JP3283306B2 - 静電植毛用接着剤組成物 - Google Patents

静電植毛用接着剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の窓ガラスの上
下開閉部に用いられるウェザーストリップ部材の静電植
毛用接着剤に関するものである。更に詳しくは、水性エ
マルションとイソシアネート系硬化剤を併用する二液型
接着剤において、接着剤の可使時間、即ち経時による粘
度上昇及び炭酸ガスによる発泡に伴う使用不可能となる
までの時間が長く、且つ塩化ビニルに対する濡れ性、接
着性、耐水性、耐熱性、耐湿性、耐煮沸性、耐ワックス
除去剤性等の接着物性を有する、環境公害、労働安全
性、火災等の危険性等の極めて少ない水性エマルション
型の静電植毛用接着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウェザーストリップの素材は塩化ビニル
樹脂が主流ゆえ、従来、接着性に優れる溶剤型の二液ウ
レタン接着剤を用い、ナイロン製パイルを高電圧で静電
植毛加工していた事は周知のごとくである。近時、環境
公害、労働安全衛性、火災の危険性等の諸問題より、欧
米にならって溶剤型接着剤は水性化又は、ホットメルト
化の方向にある。この流れの中で、第一ステップとして
水性エマルション型接着剤での検討が盛んになされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】具体的には、塩化ビニ
ルとの接着に優れるウレタン樹脂に着目し、無公害指向
からウレタンディスパージョン等を主剤として、アミン
系硬化剤の併用、アクリルエマルションを主剤としてエ
ポキシ系硬化剤の併用、更にはエチレン−酢酸ビニル系
共重合体エマルションに4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート等を併用する水性接着剤での試みがなされ
たいた。これら接着剤は、実験室規模の試験に於いては
静電植毛加工状態、塩化ビニルとの接着性、耐摩耗性等
は、ウェザーストリップの具備すべき強度を有している
ものの、実際の静電植毛機で加工した場合、塩化ビニル
面での可使時間、ハジキ、均一塗布性、接着剤の乾燥に
よる植毛ムラ等の作業上の問題を生じ、合わせて耐水
性、耐熱性、耐湿性、耐煮沸等の接着物性に欠け、特
に、高アルカリのワックス除去剤水溶液に浸漬した場
合、数回の摩耗試験で容易に静電植毛加工されたパイル
が剥脱するという大きな問題があり実用化に至っていな
い。前記接着剤中、静電植毛加工物性的に実用レベルに
あるものとして、エチレン−酢酸ビニル系共重合体エマ
ルションと4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート
の組合せが挙げられるが、夏場の高温時の可使時間が極
端に短くなり、作業上の問題解決が課題とされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記問題
を解決すべく鋭意検を重ねた結果、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体エマルションンが塩化ビニルとの接着性に優
れる事に着目し、反応速度の遅い無黄変型ウレタプレポ
リマーを配合する事で、可使時間が延長され接着物性に
悪影響を与えず、且つ本プレポリマーにカーボンブラッ
クを配合する事で、塩化ビニルに近似した色調の接着剤
が得られ、接着剤層の光沢が抑えられ、万一若干の植毛
ムラを生じても商品価値を低下させない事を見い出す一
方、グリシジル系シランカップリング剤の配合が、極め
て耐水性、耐熱性、耐湿性、耐煮沸性、耐ワックス除去
剤性に有効である事を見い出た。更に濡れ性、即ち塩化
ビニル面でのハジキ、均一塗布性付与に、界面張力の低
い界面活性剤が有効である事を見いだし、これらの配合
物がウェザーストリップ用接着剤に優れるとの結論に達
し、本発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、
a.金属板を芯材とし、塩化ビニルを押し出しされた自
動車のウェザーストリップ材料に、エチレン−酢酸ビニ
共重合体エマルション100重量部に対し脂肪族ポリ
イソシアネートの水アダクトまたは多価アルコールアダ
クトタイプのウレタンプレポリマーを1〜30重量部、
グリシジル系シランカップリグ剤0.1〜5重量部、
面活性剤を0.01〜50重量部配合してなる接着剤を
用いることを特徴とする静電植毛用接着剤組成物。b.
