンジスタのゲート電極をワード線として用いていた場合
に比べ、アクセストランジスタのゲート電極およびワー
ド線のパターンの自由度が増す。
【0154】上記半導体記憶装置の好ましい他の局面に
よれば、第1のメモリセルのいずれか1つのドライバト
ランジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域と第3
のメモリセルのいずれか1つのドライバトランジスタの
ソース/ドレイン領域の一方の領域とが、共有された第
2の不純物領域であり、第2のメモリセルのいずれか1
つのドライバトランジスタのソース/ドレイン領域の一
方の領域と第4のメモリセルのいずれか1つのドライバ
トランジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域と
は、共有された第2の不純物領域であるので、第1から
第4のメモリセルで有効に第2の不純物領域を利用し
て、メモリセルの縮小化を図れる。
【0155】上記半導体記憶装置の好ましいさらに他の
局面によれば、ドライバトランジスタのゲート電極層上
に第1の抵抗層と第2の抵抗層とが形成されるので、ド
ライバトランジスタのゲート電極層上を有効に利用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例におけるSRAMのメ
モリセル構造を概略的に示す断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施例におけるSRAMのメ
モリセル構造の下層からの第1段階目の構成を示す平面
構造図である。
【図3】 本発明の第1の実施例におけるSRAMのメ
モリセル構造の下層からの第2段階目の構成を示す平面
構造図である。
【図4】 本発明の第1の実施例におけるSRAMのメ
モリセル構造の下層からの第3段階目の構成を示す平面
構造図である。
【図5】 本発明の第1の実施例におけるSRAMのメ
モリセル構造の下層からの第4段階目の構成を示す平面
構造図である。
【図6】 本発明の第1の実施例におけるSRAMの4
ビット分のメモリセル構造の下層からの第1段階目の構
成を示す平面構造図である。
【図7】 本発明の第1の実施例におけるSRAMの4
ビット分のメモリセル構造の下層からの第2段階目の構
成を示す平面構造図である。
【図8】 本発明の第1の実施例におけるSRAMの4
ビット分のメモリセル構造の下層からの第3段階目の構
成を示す平面構造図である。
【図9】 本発明の第1の実施例におけるSRAMの4
ビット分のメモリセル構造の下層からの第4段階目の構
成を示す平面構造図である。
【図10】 行方向に配列されたメモリセルに接続され
るワード線の構成を示す等価回路図である。
【図11】 本発明の第1の実施例におけるSRAMの
2ビット分のメモリセル構造を示す平面構造図である。
【図12】 本発明の第1の実施例におけるSRAMの
メモリセル構造において、ドライバトランジスタのソー
ス領域の接続状態を平面的に示す模式図である。
【図13】 ドライバトランジスタのソース領域が直線
状に接続された場合の電流経路を示す平面的な模式図で
ある。
【図14】 ドライバトランジスタのソース領域が略網
目状に接続された場合の電流経路を示す平面的な模式図
である。
【図15】 本発明の第1の実施例におけるSRAMの
メモリセル構造が性能上対称にならないことを説明する
ための等価回路図である。
【図16】 SRAMの読出動作を説明するための等価
回路図である。
【図17】 SRAMのメモリセルが性能上対称性を有
する場合の読出時の入出力伝達特性を示す図である。
【図18】 SRAMのメモリセル構造が性能上非対称
である場合の読出時の入出力伝達特性を示す図である。
【図19】 CMOS型のSRAMのメモリセル構造を
示す等価回路図である。
【図20】 本発明の第2の実施例におけるSRAMの
メモリセル構造を概略的に示す断面図である。
【図21】 本発明の第2の実施例におけるSRAMの
メモリセル構造の下層からの第1段階目の構成を示す平
面構造図である。
【図22】 本発明の第2の実施例におけるSRAMの
メモリセル構造の下層からの第2段階目の構成を示す平
面構造図である。
【図23】 本発明の第2の実施例におけるSRAMの
メモリセル構造の下層からの第3段階目の構成を示す平
面構造図である。
【図24】 高抵抗負荷型のSRAMのメモリセル構造
を示す等価回路図である。
【図25】 従来のSRAMのメモリセル構造の下層か
らの第1段階目の構成を示す平面構造図である。
【図26】 従来のSRAMのメモリセル構造の下層か
らの第2段階目の構成を示す平面構造図である。
【図27】 従来のSRAMのメモリセル構造の下層か
らの第3段階目の構成を示す平面構造図である。
【図28】 従来のSRAMのメモリセル構造の下層か
らの第4段階目の構成を示す平面構造図である。
【図29】 先行技術文献に示されたSRAMのメモリ