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルションのガラス転
移温度が−20〜+22℃のエマルションであることを
特徴とする前記a記載の静電植毛用接着剤組成物。c.
a.記載の静電植毛用接着剤組成物に、さらにカーボン
ブラックを、該脂肪族ポリイソシアネートの水アダクト
または多価アルコールアダクトタイプのウレタンプレポ
リマー100重量部に対し、5〜200重量部予め配合
することを特徴とする静電植毛用接着剤組成物。d.
面活性剤はアニオンもしくはノニオン系界面活性剤であ
ることを特徴とする前記a記載の静電植毛用接着剤組成
物である。本発明に用いるエチレン−酢酸ビニル共重合
体エマルションエマルションは、ポ リビニルアルコー
ル、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース等の水溶性高分
子を核とし、又は一部界面活性剤を併用し、高温、高圧
下でエチレンと酢酸ビニルを公知の加圧釜を用いた方法
で乳化重合して得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体
エマルションマルション(以下EVA系と略称する)を
意味する。該EVA系のガラス転移温度は−20〜+2
2℃の範囲であり、好ましくは0〜+3℃の範囲であ
る。−20℃以下の場合、樹脂自体の凝集力が低く脂肪
族ポリイソシアネートの水アダクトまたは多価アルコー
ルアダクトタイプのウレタンプレポリマーを併用して
も、接着力、耐熱性に欠け、+22℃以上の場合は逆に
硬過ぎ、柔軟性に欠け、風合い(肌ざわり)も低下し、
特に、低温下に於いては、曲げ試験を実施した場合クラ
ックを生じ実用性に欠ける。本発明に用いる脂肪族ポリ
イソシアネートの水アダクトまたは多価アルコールアダ
クトタイプのウレタンプレポリマーは、反応速度の遅い
ヘキサメチレンジイソシアネートアネート(HDI)に
代表されるポリイソシアネート化合物の水アダクトタイ
プもしくは多価アルコールアダクトタイプのウレタンプ
レポリマーが挙げられる。該脂肪族ポリイソシアネート
の水アダクトまたは多価アルコールアダクトタイプのウ
レタンプレポリマーの粘度は特に限定しないが、EVA
系への配合のし易さより100〜600ポイズの範囲
に、酢酸エチルもしくはセロソルブアセテートとキシレ
ン混合溶媒で粘度調整された樹脂固形分50〜80%の
ものが好ましい。更に、NCO含有率(%)は特に限定
しないが、可使時間の延長面より12〜18%のものが
好ましい。該脂肪族ポリイソシアネートの水アダクトま
たは多価アルコールアダクトタイプのウレタンプレポリ
マーの配合割合は、EVA系100重量部に対して、1
〜30重量部、好ましくは5〜20重量部の範囲であ
る。1重量部より少ない場合、接着力、耐水性、耐熱
性、耐湿性、耐煮沸水、耐ワックス除去剤性に効果がな
く、30重量部より多い場合は可使時間が短くなり、可
撓性も低下し、屈曲試験で接着剤層の割れを生じ実用性
に欠ける。更に本発明に用いる脂肪族ポリイソシアネー
トの水アダクトまたは多価アルコールアダクトタイプの
ウレタンプレポリマーの構成は下記のごとくカーボンブ
ラックを含有する。
【0005】本発明に用いるカーボンブラックは特に限
定しないが、無黄変型ウレタンブレポリマーへの配合の
し易さ、更にはカーボンブラック入り脂肪族ポリイソシ
アネートの水アダクトまたは多価アルコールアダクトタ
イプのウレタンプレポリマーのEVA系への均一分散の
し易さよりジオクチルフタレート(DOP)、ジブチル
フタレート(DBP)等の可塑剤でペースト化したもの
が望ましい。該カーボンブラックの脂肪族ポリイソシア
ネートの水アダクトまたは多価アルコールアダクトタイ
プのウレタンプレポリマーへの配合割合は、75%樹脂
固形分のウレタンプレポリマーに100重量部に対し
て、75%のカーボンブラックペーストとして5〜20
0重量部、好ましくは50〜100重量部の範囲であ
る。5重量部より少ない場合は、塩化ビニルに塗布した
場合、塩化ビニルと同色に近付ける事が困難で、万一植
毛ムラが生じた場合植毛部に光沢が観察され商品価値を
著しく低下させる。200重量部より多い場合は、ウレ
タンプレポリマーの粘度が著しく高くなりEVA系への
配合時の作業に支障をきたと共に均一塗布性も低下し実
用性に欠ける。かくして得られた脂肪族ポリイソシアネ
ートの水アダクトまたは多価アルコールアダクトタイプ
のウレタンプレポリマーは、EVA系の硬化剤もしくは
架橋剤とし用いられる。脂肪族ポリイソシアネートの水
アダクトまたは多価アルコールアダクトタイプのウレタ
ンプレポリマーは、静電植毛加工を行う直前に配合する
事が望ましい。本発明に用いるグリシジル系シランカッ
プリング剤は、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソ
プロペノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジエトキシシ
ラン等が挙げられる。これ等の内、EVACへの配合時
の安定性及び、耐煮沸性、耐ワックス除去剤性の向上効
果より、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
が好ましい。該グリシジル系シランカッブリング剤の配
合割合は、EVA系100重量部に対して、0.1〜5
重量部、好ましくは0.2〜0.5重量部の範囲であ
る。0.1重量部より少ない場合、耐ワックス除去剤性
及び耐煮沸性に欠け、5重量部より多い場合、EVAエ
マルションに配合時の安定性、即ち可使時間が著しく短
くなり、静電植毛用接着剤の価格的にも極めて高価とな
り実用性に欠ける。本グリシジル系シランカップリング
剤の配合は、前記脂肪族ポリイソシア ネートの水アダク
トまたは多価アルコールアダクトタイプのウレタンプレ
ポリマー配合同様に、静電植毛加工直前に行うが添加順
序は問わない。本発明の界面活性剤は、通常EVA系に
予め配合する塩化ビニルに対するハジキ、レベリング
性、即ち均一塗布性等を付与する目的で用いるものであ
る。
【0006】アニオン及びノニオン系界面活性剤として
、界面張力及び発泡性が低いタイプとして、ジアルキ
ルスルホコハク酸エステルソーダ塩、ナフタレンスルホ
ン酸ホルマリン縮合物、ポリエチレングリコールノニル
フェニルエーテル等が挙げられ、特に少量の配合で顕著
な効果を発揮するものとしてジアルキルスルホコハク酸
エステルソーダ塩が好ましい。界面活性剤の配合割合は
EVA系100重量部に対して0.1〜10重量部の範
囲である。0.1重量部より少ない場合は、ハジキ、均
一塗布性、に起因する植毛ムラ向上に効果がなく、10
重量部より多い場合は、接着剤粘度が低下し所定の塗布
量に均一塗布する事が難しく、植毛ムラを生じ、ウェザ
ーストリップ部材の商品価値を著しく低下させ実用性に
欠ける。かくして得られた接着剤を金属板を芯材とし、
塩化ビニルを押し出し成型加工したウェザーストリップ
基材の、植毛加工部に糸車状のロールコーターを用い、
塗布量150g/m2となるよう均一に塗布し、直ちに3
ディニール、長さ0.8mmの微細なナイロンパイル
を、30〜50KVの高電圧をかけ植毛し、80〜12
0℃の温度勾配を有する熱風乾燥機で2〜3分乾燥後、