セル構造を構成するドライバトランジスタとアクセスト
ランジスタの構成を示す平面構造図である。
【図30】 先行技術文献に示されたSRAMの2ビッ
ト分のメモリセル構造を構成するドライバトランジスタ
とアクセストランジスタを示す平面構造図である。
【符号の説明】
15a、15b ゲート電極層、29 絶縁層、31
a、31b 導電層、31h、31i コンタクトホー
ル、Q1、Q2 ドライバトランジスタ、Q3、Q4
アクセストランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8244 H01L 27/11 H01L 29/786

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のアクセストランジスタと一対のド
    ライバトランジスタとを有するスタティック型メモリセ
    ルを備えた半導体記憶装置であって、 導体基板の主表面上にゲート絶縁膜を介して形成さ
    、互いに分離した前記一対のアクセストランジスタの
    第1および第2のゲート電極層と、 前記半導体基板の主表面上にゲート絶縁膜を介して形成
    され、互いに分離した前記一対のドライバトランジスタ
    のゲート電極層とを含む、第1と第2のメモリセルを有
    し、 前記第1のメモリセルのいずれか1つのアクセストラン
    ジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域と前記第2
    のメモリセルのいずれか1つのアクセストランジスタの
    ソース/ドレイン領域の一方の領域とは、共有された第
    1の不純物領域であり、 前記第1のメモリセルのいずれか1つのドライバトラン
    ジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域と前記第2
    のメモリセルのいずれか1つのドライバトランジスタの
    ソース/ドレイン領域の一方の領域とは、連続して接続
    された第2の不純物領域である、 半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記各メモリセルにおいて、 前記各トランジスタのゲート電極層の周囲および上方を
    覆うように形成され、前記一対のアクセストランジスタ
    のゲート電極層のそれぞれの上面に達する第1および第
    2のコンタクトホールとを有する絶縁層と、 前記第1のゲート電極層上に形成され、前記第1のゲー
    ト電極層と前記第1のコンタクトホールを介して接続さ
    れた第1の導電層と、 前記第2のゲート電極層上に形成され、前記第2のゲー
    ト電極層と前記第2のコンタクトホールを介して接続さ
    れた第2の導電層とを有する、請求項1に記載の半導体
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記導電層の伸びる方向に前記
    第1のメモリセルと隣接する第3のメモリセルと、 前記導電層の伸びる方向に前記第2のメモリセルと隣接
    する第4のメモリセルとを有し、 前記第1のメモリセルのいずれか1つのドライバトラン
    ジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域と前記第3
    のメモリセルのいずれか1つのドライバトランジスタの
    ソース/ドレイン領域の一方の領域とは、共有された前
    記第2の不純物領域であり、 前記第2のメモリセルのいずれか1つのドライバトラン
    ジスタのソース/ドレイン領域の一方の領域と前記第4
    のメモリセルのいずれか1つのドライバトランジスタの
    ソース/ドレイン領域の一方の領域とは、共有された前
    記第2の不純物領域である、請求項2に記載の半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 前記各メモリセルは 前記ドライバトランジスタのゲート電極層に形成さ
    れ、 一端が前記一対のドライバトランジスタのうち1つの前
    記ソース/ドレイン領域の一方の領域と前記もう1つ
    ドライバトランジスタの前記ゲート電極層とに接続され
    るとともに他端が電源電位線に接続される前記導電層
    上に形成された別の導電層にて形成される第1の抵抗層
    一端が前記もう1つのドライバトランジスタの前記ソー
    ス/ドレイン領域の一方の領域と前記1つのドライバト
    ランジスタの前記ゲート電極層とに接続されるととも
    他端が電源電位線に接続される前記別の導電層にて
    形成される第2の抵抗層とを含む、請求項ないし請求
    のいずれかに記載の半導体記憶装置。
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