室温にて3日以上養生する事により、塩化ビニル面のハ
ジキ、均一塗布性等の作業性が著しく改善され、接着
性、耐水性、耐熱性、耐湿性、耐煮沸性更には高アルカ
リ性の耐ワックス除去剤性等に優れた、自動車用ウェザ
ーストリップの静電植毛加工体が得られ、溶剤規制が厳
しくなってきた折り、水性エマルションを骨格とした本
発明は、前記自動車の静電植毛用接着剤として極めて有
意義でその実用価値は高いものである。
【0007】
【実施例】以下に本発明を更に具体的に説明するため、
実施例、比較例、製造例を挙げて説明するが、本発明は
これ等の実施例に限定されるものでは無い。尚以下に於
いて特に指定の無い限り、部又は%は、重量部又は重量
%とする。製造例1〜6(カーボンブラック入り脂肪族
ポリイソシアネートの水アダクトまたは多価アルコール
アダクトタイプのウレタンプレポリマーの調整)撹拌機
付き500ccフラスコに、表1に示す割合の脂肪族ポ
リイソシアネートの水アダクトまたは多価アルコールア
ダクトタイプのウレタンプレポリマーと、ロールを用い
可塑剤とカーボンブラックを混練した75%濃度のカー
ボンブラックを含む、カーボンブラックペースト(大日
精華(株)製)を仕込み、窒素シール下でし撹拌混練し
カーボンブラック配合の脂肪族ポリイソシアネートの水
アダクトまたは多価アルコールアダクトタイプのウレタ
ンプレポリマーをを得た。
【0008】
【表1】 オレスターNP1000: 三井東圧化学(株)製、HDI の水
アダクト、 NCO 17% キシレン/セロソルブアセテート稀釈品粘度250 ポイズ オレスターNP2000: 〃 HDI の多価ア
ルコールアダクト、 NCO 12.5%、酢酸エチル稀釈品 粘度400 センチポイズ
【0009】実施例1〜13表2に示す割合で、EVA
系に湿潤剤を予め配合し、次いで製造例1〜6で得た
肪族ポリイソシアネートの水アダクトまたは多価アルコ
ールアダクトタイプのウレタンプレポリマーを混練し、
最後にシランカップリング剤を配合し静電植毛用接着剤
を得た。本接着剤を塩化ビニルで被覆されたウェザース
トリップ基材の、植毛個所に150g/m2の塗布量をロ
ールコーターで塗布し、直ちにハンディータイプの静電
植毛機、エロフロック(ドイツ製)を用い、3ディニー
ル、長さ0.8mmのナイロンパイルを35KVの高電
圧下で降らして植毛加工し、100℃熱風乾燥機で3分
乾燥後3日間室温養生し、静電植毛加工試験体を作成し
た。以下に示した接着物性評価試験を行い、その結果を
表4及び5に示した。
【0010】
【表2】
【0011】物性試験評価方法 1.可使時間測定 静電植毛用接着剤調整後、40℃雰囲気下に放置し、炭
酸ガスの発生による発泡量もしくは粘度が初期の1.5
倍に増粘するまでの時間を測定し、時間(分)で表示し
た。 2.塗布適性塩化ビニル表面にロールコーターを用い、
150g/m2の接着剤を均一塗布し、ハジキもしくはス
ジ発生の有無を観察し下記のごとく表示した。 ○:塗布面は均一で異常なし。 △:若干のハジキ又はスジ発生。 ×:全面にハジキ又はスジ発生。 3.接着力試験 幅24mm、長さ100mmにウェザーストリップ基材
を裁断し、塩化ビニル面に150g/m2の接着剤を塗布
し直ちにNo40の綿布を貼り合わせ、100℃熱風乾
燥機で3分乾燥後、室温で3日間養生し下記試験に供
し、接着力をKg/25mm当りの180°剥離強度で
示した。 3−1常態接着力; 3日養生直後に23℃雰囲気下
で、インテスコ引張試験機を用い、100mm/分の引
張りスピードで測定。 3−2耐熱性; 90℃雰囲気下で3−1の測定方
法に準じ測定。 3−3耐水性; 20℃市水に30分浸漬後3−1
の測定方法に準じ測定。 3−4耐湿性; 50℃、湿度65%雰囲気下に2
4時間放置後、直ちに3−1の測定方法に準じ測定。 4.耐煮沸性; 植毛加工品を煮沸水中に二時間浸
漬後、直ちに水冷し10円硬貨で植毛面を10往復摩擦
し、脱毛の有無を観察し下記のごとく表示。 ○:異常なし。 △:一部脱毛。 ×:完全脱毛又は、接着剤剥離。 5.耐ワックス除去剤性;ワックスリムーバー ST2
10(ユシロ化学工業(株)製)を水で2倍稀釈し、植
毛加工品を30分浸漬後、直ちに2分間水洗し、前記4
同様の試験に供し、同様に表示。 6.柔軟性; 植毛加工部を折り曲げ、指触により下
記のごとく表示。 ○:柔軟性有り。 △:若干硬い。 ×:硬い。 7.接着剤の色調;植毛加工品を折り曲げ、下地の色調
を目視で観察。 ○:塩化ビニルに近い。 △:若干光沢有り。 ×:光沢大。 比較例1〜8 実施例1に準じて表3の割合で接着剤を調整し、実施例
同様の物性評価を行いその結果を表5に示した。
【0012】
【表3】
【0013】
【表4】
【0014】
【表5】
【0015】
【発明の効果】表4及び5から明らかなごとく、本発明
のウェザーストリップの静電植毛加用接着剤組成物は、
水性エマルションを主剤とした接着剤を用いる関係上、
昨今問題となっている有機溶剤による環境汚染、火災、
労働安全衛生等の問題が著しく軽減され、接着剤塗布時
の作業性即ち、高温時に於ける可使時間が著しく延長し
ハジキ、均一塗布性等にも優れる事から、植毛加工品の
植毛ムラによる不良率が著しく減少し、商品価値が高ま
ると同時に、自動車用ウェザーストリップの植毛加工体
として具備すべき、耐水性、耐熱性、耐湿性、耐煮沸
性、更には耐ワックス除去剤性等の環境試験にも優れる
事から、前記自動車の静電植毛加工方法として極めて有
意義で、その実用価値は高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 175/04 B60J 10/04 C08J 5/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板を芯材とし、塩化ビニルを押し出し
    成型加工された自動車のウェザーストリップ基材に、
    チレン−酢酸ビニル共重合体エマルション100重量部
    に対し、脂肪族ポリイソシアネートの水アダクトまたは
    多価アルコールアダクトタイプのウレタンプレポリマー
    を1〜30重量部、グリシジル系シランカップリング剤
    0.1〜5重量部、界面活性剤を0.01〜5重量部配
    合してなる接着剤を用いることを特徴とする静電植毛用
    接着剤組成物。
  2. 【請求項2】エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルショ
    のガラス転移温度が−20〜+22℃のエマルション
    であることを特徴とする請求項1記載の静電植毛用接着
    剤組成物。
  3. 【請求項3】請求項1記載の静電植毛用接着剤組成物
    に、さらにカーボンブラックを、該脂肪族ポリイソシア
    ネートの水アダクトまたは多価アルコールアダクトタイ
    プのウレタンプレポリマー100重量部に対し、5〜2
    00重量部予め配合することを特徴とする静電植毛用接
    着剤組成物。
  4. 【請求項4】界面活性剤が、アニオンもしくはノニオン
    系界面活性剤であることを特徴とする請求項1記載の静
    電植毛用接着剤組成物。
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